かたや、東大を始めとするいわゆる御用学者達は、自分で患者を診ることもせず、ICRPが政治的に決めた数値を現実に当てはめる努力ばかりしています。「この線量で被害が出るわけがない」「被害が起きるとは科学的に認められていない」
なぜ、結論が先にあるのでしょうか。根本的に間違っています。
さて、内部被曝と外部被曝。図にすると簡単です。

とても簡単に区別できそうですが、そのあやふやな知識をするどくついてくるのが御用学者達です。
ちょっと簡単な問題を作ってみます
1)頭部CTを取ったので、2.5mSv被曝した
2)宇宙に167日間滞在した古川さんの放射線量は累積で推定100〜150ミリシーベルト程度
3)小学校の給食で使われる一食分の全食材を対象にした放射性物質検査で、干しシイタケから一キログラム当たり三五〇ベクレルの放射性セシウムを検出したため、使用を取りやめたと発表した
4)空間放射線量:バス停で1.79マイクロシーベルト 柏市「危険ないと判断」 /千葉
どうでしょうか。一問一問見ていきましょう。
まず1)から

X線を出す管球から出るのは、放射性能ではなく放射線。身体の中に取り込むことはありませんから、外部被曝
2)

もちろん船外活動ばかりではないでしょうが、この状態で内部に放射能が入ってくるでしょうか?
答えは、外部被曝
3)これも簡単ですね。食べたのですから、内部被曝。
4)これが詐欺のもとになります。一件、mSv/hr表示ですから、外部被曝のような感じを受けます。外部被曝を単純に表すと、次のような場合です。

放射能が隔離された状態で、放射線のみが人体に影響を与えます。この柏のバス停はどうでしょうか。放射能は、どこにありますか?

比較するとわかりますね。つまり、この柏では放射能を口に入れたり、吸い込んだりする可能性があるわけです。それを全く無視して、この報道では、次のように続けます。
柏市は13日、市が管理するバス停5カ所の空間放射線量を公表した。「沼南庁舎バス乗継場」(柏市大島田)は地上5センチで毎時約1・79マイクロシーベルト、「手賀の丘公園バス回転場」(同市片山)は同1・06マイクロシーベルトと高い場所もあったが、市は「市民に危険はないと判断した」として除染していない。
市道路交通課によると、測定は11月2日で公表の1カ月以上前。2カ所ともバス停の屋根の雨どいの真下で、線量を下げるためにはアスファルト舗装をはがす必要があるという。
同課の星雅之課長は「市有施設を一斉に測定していて、バス停以外のデータがそろうのを待ち、公表まで時間がかかったが、50センチずれると線量は低く、局所的に高いだけだ」と説明している。
放射能のことを何もご存じないのでしょう。この場合は、線量を表面汚染に換算する必要があります。

