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今回は、福島原発そのものの状況に焦点を当てます。
福島第2原発再稼働を=電力不足を懸念−日商会頭
日本商工会議所の岡村正会頭は20日、福島市で記者会見し、定期検査などで停止中の原発の再稼働問題について、電力供給不足懸念を踏まえ「政府が安全を確認し、地元の理解が得られるなら、当面は再稼働へ進まざるを得ないし、進むべきだ」と述べた。また、「地元理解が大変難しいことは認識している」と断った上で、東京電力福島第2原発の再稼働に期待を示した。
さらに長期のエネルギー政策に関して「技術の進展は予測がつかない。10年後くらいに改めて見直す必要がある」と指摘。将来、安全技術が向上すれば脱原発を転換すべきだとの考えをにじませた。(2011/10/20-15:33)
2F(福島第二のこと)が現在動作できる状況にあるとはとても思えません。福島第二−やはり塩害だったはたしてこの海水はどう処理したんでしょうね。敷地にまいたんでしょうか?続報を私は聞いていません。
発言主
岡村正

2000年6月に東芝社長に就任し、肥大化して脆弱になった東芝グループの事業再編を進め、経営体質の強化を進めた。2005年7月に同社会長となり、同時に日本経済団体連合会(日本経団連)副会長に就任。2007年11月には日本商工会議所の第18代会頭に就任した。以来、財界、およびそれを代表した委員として参加する公的機関などでの社会活動を積極的に行っている。
2006年(平成18年)01月 - 英BNFLから、ウェスティングハウスを54億ドル(約6370億円)で買収。原子力発電装置の世界三大メーカーの一つとなる。
まあ、原子力村の親分ですから、この発言は当然です。驚いてはいけません
東電のホームページに福島第一・第二原子力発電所の現況(2.04MB)[2011年10月18日]がありました。2011.10.18発表


なにやら、冷温停止とむりやり定義づける表です
1,3,4号機は原子炉建屋上部に損傷あり。2号機は圧力抑制室の閉じ込める機能に異常がある可能性あり。5,6号機は水素ガス滞留防止のため、原子炉建屋屋根部に穴あけを実施。
チ2:1〜3号機の炉心損傷状況の暫定的な解析では、燃料ペレットが溶解し、解析条件によっては圧力容器底部に移行したとの結果が得られた。しかし、原子炉への淡水注水により、1,3号機では原子炉圧力容器底部の温度が100℃以下で安定している。2号機においても10月17日現在100℃を下回っており、試験的に注水量を変化させて圧力容器底部温度を100℃以下で安定できることを確認
5−6号機も決して安定した状況でないことがわかります。なぜ、水素ガスが貯留する可能性があるのでしょう?この屋根の部分はまだ、このまま雨漏りを続けているのですか?情報がありません。冷温停止状態ではあるものの、何らかの重要な欠陥を未だに内包していると思われます。それが何かは私にはわかりませんが。
そして、解析条件によっては圧力容器底部に移行した とは、どういうことでしょうか。まだ、燃料が炉心内にそのままあると考えているとは、ちょっとどういうこと? と思います。格納容器の中にあるとさえ、私は思えません。海外の専門家の意見をお聞きになられてはどうでしょう?(海外の専門家も決して当てにはなりませんが)

今回再稼働を言い出した福島第二・・これだけだと順調なようですが、実はそうでもありません。
2011.10.21の現状

1号機は、残留熱除去系が片肺運転。非常用ディーゼルも復旧していません。余裕のない状況のない原子炉が一つでもある状態で、他のプラントを起動するなんて、とんでもありません。
2011.8.28

しかも、これを見ますと、2号機、4号機の残留熱除去系が二系統運転となったのは、8月上旬。福島第二からは何の情報も漏れてきていませんが、かなり危機的な状況になっていたのが伺えます。プラントが運転前の状況になっているとは、とても思えません。今動かすといって、一番反対するのは、福島第二の職員でしょう。そもそも、この発電所内の体育館では福島第一の作業員たちが寝泊まりしているのです。こんな状況で、稼働するなんて正気の沙汰ではありません。
冒頭の発言をした人は、ご自分の目で現場を確かめるべきです。そして、責任をしっかりと取ってください。

特に3号機。内部の温度が72度でありながら、なぜ大気圧よりも原子炉圧力が低いのでしょうか?こんな状況で、燃料が炉内にあるというのはほんとうですか??

