2011年07月17日

燃料プールを先行処理 1F-3,1F-4

3号機に窒素注入 ステップ1達成へ2011.7.14 22:42
 東京電力は14日午後8時過ぎ、水素爆発を防ぐため、福島第1原発3号機の格納容器への窒素の注入を始めた。
 窒素注入は、事故収束に向けた工程表で、17日に期限を迎える「ステップ1」の主要課題とされ、1、2号機ではすでに実施されている。東電は、ステップ1をほぼ達成できたとして、19日に政府とともにステップ2以降の工程表を公表する。
 東電は「3号機への窒素注入によりステップ1のヤマは超える」とした。
 格納容器内で水素が爆発すると、容器が大きく破損し、放射性物質が放出される恐れがあるため、窒素注入によって水素の割合を低減し、爆発を防ぐのが狙い。
 政府は、水素爆発の防止が図られることを1つの目安として、不測事態に備えて住民に避難できるよう準備を求める「緊急時避難準備区域」を解除、縮小する方針を示しており、内閣府の園田康博政務官は「縮小については、これから検討していく」と述べた。
 また、汚染水処理システムで13日に見つかった漏水では、ポリ塩化ビニール製の接続部品が破断していたことが判明。東電はステンレス製金具に交換した。


 世間では「ステップ1」が終了したとの報道ですが、実質的にはなにも変わっていません。放射能汚染された地域に人びとをとどめるつもりらしいです。

が、次のニュース
福島3、4号機の燃料搬出を優先 東電が従来計画を変更(07/16 11:03)
 福島第1原発事故の収束に向けた作業のうち、水素爆発などで原子炉建屋が大きく壊れた3、4号機について、政府と東京電力は使用済み燃料プールからの燃料取り出しを優先するよう従来の計画を変更することが16日、分かった。
 がれき撤去やクレーン設置などの作業をするため、大気中へ放射性物質が拡散するのを防ぐ「建屋カバー」の設置は遅らせる。
 また建屋内の汚染水の処理完了などの「中期的課題」は、最長3年程度と、期間のめどを初めて示す。事故収束に向けた工程表の「ステップ1」が終了し、19日に政府と東電が公表する新たな工程表には、こうした「ステップ2」以降の計画を盛り込む。


これは、ようやく現場の意見を本店・保安院が受け入れたことを意味します。

最初から、燃料プールは別の処理が必要なのはあきらかです。なぜか

・炉心の燃料は高温であり、メルトダウンしている。通常の処理は不可能。(というより、人間には処理ができない)
・燃料プールの燃料(3号機のぞく)はほぼ健全であるが、1本でも空中にでたら周りの人が即死するレベルの放射能を出す。
・燃料プールの放射能の量は、炉心内に含まれている放射能よりも多く、しかも熱を持っている。隔離する必要があり、また隔離可能

したがって、最初からこのように私も提案しています。

また、次のニュース

福島第1原発:「地下ダム」設計着手 着工前倒し検討
 東京電力は16日、福島第1原発から出た放射性物質による地下水汚染を防ぐ遮蔽(しゃへい)壁(地下ダム)について、基本設計に着手したことを明らかにした。細野豪志原発事故担当相は建築を急ぐ考えを明らかにしており、東電は当初計画を前倒しして、事故収束に向けた工程表の「ステップ2」(今月中旬から3〜6カ月後まで)の期間内に着工できるか検討中だ。19日に改定する工程表に盛り込む。
 地下ダムは、1〜4号機の原子炉建屋と隣接するタービン建屋周辺に、遮蔽目的の壁を地下30メートルまで埋め込む。東電によると、第1原発地下では、山から海に向かって地下水が1日5〜10センチの速度で流れており、放置すれば放射性物質が地下水を通じて海側に流れる恐れがある。
 この計画は工程表の5月の改定で初めて盛り込まれ、6月の改定ではステップ2終了までに工法を検討し、着工は「中期的課題」としていた。関係者によると現在、建屋周辺をボーリング調査中で、結果によっては着工が遅れる可能性もあるという。
 東電の松本純一原子力・立地本部長代理は16日の会見で「タービン建屋地下の放射性物質濃度は低く、地下水に高濃度の放射性物質が漏れ出ている可能性は薄い」としながらも、「流出のリスクは認識しており、なるべく早く工事に取り掛かりたい」と述べた。【岡田英、中西拓司】
毎日新聞 2011年7月17日 2時50分(最終更新 7月17日 4時00分)


 ニュース自体に矛盾が生じています。

 公式発表の他にどうやら別の工程があり、そちらが真の工程表でしょう。それが、時折表に出てくるのだと思われます。また、この内容はどうやら菅首相には話されていないような印象を受けます。(もう、収束本部には信用されていないと思います)

 私のサイトで紹介してある動画が徐々にリンク切れとなっています。各自が保管しておかないと、カネと正義(著作権違反)を振りかざしていますので、手に負えません。どこかの国でこのような行為は無駄と証明されているのですが、全く懲りていないようです。

参考までに東電が公開した3号機、4号機燃料プールの動画を紹介しておきます。





3号機の燃料プールから、燃料が取り出せたら奇跡ですね。これは。

■参考用外部リンク
福島第1原発3号機使用済み燃料プールで燃料集合体を1体発見?2011.7.3
フェアウィンズアソシエーツ・アーニー・ガンダーソン:「3号機は水素爆発ではなく使用済み燃料プールでの臨界状態からの爆発の可能性」2011.5.3

■関連ブログ
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(動画の保存方法はこちら)
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タグ:1F
posted by いんちょう at 06:35| 原子力