2011年11月20日

放射能と人体(5)環境放射能は内部被曝の指標

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 本日とある機会で整形外科の先生とお話ししました。その際に、フクシマの話をしましたところ
「我々整形外科は、あんなので驚いていたらもうダメだよ。それ以上浴びているから。」
おそらく、これが医師の考える安全基準でしょう。だから医師全員が「ただしく」怖がっているわけで、フクシマのことで右往左往するママたちをバカにしきっているのです。
 オレは、「50mSvも浴びたが、何ともない。」そういった医師に会われた人もいるかもしれません。

トンデモ放射能安全集の中でも、大変良くできている産業医科大学の 放射線学入門から
2011112010.jpg
 ここに書かれていますように、医療放射線被曝はX線の被曝。放射能を取り込むわけではありません。

そして、線量当量は 放射線医学総合研究所 から
2011112011.jpg
 心臓カテーテル検査などは1Gy (=1Sv)近くあるようですから、この検査に従事している医師は、ホントに自信たっぷりに、放射能で影響はないと言い張るでしょう。

 例えば、0.3μSv/hr の空間線量は、ホットスポットと言われます。この空間にいた場合の1年間に浴びる放射能は、

0.3 x 24 x 365 = 2.6mSv/year

2011112012.jpg
リンク

 1年間ずっとその場所にいたとしても、頭部CTと1回分しか被曝しないんですよ。

 こういって言いくるめられている人が本当に多いと思います。

本当でしょうか。この資料(p.5)から・・
2011112013.jpg
0.3μSv/hr = 80kBq/m2 =80,000Bq/m2 =8Bq/cm2(土壌汚染)

となります。これは、果たしてどれだけの管理が必要なレベルか。
2011112014.jpg リンク(経産省)
この区分で−C区域となります。この区域では、
2011112015.jpg
といった格好をして、そのエリア内の放射能を外にまき散らさないように、厳重な管理が必要です。飲食なんて、もちろんとんでもありません。(出入りするたびに表面放射能の汚染を調べる必要があります)
2011111701.jpg
 すなわち環境放射線量は、外部被曝の基準値ではなく、内部被曝の基準値なのです。ここを故意に取り違えさせて、安全、安心、「ただしく怖がる」といった間違った報道がなされています。
 早く目を覚ましてください。そして、ウソの報道は直ちに辞めてください。また、自分の被曝経験を誤解して、放射能を「ただしく」怖がっている医師の方、もう一度考えてください。お願いいたします。

■関連ブログ
放射能と人体(4)内部被曝と外部被曝2011年11月17日
内部被曝−その評価と治療方法2011年10月10日
タグ:P 放射能
posted by いんちょう at 21:06| Comment(34) | 原子力
この記事へのコメント
 先日は、コメントへのお返事をありがとうございました。
ずっと先生と同じ考えをもっていたので、「やはり」という思いでおります。
私は幼少の頃より親と死別しているので、家族の大切さをなにより一番に考えています。が、それをもこえる事態により(主人と意見がわかれ)、(避難するために)子どもから親を取り上げてしまうような罪悪感を感じて、どうしてもあと一歩のところで「主人の理解」が得られるかもという願いににた思いもあり、最終的な決断が遅れていました。
現在、12月内になんとか沖縄に移住できるように、準備を進めているところです。
 主人は相変わらずです。カルシウムとビタミンのサプリメントを飲んでいると、「そんな身体に悪いもの子どもに飲ませて!」と怒っていました。
 
 今回は、子どもの症状について、質問をさせていただきたいと思い、こちらにコメントとして書きました。
 子ども(11歳男児)が寝ている時、痛みで目が覚め、我慢できかねるほどの痛みがあるといいます。場所は、胸の下(すい臓?)あたりが特に痛み、お腹全体が痛いそうです。私も同様にすい臓?あたりが痛むことがあります。8月に一度、子どもクリニックにいきました。「様子をみてください」と、それのみでした。
 余談ですが、7月に小学校(栃木県下野市)の土壌汚染調査を自費で行いました。体育見学をしている子どもになんとか運動をさせてあげたいという思いと、現実を数値化することによってひとりでも多くの方に気が付いてほしいとの願いからです。結果、cs-134が303.3bq/kg、cs-137が340.9bq/kgでした。約4万bq/uの汚染となります。

