2011年09月25日

福島の思い出(18)新人の配属先と仕事内容

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 同期は、10名いました。大学院卒が3名(ややふたしか)残りが学部卒です。

私と同じ研修班だった TK は、やはり当直員
もう一人、同じ独身寮だった OT は、第二保修課 計装班

列挙していきます
MT 第一保修課 原子炉班
TS 技術課(燃料?)
MM 保安課(線量測定関係の仕事)
WN 保安課(同上〉
HR 運転員(3−4号機)
NJ 発電課廃棄物処理関係
YM 技術課(よくしらない)

こんな感じの配属でした。福島第二の事務本館は、おおきく 発電部 と 技術部が事務所の場所がトイレを隔ててに分かれていました。そのため、技術部とはあんまり交流もなく私自身業務内容をほとんど知らないのです。協調して仕事をする必要性は、ほとんどなかった(業務内容が重なっていない)ですし・・

 さて、私が配属になったのは、発電部第一保修課でした。第一保修課は、1−2号機のプラントのおもりをする場所で、定期検査全般の仕事と運転中の機器の故障、トラブルに対応します。どちらが忙しいかといえば、もちろん定期検査中。運転中は、ほとんど仕事がないと言っていいくらいでした。第二保修課は、3−4号機担当です。

第一保修課は、さらに5つのグループに分かれ
タービン班・・タービン建屋+海水関係設備+純水装置+RCIC(原子炉隔離時冷却系)
原子炉班・・原子炉まわりと、RHR(残留熱除去系の海水ポンプ)
計装班・・測定計器
電気班・・モーター、遮断機など電気関係
総務班・・まとめ
となっていました。

 予算の大きさでいうと、タービン班は、約50-60億/定期検査(まとめることはしてなかったので、たぶんこの程度かと)原子炉班も同じくらい。そして、電気、計装関係はこれらの1/10程度の金額を動かしていたと思います。最後の方に担当していた、スクリーン他定期検査(海水まわり全て)は、約20億円くらいの工事でした。仕様書を作るだけで、電話帳くらいの大きさになるくらい。・・資料など全く持っていないので、頭の中の数値です。

 さて、配属されたタービン班には、副長、主任2名、副主任2名、あと担当者がいて全部で10名。私の1年上の学卒社員もいました。もちろん配属されたときは、なーんにも知りません。何をしたかさえ覚えていないです。とりあえず、現場の人に紹介がてら、先輩社員に連れて行ってもらったのでしょうか。検査のことも、お金のこともなんにも知らない新入社員が、理想に燃えて仕事らしきものを始めようとしていました。

■東電の思い出
  1. 福島の思い出(1)・独身寮
  2. 福島の思い出(2)・福島第一での初期研修
  3. 福島の思い出(3)・3交代勤務
  4. 福島の思い出(4)・・3交代(日勤)
  5. 福島の思い出(5)・福島第二の機器配置ほか
  6. 福島の思い出(6)・3交代勤務表、東電学園
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  17. 福島の思い出(17)配属先決定
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posted by いんちょう at 23:23| Comment(1) | 原子力
この記事へのコメント
2011.5.27にアップした
「蓮華寺池のとなり2」謎ノシロスズメはこの関連でしょうか?
ニコンオンライン」ギャラリーのchakepapa
で、2012.5.31.でUPし直しました。当時白いカラスもいると鳥のブロガーさん達が言っていました。
Posted by hiromi iwasaki at 2012年05月31日 17:32
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