昨日月曜日、骨髄検査の結果が出ました。病名は急性白血病との診断結果です。
急性白血病には骨髄性、リンパ性と分かれ、それぞれタイプがあり、治療方法も異なるようですが、その種別確定には病理検査にあと数日かかるようです。
・・病理検査->人間が目で見て判断するということです。全自動の機械で診断できるわけではありません。
年齢から判断して、おそらく急性骨髄性白血病だと思われます。
次に、この報告が出てきました。
・原発にわりかし近いところの2歳の子どもが、急性リンパ性白血病になった
・次の人の被害を防ぐためにも、東京電力を訴えるべき
書き起こしを追記に載せています。
いずれも、原発との関連性は不明です。わたしがこのエントリーで言いたいのは、大人が急性骨髄性白血病になり、子どもが急性リンパ性白血病になるということです。
骨髄性とリンパ性の白血病が出てきました。やはり、この2つは区別して説明しないといけなかったようです。
各種がん−白血病から

一番左を見てください。
多機能性幹細胞から、
・リンパ系幹細胞 --->急性リンパ性白血病
・骨髄系幹細胞 --->急性骨髄性白血病
に分かれます。
急性骨髄性白血病・・・50歳以上の成人に多い
急性リンパ性白血病・・10歳未満、とくに幼児(2〜4歳)に多い。
と、上記報告と矛盾しません。
なぜ、ガンになるのか。

はっきりとした原因は分かっていませんが、放射能の影響はリスク因子の一つです。今回紹介した2つの白血病(急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病)ともウイルスなどの特定はされていません。従って、感染もしません。
(前回のQ&Aから)
腫瘍性の変化を起こすには、細胞の遺伝子のうち増殖、分化を司る遺伝子が複数個(3〜4)損傷される必要がある。さらに、免疫力によっても左右される。例えば、T-cell(リンパ球)が損傷されている場合には数週間。増殖能力の落ちた高齢者では、半年程度になることもある。20〜50代であれば細胞分裂も盛んであり、通常は2〜3ヶ月程度と考えて良いのではないか。
この話も武田先生の音声の中に出てくる説明と矛盾していませんね。
・急性白血病は、無治療のまま経過すると3ヶ月で死亡します。
1例目の症例も、
8月1日・・急性白血病と診断
8月9日・・他界
と現代の医学を持ってしても、治療が全く追いつきませんでした。血液は毎日入れ替わっており、人体の中でももっとも細胞分裂が盛んな細胞なのです。それがガン化してしまったときのスピードは、臓器ガン(肺がん、膵臓ガン、大腸ガン、肝臓ガン、子宮ガン、乳がんなど)とは比較になりません。この一刻の猶予も許されないところが、血液疾患の難しさでありますし、またそれだけに治療に熱が入るところだと思います。(病名が分かった当日に即入院となり、その日のうちから化学療法を開始します。)臓器ガンのように入院予定日を決めるような余裕は、一切ありません。
わたしが担当した50代女性の方は、外来受診後、自宅に戻ることもなく、着の身着のままで入院・治療開始となりました。
(補足)入院当日から治療開始になるのは、自分で骨髄像を見ることができる血液専門医がいる場合だけです。この骨髄像を見ることができるようになるまでには、10年程度の臨床経験は必要でしょう。(もはや、職人の世界です)
早期に発見するには、血液検査で、血液像を定期的(半年に一度?)に取っていくしかないと思います。また、前回紹介したような症状が見られた方は、早めに医療機関で検査されることをおすすめします。この際に、血液像も含めた検査を依頼されると良いかと思います。
・貧血のような症状がある(立ったときにクラッとする)
・血が止まりにくい
と症状を説明すれば、保険が適応されます。
「白血病が心配なので、血液検査をしてほしい」では、「健康診断は、保険の適応ではありません。」と言うことになります。
