2012年01月19日

フクシマの真実と内部被曝 熊本市医師会講演会(2012.1.18)

 昨日、熊本市医師会で勉強会を実施いたしました。
参加者は30-40名程度だったでしょうか。医師会の勉強会としては珍しく、一般の方々も出席されていました。ありがとうございました。まだ、慣れていないので(今後慣れるかどうか不思議ではありますが)3分割して動画を紹介いたします。質疑応答のみ省いています。


フクシマの真実と内部被曝(1) 2012年... 投稿者 onodekita
・私の経歴、東電での仕事内容
・事故の進展と3号機爆発


フクシマの真実と内部被曝(2)2012年1月18日... 投稿者 onodekita
・汚染の状況(大気、海洋)
・放射能
・内部被爆問題



フクシマの真実と内部被曝(3)2012年1月18日... 投稿者 onodekita
・ガレキ問題
・コンビニ払いへ運動
・玄海・美浜の配置

配付資料は次の通りです。感想などお聞かせ願えますと幸いです。
・・ところで、この口調、何弁と言えばいいのでしょう。自分で聞いてもどこの国の訛りなのかよくわかりません。。。

フクシマの真実と内部被曝
〈経歴〉
1964年、母親の実家のある広島市で生まれ、宮崎市で育った。東大精密機械工学科卒後、東電に入社。福島第二原子力発電所に5年間、本店の原子力技術課安全グループに2年の計7年勤めた。退社後、熊本大学医学部に入り、熊大第二内科、NTT病院勤務を経て、熊本市内横手1丁目の小野・出来田内科医院長

上の略歴中に見られるように東電福島原発に勤務の知識と経験から多くの公式情報には疑問があり、医師としても、皆さんとともに考えていくべき点があると思い今回講演のご招待をお受けしました。

 ご存知のように、平成23年3月11日に東日本大震災が起き、10メートル以上の津波が東北の太平洋沿岸を襲った。当該地区には全部で13基もの原発があり、そのうち福島第1原子力発電所の1−4号機は爆発し、5−6号機は、未だに水素爆発の危険性が残っている。1号機と3号機の爆発の様相は明らかに異なっており、両方ともにおなじ水素爆発とする公式発表には疑問がのこる。

 今回の事故で放出された放射能は公式発表で1000万キューリー、放射性セシウムの量は広島型原爆の168倍である。(広島型原爆で反応したウランが約1kgであるのに対して、100万キロワットの原発は1日約3kgのウランを燃やす)チェルノブイリは100万キロワットの出力1基で1億8000万キューリーの放出量とされている。一方、福島は炉の出力だけで280万キロワット、さらに日本独自の問題として、使用済燃料プールに多量の核燃料が残されており、それを考慮に入れるとチェルノブイリを下回るという評価は疑わしい。使用済燃料は決して使用済の燃えかすではなく、10万年以上もの管理が必要とされる非常に強力な放射能を持っている。それは、使用済燃料を再処理してプルトニウムを取り出すというスキームからも納得できるであろう。

 福島の環境汚染は、福島県内にとどまるものではなく、東日本から西日本、さらに全世界中に及んでいる。米国の西海岸などは九州よりもさらに濃密に汚染されているし、太平洋・海の汚染もいまだ人類が経験したことのないレベルとなっている。このことを研究機関発表のデータでお示ししたい。

