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をとある本屋で見つけ、連休に読み上げました。
元東電社員だった私にとっては、大変面白い読み物で、東電帝国の闇の部分を見せつけられました。あの会社にこういった権力闘争があったとは・・私が、勤務していたときの社長は、
第7代 那須翔
第8代 荒木浩
でした。二人とも、福島第二原発勤務中に、現地視察に来たことがあります。所員に対して、「○時○分に社長が来ます。お手すきの方は、会議室にお集まりください」とアナウンスがありました。
感心したのは、那須社長の時。私は確か5分前程度に会議室に行っていたのですが、予定よりも早く社長が会議室に来て、(所員は300名程度だったと思います)
「皆さんをここでお待ちしようと思って早く来たのですが、皆さんの方が早かったですね。ご苦労様です」
と言った主旨のことを言われました。その腰の低さに大変感心しました。もし、この方が社長を続けていたとすれば、今のようなことはなかったのではないかと思います。まだご存命のようですから、東電に対して何らかの影響力を行使していただけないのでしょうか。
その次の荒木社長。私には印象はありませんが、発電所内の廊下を歩いているときに所員からの挨拶がなかったと立腹していたという噂を聞きました。
そして、この本の中から
「東電を普通の会社にしよう」
「兜町を見て仕事を使用ではないか。」
と、社長就任早々、社内に大号令をかけたのは荒木浩だった。1993年6月29日の取締役会で第8代の東京電力社長に就任した荒木は、コストダウンの徹底を、経営方針の重点項目にした。
(中略)
コスト削減は、原子力部門も例外ではなかった。
東電学園を廃止したのもこの荒木社長でした。
その裏では、ジェイ・ビレッジ
五〇〇〇人収容のスタンドと天然芝フィールド、90室260人収容のホテルと一流シェフがいるレストラン、25メートルプールなどを備える豪華な施設
8代目社長の荒木浩が、プルサーマルを地元に認めさせるかわりに大判振る舞いした施設。
徹底的なコスト削減をしておきながら、その裏では電気事業とは全く関係のない施設を多額の費用を費やして作る(総括原価方式だから、もちろん、ソロバン勘定は合っているのでしょう)まともな会社経営とは、私にはとても思えません。
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ユーストリームの動画です。
被曝労働者の保護について東電の女性担当者との応酬が納められてます(10/7)
合計2時間22分ありますが、1時間40分あたりから見ていただくだけで被曝労働者の問題に対して
真っ向から「逃げる」姿勢ありありです。
興味深いお話を 有難うございました。
どの世界でも 魅力ある 聡明な方達は腰が低く 相手の心を 捉えることができるひとなのですね。7代社長の那須さんが 東電の方達を率いてくださっていたなら 取り返しのつかない今回の事故がおきなかったのでは との お話 ・・・・・やはり残念ですね。
今日は趣味の会で 外出していましたが 何で皆 元気なの?原発不安じゃないの? 今の状況 悔しくないのって 一人で心の中で叫んでいました。東京の人口1300万人くらい?でしょうか。一人ぼっちで歩いているような 変な孤独感に襲われた1日でした。