2012年04月18日

現地の実情を無視=遺体の含まれているガレキまで早々と広域処理がなされていた・・環境省説明会質疑応答から(熊本)

 熊本で環境省の説明会が行われました。その内容については、既に紹介しておりますが、質疑応答の重要部分だけ、書き起こしてご紹介いたします。

 特に驚くのは、ご遺体の含まれているガレキまで、去年の夏頃から、遺族の方が捜されているにもかかわらず、強引に域外処理(広域処理の一部でしょう)をしていることです。
 この質疑応答で伺えるのは、環境省にはなんらの復興への戦略もなく、ただたんにガレキを広域処理するためにはどういうことだってする。広域処理のあとは野となれ山となれの非常に無責任な構図です。


私「今日は遠くまでありがとうございました。
私はですね。あのぉ、東京電力に勤めていたことがあります。現在熊本市内で開業しています。小野と言いますけれども。
私、原発の中にいたからですね、全面マスクもつけていたことがあるんですよ。
あれは、どうしてつけているかご存じですか。あれは線量が高いからじゃないんですよ。内部にね、放射能が飛散しているからつけているんですよ。
環境省が言われるにはね、えー、まず焼却するとね、99.9%のセシウムが取れると言われているんですよ。だけどね、こないだ島田市のね、結果を見ると6割しか取れていないんですよ。環境省の事務次官の方ではなくて、下の方がでたら、『我々は放射能の専門家ではないからわかりません』といっているんですよ。
 まず、一つはね、
99.9%取れるというデータを環境省は保証するのか、
そして、そういうことを言っているもんだから、いわき市がどんどん震災のガレキを4月から燃やしているんですよ。全然取れていないのにね、で環境省の基準ではね、立米あたり30Bqまで出てもいいと言っているんですよ。
それで、もしね、健康被害が起きたときにあなたたちはどう責任を取るんですか。
水俣病はね、10年かかったと言ったでしょ、言いましたよね、アレはどうしてですか。
政府がね、水俣の人は腐った魚を食べさせたから、あんな風になったとかね、化学兵器をしたに捨ててからね、なったといって有機水銀をね、チッソと重ねてね、認めなかったからなんですよ。(拍手)
 これをね、内部被曝をね(拍手)
環境省はね、内部被曝を一切無視してね、8000Bqまで大丈夫と言っているのはね、これは線量だけですよ。内部被曝したらどうするんですか。それは、責任取れるんですか。環境省の大臣が責任取ってどうするんですか。あなたはね事務次官でしょ、トップでしょ。いまのね。
それで、この、これが10年後に間違っていたといったらね、IAEAが認めたと言いましたよね、IAEAが認めたら正しいんですか。水俣病だってね、国がやってね、全部10年以上ほったらかしにしてね、ものすごい被害を起こしてね、今度は尻きりですよ。おなじことを放射能でするんですか。どうしてね、内部被曝を一切無視するのかね、私は全くね、原発の中に勤めていたからね、マスクもしてますよ。そしてね、枝野大臣だってね」

司会「すみません、まとめていただけます?」
私「はい。内部被曝を一切無視して何でできるのかとね、どう責任を取るのか、あと、99.9%のね、根拠を教えてください。そして、それはだれが責任取るのかね。それがもしウソだった場合に。それをしっかり言ってください。」(拍手)
南川事務次官「まず、あの〜、え〜、99.9%についてはわたくしども、え〜、その〜、研究所の方で、え〜実際、実験をして」
私「メーカーは認めていないですよ。どこのメーカーがそれを言っているんですか。」
南川「いや、すみません、そこまでは私どもは・・」
私「いや、知りませんじゃ困りますよ、何が知らないでか、あなたトップでしょう。」
南川「エー、データーをお出しして説明していますし、そのデーター自身は、あの〜私どもとしても信頼ができるデータだと」
私「メーカーは認めてないんだよ、6割もなにも」
南川「島田市の場合。ちょっと静かにしていただいて、島田市の場合はですね、ちょっと・・私存じ上げないんですけど、あの実際島田市で燃やしてみてですね。既存の廃棄物だけのものと10%、15%エー、その岩手、宮城県のものを入れたものと、その〜、え〜、10Bq汚染が増えるか、減るか。そういうので40とか50とか60とか、そういうベクレルではなくて、そういった意味では影響があってもきわめてですね少ないと言うことは、現に測って出しておりますので、そういった意味では是非ご理解いただきたい。その関係で、われわれも情報を、でーたーをどんどんと出すことだ。環境としてはデーターを出して、説明すると言うことを全部やっています。そういうことを是非」

