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放射能を必要以上に怖がることは「エセ科学」=カルト宗教-新聞論説からを書いてから、このブログのアクセスが急に増えました。
コメントは全て読ませていただいております。時々通して読んでおりますが、みんな同じような悩みをかかえ、孤軍奮闘され、そして無力感にさいなまれていれる。そして、そんな人がいかに多いかということを今更ながら思います。
私が15年前に会社を辞めたときには、理由を説明すれば、みんな分かってくれると思って、原子力の怖さを近くにいた人に話していました。
「生物が分解できないような物質を作る発電は、そもそもダメ。」
「地震が原発の直下で起きたら、どうしようもない。」
「原子力は、直ちにやめなければならない。」
そうしますと、
「原子力は安全なんでしょう。」
「だって、停電しちゃうじゃない。」
で終わりでした。全員と言って良いでしょう。唯一私の話に耳を傾けてくれたのは、当時留学中のエジプト人だけでした。
そして、辞めたときも
「なぜ、辞めたのか。いい会社だったのに。」
「そのまま残っていた方が良かったんじゃない。」
「勉強が好きだから、また大学に入り直しただけなんでしょ。」
「両親はなんと言ったの?」
「医学部に通ったからいいものの、もし合格しなかったらどうするつもりだったの?」
とほとんどの人がこう話しました。
「だいたい、あいつは飽きっぽいからなぁ。だから、長続きしないんだよ。」
と言われた方もいます。
そして、今
「あのとき、辞めていて本当によかったね。」
私は、とてもそうは思えないのです。そういわれるたびに、私は良心の呵責を感じています。
・もっともっと、原発の危険性を発信していれば良かったのではないか。
・津波が弱点なのは最初から分かっていた。

(今回の地震・津波の1年前に書いたSNSの記事)
・もっともっと発言していれば、なにか変わっていたのではないか
といつも、自問自答しています。このブログを通じてみんなに情報を伝えることは、私の罪滅ぼしに過ぎないのです。
今、このブログを読んでいるうちのどなたか一人が、半年〜1年前の日本にタイムスリップしたと考えてみてください。あなたになにができますか?
「東北地方に大地震が起き、山のような津波が起きて何万人も死亡する。防波堤は全く役に立たない。」
「原子力発電所が爆発し、放射能がまき散らされ、福島を中心に人が住めなくなってしまう。」
こんなことを真顔で話せば、おそらく、周りの人に精神科を受診するように勧められ、挙げ句の果てには閉鎖病棟にとらえられます。まず間違いありません。
将来起こることが分かっていても、一人の人間にはなにもできません。
我々にできることはなんでしょうか。だれかに聞いた話を受け売りしても、けっして信用されません。それはもう、皆様十分に身にしみていることと思います。
橋爪文さんの 原爆体験がその鍵を握っているとこの体験記を聞いてから、ずっと思っています。日本人で、広島に落ちた原爆のことを知らない人はいません。(教育を受けた世界中の人が知っています)
どうしても、自分の話に耳を傾けてくれないパートナー、ご友人をお持ちの方、橋爪さんの話を聞いてもらうように、お願いしてはいかがでしょうか。
とりわけ戦争を経験された年配の方々は、この方の話を聞いて、当時を思い出し涙を流さないはずはありません。放射能の怖さを分かってくれるはずですし、すぐには理解していただかなくとも、種火のように心の中に残り、いつの日か大きな炎となってくれるはずです。そして、それは日本人であれば・・いや、人間であれば・・誰しもおなじだと私は信じています。
この方の話を大げさだと非難できる方はいません。文字通り受け取るしかない。それが体験に裏打ちされた話のすごさなのです。
