なにか知りたいことがあるならば右側の検索ボックスを。(Googleは複合検索可能)
ブログ記事は、引用元リンクを明示の上ご自由にお使いください。
2011.11.13 に福島市で東日本女子駅伝がとり行われようとしています。

JRの宣伝もばっちりのようで、都内ではこんな感じ。@N666Rさんのツイートから

この大会は、
[特別参加]チーム絆(被災3県合同チーム:岩手・宮城・福島)、
北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、新潟、長野(17都道県+1)
各チームの詳細はこちら
■主催
東北陸上競技協会 福島テレビ
■主管 福島陸上競技協会
■後援 公益財団法人 日本陸上競技連盟、福島県、財団法人 福島県体育協会、福島市、
福島市教育委員会、福島市体育協会、福島民報社、ラジオ福島、サンケイスポーツ、
福島リビング新聞社
■協賛
ケーズホールディングス
■協力 トヨタ自動車、シチズン時計、ミズノ、JR東日本
となっています。
大会コースは、

です。チェルノブイリの事故が起きた時に、駅伝をしたという話しはきいたことがありませんから、なかなか勇気のある開催だと思います。この駅伝に対しては、山本太郎氏が以前より危険性を指摘しています。
「東日本女子駅伝を中止に追い込みたい」 山本太郎、ランナー被曝の可能性を憂慮
「東日本女子駅伝」は、今月13日に開催される駅伝で、福島市内にコースが敷かれる。山本氏によれば、出場選手のうち最年少のランナーが13歳、中・高校生がメインとのことだ。国が主導するかたちで低線量汚染地域に暮らす人を一刻も早く移住させるべきだと語る山本氏は、この大会についても、
「(震災から)『復興しましたよ』っていうアピールのためだけにそういう行事をするわけですよね。しかも細胞分裂が活発な若い女の子たちを走らせるっていう。僕はそれを中止に追い込みたいんですけど、どうしたらいいですかね」
そして、実際に線量測定もしておられます。



最高でも、2.0マイクロシーベルト/hrぐらいですから、被曝量としては大したことはありません。
推進派の安全デマは、ヒドイのですが、最初レントゲン、その次CT、今度は宇宙船での被曝量まで持ち出しました。


まあ、たしかにこの被曝量に比べては、大したことはありません。この駅伝で問題なのは、内部被曝です。内部被曝の電力基準を再度紹介しておきます。

C区域 ・・ 4Bq/cm2〜40Bq/cm2x100x100= 4万〜40万Bq/m2 以下
D区域 ・・ 40万Bq/m2 以上
C区域 ・・ 汚染が強いため、服はそのエリア内だけで使用する(そこから外に放射性物質が出て行くことを防ぐ)。マスクなどは必要ない。
D区域 ・・ 全面マスクが必要。場合によっては(ぬれる場所では)アノラック(レインコートみたいなもの)も。
この地域の土壌分析の結果が見あたりませんので、航空機モニタリング情報から
文部科学省による福島県西部の航空機モニタリングの測定結果について(平成23年9月12日)

福島市は水色−300k-600kBq/m2 =30万Bq/m2-60万Bq/m2の区域に入ります。
上記の電力基準と比較してください。D区域・・すなわち全面マスクが必要なエリアなのです。
どうしても参加したい場合には、

放射能メモさんから
のような装備をつけて走ることをおすすめします。肺の内部被曝は、取り返しがつきませんよ。若い未婚女性が走ってよい地域ではありません。スポンサーとなっている企業の方、覚悟はありますね。
■関連ブログ
全面マスク、汚染拡大を防ぐ必要のある地域2011年09月28日
タグ:P
本日、11/8朝日新聞プロメテウスに気象庁気象研究所への放射能観測予算が
文科省から凍結された事情が載りました。
現場の良心によりサンプルだけは採集が続いてる様子ですが、プロメテウスで裏事情公表したのは予算問題を解決できたのでしょうか。
記事に実名が出た良心の研究調査官の処遇が気懸かりです。
考える程頭にくる記事でしたが、野田総理は今の(消費税等)法案成立後に信を問うと言っていますから
私の地元長崎選出の高木義明氏(当時の文科省大臣)に4月の放射能観測予算凍結の理由や
当時から現在に懸かる小中高学校の除染の件などを演説会時に質問するつもりです。
ICレコーダーなり記録機材付きで。
それまでに、その場で即座に叩き出されない様な質問文を練り上げたいと思います。
(言葉を選んで無用な感情を廃し、日付のあるデータソースを添えて)
全国の院長ブログ読者様も、次の選挙時は地元の民主議員選挙演説会で質問されては如何でしょうか?
国家中継で映る彼らは、質問を受けてニヤニヤ笑う時もありますが、
自身の選挙でよもや同じ態度はとれないでしょう。
心の中のモヤモヤした気分も晴れ、文章にする事で,私自身も気付かなかった心の変化にも触れる事が出来て、有意義な行動だったと思います。
若い人、まして次世代を担う女性に危険な思いをさせてはいけません。もし中止できないのであるならば、シルバー駅伝大会にしてはいかがですか?
それにしても、一般消費者向けの企業なのに、非汚染地域の女子中高生までおびき寄せて内部被曝させるとは?この企業の正体は何なのでしょうね。
練習中は写真のようなマスクをつけているのか?(特に福島市内)。この大会だけでなく、他の部活動もそう。
これが(大人が考える)復興活動の一部なら、放射能汚染地域は復興しなくてもいいと強く感じる。