2011年08月30日

お互いの肌のぬくもりが生きる力になる

放射能を必要以上に怖がることは「エセ科学」=カルト宗教-新聞論説からには、たくさんのコメントをいただきありがとうございます。
現在80名以上の方になっています。

 私も随分励まされますが、このコメントを読まれる方全員が、同じような悲しみをかかえ、周りの人に自分の危機感が伝わらない悔しさが伝わってきます。コメントを書かれた方も、書かれていない方も是非お読みになってください。勇気をもらえると思います。

次のラジオ問題と私の心の中ではつながりました。

「原爆体験を世界に」
橋爪 文(広島被爆者)
2011082104.jpg

下記ボタンがリンクです。(直接Windows media Playerが再生を開始します)
2011082105.gif
40分20秒

2011082106.gif
40分23秒

(まだ一度もお聞きになったことのない方は、お忙しいとは思いますが、是非前半からお聞きになってください。後半だけをお聞きになっても、橋爪さんの伝えたいことが半分も伝わらないと思います)

後半、最初から
・重傷を負った13人が2畳くらいのトタンの下で夜を過ごした
・だれもきついことを口にしなかった
・くっつきあって寝てて、体温が伝わってくると、ああこの人は生きているんだと,口にはしないのに、それで励まし合って過ごした。

 コメント欄を読んで、私は隣にぴったりとくっついている人の体温が伝わってくるような気持ちになりました。

この、ラジオ番組は、2011.9.12で終了の予定です。

 お聞きになってから、NHKまで電話、メールで、放送の延長をお願いしようではありませんか。このブログに書かれていることを役人が文章を読むように伝えても、担当者に決して伝わりません。ご自分でお聞きになり、感動した部分を伝えてください。自分の言葉で伝えなければ、人は動いてくれません。

私は、出られた方に
「まだお聞きになっていないのであれば、仕事が終わってからでかまいませんから、是非聞いてください。そして、延長をお願いします」
とお願いしました。

http://www.nhk.or.jp/css/
0570-066-066
050-3786-5000
が意見、問い合わせの場所です。(メールでも可能なようです)繰り返しますが、ご自分で聞いて(経験して)から、電話いただけますようお願いします。そして、なんと話したかをコメント欄にご記入いただけますと幸いです。

 Twitterに次のようにつぶやかれていました。

こんにちは。今から西に避難しても遅いのでしょうか…?

 人生に遅いことはなにもありません。橋爪さんは60歳から英語を勉強し、80歳のいまも原爆症でつらいからだでありながら、原爆の悲惨さを伝えるために海外を飛び回っておられます。
 また内部被曝の危険を解かれておられる肥田舜太郎医師は自らも被ばく者でありながら、94歳の今も精力的に講演活動をされています。

 今、おいくつですか?

 答えはそこにあります。


■関連ブログ
放射能を必要以上に怖がることは「エセ科学」=カルト宗教-新聞論説から2011.8.29
「原爆体験を世界に」橋爪文〜NHKラジオ深夜便から2011.8.21
世界中のみなさん、反原発に向けて立ち上がりましょう 橋爪 文(原爆被ばく者)2011.8.23
われわれは原発事故にどう対処すればよいか(肥田舜太郎氏)2011.6.26
タグ:O
posted by いんちょう at 15:59| Comment(10) | 原子力
この記事へのコメント
江川氏への指摘は素晴らしいの一言です。このような人類が未だ経験したことのない参事を目の当たりにして、誤謬に陥らない人は数少ないでしょう。
江川氏が、しっかりもう一度事態を直視することと、最もしわ寄せを受けている人達を見直すことで、自己の誤謬を再検証していただければと思っています。
脱原発は1人でも多くの賛同者の結集が必要ですから。
昔から、過ちを繰り返しながら最後は真理に到達した人ひどは多々います。あとは、自己の誤りをどれだけ真摯に受け入れることが可能かでね。
全ての人は、過ちを繰り返しながら、前進するものです。反核運動・脱原発となると、グレーンは許されません。

また、今までの既成の価値観でも通用しなくなります。是非、江川氏には、そこを真摯に受け止め、再度、脱原発に正面から向かっていただきたいと思っています。
Posted by 和泉宏之介 at 2011年08月31日 00:49
先日はTwitterでの質問に返答をいただきましてありがとうございました。
早速NHKに電話をして確認しましたが、やはりスマートフォン等は無理なようです。
自分はPCを持っていないのでこんな時に困ります。
Posted by ことこ at 2011年09月01日 10:51
 問い合わせ残念でしたね。
でも、NHKには声として届いたはずです。

それにしても聞かれた方からの書き込みがないのが、悲しいです。

 残り2週間になってしまいました。

再放送があると良いのですけど。
Posted by いんちょう at 2011年09月01日 12:10
ラジオ聞きました。橋爪さんは聡明な方ですね。
前半の体験談が悲惨でちゃんと聞けるか不安でしたが、最後まで聞いて本当によかったと思います。
ご紹介いただきありがとうございました。
Posted by A.G. at 2011年09月01日 16:23
小野先生のブログにはいつも励まされています。
厳しいお話が多いのになぜか安心するのです。
今回の件で抱いてしまった「専門家」に対する不信感が払拭されるからかもしれません。

