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甲状腺機能については、
甲状腺機能検査、報告のお願いで、記入をいただいています。
記入ページは、こちら
TSH >3.0を越えると、軽度の甲状腺機能低下症だと見て良いのではと考えています。
平成23年11月21日〜11月23日まで第54回日本甲状腺学会学術集会 が開かれていました。

この中に興味深い発表がありました。p.464
O-3-3 東京電力福島第一原子力発電所じこごに見られた甲状腺機能の低下傾向の多発
宮下クリニック 甲状腺センター 内科 宮下和也
一体どんな発表だろうかと注目していましたところ、本日の読売新聞記事に掲載されました(ネット上では見あたらないようです)


書き下します。
患者の甲状腺機能原発事故後に低下 群馬のクリニック
東京電力福島第一原発の事故後、群馬県内で甲状腺疾患のある患者に、甲状腺機能の低下傾向が見られると、宮下和也・宮下クリニック院長(同県高崎市)が22日、大阪市で開かれた日本甲状腺学会で発表した。
宮下院長は、同クリニック患者のうち、甲状腺機能が正常な状態で安定し、薬の中断や変更が無く、ヨウ素剤の過剰摂取や妊娠・出産、花粉症など控除線機能に影響する他の要因もない1175人について、事故前と事故3ヶ月以内の甲状腺ホルモン「フリーT4」と甲状腺刺激ホルモン 「TSH」の変化を調べた。
その結果、939人(80%)で、フリーT4が低下し、低下を補うために分泌されるTSHは上昇した。フリーT4の平均値は1.37から0.92へと正常下限まで低下、TSHの平均値は1.5から5.2と、正常上限の4を上回った。
宮下院長によると、甲状腺機能の低下は、気力の低下や疲れやすさなどを招くが、甲状腺癌の発症に結びつくものではない。「被曝量が分からないため、原発事故との関連は不明だが、これまでこのような変化を経験したことはなかった。変化の原因の検証と長期的な経過観察が必要だと思う」と話している。
学会発表のようですから、どのような討論がなされたのか興味がなるところです。
甲状腺の被爆問題は、ヨウ素−131の被曝(セシウムも関連するようですが)に直接的に結びつきます。今回の事故の際には、ヨウ素剤はほとんど配布されておりませんので、(必要なかったという論調ですが、本当でしょうか)もろに被曝を受けた可能性があります。
もちろん、このような意見もあります。
浪江の甲状腺被曝量、チェルノブイリの千分の1
東京電力福島第一原子力発電所から20キロ前後に位置する福島県浪江町の住民の甲状腺被曝量は、チェルノブイリ原発事故後の周辺住民の被曝に比べ、1万〜1000分の1だったことが、札幌医大の高田純教授(放射線防護学)の調査でわかった。18日に神戸市内で開かれた日本放射線影響学会で発表した。
原発事故で施設外へ放出される放射性物質のうち、ヨウ素131(半減期約8日)は甲状腺にたまりやすく、被曝量が多ければ甲状腺がんを引き起こす可能性もある。
高田教授は事故後の4月8、9日、同県内の避難所で、18歳〜60歳代の浪江町民計40人の甲状腺被曝量を測定した。結果は3・6〜7・8ミリ・シーベルトで、平均は約5ミリ・シーベルトだった。一方、チェルノブイリの周辺住民は、数シーベルトから50シーベルトとされている。
(2011年11月19日00時31分 読売新聞)
私が見ます限り、キーワード(太字)が2種類入っています。以前もどちらとも紹介していますので、ここでは論評いたしませんが、動画を見ていただければ、どういう立場の方かはおわかりと思います。このような、私には信じられない発表を受け入れているこの学会も前身は、あの悪名高きABCCなのです。
