2012年03月06日

3億円の札束でマスコミを懐柔する政府−震災ガレキ広域処理



 日本政府のできることは、戦略も何もなく、国民の税金を渡すこと・・とは知っていましたが・・

広域処理が進まないのは、渡す費用が少ないからと思われているようで、政府は大盤振る舞いを始めました。

がれき処理費用、全額を国負担 広域処理で環境省(03/05 21:38)
 細野豪志環境相は5日、東日本大震災により岩手、宮城両県で発生したがれきを被災地以外で処理する「広域処理」を進めるため、受け入れ先の自治体に対する追加支援策を発表した。放射線量の測定や住民説明会の開催にかかる費用、焼却場の減価償却費を含めた処理費用を全額国が負担することや、焼却灰などの最終処分場の新設、拡充が必要になった場合の経費も支援する。
 政府はこれまで、受け入れ先の自治体に負担が生じないよう、がれきの運搬、処理費用を負担してきた。細野氏は追加措置により「費用負担への不安がかなり解消されるのではないか」と記者団に述べ、広域処理の拡大に期待を示した。


 自治体・いや住民が反対している理由は、カネの問題ではありません。そのあたりを全くご存じないので、このようにカネをつけて、自治体を味方につける。そうすればトップダウンで何もかもうまくいくと思っているんでしょう。まあ、東西のショーグンはそのかんがえのようです。

 大臣は、住民が理解していないのは、広報が足りないためだけと考えており、立派なホームページを血税をふんだんに使って、作っています。
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このQ&Aから・・
Q.放射性セシウムを含む焼却灰を大量に埋めても平気なのですか?

A.放射性セシウムを含む焼却灰の埋立を実施する場合の周辺住民や作業員への影響については、埋立容量が40万立方メートルの処分場(200m×200m×10m)の処分場全てに55万トンの焼却灰を埋め立てるという非常に安全側の評価を行っています。この場合であっても、埋立終了後は、周辺住民への健康に対する影響を無視できるレベル(年間0.01ミリシーベルト以下)に抑えられます。

これが、内部被曝と外部被曝をごっちゃにさせ、安心を得る政府のあくどい手法です。

一般向け資料が載っています。いずれもひどい資料ですが、
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ストロンチウムは考慮しなくて良いと書かれていますが、環境に放出されるストロンチウムのことを考えれば、無視してはなりません。流れ出すことはなく、埋設をしているから遮蔽されているというのは言い訳にも何もなりません。
このようなふざけた答申を出した責任者はだれか、それすら全くはっきりしません。環境省に聞いても、委員会で決めていただいたと言うだけなのは明らかです。

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そして、その次のスライド。セシウムは、バグフィルターで取れると言いながら、30Bq/m3のセシウム漏洩は健康に問題ないと主張しています。この大気に含まれたセシウムは全て内部被曝につながります。なぜ、燃やすのか、そして、燃やしても大丈夫と言えるのか、全くわかりません。これは、おそらく内部被曝を外部被曝に換算する際に用いられている実効線量係数を用いて、大丈夫だと評価したのでしょう。これは、なんの根拠もないのは、既にお示ししたとおりです。

 これだけとは形勢不利と見たのでしょう。今朝の朝日新聞の見開き広告
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 噂ではこの広告1回で5000万円程度の費用がかかるそうです。そして、そのうしろには

食べて応援
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 朝日新聞も経営が苦しい中、このような大口のスポンサーがつけば、記事の内容がどうなるか、、考えるまでもなさそうです。明日は、毎日、あさっては読売、その次は日経と我々の血税が、このようなイメージ広告に使われる。許されないと私は思います。
 これは、原発の立地の際に札束でほっぺたをたたき、地域を分断し、最後はむりやり「民主的」な方法で立地させたやり方と何ら変わりません。

できない、困って→問題解決
「みんなの力でがれき利権」ロゴマーク(2012年03月01日環境省公開「みんなの力でがれき処理」ロゴマークより)
環境省は、
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とやっていますが、本当は
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ですね。

