2012年04月24日

環境省の作ったガレキ安全神話のほころび

 放射能汚染されているとわかっているガレキを、何が何でも国民総被曝のために全国に拡散させようとしている環境省。住民の反発も強いようで、47都道府県はとりあえずあきらめたふりをして、次のようなスキームを出してきました。
11道府県市の優先を通知 がれき広域処理で環境省2012.4.24 14:50
 環境省は24日、震災がれきの広域処理を協力要請した35道府県と10政令指定都市に対し、受け入れの可能性が高い10道府県1市について搬入や処理に向けた調整を優先させることを文書で通知したと発表した。
 優先して調整するのは、宮城県のがれきについては茨城、三重、滋賀、京都、兵庫、福岡の6府県。岩手県分は北海道、新潟、富山、石川の4道県と千葉市。宮城、岩手両県知事には、23日に細野豪志環境相が方針を説明している。
 福島県のがれきは、県内処理が原則。


 何度も述べていますように、宮城県、岩手県のガレキは放射能汚染されています。
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このようなガレキはいかなる場所であれ、燃やしてはならないのですが、環境省は減容のために燃やすしかないの一点張りです。

 先日のブログで、環境省は放射能のことをなんにも知らないことを明らかにしました。(現地の実情を無視=遺体の含まれているガレキまで早々と広域処理がなされていた・・環境省説明会質疑応答から(熊本)2012年04月18日)まあ、何も知らないことははじめから明らかなのですが、なんと新聞記事にもなっています。

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記事から
「環境省は廃棄物やガレキの処理は担当するが、放射能に関しては技術的知見を持ち合わせていない」
なるほど、だから細野大臣が、ガイガーカウンターでガレキを測定して大丈夫だと公言するわけですか。知らなかったわけですね。なるほど・・・

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 知らないと公言している知識で説明するモノですから、素人の前では平気でウソをつきます。
2012.4.19熊日朝刊から
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講師は、環境省の廃棄物対策課長
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記事の中で『「セシウムは水に溶けにくい」と説明する』と書いています。セシウムの反応性をさすが全くご存じないらしい。勉強のために、こちらにご紹介しておきましょう。


ナトリウムよりも、反応性の高い同類の金属がなぜ、水に溶けにくいと説明できるのか。私には不思議でなりません。事実、次のような記事があります。

がれき焼却灰 神戸沖での処理めぐり足並み乱れ
 東日本大震災のがれきの広域処理をめぐり、「大阪湾広域臨海環境整備センター」(大阪湾フェニックスセンター)の対応に注目が集まる。兵庫県内の自治体ががれきを受け入れた場合、焼却後の灰の多くがフェニックスの神戸沖埋立処分場に運び込まれる可能性が高い。関西広域連合(連合長・井戸敏三兵庫県知事)は迅速な対応を求めるが、フェニックスは「実現にはハードルがある」と慎重な姿勢を崩していない。
 関西広域連合は3月25日、国より厳しいがれきの受け入れ基準を取りまとめた。だが、基準は陸での埋め立てを想定したものだった。放射性セシウムが水に溶けやすいため、国は広域処理では水と接しない埋め立て方法を紹介している。

 この国というのは、環境省ではないのでしょうかね?なぜ、同じ、役所で言っていることが正反対になるのでしょう。

 ガレキ広域処理による放射能被害が出た場合のことについて宮崎県が質問し、環境省が回答している文書がありました。
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広域処理についての質疑への回答(環境省)
(1)焼却処理の安全性について
@ 環境省が示した資料によれば、高性能排ガス処理装置(バグフィルター)で放射性セシウムはほぼ100%除去できるとあるが、逆を言えばバグフィルターに放射性セシウムが集積され、高濃度化する恐れがある。そうなった場合に、バグフィルターの交換作業や現場に従事する職員等の安全面への影響及び施設が放射能に汚染される恐れがないのか。また、そのような状況になった場合の国の対応はどうなるのか。

A.広域処理をお願いしている災害廃棄物は、放射能濃度が不検出または低く、一般廃棄物として通常通り処理していただけるものです。また、逆噴射により定期的に放射性物質を含むばいじんを落としています。そのため、バグフィルターに放射性セシウムが高濃度に蓄積していくことは想定されず、追加的措置をせずに通常の処理方法で処理いただけると考えます。
なお、今回広域処理をお願いする災害廃棄物を既存の焼却施設で混焼した場合、その焼却灰の放射能濃度は8,000Bq/kgを大きく下回るものと考えられますが、万が一8,000Bq/kgを超えた場合は、放射性物質汚染対処特措法に基づき指定廃棄物として国が責任を持って処理します。

 放射能の知識はないと公言していながら、自信たっぷり。そして、8000Bq/kgを超えなかった場合には、自治体で処理せよと言っています。宮崎の地にこのようなモノを埋めて、水に溶け出したらどう責任を取るのですか?(もちろん、宮崎も聞いています)

(4)健康被害に対する国の責任について
○ 放射能による汚染、健康被害は起こらないとの説明であったが、もしも起こった場合は、その対応や賠償については国が責任を負うと断言されるのか。

A.広域処理をお願いしている災害廃棄物は、放射能濃度が不検出または低く、通常の一般廃棄物として処理していただけるものであり、そのような事態は想定していません
 想定しなければ、起きない。こんな詭弁が通用すると思っているところが、環境省です。なるほど、私が質問したときにも答えなかったはずです。もしも起きても、「想定外」として、言い逃れるつもりでしょう。自治体の方、これでいいのですか。国は、なんの責にもとらないと明言しているのですよ。