 私たちの住むエリアに信頼のおける、また、勇気のある医師がいません。子どもの症状へのコメントを、どうかいただけたらと思います。
宜しくお願い致します。
Posted by インド人の妻 at 2011年11月20日 21:57
 膵臓は非常に評価が難しい臓器です。超音波はほとんど侵襲がない検査ですが、膵臓はよく見えません。CT, MRIではある程度分かりますが、それとて病気を確定することはできません。
 仮に膵臓だとしても、実際には効果的な治療法がないと思います。
 放射能には簡単には負けません。内部被曝を減らし、規則正しく、バランスの良い食事をとり、かつ身長体重の成長記録をきちんとつけていくという方法しか、私には思い浮かびません

40,000Bq/m2は、原発内全面マスク内。何らかの影響はもちろんあるでしょう。外での生活には、細心の注意が必要だとおもいます。

 力になれず申し訳ありません。
Posted by いんちょう at 2011年11月20日 22:43
早速のお返事をありがとうございます。
子どもと一緒に拝見しました。
体温は毎朝はかっています。身長は一ヶ月に一回ははかっています。体重計がないので、これを用意して今後はかります。成長の記録をつける、ごもっともです。

校庭の件、移住の前にPTAと話さなければならないこともあり、その場で、此処で生活する子どもたちのためにも、情報を提示し意見を提案したいと思っております。

 先生、いつも本当にありがとうございます。
心強いです。
これからも、どうぞよろしくおねがいします。
Posted by インド人の妻 at 2011年11月20日 23:37
私も整形外科です。同じ整形外科として恥ずかしい限りです。整形外科が一番放射線を分かっていません。以前、手術ばかりしていたころ、透視で被曝しまくっていました。其の頃はよくひどい口内炎を生じており、年に200日は口内炎でした。今思うと被曝によるものではなかったかと思っています。かなり至近距離で浴びていましたし。また内部被曝もまったく理解していませんでした。でもそんな僕でも認識は変わりました。知識を拡散していけば理解者はどんどん増えていくと思います。僕の身の回りの医師たちも見方が変わってきています。がんばりましょう!
Posted by 中山憲 at 2011年11月21日 01:15
中山先生

 そもそも、内部被曝をSvで評価できるとは私は思っていません。アレはあくまでも外部被曝の評価基準ですから、論文なども全く読んでいませんし、読む気もないのが正直なところです。

こちらを参考にしていただきますと幸いです。
http://onodekita.sblo.jp/article/48419822.html
Posted by いんちょう at 2011年11月21日 08:35

韓国に5兆円、ASEAN(東南アジア諸国連合)に2兆円、来年度の除染予算1.2兆円。
お金がないわけじゃないのに何がなんでも福島避難民を呼び戻したい政府、何故?

Posted by tottoko at 2011年11月21日 09:02
何かスゴい物を見つけてしまった!

「技師や作業員には放射線測定パッチの装着が義務づけられており、一定期間中に受けた被曝量が基準値に達したら それ以上作業は行えないことになっているため放射線を危険な量あびる心配は一切ありません。…また作業員は被曝量が基準値に達したら仕事が出来ない=職を失うのではないか という心配も問題ありません。」

この後 驚愕の記述が…

「そうなったら放射線測定パッチを外せばいいだけのことです。パッチを外せば原子力施設の中に また入れますから そのまま仕事を行うことが出来ます。何の心配もありません」

これは「東海村移住ガイド」というサイトの中の「東海村の原子力施設で働きませんか?」というところに書いてある勧誘文です。
ググってみて下さい。ホントに そう書いてあるんです。

