2011年10月27日

ヨウ素が必要な人は900人だった。。

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 本日の熊日朝刊から
2011102706.jpg
ヨウ素剤服用指示に遅れ 災害対策本部、900人に助言届かず2011.10.26
 福島第1原発事故で、原子力安全委員会が住民の甲状腺被ばくを低減する安定ヨウ素剤の服用基準を3月13日に政府の原子力災害対策本部に示したが、同本部から自治体への指示は3日後の同16日に遅れた可能性があることが26日、分かった。
 この基準で服用が必要だった住民は少なくとも900人に上るが、政府は服用の有無について把握していない。3月12〜15日に原子炉建屋の爆発などが相次いで起きており、13日に自治体に指示していれば、被ばくを抑えられた可能性がある。
 一方、対策本部の経済産業省原子力安全・保安院は、13日に安全委から基準は示されていないと反論している。
 安全委によると、3月13日、原子力災害対策本部に対しヨウ素剤の服用指示を2、3回にわたり促した。対策本部から安全委に同日、自治体への指示案がファクスで届き、服用基準を書き加えて返送した。人体への放射性物質付着を検査し、1万cpm(1分当たりの放射線測定値)以上の場合は服用すると記した。
 保安院は「紙自体が確認できない」と受け取ったことを否定。実際の服用指示は、原発から半径20キロ圏内の避難がほぼ終わった16日だった。
 福島県によると、これまで検査した約23万人のうち、1万3千cpm以上は約900人。保安院は、原発周辺自治体でのヨウ素剤配布や服用の実態をつかんでいない。


 ヨウ素剤は劇薬でも何でもなく、通常に使用されている薬です。・・・大事。

まず、900人というのがかなり過小評価。これは、検査をして13,000cpmだった人の人数で、それ以外にもたくさんの人が対象になるはずです。当時のおおざっぱな人口は、

富岡町 14,870人
大熊町 11,063人
双葉町 6,448人
浪江町 19,505人
飯舘村 5,975人

合計5万人を超えます。どうして、900人しか必要ないのでしょうか。どう考えても桁が1つ以上違っているでしょう。

 このヨウ素については、ヨウ素剤は、全国民必携でも書いています。

もう一つ、カレイドスコープから
このままでは福島が国際原子力ムラの食い物にされるから

クリックで原本へのリンクへ2011102701.jpg
3月13日に 福島県知事、大熊町、双葉町、富岡町、浪江町に安定ヨウ素剤を内服させるように書いてあります。なぜ、サーベイメーターで確認してからかは大いに疑問ではありますが。この指示がなぜ県庁に届いていないのでしょうか。発信者名は「原子力災害対策現地本部長」ですから、届いていないはずはない。記事と既に矛盾しています。これが、安全委員会が現地対策本部に送ったという指示文書でしょう。時間も早く、このような文章がなくなるはずがありません。

ヨウ素剤とはそもそも

被曝が一瞬に生じると仮定して、100mgのヨウ化カリウム剤「ヨウ化カリウム丸」を飲むことによって被曝を阻止できる 率は、
 服用が12時間前=90%
 服用が 直前  =97%
 服用が1時間後=85%
 服用が3時間後=50% 
  
から、サーベイメーターで調べてから内服させていては、とても間に合いません。この指示文自体がおかしいのです。


県、安定ヨウ素剤の回収指示 三春町ではすでに服用(2011/03/18 福島民放)
 福島県は17日までに、放射能の健康被害を防ぐ内服薬「安定ヨウ素剤」を住民に配った三春町に対して回収を指示した。安定ヨウ素剤は原子力災害対策特別措置法に基づき、国の指示が出てから住民に配布する。町は「住民はすでに服用しており、回収できない」としている。県によると、安定ヨウ素剤配布の国からの指示は出ていない。現段階では、県は一部の自治体に備蓄用として配っている。
 町は14日に県から安定ヨウ素剤を入手。福島第一原発の爆発事故などを受け、専門家の意見を聞いた上で15日に配った。町は「県が放射能の測定調査の数値を公表していない段階だった。放射能の状況が分からない中、町民の命を守るために配布を決断した」としている


14日に県が三春町にヨウ素剤を配って、その後17日に回収を指示。

このような記事もあります。
ヨウ素剤配布で混乱、誤った服用指示も
19日には、世界保健機関の緊急被曝医療協力研究センター長の山下俊一・長崎大教授が県の災害対策本部を訪れ、報道陣に対し「放射能のリスクが正しく伝わっていないが、今のレベルならば、ヨウ素剤の投与は不要だ」と話した(2011年3月21日03時06分 読売新聞)

どうでしょうか、本日の記事と全然あいません。本当の内容であれば、こういった細かいところがまるで、ジグソーパズルの一片を埋めるようにぴしっとあうはずなのです。
 なぜ、こういった報道が本日出てきているのか、その真意を深く読み取る必要がありそうです。

カレイドスコープの「子供の20ミリ被爆」と「SPEEDI隠し」は「泣き芸」知事の仕業も見過ごせない話が書かれています。是非お読みになってください。

■関連ブログ
ヨウ素剤は、全国民必携2011年07月19日
各家庭へのヨウ素剤の配布がないのは無責任2011年06月30日
タグ:P
posted by いんちょう at 23:56| Comment(2) | 原子力
この記事へのコメント
先生もご存知10/27の朝日新聞:プロメテウスの罠 にも同様の記載がありました。
SPEEDIで放射線核種が流れた方向と汚染地域が当日判っていたから
国はピンポイントでガイガー測定地域を指示出来ていたのに。
これは放射能汚染を隠ぺい又は小さく見せるために、住民をみすみす被曝させた犯罪行為ですよね。
ですが、これを罪に問うための法律がないという話も
WEBで読んだ記憶があります(ソース出せなくてすみません)。
(当時の官房長官:枝野氏は元弁護士)
これからも酷い話が一杯出てくると思いますが、当時機密事項にされていた事柄が
最近、プロメテウス等の形で公表されるのは何故なんでしょう。
記事を見て「やはり」と「今になって何故、出せたんだろう」の両方の感想を持っています。
Posted by 長崎市民 at 2011年10月28日 13:24
お久しぶりです。
カレイドスコープさんの別ブログで、吉田所長はちゃんとFAX伝達をしていたことが検証されています。
恐ろしいことです。
http://prepper.blog.fc2.com/blog-entry-86.html
Posted by lunachan335 at 2011年11月24日 20:06
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