放射能による内部被曝の危険性を理解している医師は、残念ながらほとんどいない印象を受けます。ざっくばらんにいろいろなことを気兼ねなく話せる先生、あるいは昔からかかりつけで頼み事のしやすい先生などを口コミで探していくしかないような気がします。(わたしも関東、東北における個別医院の情報は全く分かりません)
血液検査のみの費用ですと、約2,500円程度(保険適応で)程度です。自費(健康診断)でその3倍程度。自費の場合は、各医療機関によってもちろん異なります(定価はありません)。
それにしても、白血病は難しい。久しぶりに、大学時代の教科書を開きましたが、術語を覚えているだけです。頭を抱えながら、わたしも勉強しています。
■白血病入門シリーズ
白血病入門(1)熊大の研修医時代2011.8.20
白血病入門(2)初期症状と血液データの読み方2011.8.23
世界中のみなさん、反原発に向けて立ち上がりましょう 橋爪 文(原爆被ばく者)2011.8.23
「原爆体験を世界に」橋爪文〜NHKラジオ深夜便から2011.8.21
松本市長 2011/3/22 定例記者会見-内部被曝の事実2011.8.1
われわれは原発事故にどう対処すればよいか(肥田舜太郎氏)2011.6.26みんな楽しくHappy♡がいい♪から(いつもありがとうございます)
(3) 急性リンパ性白血病
「takeda_20110820no.96-(3:00).mp3」をダウンロード
えっと、ある読者の方からですね
お知り合いの方が、2歳ぐらいの方が・・・
え・・・この・・・割合と原発から近いところなんですが、
急性リンパ性白血病という事を診断されて
「大体、数か月前に遺伝子が損傷したんじゃないか」という診断だったそうですね
とても、心配されておられます
で、まぁ、こういう事が起こりますと
もしかして、自然なのかもしれませんが、
この時期ですね、数ミリシーベルト、もしくは20ミリシーベルト位浴びた子どもがですね
白血病なんかになりますと、
「やっぱり原発が原因だったんじゃないか」
「私が子どもに被ばくさせたんじゃないか」
と、深く悲しんでしまいます
まずは、絶対に東京電力に損害賠償をするべきですね
「治療費を出せ」と。これははっきりと言うべきですね
これがまず第一に大切なんです
もちろん、それによって病気が治るわけじゃありませんけど
しかし、やはりそれがですね、次の人の悲惨な事をふさぎますので
是非、辛いところですが、そこを頑張ってもらいたいと思いますし
また、やはりですね
1年に1ミリシーベルトとは分かりませんが、
1年5ミリシーベルト以上というのはですね
白血病の成人男子でも白血病の労災認定判決があると言うぐらいですから
親ごさんは是非ですね、お子さんの被ばくを減らして欲しいですし、
それから、学校関係者とかそういう方はですね
もう一度眼を覚まして欲しいと。
こういうかわいそうな例を出さないように。
因果関係がはっきり分かるのは、こういうのは大変なんですよ
水俣病とかそういうのも、因果関係を苦しい中で
患者さんが因果関係を証明するのは本当にかわいそうだったんですね
やっぱりそういう事を、日本の指導者の人達には早く気がついてもらいたい
この人はご友人なんですけどもね
とてもショックを受けられております
ま、あの、・・・東京に住んでおられて葛飾、それから江戸川あたり以外は大丈夫ですし
継続的に食材を気をつけると言うような事をすればですね、これは大丈夫だと思います
やはりお子さんがそうなった時に、非常に反省することになりますので
極力ですね、一年、少なくても5ミリ以下に絶対にしてあげると言う事を
この際私も強く思って、
本当に皆さんに注意を呼び掛けて下さいと言う話なんですが
私もそう思います
タグ:白血病
福島の出身ではありません。
また、お住まいも埼玉ではなく都内です。
年齢も、成人した娘さんがいらっしゃいますので、40〜50代と思われます。
いいかげん、KAZUさんと原発を結び付けるのはやめませんか?