(5)内部被ばくの影響について
○ 環境省の説明では、放射性物質が発する放射線を人体の外から受ける場合について、即ち外部被ばくのみに対する安全性を説明されたが、がれき受入れに反対している大多数の人々が恐れているのは、内部被ばくの危険性についてである。処理中から処理後将来に渡り、生活環境中に漏出する可能性があるため、外部被ばくについてだけではなく、内部被ばくについての安全性についても、科学的
知見やデータなどをもって十分な説明をいただきたい。

A.広域処理をお願いしている災害廃棄物は、放射能濃度が不検出または低く、一般廃棄物として通常通り処理していただけるものです。焼却施設や埋立処分場では、廃棄物処理法に基づき、排ガス処理、排水処理や覆土によって環境中に有害物質が拡散しないように管理が行われていることから、周辺住民の方にとって問題なく安全に処理することができます。そのため、災害廃棄物の受入れにより放射性物質が生活環境中に高濃度に漏出することは想定されません
一方、広域処理によって住民の内部被ばくが増加する心配はありません。1000Bq/kgの廃棄物を焼却した場合に排ガスが拡散し、周辺住民がそれを吸入することによる内部被ばくは、年間0.00002ミリシーベルトと極めて低いレベルにとどまると評価されています。
(出典:災害廃棄物等の処理・処分のシナリオに対する線量評価結果の整理(平成23年11月15日 日本原子力研究開発機構)) p32〜43
なお、我が国においては、平成23年12月22日に「低線量被ばくのリスク管理に関するワーキンググループ報告書」が取りまとめられており、この中で、国際的な合意に基づく科学的知見によれば、放射線による発がんリスクの100mSv/年以下の低線量被ばくでは、発がんリスクの明らかな増加を証明することは難しいとしています。

 証明するのが難しいから、被害が起きないはずはありません。発がんリスク以外にも様々なリスクがあるのに、証明するのが難しいからオレは知らない。単純に言うとそんなことです。実効線量当量を使えば、被害が起きないと証明するのは、「科学的には」簡単なことです。
(8)セシウム以外の放射性物質について
○ セシウム以外の核種(プルトニウム、ストロンチウム等)については、環境中に放出された量としては、セシウムと比べて微量で、積算実効線量が極めて小さいとされているが、少量とはいえ、本来環境中に出ないはずの核種を無視して大丈夫なのか。

A.プルトニウムや放射性ストロンチウム等については、これまでの調査の結果、放射性セシウムに比べ、積算実効線量が非常に小さく、安全面での影響が十分に小さいと考えられます。このため、これらの核種について計測等を行う必要はないと考えています
ストロンチウムは一切測っていない。測らなければ、健康被害など起きるはずもない。そうなんですか?
放射能に関して、特に内部被曝に関しては何もわかっていないに等しいのに、このような暴論でもって、自治体を説得しようとするとは、一体環境省は、誰のために仕事をしているのでしょうか。そして、この言葉は、環境省が出した正式文書です。私には腹が立ってたまらないのですが、こんな知事がいるのも事実です。

風評被害、全力で阻止 知事、がれき受け入れで強調
 震災がれきの処分場を県内三カ所につくる計画に、水産業などの風評被害を懸念する声があがっていることに、大村秀章知事は二十三日の定例会見で「風評被害は起こさせないことに全力を尽くす」と強調した。県内の市町村長には「皆さんも『東北を応援しよう』と言っておられた。そのことをふまえて、協力していただきたい」と呼びかけた。詳細は次の通り
−放射能汚染の恐れがあるがれきの受け入れで、風評被害対策をどうするのか。

 (放射能検査をして)ほとんど問題のない数値のものを持ってくる。土をかぶせれば、数値はゼロになるでしょう。それでも何か言うなら、言いがかり。誹謗(ひぼう)中傷ですよ。風評被害は起きないし、起こさせない

 まあ、この知事もお役人出身ですから,国に言われたことを脊髄反射でするのが得意です。ですから、内部被曝を全く無視します。たしかに外部に漏れ出る線量は、殆どゼロになるでしょう。しかし、燃やすときにセシウムを外部にまき散らし、徐々に漏れ出るセシウムは、環境に必ず害を与えるのは間違いありません。その時、どう責任を取るというのでしょうか。内部被曝は想定していないとでも、言い逃れるつもりですか。今は、ネットの世の中。すべて行動は記録されていることをお忘れなく。

環境省が、もしガレキ安全神話を作りたいのなら、原発安全神話を作った東電に弟子入りすることをおすすめいたします。
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服部拓也氏(当時 発電部副部長)現 日本原子力産業協会理事
 絶対安全だという今で言う安全神話みたいなものがまかり通っている時だった。そういう意味でおおっぴらに(安全対策を)検討することすらはばかられた。相当安全に対する防御の厚みは熱くしたという風に思ってしまった。「いや もっとこんなことがあるのではないか』という議論が不足していた。
 自分がお作りになった安全神話に騙されたと、平然と言い放つわけですから、環境省の方々、そのコツを学ばれてはいかがでしょう。幸い今は東電にはおられないようですから、助言してもらえると思いますよ。


 天皇陛下が、「天皇陛下は村井知事との間で、がれき処理が話題となり「危険なものも含まれているんでしょうね。アスベストとか」「十分に気を付けて処理をされるよう願っています」と作業員の健康を思いやった。」と言われたことを、よもや忘れていませんよね。愛国心にあふれる政治家たちは・・

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posted by いんちょう at 21:09| Comment(38) | 原子力
この記事へのコメント
なんというか・・・。
ずいぶんおかしなことばかり言うなぁとは思ってはいました。
恥ずかしげもなく。
たんに、恥ずかしいことを言ってることを理解する知識すらなかったということですね。
せめて、立場上こう言わなきゃならない、でも本当なのか?くらい調べて、責任を感じて発言して欲しいものです。
自分の一言が、子供の命を死に追い立ててるくらいの覚悟を持って発言して欲しいと思います。
Posted by さいとう at 2012年04月24日 21:43
>A.広域処理をお願いしている災害廃棄物は、放射能濃度が不検出または低く、一般廃棄物として通常通り処理していただけるものです.


