2011年06月07日

月末、月初は忙しい・・・(本職の話)

 また、本職の話を・・・・

 我々医療機関は、保険診療をしている限り、請求書(レセプト)を国保連合会、支払基金に毎月10日までに提出しなければなりません。病院は、請求事務の担当者がいますので、お任せできますが、当院のようなごく小規模な場合は、ほとんどを私がすることになります。

 私の医院で使用しているソフトは、Dynamicsというソフト。Windows Accessベースのソフト(電子カルテ+医療費請求です。医療業界では、請求用のパソコンをレセコンと呼びます。)

 お金に余裕があれば、業者さんに依頼してシステムを作り上げるのですが、そんな費用さえ捻出できませんので、私がパソコンを購入し、LAN配線もすべてくみ上げました。・・もちろん、ほとんどが安いDELLのパソコン。使用しいるパソコンは
・サーバー
・受付
・薬局
・診察用
・看護婦用
・データ取り込み用(心電図、身長体重、検尿)
・患者受付用
・私の控え室用
・看護師控え室用
・診察用予備
・外部との連絡用のプロキシ用パソコン

などと10台以上。今は一応全部動いているのですが、ときどきトラブルが起きると、頼める業者もおらず、背中に汗を流しつつ、復旧させます。

 原子力の安全グループにも籍を置いていましたので、フェールセーフは一応考えており、予備用サーバー(控え室用パソコン)+診察用予備 を用意。

プリンタは
・カラージェットプリンタ 2台 + Hp 990 を1台
・複合機 2台(1台は FAX用)
・レーザープリンタ1台
・レシートプリンタ(ロール紙) 3台
を常時稼働(どれが壊れても、どうにかなる)

バックアップは、バックアップサーバーと、本当に重要な電子カルテ情報は、暗号化した上でクラウド保存

さらに10台もありますので、毎年1台のペースで購入予定です・・・Windows 7が1台だけ入っているので、本当に苦労します。私の業務で言えば、Windows XPで十分なんです。お節介なバージョンアップなんかいらんわ・・・


非常用電源(昨年の12月に台風停電が怖くて購入)、ノートパソコンまで(これは、計画停電に備えて)購入しました。

さらに、ハブの予備までおいてあります。地震・津波が来ても、クラウド上のデータだけは無事なので、請求だけはできるかなでしょうか。

 安全には、とかくお金がかかります。


 血液データなどの閲覧には、 RS_Base を利用しています。

 このDynamics , RS_Base ともに脱サラして医師になられた先生がソフトを作られており、いくどか話す機会がありました。MLも活発で、私自身いろいろと発言してきたのですが、この状況となり、最近は全く発言しておりません。

 そうでした、今はレセプトの作成時期で、ここの患者の
・病名
・注射
・薬
などの請求をまとめ、病名の漏れがないかをチェックして提出しないといけない時期なのです。昔は、ソロバン+手書きで計算していたようですが、ついこの前まではレセコンで印刷して提出(私もしていました)。現在は約6割の医療機関でオンライン請求をするようになりました。

 オンラインですと、パソコンの知識が必要となり、結局私のところでは、病名チェックから請求まですべて私一人がやっています。
 私が雇われ院長なら、とっくにクビになっているかも。。。

 特に今月は、土曜日が4日と11日で いずれも、請求できない(5日〜10日まで)ので、本日やるしかありません。こんな文章を書くよりも、もっとやらなければいけないことがあるんだが〜〜〜
診療画面の紹介
30inch(2560x1600)+20inch(1600x1200)+15inch(1024x768)の3画面構成です。
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一番左がRS_Baseの画面、真ん中がDynamics、右側が受付した患者一覧と玄関の様子のWebカメラが写っています。

待合室には、待ち時間を表示するディスプレイを設置していますが、役に立つことはそれほどありません・・・・
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posted by いんちょう at 13:24| 日記