 なぜ、内部被曝を外部被曝の線量でごまかし、日本人の絆と訴えてまで、日本全体を被曝させ、放射能汚染地帯とするのか、私にはその真の目的がどうしてもわかりません。

◆関連ブログ
ガレキ処理に住民の了解は必要ない−日本民主主義人民共和国のショーグン達2012年03月01日
内部被曝と外部被曝を「正しく」理解する2012年02月21日
放射能と人体(10)安全デマのキモ−実効線量係数とは(250万アクセス)2012年01月13日
タグ:ガレキ
posted by いんちょう at 21:23| Comment(31) | 原子力
この記事へのコメント
いつもお世話になります。
3/6熊日の朝刊に樺島知事は
県から各市町村へガレキの処理の
押しつけはしない。
と書いてありました。

玉名郡南関町での産廃処理場建設問題で
地元住民の厳しい意見を直接聞いたとか、、、

この姿勢は支持したいと思います。
知事選前のリップサービスでは?
との少しばかりの疑念もアリですけど。
Posted by kawasaki at 2012年03月06日 21:42
最近、フェイスブックを始めたので、いいね!ボタンを押して引用するのですが、そうすると引用記事につく、サムネイル画像が”DVD注文”のボタンが出てしまうのです。

細かい事ですが、他の人から見たら、DVDの販売のブログのように誤解されてしまう気がします。

大変お忙しいとは思うのですが、なにか別の画像が入るようにしていただけたら、大変にありがたいです。ちょっとした印象も大事だと思うのです。

あと、郵便をたくさん送る時には別納という方法もありますし、数個でしたら、窓口にもって行って、いくらですかと聞いたら勝手に向こうで処理してくれます。
Posted by mamakomama at 2012年03月06日 22:31
本日、朝日新聞の見開き1面の広告を見て、朝から脱力でした。瓦礫なんて1箇所に集められて、住宅地は綺麗に片付けられてるのにまるで震災後から全く片付いてないかと思わせるような写真。この広告を作った人も恥ずかしくないのでしょうか。

日曜には野田総理までテレビ番組に生出演して拡散キャンペーンやってましたね。

怒りがこみあげてきます。

一定の企業や自治体ににバラまくお金を得るための復興税。

放射能のつけだけじゃ足りず、増税のつけまで子供達に押し付けるようですね。

でも、いまだ首都圏では放射能の話はタブー(子持ちほど話に出せない)。
みんな楽しむことに余念がない。
放射能ネタ出したらエキセントリックな人と嘲笑される雰囲気。

友人たちに退職して母子疎開した旨伝えたら、今を楽しむのもいいんじゃないとか、あるいは旦那が浮気したらどうするのとか、子供のためにそこまでして生きてて楽しいのとかそんな言葉ばかりでした。中には、旦那が西の実家で長期間疎開するよう説得したのに応じなかったせいなのでしょうか・・・、疎開した私の存在自体が自分たちの生活を乱す邪魔者ぐらいに感じてるような態度のママ友もいました。多くの友人は震災後も変わらずホットスポットで子連れで外食しレジャーを楽しんでいます。

誰一人、疎開を何故決めたのか理由を問うてこないし、最愛の子供の命や健康がかかっていても、有事の際に震災前と変わらずにやりすごしているのがショックでした。

「欲しがりません勝つまでは」の時代と一寸違わないことが起きてるのに、ネットで少し検索すれば情報も得られるのに、いまだに放射能汚染にきちんと向き合わない多くの人は命や健康以外の何かに最大価値を置いてるようです。

よく原発事故後の対応を多くの人が批判していますが、今まで通りに生活することは、子供をないがしろにする政治家の経済優先とそう違わないと思うのですが。

それを分かったうえでの洗脳なんでしょうかね・・・。
Posted by どんきち at 2012年03月06日 22:35
福島を日本で最もガン発生の少ない県にする。これは可能だと思う」。http://blogos.com/article/27358/
細野環境大臣の言葉。


放射能瓦礫の広域処理を進めようとするのはこの言葉が全てを表している気がします。
Posted by 大阪府民 at 2012年03月06日 22:36
お世話になっております。
2月7日記事として北九州市の健康異変、植物異変レポートをアップしていただいたT.Sです。
釜石市からの汚染がれき受け入れを止めた北九州市ですが、今度は自民党市議会議員が議員立法を目論んでいます。3月5日の市議会で鷹木 研一郎議員が強い口調で「震災がれきを受け入れるべきだ!」と発言しました。議会情報筋によると「今議会中の議員立法」を目指しているそうです。

自民党、おそらくは公明党市議は賛成、なんと共産党までもが反対する科学的根拠がないということで、賛成にまわる可能性があるそうです。共産議員にはがれき阻止で陳情もしてきたのに。

皆さん、お力を貸してくださいませんか。北九州市、北九州市議会の自民、公明、共産議員に反対の声を上げていただけないでしょうか?