・・・「不検出または低く・・」
私は以前からこの部分の

・「低く」の定義。

・「低い」=「不検出」=「本当に0」なのか?

・「低い」=8000Bq以下と言うが、人体への影響は0.00000? mシーベルトという、数字を小さくしているトリックを使っている事に不信感あり。

・「低い」でも燃やせば、環境・健康被害は絶対ないのか?

・万が一の場合の国の責任→「被害はないから想定していない」

全く、アホな迷文句です。


Posted by kawasaki at 2012年04月24日 22:00
いつも、拝見させていただいております。

院長先生にご覧いただきたい
興味深い映像を見つけました。

既にご存知でしたら申し訳ありません。

下記にURLを貼らせていただきます。

93年のドキュメント
ABCCの実態や、実際に現場に立った
町医者の方々の貴重な証言。

http://www.youtube.com/watch?v=38_WxoUE6Bc&feature=related

放射能の被害の恐ろしさ、被害も晩発性であることが
現場で戦った生き証人によって語られております。
Posted by もうやだこの国 at 2012年04月24日 23:02
ここのブログの、「四面楚歌を演出する環境省・マスコミ2012年04月21日」でコメントさせていただきましたが、こちら新潟県は、岩手県の瓦礫を担当させられる事になりました。それで、近々国が県に対し、瓦礫の安全性について説明をするそうです。下手をすれば国は、ここの院長先生並みの知識を持っているかもしれない泉田知事にケチョンケチョンにやられてしまうかもしれませんね。といっても、その泉田知事の指摘を事細かに報道すれば、瓦礫受け入れに大きなダメージを与えかねないから、新潟日報を始めとする県内マスコミですら報道は殆どしないでしょうけど。
あと、これは私の妄想ですが、新潟県の瓦礫受け入れ表明をしている5市は、宮城県の瓦礫を受け入れるつもりで、色々水面下で調整を行っていたのではないのでしょうか?それを岩手県に変更してしまえば、5市だけでは手に負えなくなり、しまいには県もその調整に乗り出さねばならなくなる。そこも国は計算したのではないかと?まぁこれはあくまでも妄想ですよ。単純に、東京以北の東日本及び北陸地区で瓦礫の担当エリアを分けただけなのでしょうけど。
Posted by 新潟県民 at 2012年04月24日 23:11
神戸市民です。
先生のブログを最近知ってから度々読んでいます。
神戸新聞の瓦礫処理の記事を読んで驚いています。
しかし、神戸市民は阪神淡路大震災で全国の方からご支援を頂き感謝しています。
個人的には、瓦礫を引き受けたいです。
政府のバカ政策には反対ですが、ご支援を頂いた方の自治体が汚染されるのには心が痛みます。

神戸市民だけは反対することが許されない気もします。

山に埋めるにしても六甲山系の水は、宮水と言って酒造りに使われています。
市民団体が反対したりすれば、神戸市民は勝手者扱いされそうで心配です。
何か良い方法はないものでしょうか?

Posted by ヤマサキヒロフミ at 2012年04月25日 03:33
今日の新潟日報朝刊社会面より

●がれき処理 新潟市議仙台を視察
 焼却状況、線量など確認

 東日本大震災で発生したがれきの処理情況を把握しようと、新潟市議ら約30人が24日、宮城県仙台市の仮設焼却場を視察した。木質系のがれきの焼却状況や施設周辺の空間放射線量などを確認した。
(本紙取材班・山田功)
 仙台市は震災がれき135万トンのうち、自動車などを除いた103万トンを市単独で処理。専用施設として設置した仮設焼却場3カ所で処理している。この日は同市若林区の井土仮設焼却場を見学した。
 同市の担当者は、市内のがれきや焼却灰が国の基準(放射性セシウムが1キログラム当たり8千ベクレル以下)を下回っていることや、焼却場の排気ガスからは放射性セシウムが検出されていないことを説明した。
 新潟市議らは焼却灰付近の空間放射線量などを確認。「周辺環境への影響がないようだ」との声の一方、「この施設を見ただけで市民に安心だとは説明できない」との見解を示す議員もいた。
 視察後、藤田隆議長は「安全安心に受け入れる体制をどう整えるか、市と議会で知恵を出し合って生きたい」と述べた。

●安全性確認へ市民団体発足
 県内の母親ら 住民運動も視野

 震災がれき受け入れに伴う放射性物質の影響などを考える市民団体「未来の生活を考える会」が発足し24日、一般市民を対象にした勉強会を県内各地で開く事を明らかにした。
 会は県内の20〜30代の母親ら約20人が中心メンバー。県内5市が受け入れ基準とする放射性セシウム濃度1キログラム当たり100ベクレル以下について、事務局の阿部幸恵さん(39)=同市西区=は「賛成、反対の立場ではなく、市民が自ら安全性を検証する必要がある」と話す。
 安全性が確認されないと判断した場合は、受け入れ反対の請願なども行うという。
 初回の勉強会は28日午後2時から三条市の中央公民館で。5月20日午後1時半からは新潟市中央区のクロスパルにいがたでも開く。いずれも講師は元信州大非常勤講師(環境科学)の関口鉄夫さん。(以下略)


