2011年09月17日

広範囲でヨウ素検出-原発再臨界?

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 twitterからの情報−奥州市からヨウ素が検出された
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この種の報道に関しては、なんといいますか、すぐに安全宣言がでます。(この素早さを本質的なところに生かして欲しいと思うのは、私だけでしょうか)

高濃度“ヨウ素列島”謎の数値上昇…東電「排出してない」
2011.09.17
 全国各地の下水道で相次いで、高濃度の放射性物質「ヨウ素131」が検出されている。東京電力福島第1原発から約180キロ離れた岩手県奥州市で先月25日、同市が管理する前沢下水浄化センターの汚泥から食品の暫定基準値を大きく上回る高濃度の放射性物質「ヨウ素131」が検出された。ほぼ同時期に東京都内の下水処理施設でも値が上昇。長野県や静岡県、山梨県の下水汚泥でも6月に数値が突発的に急上昇していたことが分かった。何の前触れもなく、放射性ヨウ素が各地で検出されているのは、なぜなのか−。
 奥州市のヨウ素131急上昇については、9日の本紙で報じた。奥州市下水道課によると、8月25日の採取分で突然2300ベクレルを検出。31日は590ベクレル、9月6日も480ベクレルを検出した。厚生労働省が示す食品、飲用水などの暫定規制値は、乳児で1キロ当たり100ベクレルなので、それをはるかに超える値だ。
 同市下水道課は「原発関係とは思いますが、原因は分かりません」と話す。だが、ほぼ同じ時期には、原発から200キロ以上離れた東京都の下水処理施設でも数値が上昇。8月15−16日にかけて、江東区新砂の東部スラッジプラントや清瀬市下宿の清瀬水再生センターで150ベクレルを記録した。なぜ、半減期が8日と短いヨウ素131が、日本各地の下水処理施設で突発的に検出されているのか。
 関係者が疑心暗鬼に陥るなか、元内閣府原子力安全委員会専門委員の武田邦彦・中部大教授(資源材料工学)は自身のホームページで、「8月上旬から中旬にかけて福島原発から排出されたものと考えられ、当然、原発側は把握していると思います。今のところ、検出値は低い(1キロあたり3000ベクレル以下)ので、急な行動は不要ですが、このことについて政府、東電、マスコミが黙っていることに注意をしなければなりません」と注意を呼びかけた。
 だが、東電は「(原発敷地内の)モニタリングポストの値が排出限界値を超えた記録はなく、新たに放射性核物質を排出した事実はない」(広報部)と、武田氏の見立てを真っ向から否定。実際、いずれのケースも、放射性セシウム134、同137は検出下限値を下回るか、ごく微量にとどまっており、原発事故との因果関係は現時点では推測しづらい。
 とはいえ、何とも不気味な報告は続く。6月20日から7月2日にかけて、第1原発から約300キロ離れた長野県松本市の宮渕浄化センターの汚泥から50ベクレル、静岡県・函南町の鹿野川東部浄化センターで41ベクレルを検出したほか、山梨県富士吉田市の富士北麓浄化センターでも6月1日に1500ベクレルを検出した。
 8月4日には、原発からおよそ1500キロも離れた長崎市の中部下水処理場で536ベクレルを検出するなど、数値の大小はあるものの、全国各地で不定期に放射性ヨウ素が検出されているのだ。一体どういうことなのか?
 実は、同様のケースは原発事故の以前から日本各地で起きていたという。実際に汚泥の調査にあたった経験のある東京都立産業技術センターの鈴木隆司フェロー・工学博士は、「医療目的に使用されたラジオアイソトープ(=放射性核種)が下水中に検出されたという報告が、諸外国で散見されます。今回の事象も、医療目的でヨウ素を投与された患者から体外に排出された尿が、汚泥に含まれているとみて間違いないでしょう」と話す。
 「汚泥に含まれる核物質は、ごく微量でも確実に検出されます。従って、核医学を扱う病院が、ある一時期に甲状腺がんなどの患者を集めて集中的に投与した場合、下水処理施設の汚泥に含まれる放射性ヨウ素の量は局地的に上昇する。そのタイミングが、2週間に1回程度の下水処理施設の汚泥サンプル採取と重なったとみられます」