鷹木議員はホムペを持っていまして、そこに電話番号やメアドが記載されています。他の議員もホムペやブログを持つ議員がいます。
北九州市長や担当局自体は、今はがれき受け入れを嫌がっています。

皆さま、どうかよろしくお願い致します!



Posted by T.S at 2012年03月06日 23:25
Twitter、ブログなどいつも興味深く拝見しております

全国紙でのがれき広告ですが、毎日新聞では朝日より前にすでに出てます。朝日のような全面ではありませんが下のような「震災がれき写真展」という珍奇な写真展のタイアップ記事とあわせて、1/8pほどの広告が出ていたと記憶しています。

http://mainichi.jp/photo/news/20120221k0000m040019000c.html
Posted by T.O at 2012年03月06日 23:33
大分は知事が本気だしてガレキの受け入れをしようと企んでるような気がします。

2月の会見のときよりも3月5日の会見のほうがちょっと踏み込んだ内容になっているように感じます。

「これからも市町村にしつこくお願いしていきます」って笑顔で話すし、「県独自に検査体制も整える」とかどうも怪しい。あのひとはやる気がありますよ。

いまのところどの市町村も受け入れるところはないようですけど、大分市長が前向きに検討とかって言っちゃってたし心配。

あと大分には環境副大臣の横光がいるし、拒否してる佐伯市にお願いしてました。
Posted by つばき at 2012年03月07日 04:37
瓦礫拡散の赤バナーバージョンは傑作ですね。

行政の行動は、外形を見ると、院長のおっしゃるとおり、
「放射能汚染による被害は見捨てるしかなく、そこでの汚染を危険といえないから、逆に汚染・健康被害を全国に拡散することで、行政に生じうる将来の重篤な責任・負担を回避しますので、お金持ちは、海外にでも拠点を作ってね」
というメッセージに見えます。

しかし、環境省は、そこまで深く考えず、何とか瓦礫を広域処理させて大きな利権を獲得するという行動原理のみで動いている気がします。

そして、財務省は、環境省が露骨な政策を取るように法外な予算を割り当てておいて(当然環境省は必死で使い切るでしょうから)、この愚策をも国民が唯々諾々と受け入れるのか、その後の国の運営の仕方の試金石として静観している、という感じがします。

本来は、財務省が、汚染の強い地域から人・生産・流通を排して、そこに汚染を集積して最終処分場を作る方向(これは、単に国土交通省の方に利権を分配するということでしょうか)にすれば、大まかには正しい方向にいけるのでは、と思うのですが、財務省に諸悪の根源がいるのか、それとも財務省もパワーバランスをとっているだけで、自ら主導する力がないのか。

正直、どのように立ち向かったらよいのかよく分かりませんが、まず、院長のような常識的な判断のできる人がまとまり、多数派を形成する必要があると思うので、これからも応援したいと思います。
Posted by 応援者 at 2012年03月07日 09:33
毎度、有益な情報をありがとうございます。
細野は、国の責任で除染を進めると言いつつ、金払いが悪く自治体財政のさらなる悪化につながっています。さらに追い打ちで、がれきの広域処理の話も国が責任を持ってというが、実際焼却するのは地方自治体であるわけで、そこから高濃度の焼却灰が出れば、結局、焼却した自治体で保管という二重苦を負わされるわけですね。国が責任を持ってやると言った場合には、金と口は出すけどあとは自治体が勝手にやれという意思表示だということを国民は理解してもらいたい次第です。仮置き場ですら定まらないのになぜそんなに急ぐのか。政府破綻も近いかもしれませんね。
Posted by 陳 at 2012年03月07日 09:43
この世はどこまで金にからんで汚いのか・・・
悪魔と神の戦いがずっと続くのですね。

チェルノブイリ事故の時は、世界中の誰一人として、“チェルノブイリマラソンを開催して走って応援しよう”とか、“チェルノブイリを食べて応援”、“チェルノブイリのがれき拡散処理”を提案した人はいませんでした。

