・・このスライドは本当に良くできています。どのようなトリックを使って、素人を騙すかというスライドばかり。ある程度勉強して、知識が増えましたら、このスライドを見て、一体どこがだましのポイントかを見れば、御用学者に騙されなくなります。一例を1Bqをラドン、セシウム、プルトニウムで考えるで紹介しています。

これを見ると、たとえ15,020Bqで汚染された野菜を食べたとしても、全く問題ないかのように書いてあります。どこがおかしいかわかりますか?
かつてあったと言われる経済産業省のホームページ「原子力情報ナビ」から
内部被曝も外部被曝も、受ける放射線量の値が同じであれば影響も同じです。
人間が自然界から受けている外部被曝は、一年間で宇宙線から0.39mSv、大地からは0.48mSvです。食物を通じて体内に入ったカリウム等による内部被曝は約0.29mSvです。このほかにも空気中のラドンなどの吸入によって平均1.26mSv程度の放射線を受けています。

ここによれば、閉鎖されたとのこと。一体、なぜこの情報がもっとも必要な時期に閉鎖されるのでしょうか。おかしいですね。
内部被曝の脅威 ちくま新書(541)
から
ここで強調しておかなければならないのは、以上のモデルの場合、人間の肉体を直径30センチメートルの肉球と仮定し、放射線は全て外部から浴びると仮定されており、体内からの被曝は全く考慮されていないことである。また、シーベルトに関しては計器によって測定できる値ではなく、過去の研究に基づいて計算される。その計算は実は仮定で成り立っており、その仮定がどこまで現実と合致しているのか、実は未だによくわかっていないのだ。内部被曝を正確に測る計器はまだ存在していないこともあまり知られていない。
内部被曝−その評価と治療方法から(市川定夫先生の講義)
実際にはあの言えば彼らはね、すべての核種もわかってるみたいな言ってるけど、ほんとにどこまで飽和点がどこなのかということまでわかってる。つまりさっきも言ったようにどういう核種がどこにどういうふうに入るかわかってるなんてのは数えるほどしかないのよ。
ある程度わかってるのがヨウ素でありストロンチウムでありセシウムでありコバルトであると。マンガンもややわかってる。だからほかあと亜鉛だとか何とかいろんなものセリウムとかタリウムとか全然わかってないのがいくらでもあるのよ。
で彼らが評価してるというのはわかってるものについて評価してる、わからないものについては一切除外してるからね。
それを知った上で、上記のスライドで掲げた「実行線量係数」なるものを見てみます。この値が、低すぎるためにBqをSv換算した時に、健康被害が起きないという根拠になっているようにしか思えません。この係数を調べてみました。
続研究日誌モンテカルロ から
ベクレルからシーベルトへの変換:実効線量係数は誰が決めたのか
一体全体、この係数はどうやって決めたんだろうか?こういう疑問が出てくるのは当然だと思う。(とはいうものの、政府機関やマスコミ、さらには多くの変換プログラムやネット上の情報サイトでは、この係数を鵜呑みにして利用しているようだが....というか、正確に鵜呑みにしてくれればまだしも、誤用している場合も多々見られる。)この情報を探り当てるのが、実は一苦労だった。
最初にヒントになったのが、文科省の委託事業(天下り事業?)の公益財団法人原子力安全研究協会(似たような天下り団体がたくさんあるような気がする...)の運営する緊急被曝医療研修のホームページにあった文。それによると、ICRPなる国際機関が存在し、そこで最初の議論があったらしい。日本の政府関係省庁/団体は、(若干の修正はあるとしても)基本的には、ICRPの結果を引用しているだけのようだ。
