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随分ととり上げられていますので、ご存じの方も多いと思いますが,昨日の夕刊から

10人の甲状腺機能に変化 福島の子130人健康調査 10月04日(火)
認定NPO法人日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)と信大病院(ともに松本市)が、福島県内の子ども130人を対象に今夏行った健康調査で、10人(7・7%)の甲状腺機能に変化がみられ、経過観察が必要と診断されたことが3日、分かった。福島第1原発事故との関連性は明確ではない。旧ソ連チェルノブイリ原発事故(1986年)の被災地では事故から数年後に小児甲状腺がんが急増しており、JCFは今後も継続的に検査が受けられるよう支援していく方針だ。
調査は原発事故から逃れて茅野市に短期滞在していた子どものうち希望者を対象に7月28日、8月4、18、25日に実施。130人は73家族で生後6カ月〜16歳(平均年齢7・2歳)。医師の問診と血液検査、尿検査を受けた。
甲状腺は成長に関するホルモンをつくる。今回の調査で1人が甲状腺ホルモンが基準値を下回り、7人が甲状腺刺激ホルモンが基準値を上回った。甲状腺機能低下症と診断された例はなかった。信大病院の中山佳子小児科外来医長は「現時点では病気とは言えないが、経過観察の必要があるので、再検査を受けるように伝えた」としている。
ほかに、2人の男児(3歳と8歳)が、甲状腺がんを発症した人の腫瘍マーカーにも使われる「サイログロブリン」の血中濃度が基準値をやや上回った。サイログロブリンは甲状腺ホルモンの合成に必要なタンパク質。甲状腺の腫瘍が産生したり、甲状腺の炎症で甲状腺組織が破壊されたりすることで血中濃度が高くなるが、健康な人の血液中にも微量存在する。
原発事故で放出された放射性物質のうち、放射性ヨウ素は、甲状腺が甲状腺ホルモンを合成する際にヨウ素を使うため、人体に取り込まれると甲状腺に蓄積、甲状腺がんや機能低下症を引き起こす。
JCFの鎌田実理事長(諏訪中央病院名誉院長)は「いろいろ意見はあるが、被ばくの可能性は捨てきれないと思う。継続してフォローしていくのはもちろん、福島の新たな希望者がいれば、健康調査の枠を広げるつもりだ」と話している
・甲状腺ホルモン(T3, T4)が基準値を下回った 1人
・甲状腺刺激ホルモン(TSH)が基準値を上回った。 7人
新生児マス・スクリーニング対象疾患の解説から

図を見ておわかりでしょうか。どちらの検査結果とも、甲状腺機能低下が起きていることを意味します。(おなじことです)
サイログロブリン
高値疾患
バセドウ病、亜急性甲状腺炎、甲状腺腺腫、甲状腺分化癌
このサイログロブリン高値は、亜急性の甲状腺炎が起きていると考えられます。
まとめますと、
「甲状腺機能をスクリーニングしたところ、甲状腺機能低下症を示すTSHの上昇が8人に見られ、この内1人は甲状腺ホルモンも基準値を下まわっていた。さらに、2名でサイログロブリンも上昇していたことから、甲状腺になんらかの炎症がおこっていることが推定された。」
放射線性甲状腺炎を起こしている疑いがあるといって良いでしょうか。
専門医の方からコメントをいただきました。
16才以下の子ども130人、甲状腺ホルモンが低い子が1人、甲状腺刺激ホルモンが高い子が7人とのことですが、甲状腺ホルモンが低ければ、甲状腺刺激ホルモンは下垂体に問題がない限り必ず高くなりますので、甲状腺機能低下症(今では甲状腺刺激ホルモンが上昇していれば機能低下症としてとらえます。 軽い重いは別に。)
したがって、甲状腺機能低下症は130名中7名、7/130=5.4%となります。
成人健康女性のデータで、私の経験ではほぼ同じ割合で甲状腺機能低下がみられますが、男性ではこれほど多くありません。
ポイントは今回は子どもであり男女含めてのデータだということです。