どうしたら、正しい情報を広げることができるでしょうか? 何も知らない住民が、騙され続けることが悲しくてたまりません。

今よく言われている『絆』は、鎖や手綱がその正体です。『絆』は、政治や利権に関係のない人たちの中にちゃんと存在しています。 原子力村の悪い人たちに『絆』という言葉を使って欲しくありません。

長崎県大村市が手をあげました。長崎に再び被曝から逃げることの出来ない鎖が近づいてきた感じがします。 東北被災地への本当の応援をしていただきたいと思います。 

http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20120307k0000m040056000c.html
Posted by びっくり@@ at 2012年03月07日 10:02
小野先生へ

おはようございます。

福岡は曇りです。。隣の庭のさくらんぼの木。。つぼみが膨らんで
きており 薄い桃色を見ていると 優しい、穏やかな気持ちになります。

今日は2件電話をしました。

●北九州市 環境課へ

担当者「鷹木議員が受入を提案されましたが 何か」と。

私「福岡市に住んでおりますが 大変迷惑です。受入は絶対絶対
反対ですから。!!!」  

担当者「賛成の方もいらっしゃいますよ。 あなたの意見は市長に伝えます」

若い女性のようでしたが 淡々としていて 賛成の方もいるんですよとなぜ
いうのか。 。。。。 放射能は 怖くない。 焼却施設は瓦礫を燃やしても
安全だと 思っているのか。。。。  

● 鷹木議員の事務所へ

私「鷹木さんは 放射能 瓦礫 汚染について 正しい知識をお持ちですか?
まさか 政府が用意した御用学者の言っているとんでもを 正しい知識と
カン違いしているわけではないですよね。 瓦礫を燃やしてどうなるのかと
今一度 お勉強してください。 広範囲に汚染が広がって 鷹木さんは責任
をとれるのですか? 政府とメディアがグルになっているから表だってはいませんが
皆  真実を知っていますよ。 ネットを通して 知識を得 共有しています。
鷹木さんの事 も  そのネットでたくさんの人々が知りました。 次の選挙では
落ちますよ。 」と 少し 脅しました。 
事務所の担当者は ただ はいはいと言うだけ。
多分 たくさん 電話がかかってきているように感じとれました。

小野先生に 勇気と知識をいただき  微力ですが がんばってみました。
微力がたくさん集まると 。。ですね。

昨日のBBC放送 子どもさんの事が 頭から離れません。
なんと かわいそうで 悲劇なのか。 
Posted by シロクマ at 2012年03月07日 11:13
いつも拝見させていただいてます。昨晩震災関係のドラマのCMで環境省のこのような内容が放送されてました。3億を被災地にと思います。
話変わりますが 横浜の南本牧の処分場ででセシウムを昨年11月から今もダダ漏れさせていることが分かったのことです。計算で1日約100万ベクレルとこことです。くわしくは市議会議員の井上さくらさんのブログに書かれています。こちらです。http://d.hatena.ne.jp/sakuraline/20120306/1331044619
Posted by 横浜市民 at 2012年03月07日 11:52
たぶん細野などはもうとっくに諦めていて、もはや目に入るのは目先の利権だけでしょう。
国民に納税能力が残っているうちに、とことん貪っておこう、というわけです。
多くの庶民もだいたい同じで、「せめてまだ体が動くうちにせいぜい今を楽しんでおこう」と漠然と思っているのでしょう。
子どもたちは可愛そうですが、本来保護者であるべき親たちがおおむねそんな状態ですから。

原発再稼動なければ日本は3年持たない、とか言ってる人もいるようですが、原発再稼動したら日本の寿命はもっと短くなると思います。

福島県のガンによる死亡率が全国で最も低くなる理由は、ガンで死ぬ前に他の原因で死ぬから、ということですよね、細野さん。
Posted by rienrikiriki at 2012年03月07日 15:27
朝日の見開き広告のご紹介ありがとうございました。
私も以下のようなエントリーを書いてみました。

