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日本政府の発表する土壌汚染の単位はBq/kgであり、国際標準、原発内での汚染基準であるBq/m2を採用していません。このため、チェルノブイリなどと比較することはかなり困難なのですが、ときどき文部科学省がこの国際標準で汚染を発表します。
文部科学省及び群馬県による航空機モニタリングの測定結果について 平成23年9月27日から

Cs-134+Cs-137 (ストロンチウムなどは、一体どうなっているのでしょう?)

柏崎刈羽のトラブル報告から、

C区域 ・・ 4Bq/cm2〜40Bq/cm2x100x100= 4万〜40万Bq/m2 以下
D区域 ・・ 40万Bq/m2 以上
C区域 ・・ 汚染が強いため、服はそのエリア内だけで使用する(そこから外に放射性物質が出て行くことを防ぐ)。マスクなどは必要ない。
D区域 ・・ 全面マスクが必要。場合によっては(ぬれる場所では)アノラック(レインコートみたいなもの)も。
全面マスクとは、このようなもの

さて、これで見てみます。40万Bq/m2の範囲とはだいたい 300k-600kBq/m2と考えていいようですから
・飯舘村
・伊達市
・福島市
・二本松市の一部
が含まれているのがおわかりでしょうか。
次にC区域 4万Bq/m2 = 40KBq/m2 ですから、福島県のほぼ全域(南会津などをのぞく)と栃木県
那須塩原、日光、そして、群馬県の約半分が含まれてしまっています。
東北新幹線は、宇都宮−那須塩原−新白河−郡山−福島 を結んでいますから、那須塩原駅から福島まではすくなくとも東電の社内規定では、C区域。すなわち、物品の搬入には区域内に入るごとに検査が必要となる状態であり、当然区域内での飲食は禁止されます。
東北新幹線では、一体どのような管理がなされているのでしょうか(何もされていなさそうですが)
原発から210キロだけど…「原発近い」とロシア美術館の工芸展中止2011.9.28 14:06
群馬県高崎市の県立近代美術館で12月に開催予定だったロシア国立エルミタージュ美術館所蔵のガラス工芸品展が「東京電力福島第1原発に近い」とするロシア側の意向で中止されたことが28日分かった。
近代美術館によると、エルミタージュ美術館が5月、「群馬は原発に近く放射性物質による展示品の汚染が懸念される」と中止を申し入れた。近代美術館は東京都内の企画会社やロシア大使館を通じ「群馬の放射線レベルは低い」と開催を求めたが8月に正式決定した。近代美術館は原発から約210キロに位置する。
展覧会は6月以降、北海道、東京、岡山、群馬の4会場で巡回展として企画された。東日本大震災後、エルミタージュ美術館は企画会社へ全会場の開催延期を求めたが、群馬を除く3会場は予定通り開催することで合意し、すでに北海道と東京で開かれた。東京の会場だった東京都庭園美術館は原発から約230キロ。
近代美術館は「群馬は原発事故の影響がないことを理解してもらえず非常に残念」としている。代わりに19世末〜20世紀初頭のフランス文化人の社交場をテーマにした絵画やポスターの展覧会を開くという。
記事では210kmを原発に近いというなんて、おかしいという論調ですが、世界はそうは見てくれません。そして、それが世界の常識なのです。日本政府がいくら説明したところで、受け入れてもらえるものではありません。
では、チェルノブイリの避難区域をもう一度確認しておきましょう
<チェルノブイリ>
(強制避難エリア):148万Bq/m2(MBq/km2)
第一区分(強制移住エリア):55万5千-148万Bq/m2(MBq/km2)
第二区分(補償つき任意移住エリア):18万5千-55万5千ベクレル/m2(MBq/km2)
第三区分(放射線管理エリア):3万7千 - 18万5千Bq/m2(MBq/km2)
福島原発周囲、福島市、二本松市の一部が、すべて強制移住エリアに入り、福島県、栃木県、群馬県のほぼ全域が補償付き任意移住エリアに該当することがおわかりでしょうか。
福島原発災害の爪痕は、考えられないくらい大きな被害を日本にもたらしています。
(参考)早川先生の2011.9.11版 地図