 日本医師会を筆頭として、医師は今後国民の健康管理の観点から3.11での福島の問題を特に注意深く医学、医療の面で考慮に入れるべきであるが、やや危機意識にかけるように思われる。それは恐らく、医師はX線使用などで放射線を浴びた経験があり、健康被害は起きていないから、それよりもはるかに線量が低い福島は大したことはないという理解のようだ。医療被曝の20mSvと放射能による内部被曝を含む20mSvでは、全く意味合いが違うことを見過ごしているように私には思われる。放射能を体内に取り込む内部被曝による影響は、現在までの政府公式見解では一切認めていない。しかし、原爆の被害では「入市被曝」(直接ピカに合っていないのに、死亡する症例がたくさんあった)として種々の手記に残されているのである。
 核分裂の結果生成される放射性物質は、全ての元素に及ぶ。放射性ヨウ素、セシウム、ストロンチウム、プルトニウムについては、おおよそのことはわかっているが、その他の放射性核種についてはほとんど何もわかっていないといって良いだろう。たとえば放射性セシウムについては、ナトリウム、カリウムと同じアルカリ金属であるため、筋への蓄積が見られる。心筋に蓄積した場合には、伝導障害などを引き起こし、心不全、心筋梗塞などの突然死につながる可能性が考えられる(実際に、当該地でその種の報告が増えている)今回の放射能で怖いのは、だれもが知っているガン、白血病よりもむしろ、これらの突然死、あるいは「ブラブラ病」などの訳がわからない病気ではないかと考える。
 これから,日本で起きることは、過去の経験−広島、長崎の経験、核実験場の被害、チェルノブイリの被害−から類推することができる。以上のようないままで公式発表では無視されがちな問題点をあげ、皆さんと一緒に考えてみたい。

Blog http://onodekita.sblo.jp/ Twitter @onodekita


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タグ:講演会
posted by いんちょう at 22:28| Comment(23) | 原子力
この記事へのコメント
静岡県で医師をしています(パートタイマーですが)。周囲の医療関係者のほとんども、事故や放射能には無関心です。このような勉強会が医師会で行われるということは、とても大きな意味があると思います。
当地でも何か動きが始まるでしょうか・・・始まらないでしょうね・・。大変絶望的です。

似顔絵から想像していたよりも、お若くていらっしゃるのですね。
私にも何かできることをしていきます。
Posted by ふにゃこ at 2012年01月19日 22:47
先生お疲れ様でした。
沢山の資料 整理なさるの大変では? お疲れではないですか?
有難うございました。

コメントなさっている ふにゃこ様 どうぞ
絶望なんてしないで下さい。

確かに毎日 絶望的なニュースばかりで 胸が痛くなりますが、私も 今週から 市内の線量測定のお手伝いを することにしたんです。
一人でも多くの人に 認識してもらう 少しでも 内部被爆を避けてもらう。
それしか 今の私には出来ないからです。

正直 都内を歩いていると 泣きたいくらい絶望的な感情に襲われます。

大人は 数字に追われて生きるのに必死であろうし 若者は刺激が多すぎて 命 なんて考えてる 時間がないのでしょうか?

原発について 院長先生をはじめ 頑張って発信して下さっている方達に 感謝しながら 出来る事をしていきましょう。

院長先生 13年介護してきた 大好きな大切な 母が 12月8日に パーキンソン病による心不全で 亡くなりました。私の腕の中で 一瞬で えっ? なに?どうしたの?そんな感じで 亡くなりました。私に納得させて もう十分よ。って 言ってくれた気がしています。どうぞ どうぞ ご健在でいらしたら 親御さんとの 時間大切になさってくださいね。

今日も更新有難うございました。
Posted by kirokoro at 2012年01月20日 00:12
総括原価方式についての問題点を 九州電力に質問してみました。
@原発設備の減価償却について。
原発設備に限らず、設備の減価償却により、総括原価方式の算定原価が減り、当然 電気代が安くなるはずが、実はそのままの原価計算で電気代が算定されており、減価償却が進めば進むほど利益が多くなるという詐欺行為。
A原発の廃炉コスト(原発一基600億円ほど)は毎年積み立てられて(電気料金に加算)います。
という事は、積み立ての期間が満了すれば、本来 電気料金が安くなるはずですが、積み立て期間が満了しようと、電気料金は見直さないとの事。

以上の@、Aより 危険な原発を出来るだけ長く運転したいようです。
中性子で、ガラスのように脆くなっている圧力容器のことなど、利益最優先の電力会社には関係ないようです。

その他にも多数おかしな事(寄付と称してばらまかれる金や 漁師の借金肩代わりまでもが電力料金にのっている)