 ウソは、必ずばれます。途中でつじつまが合わなくなります。東電
東電発表資料から
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これは、1号機ですが、他の号機もある程度検出されています。サブドレンピットにヨウ素が検出されているのですから、あの建屋の状況で外に漏れていないはずはありません。時期的に合います。東電が「モニタリングポストで検出されていないから、漏れていない」といっても全く当てにならないことがよくわかります。モニタリングポストの測定値を根拠にした種々の説明は、すべて疑ってかかる必要がありそうです。
セシウムの変動がほとんどないのに、ヨウ素だけ増えています。奥州市の結果(ヨウ素のみが増え、セシウムは変化なし)と全く矛盾しません。

2011.8.28の東電発表
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東電が、外に出ていないと発表しているのは、あきらかにウソです。

そして、この記事
7月末〜8月中旬、福島第一原発で再臨界が起きていた?[2011年09月12日]
いまなお放射線が漏れ続けていると思われる福島第一原発。原子炉内では、まだ活動が続いているとの疑念を抱かせるデータとは?
(前略)
それだけではない。実は公的機関が発表している放射線量の数値で、不可解な動きが計測されているのだ。それは、7月末から8月にかけて発生した放射線量の大幅な上昇。3月の事故直後から、事態の深刻さをネット上での論文発表などで訴え続けてきた日沼洋陽工学博士はこう解説する。
「私は福島第一原発1〜3号機のいずれかで、メルトダウンした核燃料が連鎖的に核分裂する『再臨界』が発生し、4月以降では最大量の放射性物質が施設外へ漏れ出したと考えています。時期は7月28日から31日頃と、8月19日から21日頃の2回。放射物質の大量流出は、発表数値が実際よりも低めではないかと疑われている東京都や横浜市の線量測定データからもはっきりと読み取れる科学的事実です」
例えば、東京都発表のデータでは、8月19日の最大線量が前日の約1.4倍となる0.0865マイクロシーベルトを記録。この日には横浜市でも0.051マイクロシーベルトと、こちらは3月末並みの線量が観測されている。
「さらに詳しくデータを分析してみると、7月よりもよりはっきりと数値が上昇している8月のほうでは、規模が大きく継続時間が長い『即発臨界』という分裂反応が起きたと推定されます。これによって大量発生した放射性のセシウムやヨウ素などが首都圏にも達し、線量を増大させたと考えていいでしょう」(日沼氏)
振り返ってみれば、東京都と神奈川県の「下水脱水汚泥」から高い数値の放射性ヨウ素131が検出され始めたのも7月後半から。ヨウ素131の半減期は8日間なので、3月の臨界で発生したものが7月以降になってから検出されることはありえない。また8月には、都内各区の数十ヶ所の砂場で安全基準値を大幅に上回る放射線量が測定され、砂を全交換するまで使用禁止の措置がとられた。だが、その砂場のほとんどが7月以前の計測では基準値以下だったのだ
この夏、福島第一原発で再臨界が少なくとも二度発生、新たに放射性物質が降り注いでいる可能性が高いと言わざるを得ない。
(取材/有賀 訓、写真/下城英悟)


 では、病院でのヨウ素はどのくらいの量か。主に、バセドー病、甲状腺癌の治療に使用されるようで(私自身使用した経験はありません)

 I-131 米国では、1500MBq位を使って、外来治療

確かにかなりの量を使います。しかしながら、このようなヨウ素治療が同時多発的にあちこちで起きるはずはありません。ヨウ素は、病院からと不自然に早いタイミングで説明している「専門家」たちは、ある程度、疑ってかかる必要がありそうです。

 そして、この東電の発表
2、3号機の注水増やす 東電 建屋内の汚染水処理進み2011年9月16日20時26分
 東京電力は16日、福島第一原子力発電所2、3号機の注水量を大幅に増やした。建屋地下にたまった放射能汚染水が浄化処理で減ったため、増やしても問題ないと判断した。確実に冷却することで、温度を100度未満で安定させる「冷温停止」状態を目指す。

 2号機は1時間あたり6立方メートルを7立方メートルに、3号機は7立方メートルを12立方メートルに、それぞれ増やした。16日午前6時現在の温度は原子炉圧力容器下部で2号機が114度、3号機が103度で小康状態を保ってきた。注水量を増やすことで温度がどれだけ下がるか、数日かけ効果を確認する。