■関連ブログ
お互いの肌のぬくもりが生きる力になる2011.8.30
世界中のみなさん、反原発に向けて立ち上がりましょう 橋爪 文(原爆被ばく者)2011.8.23
放射能を必要以上に怖がることは「エセ科学」=カルト宗教-新聞論説から2011.8.29
海外の報道(エジプトの友人、海外向けプレス発表会場 無人)2011.4.26
東日本大地震から約1年前(今回の予言?)−重要2011.4.26
カッサンドラーの嘆き(格言)2011.3.15
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この話は、ニュースの深層でも話していますし、8月27日の朝生でも話していらっしゃいます。それから、自由報道協会主催の鳩山由紀夫前首相勉強会の中で原口議員が報道人や議員達を前にしてこの話をしています。
http://www.youtube.com/watch?v=UE-XzLECiA0&feature=related
院長先生の見解がありましたら、是非聞かせてください。
宜しくお願い致します。
http://onodekita.sblo.jp/article/45271823.html
で少し触れています。
いままで、1号機は地震などで何度もスクラムしており、そのたびにこの非常用復水器が働いて、結構痛い目にあっていたのでしょう、温度、圧力をみながら、調整していたと思われます。
(中略)
今回も運転員たちは、情報が限られている中で、手順通りに運転をしていたに過ぎません。せめられるべきなのは、原子炉を保護するためにこういった手順を作った操作手順担当者、一番の責任者は40年以上も経過する老朽原発を継続運転することにした経営陣、そしてそれを追認した原子力保安院、原子力安全委員会ではないのでしょうか。
です。今取り組まねばならない緊急の問題ではないと思います。
でもそれは偽りの平和だったと今は思います。
世の中が変わるにはやはり契機とかきっかけが必要で、
情けない事ですが多くの人は自分の身に何かが降りかかってこない限り
重い腰を上げようとはしません。
震災以前、私も原発が危険だと知ってはいたけれど、
「でも日本では特に問題も起きてないし、
これからもなんとかなるだろう」ぐらいに考えていました。
真実を知る方々は前々から情報を発信していたし
良い本も出ていたけれど、
それらを真剣に読んだことはありませんでした。
今のような状況になってさえも
まだ事態の深刻さに気付かない人はたくさんいて、
世の中はなかなか変わりませんが、
しかし以前の通りに戻る事もまたないと思います。
私の身の回りのことで言うと、
たとえば牛肉の汚染がニュースになったり
米の問題が話題になったりするたびに
少しずつ危機感を抱く人が増えていっているように感じます。
時間がかかっても、
放射能の危険性や核利用の問題に対する認識は
もっと浸透していくのではないでしょうか。
横浜 東京で 牛肉から 規制値越えの数字が
でたようですね。
意地悪な言い方に聞こえたら 申し訳なく
思いますが 子供を被爆から守るため 世界に迷惑をかけないため 被災地の方々が
一日も早く 真の復旧 復興が出来るよう
この数字に 大人が 高い意識を 感覚を
もってくれればと 心から思います。
いつも貴重な情報をありがとうございます。
家族や信頼できる友人達と、先生の記事の話をしています。
先日、友人が医療関係の知人から、
日本全国の放射性物質の濃度は、
局地的には薄まって来ているものの、
空気中に拡散し続けて、日本全国が
その内、同じような数値になるのでは?
という話を聞いたそうです。
それは本当でしょうか?また、いつまでそういった状態が続くのでしょうか?
