本日、ちょっと走ったために肉離れを起こしてしまい、こういったときにお世話になる鍼灸の先生のところに行ってきました。この先生(男性)は全盲ですが、博識でおられ、治療を受けている最中に時事問題をよく話しをします。私が原子力につとめていたことをご存じでしたので、その話をしておりました。(こういったプライベートの時には、このブログに書いている内容の100倍は厳しい話しをしています。・・・いつもそういった話を聞いている妻はこのブログのもっとも不熱心な読者です。・・もう、うんざりとのこと・・)
話しの流れで、女性がかなり心配していると言うことになりました。その時の会話。
私「男性は、計算でいくらでもごまかすことができますが、女性はそうはいきませんものね。直感で動くので、理屈ではどうにもしようがない。どうですか?」
先生「笑いながら・・・そうですよね。」
私「まあ、男女、お互いに欠点を補いながら生きてきたわけで、女性の直感が正しいことも多いですから。」
政府がいくら安全デマを飛ばしてもだまされない。調べれば調べるほど心配になる。しかし、旦那は納得してくれない。また、危険性を信頼していた友達に話すと、まったく信用されずにむしろ、「放射能ノイローゼになっている」という烙印を押されてしまう。
それはしかたないのです。キサゴータミーのはなしではありませんが、人間一度信じてしまったことについては、なかなかその自説を変えられないものです。
注)この話は、死んだ子供をどうにか生き返らせたいと願う気が狂った女性をモチーフにしており、おかしいのは誰でも分かります。
「原子力は安全だ・必要だ。放射能は怖くない」を信じ切っている人たちについてもこの女性と同じ立場だと考えれば、皆様(このブログの読者の方)は納得できるのではないでしょうか。
周りから強くいっても、データを見せても、自説を変えてくれないのは当然であって、それが人というものだと思います。分かってもらうには、自説を押しつけるのではなく、いろいろと客観的内容を教えてあげて、心から理解してもらうしかありません。こんなに明らかなのに何で分からないの?と押しつけても、反発しか生みません。
そういうものなのです。正しいことをすぐに信じてくれるような集団は、かえって変な方向に進んでしまいがちで、それはそれで大変危険なことだと思います。
女性の方々は、時に無力感を感じられることもあるでしょう。次の格言ご存じでしょうか?
【妻の言うに向こう山も動く】(つまのいうにむこうやまもうごく)
1.動くはずのない向かいの山も、妻が動けと言えば動くかもしれぬということ。家庭の中で妻の権威が絶大であることの喩え。2.普段(ふだん)人の言うことに耳を貸さない人でも、妻が言えば従ってしまうということ。
既婚男性ならば、全員が納得する格言です。(そんなことはないという方は・・・ちょっとどんな家庭か想像つきません)
そうなのです。妻という立場は、実は絶大な権力を握っており、世の男性は頭が上がらないものなのです。(女性がないがしろにされていたとされる封建時代でさえ、この言葉は当てはまります。中国の皇帝も皆、正妻には手を焼いてます。)
その権力を行使すれば、世の中は必ず変わります。
ちょっと皮肉な格言
「結婚は、した方が良いでしょうか、しない方が良いでしょうか?」
「いずれを選んでも君は後悔するだろう」 −ソクラテス
妻が読んだら、殺されるかも・・・
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