 「冷温停止」は温度が100度未満で安定し、放射性物質の放出が抑制されている状態が前提になる。注水を増やすと汚染水も増えるため、これまで最低限の量に絞っていた。1号機は100度未満になっている。(佐々木英輔)


 東電としては、徐々に注水量を減らし、最終的には0にしたいと思っていたはずです。それなのに、注水量を増やす決断をせざるをえなかった・・・・記事中では注水量を増やした理由を汚染水の減少としていますが、本当か?
 ヨウ素が発生したため、臨界が起きたと判断して注水量を(仕方なしに)増やした と考えた方がつじつまが合うのではないでしょうか。これ以外の理由で注水量をわざわざ増やすことはあり得ないとほぼ断言できると思います。

ウソ・・・どこかで、かならずおかしいところが出てくる
ホント・・全てが一本の線でつながる。

考えるのは自分の頭です。どちらが正しいのでしょう。

-資料-
最近、下水汚泥からI−131が検出された都市。
東京都
札幌市
岩手県盛岡市、北上市、一関市(ページに一番下にある関連ファイルダウンロード測定結果(H23.9.7)をダウンロードして御覧下さい。)
岩手県奥州市
宮城県栗原市
長崎県長崎市

■関連ブログ
安定的冷却??−ヨウ素まだ存在(東京)2011.7.18
原子力発電入門(6)放射能と放射線2011.8.11
(この放射線測定の漫画に出てこられる方も、医療被曝説を唱えられています)
タグ:P 1F
posted by いんちょう at 20:05| Comment(15) | 原子力
この記事へのコメント
twitterを拝見してこちらを知りました。
いつも貴重な情報ありがとうございます。

Posted by 中野理一 at 2011年09月17日 20:35
汚染水も浄化処理で減っただけでなく、蒸発に依って
想定以上の量が減った可能性も有りそうですね。
Posted by ichibey at 2011年09月17日 22:36
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/archive/news/2011/08/04/20110804k0000m040148000c.html

東電としては前々から注水量を増やしたかったようです。
Posted by poppy at 2011年09月18日 02:53
院長先生今晩は、いつも貴重な資料や意見をありがとうございます。

院長先生からは、いつも頂くばかりでしたので、今回は、私からできる情報を発信させて頂きます。

なお、これからの内容は、医療関係者の方々に対する不平や不満、苦情その他、また、恐怖心を煽る目的でも無く、ましてや院長先生の意見でもありません。

これは、私たち家族が経験をした事で、全ての事例が、他の方に当てはまるわけでは有りません。
ただ一個人が経験した内容を元に記述しています事をご了承下さい。
少々長くなりますが、ご容赦を頂き、しばらくお付き合い下さいませm(_ _)m



私の家族(当時30歳前半、女性、身長170cm、体重50kg強)は、数年前に甲状腺機能亢進症の一つ、バセドウ病になりました。

今思えば、その前から自覚症状が沢山有りました。

心臓の動機(脈が速い)。
脈が落ち着かないので、夜が眠れない。
眠れないから朝起きれない。
20歳代の男性並みの食用、でも太らない。
記憶力の低下(物覚えが悪い)。
冬の朝晩の通勤でも、痩せているのに大量に汗をかく。(コートを着なくても問題無い)
手が細かく振るえて、筆記具が持てない。
字が震えて文字が読めない。
まぶたが腫れている(眼球が突出しているよう)。
一つのところに落ち着かない。
疲れやすいので一つの作業が続けて出来ない。
周りからは、怠け癖と思われる等々…です。

甲状腺は、細胞が活動するためのエネルギーを作る大事なホルモンの分泌器官です。


バセドウ病は、脳からの指令「甲状腺ホルモンをだせ」が無いのに、必要以上に、甲状腺ホルモンを分泌します。
各細胞は律儀にも、届いたホルモンを使ってしまい(機関車に必要以上に石炭をくべるような物です)、以上のような症状となって現れます。

この甲状腺ホルモンの分泌が悪いと、冷え性や、元気が無い、動けない、寝てばかりいる、鬱々とした状態、やる気が無いやつと判断されます。(ある意味、原爆ぶらぶら病のようです)

彼女は、あまりにも夜が寝付けなく、動機が酷いことから、掛かりつけの(泌尿器内科)の先生に行った所、たまたま他の患者さんでもバセドウ病の治療(投薬のみ)をしていたので、気づいてもらえました。