私「責任は、どう取るんですか?」

出席者(サクラ?)「もう少し、冷静に議論を」
技官「では、次の方の」
私「責任のことは答えてないよ。」(責任問題については一切答えず)

(これ以降、いくつかの質問は省略)

釜石「エー、すいません。ooです。えーと、私の地元は釜石市で、主人の地元はオオグチイ市です。震災のあったときはすぐ近くに住んでいました。結構色いろんな情報を自分の目で見たり、聞いています。震災後すぐに電気が入りまして、他の地域に比べかなり早く復旧が始まりました。実際に被災地の方から聞く情報とテレビから流れてくる情報は残念ですけれど、震災直後から全くかみ合いませんでした。
 まず、一つお聞きしたいんですけれども、ガレキの広域処理に力を入れると言うことをさっきお聞きしたときに、被災地の方は今悩んで困っているとお聞きしたんですけれども、と言うことは、もう既に被災地の方に実際に困っていることを既にリサーチされるから、そのような結果が出たと思うんですけど、では、今現在被災地の方が何を困っているか、他にもいろいろ困っていることがたくさんあるので、それを把握していると思っているんです。それを教えてください。」

南川「ありがとうございます。え〜、あの〜、実際、被災地に行かれたり、実際被災地の方から地元から聞かれたこととか、私も現地に・・」
釜石「時間がないので、実際に困っていることを教えてください。」
南川「現地ではまず、地面が相当下がっている。早く高台に移転するにせよですね、元いたところに住むにせよ、早くゴミをどけてですね。除染もして、是非地面をあげると、そしてそこで、じゃあその上でそこに住んで、避難をするのか高台に住むのか決めたい。でないと立ち上がれない。もう一つは仕事です。やっぱり、そのくっていけないとですね、それは認識しています。」
釜石「他にもたくさんあります。今話が出た地盤沈下のことですが、これについては市内の町内会長さんに自分で取材をしております。その結果、町内会長さんがおっしゃっていた話しは、確かにガレキがありますけれども、そのガレキはもう今は1カ所に集められていて、直接ガレキ見学ツアーというものを作って見に行かないとみれないような感じだよとおっしゃっていました。だから、復興が遅れると言うことは全くないよと私が聞いた範囲ではおっしゃっていました。
また、えーと、先ほど話したことですけれども、ガレキの方をその方がおっしゃっていたことには、埋めればいいじゃないかとそれで、地盤をあげればいいんじゃないかと言うことをいってました。
それと、私は友人もたくさんいるんですけれども、友人もたくさんいます、身内もたくさんいます、親戚もたくさんいます。あの、仙台市の方にも名取市の方にも住んでいたことがあります。釜石にもずっと住んでいたことがあるので、だれもガレキの話しは本当にしなくて、テレビの中の世界と自分たちの目の前の、私たちからすると目の前の問題なんだろうなと離れた人からすると思うんでしょうけど、実際違うんです。被災地にとってはガレキの問題は、目の前のにとっては問題ではなく、テレビの中で騒いでいるまるで海外のハリウッド映画のような、そんな遠い遠い問題なんです(拍手)これが実際の被災地の声です。
 あともう一つ。聞きたいんですけど、ガレキは震災後の去年の夏、秋頃から、火なり頻繁に運ばれていました。私は自分の目で実際にみています。ガレキを運ばれているのを。すごく、本当に不思議だったんですね。なんで、わたしがふしぎだったのか分かりますか?内陸部に運ばれて言ってたんですね。国道のある内陸へ内陸へ運ばれて言ってたんです。早々に運ばれていました。ずっとこの目でみています。どうして疑問に思ったか分かります?わかんないと思いますけど、ガレキには時々遺体が含まれているんです。時々。ガレキ置き場に被災地の人がいって、遺族の自分の身内の遺体を見つけたり、また本当に悲惨な状態で、私も友人が亡くなったので安置所の方に行ったんですけれども、遺体というのは縮んでいるんですよね。指だけの遺体や胴だけの遺体があるんです。ガレキの中にそんなのが混じっているとすごく見つけにくいんですよ。本当に焼死体というのは黒焦げて半分になってしまうんです。そういう遺体を探すというのはものすごく大変なことで、なのに早々とガレキを外に外に出していくのはどうしてだろうとすごく不思議だったんです。なんでもっとおいて、みんな身内を捜しているのに、捜せないじゃないって、すごく不思議だったんです。だから、どうしてあんなに早い時期から、がれきを外に外に出していたのか不思議だったんです。まだまだ遺体がガレキに挟まって、見つかっていた時期から外に出していたんです。全然、被災地の支援とかけ離れていることなんです。ガレキを早々と外に出すというのは。それをもうちょっと考えて欲しいです。」(拍手)