このブログの信憑性も疑われてしまいます。
武田教授の話もあくまで2次情報で、本当の話かどうかはわかりません。
それを疑いもせず、そのまま載せてしまうのはいかがなものかと思います。
このブログに期待しているだけに、少々厳しい言葉になってしまいましたが、
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
関東在住医療従事者です。(知人が被曝を心配して近医受診した件について)
その節は早速コメントいただきましてありがとうございました。
本日の記事の内容(うまく受診するコツ?)も大変ためになります。
私も、白血病の発症者が出たとの記事を拝見し、前回の質問者の方と同じく、被曝から白血病を発症することが数か月で起こりうるものなのか?と質問しようと思っていました。
また、Twitterなどで子どもが甲状腺腫を発症したとの情報もみかけましたので、甲状腺への影響が数か月で出る可能性はあるものでしょうか??
さらに、ホットパーティクル吸引などによる肺への影響はどの程度の期間で発現する可能性があるか、など非常に心配ではありますが、やはり調査結果などの入手は難しいのでしょうか…。
これらの病気の発生がこんなにも早く(事故から半年程度)散見されるのであれば、国民の想像以上の悲劇が待っている気がして心配でたまりません。
医学的見地から、なにか情報がありましたらぜひお教えいただきたくお願いします。
>その行為自体が、この症例との関連性をかえって強めることになる
これが、よくわかりません。
先生は自分を原発擁護派かなにかとお考えでしょうか?
過去の自分のコメントを見ていただければ、おわかりになると思いますが、
自分は福島県民であり、直接放射能の被害を受けている一人です。
将来の放射能による疾患の発生についても心配していていますし、自分もそうなる可能性があると思っています。
素人考えではありますが、チェルノブイリなどの実例を見るに、数年後には原発事故由来の甲状腺がんや白血病の患者が出ると思っています(特に子供に)。
国や県、および東電の対応には非常に不満を持っており、特に山下を県立医大の副学長にまでしてしまった県の対応には怒りさえ感じています(知らないうちに広島大の教授も副学長になっていました)。
昨日、ある御用学者の動画を見て、確認のためひさしぶりに原発業界御用学者リスト@ウィキを見ましたが、
以前はなかった福島県もリストに追加されており、それを見ると、福島の公立大学は福島大も巻き込んですごいことになっているようです。
http://www47.atwiki.jp/goyo-gakusha/pages/604.html
少し脇道にそれてしまいましたが、自分の考えに沿う都合のよい事例を、検証もせずにそのまま載せてしまうのはいかがなものかと思い、前のコメントになりました。
それって、山下たちがやっていることの裏返しなのでは?と思ったしだいです。
いやなら見るな、確かにそうかも知れません。
ただ、ここに書かれたことで、可能性レベル(白血病の患者が出ているらしいが、原発事故が原因の可能性があるかもしれない)のことが、
あたかも真実(原発事故が原因で白血病になった)のように流布してしまうことはないのでしょうか?
しかも書いているのは、一般人ではなく、専門知識を持った医師です。
それは先生の本意ではないし、ご自身の利益にもならないと思うのですが…
自分としては、もう少し科学的な検証を期待する次第です。
自分はこのブログを情報源として見続けたいと思っていますが、出入り禁止になるかも知れないので、
ついでに肺水腫のエントリーについても書いておこうと思います。
症例の信憑性を疑うものではありませんが、この患者がどこで震災に会ったか、福島と岩手のどの地域で
どのような活動をしたかの情報が欲しいと思いました。
また素人考えですみませんが、津波の被災地域で活動していた場合は、打ち上げられたヘドロ等が乾燥して粒子状になり、
肺に入って肺水腫を引き起こした可能性などはないのでしょうか?
