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本日の熊日朝刊から(熊日の記者は、積極的賛成派もいれば、慎重派もいるようです)

記事の中から
「CIAは正力を利用した。正力は日本の発展に原子力が要ると信じたようだが、米国は、被爆国の日本での原子力推進がほかの諸国への宣伝になると考えた。米国の工作で核兵器と原発は別物との考えが日本に定着してしまった。」
「広島、長崎の実像が国民に十分に知らされず、歴史研究も足りず、日本人は核の危険性を理解できなかったと思う。日本は米国に従属し、福島の事故まで、核を閉じ込めることの重要性に気がつかなかった。」
・・・今でも、気がついていない人が大多数のようですが・・
そして、原爆体験者 橋爪文 氏の話。(終了しました)

40分23秒
34:00頃
一番怖いのは、近い将来世界のどこかで原発事故が起きるだろうという確信みたいなものがあった。広島に行ったら毎日フランスからインタビューがあった。
・原爆と原発はおなじモノですと答えました。
・作る過程も同じですし、核を燃やすのも同じ、放射能の被害があるのも同じだから、 同じですと答えた。
・放射能という意味では全く同じ。
・世界の問題だから、そこに目を向けないといけない。
・次世代に思いバトンを渡すことになったことが、気持ちを重くしている
広島から
日本のみなさん、世界のみなさんへ
夜遅く広島の地を踏んだとき、私は両肩に重い負荷を感じ、一瞬足が前に進みませんでした。
帰広する度に私は先ず平和公園の慰霊碑に足を運び、碑の中の親族、友人、知人、そしてあの日、想像を絶する惨状の中で死んでいった人びとと対話するのが常でしたが、今回は祈るというよりお願いをしました。
私に、いましばらくの間、健康を与えてください。
私に、ちからを与えてください。
私に、何ができるのか教え、導いてください。
(中略)
地球上に生を受けているのは人間だけではありません。人間が自らの利得のために、他の生物を犠牲にするのは不遜ではないでしょうか?
自然と調和して生きていく道を拓くのが、人間の英知ではないでしょうか?
また二十世紀から二十一世紀に生きる私たちは、長い人類史のほんの一刻を与えられているに過ぎません。先達から引き継ぎ、未来へバトンタッチをする、ほんの一刻を預かっているだけではないでしょうか?
少し、核を勉強してみましょう。一番いい教科書は、
です。
世界最初に原爆を使ったのは、もちろん米国ですが、最初はナガサキと同型のプルトニウム爆弾でした。the Trinity test 1945.7.16
これには構造上の理由がありました。まず、広島に落とされたLittle Boy


起爆は砲撃方式と言われ、単純なため起爆実験は行われませんでした。
ナガサキ型のプルトニウム爆弾 Fatman


この形式を爆縮型といい起爆に高度な制御が必要とされます。このため、実際に使用する前にtrinity testを行ったと書かれています。
(実際の映像)
そして、核の世紀が始まってからの核実験
つい最近まで、これほどまでに行われていたことに本当に驚きを感じ得ません。
Operation Castle Bravo
Tsar bomba(ツァーリ・ボンバー)1961.10.30
中国核実験 3.3Mton
The First British Hydrogen Bomb
地下核実験 1962.6.6
■関連ブログ
お互いの肌のぬくもりが生きる力になる2011.8.30
世界中のみなさん、反原発に向けて立ち上がりましょう 橋爪 文(原爆被ばく者)2011.8.23
タグ:脱原発
今回の映像は、ほかでも見る機会がありますが、改めて見ていて、今回も非常に気分が悪くなりました。
やっぱり必要ない。
なんとしてでも止めさせなければ。
院長先生、また宜しくお願い致します。
先生のブログを時々使わせて頂いてもよいでしょうか?
です
日本の原発は、日本人をくまなく殺せるように巧妙に配置されています。
玄海原発は、偏西風を利用して北九州を破滅させるため。
川内原発は、偏西風を利用して南九州を破滅させるため。
伊方原発は、中国・四国地方破滅させるため。
島根県の原発は、偏西風を利用して近畿地方を破滅させるため。
若狭湾の原発群は、偏西風を利用して中部地方を破滅させるため。
泊原発は、偏西風を利用して北海道を破滅させるため。
志賀原発は、北陸地方を破滅させるため。
浜岡原発や柏崎刈羽原発は、中部、関東、東北を破滅させるために。
私は、日本国内で反乱が起こったら意図的に原発事故を起こして制圧するために各地に原発が置かれていると考えます。
日本政府や背後に控えるアメリカは、いざとなったら、原発事故を意図的に起こして日本人を制圧しようとしていると考えます。
先生のご意見を知りたいです。
原発(軽水炉)と核武装の問題については、大きなねじれ現象や、世間の誤解があるように思います。
正力や中曽根が、東海村にイギリス製のコールダーホール型黒鉛炉(現在は老朽化により廃炉)を建設した時には、
確かに原発と核武装はリンクしていました。黒鉛炉では、核兵器製造に必要な高純度のプルトニウム239が製造できます。
ところがその後の原発は全て、米国から輸入した、あるいは米国の技術の入った軽水炉となりました。
軽水炉で生成する原子炉級プルトニウムは、プルトニウム239の割合が低く(60〜70%)、
239以外のプルトニウムから発生する発熱と放射線が強烈で、生身の人間が接近したり取り扱える代物ではない上に、
ブースティング技術を用いても威力が不安定で、核兵器にはとうていなり得ないものです。
(米国の核技術を用いても、巨大で兵器にはなり得ない実験装置である『核爆発装置』を作るのが限界)
また、ウランなどの核燃料、原子炉を含む原子力関連の部品、資材、技術を輸入するには、
輸出元と条約(原子力協定)を締結しなければならず、この条約によって、
核武装の際には全ての核関連物資の輸入が止まる上に、これまで輸入したものについても、
相手国の請求に応じて全て返還する義務が生じます。
つまり、日本が核武装したら、ウラン禁輸とその他の物資の返還義務により、原発(軽水炉)は全て停止する。
わが国の核武装は、原発(軽水炉)の電力を人質にされて、封じ込められているのです。
原発(軽水炉)は、非核武装国が核武装することを封じ込める『トロイの木馬』なのです。
こう考えれば、保守、右翼、タカ派と呼ばれる人々こそが、原発(軽水炉)に反対し、
左翼と呼ばれる人々こそが、原発(軽水炉)に賛成すべきなのですが、
まだまだ大きなねじれ現象があるように思います。
別の見方をすれば、核武装をするにしてもしないにしても、それは将来の日本人が決めることですが、
原発(軽水炉)を廃止することにより、現在のような
(ほとんどの人々が知らないうちに、核武装という選択肢そのものが封じ込められている)
という状況はなくなります。
脱原発により、
@美しく安全な国土の保全
A新型火力による低コストで安定した電力の供給による経済成長
B戦争や大規模テロにおける攻撃目標の撤廃と、将来の核武装を可能にする選択肢
という、あらゆる面で、わが国の国益が増進されます。
保守、右翼、タカ派と呼ばれる人々(産経新聞など)の無理解ぶり、
国益に180度反することを嬉々として主張する愚かさは、実に嘆かわしい限りです。
長文大変失礼いたしました。小野先生を今後とも応援しております。
どこが?って逆に訊けば良かった。
知人より先生の方が詳しいですね。