
リードから
「青い光を見た」と、急性放射線障害になった社員は訴えた。全身が赤くなり「水がほしい」とも。被曝量は原爆と同じだった。三十日茨城県東海村の臨界被ばく事故は、国内の原子力事故では史上最悪の事態となった。再臨界を起こした可能性が濃厚で、十キロ圏内の住民に屋内退避を呼びかけるなど危険区域が広がる。被爆者も次々に判明。死の灰も検出された事故に専門家は「信じられない」と口をそろえる。「目に見えないから怖い」と住民は不安な一夜を過ごした。一九五七年、日本で初めて「原子の火」がともった東海村で始まった原子力の暴走に、安全神話は崩壊した。
被ばく原爆に匹敵
と書かれており、具体的な線量が明示されています。
<広島の場合>
103Sv 原爆爆心地
11.1Sv 700メートル
6.85Sv 800メートル
<長崎の場合>
8.88Sv 爆心地から1000メートル
長崎の原爆の威力がよくわかります。もう、皆様もおおよそどんな感じかおわかりではないでしょうか?
学校も一時待機となりました
若松宏教頭は、「生徒たちは、東海村が原発とともに発展した歴史を知っており、ほとんど動揺はなかった」としたものの「こういう事故があると、やはりおそろしい」とつぶやいた。
この取材時点では、核分裂反応が続いており、こういった生やさしい状態ではありません。危険の認識が全く持って、甘すぎるといってよいでしょう。
最初の原子の火が茨城、最初の民間原子力発電所が福島。現在とつながります・・・
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