何らかの化学物質が気化していて、それを吸い込んだ可能性もあるかと思います。
ジョギングを日常的にしていれば、上記のリスクはより高くなるでしょう。
津波の被災地域以外でも、福島で除染活動を行ったなどもあるかも知れません。
合わせて、ご確認いただければと思います。
紙面汚し、失礼いたしました。
医師の立場から助言します。
今必要なことは、被害の多少、症例の真偽を確かめることではないはずです。間違いならば間違いでかまいません。
最初に出た症例は、すべて今後に起こることの予告です。チェルノブイリでなにが今起こってますか?内部被曝の恐ろしさを見てください。
健康というのはお金では買えません。だれかに頼れば得られるものでもありません。
自分の目でみて、自分の頭で考えてください。それがわたしの意見と違うのならば、仕方ありません。わたしはあなたのお父さんではないのですから、無理強いはできません。
わたしは、以前原子力産業に関わったものの責任として、全くの無報酬でこのブログを書いています。(ブログの場所を使用するために、むしろお金を払っています。このブログサイトは無料ではありません。したがって、広告がないのです)
どちらを信用なさるかは、お任せします。
このブログでの肥田舜太郎医師のところで書かれていますが、小さい線量でより大きな効果があるという「ペトカウ効果」を認めるならば、そしてチェルノブイリでも事例を考えるならば、今後多くの住民に影響が現われてくると予想できます。
今は"信ぴょう性"があるかどうかはもちろん大事ですが、エビデンスが揃うには数十年かかります。
アスベスト・イタイイタイ病・水俣病・PCB・BSE、これらの事例でも「早すぎた警告」が存在しました。しかし、「科学的には認められない」との一言でいかに多くの被害者が生じたか、過去の痛ましい教訓を思い起こすべきだと私は考えます。
エビデンスがない、ICRPの勧告によれば被害が出るはずがない、こうした考えは本当に科学的でしょうか? 人間は統計データではありません。一人ひとり個性的で、ある線量では99人に影響が出なくても、残った1人に出ることがあって当然です。
科学的に白黒付けられないときは(ほとんどの場合がそうですが)、急いで結論を出さない、と言う態度を取ることです。しかし、現状は待ってくれない。どうすべきか? 過去の事例から、あるいは一症例を注意深く扱うことです。上に上げたイタイイタイ病の例などでも常に「早すぎた警告」を発する人がいました。もちろん、それが誤りだということもあります。しかし、それによる損失よりも、警告を見逃したことによる損失の方がはるかに大きいのであれば、「予防原則」に従って対処すべきでしょう。
ブログ主の書かれていることも誤りがあるかもしれません。しかし、「早すぎる警告」として注意深く考えるという態度を取りたいと、私は思っています。
放射線の影響はたくさんのファクターが絡んだ複雑な現象です。一対一で因果関係が明らかになることの方が希なことです。因果関係が証明されなければ影響がない、と言う態度は、要素還元的思考の欠点でしょう。「分けても分からない」のが放射能と人間・がんとの関係です。
コメントありがとうございます。わたしの言いたいことはその通りです。間違っているのかもしれませんが、そのリスクを冒しても警告しなければならないと考えているのです。そうしなければ、被害に遭われた方が全く報われません。
症例呈示に反対されている方々は、わたしがこの症例は原発に全く関係ありませんと明言すれば、心の平安が訪れるとでもいうのでしょうか。
あるいは、記事を取り下げれば、安心されるのでしょうか。
そのことに一体どういう意味があるというのでしょうか。
本当に、不思議でなりません。
>今必要なことは、被害の多少、症例の真偽を確かめることではないはずです。間違いならば間違いでかまいません。
先生のスタンスは理解しました。
少しでも原発と関連する可能性のあるものはできるだけ集めて載せていこうということなのだと思います。
ただ、自分の考えとしては、そういうものこそ冷静で科学的な検証をするべきだと思っています。
現実問題として具体的検証は無理かも知れませんが、最低本当の話なのかどうかは疑ってかかる必要はあるかと思います。
なので、武田教授のような裏付けの取れない話(読者からの伝聞)まで載せるのはどうなのよ?と思う次第です。
まぁ、この辺の考えは自分と先生のスタンスが違うので、いつまでたって平行線のままだと思います。
その点、理解しました。