(緊急被曝医療研修のホームページから)

他の調べものをするため、ネット検索していたら、カナダ政府の健康庁(正式な名称は知らないが)のホームページに、ICRP Pub.72の結果の写しがあることを発見。さっそく、読んでみることにした。しかし、この表の写しが、またの混乱を助長しそうな書き方で閉口してしまった。(というか、私は実際混乱した。)
その理由は、このICRPの表には、化合物別の値が書いてなくて、その代わり年齢別の値が書いてあったからだ。それは、3ヶ月、1歳、5歳、10歳、15歳、そして成人の6パターンで、ヨウ素131の欄を見ると、成人の場合は吸入摂取は0.0074 (μSv/Bq)となっていて、これは文科省の委託事業(公益財団法人)のホームページと同じ値だった。経口摂取という欄はなく、代わりに外部被曝の場合の値が書いてあった。(これは単位も違うし、日本政府はこの値は完全に無視しているように見える。)
(カナダの値)

どうやら、ICRPで定めたものは、吸入摂取しかないのでしょうか。(この方のブログを読んで見たのですが、考察が途中で終わっています。)そもそも、どのような元素も化合物の状態によって、吸収率は全く異なるはずです。それを、ひとつのやたらと低い係数を用いて、しかも外部被曝も内部被曝もSvが同じなら影響は同じと言い張る。これは一体どういうことでしょうか。どなたか、この根拠となる数字のありかを教えていただけますと幸いです。私には英語力がないので、ここまでしか調べられませんでした。
福島県庁に電話した時のことを思い出します。県庁の方は「内部被曝もシーベルトで議論しなければ、何の意味もない」と言われていました。体内での挙動さえはっきりしない物質の人体に対する影響が、Svで簡単に表され、しかも小数点以下何桁もの発がん率がびしっと出てくる。
私にはマジックのようにしか思えません。

人体はわからないことばかりと思っていましたが、放射能に関しては本当に良く研究されているのですね。衝撃を受けました。
◆関連ブログ
1Bqをラドン、セシウム、プルトニウムで考える2011年12月26日
内部被曝−その評価と治療方法2011年10月10日
◆放射能と人体シリーズ
放射能と人体(9)ICRPと低線量被曝−科学的に証明する気はない2012年01月09日
放射能と人体(8)ブラブラ病以外の被曝症状とは?2011年12月22日
放射能と人体(7)放射能安全神話の根拠2011年12月17日
放射能と人体(6)病理組織から見る内部被(200万アクセス) [2011/12/04 15:40]
放射能と人体(5)環境放射能は内部被曝の指標 [2011/11/20 21:06]
放射能と人体(4)内部被曝と外部被曝 [2011/11/17 22:24]
放射能と人体(3)核の本質−内部被曝 [2011/11/14 23:21]
放射能と人体(2)・・核分裂生成物 [2011/11/08 21:44]
放射能と人体(1)・・放射能とは。
タグ:放射能
だから当然そうなるのです。
イカサマ連中は、チェルノブイリの甲状腺の等価線量の数値を、実効線量であるかのようにトリックを使っています。
このキャベツの話も全くそれですね。3月のTvでは東工大の松本義久氏がそのトリックを真顔で使っていました。あの真顔は本人自身が洗脳されていて視聴者を騙しているという自覚すら無かったと思われます。
なお、原子力安全委員会が定めた防災指針には、放射性ヨウ素の防護実用量としては甲状腺の等価線量を使え、と書いてあります。