サーベイマップは8月のモノが最終。屋外でありながら、あちこちに信じられない高線量(私の感覚では、10mSv/hrを超える線量は、運転中でしかありえません。)があります。原発内であれば、施錠管理が必要となるエリアがあちこちにあり、10,000mSv/hrを超える場所までわけですから、とんでもない話です。見逃していたのかもしれませんが、その状況を東電は、7/30に公開しています。何の変哲もない場所が高線量。ペレットかなにかではないかと考えるのは、考えすぎでしょうか?


なんと、敷地境界で10μSv/hrもあります。これは、チェルノブイリ(事故10日後で敷地境界 10-15mREM/hr= 100μSv/hr)と比較しても、かなり高い数値です。収束しているとはいえません。あの、広大な敷地でこの状況ですから。。

Puが少ないといっているのですが、着目点はPu-238 の測定値 0.076Bq/kgですから、アルファ核種はこの程度の分解能で調べると言っていいでしょう。そうすると、アメリシウム241の検出限界が3.7Bqという記事(既に消去されているようです。私のブログをどうぞ)は、ウソです。アルファ核種をこの程度の感度で測定するはずがありません。こういった細かいところを見れば、前の報道が正しかったかどうかがわかります。
しかも、この表−5を見てください。

理解され信用され受入れられるPu利用への道から
「ふげん」におけるPu-241崩壊とAm-241蓄積の影響
最後に、Pu利用で考慮すべき事項に触れたいと思います。軽水炉の使用済燃料から抽出される核分裂性Puは、Pu-241 が約20%、Pu-239が約80%ですが、Pu-241が半減期〜14年で崩壊して核分裂を殆ど起こさないAm-241に変換し、このAm-241がB-10と同程度に中性子を吸収するとともに、放射能を増加させることです。

周辺線量を測定しています。おおよそ0.3-1.2くらいですが、20-33マイクロシーベルト/hrという高線量のところがあります。このような場所が近くにありながら、避難区域を解除するつもりというのは、本当でしょうか?とてもそんな段階にはなさそうですが・・部分的に立ち入り禁止エリアを作るつもりなのでしょうか?現状をご存じでした?(私は知りませんでした)