でも、そのスタンスは科学者としてどうなのよ?とも思います。
失礼ながら、自分の仮説に都合のいいデータだけを集めて論文を捏造するエセ学者とダブって見えます。
一般人なら無視できるレベルですが、先生は医師という専門家ですからね。
肺水腫についても病気になる要因は他にいくらもあるのに、それを検証もしないのはいかがなものかと思います。よほど原発と関連付けたいのかと思ってしまいます。
原子炉や放射能のことなど、たいへん勉強になりました。
白血病や肺水腫の病気自体の記事は警鐘を鳴らすためにもいいと思います。
ただ、実際の患者をあたかも原発と関連があるかのような書き方はいかがなものかと思います。
原発との関連性は不明ですと書いてあっても、ここに載せた以上、多くの読者は少なからず関連があるものと受け取るでしょう。
ネットの情報は往々にして独り歩きして、著作者の意図に反した形で伝わります。
そのことを自分は危惧します。
自分がここに来ていたのは、本当のことを知りたいからだと思います。
実際、色々なことを知りました。
でも、最近の原発との関連は不明と言いながら、原発への関連付けを誘導するかのような記述には、正直違和感を感じています。
これまでの客観的な記述がいきなり主観的になった感じです。
自分、どんだけ誤解されているんだろうと思いますが、
自分も将来の放射能被害を心配する福島県民の一人です。
県庁やJAにいる「福島は安全だ、風評被害を撒き散らすな」と言っているような人種とは違います。
福島は安全とは思っていません。先日、郡山に用事があって行きましたが、郡山の空間線量は放射能管理区域に該当する1μSV/hです。
こんなとこで人々は普通に生活を営んでいます。まったくクレージーです。
自分は放射能の危険性を正しく検証して、自分で判断したいのです。ここに来ていたのもそのためです。
それだけはご理解いただきたいと思います。
乱文、失礼いたしました。
<追記>
上記はキノシタさん、およびそれに対する先生のコメントを見る前に書きました。
基本的な考え方は変わりません。
早すぎる警告。なるほど、理解します。
ただ、あやふやな情報源での警告はいかがなものでしょうか。
もし、現地の医師が、ちゃんとした検査をして因果関係が疑われる事例であれば、自分は支持します。
肺水腫の件については、患者の存在の事実は否定しませんが、
発病の要因については検証不足のため、ここで原発との関連を語るのは早急だと思っています。
> 症例呈示に反対されている方々は、わたしがこの症例は原発に全く関係ありませんと明言すれば、心の平安が訪れるとでもいうのでしょうか。
これは自分のことを指しているのでしょうか?
そうだとすれば大きな誤解です。
自分は、真実を知りたいだけです。
コメントついでにお聞きします。
夫が回復したのは、寝込んだときにすんでいた土地の水道に微量のヒ素が含まれていたことが関係しているのでは、と本人は思っています。夫は父親が軍人で引っ越し続きの子ども時代で、ある土地に引っ越してしばらくして病気になり、回復して数ヶ月でまた別の土地に引っ越しています。もう60年ほど前のことなので、当時は治療らしきこともなく、親戚一同覚悟をしていたそうです。
東京在住ですが都内も3月相当な放射性物質が舞い降りた可能性があり累積被曝量を増やさないためにも、震災後製造された北関東、東北の食品は子供がおりますので一切購入しておりません。幼稚園の父母の多くがニュースで何も言わないから東京は安全というスタンスでおそらく不安があっても怖いから何もなかった事にしようと考えている人が殆どだと思います。
社会的信用のあるテレビや新聞が安全と言っているのだから、それによりかかっていれば何かあったらそのせいにすれば良いのでなんとかなる。しかし危険を受け入れるのは間違えていた時責任を持たなくてはいけないので怖い。
だから確証を持てるデータが欲しいのでしょう。
我が家でも夫婦で安全、危険と意見がわかれ一時は原発については一切話も出来ない状況になりましたが結果、他は他、家は家、我が家は徹底的に放射能は危険と考えて特に内部被曝の心配があるものは摂らない。頂き物も捨てることにしています。そのため院長先生や武田先生のブログは貴重な情報源でありその信憑性がどうであれ、危険を避ける道しるべになってます。
読んで、たとえ怖くてもそれを最大限回避する判断は自分にしかありません。私は読んで受け入れることの出来ないものは、自分は選ばなければ良いと思うことにしています。勇気を持って!