完全に犯罪(詐欺)です。
Posted by 大庭孝広 at 2012年01月20日 02:16
ツイッターでフォローさせてもらっております
講演おつかれさまでした
動画アップありがとうございます
音量をもう少し大きく出来れば聞き取り易いと思いました。
IWJさんの動画でも音が小さい事が多いので
難しいことなのかもしれませんね…
Posted by ヨン at 2012年01月20日 06:18
院長先生、何時もありがとうございます。
これから先生の講演会、じっくり拝見します。

その前に、「・コンビニ払いへ運動」のタイトルを見て、よし!と思います。
夫とも話していたのですが、「どうしたら東電を懲らしめられるか?」素人には思いつきませんでした。その他に、何か方法がありますか??
メガバンクからの移行・・も何方かのブログで見て、新年に「城南信用金庫」に口座を開設しました。そちらに徐々に移行する計画です。

私も時々絶望的な気持ちになります。
でも、ネットで見つけた「沈黙は賛成を意味します。」の言葉に背中を押され、微力ですが行動に移しています。それから・・。3.11以前の自分の無関心を反省する意味合いで、子供達の為に出来る事をしなきゃ!と思います。

行動しないで後悔するなら、行動して後悔しよう!少し勇気が要るかもしれませんがアクションを起しましょう!と思います。

長々すみません。最後に一つ。
つい最近、平井憲夫さんの「原発がどんなものか知ってほしい」を見つけました。ネットではウソだ・・のコメントもありますが、院長先生はどうお考えですか? 

長い戦いと思います。
東京の地から、応援しています。
お体に気をつけて頑張って下さい!
Posted by 桜丘の母 東京在 at 2012年01月20日 10:28
いつも読ませていただいて感謝しています。
「医師会」での勉強会というのが大変意味があると思います。
他の方のコメントにありましたが音が小さい事だけが気になりました(私のパソコンですと音声最大にしても)

東電は値上げをする気のようですが、すでに「燃料費調整」と解りづら〜く書いて値上げしています。(原油の価格によって毎月変動するようですが)
節電して震災前より使用量を押さえても請求金額が高くなってます。それもかなりの値上がりです。

ウチは大変恥ずかしい(本当に恥ずかしい!)オール電化住宅を数年前に購入したのですが、むかついてしょうがないのと反省と使用量下げて抗議するために IHクッキングヒーターを使わずカセットコンロにする事にしました。
これは使用電力が半端じゃないので効果出ると思います。
残念なオール電化住宅にお住まいの方にぜひおすすめします。

Posted by 東京文京区在住者 at 2012年01月20日 10:32
私だけか と思ったら 他にもコメントしている人がいますが 音が小さくて聞き取り辛かったです。
もう1つ、欲を言えば もう少しゆっくり話される方がいいかな、と思いました。


院長先生はお顔もお声も若すぎます、アイコン逆サギですね。

Posted by tottoko at 2012年01月20日 10:40
講演会、お疲れさまでした。
日々のブログの更新に加え、こういう講演会の準備→開催をなさるのは並大抵のことではないと思います。どうぞお身体に気をつけてくださいませ。
電気料金のコンビニ払い、先生のご提案を機に去年から実行しております。どんなに小さいことでも、できることから。本当に大事なことですね。
これからも毎日楽しみにチェックします!
Posted by MadameEarlGray at 2012年01月20日 12:30
お疲れ様でした。

伝えたい事がたくさんあって選別に苦労なさった様ですね。
ただ、まだまだ情報量が多すぎてブログ読者でもないと消化しきれないような気がします。

先生の属性である、医者であること、福島第一の元技術者であることを最大限に活用し、他の語り部にはできない先生独自のお話を続けていただければと思います。
Posted by 苔wの一念 at 2012年01月20日 15:36
いつも拝見しております。
先生のご専門(元福島原発職員+医師)の立場からニュースやさまざまな事象をわかりやすく解説していただき、本当に有り難いです。

日本はこのままでいいのでしょうか?
放射性物質は目に見えませんし、今すぐどうのこうのという訳でもないので、災害当初に比べてその関心が薄れていることを危惧しております。

