以下に述べる内容は、すべて個別の内容であり、事実を書いたものです。それ以上でも、それ以下でもありません。
私は東電に入社し、福島第二原発に技術者として勤務を始めました。住んでいたのは、夜ノ森独身寮。以前、記事にいたしましたが、
寮母さんから
「どうしても納得しない人には、子どもの就職の世話で落とした。」
「反対派に見つからないように、夜中に会合を持ったりした」
と教えてもらいました。子どもがかわいくない親はいませんから、この条件を出されるとみんな賛成派になりそうです。そして、事故が起きるまでは自分の選択は正しかったと30年以上思っていたことでしょう。
ここで、話しは全く関係ないことにうつります。プルトニウムは、食塩の危険性と同じくらいと述べた北海道大学教授がいます。奈良林直氏です。
塩を200グラム採ると成人男性は、これは致死量というんですが半分の方が亡くなる。200グラムの塩。
ところがプルトニウム239の経口致死量、飲み込んだ場合はこれは32グラムです。
ですから、毒性というのは、つまり、飲み込んだ場合は塩とそんなに大差ないんです。
だから、肺に飲み込んだ場合の致死量は約10ミリグラム。これは大体青酸カリ、ちょっと怖い物質になってしまいますけど(笑)このくらいの毒性です
この方の経歴を見てみましょう。
略歴
1952年 - 東京都に生まれる。
1972年 - 東京工業大学工学部機械物理工学科入学[1]。
1978年 - 東京工業大学理工学研究科原子核工学修士課程修了。
1978年 - 東芝入社。原子力事業本部原子力技術研究所に配属。原子炉の安全などについての研究を行う[2]。
1991年 - 東京工業大学より工学博士の学位授与。
1991年 - 東芝 原子力技術研究所主査就任。
2000年 - 東芝 電力・産業システム技術開発センター主幹就任。
2005年 - 北海道大学大学院工学研究科助教授就任。
2007年 - 北海道大学大学院工学研究科教授就任。
わたしも一度、なにかの仕事で当時、東芝にいた奈良林氏と一緒に仕事をしたことがあります。
北海道大学の教授となられたのは、2007年 平成19年のことです。
現在のホームページはこちらでしょうか。
卒業生の就職先
2002年度
三菱重工業(株) 原子力関係、核燃料サイクル機構、インドネシア原子力研究所
2003年度
三菱重工業(株) 原子力関係、原子燃料工業(株) 、東北電力、(株)日立製作所 原子力事業部
2004年度
原燃輸送(株) 、三菱重工業(株) 原子力関係、原子燃料工業(株) 、富士通(株) 、テプコシステムズ(株)
2005年度−助教授就任
三菱重工業(株) 、原子燃料工業(株)
2006年度
(株)東芝 、東北電力 、川崎マイクロエレクトロニクス(株)
2007年度−教授就任
三菱重工業(株) 、(株)東芝、(株)GNF、北海道ガス
2008年度
三菱重工業(株) 、日立GEニュークリアエナジー、東北電力、
2009年度
三菱重工業(株)、(株)東芝、東芝プラントシステム(株)、原子燃料工業(株)、北海道電力、(株)BWR運転訓練センター、日立造船(株)
2010年度
三菱重工業(株)、(株)東芝、原子燃料工業(株)
なるほど、そう来るんですね。北海道大学もこういう理由?では、断れないでしょうね。
◆関連ブログ
原発立地の時は「やらせ」どころか、だまし討ち2011年07月09日
東大話法を用いた大橋教授の弁明と奈良林北大教授のプルトニウム安全神話2012年03月25日
2012年04月10日
もと東芝社員−奈良林直氏が北海道大学教授に就任してから・・
posted by いんちょう at 17:15| Comment(13)
| 原子力
今日の記事をみて、チェルノブイリへのかけはしの公式サイトの4月10日の記事タイトルが頭に浮かびました。
「悪魔に魂を売り中」。
http://dogdaysdog.seesaa.net/s/article/263644427.html
いつも 先生のツイッターとブログを拝見しています。ありがとうございます。
今日の福岡は春の雨もやみ 暖かい風がふいています。
本日 福岡市政だよりが届きました。 hp上でも公開されています。
もし 皆様のご参考になればと思い 投稿いたしております。(ブログ記事と関係
なく申し訳ありません。ツイッターをしておりません) 瓦礫受入拒否に関しての
市民への 説明です。
http://www.city.fukuoka.lg.jp/shicho/koho/shisei/shisei/240401.html
3から7面のところをクリックしていただくと 瓦礫処理についての記事が
書かれています。
話は変わります。 今、岩上さんの 大石又七さん(ビキニ被ばく者)へのインタビューを
見ています。 小野先生が何度も 闇のバックの事を
ブログ記事やツイッターで書かれている 事が なんとなくわかりました。
日本はアメリカの属国。。。。 日本は アメリカの盾(原発)
変えていくのは 私達一人一人の 自己防衛のための 意志とエネルギー
ですね。