この誤魔化しの上に更に、線量限度1mSv/yで計算しなくてはならないところを、100mSv/yで計算します。
かわいそうに日本の赤ん坊は、等価線量を実効線量でいうトリックで172倍にリスクが薄められ、限度を100倍にされて、17200倍にリスクが薄められている。これに、細胞の放射線感受性の差を考慮すれば、日本の赤ん坊のリスクは、5何倍も値切られて語られているのです。
さすがに、低線量WGでは等価線量と実効線量のすり替えまではやらないのですが、幼児や乳児のICRPに従ったリスク計算は一切しない。
たとえ、産業医科大学のような無茶はせず、ICRPに忠実に従ったとしても、ゴフマン先生からは「真のリスク係数は40倍だ」と批判されてしまいます。内部被ばく論者からも叩かれます。
このようなやっつけ仕事的情報を大学のホームページに載せるとは、ある意味すごいですね。
政府発表の食品計測値は日頃疑っていたのですが、そもそも計算方法自体がこんなに堂々と間違っていたなんて…絶句です。
ベクレルを人体に与える影響度合いに応じてシーベルトに換算しているような認識でしたが、そもそも放射能が人体に与える影響はまだよくわかってないのでは?と思ったからです。
その係数は本当に正しいのか?と。
まあ仮に正しいとしましょう。
しかし、(今気づいたのですが)白血病リスクのくだりで「10mSvで0.0377%の増加」ということですが、これはICRP勧告の「一般公衆は1万人に一人のリスクは容認できないレベル」を4倍も上回っています。
これを多いとみるか少ないとみるかは人それぞれですけど、私は2,3千人に一人の貧乏くじを引くのは御免こうむります。
※ICRP勧告の内容については12月26日のエントリーのコメントにリンクを張ってます。
実際どれ位許容されるのかというとWHOの飲料水中の放射性核種のガイダンスレベルではセシウム137はわずか10Bq/リットルである。
100mSVの実効線量になるまで何kg食べないといけないなど計算しても無意味。
放射線学なるものからしても年0.1mSvまでなのだ。
WHOの資料でも以下のように書かれています。
p.197
「本ガイドラインは、以下のことに基づいている。1年間の飲料水摂取による(1年間の飲料水摂取を通してあり得る全放射能汚染による)預託実効線量の勧告参照線量レベル(RDL)0.1mSv。これは、長期被ばく、すなわち、一般大衆が飲料水を長期にわたり摂取するような状況(ICRP, 2000)に関して、主要商品(例え ば、食品および飲料水など)に対してICRPが勧告している介入免除レベルの10%に相当 する。RDL 0.1mSvは、ICRP(1991)並びに国際基礎安全基準(International Basic Safety Standards: BSS)(IAEA, 1996)が勧告する一般住民の線量限界値の10%にも相当する。こ れらは、ほとんどのWHO加盟国、ヨーロッパ委員会、FAOおよびWHOにより受け入れられ ている。」
巨大なpdf資料ですが203ページに飲料水中の放射性核種のガイダンスレベルがあります。
http://whqlibdoc.who.int/publications/2004/9241546387_jpn.pdf
今やゲノム・レベルで議論するから、内部被爆はベクレルで議論する時代だという趣旨の発言と理解しています(ベクレルは、モデル不要の、基本的な物理量)。
「要するに、内部被曝というのは、先ほどから一般的に何ミリシーベルトという形で言われていますが、そういうものは全く意味がありません。」
児玉龍彦 @2011/07/27・衆議院厚生労働委員会
次の疑問は、何ベクレルが危険か、ということでしょうか?