南川「ありがとうございます。何遍か、家を壊す中で遺体があるのをみました。正視できない状況で、え〜、あの、まあ、その〜。あの時期かなり無理をしてガレキをのけました。今住んでいる人にはあんまり不快感を与えませんが、やっぱりその近くに行くとですね、夏になると臭いもきついし、ハエも出るんです。それで困っている地域もたくさんありますから、そこは、是非大きな問題だとご理解いただきたいと思います。」
(もっと、大きな問題があるんです。)
南川「それからガレキのこと あのあのあの、大きなものは潰してですね、是非道路のかさ上げに使いたいと思っています。必要であれば洗ってですね、再利用したい。」

以下略

是非、生でお聞きください。環境省の事務次官が、まるで子どもの使いのように何も知らないことがよく分かります。今後も全国各地でこの環境省の説明会が行われます。是非、参考にしていただきたく思います。また、もし、環境省が前の人の質問にわざと答えなかった場合は、次に指名された人が、その回答聞き出すよう連係プレイも必要です。回答しなかったことは、答えられないことなんですから、何人もが即席のチームを組みましょう。

◆関連ブログ
環境省説明 南川事務次官(於 熊本)2012年04月14日
posted by いんちょう at 23:24| Comment(22) | 原子力
この記事へのコメント
院長、いつも情報をありがとうございます。
環境省質疑応答、聞きました。録音鮮明でみんなに拡散しています。体裁を整えただけのお役所仕事に怒りの極地です。
九州各地で手を結び、根本的におかしい瓦礫受入れに反対していきましょう。

以下、情報拡散させて下さい。

★震災避難者お話の会・北九州市で開催★

日  時:4月20日(金) 18時〜20時
      4月21日(土) 14時〜16時 
場  所:ギャラリー・文化教室 旧門司文化服装学院
      北九州市門司区庄司町3-18 門司港駅から徒歩15分
問合わせ:hinanohanasi@gmail.com
参加費無料、連絡なしで当日参加OKです。
    
この催しは第2回目です。3日間連続で行った前回は大変反響を呼びました。
福島や関東からの避難者の方々が被災地や避難の様子を語ります。
避難者の望みは瓦礫受入れでなく人の受入れです。
避難地に汚染されていない食べ物を送るためにもきれいな大地や空気を守ることです。
お話の後は避難者の方々とのグループトークがあります。

北九州市で避難者と市民が手を取り合い、瓦礫受入れに反対しています。
どうぞよろしくお願いいたします。
Posted by 震災避難者お話の会 at 2012年04月18日 23:31
お金のために瓦礫受け入れをしようとする、地方の自治体に捧げたい曲です。

「黄金の花」
http://www.youtube.com/watch?v=csDbzyjPP0w&feature=related


♪素朴で純情な人たちよ
きれいな目をした人たちよ
黄金でその目を汚さないで
黄金の花はいつか散る

素朴で純情な人たちよ
本当の花を咲かせてね
黄金で心を捨てないで
黄金の花はいつか散る…♪


2番の歌詞に出てくる、寿司や納豆も安心して食べられない日本になりました。
政治家や官僚、自治体の皆様、
「楽しく仕事をしてますか?」


お金に目がくらんで汚れきった大人たちにも、子供時代はあったはずだと思うのですが、その人たちの母親は、こういう風に育ててはくれなかったのかな…。↓

「童神」

http://www.youtube.com/watch?v=zXiIPp06SOY&feature=related

天からの恵み、受けてこの地球に
生まれたるわが子
私こそがお守りして育てる―
Posted by 沖縄より at 2012年04月19日 00:48
>>福島や関東からの避難者の方々が被災地や
>>避難の様子を語ります。
>>避難者の望みは瓦礫受入れでなく人の
>>受入れです。
>>避難地に汚染されていない食べ物を送る
>>ためにもきれいな大地や空気を守ること
>>です。

・・・熊本県のHPを見ると、「避難者支援」
として、住宅支援等をやっている事がわかります。
「ガレキ受け入れさえ」すれば「絆」
「ガレキ受け入れさえ」すれば「日本人」
「ガレキ受入れ反対者」は「日本人を辞めろ」

戦争前の日本ですよ!これは。

東北への貢献のやり方は100通りも200通りもたくさんあるハズです。

政治家や官僚に利権が無い行為は全てが
「非国民」扱い!