原子力村の辞書には「反省」とか「後悔」という言葉はないみたいですね。

Posted by tottoko at 2011年11月21日 10:03
医師が浴びる医療放射線は防護処置をとった上で無用の被曝を避けて線源からの距離を遠くとるなど慎重に必要最低限の被曝で納めるように電離放射線を発生させ人間の厳重な制御下に終了させます。「10days rule」の意味を知らない医師は医師じゃありません。

原発由来の放射能は地上のどこにでも勝手に飛んできて人の体外でも体内でも常に止むことなく放射線を発し続けて人間のコントロールをまったく受けません。生物の遺伝子を守る手立てが無い。

ホルミシス効果とかある被曝量以下は安全とか、そういう人為的な被曝コントロールが不可能だからこそ原発事故は地球の生物の生存に対する最大の脅威です。

311以後に猫の目のように被曝許容基準を変える日本の厚労省は、数字を変更すれば日本が安全に国民が健康になるとでもいうのか。およそ信じがたいほど愚かで有害な役所役人組織です。真っ先に行政改革で廃止せねばならない省庁です。
Posted by 通りがけ at 2011年11月21日 12:52
tottoko さんがお書きになられた「東海村移住ガイド」というのは、
http://ansaikuropedia.org/wiki/UnBooks:%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E6%9D%91%E7%A7%BB%E4%BD%8F%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89
の事でしょうか?
そうであれば、「アンサクロペディアというサイトはウィキぺディアのパロディサイト」との事のようですから、これはパロディ・真に受けてしまえばデマという事になるかと思います。
これは「釣り」と言う方もいらっしゃるかも知れませんが、放置すればデマの元と思い、書き込ませていただきました。
Posted by マツシタ at 2011年11月21日 14:22
マツシタさん ありがとうございます。

でも あそこに書いてある方が現実に近いのではないか と思います。やはり原発作業員さんたちは国が直接雇用して生涯 国の責任で面倒みるべきですよね。

Posted by tottoko at 2011年11月21日 18:06
わたしはヒバクシャ2世であり約20年まえ東海村の近くに住んでおり動燃の科学館へ見学に行ったことがあります。JCO事故が起こる3,4年前です。

当時はプルトくんこそいませんでしたが、入ってみて唖然とした事にそのときからすでに「原子力はクリーンで安全な地球に優しいエコなエネルギーです」というプロパガンダビデオを全館全室でオウム真理教よろしく垂れ流しておりました。

プロパガンダの内容はマツシタさんご紹介の
>「東海村移住ガイド」というのは、
http://ansaikuropedia.org/wiki/UnBooks:%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E6%9D%91%E7%A7%BB%E4%BD%8F%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89
この内容のとおりでしたよ。はたしてデマの元でしょうかね。

それどころか、今でも東海村の動燃に取材すれば「原子力はクリーンで安全で得粉エネルギーだから原発は推進すべきだ」と答えるのではないでしょうか。このアンサイクロペディアにはホルミシスや山下派放射能有益論学者達と同じ論理が用いられているようだし。
Posted by 通りがけ at 2011年11月21日 18:24
短時間だけ体の一部に浴びるのと,四六時中全身に浴びる場合の違いも気になります。

放射線の健康への影響は,「詳しくは不明」というのが本当のところでしょう。用心するに越したことはありません。

専門家の方々には,「よく分からないけど大丈夫」みたいな,安易な発言はひかえて頂きたいものです。
Posted by ひょろり at 2011年11月21日 22:16
麻酔科医ですが、最近麻酔中に被曝する手術が増えました。
大動脈瘤のステント治療、脳動脈瘤の血管内治療です。
全身麻酔で、麻酔科の側にばんばんでます。しかたないので、鉛入りのガラススクリーンの影に隠れたり、隣の部屋でモニターを見ています。もちろん、妊娠している麻酔科医はそういう手術につけないです。
そして、一番違うのは、そういう放射線の被曝は、仕事中で終わりで、体の中には残らないことです。
一方で、外部被曝といわれる環境放射性物質は、食物や土ぼこりとして体の中にはいって長時間、直接臓器が被曝します。

