2011年11月06日

放射能と人体(1)・・放射能とは。

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 放射能を毛嫌いしておりましたので、正直このタイトルで進めることは気が進みませんが、勉強しながら書いていきたいと思います。間違いもあるかと思いますが、コメント欄でご指摘いただけますと幸いです。

 原発事故から9ヶ月。フクシマではいまだに核分裂反応が継続しており、いっこうに収束の兆しが見えません。また、放射能で汚染されたガレキを全国に平気でばらまこうとしたり、放射能汚染された食物を「風評被害」の名のもと無理矢理出荷しています。それも、あろうことか政府が先頭に立って進めているのですから、私にとっては信じられないことです。
 放射能で責任を取れる人なんかこの世にいません。「責任を持って」といった時点でそれらの言葉はウソだと白状しています。奇形の植物が汚染地帯、いや日本全体で見られるようになり、不可思議な病気−(私は山下病と名付けておりますが)−が日本中に蔓延しているにもかかわらず、なぜテレビでは、いつもと変わらないバラエティーや食べ物、旅行番組が流されているのでしょうか。テレビの存在価値は一体なんでしょうか。娯楽を与えることだけなのですか?

 話がそれました。今回は1回目なので放射能について、解説します。このあたりは推進派のカネをかけたパンフレットが非常に良くできていますので、適宜利用しながら解説します。

 まず、放射能から
2011110601.jpg
「放射能漏れ」という言葉はありません!
 この点に関して、マスコミはいつもデタラメ。
放射能とは、
  放射性物質が放射線を出す能力のこと。
「放射性物質漏れ」が正しい。

と産業医科大学の御用スライドには、書いてあります。が、わたしはこのことをわかった上で、放射能漏れと書いています。放射能を持つ物質が漏れでたことを「放射能漏れ」と言っています。
・放射線に注意・・・光をあびないようにと言う注意
・放射能に注意・・・環境中にある放射性物質を吸い込まないように注意

 放射能安全教を布教している人は、けっして「放射能」とは言っていません。かならず「放射線」と言っています。このどちらの単語を用いるかで、その人の立ち位置がわかると言っても過言ではありません。
2011110602.jpg
 この図がわかりやすいです。
・外部被曝=放射線
・内部被曝=放射能(放射性物質を体内に取り込む)
こう単純化して考えて良いでしょう。ですから、放射線が〜と話している場合は、外部被曝のみを考えているということになります。

 放射線には、3種類(人工放射線も自然放射線もかわりはありません)
2011110603.jpg

 アルファ線、ベータ線は、隔離が比較的簡単ではありますが、放射能として体内に取り込んだ場合は、もっとも影響が強くなります。放射線としてあびる場合とは全く逆。

そして、単位 このうち良く耳にするのは Bq(ベクレル), Sv(シーベルト)でしょう。
2011110604.jpg

 定義を見てもおわかりの通り、シーベルトとは放射線を熱量(J:ジュール)に変換した時の単位です。食品で言えばカロリーと同じ。カロリーだけで、食事を考えていいでしょうか。栄養素のバランスも大事ですよね。そんなことを一切考慮していないのが、現在のSvでの評価なのです。

■参考図書
放射線学入門−産業医科大学
人体内放射能の除去技術
緊急被曝医療研修のホームページ
二次被ばく医療機関における対応
第4章 被ばく線量評価
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タグ:放射能
posted by いんちょう at 09:14| Comment(7) | 原子力
この記事へのコメント
内部被爆は食品、外部被曝は電子レンジからだったら怖い!
可能性があるかも知れず、そんなデーターがあればと書かせて頂きました。
電子レンジで放射能核種含有食品や水を調理したら、さらに放射能が出ると思うのですが。電子レンジは普通の加熱調理とは原理が全く違いますので電磁波以外にも安全とは思えない要素です。
あるツイートに冷蔵庫内の線量が高いと読んだ記憶が頭から離れませんでした。最近、就労中の突然心停止で事故が多いと知り、コンビニ弁当の常食の方だったら電子レンジ加熱に関係あるのではと思いました。
Posted by 花の癒し at 2011年11月06日 11:02
「山下病」
いいネーミングですよね。ちょっと吹き出しました。
Posted by 長崎市民 at 2011年11月06日 11:33
こんにちは。今冷蔵庫内の線量が高いと聞き、我が家の冷蔵庫にガイガーカウンター(堀場製作所)を入れてみましたが別に高くありません。屋外より低いです。もしか食品ですごく汚染されたものの上にでもおけば変化があるかもしれませんが。
ところで他の記事に「アザラシの死」のリンクを入れさせていただいたのですが現在キャッシュのみになっています。
そのうちキャッシュもなくなる可能性を考えてしまいましたのでこちらに残させていただきたいと思います。
以下転載します
1988-12-7   芳賀清一著

