2012年01月30日

フクシマの真実と内部被曝−2012.1.29 水俣

 昨日、水俣で後援会をさせていただきました。150名以上の方にお聞きいただいたようです。ありがとうございました。お話をさせていただきますと、すこしだけ肩の荷が下りたような気がいたします。

 講演時間は約90分。音声はばっちり記録されておりますが、プロジェクターの関係と思いますが、すこし脱色した感じで写っています。不鮮明な動画部分については、該当する部分をホームページ上に載せておりますので、あわせてご覧いただけますと幸いです。前回のやましろ病院の内容とかぶりますが、時間がおよそ倍ですので少しスライドを増量し、補完的な説明(前回とんでしまったようなところ)なども追加しています。

2012020301.jpgをクリックしてお申し込みください。


フクシマの真実と内部被曝−20120129水俣(1) 投稿者 onodekita


フクシマの真実と内部被曝20120129水俣(2) 投稿者 onodekita

Youtube版


動画で見る炉心溶融


1F-1,1F-3の爆発の違い


Hiroshima Nagasaki Atomic bombing 広島 長崎 原爆投下


Fukushima Day 174- CEREA simulation map shows dispersion of radioactive cesium-137 in North America


Nuage radioactif sur la France


アルカリ金属の性質 空気酸化や水との反応


はだしのゲンから、原爆投下の動画



(時間的に流せなかったが、見て欲しい動画)
【世界の核実験地図】Ctbtomedia 2053ByIsaoHashimotoJapan762


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◆その他の講演
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やましろ病院での講演会「フクシマの真実と内部被曝」(2012.1.26)
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タグ:講演会
posted by いんちょう at 09:18| Comment(8) | 原子力
この記事へのコメント
素晴らしい!の一言に尽きます。
小野先生ありがとうございます。
避難している福島女性の「避難するのはどこが一番安全か?」という質問に対する先生の回答が明確でした。原発なくすために、ここでしっかり闘う以外にないということの意味がより深まり、確信になりました。
Posted by 中山 徹 at 2012年01月30日 11:55
昨日日本テレビで深夜に放送した南海放送政策のドキュメントです。

NNNドキュメント「放射線を浴びたX年後 ビキニ水爆実験、そして…」

番組内容
1954年ビキニ水爆実験の放射性物質が日本をすっぽり覆った事実が判明。第五福竜丸以外に延べ992隻もの魚船が被爆していた。X年後船員たちはバタバタ死んでいった…
詳細
「直ちに健康に影響はない」原発事故後繰り返されたこの言葉。放射線の影響はずっと後で出る事は誰もが知る事なのに。58年前ビキニの水爆実験に巻き込まれたのは第五福竜丸だけではなかった。延べ992隻の漁船が被曝、しかも放射性物質は日本をすっぽり包み込んでいた。日米政府は僅かな金で幕を引いた。その後何も無かったかの様に実験海域のマグロが日本の食卓にあがり続ける。X年後、船員は若くしてバタバタ死んでいった…


今の現状と状況は同じという含みのある番組です。直に訴える事が出来ない制作者の良心の呵責が垣間見える番組でした。

NHKもこの日本テレビも報道者としてのプライドを現場だけでなくかつて現場にいた上層部も思い出して欲しい!

民主主義の存在しない資本主義だけの今の日本に未来はあるのでしょうか。
敗戦国はいつまで媚びなければいけないのでしょうか。
Posted by 都内からです at 2012年01月30日 12:20
はじめまして、
私は元医師で、今は音楽家、音楽の大学講師です。
はじめてセシウムという物質そのものの特性を説明してくださって嬉しいです。
放射性はともかく、その物質そのものはどうなの?という疑問に答えてくださいました。
ありがとうございました。
私は今自分のできることは音楽なので、反原発の歌とビデオを自分なりに作っています。
http://www.youtube.com/watch?v=KI7muC1Wa4E
Posted by ユミ・ハラ・コークウェル at 2012年01月31日 07:34
内部と外部被爆、自然と人工放射性物質の人体への影響の違い、原子力推進のためのデータの隠蔽の歴史など、をわかりやすく説明していただき助かりました。容易ならざる現状を、論点をすり替え、安全デマで隠蔽しようとする一部の専門家にあらためて怒りを覚えました。動画はダウンロードして、家人や知り合いがテレビで視聴できるよう、DVDに変換させていただいてもよろしいでしょうか?できれば全国放送して、テレビや新聞にごまかされている多くの国民の皆さんに見てもらいたい内容です。原子力と医学の専門家として、これからもよろしくお願いいたします。
Posted by がじゅまる at 2012年01月31日 20:15
FBを通じて先生の講演ビデオを知りました。いままでいろいろな方の講演ビデオを見ましたが、飛び抜けてよい内容だと思います。鋭い指摘や、わかりやすいたとえがいっぱいあり、問題が理解しやすいと思います。知り合い友人などにひろめて一人でも多くの人に見てもらいたいと思います。

私はヨーロッパ在住ですが、福島やチェルノブイリは自分の身近な問題ととらえています。

講演の中ではだしのげんの話が出ていましたが、子供の頃は怖い話だと思って読めませんでした。でも近所の図書館で現地語訳の3巻を見つけて読み、全部読みたくなり、注文してもらい、5巻まで読みました。これもまわりの人に広めたいと思っています。いろいろなところで放射能の健康被害のことを読み聞きするにつけ、この漫画の内容の正確さに驚きます。先生のおっしゃる通り、原爆被害と向き合わないと現在の問題も解決できませんね。

なぜこんな危険なものをいまだに推進しようと思う人がいるのでしょうか。私にはまったくわかりません。お金と自分の子供や孫の健康とどちらが大切かなんてわかりきってるはずなのに。それがわからない事自体、放射能に脳をやられているということなのだろうか、と思ってしまいます。
Posted by ヨーロッパより at 2012年02月03日 06:53
東電の技術者をなされ、福島原発に勤務され、現在医師として活躍されている方が、こうして福島原発事故について優れた講演をされていることに、なにか運命的なものを感じます。なんと言うか、大げさかもしれませんが、先生の存在には運命的なめぐりあわせを感じざるをえません。この運命は、私たち日本人にとっては本当に僥倖というべきことです。先生(の存在)に感謝申し上げます。
Posted by 松永英明 at 2012年02月03日 11:06
今日地元の新聞に出ていました。子供の甲状腺の検診で3割に良性しこりが見つかったと。
福島民報新聞に福島医大の鈴木真一教授は異常でない、安心をと述べている。
いつまで我々福島県民はバカにされ続けるのだろうか。本当に悔しい思いです。
このブログは甲状腺、しこりと言うキーワードで
たどり着きました。
とても確かな情報をありがとうございます。
Posted by 郡山の親爺 at 2012年02月03日 13:24
また講演ありましたらお知らせください。駆けつけます。
Posted by 自主避難 at 2012年03月17日 02:36
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