シーベルト換算といっても距離が近く、そして、長時間被曝するので、比較になりません。

ちなみに、私は放射線労働者として、管理されているので、定期的に採血されたり、医師の診察を受けています(笑)。

Posted by 麻酔科医 at 2011年11月22日 10:05
tottoko さんの書き込みが、
原子力村の方(≒原子力(産業)に携わる・推進する方や事業者)が、
「そうなったら放射線測定パッチを外せばいいだけのことです。パッチを外せば原子力施設の中に また入れますから そのまま仕事を行うことが出来ます。何の心配もありません」
と勧誘文に書いている。
と受け取られかねない内容だったので、特にその部分について「パロディ・真に受けてしまえばデマという事になるかと思います」
と書き込ませていただきました。

確かに、実態はそれに近いのかも知れません。
皮肉やブラックジョークを込めて書かれた内容が、実は実態に近いというのも皮肉なものですが、あくまでも事実とそうでない事ははっきりさせておく必要があると思います。

原子力を含めエネルギー政策は国策なので、作業員の方の事を始め、国が責任を持つということには多いに賛同します。
国には、この福島第一原発の事故によって被害・損害を受けた方々に対して、元の状態に戻す・近づける・それができない時は対価を持って賠償する責務があります。
国が責任を持つということは、その責任を果たす為に必要になる物(つまりお金)を我々日本国民が納税を通じて負う事かと思います。拡散してしまった放射性物質と共に、我々日本国民は将来に渡って大変な責務を負ってしまいました。

原子力政策ははじめの一歩から「危険な物」を「安全である」と取り繕っているので、矛盾に満ちています。さらに事故が起きてなお、取り繕おうとしています。危険な物だからこそ、厳しいルールを設け管理してきたはずなのに、そのルールさえ捻じ曲げて。
ずっと未解決のままの放射性廃棄物の問題も含め、現状の体制・技術力では、原子力エネルギーに将来を託してはいけないのが明らかです。

自分は現在都内在住ですが、福島第一原発の事故後、「もし関東近辺まで危険な状態となったら、とりあえず実家のある長野に避難しよう」と考えました。ところが、静岡でもかなり大きな地震が発生。すわ東海地震!?。福島でさえ手に負えない状態なのに浜岡まで?浜岡に万が一があると東京も長野も終わる…と目の前が真っ暗になった事を思い出します。
今後も原子力エネルギーが必要とされ原発も稼動し続けると思いますが、地震などのたびに肝を冷やす事になるのか、またそういうリスクが日本全国の原発に存在するのかと思うと、暗澹たる気持ちになります。
Posted by マツシタ at 2011年11月22日 12:48
電離放射線は殺DNA効果を持つ生物にとって最強最悪の危険「物」です。実社会において電離放射線を何らかの目的で発生させるには発生操作担当者に最高度の危険物取り扱い資格取得が必要とされます。
放射線は厳重な管理下に管理区域内においてのみ発生させることが許される危険物であり、管理区域外で高線量放射線を発生させれば、たとえ過失であっても被害の甚大さでいうとオウムのサリン散布よりも凶悪な生命へのテロ行為に等しい重大犯罪を法理的に形成します。

>さらに事故が起きてなお、取り繕おうとしています。危険な物だからこそ、厳しいルールを設け管理してきたはずなのに、そのルールさえ捻じ曲げて。(マツシタ氏)