このように意見が分かれるところではありますが、日本小児内分泌学会は次のような文章を出しています。


検討の結果、今回の検診でえられた「検査値の基準範囲からの逸脱」はいずれもわずかな程度であり、一般的な小児の検査値でもときにみられる範囲のものと判断しました。なお、これらの検査結果を放射線被ばくと結びつけて考慮すべき積極的な理由はないものと考えます。
よく分からないならば、なぜもう少し検査しようという話しにならないのでしょうか。
甲状腺については、ガンも大事ですが、機能低下も−特に成長期は、成長と直接関係しますので−あわせて考えて行く必要があると思います。そして、機能低下を見つけるには、血液検査がかかせないと思うのですが、現在の福島県民調査では手間のかかるエコー検査のみとなっています。
私のコメント欄には、福島県のクリニックで『「甲状腺機能低下症の疑い」はあるとカルテに記載はしているが、血液検査の必要はないと言われた』との証言があります。なぜ、そんなに血液検査をすることを拒むのでしょう。
まあ、わたしは甲状腺の専門医ではありませんので、話は、かなり割り引いてお読みください。単なるつぶやきのようなものですから。
■関連ブログ
甲状腺機能検査、報告のお願い2011年10月30日
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お子さんの甲状腺機能検査を2011年10月18日
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福島はまるで別世界・・グリーンピース2011年08月09日
貴重な情報ありがとうございます。
先日、チェルノブイリの架け橋主催によるベラルーシの医師による勉強会がありました。その報告を見ますとセシウムの蓄積も甲状腺がんの発症に関与しているようです。全身が2000Bqだとすると1500Bqが甲状腺に蓄積するという調査結果もあるようです。やはり経験されている地域での情報には真実味があります。
医師としてできること、やらねばならぬこと、厳しい戦いが始まっています。
中山
飯舘村では避難しようとした住民への被災証明発行を村長が拒んだようですし、政府も地方自治体も事故の実態を見かけ上で矮小化しようとしています。
事故そのものを日本固有の大津波のせいで不可抗力だと主張しているのに、実態を隠し矮小化するのは矛盾していますが。東電マッチポンプの瓦礫焼却で発生した放射性微粒子について今後当局はどのような態度をとるのでしょう。鉛ばりコンテナの外から線量測定して「大丈夫」だった瓦礫でしたが、そもそも大丈夫でない内容だから念のためそのようなコンテナ入りで輸送して、運送業者の安全性に配慮したでしょうに。
平常時だとちょっとした訴えで内科受診すると必ず血液検査をする医療機関が、放射線障害が疑われたとたんやらなくなるのは、結果を出してコメントするのが恐いからでしょう。
東京でもチェルノブイリをはるかに上回るストロンチウム量が計測されています。付近の地下から今度はストロンチウム瓶が出土するのでしょうか?
最近 賢くなりまして 高田“幸福の科学”純の言うことは逆立ちして読めばよい のだと言うことがわかるようになりました。
で、TPPですが これは もう既に決まってしまうようですが そんな事を勝手に決めてしまう政府に医師会や学会が大々的に反抗しないのは何故ですか? 医師会にとってTPPのメリットは何なのでしょう?
都内在住のお子さんに甲状腺血液検査の数値異常が見つかっています。血液検査は必要と感じます。
早期発見早期治療のために、甲状腺の血液検査を受けやすくする取り組みが必要です。特に福島で!