その原因として、放射線被曝、ヨウ素剤またはヨウ素を多く含む食品の多食(ただし、福島会議でもヨウ素剤の配付はなかったと発表されています)などがありますが、いずれにしても、半年後にどのような甲状腺機能になっているかが決めてとなります。
福島の健診では、血液検査は不要としておこなわないようですが、全員ではないにせよ一部の子どもに血液検査をおこなってみる必要性はあると思います。
癌をみつけるという意味では血液検査は不要かもしれません、ただ、甲状腺機能低下症は子どもの発育に影響を与えますから血液検査を無視する理由は不明です。
都内の病院では、放射能被ばくの検査自体を受け付けないと標榜している病院もあると聞きます。

さて、この記事はやや奇妙です。なぜ、信州なのか・・キーワードは、認定NPO法人 日本チェルノブイリ連帯基金と松本市長です。以前ご紹介しましたが、松本市長は菅谷昭氏で、このNPO法人の支援で、チェルノブイリの医療を行われておられます。そう言った縁もあって、今回の検査実施主体となったのではないでしょうか。
さて、安全グループの雄といえば、もと長崎大教授の 山下俊一氏 この方は、9月11、12日に福島で、学会を開いています。カレイドスコープから
誰のための放射線国際会議なのか 2011.9.17
「放射線と健康リスク」と題した国際専門家会議が、震災から半年を迎えた11日から2日間の日程で、福島市の福島県立医大の講堂で開催され、国際放射線防護委員会 (ICRP)や国連科学委員会(UNSCFAR)、国際原子力機構(IAEA)など、国際原子力関係機関の専門家が医療被ばくや情報提供などの支援を行う ことを決めた。
この会議は日本財団が主催、ICRP、福島県医師会、福島県立医大、放射線医学総合研究所(放医研)などが共催、ロシア、アメリカ、ウクライナ、英国などから放射線防護の専門家ら約400人が参加した。
このような学会の時には、スポンサーをきちんと押さえておかなければなりません。今回は「日本財団」のようです。また、色々と有名な放医研もきちんと協賛しています。結論は読まなくてもわかりそうです。
組織委員会の山下俊一福島県立医大副学長ら出席者は、今後実施予定の約200万人の県民を対象にした県民健康管理調査実施の妥当性と、県民への調査参加の呼び掛け、「福島は線量が低く安全である。チェルノブイリとは違う」とのアピールをした。
福島医大で「放射線と健康リスク」国際会議――異説と市民を排除した「英知の結集」2011.9.26
「放射線と健康リスク――世界の英知を結集して福島を考える」と題した国際専門家会議が九月一一、一二日の二日間にわたり、福島県立医科大学で開催された。会場には、世界一四カ国・二国際機関から放射線医学や放射線防護学の専門家が一堂に会し、研究者二九人が講演。医師や医学研究者など約四〇〇人が会場を埋めた。
主催者の日本財団は、会議の目的が、福島第一原発事故による放射線の健康へのリスクを正しく評価し、福島県が実施している二〇〇万人対象の県民健康管理調査事業に役立てることにある、としている。また、同会議の組織委員会には、一〇〇ミリシーベルト以下の被曝は「安全である」と述べた福島県立医科大学副学長で、県民健康管理調査検討委員会座長の山下俊一氏が名を連ねている。
パネリストとして講演した研究者の大半が、国際放射線防護委員会(ICRP)や国際原子力機関(IAEA)、国際連合放射線影響調査科学委員会(UNSCEAR)の関係者で占められていた。
一方、ICRP勧告よりも厳しい被曝限度を主張する欧州放射線リスク委員会(ECRR)や核戦争防止国際医師会議(IPPNW)、フランス放射線専門家グループ(CRIIRAD)などの専門家は招かれていない。また、メディア関係者は入場が許可されたが、一般市民は不許可だった。
講演では、放射線医学総合研究所理事の明石真言氏が、「市民は正しい情報がわからずに混乱している。研究者は科学的知見にもとづいて、同一の情報を発信すべき」と主張。米国国際疫学研究所のジョン・D・ボイス氏は、「チェルノブイリ原発事故と違い、福島の原発年数の放射線量では、小児甲状腺がんなどの健康被害のリスクはない」との推定を発表した。