これには、普段大人しい私でも声を上げずには
いられない。

あ、義援金?
ヒラの会社員ですが、トータルで1カ月分の給与相当は子分けでやっています。
Posted by kawasaki at 2012年04月19日 06:48
今日の新潟日報朝刊社会面より

●石巻 がれきの山再建阻む
 学校周辺撤去進まず 被災者らに焦り

 学校の周囲や復興住宅周辺には、がれきがうずたかく積み上げられたままになっていた。18日、東日本大震災の被災地市町村で最も多くのがれきを抱える宮城県石巻市を歩いた。震災から13ヶ月余。被災した宮城、岩手両県のがれき処理を受け入れるかどうかの議論は本県でも続く。広域処理が進まず先行きが見えない現状に、被災者や自治体職員はいら立ちや焦りを募らせている。
(本紙取材班・関美紗子)
 「県外での処理が決まったら、ここのがれきを最優先で搬出すると聞いていた。でも結局、1年以上過ぎてしまった」同市の石巻商業高校の上総通教頭は、校舎のすぐ隣にあるがれきの仮置場を見つめた。
 同市では今も23カ所の仮置き場に、約300万トンの廃棄物が山積みになっている。同高の隣の山は約9万トン。悪臭や飛散を防ぐため、重機で4トンずつの袋に詰める作業が終日続く。
 昨年4月に学校を再開したが、秋まで腐った魚と油が混じったような強烈な臭いに悩まされた。粉じんと大量のハエも発生。生徒にマスクを配り、教室に空気清浄機を置いた。
 「勉強する場にふさわしくしたい」と県や市に要望し、校舎と仮置き場の間のフェンスを高くするなどの改善策を講じてきた。がれきの一部は5月から稼動を始める市内の中間処理施設へ順次搬出される予定だ。しかし、市内のがれきをすべて処理するめどは立っていないという。
 がれきと隣り合わせで暮らす被災者にも疲労感がにじむ。「真っ黒なハエが飛び交った去年のような夏はもう過ごしたくない」。近くの仮設住宅に住む高橋和子さん(67)は顔をしかめる。
 国は各都道府県に宮城、岩手両県のがれき受け入れへの協力を要請したが、これまでに処理が本格化しているのは青森、山形、東京の3都県だけ。本県では新潟、長岡など5市が受け入れの意向を示しているが、泉田裕彦知事は安全性への懸念から慎重な構えだ。
 「放射線量が高いわけではないのに、県外ではなかなか受け入れてくれないね」と高橋さん。「待ち続けたけど、いつの間にか諦めの気持ちさえ出てきた」とこぼす。
 石巻市は広域処理実現に懸命だ。三浦智文・災害廃棄物対策課長は「心配する気持ちは分かる」としながらも「安全性が確認されないがれきの処理をお願いする事はない」と訴える。
 本県の泉田知事はがれきについて「被災地で処理できる」「自分たちで処理した方が雇用が確保できるという(被災地の)町長もいる」と述べている。三浦課長は「被災地だけで処理できる量ではない。がれき処理には被災者も従事してもらわなければならず、本当につらい。一日も早くがれきを取り除いて、復興につなげたい」と声を絞り出した。


・・・つまり、石巻がこんなに困っているのに、瓦礫受け入れに難色を示す泉田知事や受け入れ表明をしている自治体の反対派住民は血も涙もない奴、と言いたいのですね、この関記者は。
巧妙に泉田発言=瓦礫受け入れ反対派の言い分への反論も混ぜているところなんて心憎い(苦笑)。
今度は、ここの院長先生が指摘している、内部被曝やバクフィルター、そして将来健康被害が生じた際の責任問題に対する明確な反論を書いてくださいね、新潟日報は。泉田知事も、そこら辺を憂慮して瓦礫受け入れに難色を示しているのですから。もっとも、それら諸問題には一切触れる事なく、浪花節的感情論による受け入れ推進意見しか書いて来なかったのが新潟日報なのですけど。
Posted by 新潟県民 at 2012年04月19日 07:01
何時も貴重な情報ありがとうございます。
瓦礫についてですが、国としては東日本だけで発癌率・イベント発生率が上がると、賠償問題が起こるから拡散しようとしていると思って、差し支えないでしょうか?
Posted by ロンパース at 2012年04月19日 08:44
新潟県民さま
私は各政治家や首長に対して
「ガレキに放射線汚染が世界の最高の科学的水位にてまったくの0であれば賛成。
しかし、わずか0.1%でも汚染されていれば
反対してください。それと水俣病のように10年、20年後に健康被害者が出たときには、誰が、どのように責任をとるのか国の明確な回答がない限りにおいては反対です。
安易な賛成政治家に対しては、は次の選挙でそれ相当の行動を起こします。」

