肥田先生が、内部被曝について一貫して、警告をされているにもかかわらず、それを無視している政府は、一体だれの為に存在しているのでしょう。
震災がれきを本格焼却へ いわき市「線量、問題なし」と判断
いわき市は平成24年度、東日本大震災のがれきの本格焼却を開始する方針を固めた。2月に実施した試験焼却の結果、放射線の値に問題がないと判断した。地区住民の代表らへの説明などをした上で、早ければ4月中に市の北部、南部両清掃センターで焼却を始める。
市によると、焼却処理が必要な災害がれきは約4万トンで、本格焼却が始まれば25年度内にも処理が完了するという。
試験焼却は2月16〜22日まで南部清掃センターで実施。通常の生活ごみに8・8%の割合で災害がれきを混ぜ、計約860トンを焼いた。排ガス、飛灰、主灰の放射線量、敷地内や周辺の空間線量を計測した結果、生活ごみだけを燃やした場合と比較して高い値は出なかったという。測定結果は市のホームページで公表している。
これまでは、反対する住民の声があったことなどから、本格焼却には至っていなかった。市の担当者は「焼却しなければ市民生活に支障が出る。(住民から)100%の同意を得ることは難しいかもしれないが、最終的には行政責任で実施したい」としている。
(2012/03/22 09:29)
世間では、震災ガレキの広域処理が話題になっていますが、現実ははるかにその先を行っています。いわき市では、市内の震災ガレキすら、焼却し始めます。

見ていただければわかりますが、いわき市は都内ホットスポット柏並みの汚染です。
そして、飛灰のデータも公開されています。

私から見ますと、あり得ない数値です。23,000Bq/kgの飛灰が発生するようなゴミを一般焼却施設で焼いて良いんでしょうか。
そもそも、環境省が99.9%の放射能を除去できると称しているバグフィルターは
バグフィルターで放射性物質が除去できるか? 〜放射能汚染廃棄物の焼却処理〜
いずれにせよ、このようなバグフィルターの技術の状況で、バグフィルターで放射性物質は除去できるというのは、ざるで水をすくうことが出来るというに等しい暴論である。
と書かれているように、そのような素晴らしい能力など持ち合わせてはいません。
その証拠に、島田市の試験焼却で次のようなデータがあります。

せいぜい6割程度しか除去できません。残りの4割はすべて大気中に拡散されます。そして、どのバグフィルターの会社も、放射能が除去できるとは認めていません。製造メーカーが無理だと言っているのに、なぜ環境省がその性能を保証できるのでしょうか。大いに疑問です。この捕獲率が間違った場合に、環境省はきちんと責任を取れるのですか?
彼らは、こういうに決まっています。「有識者会議で検討していただいた結果だから、われわれはそれを信用した」と。
このいわき市のゴミ消去問題について、私はいわき市に電話いたしました。
いわき市環境整備課 サワダ氏 生活ゴミを燃やさない方がどうしようもない。飛灰が8000Bqでも大丈夫。健康被害は起きない。いい加減なことを言うな。あぶないというあなたの方が風評被害をまき散らしている。市長が決断したのだから、市長の責任ということになる
このようなことを続けますと、大気中に放射性物質が拡散され、全地球に大変深刻な被害をもたらすことになります。ソビエトでさえ、考えもしなかった愚行に他なりません。私は、このような生活ゴミは、燃やすことなく福島県の浜通りに大きなゴミ捨て場を作る方が良いと助言したのですが、全く取り合ってもらえませんでした。
居住の長期制限を検討 福島原発周辺に「緩衝地域」案2012.4.4 18:27 [放射能漏れ]
政府は東京電力福島第1原発事故が起きた施設の隣接地に住民の居住を長期間制限する地域を設定する検討を始めた。藤村修官房長官が4日の記者会見で明らかにした。第1原発の敷地内では高線量の放射性廃棄物などを長期間保管するため、周辺での居住に安全面での不安が残る。そこで国が直轄管理する「緩衝地域」とする案が浮上している。
政府は原発事故で設定した避難区域について、放射線量に応じ「帰還困難区域」「居住制限区域」「避難指示解除準備区域」への見直しを進めているが、この3区分とは別に、長期にわたって住民が帰還できない区域として新たに設定することを想定している。
平野達男復興相が3月30日の原子力災害対策本部で「放射線量の高低とは別の考えに立って、住民の居住を制限し、一定のスペースを確保することを検討すべきだ」と提案。平野氏は今月3日に会談した福島県の佐藤雄平知事らにも同様の考えを伝えた。
藤村氏は会見で「(平野氏の提案は)重く受け止めている。関係自治体と密接に協議することが重要だ」と強調。自治体と連携し、区域の範囲や設定時期の検討に入る。
政府もこのような地域を作らざるを得ないことを認めました。このような地域に、放射能汚染されたゴミを集積するしか、日本が生き延びる道はないと私は思います。放射能汚染されると人間には除染できないのですから。
これでも、再稼働ですか?
