
原子力に限りませんが、組織だけを見ていても何も分かりません。個人名をしっかりと確認します。
まず、この事務次官 南川秀樹氏
南川 秀樹(みなみかわ ひでき)は、環境省の官僚。自然環境局長、地球環境局長、官房長、地球環境審議官を経て、2011年より環境事務次官を務める。三重県四日市市出身。
自然環境局長在任中(2005年)、「日光国立公園」を「日光尾瀬国立公園」と改称してほしいという群馬県、福島県、新潟県等からの要望に対し、尾瀬地域を日光国立公園から分離し、尾瀬国立公園として独立させる案を打ち出し注目を集めた。 (その後、この構想は実現し、2007年尾瀬国立公園が制定された。)
地元三重県知事選挙への出馬について民主党から打診され意欲を見せていたものの、事務次官昇格が決まり翻意、2011年に環境事務次官に就任した[1]。
尾瀬というとあの会社・・・東電が頭に浮かびます。尾瀬からの招待状

なるほど、この会社と2005年から深いつながりがあるわけです。
そして、政治家にもなりたかったようですね。そういった知識をもって、講演会に出席。
講演会の録音を行いました。(全部で2時間弱)
最初の1時間20分が、講演。そのあとが質疑応答です。講演は、まあ・そのお役人の方のご説明ですから・・質疑応答は是非お聞きになっていただけますと、今後の参考になると思います。
・フィルター99.9%の根拠と、内部被曝が起きた場合にどのように責任を取るのか
・東北では、ガレキの中にしたいがあるにもかかわらず、すぐにガレキの移動がなされていた。また、現地ではガレキ撤去が町の復興の妨げになっているという声はない
等々。
環境省は、全体の8割は現地処理2年で行い、残りの2割を広域処理と話しています。だとすると、残りの2割を現地で処理したとしても、全部で2年半もかからないはずです。なぜ、あの広大な東北の土地に最終処分場を作れないのか、どう考えてもよく分かりません。
また、健康被害が起きた場合の責任の取り方については、環境省は回答しませんでした。内部被曝を無視している現在の基準で健康被害が起きた場合に、だれが責任者で、どのように責任を取るつもりか、説明会の際には、追求してください。それこそが、この環境省のアキレス腱です。
今回の説明会で使った録音機器(それほど高価ではありませんが、さすが上位機種です。私自身もここまで綺麗に録音できているとは思いませんでした)
この時の配付資料は、こちら においておきます。中には、このようにカネのかかった綺麗なパンフレットまで。全く腹立たしい限り


◆関連ブログ
震災ガレキを燃やすいわき市2012年04月04日
ガレキ拡散に血税30億を使う環境省2012年03月31日
NHK仙台放送局からの取材電話2011年09月22日
頑張ってる!
よく言ってくれた!
院長の質問の後、
皆さんが力を得て発言をしています。
有難うございます。
私も力をいただきました。
今だにこんな状態なのに
これからも更に放射性物質がつもるだろう瓦礫を広域拡散するのはやめてほしいものです
奴らの卑怯な行いを理解すればするほど受入れることは不可能になるのに。
奴らは愚かで鈍すぎるから、「もう民衆は今まで黙って従ってきた自分の頭で考えないひつじの群れとは違うのだ、自分たちは時代遅れの反社会的存在なのだ」と分らせるには、ヤジや抗議では足りませんね。
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1204150008/
このやろー 告示ならパブコメせずにすむから、いきなり官報です。
これで受け入れ自治体を増やすつもりでしょうが、そうはいかない。
秋田でやってる試験焼却とかどうも怪しいのですが、地元のゴミを混ぜても、いくらか灰にはセシウムがでそうなのですが。
ありがとうございます。
環境省事務次官ってあんなレベルなんですね。
想定外の低レベルにがっかりしました。
それに比べて
院長先生の発言&ヤジの冴えていたこと。
「原発内の全面マスクは放射性物質を吸い込むのを防ぐため。私はその全面マスクをして働いていた」(すごい説得力。いきなりのカウンターパンチ!)