菅政府が行ってきたこの対応はすべて原発事故の犯罪性を隠蔽するための証拠隠滅工作であり、すべての政策変更が刑事犯罪であります。

東電保安院菅内閣閣僚および霞ヶ関全省庁官僚記者クラブマスコミの共謀共同正犯に成る大量核分裂臨界放射能大気中無差別拡散テロを人類の名において告発します。
Posted by 通りがけ at 2011年11月22日 14:02
マツシタさん
<今後も原子力エネルギーが必要とされ原発も稼動し続けると思いますが、地震などのたびに肝を冷やす事になるのか、またそういうリスクが日本全国の原発に存在するのかと思うと、暗澹たる気持ちになります。>
とのことですが、なぜそこまで考えているのに、原発を止めさせようという気にならずに、最初から諦めているのですか?
多くの人がそういう姿勢だからいつまでも変わらないのだと思います。
Posted by プル at 2011年11月22日 15:54
プルさん
まさしくその通りなのですが、エネルギーをはじめとして国策レベルの事を考えるとあまりに壮大なテーマで自分の中でも矛盾だらけになります。

子供の頃からどちらかというと左よりの教えを受け、原子力も危険な物と認識してきました。一方で、国家という事を考えると、世界中の様々な国と付き合っていくには、友愛だけではダメで時に力を見せる事も必要と思うようになり、それは例えば潜在的なものを含めた抑止力だったりするわけです。
現在、国家同士の争いのほとんどはエネルギーを原因としているのが実情かと思います。日本海なども資源がある事が明らかになった途端、きな臭くなってきました。原子力だけでなく、エネルギーというのは国家の力を示すバロメータの一つだと思います。抑止力とかいうと、随分右よりな感じになってしまいますが、エネルギー(≒国家の力)が無いと、飲み込まれてしまうか、北朝鮮のように強く出るかしかなくなってしまうのが現実だと思うのです。原子力のように危険なエネルギーに頼らなくてもよくなる事が理想ですが、その具体的な方法が見つかっていないように思います。

取り留めの無いイデオロギー的な話になってしまいました。
とりあえず、最近ようやく選挙には行くようになりました。
Posted by マツシタ at 2011年11月22日 17:25

プルさんに賛成!

マツシタさん、ホントに原発は必要なのでしょうか? 確かに弱肉強食ですから エネルギー問題に対応できないと強国の餌食になる恐れはあるかも知れませんが そこは外交で(日本人が一番苦手な分野ですけど)右から左に受け流す、イヤな事はズルズル相手があきらめるまで引き延ばし有耶無耶にする とかして 我が道を行けばいいんじゃないの? 別に経済大国でなくてもいい、もっと暢気に仲良く 餓死しない程度に食べていければいいじゃん、と思っている私には原発の必要性がわかりません。 必要性はわからない、でも危険性は十二分にわかった、今すぐに出来ないから と言ってあきらめるのではなく やはり今後も原発廃止に向けて 出来ることはしよう と思います。

Posted by tottoko at 2011年11月22日 18:38
>世界中の様々な国と付き合っていくには

大統領も天皇も主席もホームレスもみなおなじ人間であり地位や身分に構えることなく人情で話せばもともと人間同士言葉がなくとも心の部分で通じ合える。人と人がこころで通じ合えればおのずから国と国が通じ合える。軍備や武力は不要でしょう。

我も人なり、彼も人なり。

こうして考えてみると「日米地位協定」がいかに非人道的奴隷契約を一方的に決め付ける人権侵害協定であるかがつくづくわかりますね。これがあるために地球上で日本人だけが日本国の国土上で米軍の無法行為を全部見逃してやらねばならないのですから、日本人は世界中でアメリカ人に対してだけとても同じ基本的人権を持った人間同士の普通の対話ができなくなっています。

アメリカ軍の高性能軍事偵察衛星は311当日からフクイチ冷却停止炉心高温化→炉心溶融発生を赤外線情報でキャッチしていたはずですが、それがGE社製の原子炉である事も知っていながら駐留米軍を緊急対応させず、淡々と無能な菅政府に対応させて当然ながらなすすべもなくメルトダウンさせ、菅政府に史上最大の人災放射能テロ犯罪を犯させました。
ある意味原爆投下実験した日本に原発を導入させた占領政策のひとつの当然の帰結事象が起こるのを、未必の故意をもってアメリカ国として傍観したといえます。