・・・行政側も市民側も、相変わらず外部被曝にしか拘っていないような感じがして、惨憺たる気分になります。今回発足した市民団体が、この先どこまで自分たちで勉強して知恵をつけるか?ですね。
Posted by 新潟県民 at 2012年04月25日 06:53
神戸市民のヤマサキヒロフミさんへ
神戸ががれきをうけいれないのは勝手でもなんでもないです。どうか受け入れないで頂きたい。
たまに、首都圏から、京都や神戸にいって、観光してのんびりしておいしいもを安心して食べたい。
そのために、今のままでいてくださるだけでけっこうです。
何かしたいというなら、お金を出すだけでも十分な貢献だと思います。
Posted by 首都圏に住んでいます/ at 2012年04月25日 08:04
これは酷い。「想定していない」

http://www.pref.miyazaki.lg.jp/parts/000179603.pdf

宮崎県HPより
Posted by kawasaki at 2012年04月25日 12:52
愛知県在住です。
いつも、貴重な情報をありがとうございます。危機感にあふれる先生のブログで拡散していただけたらと思い、投稿させていただきます。既出でしたら、お許しください。
1点目、北海道の幌延町の商工会で、高レベル廃棄物最終処分場誘致の動きがあること。
2点目、環境省が、事業系の廃棄物を事業者が通常の廃棄物として処理できるようになる、「放射性物質汚染対策措置法施行規則改正案」を出したということ。これは、規則の改正なので、国会審議の必要はないそうです。この改正により、【避難指示解除準備区域】から出る事業系の廃棄物(産廃?)が、全国拡散されるのではないかと危惧されます。
3点目、新潟県の泉田知事による4月19日付記者会見がとても良いのでお知らせします。
*関西電力大飯原発の再稼働問題について
*震災がれきの受け入れについて
*国の汚泥等に係る最終処分場の建設方針について
精査の上、どうぞ、よろしくお願いいたします。
Posted by 加藤成子 at 2012年04月25日 13:34
一言コメントさせて頂きます。

バグフィルターの除去率について

環境省は99%以上の除去率だと言い張っていますが、
環境省は(フライアッシュについては)という枕詞を入れれば、99%以上の除去率とすれば言い張ってもいいと思います。

フライアッシュの大きさは(mm)であり、それに適したフィルターが用意されている為だからです。

一方、放射性物質の大きさ(μm)です。(mm)の大きさを対象としたフィルターでは(μm)の大きさの放射性物質を100%捕獲できません。

島田市の試験結果に現れています。

従って、バグフィルタで除去した後、放射性物質を対象としたフィルターを追加設置しなければならないと考えます。

今回の環境省の対応は首長のみに絞り、表面は絆やら何やらですが、内実は利権の話。
利権に魂を売った首長の多いこと。でも、魂を売らなかった首長に拍手を送りたいと思います。

住民の要求は二つ、
内部被爆と放射性廃棄物の安全な埋め立てをどうやって確保するかです。環境省は応えなければなりません。現状では何一つこたえていません。

追記
フク一に固体廃棄物焼却炉が設置されています。
(5号機系統試験 100324_35-7_tenpu1_pdf)

焼却炉→排ガス前置フィルター→排ガスフィルター→排気塔

排ガスフィルターで大きなものを、排ガスフィルターで小さいものを除去するフローです。

まことに合理的な設計になっていると思います。

Posted by Hiroshi Nanaumi at 2012年04月25日 13:43
直接関係はないことですが、
国民生活センターからの情報で、


がれき?さまざまな劇場型勧誘に注意!
□URL : http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen134.html

と言うものがありました。
悪質詐欺商法の注意です。

環境省の広域がれき処理には、悪質商法の人に刺激を与える何かがあるようですね。

Posted by ナイーヴ at 2012年04月25日 20:17
小野先生
いつもありがとうございます。
日経メディカルに以下のような記事がありました。
何か関係があるのでしょうか。
ご教授いただけませんか。

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/jsge2012/201204/524570.html

学会ダイジェスト:第98回日本消化器病学会
2012年4月19日〜21日 東京

東日本大震災後に非H.Pylori・非NSAIDsの出血性潰瘍が増加

大規模災害は、ストレスと消化性潰瘍の関連を検証する貴重な機会と考え、東日本大震災被災地域について調査を行ったところ、震災後は前年と比べて出血性潰瘍患者が有意に増加し、中でもH.Pylori陰性でNSAIDsも内服していない出血性潰瘍患者の割合が増加していることが、東北大学消化器病態学の菅野武氏らの研究で明らかになった。4月19日から21日まで東京で開催された第98回日本消化器病学会(JSGE)で発表された。

 対象は、宮城県内基幹7病院において震災発生直後(2011年3月11日)から3カ月間に新たに胃十二指腸潰瘍と診断された383人(2011年群)と、2010年同時期に胃十二指腸潰瘍と診断された261人(2010年群)。年齢、性別、潰瘍の数、H.Pylori感染の有無、アスピリン/NSAIDs服用の有無について調べた。

 その結果、上部消化管内視鏡の総実施数は2010年群が6533人、2011年群が5625人で震災後の方が少なかった。しかし、出血性潰瘍は2010年群で119人(45.6%)に対し、2011年群では257人(67.1%)と有意に増加していた(P<0.0001)。