原発周囲の目標線量は、0.05mSv/年 らしいです。
なんだか・・・・
一つ一つの報道に惑わされてはなりません。全体を見通すようにすればいいのです。一つの資料からも色々と他の報道内容が検証できることを理解していただけたでしょうか。こうすれば、報道に一喜一憂するのではなく、正しい報道が一体なにかを自分で判断できるようになるのではと思います。
■関連ブログ
アメリシウム241とはなにか、どこからきたのか2011年09月18日
福島第二−やはり塩害だった2011年07月09日
1000mSv/hrのがれき2011年05月22日
3号機タービン建屋の大穴・・高線量のガレキでは?2011年07月23日
10シーベルト超/時の放射線量(原爆爆心地並み)2011年08月02日
チェルノブイリよりはるかに線量高い?−福島2011年06月22日
放射能汚染土、国有林へ…仮置き場を無償貸与
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111022-OYT1T01010.htm
http://www.toledoblade.com/Energy/2011/09/18/Power-use-declines-as-numbers-of-gadgets-rise.html
冷蔵庫も車も大きく、湯水のように電気を使うと思われているアメリカで、家庭の電力需要が頭打ちになり、今後は減っていく傾向にある、というものです。これはリーマンショック以来の不況と、省エ家電や省エネ設計の家屋がアメリカでも普及してきたことの相乗効果だそうです。産業界の電力需要は今も微増してはいますが、アメリカでこれなのですから、日本の電力業界も内心焦っているのでしょうね。
以下転載
@makomelo
おしどり♀マコリーヌ
東京電力に身内がいるといういわき市の方のお話「6月に短いメールがきて。今日は窓を閉めて、明日は雨に当たらないで、と。できるだけ福島以外に放射性物質がいかないよう福島が雨の前日は多めにベントするって。じゃ私たち生け贄?て聞くと、福島は人柱だよ、でもまだいわきはマシって返ってきた」 10月1日 Tabtterから
https://twitter.com/#!/ckt_yoshi
検索すればいろいろ見つかると思います・・すぐ削除されてしまうのですが・・
元東電社員の証言
http://www.youtube.com/watch?v=vJH2dPyyauA
http://savechild.net/archives/9698.html
「食品の汚染に注意」在日フランス人向け公報・IRSN(★9月22日)
フランス放射線防護原子力安全研究(IRSN)は9月22日、日本在住のフランス人向けに「福島第一原発事故に関する公報(7)」を発表しました。福島県をはじめとする4県(茨城、栃木、福島、宮城)周辺における放射能汚染への注意喚起については前回の公報(6月8日)の内容からは大きく変 わっていませんが、今回は特に食品汚染の広がりに対する注意喚起が中心となっています。
※尚、本公報はフランス政府が自国民あてに発表しているものではありますが、一般の目に触れることを意識し日本政府への外交的配慮のもとに作成されて います。「日本政府による放射能汚染の基準」に多く言及しているのは、こうした配慮の表れと見ることができます。
また、一部の食品については、本公報に記 載されているものより高い汚染が既に公表されていますが、発表当時の原文そのままの訳とさせて頂きました。ご理解の上、お読みいただければと思います。
中略
外部から建物の内部に汚染物質を持ち込まないよう、家庭での衛生状態を良好に保つようつとめること。特に、下記に注意する。
・★ 雨の日は靴を家の中に持ち込まない。
・ 濡れた雑巾で床を定期的に拭く。
・ 家具、カーペット、敷物の表面に定期的に掃除機をかける。掃除機の中袋を定期的に交換する。
・ 無意識に手が口に触れて汚染が起きないよう、ポンプ式容器に入った液体石けんで手を定期的に洗う。
・ 幼い子どもが遊んでいて戸外の土や砂を口にいれないよう、常に見張っていること。
IRSN「福島第一原発事故に関する公報(7)」 9月22日号(仏文)
http://www.irsn.fr/FR/Actualites_presse/Actualites/Documents/IRSN_Residents-Japon_Bulletin7_22092011.pdf
http://franceneko.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/irsn922-52e7.html
http://savechild.net/archives/9698.html
ネットの知り合いの知り合い(直接は知りません)
転載です。
衝撃の事実・福島第一原発で作業員百数名が行方不明は嘘】 元情報である瀬戸教授のmixiアカウントが消えています。10月半ばに福島第一原発へ現地入りしている方のようです。瀬戸教授は抹殺された可能性があります。
http://rubese.net/twisoq/target.php?tag=%E5%8E%9F%E7%99%BA&id=130668223636058112
緊急のお知らせ
▼ 2011/10/30 18:15
皆様
長らくログインできずにおりまして、大変ご心配おかけし深くお詫び申し上げます。
早速ですが、本題に入ります。
東京電力は、福島第一原発で作業員百数名が行方不明となっていると報告していますが、あれは嘘です。
実際は、放射性物質の廃棄に伴って強い放射線に曝され、心筋異常を起こしてしまい命を落としています。また、その方々は福島県立医科大学に『放射線障害研究用検体』として徹底的に管理されています。
もちろん、一企業が作業員を殺したとなれば大問題となる。だからといって作業員の数が減ったことを隠す訳にはいかない。その狭間で出された結論が『行方不明者多数』というものです。
行方不明と処理された作業員の家族には、莫大な額のいわば口止め料が支払われています。そのために公言する方がいないのです。これは一種の脅しだと思います。
私もこれを●▲で発言するべきなのか考えました。しかし、事実をお知らせするのも私の役目であると考えました。
この日記は、多分に即刻削除されると思います。また、転載をされますとその方にも何らかの制約がかかるものと思います。
しかし、情報統制に屈し真実を隠してしまっても状況は良くなりません。
以降も更新は続けますが、暗揄的な表現が多くなるかもしれません。その場合は私にメッセージいただければ、より深くご説明させていただきます。
では。
以上です。
絶対反対とは思わないがそれなりの絶対安全と自信を持って発表できるものにすれば良いのにと思います。
九州電力に既に提案して見ましたが、素人が・・・ということか?
ダム工事の技術を応用して、原発工場全体の周りを舟形の城壁で囲むという発想はいかがでしょうか?