「セシウムは日本全国に降り注いだ」で、
先生が全国の濃度を紹介されましたが、
今後も国で本当の数値をきちんと開示し続けて欲しい、と願います。
そして、然るべき対応を真剣に取ってもらいたいです。
真実と向き合ってこそ、人は試練を越えて行けるものだと思います。
先生の言論活動を今後も応援します。
もはや日本だけの問題ではありません。
一日も早く 真の復旧 復興が出来るよう
kirokoro氏のこの文章は主格が間違っています。
「被災地の方々が」ではなく、東電ふくむ全電力会社・保安院含む全行政省庁・内閣首相閣僚含む全国会議員が責務としてまた債務者として、一日も早く「復旧・復興」をやらねばならないのです。
311以降彼らは何も責任を果たしていませんが、それは犯罪です。野田内閣が目論む復興増税も火事場泥棒という犯罪ですね。
私が地元北海道で就職活動をしていた約20年前のことです。地元就職を考える人間にとっては、数少ない安定した花形企業である北海道電力ですが、「若いうちは、泊原発に行かされるらしい。子どもが出来なくなるらしいからいやだな。北海道ガスの方がいいよね。」という話が友人間で出ていました。
みんな、少なからず怖さを抱えていたのです。
そのころのことなんてほとんど忘れたのに、私もいまだにはっきり覚えています。
でも、ただなんとなく避けて通るだけではいけなかった、ちゃんとそのときに向き合わなくてはいけないことだったのだと、今になって後悔しています。
311以後あちこちに何度も書いてきたが、まず戸籍と地籍の確認。
被災者証と被曝手帳の速やかな交付。
憲法の基本的人権を守るために何をおいてもこの行政活動が公務員業務の最優先緊急の至上命題である。
すべての公的援助はこの2つの国家証明書に対して行われなければならない。
この被災者証および被曝手帳の全員配布なくして行われるすべての官による公的援助および基本的人権制限は憲法違反である。
公務員は天皇の臣下でもなければ国民の奴隷でもなく、ただひとつ憲法の奴隷である。
いつもお世話になっております。
今回の事故がきっかけで、先生と同じように罪悪感を感じている人はたくさんいるのだと思います。中部大学の武田教授も2006年の地震指針審議の際に「あの時机を駆け上がって抗議すればよかったのか、どうしたらよかったのか」と後悔されていることを時々書いていらっしゃいます。
私は広島出身で母も被爆しているいわゆる「被爆二世」です。被爆に関しては小学生の頃から学校で教育がありましたし(この特別な戦争・平和教育はなぜか広島のみ)、チェルノブイリ事故の後はそれなりに本を読み、原子力に関しては全面的に否定するつもりでいたのにそれ以上行動しなかった。そしてそのことをとても後悔しています。
・電気が足りないから
・CO2を排出しないから
という新聞やテレビを信じ、波風立てない楽なほうへ流されてしまっていたのです。
今痛感しているのは自分の勉強不足です。
マガジン9のおしどりさんの記事を読んでいて、もっと勉強して会見の内容についていかねば!と焦りました。
http://www.magazine9.jp/oshidori/110831/index3.php
(医療と医療経済は切り離して考えて欲しいと思うのだけどどうなんでしょうね。。。)
先生の原子力発電入門と白血病入門はとてもわかりやすかったです。こんなに必死になって勉強したら学生時代の化学と物理の成績はもっと点がよかったのに・・・と思いながら。(笑)
今原発反対を声に出している人は、多かれ少なかれ、後悔されているのだろうと思います。一体なにがいけなかったのか・・と心ある人は、みんなです。
ところが、推進派は、「責任を取れと言われても、その時には私はもう死んでいる。どうやって責任を取ればいいのか」とうそぶく始末。話しになりません。
原発と白血病、良かったです。原発の方は、結構楽しく書いたのですが、白血病はなかなか筆が進みませんでした。疾患自体がいやだったので・・・(何で専攻したのかっていう話ですが)
最近は、工作員もかなり巧妙です。一部は、明らかにそうだといえる人もいますが、よく読まないと分からない人が増えてきました。向こうは、カネを持っていますから、インテリジェンスのある人間も雇えるわけです。
十澄さんから言われた、
「悪魔の言葉に耳を貸してはいけない。彼らはあらゆる声音を使い、立ち向う者の弱い部分を衝こうとするのだ…」
だと思います。放医研のインタビューを聞くだけでもあまり精神安定上よろしくないと思いました。
ちなみに私も母が広島です。
