ちらちらノイズが載っているように見えるのは、高レベルのガンマ線のため。チェルノブイリでも見ることができましたが、現在の機器で見ることになるとは・・もう、この最初数分の動画だけでもとんでもないことがわかります。水滴もかなり自然落下しているようですが、一体水源はどこなんでしょうか。
また、この動画の説明資料が東電のホームページにありましたので、こちらとあわせて解説します。
念入りに準備したことが伺えます。

まず、つかわれた内視鏡

なんと、1000Gyの耐放射線性。ここの雰囲気線量は、

約7Sv = 7Gy と考えて、150時間程度は使えるのでしょうが、線量の高いところに行くとその前に使えなくなってしまう可能性がありますね。
まず、驚くのはこの手順

穴を開けて、コンクリートブロックを落とすだけの作業で、54名最大被曝線量 3.03mSv を被曝してしまっています。まわりも何もかもとんでもない作業であるのは、まちがいありません。そして、今回の線量は、28名で最高 3.07mSv むしろ、観察の方が簡単なんですね。原子炉まわりの高レベル放射線のあるところでは、この用に単純な作業でもこんなに人数が必要なのです。ちょっと見てくっか、というわけにはいかないのが、この資料からもよくわかります。


格納容器内壁がさびていますね。これは当たり前です。記者会見ではだれも指摘していなかったようですが、事故当初から海水を注入しているのですから、中はものすごい腐食環境です。しかも、40度前後という適度な温度。このくらいですんでいたら奇跡でしょう。原子炉圧力容器の外壁もどうなっているのかわかりません。時間が経って、圧力容器自体が亀裂する可能性だってもちろんあるでしょう。

水適なようなものが最初から随分と見えています。まさか、アルファ線の軌跡だったりはしないですよね?
霧箱・・ご存じでしょうか。
まあ、これは私の妄想でしょう。

ステンレスの配管は、今のところ大丈夫なようではありますが、いくらステンレスとはいえ、高温多湿、海水、セシウムたっぷりの場所では、腐食は免れないでしょう。この2号機のタービン建屋の地下水たまり水には、合計52万ベクレル/cm3 = 5億2000万Bq/kg のセシウムが含まれているようですから。
ちょっと観察するのに、この被曝。噂では、いろいろあるようですが・・
◆関連ブログ
訂正報道にだまされてはいけない。2011年06月07日
つながってきた点と点(2号機 1000mSv/hr汚染水)2011年05月25日
先生だからこそのご報告は本当に貴重です。ありがとうございました。
現在は当初より更に原発内部に詳しい技術者が減って(被曝総線量の関係などで)素人に等しい人々が導入されていると聞きますが…。これで本当に冷温停止と言えるのか、無事廃炉にまで持っていけるのか、暗澹たる気持になってきますが、周囲にはもう既に原発は落ち着いたと思っている人が多いです。本当の悲劇はこれからなのに。
東電の松本さんが会見で、例の涼しい顔で
「錆ですので、今後、ご指摘の通り腐食が進んで、最悪のケースでいうと何か崩れるというようなケースになると思います」なんてさらっと言っています。(43分あたり↓)
http://www.ustream.tv/recorded/19880104
南東北、関東の少なくとも子どもがいる家庭、若い世代の皆さんは、できれば一刻も早く、なるべく西へ逃げてほしい。
未だに「放射脳」などと言っている能天気な人々には、下の漫画を見せてあげてください。チェルノブイリ事故の当時に書かれた漫画ですが、全然古さを感じません。(当時34基だった日本の原発は、今や54基にまで増えてしまいました。本当に、どうするつもりでしょう?)
●パエトーン 山岸涼子
http://usio.feliseed.net/paetone/
(無料公開中)
聖書の有名な預言書「ヨハネの黙示録」に出てくる「ニガヨモギ」は「チェルノブイリ」と言われていますが、フクシマはさしずめ巨大な7つの頭を持った竜でしょうか。
驕った人間達は、手を出してはいけない「神の禁断の火」に手をつけてしまったのです。
この記事を読んで、どう思われますか???
英語が弱い上に、原子力が絡むと入り口で躓きましたが、
年末年始に4号機で爆発があったんでしょうか?
http://www.planetark.org/enviro-news/item/64430
老朽化しても内部のメンテナンスなど出来る訳が無い。
出来るのは廃炉措置しか無いはず。
もう、使い捨てになる巨額湯沸かし器は必要ないです。
お手上げの状態にこれも「安全」?
驚愕の無駄使いをしたい東電と政府って傾城の賠償組織になるでしょうね。
それも増税しないとなどと脅かすカツアゲ集団兼任。
ボロボロ原発を認識できないなら眼帯もう一つあげますよ。
だと思います。だって下から上に向かって飛んでるものもありますよ。先生と一緒で妄想だといいのですが。
なかなか詭弁に富んだ東電:松本氏の回答の中で
>それから、水の量ですが、
>こちらも、内視鏡で見た水滴が、かなりの量落ちてきているように>見えるが、サイズそのものははっきり分かりません。
>内視鏡なので、かなり拡大して見えているんではないかと思ってい>るので、これで水量が多い少ないは、なかなか言えないと思う。
↑この発言は笑止千万。同一機種で比較検証すれば、お得意の『シミュレーション』結果で『断言』するはずです。それをしないということに『含み』というか『裏』というか意図的なものを感じます。
4号機はどうなっているのか、信頼できる情報はどこにあるのでしょうか。