日米地位協定は人権に対する許されない犯罪協定であり、一分一秒も地球上に存在してはならないものであることを宣言し人類の名においてこれを告発します。
Posted by 通りがけ at 2011年11月22日 19:12
突然の投稿で、先生に質問させて頂きます。

福島市に住んでいます。
咳、鼻水、痰が切れないのと、動悸が酷いため循環器を得意とする開業医を受診しました。ホルター心電図をとる事になり、ホルターを外しに行った際に血液検査を希望しました。医者からは何故血液検査が必要だと思うのか?確かにあなたの場合は甲状腺機能抗進症の疑いがあると、前回の診断でカルテには記載したけど、確定はできないから血液検査の必要は考えられない。保険を使って検査をするので、出来るだけ無駄な検査はしたくないと言われました。
まず、初診時に甲状腺機能の説明など一切されていません。カルテに記載したのに何故説明しなかったのでしょうか。疑いがあると診断しておきながら説明もせずに、確定できないから血液検査の必要は考えられないとの説明は矛盾していると感じます。
そして、保険を使って無駄な検査をしたくないと患者に言うのは医師としてどうなのでしょうか?

Posted by マル at 2011年11月22日 20:45
そうですね、様々な国を相手に一歩も引かない外交力を見せてくれれば、抑止力の為の原子力とかエネルギー戦略だとかそんな事考える必要も無いのかも知れません。
もしくはイマジンのような世界。
先日来日したブータン国王に感銘を受けた人は多いと思います。物に頼らない価値観というか幸福感というか。それはイマジンのような世界観なのかも知れません…

脱線しました。

原子力(事故)に関して、唯一期待しているのは、ロボットの開発です。兵器開発のように国家規模で予算を投入すると、凄いものができる可能性があります。煮ても焼いても減らない放射能。人が特攻するのを見聞きするのはもう御免です。

地位協定という話題が出ましたが、先の大戦で日本国は国家を掛けた戦いに敗れました。敗戦後、占領を受けたのがソ連や中国でなくアメリカでまだ良かったと思うのです。もしソ連・中国に占領されていたら、人権なんてのはぶっ飛んでいたと思います。世界の国々には戦いに敗れ 国家・民族・家族など木っ端微塵にされている例がいくらでもあります。アメリカにとっても人道的な考えなどより、(いずれ)国益に繋がるとみてそうしたのだと思います。であれば、アメリカにとって有利な不平等な決め事になるのは当然の事だと思います。
ほとんどの国が自国の利益を最優先していると思います。

…と、イデオロギー的な話になると取りとめが無くなってしまいますね(苦笑)

原子力に対しての自分の考えは
「ずっと未解決のままの放射性廃棄物の問題も含め、現状の体制・技術力では、原子力エネルギーに将来を託してはいけないのが明らか」
です。
では、どうしたら良いのかというのは全然分かりません。
Posted by マツシタ at 2011年11月22日 22:21
マルさん
そして、保険を使って無駄な検査をしたくないと患者に言うのは医師としてどうなのでしょうか?
 この言葉は、正しいです。できるだけ無駄な検査はしないように求められていますし、実際保険で認められないこともあります。(医院の持ち出しになると言うこと)

 福島では、(知りませんが)甲状腺検査はできるだけしないように。した場合は、査定するとでも情報が流れているのかもしれません。カルテに記載までして、しないというのは明らかに不自然です。(医師は嘘をつくのが下手です)
 近所の知り合いの方とお話しして、何処か保険でやってくるれる医院はないか(なさそうですが)を聞くか、あるいは、甲状腺機能だけは自費で実施するかが実際的な落としどころと思います。

 甲状腺機能検査をさせないというのは、残念ながらフクシマの総意のようです。

Posted by いんちょう at 2011年11月23日 06:02
マツシタさん
突っ込みどころ満載なのでどこから書いていいかわからないですが、要点だけ書かせていただきます。