講演会場につくと、駐車場の車の数が少ないことが気にかかった。
会場はまばらだった。
ポール・ドイさんはスウェーデンから警告するために、この町へ来た。

ソビエトのウクライナ地方、チェルノブイリのレーニン原子力発電所4号炉が爆発したのが 1986年4月26日。

おりからの南風にのって、死の灰が北に流れ、 スカンジナビア半島の背骨の山脈につきあたって、 スウェーデン、バルト海に降下した。

2年後、1988年4月28日、 弘前で、ポール・ドイさんはスライドを見せながら、説明してくれた。
「この湖で毎年、夏に魚をとって、冬の食糧にする。 今では、魚が放射能に汚染されているため、禁止されている」

彼はスウェーデンにおけるアジア系の遊牧民で、トナカイを飼っている。
放射能で汚れたコケを食べて、彼のトナカイが汚染されてしまった。
政府によって販売が制限され、収入源を失った彼らは生活保障を受けている。
ポール・ドイさんが去った後でまもなく、 北海、バルト海でのアザラシの大量死が報道された。

不思議なことにアザラシの死因が放射能にあるとする説はどこからも出てこない。

このころ読んだ本の中に、はっきり次のように予告されている。

「(ネバダの核実験に参加して被バクした25万あるいは30万人の兵士たちのあいだに)一番多く出たのが白血病です。
白血病の場合は2年後くらいから発生するのです。
ですからチェルノブイリの事故から2年後、1988年ぐらいになりますと、ウクライナのまわりで白血病が大量に出はじめます。」
(広瀬隆『危険な話』77頁 1987年)

1988年9月24日、
原子力資料情報室の高木仁三郎氏が青森、弘前に来て、 六ヶ所核燃料サイクル施設の危険性を伝える講演をした後、交流会で、 筆者は直接、高木氏に質問してみた。

芳賀 「アザラシの大量死の原因は、私が知る範囲の知識で考えると、 どうみても、チェルノブイリの黒い雨のせいだと思えるのだが、 新聞やテレビを見る限り、まったくその視点からの報道がないので、おかしい。
専門の人達のあいだでは、アザラシのことはどう考えられているのか」
高木 「ヨーロッパの専門家の人たちもいろいろ調べているが、 特にアザラシの関係での放射能汚染は出ていない。
科学的に立証されていない発言をすると、これまでの例で、 原子力発電所を推進する側からの攻撃材料にされる」

芳賀 「ポール・ドイさんの例がある。
すでに彼の体の中には大量の放射能が蓄積してしまっている。 食物連鎖において、人間とアザラシは同じ場所にいる。 アザラシに今、大量死がはじまっているということは、 人間にも同じことがおこりかかっているのではないか。
事態は私たちの予想をを越えて、進行しているのではないか。 アザラシの本当の死因を調べて欲しい」

高木 「私たちの予想を越えて進行するということはあるでしょう」

報道を読み返してみよう。

・チェルノブイリ事故。
日本降下の放射能量ビキニ水爆の100倍
―─気象庁・気象研究所、杉村行勇地球化学部長らの研究。(聖教新聞1988・10・6)

・ついに「イズベスチャ」が報じた恐怖。チェルノブイリ遺伝性疾患10万人 (週刊文春1988・10・13日号)