我が家では『通販生活』を定期購読しており、2011秋冬号と2012春号では原発関連の諸々の記事が掲載されてました。
小野先生と同様に専門家の方々が声を揃えて「原発は危険だ」「再生可能エネルギーへ転換すべきだ」と訴えておられます。なのに、未だその方向に舵がとられないのはどういう訳なのでしょう?
ドイツは脱原発を決定しました。
当事者である日本は????
歯がゆいやら情けないやら・・・。

国(政治家と官僚と自治体)と電力会社は己の立場を如何に守るか、原発を中心とした組織の中の誰もが損をしないように如何に振る舞うかということだけに熱心であると思います。

そういう人たちにとっては国民の命と健康はどうでもいいのでしょうね・・・。
税金もきちんと納めて電力料金も払っているのに、私たちは命や健康を守るための何の権利も保障されないのでしょうか?
子供たちは数年後も数十年後も健康で幸せに暮らせるのでしょうか?
Posted by peko at 2012年01月20日 19:22
いつも拝見させて貰ってます。
動画、見させて貰いました。
宮崎出身だったんですね!仲間〜
私も私にできることを悔いの無いようにやりたいと思います!
子供達に負の遺産だけ残すわけにはいきません!
老い先短いので、老体に鞭打って頑張ります。

あ、音量は確かに小さかったので、イヤフォンで聞いたらちゃんと聞き取れました。

Posted by firstladymio at 2012年01月20日 19:55
院長先生、ご講演お疲れさまでした。

総括原価方式のからくりに呆れ、三号機のキノコ雲の大きさに驚き、予想以上の汚染の広がりに恐怖し、原発は火の消せないコンロであるとの例えに納得し、政府の対応に憤った一時間でした。

ブログやツイートで大半の内容は存じていましたが、こうして全体を通してお話頂くと大変理解が深まりました。
Posted by つくまん at 2012年01月20日 21:58
ご教示どうもありがとうございます。
Tweeterでもいつもありがとうございます。

この間は、「なしくずしの死」とかを書いたL.F.セリーヌが1924年に提出した医学博士論文「ゼンメルヴァイスの生涯と業績」にからむツイートをしてらっしゃって、あ〜あ、とおもいました。

状況はいつも似たパターンですね。

放射能による症状が、誰の目にもわかるような出てからでは、もう手遅れですのに。
なんでしょうね〜棄民政策して、得意げにいう税金生活者の政治家たちや、姑息な官僚たちって。

これからも、拝見させていただきます。
どうぞ、ご自愛ください。



Posted by 菊川美知代 at 2012年01月21日 00:39
「地位協定破棄と福一石棺化拡散」

メディアスクラムが金太郎飴のごとく異口同音に報じたてている、野田豚狆菅内閣モドキが不退転で政治生命を懸けて殉じる「大義」とはなにか。

注意すべきことは、メディアスクラムが報じることはすべて米軍のコントロール下で米軍に許可された内容ばかりである。

メディアが報じない事実にこそアメリカの本当の略奪目標があるのだ。沖縄普天間基地は今まさに防衛局によって沖縄の日本国民から暴力で奪われようとしているが、

(参照:腐れ親父の独り言「環境影響評価書の審査が始まった。そして高江では…」http://sacredplaces.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-8c7d.html

>1月20日やんばる東村 高江の現状より転載
http://takae.ti-da.net/
>今日も来ます
>防衛局、車を連ねて高江へ向かってきています。
>今日も仕事が出来ません。
>支援をお願いします。
>N4Bです
>重機で公道を走って良いか確認の抗議をしています。
>防衛局員は「あなた方に示す義務は無い」と答えています。騒然
>全く話し合いには応じてくれません。
>重機を前に膠着状態です。
>若い防衛局員が至近距離で叫び続け、県民も抗議をしています。)

↑メディアはこれを一切報じないという逆メディアスクラムを一糸乱れずに組んでいる。

すなわち日本占領後67年間狙い続けている中国市場の征服奴隷化こそがアメリカの国是「大義」であり、戦争国家の根幹産業武器商人が作った莫大な武器の消費と販促のために常に他国へ内乱内戦を勃発させる謀略工作活動と戦争参加拡大が米軍の軍法任務であり、その自作の戦争に勝利して他国占領領土拡大成功が唯一の米軍の「大義」なのである。

