経団連会長「原発は津波に耐え素晴らしい」
オルタナ 3月17日(木)13時56分配信
日本経団連の米倉弘昌会長は3月16日、都内で記者団の質問に答え、東日本大震災にともなう福島第一原発の事故について「千年に一度の津波に耐えたのは素晴らしいことだ。原子力行政はもっと胸を張るべき」と話した。放射線漏れなどの危機的状況が続く中での発言だけに、波紋を呼びそうだ。
本当の発言です。まあ、この方、なにもご存じないのでしょう。この方の発言は一切信用していません。
トヨタ社長「日本で物づくり、限界超えた」
電力不足の広がりに産業界は懸念を強めている。
トヨタ自動車の豊田章男社長は10日、記者団に対して「安定供給、安全、安心な電力供給をお願いしたい」と訴えた。円高に加えて電力不足が広がる現状に、「日本でのものづくりが、ちょっと限界を超えたと思う」と危機感を漏らした。
(2011年6月11日10時04分 読売新聞)
電力不足は、日本だけの問題かというと・・
夏場の中国電力不足状況、史上最悪のものに
発信時間: 2011-05-24 14:21:29
国家電力監管委員会は23日、電力使用のピークに入る6月から夏場にかけて、最大で3000万キロワットの電力不足が発生する可能性があると発表した。
「今年はここ数年で最も厳しい一年となる。電力不足は史上最も深刻だった2004年を上回るだろう」国家電網公司の帥軍慶副総経理はこのように予測した。帥軍慶氏によると、国家電網が管理する26の省だけで3000万キロワット前後の電力が不足、その内、北京市、天津市、唐山市、河北省、上海市、江蘇省、浙江省、安徽省、湖南省、河北省、江西省、重慶市などの地域で最も深刻になるという。
「現在、華東と華中の一部の省ではすでに、工業企業への電力使用制限を実施している。夏場ピークを迎えるころには、電力使用制限の範囲はさらに拡大されるだろう」帥軍慶氏はこのように述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月24日
もう世界中どこに行っても、ふんだんに停電の恐れなどなく電力を使える地域などありません。
それとも、下記記事のように、途上国へ原発を押しつけますか?何かあった場合、日本国民の税金で対応するのですか?私は、まっぴらごめんです。
菅首相。昨年、電力不足を補うためにベトナムへ原発輸出
官民一体セールス、原発輸出の是非は2010年11月17日
日本の原発輸出の第1号がベトナムに決まった。主要な電力、重電メーカーのトップはもちろん、閣僚が次々と同国を訪れる官民挙げてのセールスが実を結んだとされる。途上国での原発受注競争でロシアや韓国に遅れをとって来た日本企業は、これをきっかけに他の国での受注にも弾みがつくと期待する。自動車や家電製品などの輸出とは違い、原発などのインフラ輸出をめぐっては、官民一体のトップセールスが世界の流れとして当然視され始めているが、建設後のオペレーションへの関与などを含め課題は多い。また、非核外交を看板とする日本の立場からの議論もある。政府が果たす役割はいかなるものであるべきか。冷静に見極めることも必要とされている。

※写真は、ベトナムのズン首相(手前右)と握手する菅直人首相。
にこやかに笑われていますが、この計画、もちろんお断りしたのですよね?
また、本日のNEVADAブログから
恒常的電力不足に陥る日本と日本衰退
日本は今や慢性的に電力不足に直面する国になってきており、東京から関西に移転した企業もあますが、【関電】も計画停電あり得るとの見方も出してきており、ならばもう日本から韓国等に移転するという企業も出てくるはずです。
その韓国。
韓国の原子力発電所から
韓国の原子力発電所(かんこくのげんしりょくはつでんしょ)では、韓国の原子力発電所の歴史、現状、予定について説明する。
韓国における原子力発電所の発電容量は合計1.75ギガワットを超える。これは韓国の総発電容量の28.5%、総電力消費量のうち45%を占める。韓国の原子力発電所の設備利用率は95%以上である。増大する電力需要に応えるため、今後も原子力発電の拡大が計画されている。2010年から2021年の間に12基の原子炉が増設される計画で、完成すれば合計15.2ギガワットの発電容量が加わる。

地図は、こちらのブログから
日本の九州ほどの大きさしかない韓国。どこかの原発で事故があったら、国自体がなくなります(九州もまきぞえですが)。そのようなこと、韓国民が許すでしょうか。このままのペースで建設を続けられるとは私には思えません。
スズキ自動車。ここは、会長がしっかりしており、あのリーマンショックをほとんど無傷で切り抜けています。
スズキ、浜岡周辺から移転…原発リスク軽減へ
2011年7月7日(木)07:33
(読売新聞)
スズキが、中部電力浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)から約12キロ北にある相良工場(同県牧之原市)のエンジン生産の半数を、同原発から約60キロ西に離れた同県湖西市に移転させる方向で最終調整に入ったことが6日、わかった。
太平洋岸から約100メートルの距離にある二輪技術センター(同県磐田市)も浜松市に移転する方向だ。原発事故や津波に備える。
関係者によると、スズキの鈴木修会長兼社長が、移転候補先の両市に打診している。
相良工場はスズキの国内生産車のすべてのエンジンを作っており、昨年度は約108万基を生産した。浜岡原発で事故が起きれば、国内の全自動車生産が止まる恐れがあるため、リスク分散を図る。湖西市では、同社の軽自動車工場の敷地内や近隣の工業用地でエンジン生産を行う見通しだ。

どうも、50キロ圏外を目指しているようです。(しかも風上。よく考えています。)
原発立地点の市町村から、電力以外の企業が脱出する動きは今後加速するでしょう。(まともな考えができる経営者ならば、そうします)
それでも、まだ原発続けますか?
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