以上のような質問とお願いを順次おこなっております。

自民から民主、、、共産までにも。
返事は1名のみ。(反対意思表示でした)
Posted by kawasaki at 2012年04月19日 09:08
院長先生、いつも情報発信ありがとうございます。

先生が、「信頼できるリンク」として貼り付けて下さった「測ってみっぺいわき」のブログの4月17日の記事を是非ご覧下さい。いわきのお母さんがどんな悲しい思いをしているのか、切なくていたたまれません。
私は拡散する事ぐらいしか出来ません。よろしくお願いします。

先生は東京で講演を開く予定はありませんか?その際は是非握手したいです!
Posted by 桜丘の母 (東京在) at 2012年04月19日 09:35
ありがとうございます。
鋭い質問に感謝。
Posted by 茨城県民 at 2012年04月19日 11:11
院長さま
いつも有益な情報ありがとうございます。
本題とはずれるのですが、4/19の12:00前後から熊本の線量が大きくぶれて上昇しえいるように見えるのですが、これは先週末に4号機を冷却できなくなった影響でしょうか?
西海岸は先週末から目だって線量が上がってはいませんが(とはいえ、こちらも室内でも0.10〜0.13μsv/hぐらいはあります)、ここ数日間は注意が必要かなと考えています。
Posted by なおみ at 2012年04月19日 12:41
当の環境省の事務次官がこんな認識でやっているのですね。誰かにやらされている感がありますね。ところで環境省の「広域処理情報サイト」に「現地からの声」として多くの住民の動画が掲載されていますが、この人たちはやはりサクラでしょうか。住所と氏名から実在の人物かどうか調べたらおもしろいかもしれませんね。
Posted by GRK at 2012年04月19日 18:43
 院長先生のご勇姿をきかせてもらいました。
99.9%は、本当に悪質です。ガレキ焼却安全神話の中核となっています。数日前の中日新聞でも、役人がその数字を出して、浜松の焼却場付近の市民説明会で理解をもとめているという記事がありました。根拠のない数字を、ここまで公に使っているというのは、もう公務員による国民への詐欺に他なりません。
理解を求めるというより、国民を騙して丸め込む説明会を、なぜするのか。現時点では、ただただ、その愚かさを明らかにしてゆくことが、行動として意味をもってくると思います。そういう意味で、この音源は貴重です。
Posted by sarabande at 2012年04月19日 21:39
埼玉在住ですが埼玉でも群馬でも受け入れ支障なしとの公表で動いています。汚染地だから焼却していいというわけではありません。的確なご質問、答えられない官僚トップ、とても賛同できることではないと再確認しました。ありがとうございました。
Posted by たけ at 2012年04月19日 22:35
ここにお集まりの皆さまへ

もし、お時間があれば自選挙区選出議員の
(国会議員、県議、市町村議、知事市町村長)
HPやブログを見てみませんか?
「ガレキの全国処理について」
見解を述べている人と書いていない人がいますよ!

何も触れていない議員には、東京の国会事務所へ電話をしています。
殆どの場合、政策に応えられる者が不在という現実ですが、私は自分の氏名と住所をキチンと名乗り
「ガレキ受け入れに対しての議員の見解をHPもしくはブログでもよいから書き込んで下さい」
と電話にでられた女性事務員の方(必ずお名前も聞いています)に先生にお伝えをお願いしています。

ある参議員議員(民主党熊本2区選出)の方は即日にHPにガレキ受け入れだけではなく、
他の方法での貢献の方法もあるのではないか。

と、書いておられました。
この方は弁護士で水俣病訴訟の被害者側にたっていた方です。

無回答者は次に選挙で落としてやれば有効です。少し脅しを入れます。
「今、民主党と内閣支持率をご存じですか?
私は先生の今後を心配しています。いつも家族友人みんなで投票しているので心配でたまらないのです!」

と言っています。

あと県議1人、市議1人から反応がありました。

熊本市議団が島田市に処理場の視察に5月に行くようですが、接待等で洗脳されないか心配です。市議たちは原発や放射能等については素人なのですから。

・99.9%の根拠はない。
・内部被曝を一切考慮していない
・責任をどう取るのか
「ここについて心配しています。」

と言うのが効果的でしょうか?
Posted by kawasaki at 2012年04月19日 23:32
またもコメント欄を使って申しわけありません。
夕方は、無理なお願いにもかかわらず丁寧な返事をしていただきありがとうございました。
ですが、どうしても先生に生でお話しをしていただきたく、失礼を承知で書きます。