朝日新聞社のみなさまへ
〜 震災瓦礫広告についての質問

http://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2012/03/post-30cb.html
Posted by kappaman at 2012年03月07日 16:39
先程新潟放送の夕方のニュースで報道されたのですが、三条市が、震災がれきの受け入れを正式に表明するそうです。更に今月末には、三条市、新潟市、長岡市、柏崎市の4市が合同でがれきの受け入れを正式表明するそうです。
三条市長はインタビューで、
・我々が受け入れるのは、放射性セシウムが1キログラム当たり100ベクレル以下の安全ながれきのみである。
・セシウムが100ベクレル以下なら法律上その廃棄物は一般廃棄物に分類される。したがって、泉田知事が受け入れに難色を示している放射性廃棄物ではない。だから、今後知事が何を言ってこようと、三条市は断固として受け入れる。
と申しておりました。
Posted by 新潟県民 at 2012年03月07日 19:14
>真の目的がどうしてもわかりません。

ほんとに全くナンセンスで常軌を逸しています。
でもこれって日本人特有の思考停止状態かも。

第二次大戦で負けるとわかっていてさらにドツボに嵌っていく、特攻隊までやってしまう。最後は原爆を落とされるまでやめられなかった。

社会的、マインドの構造が同じだと思うのです。
軍部の暴走とはいえ、国民も一億玉砕を選んでいたあの心理です。

放射能は危険だ、というと非国民指定を受けてしまう構造。

日本人のマインドはほとんど変わっていなかったんだとつくづく思います。
Posted by なおんぼ at 2012年03月08日 00:13
北九州市の皆さん。こんなことが起こっていますよ。←速く反対しないと〜!!!
(私も瓦礫は福島に閉じ込めて、福島や近県の住民は移住させて自立を支援の考えです。)

自民党の中の自民党の顔をした民主???
北九州市の自民会派、がれき受け入れ決議案提出へ 23日の本会議で採決の見通し
http://mercury7.biz/archives/18372

****************

他にMercury http://mercury7.biz/archives/18302より
↓日付が前後しますが、、、

NIFTY Serve の著名ネットワーカー「猫が好き♪」さんが急死http://blog.livedoor.jp/nekosuki600/archives/2012-02.html 2012年02月19日ご報告

抜粋 病院にくすり取りにいったらそのまま緊急入院ということになってしまいました。
 そういうわけで、コメント承認なども含めて、しばらくレスポンスがとまります。ま、このままさようならってことはないと思いますが。
 とり急ぎご報告まで。お見舞いコメントとかは特にいりません。では、よろしくどうぞで。
Posted by 猫が好き♪ at 15:48 │Comments(0) │TrackBack(0)
記事個別ページ| カテゴリに属さない話題|clip!

モルヒネを使ってみたhttp://blog.livedoor.jp/nekosuki600/archives/2012-02.html2012年02月04日

****************

Mercuryの過去記事はhttp://mercury7.biz/?s=old+entry から
3月11日から今までの経過がでてきます。
↑このアドレスはウインドウを幾つか開けて、リンク先に行かないと、いちいち後戻りをしなければいけないようですので、必ずひとつウインドウを残しておくほうがいいですよ。

院長の独り言に関するエントリーもありました。(ごめんなさい。このサイトのことをご存知だと思いこの記事のアドレスをとっていませんでした。)
取り急ぎコメントでお知らせいたします。

追伸:このMercuryを院長のひとりごとのタイトルの下の青字のカテゴリの一つとして置かれると、いろんな方が現在進行形で今なにが起こっているのか瞬時にわかるとおもうのですが、、、
Posted by Kei at 2012年03月08日 01:33
がれきのセシウム濃度が○○Bq/Kg未満って、あまり意味がないように思います。だって、問題は、セシウムの総量の移動ですから。そして、処理後の灰の処分が一番の問題です。
これが政治家として、やっぱりセシウムの処理は、汚染地帯の警戒区域内に灰の処分場などをつくるための合意をつくるための反面教師的政策というのなら理解できますが、そうでないなら、本当に日本を消滅さえるためにやっているとしか思えません。
Posted by 川崎市民 at 2012年03月08日 08:50
小野先生へ