血液検査は、特別に注文をしないと調べないそうです。
検査料金は、保険が利いて4千円から6千円くらいだそうです。
甲状腺は、内分泌(糖尿病や高脂血症等)の領域で、そこでも限られた領域になるそうです。



最初は、投薬(メルカゾール)を試みましたが、1週間もせずに副作用が出てしまい(さすがにこれは…と思うほどの高熱が続き、覚悟さえもしました)、あまりの副作用の発生の早さに、先生も降参。

早々に紹介状をもらい、諸事情あって、東日本で有名な専門病院に行き、今度の投薬はチウラジールを使いましたが、数ヵ月後には副作用がでたので、医者から切除を進められました。

甲状腺を取り除くことで、ホルモンの分泌を少なくするそうです(低下症に近い状態にもっていくそうです)。


医者からは「メスによる切除」「放射線による切除(アイソトープ治療)」の選択を提示されました。
なお、後で調べましたら、この手の疾患の治療は、厚生労働省からの指針で、患者が選択をする事になっているとの事でした。



病院から(あくまでもこの病院からです)の切除のメリットや、甲状腺の腫れが小さかったので…、
切除のメリットは、
投薬による肝臓の負担が無いこと。
機能が低下しても、ホルモン剤の不要で済むこと。
定期的な血液検査による、ホルモン剤の量の調整で済むこと。
ホルモン剤は、長期的な量で出せること。


メスでの切除では、
切除後、通常の活動が可能である。

切除のデメリットは、
切除後の傷跡の問題。
声帯が傷つく事がある。
再燃する可能性がある。
腫れが大きくないので、取りすぎる場合がある。
(この当時の医療技術なのか、内視鏡による切除の説明は有りませんでした)


放射性ヨウ素は、
外来治療で済む。
入院が必要なければ治療費が少ない金額で済む。

放射性ヨウ素のデメリットは、
短期のデメリット。
放射線治療の術後、1週間ぐらい…、
子供を抱いて、首周りでの接触。
お風呂の後は、シャワーで洗い流す。
トイレ使用後の便座をふき取る。
汗をかいた後、衣類の洗濯は別にする。
入浴中、入浴後のふき取ったタオルは、家人とは別とする。

長期のデメリット。
甲状腺ホルモンが安定するまで、6ヶ月から2年ほどかかる。
甲状腺ホルモンが安定するまで、妊娠は避けること(最低1年から1年半くらい)。
再燃する可能性がある。
生命保険の(特に癌保険)に加入できない場合がある。

本人も悩みましたが、放射性ヨウ素の治療を決意しました。


それから、今年の1月…、

放射線治療から3年弱がたちました。
ずいぶんと数値が、範囲内の低め側で落ち着きましたが、体力の回復が、他の(メスによる外科手術を選択された方に比べ)良くありませんが、何とか短期の仕事ができる位にまで体力が出てきました。


3月の原発が爆発した後(報道では煙が立ち昇るのが見えているとの事でした)。
一時鼻血が出ました。(一日で止まりましたが)

またもや体調が優れず、家に引きこもる日々が続きました。


6月、空間線量が減ってきたので、病院へ。
(時期によっては、待合室で立っている患者さんもいますが、今回は物凄い患者さんの数で、病院内が溢れかえっていました)

幸い甲状腺の数値には変化がありませんでした。
医者からは「今の甲状腺の数値で問題は無いよ」と言われ、本人も安心をしましたが、私が、疑問を質問…、

Q-1:今の福島原発の状態は、どう考慮したらよいのでしょうか?
A-1:今の(6月の)空間線量なら問題は無いです。

Q-2:今と言うことは、どの程度なら問題なのですか?
A-2:治療で使ったのと同じものが出ています。
   3月の量は駄目です。

Q-3:治療のときは、どのくらいの量を使っているのですか?
A-3:CT一回分を使っています。
   これ以上は、暴露しないで下さい。

以上、医者が横を向いてしまうので、自ら問答を終えて家に戻り(今回の件は、医者に責任が有るわけでもないので、早々に退散)色々調べました。

当時のメモが残っていました。

治療に使ったのは、放射性ヨウ素131。
治療に使った量は、86.6MBg
事前の吸収力調査結果から、期待呼吸線量は29.7Gy

もっと、もっと調べました。
旧厚生省の通達で、日本での放射性ヨード治療では、500MBg(13.3mci)までなら外来治療できるそうです。

今回の治療は、この範囲内に当たります。

また現在では、甲状腺癌の摘出後、残存する甲状腺の破壊目的で放射性ヨウ素131を1,110MBgまで使える事例もあるそうです。
(患者側として資料を見ると、かなり厳しく制限されているように感じます)