>冷静で科学的な検証
失礼ながら、これが如何に大変なことかをご理解なされていないのでは。
厖大な症例を集めて、長い年月をかけないとできないのですが。
今回のような場面では、刑事事件の裁判の「推定無罪」とは正反対の態度で臨むことがヒトの生命・健康を守るためには必要なのではないでしょうか。
検証が終わった頃には、今対応すれば間に合ったかも知れないヒトが、検証がされていないという理由で何ら対応をしなかったせいで生命や健康を失うかもしれない可能性を考えましょうよ。
そうですよね。津波に関しては今や,
・直ぐに逃げる。
・可能な限り安全な場所へ。
・安全が確認されるまで戻らない。
が,常識になりました。
しかし,何故か放射能に関しては間違って避けたり,避難したりしてはいけないような風潮がまかり通っています。
津波の教訓を,放射能による健康被害を防ぐためにも生かすべきです。
>冷静で科学的な検証
他人に要求ばかりしてないで、ご自分でなさったらいかがですか?その科学的検証とやらを。
無償で貴重な視点と情報を提供とをして下さっている人に対して、「あなたは医者だろ、だったら正確な情報を提供しろ〜(でないと、私は我慢できないんだよ〜)」?
どういうつもりで、そこまで要求するのか?
甘えなさんな。
食べて応援をしていたことがマスメディアで明らかになっている大塚アナウンサーと釣り雑誌のルポ記者が、相次いで急性白血病にかかったというニュースに接し(釣りの方は亡くなったと)、個人的には、急性白血病の発症は、@「食べて応援」組(積極的に汚染食品を口にしていた人)、A食べ物に気をつけていなかった人、B食べ物に気をつけていた人の順なのかな、と覚悟を決めています。もちろん、全員が罹患する訳ではない。でも、家族が発症した場合には、待ったなしで治療できる体制にしてやらないといけないというのが、先生による症例のご説明と、KAZUさんの発症から亡くなるまでの時間の短さで、よくわかりました。地元で血液内科のある病院を調べておきました。
KAZUさんの発症が、原発に由来するかなんて関係ありません。天皇陛下まで罹られたマイコプラズマ肺炎も、この夏に例年になく大流行した手足口病も、秋口から大流行のRSウィルス感染症も、私の知り合いで家庭菜園が趣味で肺気腫で亡くなった流山市在住の70代の喫煙者の男性も、うちの近所のバイクショップで最近気管支の手術をした自転車選手の売り子さんも、原発由来かどうかはわかりませんが、こんな疾患の人が次々と出てくることは、これまでの人生ではなかったです。
これから周囲に急性白血病らしい症状の人が出たときに、適切な対応をする上で、先生のブログは大変役に立つと思います。疫学的証明は、十年後の博士論文にまかせて、今患者に接している医療関係者は、院長先生に見習って、患者の症状を見逃さないように、「心配し過ぎだ」と検査もしないで患者を帰すことのないように、くれぐれもよろしくお願い致します。そして、将来証明ができるように、院長先生のように、症例や患者の被爆データを記録しておいて下さい。
その2次災害 福島原発事故
時系列で因果を考えると
その以前に 原発建設推進政策
それは 地球温暖化の炭酸ガスを減らすメリットと放射能の危険にさらされるデメリットを選んだ結果
福島で起きたことが いつどこで起きるかわからない
だから 脱原発政策が推進されている。
放射能の怖さは 広島、長崎 そして米ソ核実験の原爆で周知していても
懲りずに また犯している2度目の間違い
3度目は 壊滅
例えば 交通事故 車に乗らなきゃ 交通事故は減るだろうか?
放射線汚染が ガンの発症原因となっているが
放射線だけだろうか?
ガンの発生リスクが高いのが放射線やタバコであっても そのリスクを減らせても ガンが発生する事に変わりはない。
IPS,遺伝子治療 医学のことはよくわからない
しかし
ガンにかかったことで思うのは
ガンが すり傷や風邪のように
簡単な治療で治せる時代が 一歩ずつ近づいているような気がします。
かつての結核が治せるようになり
また最近の結核が治療困難になってきていても
人間と自然の知恵比べは 永遠に続いていくのでしょうね。
人間も自然の一部にすぎないから
群生の縄張り争いを 今は放射能と戦って
いつかは 放射能を一瞬に封じ込める知恵を持つことを夢見て 今を生き貫きます。