また、ストーニーブルック大学のエヴェリン・J・ブロメット氏は、原発事故による公衆衛生上の最大の問題は放射線障害ではなく心理的影響であり、「抑うつなどの疾病が心配される」などと話した。
さらには「原子力発電は不可避な選択であるので、一般市民の認識を国際社会全体で変革してゆくことが不可欠である」(漢陽大学校ジャイ・キ・リー氏)という発言まで飛び出した(講演と質疑応答は、日本財団のホームページ http://www.nippon-foundation.or.jp/org/news/fukushima-sympo.htmlを参照)。
会議前の九月九日には、市民放射能測定所(福島市)をはじめ一二九の市民団体が、国際会議の主催者である日本財団に公開質問状を提出。質問状は、「国際会議として、放射線被ばくによる健康への影響を検討するならば、異なる見解を持つ専門家、研究者同士が議論してこそ意味がある」と指摘した上で「市民の不安を取り除くはずの会議が、一般市民を排除して市民の声が届かない形で行われる」と批判した。
異なる見解をもつ専門家を排除し、一般市民の入場も禁止する理由を問うたのだ。
パネリストをICRP勧告の信奉者に限定し、意見対立をあらかじめ回避するのでは、科学的で公平な議論が保障されない。また、被曝者でもある市民に参加の機会さえ与えないのは、リスクコミュニケーションを行なう意思はないのでは、と疑われても仕方がない。
原発事故から半年、福島県民は放射能被害との、終着点の見えない闘いの中を生きている。そして、政府や県の後手後手の放射能対応に憤り、放射線防御を優先せずに「安全」を説く専門家に不信と不満を募らせてきた。
今、切に求められているのは、放射線リスクの正確な情報を専門家と市民が、意思疎通しながら共有してゆくことであろう。そうでなければ、将来県民健康管理調査の結果が出たとしても、内容を信頼することはできないだろう。
会議場前では、子どもたちを放射能から守る福島ネットワークのメンバーらが、「福島医大を“第2のABCC(原爆傷害調査委員会)”にするな」「子どもたちを放射能から守れ」「山下副学長は辞任せよ」といったメッセージを掲げ、抗議行動を行なった。
(福島美子・ライター、9月16日号)
どう考えても、全くつながりません。いわゆる御用学者というのは、日本だけではなく、世界にもたくさんいるような気がするのは私だけでしょうか。
追記・・twitterから情報 同日の福島民友の記事

中身は全く同じですが、結論が全く違います。
甲状腺を専門とする福島医大医学部期間制御外科学講座の鈴木真一教授は「この結果を見る限り、一般の健康診断で測定される範囲内」と話す。
130人中7人で確認された甲状腺刺激ホルモンの上昇は「大人の場合は多いときには2割で基準値を超える人が確認される。特異なデータではない。仮に治療するとしても判断基準は数十という数値」と指摘。
サイログロブリンの上昇については「甲状腺の陽性腫瘍や炎症などに確認されるタンパク質で、ガンに特有な指標ではない。この数値なら問題ない。」としている。
わたしもそれほどは詳しくないので、専門医の先生に聞いてみました。
・子どもと大人では全く様相が異なる。2割も子どもに異常があれば大変なこと。(成長に不可欠なホルモン)(逆に高齢者では、2割近くに甲状腺機能低下を示すことがある)
・半年後にどうなっているかが問題。
サイログロブリンは、私は放射能による甲状腺の炎症を示していると思います。ガンの指標では確かにないでしょう。
統計マジックですね(母集団をわざとぼやかす)。全く同じ内容で、正反対の記事を書く・・福島民友には良心はないのでしょうか?少なくとも、相反する2つの意見は載せるべきなのではないのでしょうか。
■関連ブログ
甲状腺とヨード2011年03月21日
松本市長 2011/3/22 定例記者会見-内部被曝の事実2011年08月01日
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先生 地震大丈夫でしたか?