・ソ連の子らに脱毛症――ウクライナ共和国南西部のチエルノフツィ市で8月末から子供の頭髪が抜け落ちる奇病が流行。乳児から10歳児まで113人。(朝日新聞1988・11・15)
・60万人が生涯健康診断――ロシア共和国の60万人が生涯にわたり、半年ごとの健康診断を受けることになった。(朝日新聞1988・9・7)

アザラシの死が世界中に知れわたったあとで、新聞の報道がウィルス説を伝えて、やがて人々はアザラシのことを忘れてしまう。

新聞は放射能説を決して、伝えない。

しかし、アザラシと関係ない記事の一つとして、ある日片隅に、 北海、バルト海の科学的な実態が報じられている。

・海洋循環の目印にテクネチウム有望
――海水の循環状態を調べる目印としてこれまでセシウム137が利用されてきたが、チェルノブイリ事故で海水中の濃度も高まってしまい、 これまで果たしてきた役割に支障が出ている。
バルト海は他と比較して事故による汚染がひどく、 セシウムの代替物質を探すには適した環境だという。
デンマーク・リン国立研究所のアークログ氏らがバルト海での調査に基づき、テクネチウム99が有望であると英科学誌『ネイチャー』(9月22日付け)で報告。
(朝日新聞1988・10・5)

事態は、はるか東、バイカル湖に及ぶ。

一万頭のアザラシが、バイカル湖で死んだ。死の波が次第に日本に近づいて来る。

アザラシの死についての報道を並べておこう。
・何の予兆、アザラシ大量死
――デンマークのアンホルト島で
1988年4月12日から3週間の間に去年生まれた子どもアザラシの死体が40頭以上も発見された。
その後9月までに西ドイツで5千頭を越えた死体が海岸に流れついた。
デンマークで生息していた9千頭のうち6千頭が死んだ。
10月初めまでにイギリスで2千頭。(朝日新聞AERA1988・11・15)
・昨年(1987年)から今年(1988年)までに約10万頭のバイカルアザラシのうち、 1割(1万頭)が死んだ。
(朝日新聞日曜版「新どうぶつ記」1988・10・30) 先に引用した広瀬隆氏の記述は次のように続いている。

「(被バクした兵士たちは)5年後から8年後くらいで白血病がピークを迎え、ますます増えてきました。
これで終わるわけではなく、現在までずっと続いてきております。
あるいは膀胱ガンが15年後から25年後という範囲に出てきます。
つまり白血病、甲状腺障害、膀胱ガンあるいは肉腫など、 さまざまなことがそれぞれの人にそれぞれの形で、あるいは自分の子どもに遺伝的な影響という形で、重なりあいながら、被害が大発生してくる」
(『危険な話』77―78頁)

1988年春、弘前の町でも、 のどが焼けるように痛い、熱が出ない奇妙な風邪の流行。

ヨーロッパからの汚染食品が日本に輸入され、 日本中どこでも、もちろん弘前でも大量に売られている。
1988年秋、知人の間に、肺炎、結核の入院が続いている。
流産、死産がふえ、奇形児の出産が増えていると、 週刊誌が伝えている。

・医者も厚生省も公表を渋る。「先天性異常児」が急増中。(週間文春1988・11・24日号)

アザラシは死んだ。
ポール・ドイさんはまだ生きているか。

アザラシはなぜ死んだか 2
1988-12-8

1988年初め、グリーンランドで、そり犬が死んだ。 千頭以上の死体が海に捨てられた。

この犬たちがアザラシの大量死の原因らしいという説が 朝日新聞1988年9月6日に紹介されている。
犬の伝染病ジステンパーがアザラシに広まったようだ、と。
千頭以上の死体を海に捨てるほどに、なぜ犬の大量死がおこったのだろう。

犬は肉食性だ。
飼い主は彼らに安い肉をあてがう。
今、一番安い肉はチェルノブイリの死の灰で汚染された家畜の肉、獣肉だろう。
人間たちが食べなかった、たとえばトナカイやその他の肉が 餌としてそり犬たちに与えられた可能性を疑う。