その後、彼女の心は安定をしていません。

致し方ないと思いますし、自分が当事者ならそう思います。
周りの家族からも理解が無く、我々家族だけが浮いています。

甲状腺は大事な体の機関です。
ホルモンを分泌する機関で、不要な物はありません。

毎日、色々と調べていて、家族の前では、気丈にしていますが、自分自身や犬や猫達の今後も含め、落ち着けません。
癌も発症すれば怖いですが、それよりも怖いのは、未病が怖いです。

私は、昔から副鼻腔炎で、軽い鼻づまりや鼻水が出る事がありました。
また、スギ花粉のアレルギーも有ります。

7月の末より副鼻腔炎が悪化したようで、鼻水、鼻づまり、頭部だけの微熱があり、顔にほてりがある(ただし、体温は36度前後)が続いたので、耳鼻科に通院。
医者から「鼻の粘膜が白いので、この9月はブタクサのアレルギーでしょう!念のため血液検査をしましょう」と言われましたが、過去の検査ではスギ花粉のみだったはず…。

一応の意味も込め、再検査をしましたが、やはりスギ花粉しか反応が出ておらず、他は零!耳鼻科の医者も頭を傾げるばかりです。


医療関係者の方から見れば、私の記憶違いやメモの取り間違いにより「それは違う、間違っている」と思われる箇所があると思います。

その場合は、私「うー子です」にご指摘下さい。
また、たわ言と思って無視されて構いません。

以上、長々となりますが私「うー子です」は、今回の7月から8月の放射性ヨウ素が、医療機関からの放出(排出)ならばあまりにも広範囲ですし、
放射線医療施設の管理基準は厳しいので、どの病院でも出来る治療ではありません。

ましてや、CTやMRI、レントゲン施設を足しても、その量が一時に出るなんて…、素人判断でも考えにくいです。
それとも、今まで誰もが気付かなかっただけ…とも思っていません。

それと確か日本の法律では、医療の資格が無い人間が「体に効く」とか「大丈夫」とか「問題ありません」と、うたう事は禁じられていたはずです。(健康食品の宣伝文句も確か変わったはずです)

ちなみに我が家は(そんなにまじめではありませんが)日蓮宗なので、「大丈夫」経典では正直、心が落ち着けません。
これは御仏への信心が足りせいないのでしょうか?


院長先生には、長いコメントで申し訳ありませんでした。
コメントの承認、非承認にかかわらず、発言の場を与えて頂いた事に感謝致します。

ありがとうございます。

これからも貴重な資料や意見をお願い致します。
Posted by うー子です at 2011年09月18日 05:05
>この種の報道に関しては、・・・すぐに安全宣言が出ます。

これこそが犯罪、しかも国民の身体生命財産を直接害する重大な刑事犯罪であり、責任は役所の長(霞ヶ関官僚)と政治家(大臣)にあります。
Posted by 通りがけ at 2011年09月18日 07:42
医学書院の『今日の治療指針』という本から「甲状腺機能亢進症」のトピックをメモしてきました。素人なので良く分からないのですが、アメリカと違って、日本では抗甲状腺薬を使っているのではないでしょうか?医療由来説は、本当に一般的な治療方法と整合性があるのでしょうか?患者さんは日本に100名程度という話ですし(本当?)。