今日は春霞です。 ぼんやりとした霧の中を飛行機が
いきかっております。

さきほど 小野先生がツイッターで 「瓦礫は燃やさず埋めたら」と
つぶやいてありましたので 早速 環境庁にお電話さしあげました。

私「瓦礫は燃やさず そのまま埋め立てに使ったらいかがてすか?」

担当者「瓦礫はいろいろな物がごちゃまぜになっており メタンガスを
発生させています。 そのメタンガスによって 燃焼する可能性が
あります。 それで 時々 仮置き場の瓦礫をブルトーザーで 入れ替えて
おります。 それと 津波によって 再生できそうにない物までもが
一緒になっておりますので 埋めてしまう事ができません。」

私「阪神大震災の時の瓦礫量は変わらないのでは?」

担当者「東北の方が1.5倍です。しかし阪神大震災は分別して解体して
焼却するのが 容易でした。3年半かかりましたが 東北は 分別しなければ
いけないので 時間がかかります。阪神の場合は他県に14パーセント受入
てもらいました。東北も同じように26年度で終わらせたいので 他県に
受入をお願いしています。」

私 「東北の焼却施設を増やせば 地元の雇用になりませんか?」

担当者「宮地は26基あります。しかし岩手県が少なくて。うーーーーーん
これから 。。。」

私「地元の人達は瓦礫を他県にお願いしてあるのですか?」

担当者「いいえ お願いはされていません。」

私「焼却施設には 放射能をとじこめる機能はついていますか?」

担当者「安全なものを」 むにゃむにゃ 。。。。。

最後に 女性の方でしたので 「お仕事は別としてBBC放送の津波のこどもたちの動画を
ぜひ見られてください。 官僚の方達はとても優秀だと思いますから ぜひ。」と
申し上げました。

小野先生 。。。。 今日も 国民の微力を一歩 一声出しました。 !! 
Posted by シロクマ at 2012年03月08日 17:24
追記

私「なぜ瓦礫処理の期間を急ぐんですか?」担当者「むによむにょ」

私「瓦礫に放射能をまきちらしたのは東電ですが。その後始末をしたく
  ないのですが。責任は東電ですよね。」   担当者「むによむにょ」

私 「うちにはもうお金の余裕がありません。私の血税をなぜあの広告費
   に使ったんですか 線量バッチをつけてる子供達のために使ってくださいよ」  
    担当者「むにょむにょ」 


担当者「hpに皆様の声などを載せておりますのでご参考にしてください」

私 「????????? へ ???」
Posted by シロクマ at 2012年03月08日 18:16
院長先生 いつも読ませていただいてます。
朝日の「声」のところに投稿しましたが、がれき反対意見は最近無視されるみたいですね。
西部支社宛てに送ったのですが、文章が下手だったのかな。それとも見出しをつけてなかったのがいけなかったか?

「このところ、震災瓦礫の広域受け入れを促進すべきとの立場の方のご意見が勢いを増している。確かに「震災」によって生じた瓦礫のみであるなら、それは正論である。しかし、この瓦礫に放射性物質が含まれていることが、確実なので話をややこしくしている。
元々、原発、核廃棄物処理施設などの中で発生した放射性廃棄物については、セシウムが1キロ当たり100ベクレルを超えた場合は、低レベル核廃棄物として厳格に処理すると定めた法律がある。ところが、昨年の夏、民自公3党合意で成立させた放射性瓦礫の処理に関する法案では、ある数値以下のものは、普通に廃棄物処理法に基づいて処分していいと決定した。これが環境省令によって正式に1キロ当たり8000ベクレルまで可とされる。なんと原子力施設の中の、80倍である。受け入れを検討していた自治体側が躊躇するのも無理はない。
セシウムだけを基準にしているが、プルトニウムや、ストロンチウムはどうなのか?原子力安全委員会のお墨付きがあるから、そのようなものを測定する必要もないというのが、環境省の考えのようである。「環境破壊省」と名前を変えてみてはいかがか。
泥水をいっしょになってすするのが、「絆」の証なのか、清流を放射能から守って、その清らかな水を分かち合うのも「絆」なのではないだろうか。」