お金を積まれても 制圧されても 心をかえる事は なかなか困難ですものね。
岩上さんは 明日 肥田先生に会いにいかれるそうです。
大石さんは 肥田先生 と似てらっしゃって とても ほがらかで 安心感というか
あったかい 人間性を感じます。 それでは これにて失礼いたします。
福岡市政だより4月15日号は
http://www.city.fukuoka.lg.jp/shicho/koho/shisei/shisei/240415.htmlです。
さきほど投稿したのに表記いたしましたのは
4月1日号でした。 すみません。
●泉田知事 政治主導の話ではない
5市との意見交換退ける
泉田裕彦知事は11日の会見で、震災がれきを受け入れる意向を示している新潟、長岡など5市長との意見交換について「基礎的な情報や知識が一致していない中、政治主導でやる話ではない」として退け、当面は事務レベルの調整を続ける考えを示した。
知事は「専門的な話も入ってくるのでトップ(同士)で話すことなのか。原発の再稼動議論みたいに政治主導でやるのではなく、積み上げが必要だ」と指摘。5市に対しては「懸念は伝えている」と説明した。
また5市が「放射性セシウム濃度1キログラム当たり100ベクレル以下」とした受け入れ基準を「放射性物質として扱う必要がないレベル」と説明していることに対し、知事は「専門家がいないから、そんなことになる」と批判した。
国からの協力要請に対し、県が回答とともに提出した放射性物質対策など6項目の質問状については「期限を設けず回答を待ちたい」とした。
・・・泉田知事はこのように誠に正論を申しておりますが、これに対し、国はこの奈良林教授のような「専門家」を繰り出してきて論破を図るのではないでしょうか?まぁ、今回の知事の発言に対し、県内瓦礫受け入れ5市長きっての理論家である三条市長がどう反応するのか?ちょっと興味があります。
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%AE%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%82%92%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%A7%E5%AE%88%E3%82%8B20%E3%81%AE%E3%83%92%E3%83%B3%E3%83%88-%E7%AB%B9%E5%86%85%E7%B4%94%E5%AD%90/dp/4635886220/ref=sr_1_3?ie=UTF8&qid=1334244908&sr=8-3
当時と今の組織は違いますが,基本的に原子力工学として継承されているようです。
当時助手などで,何人か名前に覚えのある人が北大に残っています。
●震災がれき説明会 5市の姿勢に開き
三条は開催 新潟も予定
3市は日程未定
東日本大震災で発生した岩手、宮城両県のがれき受け入れを表明した県内5市。広域処理には住民理解を得ることが不可欠だが、説明会開催についての姿勢には開きがある。三条市は今月10日に初開催。新潟市も大型連休明けの開催を目指す。一方、長岡、柏崎、新発田の3市は、どの市町村のがれきを受け入れるかなど詳細が固まるまでは日程を決められないとする。
開催時期が未定の各市は「処理にあたる焼却場が決まっていない」(長岡市)「どこのがれきを受け入れるかなど、具体的な条件が固まっていない」(柏崎市)と、住民に説明するには現時点では材料不足とする。
試験焼却については、長岡市は8月ごろをめどに、柏崎市は7月ごろまでに実施する考え。両市は実施までに説明会を開くことにしている。
新発田市は試験焼却を「年内にできれば」とするが、めどは立っていない。周辺自治体と共同でごみを処理するため「放射線の測定や焼却の方法などを、周辺地域と検討する必要があるため」(大山康一副市長)といい、説明会の開催時期も未定だ。
これに対し、三条市は7月以降の試験焼却実施を念頭に、ごみ処理施設周辺住民を対象にした説明会を開いた。一般市民を対象に放射性物質の基礎知識などを学んでもらう学習会も5月4日から6月にかけ計8回開く。
今夏の試験焼却を目指す新潟市は、候補施設として新田(西区)、亀田(江南区)の両清掃センターを挙げ、周辺住民向けの説明会の準備を進める。
ただ、説明会を開いても、住民の不安は根強く、理解が得られるかは不透明。三条市の説明会では不安の声が相次ぎ、他の4市にも反対意見が電話やメールで多く寄せられているのが実情だ。
一方、東京電力柏崎刈羽原発の横村忠幸所長は12日の定例会見で、自治体から要請があれば、がれき処理に関する技術的支援をする考えを示した。
東電からの支援については新潟、三条、新発田の3市が前向き。新潟市の篠田昭市長は「技術のある人から支援を受け、市民の不安を少しでも取り除く必要がある。そういう面ではありがたい」と評価した。
>(株)GNF
いまさらですが、これも出資比率で東芝や日立の比率が高いところです。
昔の文献を漁ってたら設立経緯に書いてありました。
安心した美しい地球へと戻る。