反対している団体はあるようですよ
日医など3師会「皆保険堅持の確約なくばTPP参加には反対」
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20111104/289490/
阿修羅サイトより以下転載
>私は難しい事はわかりませんが、既に、大変な被害が広がり始めているのだと、このビデオで感じました。
http://www.youtube.com/watch?v=k2KrjXhHtQY&feature=relmfu
郡山の女性が、ベトチャンドクチャンのような子を、妊娠したようです。旦那様がその事を話されています。やはり、放射能は危険と感じました。
私は、チェルノブイリの写真を、時々見るのですが、染色体異常からの奇形は、あまり見たこと無い異常が多いと感じました。お尻が三つとか、頭が二つとか、いままで、地球上でおきたことの無い、大変な問題だと感じました。新しい問題なので放射能被害の統計がない為、基準値について賛否両論になりがちですが、私自身は、被害がすでに始まっていることを認識して、食生活に気をつけたいと思いました。
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東京電力福島第1原発事故のため自主避難した人へ対し、時期を区切らずに、きちんど賠償するよう求める集会が3日、都内で開かれ、200人が参加した。
主催したのは、福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFULAN)をはじめ、5つの市民団体。文部科学省の原子力損害賠償紛争審査会は9月21に会合を開き、4­月22日までに避難したケースには賠償を認める方針を固めた一方、その後避難した人は「検討課題」と先送りにしていることに対し、避難者の実態を把握し、きちんと賠償の対­象とするよう求めた。
集会では、福島県から県外に避難している人が次々に「4月22日がどのような日か、まったく記憶にない」「当時は、まだ避難すべきか、そうでないか、判断できる環境になか­った」と発言。
8月中旬に福島県郡山市から静岡県に自主避難した長谷川克己さん(44)は、「賠償されれば生活は助かる。しかし何より、自主避難が、愛する家族を守る正当­な手段であったと認めてほしい」と訴えた。
http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/604.html
貼らせてください。
●内部被ばく”に迫る チェルノブイリからの報告
http://www.dailymotion.com/video/xkddd8_20110806-yyyyy-yyy-yyyyyyyyyyyy_news(期間限定だと思われます)
http://protectchildren311.blog.fc2.com/blog-category-3.html
野田がJOCの会長に2020年夏のオリンピック東京開催に向けて協力する とまたウソついてます。
どうせ日本でやるなら「頑張れ 福島」キャンペーンの一環として 福島でやればいいのに。
女子中学生がマラソンしても、子供たちが校庭でサッカーしても大丈夫な福島!
野田首相には是非 国際舞台で 世界に向けて「福島五輪」を推奨して頂きたい。
出来るものなら やってみろ!
もし本当に世界に向けて それが言えるのなら「国賊」の汚名は取り消そう、単なるバカと認めてやろう。
地元産の野菜に混じって、普通に放射能被災地の果実や野菜を売ってました。特にJAの方は東京の
スーパーよりも多かったです。
地元で安全・新鮮な食べ物が作られているのに
どうしてわざわざ持ってくるのでしょうか?
北海道がこれだったら、他の農業地域でも同じことが起こっているかもしれません。西日本に住んでるから大丈夫とか、地元のものを
買ってるから大丈夫、などとは考えてはいけないのかもしれません。
せめて子供の口には入れてはいけないのだと思うのですが。
先日、血液検査があったので「一緒に甲状腺の機能の検査もできませんか?」ときいたら
「やっても無駄でしょ。無駄なものはやりませんよ。症状がでてくるのは3年後だから、今はまだたれも検査してないよ。」
検査してくれなかったことより、やっぱり3年後はでてくる可能性があるのか、、、とショックでした。。。
東電が原子炉生成核物質を大気中に大量放出させたあの事故を起こさなければ、誰も検査などする必要がなかった。今3年以内に発症が強く予測される甲状腺機能障害に対して検査が緊急に必要になったのはすべて、「東電福島第一原発原子炉爆発事故」が起こって、東電が責任もって厳重に管理すべき注意義務に反して核反応生成核物質を大気中に大量に放出したからにほかなりません。よって311以降新たに発生した核物質関連の健康診断実費費用は全て東電が負担しなければなりません。疾病が発見された時点で医療保険診療の対象とするべきです。
健康被害も含めて汚染被害に対する補償義務と汚染地帯の除染等による原状回復義務は全て一義的に東電にあります。
このことによって現在東電は実質的に破産、会社更生法適用状態ですね。株価も回復の見込みがないでしょう。今は粉飾決算隠蔽工作の真っ最中といってもいいんじゃないですか?