Posted by KS at 2012年03月09日 10:18
被災地での瓦礫処理の進行具合はどうなっているのかを報道しているマスコミって少ないですね。進んでいないのなら、何が問題なのかも、さっぱりわからないし。
大手マスコミに期待するのは無理なのでしょうか。
Posted by あおやま@岐阜県 at 2012年03月10日 14:56
3月12日の大分県議会で瓦礫の受け入れの質問があるみたい。
決議とかではないようだけど、たぶん自民党だから「絆」って言うんだろうとおもう。
知事がどうみても積極的。
鹿島建設とつながり深いから?
Posted by つばき at 2012年03月11日 18:21
昨日の広域がれき処理のシンポジウムなかなかよかったらしいのですが、弁護士さんのお話しを聞き逃すまいと思ったら、声がとぎれてばかりで断念しました。
http://kouikishori.jimdo.com/
録画の分が公開されたらまた見てみましょう。
政府も法的整備をすると言ってるから、反対するのも厳しくなってきますが、広域処理を可能にしてるのは、この時の廃棄物処理施行令の改正のようですね。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=13970
パブコメをやった形跡がない。
東京都はがれきを受け入れた後分別してましたが、あれは単に不燃物、可燃物の分別だけでしたかね。
産業廃棄物が混入されていたら。この条文に反することになります。「一般廃棄物の処理の委託」とはっきりうたわれてますから。
被災地の現地の分別もかなり緩いものがあります。
政府の法的整備でここをいじられたら、かなりまずいことになってきます。
Posted by KS at 2012年03月12日 08:38
すみません。続けてで。
ネット上ではこの方の見解によって、広域処理は違法、無効という意見が出てきてますが、ほんとうにそうなのかを知りたくて、昨日のシンポに期待したのですが、残念ながら聞き取れず。
http://wonderful-ww.jugem.jp/?eid=414
ただ質疑応答の時に少し聞き取れたのが、住民監査請求が難しい。と。自治体の側の公金の支出がないからだとおっしゃってましたね。
監査請求なら違法性がなくても「不当」であればよかったわけですが。

そもそもセシウムを含むものが「一般廃棄物」のままでいいのかという問題もあります。
原発事故で出たのは確実だから、産業廃棄物じゃにのですかねえ。それとも無主物だから、付着してしまったゴミの物体の側の性質によって分類するとでもいうのですかねえ。
Posted by KS at 2012年03月12日 10:00
宮城県でもガレキの多い石巻市 災害廃棄物対策課に電話で問い合わせました。
現在石巻市内に仮設の焼却炉を5基建設中で今年の5月に1基目が完成するそうです。5基すべて完成するのは7〜8月予定。
処理能力は1基で1日に300トン。ガレキ総量616.3万トンの29.2%が可燃物ガレキで約180万トン。
単純に1年365日、1日に1500トン処理したとすると3年ちょっとで処理出来ることになる、ということでした。
焼却炉の建設は鹿島建設。

岩手県陸前高田市の場合は、新たに焼却炉を1基もうけて処理しているそうです。
いまのペースでいくと、すべての処理が終わるまでに2〜3年という回答でした。

環境省のパンフレットでは、宮城県では通常時の19年分のガレキと発表されてますが、石巻市のガレキは通常時の106年分です。
環境省のパンフレットでは、広域処理しないとガレキ処理に何十年もかかってしまうと捉えがちです。

環境省
Posted by 石巻市、陸前高田市のガレキ処理 at 2012年03月12日 12:45
今日は度々ですみません。
宮崎県よお前もか、です。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/291085
まあ知事が消極的なのが救われますが。

で、大分の南部、宮崎との県境の佐伯市は、どなたか書かれていたように、環境副大臣のpushにもめげず、なんとか放射性廃棄物のあるがれきは受け入れないと言ってくれてます。
http://www.city.saiki.oita.jp/life/life13.html#saigaihaikibutu
ちょっと控えめなので、そのうち100ベクレルまでなら、とかいいそうなので、全国のみなさんから、激励のメールをお願いします。
http://www.city.saiki.oita.jp/
この下の方に意見提出先のメアドがあります。
Posted by KS at 2012年03月12日 16:03
大分県知事も案の定具体的に踏み込んできましたが、議会会期末あたりに、県議会で促進決議あたりをかますのでしょう。

放射能にひきつけて、安全なものしか受け入れないというが、たとえばアスベスト(石綿)の被災地の取扱要項(?)がこちら。
http://www.env.go.jp/jishin/saigai_ishiwata.pdf