原子力エネルギーが抑止力になるというのが全く理解できませんね。
もともと軍事力も無い日本、原発なんてあってもテロの標的になるだけです。
燃料のウランも輸入です。
再生可能エネルギーの研究は原子力関係の圧力でずっと邪魔され続けて来ています。
例を挙げると、日本の地熱資源量は世界3位なのに発電能力では8位でしかありません。
このことを書くとすぐ、やれデメリットがコストがと突込みが入りますが、工作員さんお疲れ様としか言いようがないですね。

それから、ロボットは精密機械なので、強い放射線には弱い面もあります。
チェルノブイリ事故のときは、あまりの強い放射線ですぐ壊れ、使えなかったという事実があります。

うちの国民の大多数は放射線や放射能に対し認識が本当に甘いですね。
Posted by プル at 2011年11月23日 12:16

マツシタさん

これから どうしたらいいのか?

とりあえず 全ての原発を停めて 燃料を取り出し安全な所に保管して それからみんなで ゆっくり考える というのは どうでしょう?

工場や病院以外の電気は みんながちょっとずつガマンすれば何とかなりそうなのは この夏の節電大作戦で実証済みですし 大体テレビなんかなくても むしろない方が国民にとっては有益だし 夏はウチワ、冬は湯たんぽで 頑張ってみましょうよ。
Posted by tottoko at 2011年11月23日 12:24

マルさんへ


宮城県大崎市の

「さとう内科循環器科医院」

の院長先生もブログで「義援金が製薬会社のワクチン在庫処分に使われている」と告発なさっているように気骨のある方のようです。
この医院名でHP 検索してみて下さい。
もしかしたら各種検査をして下さるかも知れませんよ。
あきらめないで頑張って!
Posted by tottoko at 2011年11月23日 12:36
院長先生へ

お忙しい中ご説明頂き本当にありがとうございます。
某偉大なる医大勤務の医療従事者から、保険請求の審査が厳しくなっているという現状を聞きました。
医者が必要ないと言っているのだから本当に必要ないのではとの事でしたが。
カルテに甲状腺機能こう進の疑いありと書いたのに、検査をしないというのは納得できないので、他の病院を探してみます。難しいとは思いますが…

これからもブログを参考にさせて頂きます。寒さが厳しくなっておりますので、風邪などひかれませんように…
本当にありがとうございます。
Posted by マル at 2011年11月23日 21:08
こんなニュースがありました

東電が“原発抜きの夏”を試算 今年上回る供給力
http://www.47news.jp/CN/201111/CN2011112201002278.html

国内の商業用原子炉54基のうち東電は電力会社トップの17基を保有しているそうですから、どこの電力会社も原発なくてOKということですよね。
Posted by プル at 2011年11月24日 12:25
tottokoさんへ


貴重な情報をありがとうございます。
心強いです。問い合わせさせて頂きます。本当にありがとうございます。
Posted by マル at 2011年11月24日 19:26
いつも参考にさせて頂いています有難うございます。

我が家にはまだ小さな子供がいるので先日庭の土壌調査をして貰った結果、セシウムが合算で1,100bq/kgでした。同じ関東圏の他の地域の土壌調査結果と比較して高い低いという判断は出来るのですが、だからどうしたらいいのかという事が経験や知識不足で分からずとりあえず庭には出さない事位しか出来ずにおりました。

上の子は家の向いの小学校に通っていますので大体家の庭と同じ様な土壌汚染だと思います。手持ちのガイガーカウンターで計測すると、家の庭の二倍以上の0.6マイクロシーベルトという値も計測されるのでより高い汚染の箇所も沢山あるだろうと考えています。この様な事実を市役所はじめ校長先生や担任の先生に何度もお伝えしていますが、一向に状況は変わりません。
土の入替えなどの対策がされないまま体育の授業や外遊びがなされています。全校マラソン、大縄跳び練習、徒競走、ドッジボール、校庭の砂利混じりの砂煙をモウモウと巻き上げる中で競技が行われています。
子供が呼吸でこういう砂埃を吸ってしまうのがとても心配です。その中に関東でも検出されているα線核種が含まれていたらと考えてしまい想像でしかないのですがとても心
配です。このブログを読んでやはりとても気を付けなければならない土壌の汚染状況であるという事が良く分かりました。