「内部被ばくはどう考えてんだ!線量じゃなく」
「(バグフィルターの)会社の名前は?」
そして最後に「信じられんよ!」と一言。
釜石や福島の避難者の方々のご意見がじかに聞けたのもよかったです。
私も諦めません、勝つ(原発をやめる)までは。
野口健さんについては、以下のブログでも拝見しましたが、世話になったスポンサーを意識的にか無意識にかかばっていますね。典型的な「東大話法」です。仲間内の癒着で、原子力を動かすのは愚か過ぎます。「原子力は人間の手に負えない」です。
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1760.html
小野先生の一生懸命さが心に染みました。
涙が出てきました。
後から「しまった」では遅い。
ありがとうございます!
ところで、県内の民主党の議員のブログはほとんどが以下の考えです。
放射線セシウム濃度が不検出や低い廃棄物については処理しても影響がないので受け入れるべき、と考えている。ただ不安を感じている自治体の担当者や住民もいるので、その不安払拭に向けて環境省は説明をつくすべきだ。今後、先行実施の自治体の処理後の放射線量の実績値がデータとして出てくるだろうから、それを踏まえて更なる説明が必要だろう。。
・・・という感じでしょうか?
「説明をする」と言う事は受け入れ賛成でしょうね!
まぁ、次の選挙でこの政権は総崩れは間違いないので放っておきます。
けど、がれき汚染が本当に0である事が立証できればまだ理解もできますが、たとえ微量でも存在すれば絶対反対です!
なーにが、「低い廃棄物ならば処理しても問題ない」のか?
これ、自民でも一緒だと思います。
政治家殺すには刃物はいらぬ、選挙で落とせば消えていく。
しかし、政党で完全反対の政治家や政党はないのでは?
札幌市長くらいでしょうか?
毎日、このブログ見ています。
震災前から観ています。
今日ほど体が震えた事はありませんでした。
私も頑張ります!
では、1週間後に診察に参ります。
さて、先般発表された「島田市の瓦礫焼却」で放射性Csのバグフィルターにより除去率が60%程度だとする結果が発表されました。
ゴミ焼却炉のバグフィルターの除去率は、環境省がいうよう99.9%程度はあるのは事実だと思います。
では何故放射性Csは60%なのか? これがどうしても分かりませんでした。
最近、何気なくバグフィルターメーカーのカタログをみていたとき、発見したのですが、粒径数μを高効率で除去するフィルターがあり、その用途に原子力がありました。放射性Csは数〜数十ミクロンの粒径ですからぴったりです。
一方、ゴミ処理で発生する飛灰の粒径は数mm〜数十mmです。
既存のゴミ処理場のバグフィルターのろ布はこの飛灰の粒径にあわせたものになっている筈です。
Csは焼却炉で溶融し冷却されて粒径が変わる筈ですが、それでも飛灰との粒径差は大きいと思われます。
それが捕獲率60%になっているのだと思います。
環境省がなんと言おうとも、Csのほぼ40%は大気へ拡散していきます。
今後ともいっそうの御活躍を期待します。
http://eritokyo.jp/independent/kajiyama-col0105...html
ただこれは除染の権限についてでありますが、広域処理でも、この特措法で、廃棄物処理法を読み替えておりますから、国、都道府県、市町村の役割分担がおかしくなれば、やはり憲法違反だと。
ツィッターでは論客がおられて、沖縄の陳情でもこの方の理論が使われているようです。ただ正体不明で弁護士なのか、学者なのかわかりません。
今回 実名で弁護士さんが語ってくれたので、理論的に深化していくことが期待できそうです。
一般廃棄物の処理は、市町村の自治事務だというのが、廃棄物処理法では定められているから、都道府県がダイレクトに業者に委託するのは、やはり違反でしょうから、東京のやり方はどうも解せんのですが、区あたりは文句いえないのですかね。
地方自治法の252条の14の方を根拠にされると、なんでもできそうな気もするのですが、優先関係がイマイチわかりません。
>・東北では、ガレキの中にしたいがある
「したい」は、「死体」が読みやすいと思いました。
ひらがなですと want to
と 直読しそうでした(すいません)
これは院長先生の分野になりますが、医療系放射性廃棄物は現在の所、クリアランスレベルを持ち出すこともできなかったはず。
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=05-01-02-06
福島で内部被曝したご老人が、熊本に避難してきて入院された。と設定します。
寝たきりになって、紙おむつをするようになり、尿からセシウムが検出された。
この紙おむつは、医療廃棄物として、業者に渡すことができるのでしょうか?