焼却していいやら調べてませんが、2ページ目の
「、石綿建材除去事業(大気汚染防止法に規定する特定粉じん排出等作業に相当)に伴って排出された廃棄物ではないことから、吹き付け石綿等であっても、廃掃法施行令第2条の4第5号に規定する「廃石綿等」(特別管理産業廃棄物)には該当しないこと。」
は重要だと思います。特別管理産業廃棄物じゃないという扱いですが、廃棄物の中でももっとも厳重にやらなければならないのが、特別管理産業廃棄物ですから。
これ文書の責任者がわかりませんから、事務連絡なんですかねえ。
広域処理もこの調子でやられてはかないません。
受け入れを検討する側もここらはちゃんと勉強してるのですかねえ。

どうも残念ながらこの前のシンポジウムは録画がうまくいかなかったのか、岩上さんところのアーカイブにありませんでした。
当日資料だけでもあればありがたかったのですが。

Posted by KS at 2012年03月13日 09:23
またまた失礼します。
アスベストを焼却できるのは、1400度以上の高熱で燃やせる焼却炉ですね。
通常の自治体の焼却炉では無理です。
1400度になると、ストロンチウムの沸点を超える。
埋めて使うのが一番なんですが。
埋めて活かす提案その1
http://www.eritokyo.jp/independent/aoyama-fnp10177...html

その2
http://www.greenglobe.jp/miyawaki/proposal2011.pdf

すばらしい提言があっているのに。復興会議がもたもたしてるのが一番の原因でしょうが。


Posted by KS at 2012年03月13日 09:50
先生のツィートを通して知った徳島県の環境総局長さんのご意見に、援軍を得た思いとじーんとしているうち、坂東さんというお名前から追憶をたどることに。
新潟水俣病で患者さんのため尽力された坂東弁護士さんのこと。(敬愛していた宇井純さんのお別れ会でお話を拝聴させていただけたのは大切な思い出です。)
そこから、
水俣周辺での被害発生に続き、新潟で水俣病が発生し、国、原因企業が事態を放置するなか、新潟県の衛生部長であった北野氏が、果敢な対応により被害の拡大を食い止めた功労者だったことも連想式に思い出しました。
危機のとき、住民の側に 利害になどとらわれることのない誠実な役人がいてくれるほど、有難いことはありません。もちろん勇気あるお医者さんも。
坂東さんにお礼の手紙を送らせていただくことにいたします。
Posted by マツダマツコ at 2012年03月13日 19:53
上の3月7日の書き込みに関連した事ですが。
今日の新潟日報朝刊第3面に、野田首相が文書でがれき受け入れを協力要請した記事が掲載されていたのですが、それの隣に、その文書要請に対する、県内で瓦礫の受け入れを検討している各自治体の反応の記事が。

※その記事の前半は、国が本腰を入れ始めた事に対する各自治体長、担当者の喜びの声や、もっと早く本腰を入れなかった事への不満の言葉なので省きます。

(前略) 
 一方、県ががれきに含まれる放射性物質濃度の基準に疑義を訴え、受け入れに慎重な態度に変わりがない。泉田裕彦知事は16日、「がれきをどうするかという話と、放射能についてどう対応するかは別。国の基準を直すべきだ」と述べた。
 県廃棄物対策課は「現行法上、がれきは被災自治体と受け入れ自治体との間でやりとりする仕組み」と指摘。新潟市などは、がれきを受け入れる際の調整窓口を県に要請する考えだが、県がどこまで対応するかは不透明だ。
 三条市の国定勇人市長は「国全体が方向性を示す中で、知事もその空気を十分感じ取っていると思う」と県の役割に期待しながら、「基本的に県が(受け入れの)イエス、ノーを判断する立場にはない」と説明。あくまでも市町村の判断で進める考えを強調した。

・・・まぁ、三条市長は前からこう言っているので別に驚きませんが。
今後の瓦礫受け入れ問題に関連した重要なキーワードとして、
・今年は県知事選があり、すでに泉田知事は三選に向けて出馬表明をしている。
・長岡市の森市長が現在県市長会の会長である。
この二つが挙げられるかと。
泉田知事三選に向けて、知事と県市長会との間で瓦礫受け入れに関する裏取引が行われるかもしれませんね。
現に私の知り合いは、現在の泉田知事の姿勢について、所詮は知事選に向けてのパフォーマンスでしかなく、最終的には瓦礫受け入れに同意するだろう、と見ています。
Posted by 新潟県民 at 2012年03月17日 20:15
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