肥田俊太郎先生も患者に安心感を与えてくださる先生でした。今なお元気に活躍しておられるのですね。うれしい限りです。
何十年も前の私が10代の(可愛らしい?)女の子だったころ、埼玉県の診療所で肥田先生に診ていただいていました。とにかく肥田先生は患者の話をじっくり聞き、励ましてくださる先生でした。このブログの「われわれは原発事故にどう対処すればよいか(肥田舜太郎氏)」にあるとおりです。私も今では成人病リスクの高い年齢になりましたが、診察室で患者に優しくて真剣なまなざしを向けてはカルテに何か書いていらした先生のお姿ははっきり目に浮かびます。そのときに感じた安心感もそのまま蘇ります。
 患者の話をじっくり聞いて、励ましても、保険の点数にも業績にもなりませんよね。私が医者だったらとてもやってられないかもしれません・・・。若いころは、優しい先生で良かったわ〜という程度の認識でしたが。
上手に言い表す言葉がみつかりませんが、肥田先生には人間に対する愛情があり、それが患者にじんわり伝わって、いつまでたっても癒しとして効いてくる、そんな感じです。
こんな危機的状況の中でふたたび肥田先生のご活躍に接することになろうとは夢にも思いませんでした。そしてまた癒していただくことになろうとは。
 
小野先生と肥田先生のご健康を心から祈っています。

(コメントをどこに書いたら良いのかよくわからないのでここに書かせていただきました)
Posted by anon at 2011年09月02日 20:23
温かい励ましのお言葉ありがとうございます。

コメントは、どこに書いていただいても、私にはすぐに分かります。

 みんなで寄り添って、一歩一歩進んでいけたらと思っています。

 わたしはこの橋爪さんの話を聞いて、力をいつももらっています。

なぜ、みんな目が覚めないのでしょう。
Posted by いんちょう at 2011年09月02日 22:15
このブログを作って下さって有り難うございます。
まだ読み始めたばかりです。
小さな声が集まって大きなうねりとなり、変えて行く事の出来る力となりますように。。加えさせて頂きたいと思いメールさし上げました。
有り難うございます。
Posted by ますみ at 2011年09月04日 22:58
いんちょう様、とても良い番組でした。紹介してくださって、ありがとうございます。

早速NHK宛てに、延長をお願いするメールをメールフォームより送りました。

メールフォームから送られる場合、メディアは「ラジオ第一」、文字は400字以内となります。

「橋爪さんの詳細な記憶により、原爆投下時の広島の街が、脳内に再現されました。いま福島原発事故により、広島時の168倍のセシウムが蔓延する日本で、大きな価値を持つ番組ですので、是非延長をお願いしたい」旨で、書きました。

いんちょう様が発せられた「なぜみんな目が覚めないのでしょう?」。

それは、ここ数年私も考えているテーマです。一つには、自分にはそのようなことは起こらない、悲しいですが他人事、という感覚もあるのかもしれません。
いつか自分の番は回ってくるのですが…。
遠い未来より、目の前の興味事(バラエティ、ファッション、仕事、子育て)の方が、優先されているのではないか、と思います。また辛い未来を考えることから、逃げているのかもしれませんし。

それとこれは私にも当てはまるのですが、第一印象が固定観念として、頭にのさばってしまうと、それに符合した事実ばかり集め、あてはまらないものは排除する、脳内の機構も関係していると思います。
今回だと「政府という組織は、偉い人の集まりだから、詐欺なんて行わない」のような固定観念が、人と話していて感じることがありました。

私は以前民主党を支持していて、「鳩山はフリーメーソン」「鳩山は右翼の笹川良一の実子」といった類の言葉をネットで見かけると、「おかしなことを言っているネット右翼の人」と聞く耳を持ちませんでした。

が、CIAのエージェントで大物右翼の児玉誉士夫が鳩山一郎(祖父)に、現在価値で200億以上資金提供していた事実(児玉が自伝で語る)や、そして一番衝撃だったのは、笹川良一の顔は、由紀夫氏に生き映しだったことです。
丸顔で目がキョロっとした由紀夫氏が、母の安子氏にも、祖父の一郎氏にも似ていないことを、不思議に思った事はありましたが…。遺伝子は嘘をつけません。

ですので、自分も一つ一つの事象を検証せず、「民主党は国民派」と思いこみ、小沢氏などを毀損する友人と反目しあった事があったので、相手の固定観念を壊すことの難しさを感じています。
民主党にも国民派の議員は居るでしょうが、組織としては、疑惑が大きいです。
(しかし、自民党、社会党、共産党、どれも出自を調べると、まともな党はありませんでした。
みんなの党も、政策をみるとアメリカの息がかかっているでしょうし。

国民のための、たとえばドイツの反原発党・緑の党のように、国民の手による政党が必要なのでしょうか?)
Posted by 桃四葉 at 2011年09月05日 10:46
今日たどり着きました。
聞けています。
皆様のご協力感謝します。
Posted by ありがとうございます at 2011年10月04日 00:50
聞かせて戴きました。
言葉に出来ぬもどかしさに悶々とする日々の中
此方のブログに出会いました。
悲惨の中でしか目覚めることが出来ぬ人間の愚かさと尚生き残る人間の強かさに思い至りました。
有難うございました。
Posted by 椿 at 2011年10月13日 23:33
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