http://onodekita.sblo.jp/article/46492087.html
これからもよろしく。twitterを昼間書きすぎて、少し疲れました。これは、人間を消耗させるコミュニケーション手段ですね。(面白いけど)
二昔前のパソコン通信のチャットを思い出しました。
>>http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-1102.html
>沖縄の海は、私たちの毎日にそのままつながっていると言うことを、直感した。
この直感はまさに正しい。
沖縄と原発事故は核武装米軍世界征服戦略という一本の線でつながっている。
核武装米軍は地位協定という日本国憲法を越える治外法権で日本国民を奴隷化して支配している。現日本政府は奴隷がしらとしてご主人米軍さまに取り入っている恥知らず幇間拝金売国奴法匪である。
地位協定を破棄すれば米軍は治外法権を失い内政干渉力を失う。そこで奴隷がしら法匪霞ヶ関官僚どもに厳命して国会で地位協定を破棄できないよう政局続きの機能停止国会を演出し続けているのである。
客観的に見れば、米国本土の国益にだけ奉仕する米軍にとっては日本本土が原発事故で核に汚染されても沖縄は原発がなく大丈夫だから沖縄米軍基地をますます機能拡大強化したいだけなのである。さらにリビア侵略が成功して巨大な原油利権を獲得できるめどが付いたアメリカは日本列島が滅んでも軍事費が捻出できるから、ますます沖縄を基地化できればあとは列島が放射能のゴミ捨て場になろうが本土の人間が皆被曝しようがそれこそ米国国益にとってはどうでもよいことなのである。
このアメリカの建国以来の野望を打ち破るには小泉以来完全に霞ヶ関拝金売国法匪が提供する利権に篭絡され破壊された国会は全く当てにならない。
ただ国民投票だけが腐敗国会を使わず地位協定を国際法上有効に破棄できる国民の正当な主権行使となる。
地位協定を破棄すれば日本に自立した内政外交が戻ってくるし、沖縄の米軍基地全返還もフィリピン同様に可能となる。
原発事故復興の財源も米軍米国向け予算を全額付け替え米国債を売却すればあまりあるほど確保できる。
直ちに地位協定を国民投票で破棄すべし。
>野田増税内閣は存在理由なしだし、増税する理由がない。&学校給食に気をつけて!(ふじふじのフィルターさま)
>>http://fujifujinovember.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/http.html
>(前略)
>そもそも、増税路線の人が政権を持つことになること自体がおかしい。不正な政権だと私は思う。
>・・・(中略)・・・
>・・・子どもに20ミリシーベルト被曝させる決定をした文科省が、その延長線上で、放射性物質に汚染された農作物を全国各地の子どもたちに食べさせようとしているということは全く想像に難くありません。
> 皆さんの地域ではいかがですか?汚染作物を給食で食べさせられることになっていませんか?
> しっかりと、検証してくださいネ!
> 武田先生がおっしゃるように、子どもたちは、日本の宝なのですから。
>(終わり)
↑このエントリーの記事すべてに大賛成。拡散します。
子供は国の宝であり、子供を作る出産年齢の若い世代は国にとって宝の成る木である。国が予算よりも財政よりも権力機構よりも法律よりもなによりも最優先で第一に守らねばならないものは若い世代の国民の健康である。憲法にもそう書いてあるし、児玉龍彦氏の叫びもそこにある。
2歳の子がおり大変参考になりありがとうございました。
ところで、津波のことがありましたので、コメントします。
私は地学屋なのですが、地学屋さんたちの殆どは、この日が来ることはわかっていました。
私も10数年前は学生でしたが、日本列島の地学現象と原発の立地建設方法をみただけで、このことは覚悟できるほどで、当時から原発震災という警鐘はございました。
私自身、最初の師匠と共に三陸で津波の危険性について2回講演会を開いたことがあります。20mの津波が過去にきているんだよといくら説明しても薄ら笑いして信用しない地元の方ばかりです。
今回劇的な被災を受けている町でもお話をしました。
報道もそうでしょうが東電にしても、マックスかミニマムの話しかしません。どちらも現実的ではありません。
その上、東電も国も専門家の言うことを聞きませんでした。
これではどうにもなりません。意思決定をするTOPがお粗末すぎるのですこの国は。ダメ人間がエリートになる構造がこの国にはあるのだと思います。