私は、今年三月六日に第四子を妊娠五ヶ月で死産でなくしました。
原因は不明で、突然の心停止でした。
上の三人の子は、何も異状なく自然分娩で生まれています。
放射能のせいじゃないかもしれない。だが、もしかしたら?と思い当たることがあります。
昨年四月九日に、福島県田村市に動物愛護団体に保護されている犬を、里親になるために家族で迎えに行きました。原発事故で人が避難したあと取り残されていた犬です。
当時は自分の勉強不足もあり、最悪なことに線量の高い地域に家族を連れていってしまったのです。
三ヶ月くらいたったころ、子供達の足の爪がポロリと取れました。そのころから勉強はじめて、帰ってきたすぐの頃の頻繁にあった鼻血など、被曝させてしまった事実を悔やみました。
そして、今回の死産。
こんな思いはみんなにさせたくないと思い、ガイガーカウンターも購入し地域の計測をしています。
ですが、住人の意識は低く「ここは離れてるから大丈夫」と怖さを解ってません。
そう言ってる間にも、今月に入ってこの部落から二人心筋梗塞で救急で運ばれました。二人とも前日までは元気でした。
この部落は四つの地区をあわせても103戸しかない小さな部落で、山の物を採って食べることもあたりまえだし、自然と共に生きています。だから、よけいに怖いです。
だから、先生に警鐘をならしてもらいたい。
私もネットなどで、自分の勉強もかねて複数の講演をみました。その中で小野先生の言葉が必要だと感じました。
先生のおっしゃったように、DVDをながすことも考えましたが、やはり田舎者には生で話してもらうほうが効果があります。
どうか、お忙しいとは思いますがもう一度検討をお願いします。
あと、部落の戸数が少ないので先生の交通費くらいしか予算が出ないかもしれないです、ですが私が少しでも講演料もお渡しできるように頑張ります。
ぜひ、お願いします。
Posted by 匿名希望 at 2012年04月20日 02:27
今日の新潟日報朝刊社会面より

●がれき受け入れ 5市の能力疑問視
 知事「知識に問題」

 東日本大震災で発生した震災がれきの問題で、受け入れを表明している三条市など5市について、泉田裕彦知事は19日、がれきに含まれている可能性がある放射性物質の安全性を5市がきちんと確認できるのか、専門性に疑問を投げた。三条市議らが宮城県石巻市で行った現地視察には「これで安全だと説明されれば、市民がかわいそう」とも言及。慎重姿勢を崩さない知事の発言に、5市の関係者は困惑を隠さなかった。
 三条、長岡、柏崎の3市の市議や担当職員らは17日に石巻市の中間処理施設などでがれきの処分状況を視察した。この際、がれきの仮置き場で空気中の放射線値を測ったが、県内とほぼ変わらない値だったという。
 これに対し、泉田知事は19日の会見で、焼却時や埋設時の排水に放射性物質が漏れ出る可能性を挙げ、安全確認は空気中の放射線量を測るだけでは不十分と指摘。「空気中の放射線量を測って『安全です』と言うのは知識に疑問がある」とした。
 また、長岡市などが表明している一般ごみと混ぜて燃やす方法についても「リスクがあり、住民から反発が出る」と語り、焼却灰の扱い方などを疑問視した。

●「粛々と準備進める」5市関係者
 
 受け入れを検討する5市の関係者は19日、「宿主と準備を進めたい」などとし、住民に直接説明し、理解を求める考えをあらためて強調。石巻市を現地視察した担当者は、視察のデータを「住民説明に使うわけではないが」と知事の発言に戸惑いを見せた。
 新発田市の二階堂馨市長は「知事はいろいろとお話のようだが、市としてはこれまでと(対応は)変わらない」「と説明。5月には自治会長らを集めた総会で方針を説明する考えを示す。
 長岡市の森民夫市長も「震災がれきの受け入れは中越地震(で受けた支援)の恩返し。引き続き知事には理解を求めていきたい」とし、方針に変わりがないとした。
 宮城県石巻市などでがれき処理現場を視察した三条市の吉田実副市長は「特にコメントすることはない」とし、会田洋柏崎市長も「コメントできない」とした。
 一方、石巻市などの視察に加わったある市の担当者は「視察は現状を知るのが目的。今回測った放射線量を市民の説明などに使うわけではない」と知事の発言に困惑。安全確認の具体的な手法は「現在検討している」とし理解を求めた。
 24日から宮城県のがれき関連処理施設を訪れる新潟市議会の藤田隆議長は「これから勉強していこうというときに簡単に切り捨てるような(知事の)発言はいかがなものか」と語った。