◆関連ブログ
パンツでおならは防げない−バグフィルターに見るウソ2011年10月20日
いわき市在住で小4女児の母です。
いわき市の人々は危機感がありません。
学校も、放射能を警戒している子どもと親を、冷たく扱います。
引っ越しも考えましたが、資金の面や親の事.....いろいろあって踏み切れませんでした。
南部清掃センターはすぐ近くですし、住宅街も沢山あります。子ども達が通う学校も多数ありとても不安です。今月から処理される事は、初耳でした。
私は、国が使おうとしている無駄な除染費用を移住の費用とし、福島県の世帯に渡し、他県へ移動してもらい、福島県にゴミを集めた方がいいのでは?と素人考えですが思っています。
私は、子どもを進学を機にかなりの遠方に
送り出しました。(地元では少数派です)
原発事故後、TV新聞では情報不足、またそれによる印象、情報操作が目に余り、こちらのブログを始め、本も10冊以上読み漁り、放射能、放射性物質からは逃げるしかないと考える様に
なりました。
私も効果の薄い除染で住み続けさせる免罪符を
自治体に与えている事に腹が立ちます。
移住希望の世帯だけでも、移転する方向に
するべき、放射能のがれきも居住不可地域に
集約が良いと思っています。
がれきなんて福島で焼けばいいと思っていましたが、焼く=大気中に拡散して、問題なんですね。
明日 妹と
東京:
【日時】4/6(金)18時〜
【名称】4.6緊急!原発再稼働許すな!首相官邸前抗議
【場所】首相官邸前(国会記者会館前、国会議事堂前駅3番出口出てすぐ)
【呼びかけ】首都圏反原発連合有志
大阪:
【日時】4/6(金)18時〜
【場所】関西電力本社前 に参加してきます。
ゆとり教育の弊害で最近は子供の国語力低下が目立ちますが、こういった報道に騙されないためにも、文章の真の要点を読む能力を、鍛えてやりたいと思います。
首都圏に電気を供給する為に犠牲になったことはご承知でしょうか?いわき市は東北電力です。
たいした恩恵も受けてないのに被害を受けて差別を受けて、線量が低い為に危機感がなく、原発周辺地域からの避難民でどこへ行っても混雑していて、私のように母子自主避難をする者は被害妄想でキチガイ扱いになっていますが、いわきの住民を悪く言われるのは、我慢なりません。
自分の子供を守りたいと思うのはどこに住んでいても同じです。福島の人間は見捨てられたような発言はとても悲しくなります。ご理解ください。
もう地球規模の汚染になってきましたね。今住んでいるシアトルでも線量も結構高くなってきております。最近では、室内でも0.12μsvぐらいになるときもあり、年間では1ミリに近くに達してしまいます。福島で地震などがあった日の4-5日後ぐらいには放射性物質が到着するのか、乾いた咳がでます。先日、カリフォルニア産のイチゴにガイガーカウンターを当てたところ、線量が見る見る上がり(0.2μsvを記録)、廃棄処分しました。ワシントン州産の牛乳からはストロンチウムも検出されています。同じく西海岸のカリフォルニア州のモントレーのケルプからも通常の500%以上の放射性ヨウ素が見つかっており、これではラッコも鯨もアザラシもみな被爆してしまいます(昨日東電はセシウムもストロンチウムも流したと堂々と発表してますし)。豊かな海を汚染し、他国まで影響を与え、地球規模が滅びるような決断を、東電やいわき市が勝手に決めていいのでしょうか?