除染などの対策がされず体育などが継続される状況は今後も改善見込みは無いと思います。ならばやはり可能であれ
ば引越しも視野に入れた方が子供達の健康を守れるのでしょうか。唐突な質問で申し訳ありませんが誰に聞いていいものか分からず先生の意見を伺えたらと思いますよろしくお願いします。

同じ様な内容を書かせて頂いたのですがやり方が不慣れで届いてない様ですので改めて送信させて頂きます。重複していましたら削除お願いします。
Posted by みわ at 2011年11月28日 02:13
みわ さん

私のスタンスは、このブログで書いているとおりです。情報としては、不足はないと思います。
 決断は各個人が行うしかありません。
Posted by いんちょう at 2011年11月28日 08:49
いんちょう先生へ

お忙しい中コメントへの返信ありがとうございます。
先生のおっしゃる通りなのです。
ブログを落ち着いて読み返してみます。
子供達の将来の為に勇気を出して乗り越えれる様に頑張りたいと思います。
Posted by みわ at 2011年11月28日 13:54
いつもは意見させていただいております!
勉強になる情報をありがとうございます。
私の住む地域は事故前の放射線管理区域になってしまいました。私は一時避難中です。

こんど友達にこの地域の状況を説明することにしました。
こちらの解説がとてもわかりやすくインパクトがあるので、参考資料に使わせていただいてもいいでしょうか?
両面印刷で1枚や見開き1ページに納まるように配置を手直しさて頂き、それをさらにPDFファイルにし、ブログにアップしたいと思っております。

多くの人に、多くの地域がこのような汚染状態だと知ってもらいたいです。
パソコンをしない友達に多く配りたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
Posted by かめこ at 2011年12月04日 09:03
内部被曝と外部被曝の違いを無視して、放射能は安全だと言っている人はテレビでも多いですね。

>オレは、「50mSvも浴びたが、何ともない。」
それと、もう一つこの例のように、今と将来を区別しない人が非常に多いですね。
未だに、東京も含めた汚染地域に住みつづけている人達。
放射能は安全だと言う人達は、こういう手の人が多いです。

今が大丈夫だったから将来も大丈夫だと考えるのは非常に危険なのですがね。
放射線被曝の影響は将来出てくるのですよね。
判断基準が違う人達だから異常が出るまで認めないのでしょうね。

でも、放射能が安全だと言っている御用学者は自分では安全地域にいて、汚染食品は絶対に食べていないのですよね。だまされないようにしないと。

野田佳彦総理大臣も、岡田克也副総理も、枝野幸男経産相も、東電勝俣会長も、西澤社長も、清水前社長も
絶対に、福島第一原発へは行かないですからね。

みなさん、放射能を、食べて、飲んで、吸って、触ったら人は必ず死ぬことを知っているのですよね。
すぐ死ぬか、時間をかけて死ぬかの違いだけだ。必ず死ぬ。
それを知りながら安全だと言い張り、国民に被曝させる。これは明確な殺人行為ですよね?
Posted by アメリカ白頭鷲 at 2012年02月18日 21:23
電気事業法という、電力会社が儲かる法律があるそうだ。自民党64年支配の時代に官僚と一緒に作ったものだ。
法律を作って金儲けをしているのだから、ここを変えていかないとだめなんだよな。
今週号の東洋経済に詳しく載ってる。

電気事業法という法律を変えるためには政治家を変えなくてはだめだ。
しかし、気概のある政治家はいない。
自分でやるしかないのではないか?


それと、
原発がないと電力が足りないという人がいるが、原発が、何万キロワット発電したというデータはどこにもないよ。
原発が、いつ、どこで、何万キロワット発電したというデータは完全に隠蔽されている。
本当は発電なんてしてないのではないか?
Posted by アメリカ白頭鷲 at 2012年02月18日 21:36
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