先週 2011.7.21のポスト
フェアウィンズ・アソシエーツ、アーニー・ガンダーセン:深刻な放射能汚染と福島の「黒い雨」
米国在住の日本人の方ですが、海外の興味深い情報を日本語に訳してあるいは日本で流れている興味深い記事を紹介しておられ、いつも感謝しながら読んでおります。
また、英語でも情報を発信されておられますので、在日外国人で情報不足の方のお知り合いなどおられましたら、英語サイトを紹介されてはいかがでしょう。
もともとの動画のサイトはFAIREWINDSASSOCIATES(英語です)
Ex Japanese Nuclear Regulator Blames Radioactive Animal Feed on "Black Rain" from Fairewinds Associates on Vimeo.
この中から私が大事だと思うことを抜き出します。
私がそれ以上に心配しているのは、最近になって原発以外の地域から聞こえてくる情報です。私の友人で、チェルノブイリでも仕事をした生物学者数名が、調査のために日本に行きました。彼らは日本がひどい状況にあることは想像していましたが、今週私に電話をかけてきて「状況は本当に本当に深刻だ」と話しました。彼らは筋金入りの科学者で、放射線の問題を扱うのにも慣れています。にもかかわらず、福島の状況は彼らの予想をはるかに超えるひどさだと言うのです。
その言葉を裏づける証拠も得られてきています。最初はシイタケです。原発から50〜60kmくらい離れた地域で、日本の基準値を大きく超える放射性物質が検出されました。興味深いのは、そのシイタケが「屋内で」栽培されていたということです。なぜ屋内で栽培されたシイタケから基準値を超える放射性物質が検出されるのでしょうか。これは非常に憂慮すべき状況です。もう一度言いますが、原発から55km程度離れた地域で起きたことなのです。
日本政府は20km〜30kmで止めずに、80km圏内の住民を避難させるべきでした。放射能汚染は福島県外にも広がっています。にもかかわらず、日本政府が放射線被曝を心配しているのは福島県だけについてのようです
東京の公園近くの土から、キロ当たり約53,000ベクレルの放射能が検出されています。この方は非常に心配になったので、市長を訪ねました。ところが市長の返事は「私は心配していない」というものでした。
日本人は臨機応変な国民です。そのことは、日曜日のワールドカップサッカーの勝利からもわかります。しかし、日本人は自分たちが直面している問題の大きさに気づく必要があります。そうでなければ適切に対処することはできません。情報を制限するのではなく、放射性物質を制限することが重要です。
■関連ブログ
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■外部リンク
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フェアウィンズアソシエーツのアーニー・ガンダーセンインタビュー:「福島原発事故はわれわれが考えるよりはるかに危険」パート1
フェアウィンズアソシエーツのアーニー・ガンダーセンインタビュー:「福島原発事故はわれわれが考えるよりはるかに危険」パート2
フェアウィンズアソシエーツのアーニー・ガンダーセンインタビュー:「福島原発事故はわれわれが考えるよりはるかに危険」パート3
フェアウィンズ・アソシエーツ、アーニー・ガンダーセンインタビュー:「福島原発事故はわれわれが考えるよりはるかに危険」パート4(最終)
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いつも大変参考になる情報をありがとうございます。この記事中にある生物学者ですが、http://sc.academia.edu/TimothyMousseau
この方あたりではないかと思います。ウルトラマンブログの方が、インディペンデント紙に掲載の記事を翻訳されておりましたが、その中に記述がございました。経歴にもチェルノブイリで低線量被曝の植物の研究などをされていたとか。ご参考まで。
やはり、英語を勉強せねばなりませぬ。
うーーむ。
これからもよろしくお願いします。