 また、2010年群と2011年群の胃十二指腸潰瘍の患者について、H.Pylori感染の有無とNSAIDs内服の有無によってそれぞれ4群に分類したところ、H.Pyloriに感染しておらずNSAIDsを内服していない非H.Pylori・非NSAIDs潰瘍の患者が、2010年群(13.1%)に対して2011年群(23.5%)で有意に増加していた(P<0.02)。

 2011年群の非H.Pylori・非NSAIDs潰瘍の患者の平均年齢は70.1歳で、それ以外の患者(H.Pyloriに感染and/or NSAIDs内服、64.4歳)に比べて高齢だった(P<0.02)。

 菅野氏は、「震災後は出血性潰瘍の患者が前年より有意に増加しており、中でも非H.Pylori・非NSAIDs潰瘍の割合が増加していることが分かった。大規模な災害の後には、ストレス単独でも潰瘍発生の因子となり得る可能性が示唆された」と話した。

(日経メディカル別冊編集)
Posted by いつも拝見しています。 at 2012年04月25日 22:46
いつも拝見しています さん

 面白い情報ありがとうございます。結論以外は大変興味深い記事です。

 私自身はこのようなすべてを「ストレス」と帰す医学界のやり方をいかがなモノかと思います。機会があるときに、紹介させていただきます。
Posted by いんちょう at 2012年04月26日 05:16
今日の新潟日報朝刊社会面より

●震災がれき県内5市受け入れ
 セシウム測定 低濃度を選定
 被災地との連携不可欠 
 灰で100ベクレル以下 基準クリアに課題

 東日本大震災で発生したがれきの受け入れを表明している新潟市など県内5市。24、25日には新潟市議らが被災地のがれき処理状況を視察するなど、具体的な検討が進められている。受け入れ基準は「がれきも、焼却灰も、放射性セシウム濃度1キログラム当たり100ベクレル以下」。国基準の80分の1で、特に灰を100ベクレル以下とするのは全国でも例がない。被災地では国基準で処理を進めており、搬出先での濃度測定がもちろん、搬出前に低濃度のがれきを選ぶなど被災地側との連携も求められる。
(本紙取材班・山田功)
 
 「実際に見ると、『焼却灰でも100ベクレル以下』はかなり高いハードルとわかった」。仙台市のがれき焼却場。24、25日に宮城県内を視察した新潟市議の一人は、焼却灰の値が1千ベクレル前後と聞き、表情を曇らせた。
 がれきの中の放射性セシウムについて、県内5市は「住民の理解を得やすい」基準として100ベクレル以下を設定。会見などで、森民夫長岡市長らが「灰でも100ベクレル以下を目指す」と強調してきた。 
 一方、環境省の基準は焼却灰で8千ベクレル以下。焼却で数十倍に濃縮されることも考慮し、被災地から搬出されるがれきは「240〜480ベクレル以下」を目安としている。
 仙台市では「焼却灰も国の基準を大きく下回っており問題ない」と説明。焼却灰を埋め立てる処分場の周辺住民からも反対の声はないという。
 環境省廃棄物対策課は、県内5市について「灰で100ベクレル以下考えている自治体は全国でも他にはない」とし、一般ごみと混ぜずに、がれきだけを焼却する場合は「実現が相当難しいのではないか」とみる。大震災後は本県の廃棄物処理施設の灰でさえ数十ベクレルの検出が相次ぎ、長岡市栃尾クリーンセンターの飛灰で205ベクレルを測定(昨年7月)するなど100ベクレルを超えたケースもあった。
 ただ、焼却や受け入れの仕方によって事情が異なるとの指摘も。新潟大工学部の今泉洋教授(応用放射科学)は「5市ががれきを一般ごみと混合焼却すれば、灰の放射性セシウム濃度が薄ます可能性がある」とみる。
 静岡県島田市は受け入れに向けて、2月に岩手県山田町のがれき10トンを試験焼却したが、灰の濃度は最大64ベクレルにとどまった。事前に岩手、静岡両県が協力してがれきの放射性セシウム濃度を検査し、平均16ベクレルのがれきを一般ごみに15%混ぜて焼却したためだ。
 島田市はがれきでも100ベクレル以下を受け入れる基準とし、灰は基準を設けていない。同市環境課は「灰で100ベクレル以下は大変厳しい基準だが、試験焼却ではそれでも低かった。検査や混合の割合次第で数値を抑えられる場合もある」としている。
 環境省は岩手県のがれきを本県で受け入れるよう調整する方針。5市の基準を適用するには、搬出段階で精密な測定や選別が必要だ。どの被災地からどう運び出すのか。市町村とのマッチングと検査・輸送体制の確立も課題となる。


・・・つまり、このままだと受け入れは非常に困難で、恩返しができなくなりそうだから、その内基準を緩めますから堪忍してちょ、という事ですか?混ぜて焼けば、数値は抑えられるですか・・・。
あと、受け入れ基準を厳守するには、5市には手があまるから一刻も早い県の参加を促す、と。
一方、その県というか泉田知事は・・・

●「結論出さないで進めるのは論外」知事会見

 東日本大震災で発生した岩手県のがれきを、
国が本県などで受け入れる方向で調整していることについて、泉田裕彦知事は25日の会見で、「放射能が濃縮された灰について結論を出さないで(受け入れを)進めるのは論外」とし、重ねて慎重な姿勢を示した。県は、焼却灰を含めた放射能対策について、環境省に質問状を提出しているが、同日現在、回答は届いていない。
 細野豪志環境相は23日、岩手県の達増拓也知事に、本県などで岩手県のがれき受け入れを調整する考えを伝えた。環境省によると、政令市の新潟市を除き、意向を表明している長岡市など4市については県を通じて調整する方針。
Posted by 新潟県民 at 2012年04月26日 06:43
大西熊本県議 