お怪我など していませんか?
震度5強の 所もあったようで・・・・・
私は 東京郊外在住ですが この間の地震は
震度5弱でした。
でも 本当に怖かったです。たまたま戻っていた娘と 車椅子の母を テーブルの下にそっと
潜り込ませました。
1000年に1度の 大地震 日本各地に影響が及ぶのでしょうか?
お話は変わりますが、私と娘は バセドウ病です。やはり少し気になります。
余震くれぐれも気をつけて下さいます様。
「武田邦彦氏の売り歩く放射能デマ」という記事が出てます。
武田氏のtweetに関しては、(個人的にも)思うことが色々ありますが、
この記事の筆者が
> 被曝と健康被害の関係については、不幸なことに広島・長崎の被爆者12万人のデータがあり、きわめてくわしく正確にわかっている。
と言い切ってしまっていること。
わかっているなら、今のこの情報の錯綜はなんなんだと言いたい。
だいたい、他人の専門分野をとやかく言っているが、自分の専門は経済学らしい。なんだかなー。
今朝からテレビでの甲状腺のニュースを見て何度見ても涙が止まらませんでした。
どう考えても今回の事故の影響しかありえないのに、はっきり断言出来ない歯痒さ、悔しさ、怒りが込み上げてます。
千葉に住んでいます。子供が不明の熱、鼻血、咳、リンパのしこりが消えません。四月の始め家族全員あり得ない体の不調も続きました。子供の甲状腺検査そのうち受けたいと思ってました。
我が子の通う幼稚園は給食産地公表一切無しです。お米も新米への切り替えすら教えてくれません。周りは仕方ないみたいな対応です。納得いかないので今月からお弁当持参です。運動会も普通にあり、みんな裸足でした。我が子だけ靴を履かせました。お弁当もいつも通り外で食べました。昨日熊本に居る友人から聞いたのですが、遠く離れた熊本でさえ福島原発の影響を考慮して運動会の昼食は室内開放だったらしいです。
周りからは放射能を気にするママと言われてるみたいです。子供の将来、子孫の事を考えたら今私が出来ることは内部被爆を極力抑えることしか出来ません。友達は人間の体もそのうち放射能にも対応出来る様に進化すると信じてる、だから普通に生活すると言ってました。先週やっと咳がらみの熱が下がったと思ったら、今度は高熱、関節痛が3日続きました。大好きな地ですが、離れることも検討しています。今回の事故で、国は未来ある子供達を護ってくれると信じてました。チェルノブイリとは違うのは、チェルノブイリより最悪な事故になりつつあるのに、悔しいです。
福島県立医大の山下俊一 副学長が今後の「医療の干渉?」を妨害する予感もあります。
IAEA側の学識人のみ集めて形作りをしたのも同様。
非公式な発言だと思いますが、「誰も成し得なかった研究成果が得られる」と言って長崎大学を求職し
福島へ向かった話が伝え漏れています。(長崎大学内部)
世の中で一番怖いのは人だと、だから鬼は人の顔をしているのだという話を私は思い出しました。
今回の新聞記事は、新聞社のバイアスのない、事実だけを記載したものなので、数字が正しいとして分析してみます。
16才以下の子ども130人、甲状腺ホルモンが低い子が1人、甲状腺刺激ホルモンが高い子が7人とのことですが、甲状腺ホルモンが低ければ、甲状腺刺激ホルモンは下垂体に問題がない限り必ず高くなりますので、甲状腺機能低下症(今では甲状腺刺激ホルモンが上昇していれば機能低下症としてとらえます。 軽い重いは別に。)
したがって、甲状腺機能低下症は130名中7名、7/130=5.4%となります。
成人健康女性のデータで、私の経験ではほぼ同じ割合で甲状腺機能低下がみられますが、男性ではこれほど多くありません。
ポイントは今回は子どもであり男女含めてのデータだということです。
その原因として、放射線被曝、ヨウ素剤またはヨウ素を多く含む食品の多食(ただし、福島会議でもヨウ素剤の配付はなかったと発表されています)などがありますが、いずれにしても、半年後にどのような甲状腺機能になっているかが決めてとなります。
福島の健診では、血液検査は不要としておこなわないようですが、全員ではないにせよ一部の子どもに血液検査をおこなってみる必要性はあると思います。
癌をみつけるという意味では血液検査は不要かもしれません、ただ、甲状腺機能低下症は子どもの発育に影響を与えますから血液検査を無視する理由は不明です。
みすず。
何年か前にTVのドキュメントで見てとても感動したのを覚えています。
そんな方だから、癌になる前に発見して予防してやりたいと検査されたのではないでしょうか。想像ですが。
一方福島の佐藤知事は、検査などして悪い結果が出て県外に自主避難されては困ると考え検査をしないのではないでしょうか。
また、これも想像ですが、山下は、発症と経過の統計にだけ興味があり、予防などしては統計の邪魔になるくらいにしか考えていないのではないでしょうか?