●安全性の説明「国の責任で」 
 県市長会が決議

 県市長会(会長・森民夫長岡市長)は19日、新潟市中央区の県自治会館で定例総会を開き、東日本大震災で発生したがれきの広域処理について、国の責任で安全性を国民に説明するよう決議した。
 決議では、受け入れ対象となる震災がれきについて「放射能汚染に対する安全性や国の示す処理方法を、国民が安心・納得できるよう国の責任で丁寧に説明を行うこと」と要望。(以下略)


・・・以前、新発田市長の不勉強ぶりに呆れた発言をここのブログでコメントさせていただきましたが、それは別に新発田市長に限ったわけではなかったのですね。結局誰も、何にも知らない、勉強しないまま、ただ感情論(もしかしたら、それに「利権」も加わっていたのかもしれませんが)だけで瓦礫受け入れを決め、それを推し進めているにすぎない。それこそ、この南川次官のように。新潟市議会の議長発言は一体なんなのです?新潟市議会は、いろいろ調べ、学んだ上で、安全性に問題はないと結論が出たので、瓦礫受け入れ要請を決議したのではなかったのですか???あと、知事の科学的見解からの突っ込みに、「恩返し」うんぬんで返答した長岡市長。この人、確か東大工学部出身でしたよね・・・?
Posted by 新潟県民 at 2012年04月20日 06:43
 メッセージありがとうございます。
 匿名に変更して、アップさせていただきました。メールがエラーで戻ってきましたため、こちらに回答を書かせていただきます。

 どの地区でしょうか?私はもう、日本全国中多かれ少なかれ、いや世界中がそれなりに核汚染されてしまった。全員が被爆者となってしまったと認識しています。
 ペットの救済は、事故当初よりとんでもないことだと思っておりましたが、残念ながら「かわいそう」の一言で、人間よりもペット、家畜が先に避難する事態に非常に憤慨していました。今は、同じ構図でガレキ受け入れです。

 私は残念ながら、自営業をやっておりますので、休みもありませんし、かわりもおりません。なかなか、外に出かけられませんので、DVDを作成して、配布することにしています。田舎の人だから、生の声を聞けば信用するのであれば、私よりさらに上の立場の、東大の放射能の先生などを連れてきて、講演会を開けば簡単に覆すことができます。
 今求められているのはそのような、権威、名声に左右されるのではなく、自分の考えをしっかり持つことだと思っています。最初は、人数も集まらないかもしれません。しかし、それでも何人かの人を自宅に呼んで、DVD(45分がいいと思います)を見てもらうことで、考えが変わる人が出てくるでしょう。そして、そのあとは本もたくさん出ていますから、それを読んでもらって、一人一人が主体的に行動することにならないと、なんの解決にもなりません。

 私も名前がネットではちょっと知られているようですが、所詮その程度で、講演会を行っても、打ち上げ花火みたいなもので、持続性がありません。やはり、匿名希望さんのようにご自分で考えて、行動される方が増えないとどうしようもないと思います。

 原発事故から1年以上が経過し、なかなか事態は好転しません。わたしも何度もくじけそうになりましたが、徐々にみんなが危険を認識して、あちこちで同じように活動をされています。わたしもそれに励まされながら、やっているのが実情です。私自身の手元に何か、秘密の知恵袋があって、活動しているのではないのです。

 ご理解いただけますと幸いです。
Posted by いんちょう at 2012年04月20日 08:29
南川氏も、最初から、99.9%なんて除去できないなどと言うことは知ってたのでは?
使うのバグフィルタでしょ。フィルタって、化学反応を起こさせるのではなく、こし取るだけなので、6割でも、まだよく取れた方だと思いますよ。だから、相手方(ここでは、人の災害と言う不幸にかこつけて儲けてやろうとする産廃業者と、その一味ですが)は、「住民は、単純でアホだから、何を言っても騙せる。」と言う、人を嘗めきった、と言うか、人を人とも思ってない構造があるのかと思います。今の副総理が、去年の11月、「なぜ、福島の浜通り・中通は全域、あの高線量から見て、チェルノルイリの避難基準から照らせば、当然避難区域だったのに、何故政府主導で逃がさなかったのですか?」と訊かれた時、彼は、あっさりと、「それはお金がもったいなかったからだ。」と言ってのけたようですが、その時も、スーパーバイザーとは、国民を、尊厳も人格も何もない、あたかもチェスか将棋の自分の持ち駒のように見ているんだなあ(形勢がヤバくなったら、切り捨てると)、と思ったものです。そう言う理不尽な扱いを防ぐためには、原発の誘致や再稼働に対する深い吟味と同様、汚染瓦礫の持ち込みにおいても、悪党に嘗められて騙されないための自己防御、即ち、日々の勉強と合理的に人の矛盾を論破する能力が必要かと思います。自分よりIQが高い人間まで、上から目線で騙してやろうとする人間がいた場合、私は、そいつの無防備な勇気に寧ろ、敬意を表しますね。案件は、我々だけでなくご家族の健康や命に係わることなので、各位、十分ご留意ください。
Posted by ちゃまいえ at 2012年04月21日 10:36
放射性廃棄物全国拡散阻止!3.26政府交渉ネットの事務局の藤原@廃棄物処分場問題全国ネットワーク共同代表と申します。
連日の熱心なご活動に敬意を表します。