「国を本当に信じてもいいのですか?」
2012.04.25

GJ!
Posted by kawasaki at 2012年04月26日 10:29
院長先生 いつも拝見しております。

瓦礫と関係なくて恐縮なのですが、こんなプロパガンダが出回り始めたようです。

「福島とチェルノブイリ 〜虚構と真実〜 」
http://www.youtube.com/watch?v=HczJtRkfX1I&feature=share

常套句満載です。出演者、製作者は地獄で裁かれることを祈ります。
Posted by お疲れ様です at 2012年04月26日 11:04
上述の論文を作成している筆頭演者の菅野です。
あなたは消化器内科領域のストレスと消化管疾患の勉強をしたことがあるのですか。curling's ulcerやcushing's ulcerに代表される潰瘍も、古くから言われていますが、ピロリとNSAIDsという2大原因が明らかにされてから、それらを踏まえてストレスがトリガーとなりえるのかを検証したプロスペクティブな研究はほとんどありません。(ヒトにおいてストレスを与える実験系は倫理的に難しいため)震災発生後から10日目に有意なピークをもって出血性潰瘍が発生し、特に避難所群においてオッズ比が高いことも私たちの研究および阪神淡路の際の研究から明らかにされつつあります。血圧、心血管イベントに関しては、サーカディアンリズムの以上から避難所群で血圧上昇が顕著であることが示されdisaster hypertensionとして定義づけがされようとしています。
あなたが個人で不勉強なことは一切構いませんが、震災の機会を生かしてレトロスペクティブ二であっても次の減災に備え吐血する患者を減らしうる研究を進めていることに対して、よく勉強もせずに狐憑き医療と語るのは非常識にも程があります。ツイッターやインターネットは不特定多数の方が見る機会があります。是非訂正もしくは削除を強く希望します。
Posted by 菅野武 at 2012年04月26日 14:09
ヤマサキヒロフミ さん wrote:
> 神戸市民だけは反対することが許されない気もします。

西日本の未汚染地帯を守るために、ガレキ受け入れには
是非反対して下さい。

> 市民団体が反対したりすれば、
> 神戸市民は勝手者扱いされそうで心配です。

かつて神戸海軍操練所に集った坂本龍馬らが、
現在「勝手者扱い」されるでしょうか?

日本に住み生きる人びとが避けることができない健康被害を
想定しない考えない者たちこそ、「勝手者」です。

日本の先駆的地域のひとつにある神戸市民の皆さんは、
是非とも時代の先頭を走って下さい。
Posted by 一都民 at 2012年04月26日 17:24
菅野先生

 このようなブログにわざわざコメントをいただきまして、まことにありがとうございます。
狐憑き医療がお気に障りましたら、謝ります。ただ、私が言いたかったのは、すべてをストレスのせいにするのはいかがかと言うことです。
なぜ、セシウムの影響などを全く考慮されないのですか?それが不思議でなりません。

 赤痢様の症状が出て、下痢が続く、鼻血が出るとヒロシマ・ナガサキで見られた同じ症状が出ているにもかかわらず、放射能のことにふれられないとのは、−確かに私は不勉強ではありますが−納得いきません。赤痢菌が確かに検出はされていることになっていますが、本当でしょうか。

 医学者ならば、現在の状況を深刻に考えるべきだと私は考えていますが、間違っていますか?
Posted by いんちょう at 2012年04月26日 17:30
泉田新潟県知事の25日の定例会見について、今日の読売新聞朝刊新潟版に興味深いことが書かれておりました。
瓦礫受け入れを表明している三条市が、住民を対象にした説明会を開催していることについて泉田知事は、「三条市は放射性物質を含む灰が出た時にどうするかという不測の事態を想定した計画を示しておらず、住民の理解は得られないのではないか」と指摘したそうです。

あと、先ほどNHK新潟放送局のローカルニュースで、こんな報道が。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034742821.html
まぁこれについては、明日の新潟日報朝刊でも報道されるでしょうから、また明日書きます。
Posted by 新潟県民 at 2012年04月26日 18:50
菅野様

小野医師は、先生の研究を貶めるために発言したわけではなく、放射性物質の影響について、医学界のかなりの部分で、あきらかに軽視しようとする動きがあり(甲状腺関連などで明確です)、そうした危惧からの発言と思います。菅野先生ご自身が研究している内容について、紹介してきた投稿者がいて、それに簡便にコメントした形の話です。言い過ぎの側面は、小野医師が謝罪されているようなので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。そういう事よりも、菅野先生のような高名な医学者の先生にも、南東北や首都圏で起きつつある健康被害状況について、ご検討いただきたいと、この問題に関して警鐘をならしている人間として、お願いしたく思います。当方からいろんな形で情報提供は可能と思っています。
Posted by 木下黄太 at 2012年04月26日 19:12
知らない環境省の判断は信用できない。福島原発事故の影響を調べもしないで、なんでストレスにする医師は医師の基本的な義務を放棄してる。そんな奴は医師とは認めない。


