2011年06月10日

原発再開の最低条件−安全議論ではなく、被害予測公開を

 原発銀座と言われる敦賀市議会の方のホームページのあるエントリーから
福島第一原発事故を踏まえた他の発電所の緊急安全対策の実施状況及び確認結果についての説明会
午後1時半から始まった説明会。
保安院と日本原電、機構、関電が議員席のまえに並んでいる。
3月25日以降の各電力事業者と保安院の取組みについて
パワーポイントを使い淡々と説明を行った。

すでに嶺南の原発立地自治体で何度も説明してきているから
機械的に業務をこなしているとしか思えない雰囲気である。

彼らの口から安全性だの安全だのといった言葉が
発せられるたびに、わたしたち市民は不安になるんだよ・・・
この3ヶ月、情報操作や隠蔽、過小評価など
国や国の機関である原子力安全委員会、原子力委員会、
保安院、そして電力事業者がしてきたことを思うと
まったく信用できないというのが、正直な感想だ。

しかも繰り返される説明は、嶺南の原発は安全で
地震も津波もたいしたもんは起こらない・・・
保安院は運転再開してもなんら問題なしと
配られた資料に明記までしてある。

福島の原発はすべて
*地震後、原子炉はスクラムで自動停止
*地震後、非常用自家発電機は起動
*地震後、炉心の冷却系統は起動
したと言う保安院。
あくまでも津波のせいなんだそうな・・・
それは、東電のデータで確認したから確かだというけれど
その東電のだしてきたデータ自体が信用できないのだ。

そして何より、
説明する場を設けていただき感謝しております・・・
といいながら、説明する電力事業者には倦怠感と言おうか
お疲れモードみたいな微妙な雰囲気が漂っている・・・
と感じたのはわたしだけだろうか・・・
それとも一時の厳しい追及さえかわせられたら
あとはGO!GO! だからと、高をくくっている?

議員から厳しい質疑が相次いだ説明会は午後4時に終了。


これを読んで、愕然としました。関電は東電がああなっても、全く顧みることはないようです。

原発の問題点は何か。それは、

・制御棒で緊急停止しても崩壊熱が残り、それを無害化するには10,000年以上かかる

こと。そして、

・事故が起こると、それを防ぐ手立てを人間は持っていない。

こと。

 原発の安全議論をしても、平行線となることが予想されます。

私はこう考えています。

安全なことはよくわかりました。しかし、福島県で事故が起きたのは私どもも承知しております。万が一、事故が起きた場合の対応も大変重要だと思います。私たちは、そうなった場合の評価を知りたい。SPEEDIでシミュレートしてください。

 保安院は、出せない、あるいは管轄が違うと言うのでしょうか?しかし、絶対出させて、万が一の被害がどうなるのか、全員が知らないといけません。そして、高濃度汚染地区となる可能性がある場所には、全員にヨウ素剤を配布する必要があります。敦賀市ならば、京都、大阪、岐阜、名古屋まで及んでもおかしくありません。風向きによって変化しますから、都合のよい一日ではなく、運転している限り毎日公表してもらわないと、今回のように
・後から出てきた。
・FAXをみていなかった
などという話になりかねません。そして、公表してもらったSPEEDIの結果を市のホームページに毎日掲載する。(速報性は必要ありませんので、前日のシミュレーション結果でかまわないでしょう)このルートをつくっていない限り、非常時には情報がこないことになりかねません。こういう仕組みを構築いたしますと、毎日が防災訓練となるわけです。

 原子力の安全神話は、もう崩壊しました。安全か否かの議論ではなく、事故が起きた場合にどうするのか。また、補償はどういったスキームにするのか。そちらの議論の方が大変重要になっていると思います。そうでないと、福島の経験が全く生かされません。

 私案ですが、私の再開の条件は、4月1日にブログにアップしております。このうちのいくつかが守られるだけでも、ずいぶんと違うと思います。

 また、玄海発電所についてもこちらで同趣旨の発言をさせていただいております。。
タグ:s O
posted by いんちょう at 05:02| 原子力