人の魂の尊さに天と地ほどの差があるとつくづく思います。
佐藤福島県知事はあくまで原発ムラの一員で、福1の事故もできるだけ穏便に済ましたいと思っています。
県や市の放射能測定値は測定高さや箇所が統一されていずいい加減らしいです。
そして、公表値も低めにしています。
米や農産物もそうです。
彼がそうするように通達をしているからです。
そして、全国的な傾向だと思いますが、最近は原発関連の報道はほとんど在りませんが、これも国や東電などの原発ムラによりマスコミが報道を控えるよう言われているからです。
また、放射線被害の患者も出ていますが病院側もそれについては隠すように言われていて、我々には解りません。
でも確実に急性白血病などで亡くなる方が増えています。
その最大の張本人がが佐藤福島県知事です。
どうぞ、国や県の発表を鵜呑みにしないで自分の身は自分で守ってください。
現実はこうです。
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-827.html
http://www.youtube.com/watch?v=3p73GY19ZrY
私は福島県在住で、未就学の子供がおります。県の今までの対応、先日の県立医大の国際会議で更に、福島県民は被ばく人体実験させられている、と感じています。
特に子供たちがターゲット、とてもつらく、許せない。
でも、でも浴びてしまった放射線はもう、どうしてあげることもできない。弱音なんてはいていられませんが、後悔と、日々の放射線対策、情報集めで親の私の方がおかしくなりそう。どんなに気を付けても、周りの人もそういう感覚とは限らず、たとえば最近ですと田圃を燃やす農家のかたもいらっしゃる(取り締まるすべがないそうなのでなんとかしてもらえるよう意見中)やはり母子での移住しかないようです。
先生に個人的にお聞きしたいことがあるのですが、今回のような甲状腺の異常を見つける検査と内部被ばく検査(幼いので尿検査)で、どの程度の内部被ばくをしているか、今後の危険性を予測することは可能でしょうか?
また将来的に何かあったとき、双方の関連性から、被ばくが原因での症状だと証明することは可能でしょうか?
尿検査も最近行いましたが、半年過ぎでセシウム134 0.52、セシウム137 0.60Bq/kg。経過を見るためにも定期的に検査したいと思っていますが、この結果をどうとらえていいものなのかわかりません。この値から内部被ばく量の計算方法はあるのでしょうか?県内ですと、県立医大の息がかかっているのではないか?と疑心暗鬼になり、相談する気になれません。
コメント欄をお借りして質問してしまい申し訳ありません。もしご回答いただけたら大変うれしく思います。よろしくお願いします。
小学校もお肉、魚、野菜も九州産にこだわってるとのお返事を頂きました。どちらも嫌な顔をされるかなと思いましたが丁寧にお返事を頂きました。
幸い、周りに分かってくれるママ友が多いので
どこで九州産の物が手にはいるか、地道に
輪を作ってます。 国が守ってくれないなら
母親が子供を守るしかありません。
幼稚園の運動会は室内でした。小学校も食事の時は体育館を開放してくれるそうです。
本当は外で食べた方が美味しいのですがしょうがありません。
煩いと仮に思われても、後々後悔したくないので私は行動し続けます。それが母親の義務だと思います。
先日スーパーで表示を見ながら、メーカーに電話をしてるお母さんを見ました。どこでいつ作った物ですかって。皆気にしてるのです。政府に伝わってないはずが無いのですが。
放射能の拡散を早く止めてくれれば良いのですが。何をするより止めるのが先では無いのかな?
