
当該ブログ内に上記記事内容がすべて記載されていることを確認いたしましたので、再度掲載します。(クリックで拡大し、文章を読むことができます)
純情仔猫物語
肥田先生の新聞記事から
−開業医の先生方にとって被ばくを治療する知識は、どういうものがあるのでしょうか。
肥田 一番マークしなければならない症状は、「非常にだるい」「仕事ができない」「家事ができない」という、原爆症の中で一番つらかった『ぶらぶら病』だ。
−例えば白血病などはどうでしょう。
肥田 白血病はまだでない。3年以降で、白血病はピークが5年、がんが7年だった。これは必ずピークは出る。医師は知っておいた方がいい。被災者のみんなが放射能障害を心配している中で、「心配しなくていいよ」という医者では通用しなくなる。
一般臨床では、一例報告を非常に重視します。統計で証明できるのは、ずっとずっと後になるからです。何かよく分からない疾患(大学のICUなどにいるとしょっちゅう出くわします)をみかけると、同じような症状の報告がないか、またあるとすればどのように治療したのか。を検索(もちろん英語)・・・私は、先輩医師への相談が主でした・・・
目の前の患者を救うためにできるだけのことをする。緊急の場合には、エビデンス(証拠)などといっているような悠長な時間は臨床現場にはないのです。
その調べた知識や、今までの経験を総動員して、全員でカンファレンスをします。最近では、メーリングリストを使って、どう治療すべきかをたずねることもあるようです。それほど、病気というのは一筋では行かず、医師全員が頭をひねらざるを得ないことが珍しくありません。(ブラックジャックのように、ずばっと原因が分かることなど、ごくごくまれ。)・・通常大学病院では、合議制で疾患治療の方針が決められます。
変な話ですが、卒業後の大学医局入局の際に、もっとも苦手で、さっぱり訳が分からなかった血液内科を主な分野とする第二内科に入りました。私の入局した当時は、大学の医局は、臓器別になっておらず、ナンバー内科でした。専門分野により
第一内科・・呼吸器、消化器
第二内科・・血液、膠原病
第三内科・・腎臓、消化器
神経内科・・脳梗塞、神経難病など
循環器内科・・いわずとしれた心臓関係
代謝内科・・糖尿病、内分泌疾患
とは一応は、分かれていましたが、一番最初にできた第一、第二内科(同時に分化したようです)が派遣先も多く、もっとも力がありました。正直なところ、派遣先の中で血液をしている病院はごくわずか、先輩の医師たちは
・消化器
・循環器
・糖尿病
など、大学での専門分野に関係なく好き勝手やっていました。大学にいるときは、血液をするけれども、外に行くと全く違う−そんな医局だったのです。
したがって、医局の束縛も緩く、「去る者は追わず、来るものは拒まず」といった感じ。他の医局−特に外科−と違って、教授のいうことならば、「黒いものもシロ」と言い張るような雰囲気は全くありませんでした。出身大学による区別も一切なかったと思います。
・扱う病気はもっとも暗いが、医局は自由
あと、学生時代から仲良くしていただいた畑先生(当時、医局長−畑正憲(ムツゴロウ)のおいにあたるらしい)の人柄に惹かれたというのもあります。私の同期は、12名程度ともっとも人気のある医局のひとつでした。人数が多いため、研修医時代はかなり楽でした。(雑用が 1/12になるわけです)
血液疾患は、ありとあらゆる病態を取り、訳が分かりません。それゆえか、内科の王様といわれます。おなじ白血病といっても、いろいろなタイプがあり、それぞれの症例数が少ない・・逆に、糖尿病ですと、同じような感じの患者さんが何人もいます。一年まじめにやっていれば、そこそこの経験が積めますが、血液疾患はそうは問屋が卸してくれません。1〜2年したところで鼻たれ小僧に過ぎない。(何も分かりません。わからないことがわかる感じ。)
血液疾患を罹患中の患者がどんな病気を併発しても、他科の先生はまず主治医にはなってくれません。(逆に糖尿病の方が、心疾患を起こせば循環器医が主治医に喜んでなるのとは大違い)内科疾患は言うに及ばず、ときには外科疾患まで(腸に穴が開いても、血液内科医が主治医のまま。もちろん、相談は乗ってくれますが)主治医を務めることになります。・・・ICUでも基本的には悪性疾患扱いですので、治療の対象とはなりません。
血液内科の先生にいわせれば、
・血液の医者は何でも診れる
他の科の先生にいわせれば
・血液の医者は何もできない。
ちょうど、このブログにいただいた電力社員に対するコメント
電力会社のエンジニアはゼネラリスト(英語で言えばJack of all trades, master of none)であってスペシャリストではありません。
そのものです。
どこの業界に行っても、私のスタンスは変われないようです。
さて、血液内科でもっともポピュラーな入院疾患といえば、
・悪性リンパ腫
です。白血病の入院患者さんもいるのはいるのですが、それほどは多くはありません。特に、初発の白血病は、 "Flesh leukemia"といわれ、主治医になると一週間程度は、夜遅くまでかかりっきりになります。
私は、一度20代のflesh (leukemiaは通常省略されます)を担当する予定だった(当日は、熊本日赤で診断されていた)のですが、転院される前に死亡されてしまいました。二回目は50代の女性。大学病院では、この方のみ移植までの治療を担当したことがあります。
内科で50代といえば、かなり若い方に入ります。プレッシャーを感じながら治療に当たったことが昨日のことのように思い出されます。
■関連ブログ
松本市長 2011/3/22 定例記者会見-内部被曝の事実2011.8.1
われわれは原発事故にどう対処すればよいか(肥田舜太郎氏)2011.6.26
タグ:白血病
自分は、数年前に骨髄バンクに登録しました。
臓器移植カードも免許証入れに入れております。献体も納得しております。
賛否両論ありますが、「自分が脳死になっても、自分の身体の一部は誰かの体の中で生き続けているのだから、自分はそれでも生き続けている!」
と言う、自分の信念です。
(けど、骨髄バンク、せめてどのような方に移植するのかくらいは事前に教えてほしいです。
893なんかはお断りですから!)