では、v(*^o^*)v
以上です。
Posted by ジャギオ at 2012年04月26日 19:23
阪神淡路大震災のときは放射能はなかったですしね。
Posted by トキ at 2012年04月26日 20:36
ストレスのせいにしたいなら、もっと詳細な調査が必要ですよ。
避難生活をしたのが原因というなら、避難生活をした人全員発症しますよ。
実際は、個人差があります。一人一人にに対して、何が好きで何が嫌いか、何をどのくらいの恐怖と感じるか、津波に襲われた時の状況、家族知人の犠牲者、調べなきゃならないことは、いくらでもあります。それを数字化して、合計点何点以上は発症した。だから、被災のストレスが原因だというのが学者というものでしょう。

広義で言えば、あらゆることがストレスだから、ストレスと言ってしまえば楽なのは分かりますが。

放射能が体に与えるストレスにより、抵抗力が落ちてあらゆる病気にかかりやすくなります。
あなたのデータで胃十二指腸潰瘍が増えてるのは、このストレスのせいですよ(微笑)。

実際は、複合的なものなんだろうと思いますが、
何故、震災と原発事故の影響で、と言えないのか・・・。
放射能が原因かもとは、ちらりとも思わなかったのか?
胃のレントゲンとか撮る側の人じゃないですか?今まで、放射線は安全だと思っていたんですか?
撮影の時、何で別の部屋に行くんですか?

なぜ?
Posted by さいとう at 2012年04月26日 20:53
菅野様
「狐憑き医療」と言われ頭に血が上ってらっしゃるようですが、まず頭を冷やされて下さい。

あなたがご自分の研究に邁進されるのは一向にかまいませんが、今回の事故で莫大に放出された放射性物質核種と人体との相関関係を無視されるのは、医師として怠惰であり、不誠実と思います。

過去にデータなんてない事態が進行しているのです。
我々自身が今壮大な人体実験中で数年から数十年後にはデータになっていくことを、故意に(だかわかりませんが)、無視し、便利な言葉「ストレス」ばかり強調している現在の医師たちの姿に、そしてそのような「不勉強」で「不誠実」な医師が社会的発言力を持ち、大衆を混乱させていることに憤りを覚えます。

「震災の機会を生かしてレトロスペクティブ二(に?)であっても次の減災(原発災害?)に備え吐血する患者を減らしうる研究を進めていること」
興奮なさってるのか誤字でしょうか?

つまらない自分のプライドが傷ついてこんなところで吠えているお暇があるのであれば、ご専門分野と各種放射性物質がどのように相関性があるのかも、そしてその予防と治療の可能性についても無視せずに虚心坦懐に研究、勉強していただきたい。
それが良心と誠実さを持った医師、そして人間が、今するべきことです。


Posted by 海外避難母子 at 2012年04月26日 21:51
ツイッターからの誘導で来ました。

症例とストレスの話は、議論が混乱するので、もう少し丁寧に議論する必要があるのではないかと思います。

第一に、ストレス分類からみれば、放射線被ばくは、気温、湿度などと同様、物理的環境要因としてストレスの一種です。

第二に、放射線被ばくは、電離の直接損傷による傷害と誘発された酸化ストレスによる傷害(oxidative stress damage)とを招きうると考えられます。

ストレスのせいだろうとあった場合に、何を念頭に置いているのか、いつも疑問に思っています。
Posted by Vincero at 2012年04月26日 22:55
2012年04月26日 14:09に書き込んだ菅野武さんへ

削除や訂正を強く希望?
その意見はどうかと思います。

個人ブログやツイッタ―だからこそ、何を言ってもかまわないはず。あなた中心に世の中が回ってるわけじゃない。読者は様々な意見がある中で、自分にあった情報をチョイスするのですから、何があってもいいのではないですか?

菅野先生にはこれを機に、東北や関東の健康被害もぜひとも研究してもらいたいと思います。福島第一原発がメルトダウンをしたのも事実だし、放射能がすぐ身近にも検出されているのも事実。体調不良の人も続出しています。
今さら「ストレス」のみのせいにするのもなんだかなあ、と誰もが思っていますよ。これからの日本のために、ぜひよろしくお願いします。

それに、気に入らない意見があるからといちいち削除しなければならないなら、AKB48も嵐も大変ですよね。プライドが傷つくたびに抗議していたら、逆に大人げないですから。

菅野先生も騒がれてなんぼ、と大きな顔をしていた方がかっこいいと思います。こうやって抗議を文字に残してしまうと全世界の人が見るのに・・・その方が恥ずかしいと思うんですが。どうでしょうか。

蛇足ながら、亡き父も同分野の医学者ですが、国際学会で発表後は時に逆風もありましたが平然と研究を続けていました。要は誰のために研究するかということなのでは。

最後に。
今回の一件を拝読して、私は菅野先生の言葉よりも「医学者ならば、現在の状況を深刻に考えるべきだと私は考えていますが、間違っていますか?」という院長先生の言葉に共鳴いたしました。

人として。




・・・なぁんて、こんな意見にも目くじら立てちゃうのかなあ、菅野先生は。
Posted by こるまめ♪ at 2012年04月26日 23:17
菅野氏は、放射能の影響を考慮に入れて、
研究デザインを考え直せばよい。
巧妙に、放射能の影響を外した研究を行っても
意味がない。

もう一度いう。御用学者じゃなかったら、
放射能の影響を入れて、研究デザインを
設計しなおすのがよい。

それとも、現在の地位を失うのが怖いから
そういう研究をやらないのか?