随分とつらい中でよく頑張られていると思います。尿中のセシウム濃度についてはよく知りませんが、報道で出ている数値と比較しますと、随分と低い感じです。
放射能の内部被曝に関しては、人類はなにもわかっていません。おそらく、もっともわかっているであろう米国は、軍事機密の元情報を一切公開していません。
内部被曝による健康障害は、説明が大変難しく、被曝が明らかな米国の軍人でさえ、裁判で勝つことはかなり困難だと聞きます。
従ってどのような検査データを集めても、証明することはおそらく不可能に近いのではないでしょうか。それは、肥田先生もお話しされています。簡単に証明できるならば、原発をこれほど増やせたはずはありません。
内部被曝に関して、mSvで評価するのは、私は全く評価していません。ただ、体内に入れてはならないのだと思ってます。
調べれば調べるほど、いつか子供が・・・と悪い想像が浮かんできてしまいますが、逃げてたら何もできません。母強し!。
●機動隊に守られて実施された福島第二原発建設の公聴会ー東日本大震災の歴史的位置
『東京電力三十年史』
福島第二原子力発電所の建設 [初の公聴会] 福島第二原子力の一号機は、昭和四十七年八月に内閣総理大臣に対する原子炉設置許可申請を行い、安全審査に付されていたが、原子力委員会が四十八年五月に公表した「原子炉の設置に係る公聴会開催要領」の適用第一号となり、同年九月十八、十九日の両日、福島市で初の公聴会が開催された。
これは、原子炉の安全審査などに地域の意向を反映させようとするもので、同委員会としては、在来炉に比べ出力規模が大きいことから公聴会の開催の実施に踏み切り、福島県がこれに協力した。
公聴会に対して、反対グループの対応は二つに分かれ、一方は公聴会に参加して反対意見を陳述する立場をとり、他は公聴会の開催阻止に動くという立場をとった。
十八日は、早朝から千数百人のデモ隊が一時会場周辺を取り巻き、機動隊も出動したが、公聴会は予定どおり開催された。席上、当社は、原子力開発の必要性、安全性、経済性、とくに一号機の信頼性について詳細に説明するとともに、安全と環境保全に関する諸施策を述べ、地元の理解と協力を懇請した。
公聴会は、翌十九日夕刻までまる二日間にわたり、三九人の陳述人が、賛否双方から原子力発電所の設置に関する意見、要望を述べて閉会した。
この公聴会における陳述意見は、安全審査に反映され、また、関係省庁の意見も付された原子力委員会の検討結果説明書が公表された。こうして原子炉設置許可申請は四十九年四月、一年八か月ぶりに許可された。
デモ隊と機動隊との対峙の中で、公聴会は実施されたのである。
しかし、もちろん、『原発に子孫の命は売れない』にあった、陳述人が賛成派25人、反対派15人と、賛成派が多く選ばれるとともに、傍聴人が関係町村役場の手によって賛成派・中立派住民だけで占められるように仕組まれたことなどは、全く出ていない。なお、陳述人中欠席したのは、反対派の舛倉隆一人であったようである。このような仕組まれた公聴会が、前述したようにデモ隊と機動隊との対峙の中で開催され、原発建設を正当化していったのである。
広瀬隆は、『東京に原発を!』(1986年)において、公聴会の一般的な姿について、このように記述している
>だがこれではいかにも危険だと指摘されはじめた昨今では、地元民の発言を反映させようと「公開ヒアリング」の制度が設けられたが、質問の時間が十分間、回答も十分間に限られ、しかもこれ一回きりの応答で次の話に進んでしまうので、なにも言わないのと同じ結果になる。なおおそるべきは、この公開ヒアリングが行われると、それによって“全地元民の賛成が承認された”ということになるのだ。
周囲にはシンジケートの暴力団機動隊と私服警官が配置され、彼らはヒアリングの入場者を身体検査し、その重装備によって一般の市民に威圧感を与え、少しでも腹を立てる短気な者があれば、首根っこを押さえて引きずり出す始末である。