・甲状腺機能亢進症の治療方法は、薬物療法、手術療法、放射性ヨード療法の3つ。
・薬物療法は、抗甲状腺薬、ベータ遮断薬、無機ヨード薬の3つが主。
・抗甲状腺薬にはチアマゾール(MMI)とプロピルチオウラシル(PTU)の2種類あり。
・MMIの場合、初期使用量は30ミリグラム。血中半減期6時間。
・PTUの場合、初期使用量は300ミリグラム。血中半減期2.5時間。
・MMI又はPTUのどちらかの薬を選ぶ。後者を選ぶと投薬量が10倍多くなる。
・投薬の実際は初期に大量投薬、その後は少量(MMIなら10〜20mg)を維持。
・MMIとPTUは一日6錠(MMIなら30mg、PTUなら300mg)を3回に分け毎食後内服。
・重症例では一日9錠(MMIなら45mg、PTUなら450mg)から開始。
・投薬2週間で改善。投薬1ヵ月後で、ほぼすべての例で軽快。
・治療開始1ヶ月後から2週間に1回診察し、臨床症状が軽快し血中TSH濃度が正常値になるまで初期回投与量を継続。その後減量。
・ベータ診断薬は無関係なので省略。
・無機ヨード薬は、直ちに機能亢進症状をとる必要があるときに有用。使用後1ヶ月でヨード効果が消失するため一般的には使用されず。
・手術療法は無関係なので省略。
・放射性ヨード療法は、一回の投与により永続的治療が可。薬物療法及び手術療法に効果がないときに行う模様。

ネットではここが詳しそうですね↓
http://merckmanual.jp/mmpej/sec12/ch152/ch152e.html

<諸説のまとめ>
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/509.html
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/587.html

1.原発由来説
 1−1.溶融燃料再臨界説
 1−2.冷却プール再臨界説
 1−3.施設内残存ヨウ素水蒸気拡散説
2.焼却由来説
 2−1.汚泥焼却説
 2−2.廃棄物焼却説
3.医療由来説(日本の学者の通説)
 3−1.外来治療説
 3−2.帰省療養説
 3−3.医療廃棄物不法投棄説
4.生物濃縮説(藻・プランクトンによる濃縮)
5.外国由来説
 5−1.中露原潜事故説
 5−2.中国核施設火災説
 5−3.北朝鮮秘密核実験説
6.誤検出
7.上記の複合形態
Posted by ふくしまかりん at 2011年09月18日 07:53
はじめまして。
東電や政府が如何に無責任な事をやってるか
腹立たしい限りですね。
Posted by 貞子 at 2011年09月18日 08:02
うー子さん

貴重な臨床に即したお話ありがとうございました。

 治療説を唱える方とあまり正面から戦わないことが大事です。こちらが消耗するばかりで、得るものはありません。バセドウ病のアイソトープ治療は、ほとんど知らない(することだけ知っている)のですが、この中で医師が話した

Q-2:今と言うことは、どの程度なら問題なのですか?
A-2:治療で使ったのと同じものが出ています。3月の量は駄目です。

が着目点だと思います。南側200キロ〜300キロ地点でしょうか?やはり、甲状腺専門医<放射線?〉は知っていたのでしょう。

治療メモは大事ですね。単位がわからなくとも絶対に残しておかないといけません

今後ともよろしくお願いします。
Posted by いんちょう at 2011年09月18日 08:27
貴重なご意見を有り難うございます。東電発表の1号機サブドレイン水分析にも8月17日からヨウ素が2週間継続してでており、7月には1日のみ検出でしたので心配です。ツイッターも毎日読ませていただいております。(娘のアカウントから見ることができてるらしいです。コンピューター共有してますので)これからもお元気でご活躍されますよう陰ながら応援させていただきます。
Posted by Yoshimoto at 2011年09月18日 11:06
6月頃から良く読ませていただいています。
興味深い内容ありがとうございます。
奥州市ヨウ素131検出について、こんな情報も有る様です。
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/509.html
掲示板の性質上、信憑性の問題はあるかもしれませんが、
参考にはなるのではないかと思っています。

医療由来説の方は、実際にヨウ素131の使用状況を調べた方はいるのかかなり疑問です。
Posted by iretateno at 2011年09月18日 13:36
奥州市のヨウ素は、医療由来と考えた方が良いようです。医療由来説を唱える人は様々な理由を挙げていましたが、最も強固で証明しやすいそれは、奥州市が分流式の下水道を採用していることだと思います。