アメポチ野田はアメポチ小泉前原仙谷枝野岡田創価学会とともにくだらぬ国内問題を内閣機密費に群がるアメポチメディアと共謀して騒ぎ立てて国民の目をそらし、米軍アメリカが本来の目的である沖縄全島略奪・謀略世界戦争軍事基地化を日本人の目をごまかして達成できるように支援活動する。このアメリカの下賎な「大義」に不退転で政治生命を懸けて殉じようというのである。

日本国民は国民主権があるうちに日本国売国政府をいっさい無視して国民投票で地位協定を破棄し、日本に治外法権で居座る戦争の狂犬強盗米軍を日本国領土外へすべて退去させねばならない。

そしてそれが米軍アメリカを破滅人災「戦争」から救い出してやれる唯一の方法であり、侵略強盗戦争犯罪政府に取り憑かれた米国民を戦争人災地獄から救い出す本当の「思いやり」なのである。

と同時に米軍産複合体のもうひとつの狙いである日本列島本土全土「人の住めない核最終処分場化」を達成させないために、直ちに売国政府抜きの民間の力だけで「福一石棺化」を達成しなければならない。世界一の優秀な民間技術国家に住む日本人なら誰よりも迅速に達成できるミッションである。
Posted by 通りがけ at 2012年01月21日 05:57
tottokoさんと同じ感想です。アイコンからは子ども時代のかかりつけの先生をイメージしていたのに私より1世代お若いんですね。お名前も、おじさんがブログを始めてOh, no! dekita!だと勝手に思っていたのに、本当に出来田医院だったのですね。ミーハーなコメントでごめんなさい。今年も修学旅行先を東京からはずす理由を語るときも、キーワードは地震で、放射能ははばかられる雰囲気です。テレビでしか情報を得ない周囲なので、「えっ?地震?」ならましで「放射能?」「内部被曝?」なのです。でも一部の保護者が「地震をさける」を口実に提案してくれたので、理由はともあれ東京をはずすことが出来ます。私は11月末にアナフィレキシーショックに初めてなったおかげで、給食を断る口実が出来ました。放射能のことを言い出して波風を立てられない弱い人間です。
こちらで知ったことをふまえて、subtleな拡散をしております。あまり無理をしないで頑張って下さいね。
Posted by lunachan335 at 2012年01月21日 15:31
 耳を澄ませて拝聴いたしました。イヤホン、、、そうですね。もう1回それで。
 これまでのブログのとってもたくさんのエッセンスのおまとめ、本当に大変だったと推察いたします。お鍋を焦がしたと、以前、書いておられた成果を拝見できて感動いたしました。(途中で 焦がしてもあきらめのつくゆきひら鍋に変わっていたのが ふふ、と笑ってしまい、庶民はここにありという 手作りの温かいプレゼンと実感!)
 7月に熊本は八代、水俣あたりを旅で訪れさせていただきましたが、汚染の形跡が、すでに植物に表れているのを目撃し想定はしていたもののショックもありました。でも地元滋賀に比べれば、断然、安全で、地元の食材などを購入し、関東の友人などに送ることができたので、どうか、瓦礫受入れ、産品流通などで九州がひどく汚染されないよう、みなさんにお伝え、よろしくお願いします。
 
絶望する状況ですが、工夫を凝らして抵抗する元気をいただきありがとうございました。
どうぞ、先生も、大切な方たちを護られつつ、お体大切に。今後も辛口発言、楽しみにしております。 
 