犬にせよ、アザラシにせよ、 感染は結果であり、原因は抵抗力の低下にある。
グリーンランドの犬、バルト海、北海、バイカル湖のアザラシが、 なぜ、同時期に、いっせいに抵抗力を失ったか。

1987年4月と5月における、 西ベルリンでの、淡水魚と海水魚の測定結果が手元にある。
淡水魚の高度の汚染に対して、海水魚の汚染は確かに低い。
チェルノブイリのせいでアザラシたちが大量死するほどには 海は汚染されていないように見える。

ただし公表される大部分の測定結果はセシウム137・134のガンマ線の量だ。
セシウムは体の中では筋肉や生殖腺に蓄積する。
アザラシの死の記述を読み返してみよう。

・目を充血させて、苦しそうに呼吸していた。
食欲が日に日になくなり、鼻や目のふちから粘液が流れ出てきた。
下腹部は膨らんでいた。(AERA1988・11・15日号)
・今度のアザラシの大量死は、犬の伝染病ジステンパーのウィルスか、 それに似たものが原因であることが、西欧の専門家によって明らかにされている。
ジステンパーウィルスは、犬と同様アザラシの呼吸器系や、 中枢神経系、消化器系にも感染する。
(朝日新聞1988・9・6)

筋肉ではなく、肺を疑う。
筋肉と生殖腺に蓄積するセシウムではなく、 肺と生殖腺に蓄積するプルトニウムを疑う。

ガンマ線ではなくて、アルファ線を疑う。

「プルトニウムの出す放射線は遠くまで飛びません。
ということは逆にいいますと、近くにある細胞だけに全エネルギーを集中し、完全破壊してここに完全なガン細胞をつくる。
これがプルトニウムのおそろしさです。
そのガン細胞が幾つかできると、それが知らないうちにだんだん増殖してゆき、もちろんすぐに明日にも肺ガンになるわけではありません。
何年かたってこのガン細胞が増殖します。
そしてある日気がついたときには肺ガンに襲われて息もできない。
しかもその因果関係はとうてい証明できないというような形で苦悶するわけです。」 
(広瀬隆『危険な話』64頁)
Posted by イミン慕い at 2011年11月06日 13:10
字数に制限があるようですので続きです。
付記1
『アザラシはなぜ死んだか』を読んでいただいた医学生の方から 「のどが痛く、熱の出ないかぜと、放射能とを関連づけるのは、 少し無理があると思います。近代医学の常識では考えにくい」との指摘がありましたので、次の資料を出しておきます。

・「事故が発生してから、多くの人が頭痛を体験し、特にノドが焼けるような症状が出ました。
―――ノドが痛くなっても、そのあと誰も風邪を引かないという奇妙な現象です。」
(メアリー・オズボーンと中尾ハジメ=アイリーン・スミス夫妻による ★スリーマイル島周辺住民の聞きとり調査から
 DAYS JAPAN創刊号「四番目の恐怖」広瀬隆・広河隆一)

付記2
・「黒・黄・ピンク…『色気づいたカエル』の不気味」 (フライデー1988・12・16日号)

・「珍種プランクトン日本で初めて発見」福井県公害センターはこのほど、福井県三方郡三方町の三方五湖の三方湖で藍(らん)藻の一種である植物プランクトン「ロメリア・エレガンス」を日本で初めて発見したと発表した。

同種のプランクトンは過去にポーランド(1932年ごろ)とチェコスロバキア(1958年)の湖沼から発見された報告があるだけで世界3例目。(朝日新聞1988・12・1)

珍種であればさいわい。

アザラシや犬や人間に異常が始まっている。
カエルやプランクトンにも同じ原因による異常を疑う。

付記3
人間の抵抗力、免疫が問題になっている。
最新の感染症、後天性免疫不全症候群――。 
ヨーロッパよ、人間の大量死がこれから始まるのではない。 もう始まっている―― 。

