データが発表されました。
静岡茶をお飲みいただいている皆様へ

単位がないのではっきりしませんが、B/Aで比較しているところをみますと、すべて Bq/kg でしょう。
さて、ちょっと簡単な計算をしてみます。
(飲用茶) 430ml 中の 放射性セシウムの量 (比重は 1.0 とします)
4.3 x 430 / 1000 = 1.85Bq
これがお茶 10gから抽出されたわけですから、1kgのお茶を飲む(もちろん飲用にしてです)と、
1.85 x 1000 / 10 = 185Bq
もともとの荒茶1kgに 367Bq 含まれていますから、
185Bq ÷ 367Bq x 100 = 50%
すなわち、60秒間浸出しますと、使ったお茶についているセシウムのうち半分が溶け出すというわけです。
セシウムが表面に付着していると考えますと、妥当な数値でしょうか
2番茶、3番茶はどうなるのでしょう。データがないのでよく分かりませんが、1/4, 1/8 となりそうな気はしますね。
まとめ

一番茶では、荒茶に含まれるセシウムの半分がお茶に抽出される。
また、次のページによりますと、

荒茶の重量は、生葉の5分の1程度になります。
このサンプルを参考に、試算
111(生葉) x5 - 367 = 188Bq/ 5kg
つまり、生葉5kgあたり、188Bqのセシウムが環境に放出されたことになります。
静岡茶のWikiより
生産量
仕上茶出荷額:197,625百万円(全国シェア63%、第一位)
茶(生葉・荒茶)産出額:694億円(全国シェア46%、第一位)
荒茶生産量:44,200トン(全国シェア45%、第一位)
茶園面積:20,300ヘクタール(全国シェア41%、第一位)
出典:「平成16年産茶生産量統計」(農林水産省関東農政局静岡統計・情報センター)、「平成15年工業統計表 品目編」(経済産業省経済産業政策局調査統計部)
まあ、一律ではないでしょうから、控えめに100Bq/5kg=20Bq/kgと想定しますと、静岡全体では
20 x 44200 x 1000 = 約8億-10億 Bqの放射能がお茶生産時に環境に放出されたのでしょうか。
これは、このブログで紹介した敦賀原発の漏洩量と同じです。
敦賀2号、また放射性ガス漏れ 通常値の1・3倍
(2011年5月22日午前7時10分)
日本原電は21日、核燃料からの放射性物質漏れで原子炉を停止している福井県の敦賀原発2号機(加圧水型軽水炉、出力116万キロワット)の排気筒から、8億1千万ベクレルの放射性ガスが外部に漏れたと発表した。保安規定に基づく年間の制限値(1700テラベクレル)の約200万分の1で、周辺環境への影響はないとしている。
環境には問題がないそうです。
こういった記事も配信されているようです。
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