手帳を持ち、物も言わずに立っている陰気な男があれば、それは百パーセント私服警官である。ヒアリング会場の周囲を観察すると、その警官の数にわれわれは驚きを覚える。
これが、われわれの見聞した民主主義の姿のようだ。
http://tokyopastpresent.wordpress.com/
長文コピペすみません
以下1983年の高木孝一敦賀市長の講演内容です。
<えー、その代わりに100年経って片輪が生まれてくるやら、50年後に生まれた子供が全部片輪になるやら、それはわかりませんよ。>
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只今ご紹介頂きました敦賀市長、高木でございます。えー、今日は皆さん方、広域商工会主催によります、原子力といわゆる関係地域の問題等についての勉強会をおやりになろうということで、非常に意義あることではなかろうか、というふうに存じております。…ご連絡を頂きまして、正しく原子力発電所というものを理解していただくということについては、とにもかくにも私は快くひとつ、馳せ参じさせて頂くことにいたしましょう、ということで、引き受けた訳でございます。
……一昨年もちょうど4月でございましたが敦賀1号炉からコバルト60がその前の排出口のところのホンダワラに付着したというふうなことで、世界中が大騒ぎをいたした訳でございます。
私は、その4月18日にそうしたことが報道されましてから、20日の日にフランスへ行った。いかにも、そんなことは新聞報道、マスコミは騒ぐけれど、コバルト60がホンダワラに付いたといって、私は何か(なぜ騒ぐのか)、さっぱりもうわからない。
そのホンダワラを1年食ったって、規制量の量(放射線被曝のこと)にはならない。そういうふうなことでございまして、4月20日にフランスへ参りました。事故が起きたのを聞きながら、その確認しながらフランスへ行ったわけです。ところがフランスまで送られてくる新聞には毎日、毎朝、今にも世の中ひっくり返りそうな勢いでこの一件が報じられる。
止むなく帰国すると、“悪るびれた様子もなく、敦賀市長帰る”こういうふうに明くる日の新聞でございまして、実はビックリ。
ところが 敦賀の人は何食わぬ顔をしておる。
ここで何が起こったのかなという顔をしておりますけれど、まあ、しかしながら、魚はやっぱり依然として売れない。あるいは北海道で採れた昆布までが…。
敦賀は日本全国の食用の昆布の7〜8割を作っておるんです。
が、その昆布までですね、敦賀にある昆布なら、いうようなことで全く売れなくなってしまった。
ちょうど4月でございますので、ワカメの最中であったのですが、ワカメも全く売れなかった。
まあ、困ったことだ、嬉しいことだちゅう…。そこで私は、まあ魚屋さんでも、あるいは民宿でも100円損したと思うものは150円貰いなさいというのが、いわゆる私の趣旨であったんです。
100円損して200円貰うことはならんぞ、と。本当にワカメが売れなくて、100円損したんなら、精神的慰謝料50円を含んで150円貰いなさい、正々堂々と貰いなさいと言ったんでが、そうしたら出てくるわ出てくるわ、100円損して500円欲しいという連中がどんどん出てきたわけです(会場爆笑、そして大拍手?!)。
100円損して500円貰おうなんてのは、これはもう認めるもんじゃない。
原電の方は、少々多くても、もう面倒臭いから出して解決しますわ、と言いますけれど、それはダメだと。正直者がバカをみるという世の中を作ってはいけないので、100円損した者には150円出してやってほしいけど、もう面倒臭いから500円あげるというんでは、到底これは慎んでもらいたい。まあ、こういうことだ、ピシャリとおさまった。