アザラシはなぜ死んだか 3
1989-2-20

北海、バルト海、バイカル湖におけるアザラシの大量死と、 チェルノブイリ原子力発電所事故を結びつける論説は、 あいかわらず、どこからも出て来ない。

新聞もテレビもアザラシの死について沈黙してしまった。
1989年2月、かたすみに小さな記事を一つだけ見つけた。

・鳥羽水族館でも奇病
――ヨーロッパやソ連のバイカル湖で原因不明のウイルスによるアザラシの大量死が問題になっているが、三重県鳥羽市の鳥羽水族館(中村幸昭館長)で、6匹のバイカルアザラシのうち、4匹が死に、海外の場合と同じ犬のジステンパーに酷似したウイルスが原因であることが、このほど同館の調査でわかった。
(朝日新聞1989・2・3)

北海、バイカル湖、日本。死の波は、日本に達していたわけだ。

同じ日の新聞が太平洋におけるイルカの大量死を報じている。
・大量死の原因は赤潮
――(ワシントン1日=石田特派員)
米国の東海岸一帯で一昨年夏から昨年春にかけて、700頭を超すイルカがナゾの大量死をとげたが、米商務省海洋大気局(NOAA)は1日、 赤潮から発生した強力な有毒物質に汚染された魚を食べたのが原因、 との研究結果を公表した。
わずか10カ月間にこれだけ大量のイルカが犠牲になったことは過去になく、NOAAによると、自然発生した有毒物質が魚を通じてほ乳動物を死滅させた初めての例という。
(朝日新聞1989・2・3)

アフリカ、ケニアのフラミンゴについても記録しておこう。
観光案内書に200万羽とあるナクル湖のフラミンゴを、朝日新聞の奥山郁郎記者が取材におとずれたら、せいぜい2、3万羽しかいない。ゲートで聞くと、
・「確かに百万羽以上いた。
それが、87年6月ごろ、大挙してボゴリア湖に渡ってしまった」。
ボゴリア湖国立保護区の狩猟監視人助手ロップさんによれば、 「5月か6月ごろ、いっぱい飛来した。 湖がピンクに染まった。
ところが、年が明けて2月ごろ、大量に死んだ。 原因はわからない」
(朝日新聞日曜版1989・1・22から)

アザラシも、イルカも、フラミンゴも、死んだ。

スカンジナビア半島のトナカイも死んでゆく。

1988年から1989年にかけての冬、日本の青森県平賀町の古い木造のわが家ではマキ小屋に住みついているはずのネズミたちに動く気配がない。

日本のネコの8割(後記・2割のまちがい)だったかがエイズに感染しているというニュースが流れていった。
その記事を見失ってしまったが、1989年2月ころの新聞だった。

ヒトに、なにがおこっているか。

・結核治療薬の無料投与
――厚生省は27日、結核予防法に基づいて
結核の初期感染患者に無料で投与している治療薬 「ヒドラジッド」の投与対象を、現行の中学生以下から29歳以下に拡大することを決めた。
近く各都道府県に通知したうえ四月から実施する。
高校や会社などでの結核集団感染が最近、増加傾向を見せているための措置。
(聖教新聞1989・1・28)

・今後10年間で10万人(ロンドン14日時事)
――英国国勢調査局は14日、後天性免疫不全症候群による死者が イングランドおよびウェールズで向こう10年間に10万人、 30年間で20万人に達するだろうとの人口動態予測結果を発表した。
――この予測に女性は含まれていない。
(聖教新聞1989・2・16)

チェルノブイリに関するソ連からの新しいニュースをまとめておこう。

・チェルノブイリ汚染なお 20村に非難命令
(モスクワ3日=ロイターES時事)
――ソ連当局はこのほど、1986年に発生したチェルノブイリ原子力発電所による
高レベルの放射性物質に今なお汚染されているとして、 白ロシア共和国の20の村の住民に対し避難命令を出した。
ソ連国営テレビが2日伝えたもので、それによると、チェルノブイリ原子力発電所から約270キロも離れた白ロシア共和国の17の地区で、 高いレベルのセシウム137が依然として記録されているという。
同テレビは、チェルノブイリ事故のもたらした影響を 「いやし難い傷だ」と形容するとともに、事故のもたらす影響について住民たちは十分に知らされていない、と批判した。
チェルノブイリ事故では、
事故直後に原発から30キロ圏内の住民約13万5千人に避難命令が出された。
300キロ近くも離れた住民の避難が明らかにされたのは初めてで、 日本の原子力関係者も驚いている。
(朝日新聞1989・2・5)