それよりも、「首都圏に電気を供給する為に犠牲になった」という考えは真相を見えなくします。東電の利益、政府の国策遂行の犠牲になったのです。
福島ー首都圏の住民の対立は、国民を分断したい国がまさに望むことです。それで、悪者があたかも首都圏の住民のような印象を与えますから。
福島の人間を見捨てているのは、国、東電です。
多少の言い方の問題は冷静に対処して、国民の間の無用な対立は避ける時です。
一度、貼り付けさせて頂いたかもしれませんが、
再度貼り付けさせて頂いてもいいですか。
いわき市のお母さんが、「測ってみっぺいわき」というブログを発信しています。
全国の皆さんに、瓦礫の受け入れに反対してください!と訴えられています:
http://maeveherb.jugem.jp/?eid=107
加えて、4月28日にいわき市で、子供健康相談会があるそうです。
http://natureherb.blog.fc2.com/
http://www.jaif.or.jp/ja/organization/kyokai/member_list.html
太平洋セメントはグループ会社が入ってますね。
昨年見たときはトヨタも入っていたのですが、いつの間にか抜けてました。ただがれき受け入れ協力企業ですので実態は変わっていないのでしょう。不買運動しないと。
この先生のツィターが大変参考になります。
http://togetter.com/li/284721
おそらく中身は、通ってしまうでしょう。抜き打ちでやられましたから。
ただ、この先生のご指摘のように
「(1)パブリックコメントの受付期間を7日間とするのは不適切であるのみならず,実質的に行政手続法39条に違反し,無効のおそれがある。」を1番にもってきた点はするどいと思います。
もしかしたらあと3日くらい延長して終わりにするのかもしれませんが。
この規則改悪案が通ってしまったとしても、面倒ではありますが、産業廃棄物の場合は県外に持ち出すには歯止めがありますから、都道府県向けの要望を、がれき受け入れと平行してやればなんとかなります。
http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/seikan/haitai/shisetsu/hannyu.htm
「放射性物質に汚染されている可能性がある産業廃棄物を県内に搬入する場合は,放射性物質濃度等の測定を行ったうえで協議してください。」
この程度のもので、要項も、事故前から変わってかなかったですね。先が思いやられる。
条例改正請求をしないといけないでしょうが、議員がまともなら成立するでしょうが期待できそうにないですなあ。
年度末にこっそり出てました重要文書。
http://www.env.go.jp/jishin/rmp/attach/memo20120330_waste-shori.pdf
3ページに
「このほか、8,000Bq/kg を超過するものの発生量が少ない可燃性廃棄物については、既存の廃棄物処理施設において速やかに処理することをまずは検討する。」とあります。
この法律上は8000超えでも燃やせるようになってましたが、ほんとにやろうとしてたとは。
東京都は、よそのゴミを受け入れてる場合じゃないでしょ。環境省をとっちめないと大変あことになるよ。
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2012/04/fukushima-will-.html
100000ベクレルまで燃やすと。なんで毎日は、日本語記事出さないのですかねえ。
そんなばかなと思って条文を見直しました。
法律の方ですが
「(特定廃棄物の焼却の禁止)
第四十七条 何人も、特定廃棄物を焼却してはならない。ただし、国、国の委託を受けて焼却を行う者その他環境省令で定める者が第二十条の環境省令で定める基準に従って行う特定廃棄物の焼却については、この限りでない。 」
この限りでないのが規則にありますが、なんと上限を定めず、焼却施設の規格、機能だけ定めてます。10万ベクレルは道義的上限か?
この法律どんどんモンスター化してますが、バトルシップにやっつけてもらうしかなさそうです。細野は国際軍事法廷行きですな。
学校に、瓦礫の焼却は始まっているのに大丈夫なんですか?と聞いたところ、校長がいわき市から安全と言われてるから、変更する気はないということでした。安全?なら、どうして、他の県は焼却を反対してるんでしょうか?
そんなことより、散々、放射能を浴びているのに、わざわざ、また蓄積しているところに連れていくなんて、全然、子供のことなんて考えてないんだなって感じました。
私が神経質過ぎなのかもしれないと思いましたが、色々読ませていただき、自分は間違ってないと思いました。学校がどうしても行かせるならば、休ませるしかない。少しでも、気を付けたいので。
長々と失礼しました。
瓦礫の焼却は始まっているのに大丈夫なんですか?と聞いたところ、いわき市が安全と言っているから、変更する気はないという返信でした。
安全?なら、どうして、他の県は焼却に反対してるんでしょうか?
今なぜ、わざわざ放射能が蓄積しているところに連れていかなくては行けないのか?
私が神経質過ぎなのかもしれないと思いましたが、色々読ませていただき、間違ってないと思いました。
学校がどうしても行かせるならば、休ませるしかないですよね。