Posted by マツダマツコ at 2012年01月21日 18:18
小野先生、コメント2回目です。
講演会お疲れ様でした。先生のブログやツイッター、東京いえ、首都圏の人にもっともっと読んで欲しいです。
お正月明け、マスクしようねと、周囲のママ達に伝えても、失笑を買うばかりで、孤独を感じます。
本日、女性のバッグにも入るというガイガーカウンターが届きました。都心でガイガーの鳴るのを聞いているようですが、主人がマンション下に降りたところ、いきなりdangerの赤ランプがついて、びっくりしていました。東京西部です。
他人を構うより、自分で自分の身を守り、移動するしかないように思いはじめました。
Posted by 毎日読んでいます。 at 2012年01月21日 20:39
講演会、ありがとうございました。
質問させていただいた者です。
当日は、出席可能かどうか???のまま、
内部被ばくにまだまだ理解のない母を連れて
車で3時間かけて伺いました。
快く入れていただき、ありがたく思いました。

神経質になりすぎてストレスにならないよう、
楽しく?(苦笑)測ってガイガーと思って、
毎日、計測しています。

世間知らずで、私の後の質問者T先生を存じ
あげておりませんでしたが、母から指摘され、
帰宅後勉強させてもらいました。

先生の講義は早速私の自治体の首長や議員とも
情報を共有させていただき、かつ農業関係者
とも話をしております。

これからも、どうぞ宜しくお願いいたします。
Posted by 感謝してます at 2012年01月22日 01:06
先生の講演内容を是非広めたいと思うし、もっと大規模に開催して頂きたいと思っております。それゆえの意見ですが、もう少し感情をおさえてゆっくりとお話になり、かつレーザーポインターの使用を少し改善された方が良いかと思います。
Posted by sk at 2012年01月22日 12:32
講演お疲れ様でした。 時間の関係上、報官複合体の話がなかったのが残念ですがコンパクトで解りやすかったです。
 余談ですが、われわれ消化器病関連で消化管学会総会というのが来月仙台で開催され小生もディスカッサーとして参加するのですが、二日目に山下俊一が原発災害と医療者といったタイトルで講演するようです。 東日本大震災後で仙台開催なので招聘したのでしょうが、医療関係者の無関心には辟易としている状況です。 
http://www.keiso-comm.com/8jga/pdf/schedule0211.pdf

今後も診療と情報発信のほど宜しくお願い申し上げます。
Posted by ナリーザ at 2012年01月23日 07:17
今、拝見しました。御講演おつかれさまでした。
爆発から2週間後関東地方に雨が降った日を
境に4月の中旬までの間、数回に渡りレントゲン写真に黒点が写り込んでいるのを発見した時の絶望感を思いだしていました。医療関係者も大部分が無関心といより怖さが解っていない状態です。
色々な外圧が心配されますが、講演会の内容を
広め国民の目を覚まさせてください。
Posted by 茨城県水戸在住 at 2012年01月26日 00:12
医者の立場から、東京電力福島第一の元社員の立場から、素人の私たちにわかりやすく教えてくださりありがとうございました。

やっと、真実に出会えて、ほっとしています。

先生のご判断では、もう福島は、いえ、その近隣の県でも住む場所ではなくなっているのでしょうか?

医者として、原発職員として、何処辺りまでが、もう住む場所ではないのでしょうか?

言っていただいても、決して絶望しません。
子供がいるので、どうしても、知りたいのです。
Posted by なな at 2012年01月27日 10:47
小野先生へ

初めてのコメントになります。

今月の人吉市と熊本学園大学に於ける講演模様を拝見いたしました。
私は去年の秋、佐賀県玄海町在住のご住職で
『玄海原発に異議あり』の著者とお会いしました。
原発は格差と差別の産物という結論に達しました。
経済的に疲弊した農村地帯に、
巨額の原発マネーと原発をセットで与えた構図があると思っています。

しかし、私が一番問題にしているのは、総体的な日本人の意識ではないかと。
“そんなに酷い状況ではないのでは”、“酷い状況とは思いたくない”。
これらの潜在意識が根底に眠っていて、
事実を直視・正視しようとしないのではないかと。
これに関しては先生が「竹槍訓練」を引き合いに語られた。
これに大いに感銘を受けています。

そして原発利権の分布と濃度という観点も問題視すべきではないかと。
Posted by 福岡在住の脱原発家 at 2012年05月25日 17:22
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