この柏の線量ですと、400kBq/m2

すなわち、柏は高汚染地域 5−15Ci/km2 に入ります。また、日本の基準でも

これでいう汚染-C区域以上 すなわち、全面マスク域になります。このバス停付近では、

こういった装備が必要となるわけです。それを外部被曝だと強弁し、放射能汚染を全く無視しているのが今の日本政府の主張なのです。
このごまかしは、ガレキの汚染にも使われます。内部被曝を全く無視して、日本を破滅させようとしているとしか私には思えません。
環境省の仕事とは、放射能を全国に行き渡らせることとは私は知りませんでした。
(見分け方)
放射線・・・外部被曝
放射能・・・内部被曝
と考えると簡単です。御用学者の説明、文書では、絶対に「放射能」とは説明せずに「放射線」とのみ解説しています。「放射線」勉強会と名前がついていれば、その勉強会には出る価値が全くありません。今まで、疑問に思った文章を振り返ってみてください。私のいっていることがすんなりと理解できるはずです。
◆関連ブログ
東日本女子駅伝参加者は、全面マスクの着用を!!2011年11月07日
放射能と人体(3)核の本質−内部被曝2011年11月14日
放射能と人体(5)環境放射能は内部被曝の指標2011年11月20日
タグ:内部被曝
恐らくこれから、あらゆるメディア、マスコミを総動員したプロパガンダ工作が始まる事でしょう。要注目です。
私は、こちらの地元紙新潟日報が、どのような瓦礫受け入れ推進のキャンペーンを張るのか?今からワクワクしてますよ(笑)。どうせ内部被曝の問題には一切触れず、政府及び御用学者の言う事を、ろくに検証もせずにただ垂れ流すだけなのでしょうけど。
しかし新潟日報は、脱原発を社説に掲載するくせに、内部被曝問題にはあまりにも無頓着すぎます。それは呆れるを通り越して怪しさすら感じてしまうほどです。実は脱原発キャンペーンも、国とのマッチポンプ?と疑ってしまいます。
こんな記事がありました。
静岡県島田市が公開した「焼却灰64Bq/kgはおかしい」と、数学的に検証している人(個人だと思います)のホームページがありました。
http://www4.tokai.or.jp/shizuoka-search/
先日はコメントを非表示にしてくださいとお願いしましてお手数をおかけいたしました。はじめての投稿でしたので自己紹介を詳しく書いておりましたので申し訳ありません。小野先生のツイッターとブログを拝見していますと今までの政府の対応や闇にいた物達がわかり、国民として知っておくべき事をきづかされております。誠に誠にありがとうございます。正直申しまして絶望に近い無力さを感じておりましたが小野先生の言葉に勇気と志をいただいております。今回のブログの記事を拝見していてたまらない気持ちでいっぱいです。汚染された人々はなぜ安全安心神話を信じているのでしょうか。たくさんの知識をお持ちになっている方々が情報を発信されているのになぜ耳を傾けないのでしょうか。最近では汚染された地域の人々が矛先を政府や東電ではなく安全に同調しない私達に向けていらっしゃるように見受けられますが。汚染された地での作物、食品を流通させてもいいのだという状況がだんだん腹立たしくなってきました。国の規定値がどんなであれ、放射能がある場所に居住をし被ばくしている事を危険だよと警告したり心配している私達をなぜ敵にしているのか私はわからなくなってきました。今後汚染された人々の人体に何もおこらないわけはないと思います。その時どうするのでしょう。正直以前は汚染された地域に居住している人々を心配し支援したいと思っておりましたが西日本に住んでいる私達こそが自衛するべき時がきたのではとも思っております。悲しい事ですが。一番強いものは折れない心と志ですね。
『管理区域装備他』と書いてある表は、日本の電力会社の基準でしょうか? これは、九電など、他の電力会社も同じですか? 3.11前は、このルールで作業をしていたと理解すればよろしいでしょうか? よかったら教えてください。
それと、小さな記事ですが、注目を集めそうな記事を見つけましたので貼っておきます。
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001202200011
日本が正しい方向へ進みますように。
>記事を見つけましたので貼っておきます。
でも泉田知事は、北陸新幹線の問題でも、結局国と和解してしまいましたしねぇ。
汚染瓦礫の問題でも、最終的には国と和解、つまり受け入れる方向で終わってしまうような気がします。はたしてこの先、国、受け入れを検討している県内各自治体長、東北各県などからの圧力に抗し切れるのか?
でも、もしかしたら、国と取引して、例えば、柏崎刈羽原発の再稼動と引き換えに瓦礫受け入れを免除してもらう、なんてウルトラC的な事をやってのけるかもしれませんが。
人工核種は身体に蓄積するそうですし、崩壊した後も次々に危険な核種に変わっていくとうかがっております。原水爆実験とチェルノブイリ事故の飛散だけでも、相当数の病気の原因になってきたとしても不思議はありません。そこに地元日本で起きた大事故が重なれば、今後大きな影響が出ないはずがないと思います。
徹底した避難や拡散防止策が必要なのに、政府も自治体もマスコミもまったく逆のことばかりやってくれます。目先の利権と保身のために(?)女子供を見殺しとは(言葉がきつくてすみません)、大の男のすることではないです。自分たち自身も日々被曝していくというのに、何を考えているのでしょう?政界官界財界で出世してきた人には、押しが強くて楽観的で行動的な方が多いのかもしれませんが、放射性物質をなめている(どころか食べたり飲んだり吸ったり)としか思えません。
知らぬが仏ならぬ知らぬと仏の内部被曝。先生のブログの記事を、大手マスコミが掲載してくれたら、世の中の流れも一変しそうな気がします。
初めて参加して思ったのは、デモに参加された方は、福島から離れた場所の中でも勉強されている集団だと思いますが、瓦礫の反対をしても、のれんに腕押しで、署名も役に立っているか分からないとのこと。友人に説明しても、大変な問題だと、周りが興味を示さないとの声が聞かれました。
私が調べたことの一つに、クリーンセンターの問題があります。東京都日野市では、毎日焼却灰の数字をホームページに載せており、問い合わせると、ダイオキシンの問題で、全国にフィルターを付けるから、フィルターの外には、放射能は出ていないから大丈夫とのことでした。
ただ、持ち運んだり、燃やした後の処理方法が整っていないからでしょうか。子供に鼻血が出るのはなぜでしょうか。
人間の方が、敏感なガイガーカウンターを持っており、いまの数字に出ないものを訴えてくれているように思います。
ドイツの、世界一低い放射能基準値を出したのは、医者です。
物理学者から出た放射能は、医者が治めると言いました。
なんとか、国の高すぎる食品基準値、たばこ、お茶の基準値、水の基準値を医学界から変えては頂けないでしょうか。
福島から非難されたお母さんの話だと、国の、安全です。大丈夫ですという初めの言葉は、何も考えない大人に、洗脳のようにみごとに県民に安心感を与え、他県への移動は復興の否協力者として攻められるそうです。
一軒ごとにつくカウンセラーにも安全だと言われ、家族との説得に時間がかかり、避難に8ヶ月もかかったそうです。もちろん、子供は体調を壊したまま。
地域を離れれば、離れるほど、国の初めの洗脳はみごとに浸透し、危ない食品の流通や危険な情報をいちいち調べて食べていません。
一年たった今、大きな魚に移行した放射能は、魚を多く食べる日本民族に広く内部被爆を与えるでしょう。
都内では、子供を産むことを諦め、女も働く選択肢を選ぶ人が増えました。
汚染食品と瓦礫の拡散で、地方も、東京のような状態が生まれれば、未来はありません。
子供は、安全といわれた瓦礫に反応しています。
避難して、ここまできましたが、瓦礫処理拡散で再度避難するお金は、もうどこにもありません。