熊本での説明会の映像と書き起こしをしていただいた文章を3.26政府交渉ネットの
HPに紹介させていただけないでしょうか。よろしくご検討をお願いします。
政府交渉ネットのHPは以下のサイトですので、ご覧ください。
http://gareki326.jimdo.com/
Posted by 藤原寿和 at 2012年04月21日 11:36
ブログ内容転載は、引用元を明示した上でお願いいたします。(許可は必要ありません)

のとおりです(一番上に書いています)
Posted by いんちょう at 2012年04月21日 11:53
宮城県中心の地方紙「河北新報」4月21日の記事
見出し「全てのがれき 県内処理を」「県議会常任委」「自助努力促す意見相次ぐ」
記事本文:東日本大震災で発生したがれきの広域処理をめぐり、20日の県議会環境生活農林水産常任委員会で、全てのがれきを県内で処理するよう求める意見が相次いだ。(以下略)
共産党議員、自民党議員の異論に対し県の環境生活部長が「懸命に理解を求めた」Web上で探してみたのですが見つからないので書き込みました。県知事や行政はすっかり広域処理に前のめりですが、地方議会のメンバーなどは異論がある事を地方紙の記者は書いています。中央のマスコミでは取り上げられていないかも、と思って書き込みました。
Posted by コニー猫 at 2012年04月21日 18:46
大分は知事が石巻に視察に行きました。
わざわざ雨のなか飛行機で行きましたよ。線量測って低いっていうんじゃない?
県に電話して聞いたのですが
「県と国の設定した基準が違うので環境省の方はもうこの件から手を引いている。
被災した自治体と受け入れる自治体との契約になる。1キロ8000ベクレル以上のものなら国が管理することになるが、それ以下はがれき処理を依頼する被災した自治体と受け入れた自治体の責任になり、なにか問題が起こったとしてもそれは被災した自治体と受け入れた自治体の責任になるとおもう」
いつの間にそんなことに?
国が責任を持つことを要請している。
国に責任がある、地方自治体は国ではない
って言ってたのに、県として国に責任がないといつ認めたんだ?
電話で対応するひとによって言うこと違うの?
大分でこうってことは全国でそうなってるってことですよね?
健康被害が汚染が生じたら被災した自治体の住民と受け入れた自治体の住民で対立しません?
受け入れようとしてる自治体はそれを知ったうえで進めているんですよね?そのことちゃんと伝えるの?
民間だとどうなるのでしょう?
太平洋セメントに責任があるということ?
8000ベクレル以下の灰のほうが割合としては多いし混ぜたら薄まるし被ばくしても責任は国にはない。
国より厳しい基準だから安全だ。
これでOKする自治体って最低ですね。
Posted by つばき 国に責任はありません at 2012年04月23日 00:53
>つばき さま

私も大分県、津久見市、太平洋セメントの工場へ電話しました。

県→安全なものしか受け入れないの一点張り。

津久見市→自前の処理施設がないので県と太平洋セメントで交渉する(市はあんまり関係ないよという雰囲気)。もし風評や実害があれば国が責任を取るはず。

太平洋セメント工場→まだ正式な依頼は来ていない。来てから検討する。一般廃棄物相当の安全なものしかもってはこないだろう。電気集塵でバグフィルターはない。それで放射性物質が取れるのかは不明。溶融炉で溶融物はセメントに入れると思う。そのセメントはフツーに流通します。
入れたものを買いたくない場合除けるか?→わからない。難しいと思う。今現在は瓦礫を入れたセメントは九州では一つも作られていないと思う。

せっかく汚染の低い九州なのに、瓦礫をきっかけにどんどん汚染が持ち込まれるでしょう。焼却後に残るものは薄まるとはいえ拡散し続けます。
何とか止めてほしいので九州各地に何度も電話していますが、皆ひとごとのような話し振りでのんびりしています。こういった電話も少ないような印象です。

九州全体で瓦礫受入反対同盟等ができて、皆で協力して抗議をできたらいいなと思います。
Posted by りか at 2012年04月23日 13:36
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