いまだに一昨年の事故で大きな損をしたとか、事故が起きて困ったとかいう人は全く一人もおりません。
まあ言うなれば、率直に言うなれば、一年一回ぐらいは、あんなことがあればいいがなあ、そういうふうなのが敦賀の町の現状なんです。
笑い話のようですが、もうそんなんでホクホクなんですよ。
…(原発ができると電源三法交付金が貰えるが)その他に貰うお金はお互いに詮索せずにおこう。
キミんとこはいくら貰ったんだ、ボクんとこはこれだけ貰ったよ、裏金ですね、裏金!まあ原子力発電所が来る、それなら三法のカネは、三法のカネとして貰うけれども、その他にやはり地域の振興に対しての裏金をよこせ、協力金をよこせ、というのが、それぞれの地域である訳でございます。
それをどれだけ貰っているか、を言い出すと、これはもう、あそこはこれだけ貰った、ここはこれだけだ、ということでエキサイトする。そうなると原子力発電所にしろ、電力会社にしろ、対応しきれんだろうから、これはお互いにもう口外せず、自分は自分なりに、ひとつやっていこうじゃないか、というふうなことでございまして、例えば敦賀の場合、敦賀2号機のカネが7年間で42億入ってくる。
三法のカネが7年間でそれだけ入ってくる。
それに「もんじゅ」がございますと、出力は低いですが、その危険性……、
うん、いやまあ、建設費はかかりますので、建設費と比較検討しますと入ってくるカネが60数億円になろうかと思っておるわけでございます…(会場感嘆の声と溜息がもれる)。
…で、実は敦賀に金ケ崎宮というお宮さんがございまして(建ってから)随分と年数が経ちまして、屋根がボトボトと落ちておった。この冬、雪が降ったら、これはもう社殿はもたんわい、と。今年ひとつやってやろうか、と。そう思いまして、まあたいしたカネじゃございませんが、6000万円でしたけれど、もうやっぱり原電、動燃へ、ポッポッと走って行った(会場ドッと笑い)。
あっ、わかりました、ということで、すぐカネが出ましてね。
それに調子づきまして、今度は北陸一の宮、これもひとつ6億で修復したいと、市長という立場ではなくて、高木孝一個人が奉賛会長になりまして、6億の修復をやろうと。
今日はここまで(講演に)来ましたんで、新年会をひとつ、金沢でやって、明日はまた、富山の北電(北陸電力)へ行きましてね、火力発電所を作らせたる、1億円寄付してくれ(ドッと笑い)。
これで皆さん、3億円既に出来た。こんなの作るの、わけないなあ、こういうふうに思っとる(再び笑い)。
まあそんな訳で短大は建つわ、高校は出来るわ、50億円で運動公園は出来るわね。
火葬場はボツボツ私も歳になってきたから、これも今、あのカネで計画しておる、といったようなことで、そりゃあもうまったくタナボタ式の街づくりが出来るんじゃなかろうか、と、そういうことで私は皆さんに(原発を)お薦めしたい。これは(私は)信念を持っとる、信念!
……えー、その代わりに100年経って片輪が生まれてくるやら、50年後に生まれた子供が全部片輪になるやら、それはわかりませんよ。
わかりませんけど、今の段階では(原発を)おやりになった方がよいのではなかろうか…。こいうふうに思っております。どうもありがとうございました。(会場、大拍手)
今回のテーマについて、これ以上何の説明も要らないでしょう。ひとつだけ付け加えるなら、原発に限らずこうした事業を誘致した政治家が懐に入れるリベートは、投資金額の1〜3%と言われています。
原発1基3000億円とすれば、リベートは30〜90億円と言うことです。
この講演が効を奏してか、会場となった志賀には北陸電力の志賀原発1号機が建設され、運転を開始しています。
http://blog.livedoor.jp/hanatora53bann/archives/51829332.html