これらは見ようによっては強固な政官業癒着に司法行政立法も巻き込んだ史上最大の官製汚職にも見えなくはないですね。
血液検査をしたら動かしようのない事実が見つかるのでやらない。特にサイログロブリン。
自費でもやってくれという親には仕方なくやるが、異常値を検出される子どもは少なくないはず。
騒動を恐れる某大学はできるだけ検査をしないように指示を出す。
代わりにやるエコー検査は被曝初期の検査としては意味がないし、手間がかかるが「検査した」というアリバイにはなる。
しかし小児科医はエコーを扱う経験が非常に少ない。マニュアル読みながら悪戦苦闘。場合によってはMEが代行。そのそも甲状腺の厚さをどこで測ってどの値が正常値かを知る小児科医もまれ。
小児内分泌代謝医は小児糖尿病や小人症等下垂体疾患なども診る機会が多く、エコーが必要な甲状腺疾患はその一部である。
内科医は泣いたり動く子どもの扱いに慣れていないのでこれも検査が進まない。
かえって不安が募る親への対応マニュアルが配られる。医師が個人的責任を負わなくて済むような体制が作られる。
という妄想が浮かびました。こんなことあるわけないよね。
某医大でのこと。
他人の子はエコー検査でお茶を濁せても、やはり医師も人の子。自分の子どもを自費採血しサイログロブリンをチェックした人もいるらしい。
検査結果は通常はカルテに貼られるなり電子カルテに入力されるので
院内医療従事者なら見られることになる。
不運にもその子供のサイログロブリン値がかなり高値だったらしく、
そのことに気を使った検査会社が当該医師に電話で
連絡し、カルテに入力せず、3ヶ月後の再検を勧めた。
隠ぺいする医大関係者の子どもにも放射能は等しく害を与えるのは当然のこと。子どもが気の毒だ。
そんなとんでもない妄想が湧いてきましたが、そんなことあるわけないよね。
出来るだけサイログロブリンを検査するな、という厳命が下りている中で
検査できたのは医局長クラスの偉いお医者さんのご子息だった。
本当にしつこい幻覚妄想です。そんなことあるわけないのに・・・
もともと甲状腺が肥大気味と言われ、健診の度に「要経過観察」…でも今はまだ大丈夫…と言われていました。
(事故の二年前からは血液検査もしていましたが、それでも経過観察のみで大丈夫との結果)
事故後の六月の健診で腫れが大きくなっていると言われ、血液検査の結果、橋本病と診断が下され、投薬が始まりました。
小野先生のブログにある群馬の患者さん達が、私と似たような経過をたどっておられるのを知って戦慄…チェルノブイリでは遠くフランスやスウェーデンでも健康被害が出ているので、福島県から滋賀県の距離を考えたら、ある意味、順当な結果なのかもしれません。
神戸の子供たちの甲状腺検査でも、福島の子供たちと変わらない結果が出たとネットで見ましたが、その後、続報は聞きません…「標本誤差」と片づけられてはいませんように。
もともと甲状腺が肥大気味と言われ、健診の度に「要経過観察」…でも今はまだ大丈夫…と言われていました。
(事故の二年前からは血液検査もしていましたが、それでも経過観察のみで大丈夫との結果)
事故後の六月の健診で腫れが大きくなっていると言われ、血液検査の結果、橋本病と診断が下され、投薬が始まりました。
小野先生のブログにある群馬の患者さん達が、私と似たような経過をたどっておられるのを知って戦慄…チェルノブイリでは遠くフランスやスウェーデンでも健康被害が出ているので、福島県から滋賀県の距離を考えたら、ある意味、順当な結果なのかもしれません。
神戸の子供たちの甲状腺検査でも、福島の子供たちと変わらない結果が出たとネットで見ましたが、その後、続報は聞きません…「標本誤差」と片づけられてはいませんように。