まず、セシウム137。

この物質の半減期は、約30年。ある場所から除染などでなくなることはあっても、移動するだけ。消滅するわけではありません。
浅川町の稲わらからは、 約10万ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されました。この稲わらが、10kgあったとしますと、100万ベクレルとなります。 (セシウム 134も考えると、 20kgで セシウム137 = 100万ベクレルでしょうか)
30年後 50万ベクレル
60年後 25万ベクレル
90年後 12.5万ベクレル
・・
300年後 1,000ベクレル
330年後 500ベクレル
360年後 250ベクレル
・・
600年後 約 1ベクレル
と400-500年たてば、ほとんど無視できるようですね。
このセシウム137の何が怖いか・・・
以前も紹介しました元素周期表

この元素周期表で、縦が同じ位置にある元素は、その性質が似ており、生態が間違えて取り込んでしまうのです。セシウムの2つ上を見てください。

K:カリウムがあります。
筋肉などを動かす際に非常によく使われている元素であり、その中でも動きが激しい、心臓に集まるとされいてます。 映画チェルノブイリハートより


次は、Sr=ストロンチウム この一つ上が Ca=カルシウム
ご承知のように骨に集まります。

このストロンチウムが骨の構成元素として蓄積し、この放射能によって血液の工場である骨髄がガン化し、白血病となるといわれています。
ヨウ素は、ご承知の通り甲状腺に蓄積し、甲状腺ガンの原因となります。

チェルノブイリの首飾り
と呼ばれています。
以上は一例です。放射能を帯びた核分裂生成物の種類により、様々な臓器に影響を与えます。
しかし、IAEA, ICRP, そして日本政府は、このような内部被曝の被害は認めておりません。(患者の増加は認めないとの報告が出ています)従いまして、客観的証拠のみを重んじる日本人医師の大多数は−残念なことではありますが−ICRPとおなじ見解です。
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