(この点は、シリーズの6の病理写真で、既出のようですけど・・・)
いつも有益な情報ありがとうございます
昨日ネットで下のような官庁速報を発見しました
◎小児がん拠点病院設置=患者集約で医療体制整備―厚生労働省 2012年1月12日/官庁速報
厚生労働省は2012年度から、小児がん対策を拡充する。治療の中心となる専門施設「小児がん拠点病院」の設置や、医師を対象とした家族向けの緩和ケア研修会の実施、小児がん治療の実態調査などに取り組む。がん対策推進基本計画の見直しを踏まえ、患者の集約を進め、医療体制を整備する。12年度予算案に4億円を計上した。
これまで小児がん治療の専門施設はなく、患者は全国に388カ所ある「がん診療連携拠点病院」や小児病院などで治療を受けていた。しかし、患者の分散や、これに伴う医師の経験不足などの影響で、適切な治療が受けられない患者も多かった。また、小児がんの治療には、患者家族の宿泊施設や相談室、患者自身が利用するプレイルームといった施設整備に加え、患者家族に対する精神的な負担軽減のための緩和ケアが重要で、成人のがん患者とは異なるさまざまな対策が必要となる。
同省によると、小児がんは国内で年間2000〜2500件発生。5〜14歳の病死の原因としては最も多い。しかし、07年に策定されたがん対策推進基本計画には小児がん対策はほとんど盛り込まれていなかった。昨年11月に公表された同計画の見直し案には「小児がん拠点病院の整備」が追加され、患者の集約による適切な治療の実施を目指している。(了)
これから何が起こるのか判っているのでしょうね
ツィッター拝見しました。
あれだけ工作員をさらし者にされたら 私が工作員の親玉だったら どうやって仕返ししよう? と考えて夜も眠れないかも。
そうだ!お医者さんをつぶすには医療ミスをでっち上げるに限る
新患にはお気をつけ下さい。
特に美人の新患が来たら要注意です。
工作員、まさにまるっとお見通しのそのとおりですがw
>そうだ!お医者さんをつぶすには医療ミスをでっち上げるに限る
>
>新患にはお気をつけ下さい。
>特に美人の新患が来たら要注意です。
>「国債直接引き受けを嫌がる日銀総裁:衆議院財務金融委員会/2011年3月25日」いかりや爆氏の毒独日記さまコメント欄
http://blog.goo.ne.jp/ikariyax/e/b7ff6e1b3d5dae243296835e831d759c
異国でのスパイ活動を自分が行うときのことを考えてみますと、外交官特権である治外法権を持っている時が一番わが身の安全が保障されてスパイ活動がやりやすく成果も大きいでしょう。
日本でスパイ活動する場合ロシアや中国やヨーロッパ諸国、アフリカ諸国、中東諸国、USA除くアメリカ大陸諸国、オセアニア諸国のいずれの国籍であっても外交官身分以外では直ちに日本官憲の手に落ちてスパイ活動失敗という結果に陥りやすいでしょう。
しかし日本国内であれば日米地位協定の下にUSA国籍で米軍属でさえあれば外交官になるための勉学語学力一切不要のまま老若男女問わず外交官と同等の治外法権を身にまとって日本国内を自由勝手に闊歩できるのです。すなわち米軍属でさえあればあからさまなスパイ活動もテロ活動も日本の官憲に一切手出しをさせないでやってのけられる。
ゆえに日本がスパイ天国であるといっても世界各国のスパイが同じように入り乱れているわけではなく、ただ一国USAの軍属スパイにとっての天国ということになります。
これが1945年以来67年間続いており、この間ずっと日本は米軍(米政府ではない)の交戦中敵国占領政策地位協定植民地化されつづけていることになります。
これはまごうことなき国際法違反であり米軍の現在犯行中の戦争犯罪であると私めは確信するものです。
地位協定破棄を全世界に対して宣言しなければ、再植民地化以前に独立国としての国家主権も日本国平和不戦憲法による自治自裁も、日本国民は全く手にすること能わないでありましょう。
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/zatsukan/032/032.html
はDS86制定までの経緯について興味ある論考になっています。
また「福島原発事故:東京消防庁・ハイパーレスキュー隊 記者会見 2011年3月19日深夜」
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/hiroshima_nagasaki/fukushima/20110319.html
はハイパーレスキュー隊隊長の記者会見をもとに被曝についての考察になっています。
アメリカでも放射線被曝については、いろいろな経緯があったんですね。
地位協定治外法権米軍属の日本国内スパイ活動311総理官邸ジャックについてもコメントしています。
「野田佳彦の増税論 〜財務省の操り人形には困ったもの」
2011年12月19日 Goodbye! よらしむべし、知らしむべからずさま
>>http://c3plamo.slyip.com/blog/archives/2011/12/post_2250.html
ICRPは放射能被害を否定する組織と,このブログで習いました。
よりによって今の日本で,なぜ,ICRPの考えや実効線量係数を伝家の宝刀のように使うのか,非常に疑問です。そんな連中には付き合えないです。