最初のニュースの”福島原発地域の犬猫を引き取り”は誤りです。
ブログを見ていただければ、おわかりになると思いますが、KAZUさんは自分が保護した猫の世話で手一杯で、原発地帯の犬猫を引き取って世話するほどの余裕はありませんでした。
自分の記憶では犬の一時預かり程度はしたかも知れませんが、原発地帯の猫を引き取ったということはなかったと思います。
そもそもツイッターのデマが発端で、あたかも原発事故と関係があるように受け取られていますが、
この程度で急性白血病になるなら、福島県民は今頃、みんな白血病になっています(数年後はわかりませんが…)。
ちなみに自分も福島県民です。
KAZUさんの入院を知ったとき、渡辺謙さんのように復活して欲しいなと思っていましたが、
入院後10日ほどで急逝されてしまい、急性白血病の怖さを改めて知りました。
KAZUさんのご病気については、殺されようとする猫たちを、ご自身の命を削って保護してきた結果だと考えています。
(自分も捨て猫の里親探しをしたことがありますが、精神的ストレスが半端ないです)
神様は皮肉なもので、KAZUさんのような人は自分の元にさっさと帰すのに、
山下のような大ウソつきはなかなか帰しません。
自分はKAZUさんと山下を交換して欲しかったです。
最後にKAZUさんのご冥福をお祈りいたします。
急性白血病で亡くなられたというニュースですが、結論から申し上げますとこれはデマです。経緯が下記にまとめられておりますので、ご参照ください。
http://togetter.com/li/175599
現在、件のニュースサイトには訂正が上がっております。また、故人のご友人が一生懸命RTされた方に削除・訂正を呼びかけています。(本来、コレはデマを飛ばした人物の仕事だと思うのですが…)
先生におかれても、何とぞ適切に対応してくださいますよう、お願い申し上げます。
山下は7月に福島医大の副学長に就任し、
これで福島県民は彼のモルモットになってしまいました…
(副学長就任はなぜか報道されず、自分は数日前に知りました)
http://twitter.com/#!/YUKARING1222/status/104024927820197888
事実関係についてご友人の方が詳しく説明されておられます。ブログから合わせても単に福島に既に保護された犬を迎えにいかれて帰ってきただけなのは明らかかと思われますが。
少なくとも、「事実ではない事で、原発地域に入った=放射能=白血病と結びつけ、不安を煽るような行為は、彼女が最も嫌う事です。」という故人のご遺志を尊重されるべきかと思います。ブログの過去記事からも故人のそのような想いは伝わってまいります。
http://www.twitlonger.com/show/cfcri2
近しいご友人が上記のアドレスの中でおっしゃってますが、
福島には一度だけ行方不明になっていたワンちゃんを引き取りにいっただけ、しかも、警戒区域から数十キロ離れた場所だとか。
そのご、すぐにご自宅にもどられたそうです。実際に保護してくれたのは広島が本部の保護団体です。
亡くなった方が福島で保護活動をしたこともなければ、警戒区域の動物を親せきのワンちゃん以外預かったこともないそうです。
ここに削除依頼をしても無視されているそうです。このブログが警戒区域で保護活動して白血病でなくなった症候群みたいにTwitterで流れています。
ほんとうでないことを拡散されて、亡くなった方のお身内やお友達はどんなに悲しい想いをされているかとおもうと…。
お書きになりたい事はわかりますが、本当でない事が含まれた事を拡散するのは良い事でしょうか?
新潟県泉田知事様、新潟県新潟市山田義範 低線量被ばくによる障害を否定できませんと言う医師の診断を頂きました、病状としては、上記低線量被ばくの可能性を否定できない、健康状態に注意して今後の検診など受けられるようにと言うことでしたメールyossiyossi@indigo.plala.or.jp
3,11以降放射能の影響ではないかと病院に行ったがまともに取り上げてもらえなかった方全国の病院紹介しますメール下さい
yamayossiよっしい
拡散願3,11以降体調不良の日本全国の方放射線被ばくではないかと思っていながら病院でも信じてもらえない方病院の紹介します紹介料など一切頂きませんメールyossiyossi@indigo.plala.or.jp 又は直でんください090−1058−9738夜6時ごろまでは対応します
新潟県泉田知事様、新潟県新潟市山田義範 低線量被ばくによる障害を否定できませんと言う医師の診断を頂きました病状としては、上記低線量被ばくの可能性を否定できない健康状態に注意して今後の検診など受けられるようにと言うことでしたメールyossiyossi@indigo.plala.or.jp
http://yossyyossy1234.blog28.fc2.com/blog-entry-39.html