2011年07月14日

放射能−飛んで来るまでに拡散するし、強風の場合は通過する

東日本大震災:初の原発勉強会 四電「伊方」の安全策説明−−大洲 /愛媛
 ◇「放射性物質は飛んでこないのか」「常時測定地点を大洲市に置いて」
 東京電力福島第1原発事故を受け、四国電力伊方原発(伊方町)から30キロ圏内に大部分が入る大洲市で13日、各種団体代表者ら約80人が参加する初めての原発に関する勉強会が開かれた。四電社員が、事故を受けた伊方原発の安全強化対策などを説明した。

 質疑応答では、「事故が発生した場合、大洲市に放射性物質は飛んでこないのか」との質問に、四電側は「大洲市へ飛んで来るまでに拡散するし、強風の場合は通過する」と説明。「放射能の常時測定地点を大洲市に置いてほしい」の要望には「大洲市も含め増設を検討している」などと答えた。そして、「伊方原発は間違いなく安全なのか」の質問には、「福島の事故を真摯(しんし)に受け止めている。事故を起こさせないようにしたい」と答えた。【門田修一】


とりあえず、位置関係の地図を(左が伊方原発、右が大洲市)
2011071309.jpg

この話を聞いて、新幹線を初めて通したときに
「騒音は大丈夫か?」
「新幹線は速いから、騒音がくる前に通り越しますよ。」
といって、説得した逸話を思い出しました。

騙される方も騙される方です。こんな対応では、電力会社にけつの穴の毛まで抜かれるのは確実。
今の福島で30キロ圏といえば、
2011071308.jpg
と、南相馬市がほとんど全て入ります。しかも、この大洲市は、真西に位置していますから、全員が土地を失い、流浪の民となることは100%確実です。
 もし、私のことが信用できないのであれば、SPEEDIの計算を求めてください。唖然とする結果を見せてもらえるはずです。

 しかし、それ以上にひどいのが、

大洲市へ飛んで来るまでに拡散するし、強風の場合は通過する

との、電力側の発言。

はっきりと言います。

 四国電力に原発を運営させてはいけません。この会社は、放射能の基礎も知らないだけでなく、現在の福島の現状すら、情報が全く入っていないようです。

 この言葉が本当か下記メールで問い合わせました。

返答が来ましたら、またお知らせします。

(新聞報道を添付)
の報道を読んだ。

・福島級の事故が起きたとしても、拡散あるいは通過して、大洲市は放射能の影響はないと考えているのか
・福島の放射能事故に対する情報は、ないのか?南相馬など30km圏内だが、その現状をどう認識しているのか?

以上2点について、明確な説明を求める。


一週間たち、返答がない場合は電話で回答を求める。

追伸−回答は、私のBlogで公開させていただきます。あしからずご了承ください

(本店電話番号) 087-821-5061
タグ:P 伊方
posted by いんちょう at 19:58| 原子力