■関連ブログ
セシウム牛は要全面マスク域で飼育中だった・・2011.7.13
チェルノブイリでは強制移住2011.5.25
タグ:P
日光ですね。ま、日航と変換してしまいたくなるのもわかるけれど。
bienrikiriki さん
日本全国のスキャンが必要だと思いますが、実行は色々と難しいのかもしれません。早川先生の地図と見比べては?
これってどうでしょう?これも放射能の影響だと私は思ってしまいます。乳幼児が心配です。
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2011092804390.html
上記の説明で1つだけ質問がございます。
質問.
「C区域 ・・ 汚染が強いため、服はそのエリア内だけで使用する(そこから外に放射性物質が出て行くことを防ぐ)。マスクなどは必要ない。」
は何に定義(又は規程)してあるのでしょうか。
今日、とうとう東京に来ましたが、誰もマスクなんてしてません。
でも私は取りません。
実は主人の病室の隣りに、たまたま熊本在住でご実家が東葛地区の方が入院されてました。
夏休みに小学生の娘さんと1ヶ月間、ご実家に里帰りされたら、腸の具合がどんどん悪くなってきて、最終的にこの病院で治療されてるそうです。
娘さんは熊本に戻られています。
なんだか、やはり放射能の影響かなと思いました。
だいぶん汚染状況が見えてきましたね。すでに事故から半年過ぎましたけれども。。orz
夏休みに松戸→熊本母子避難していた者です。
文部科学省の航空機モニタリング調査、千葉県も発表されましたね。
懸念していた通り、私の住む新松戸地区は柏並みの汚染、6万Bq〜/uであることがはっきりしました。
飲食の禁止されているC区域にあたりますね。
先日ガイガーを持って長男の幼稚園の近くを歩いていたら、アラームが2度ほど鳴り、それぞれ0,3μSv、0,4μSvと高く驚きました。
そしてそのまま幼稚園を覗いたら、園庭で運動会の練習中をしており、ぞっとしました。
今後については、実家の受け入れ条件が「主人が納得した上での避難であること」であるため、主人とは何度も話し合いを持とうとするのですが、仕事が多忙なこともあり放射能の事は考えたくもないようで、なかなか進展していませんでした。
しかし今回のこの調査結果を伝え、なるべく近いうちに長期避難に入りたいと思います。
今は、こちらに戻って悪化した、下の子のアトピー悪化が一番心配です。
子供たちの健康を守るため、頑張ります。
私の間違いであればよいのですが、KBq/m2やMBq/m2など不慣れですので、再度教えて下さい。
私の間違いです。文章を訂正足しました。ご指摘ありがとうございました。
地域によっては、班長さんが一軒々まわり出欠の確認までしています。異常事態!
土嚢袋は、7〜10μSv前後にもなるものを、住民が運んでいるのです。
私の地域も、昨日回覧板が回って来ました。作業になる前に、早く着雪して欲しいです!
それでなくても、身体がだるかったり、下痢が続いたりしているカナリアでした・・・
院長先生などのブログが重要な所以です。
ご活躍,今後もよろしくお願いします。
連休に北海道へ旅行に行きまして、往き帰り(飛行機vs新幹線)で放射線量を測ってみました。
http://ameblo.jp/khashimo/entry-11245484939.html
既にこちらのブログを拝見してましたので、飛行機での線量値にはあまり驚きませんでした。
新幹線は飛行機の場合より低いですが、やはり福島原発に近づくと高くなるのが分かります。
仙台を過ぎて 或る地点で瞬間的に高くなった(0.42μSv/h)のですが、その時 列車内の電光ボードを見ると那須塩原駅を通過中と出ていました。
以前NHKの番組で那須塩原にホットスポットがあると言っていましたが、そのとおりのようですね…。
テレビがいかに信用ならないか、あきれるばかりです。
被曝させられた方々の怒りと悲しみは、日本人全員がわかちあい、行動につなげるべきだと思っています。
あと、
こちらに書き込むのが適切かわかりませんが、
腹の立つことがありました。
(残念ながら)親戚が少し東電の株を持っています。
その、東電の株主総会のための「議決権行使書」をみせてもらいました。(第88回定時株主総会について)
14号議案まであり、どうも100株所有なら「1つの議案に対し、賛否のいずれかをいえる」と。
で、例えば300株所有なら、「3つの議案に○か×か言える」わけですよね。
となるとその他の、11件の議案がどうなるかというと、
「東電の都合のいいほうに○つけさせてもらいます、ご注意ください」って、但し書きがしてあるんです……。
え、ええっ!?!?
1.100株ごとに議決権1個、という限定的なのがおかしい
2.議決権を行使しないものの意見を、勝手に東電が「作ってしまう」のがおかしい
意見を集める気、ゼロですよね。
反原発のみなさんにこのことを伝えたいです!!
ただ、第5号議案から第14号議案までは、株主からの提案で、
「原発は稼動させるな」
「独占状態を解消せよ」
「電源を選択して購入できるように。選択肢は、火力など再生可能エネから」
という、大切なことが沢山盛り込まれています。
(東電はこの株主からの提案全てに、反対、といしていますが)
株主の方たちも動いてきているのだと思いました。
6月27日のこの総会で、変な方に流れを持っていかれることなく、株主の方たちが、意見すべきところは厳しく問いただすようになるよう、願っています。