産廃業者は受取りを拒否するはずです。8000ベクレル/kgならOKとは言わないでしょうし、100ベクレル/kg以下でもだめでしょう。
事務次官直々に答えてもらうとよかったのかもしれませんが、感染性廃棄物なら産業廃棄物で受け入れるのに、放射性物質がちょっとでもあったらだめでは、法の下の平等に反する。
とはいかないか?
セシウムやストロンチウム等は、体内に滞留するからこそ内部被曝の怖さを小野先生は訴えていらっしゃると考えておりますが、
私の間違いでしょうか?
少しだけ良いニュースが入りました。
今日(4/17)の「日刊大牟田新聞」によりますと、福岡県大牟田市古賀道雄市長は、被災地を視察後、16日の会見で、
「気仙沼市も南三陸町も広域処理の希望はないという話だった」
と、瓦礫受入れの可能性のないことを説明。ただ瓦礫受入れの研究、検討は引き続き行うことを示した。
とのことです。なんでも被災地の行政では、技術ある職員の応援を望んでいるとか。
まだ瓦礫受入れの研究、検討は行うとのことで、すっかり安心ではありませんが、一応、市長さんの正しい判断と勇気を信じます。
院長が頑張ってくれた、上記4/14の熊本での説明会などもきっと周囲に大きな影響を与えているのだと思います。改めて感謝です。
東北の側のほんとのニーズを知らせて、受け入れ不要となれば、ほんとにがれきがほしいのは太平洋セメントぐらいだと。
津久見市が手を上げて、結局、太平洋セメントに丸投げしますが、太平洋セメントは灰の状態で100ベクレル以下にすると。
肝心なことは黙ってますが、100ベクレル以下にするのはリサイクルに使うだけですから、丸儲けですね。
大船渡で実績があり、全国の他の工場も名乗りを上げ、セメントに使うための混合の仕方はお手の物でしょう。
今後 公共事業で太平洋セメント製品を使う場合は、地方議会でボイコットできるようなシステムも作っていけねばならんのですかねえ。
そうか、こんな記事があったのを忘れておりました。
http://n-seikei.jp/2009/09/post-1419.html
セメント業界は政治献金がお好きなようです。
http://tinfa.rederio.org/
太平洋セメントと環境省の暴挙を止められないか?
法律でも政令でも省令でもない告示1通で放射性物質を含む灰をセメントにリサイクル可能にしてしまった。まあ事実は先行されてしまってましたが。
元々リサイクル関連の法律は、省庁所管別にいくつかわかれているのでややこしいですが、セメントの場合は、後で建設用に使うでしょうから、国土交通省所管の
建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H12/H12HO104.html
で規定すべきことでしょう。これまた大臣が選挙違反の方で、秘書にしりぬぐいをさせてる。
クリアランスレベル自体環境省1省で決められる問題ではない。
http://www.mlit.go.jp/report/press/city13_hh_000131.html
もうどこもここもだめだ。ただ告示のような形にはなってないようだが。
本来 ブレーキをかけるべき環境省がトップバッターでやってるからいかんわ。