「分流式」とは、汚水管と下水管の2系統の配管を設置して、生活廃水と雨水とを分けて汚水を処理する方法です。生活廃水は、汚水菅を通して下水処理場へ運ばれて処理されます。一方、雨水は、雨水管を通して河川や海に直接運ばれ、そのまま流されます。分流式は、生活廃水だけを汚水処理するため、下水処理場に負担がかからないというメリットがあります。この方式では、雨水が下水処理場に運ばれる余地がほとんどなくて、家庭などで生じた汚水のみが運ばれます。ですから、下水処理場で生じた汚泥のヨウ素は、自宅療養中の患者さんに由来すると考えるのが自然な結論ということになります。

この点、バセドウ病などの人数が少ないことから不自然だとの主張もありそうです。しかし、未確認情報なのですが、放射性ヨード治療は年間4,000件程度はあるそうです。この療法は最初に一度受けるだけで効果が永続するらしいので、奥州市民であれば単純計算で年間3件(3人)くらいはあっても不思議ではなさそうです。バセドウ病などの患者さんが奥州市にいる可能性はそれなりにあると言って良いでしょう。

さて、問題の前沢浄化センターは、奥州市前沢区内の汚水処理を担当しています。前沢区内は、「公共下水道」、「農業集落排水処理区域」、「市営浄化槽区域」という3つの区域(市内全体では4つの区域)に分けられており、それぞれの区域では、それぞれ異なる汚水処理方法を採っているといいます。

「公共下水道」の区域は、前述の分流式を採用しています。この区域から雨水が浄化センターに運ばれる可能性はまずありません。

「農業集落廃水処理区域」及び「市営浄化槽区域」では、農業集落や一般家庭が浄化槽などの独自の汚水処理施設を設置して汚水を処理しており、この区域では、もしかしたら雨水も一緒に処理しているのかもしれません。しかし、その2つの区域では、汚水処理後、雨水管を経由して、直接、河川に流されていると考える方が自然です。たしかに、2つの区域で処理された汚水は、雨水管ではなくて、公共下水道の汚水管に接続されて前沢浄化センターに運ばれている可能性もないわけではありませんが、いったん汚水処理した水を、重ねて前沢浄化センターで再び処理するとは少し考えにくいです。それでは奥州市が分流式を採用したメリットが失われるからです。

そのほか、ガソリンスタンドや自動車洗車場の洗車機など、水を多用する無蓋の建屋などから公共下水道にヨウ素が流れ込んだ可能性などもないわけではありません。何かの想像できない未知のメカニズムが働いて、ヨウ素が前沢浄化センターに入り込んでいる可能性は当然あります。しかし、とりあえずは、どなたかが新たな発見をしてこの説明を覆すまでは、医療由来説を採用することにしました。
Posted by ふくしまかりん at 2011年09月19日 20:52
富士北麓処理センターで検出されたヨウ素の件。残念ながら山梨県郡内地方は医療の極度の過疎地域なので、甲状腺専門医はいないはずで治療は山梨大学付属病院に通院しているはずです。医療用と考えるには無理がある地域環境です。岩手だって多分そうでしょう。
Posted by 山梨の兄やん at 2011年09月20日 01:44
奥州市で候補となると思われる病院に実際に問い合わせをした
というお医者さんがツイートしていましたが、
「医療由来」には無理があることがわかったそうです。
Posted by うめぼし at 2011年09月20日 03:51
東電の隠蔽体質って治らないんですね。
Posted by aki at 2011年09月20日 21:00
一号機でヨウ素が充満しているが直に爆発の危険はないと報道していますが、爆発の示唆をする方もいますね。どうなるんでしょうか?また爆発した場合は屋内でマスクをしたらよいのですか。東京多摩の産婦人科で年間3人しかいない無頭の胎児が9月に既に3人いると内部告発の情報がネットにでていました。大学病院にそういうケースは回すはずなので、大学病院はもっと数値があがっているんじゃないかと。主人はそういう情報は放射能か原因がわかり兼ねるので母乳検査をみてるけど最近NDだからもう問題ないんじゃないのと言います。私はセシウムの場所が移行しているだけだし計りにくい核種も存在してるだろうから母乳や乳牛からセシウム検出した土地には、人間は暮らせないんじゃないかと思います。AERAの女性記者が東京で水食料を西日本のものにしても母乳からセシウムがでたと記事にしたからです。食料の前に汚染された土地には工夫して住んでもあまり意味のない気がします。何処の土地で体調不良がでたかの汚染マップがでるといいですね
Posted by 中井佐千子 at 2011年09月25日 20:52
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