・白ロシア汚染、予想より拡大(モスクワ11日=時事)
――11日付のソ連共産党機関誌「プラウダ」によると、
白ロシア共和国のコワリョフ首相は、1986年4月のチェルノブイリ原発

事故による同共和国の被害状況について同紙とのインタビューに応じ、
「共和国の放射能汚染は当初の予想より広範囲に及び、農地の5分の1近くが汚染された」と語った。
同首相によれば、最大の汚染地帯はウクライナ共和国に接したゴメリ、モギリョフ両州で、20カ所のソフホーズ(国営農場)とコルホーズ(集団農場)計10万ヘクタールが立ち入り禁止となっている。
同首相は「事故による否定的影響とその後の被害は今なお減少していない」 と指摘した。
また、両州の415の村(人口計10万3千)が恒常的な放射能監視区域に指定され、これらの村では住民に毎月30ルーブル(約6300円)の特別手当が支払われ、給料も25%増になっている。
疎開した人は24700人に上り、ゴメリ州だけで170の新しい村が建設された。
(朝日新聞1989・2・5)
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Posted by イミン慕い at 2011年11月06日 13:11
コメント失礼いたします。

本日だけで、
・天皇陛下が気管支炎悪化で入院
・歌手の安室奈美恵が急性上気道炎で横浜アリーナでのコンサートを公演途中で中止
・フジテレビの大塚アナウンサーが急性リンパ性白血病で療養
というニュースがありました。

やはり少なからず放射能が影響しているのでは? と疑ってしまうのは、私だけでしょうか?


Posted by 横浜市民 at 2011年11月07日 01:28
3月の事故日。主人は通常通り屋外で作業をしていました。血尿・下痢・発熱・頭痛・筋肉痛・吐き気・咳・口内炎・咽喉痛み・鼻詰まり、等、数日間症状が続きました。
そして1ヶ月ほど前から咳などの症状でかかりつけの内科医の診察を受けました。
「この症状は汚染となにかしら関係があるんですか?」(←主人)
「事故当初はあったかもしれないが、今はない。誰がそんなでたらめを言っているんだ!」といわれたそうです。
主人は家族よりも他人の話を信じるひとだと数しりました。しhなみに、主人は、何の対策もしていません。
3月から独自に対策をたて行動をしている私(小5・年長の子供たちも現況を理解し考え行動しています)を「おまえは病気だ! 死ね!」と罵り、「子供を洗脳するな! 俺を怖がらせるな!」と言います。
半年を避難準備期間と決めてからもう数ヶ月が過ぎてしまいました。子供たちも「離婚してもしょうがないかも」というようになってしまいました。主人と子供たち、どちらも少しでも被曝を少なくしてほしいと考える私は、福祉課から虐待をしているとみられています。さすがに心が折れそうです。なにかアドバイスをいただけたら、また、さきの内科医の発言についてコメントをいただけたら幸いです。
Posted by インド人夫の妻 at 2011年11月08日 03:13
インド人夫の妻さん

手短に。
内科医、ご主人の話は、恐怖の裏返しです。心の奥底にある恐怖を理性で無理矢理押さえているだけです。

昨日、ツイッターでつぶやいたのですが、

なかなか決断できない人は、期限を区切ること。その期限までに絶対に結論を出す。私は、いつもそうしている。
posted at 21:15:58

一度きりしかない人生。自分の考えで生きるしかない。他人にゆだねて、自分の人生と言えるか。できない理由を探すのではなく、できる方法をみつける。
posted at 22:00:14

http://twilog.org/onodekita
で見ることができます。適宜、適当につぶやいています。twitter @onodekita をフォローいただければと思ってます
Posted by いんちょう at 2011年11月08日 09:28
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