新潟大学医学部は、イタイイタイ病のときには、
カドミウム汚染のデータを市民に提供した。
彼らの爪の垢を煎じて飲むのがよい。
Posted by 大学教員 at 2012年04月26日 23:54
ヤマサキヒロフミ様

コメントお読みしました。
私は福島ではありませんが、原発のごく近くに
住んでいる者です。私のまわりにも、
もし自分たちも事故が起きたら、お世話になるのだから、引き受けようと言われる方もいます。
しかし、それは放射能のほんとうの怖さを知らないからだと思います。

 もし、私のところで事故が起きたら、放射能汚染されたものを他にもっていってほしいとは思いもしません。がれきよりも私たち人間を安全なところに避難させ生活ができるようにして欲しいと願います。

 東日本の方々も、大半の方はそう思っていらっしゃるのではないでしょうか。

 これ以上、日本のどこであっても汚染させては
いけない。少しでも安全な食べ物、水、空気を
日本に住む私たち、これからを生きるこどもたちのために残しましょう。

 がれきを受け入れないこと、たいへんだけど
お互いがんばりましょう。せっかくみんなが
支援した神戸です。汚染されたら悲しいです。
共倒れではなく、ともに生きるために。。。
Posted by ルビー at 2012年04月27日 00:25
毎日拝見させていただいております。
いつもいろいろ考えさせられる貴重なお話感謝しております。
今日は読んでいて胸が痛みましたので,初めて書き込みさせていただきます。

菅野先生,無知な私は調べてみましたら病院で津波被害の中医療活動をなされて,きっと経験した方にしか解らないくらい凄惨な現場を経験なされてきたのだと思います。

うまく言えないのですが...
現地でも放射能に対して何も感じてない様な方はいらっしゃらないのではないのでしょうか?
そのような中で「ストレスだけでもこれだけの病状があるよ」という論文をわざわざ出す事に対して,私はかえって現地の大変さを感じるのですが...。(すべてがストレスだとは言っている様には見えないです)

被災地から離れている私たちこそ,放射能の影響を調べたり食べ物とか瓦礫とか,被災者の方を助けるための活動とか,一人一人がもっと真剣に動かないといけないのに。と思いました。

私は個人的には,お医者様の多くは,いろいろ感じていらっしゃるけどまだ確信できる段階ではないのかなぁ,と感じています。(子供の病院での先生の態度や表情で)


その様な中で早くから色々活動なさって,発信して下さるこちらのブログ。感謝と応援の気持ちでいっぱいです。
だから願わくば,もう菅野先生の件はあまり批判的な書き込みはできれば見たくないですし,先生方ご当人同士でもう解決方向なのでもういいじゃないですか!
と思いました。

Posted by 神奈川在住ママ at 2012年04月27日 03:24
院長先生、

静岡県島田市で行われた被災地瓦礫試験の焼却結果がでました。

燃やした後に、10万ベクレルのセシウムが「行方不明」といわれても、何の防御もできない住民は困ってしまいます。

http://www.radiationdefense.jp/infomations/%e9%9d%99%e5%b2%a1%e7%9c%8c%e5%b3%b6%e7%94%b0%e5%b8%82%e3%81%a7%e8%a1%8c%e3%82%8f%e3%82%8c%e3%81%9f%e8%a2%ab%e7%81%bd%e5%9c%b0%e7%93%a6%e7%a4%ab%e8%a9%a6%e9%a8%93%e3%81%ae%e7%84%bc%e5%8d%b4%e7%b5%90/

島田試験焼却結果RDP**静岡県島田市被災地瓦礫試験焼却結果**

静岡県島田市発表のデータからセシウム137がたったの6割しか捕捉出来ず10万ベクレルが行方不明という事が分かりました。

震災ガレキを受け入れる事で、汚染されていない地域の二次汚染の危険性があります。
Posted by なおみ at 2012年04月27日 11:01
院長先生、

実はガレキのほかにも心配していることがあります。

先日、福島原発から21kmの広野町にある富士フィルムの子会社、富士ファインケミカルズが工場再開を発表しました。この工場では、医薬品の原料となる「中間体」がつくられているそうです。

医薬品の材料の中に放射能が混入してしまったら...消費者は自分の体を守ることができなくなります。

福島近隣の方の雇用を考えると工場再開は重要です。しかし、せめて食品や医薬品に関しては、「もう投資もして建築してしまったから再開」ではなく、原発から一定の離れた安全が確認できる場所に工場をうつすべきだと思いますが、先生はどう思われますか?
Posted by なおみ at 2012年04月27日 11:18
私も医師です。私自身は、原発爆発時から国家の非常事態だと危機意識をもっていますが、周りの医師はそうでない人も多いので、今回のすれ違いはよく分かります。
菅谷先生は、きっと放射能に関してまだ情報や関心がないだけだと思います。実際、広義のストレスだけでなく、精神的ストレスと疾患の関係だって、とても大切な研究です。
私も関東である程度被曝しているし子どもがいますので、怒りを感じた方の想いはよく分かります。
しかし、本当に厄介な御用医師は他にいます。
例えば甲状腺関連の一部。実は危機感があるのに、安全と言っている医師が少数ながらいます。
本当に責められるべきは、彼らです。真の敵を見誤らないようにしたいです。
そして菅谷先生には、なぜ今こんなに多くの人が医師に怒りを感じているのか、その絶望と期待について、少し考えていただけると、とても嬉しく思います。
歴史的に「被曝症状は精神的ストレスによるものだ!」と原子力ムラに断定されてしまっていたこと。
今回、東電原発の苛烈事故にストレスを感じる当たり前の感情を否定的にとらえる、学者や医師の言葉に、多くの人の心が傷ついていること。
どうか、よろしくお願いいたします。

Posted by 内科医 at 2012年04月27日 22:58
菅野先生に家族をみてもらった事がある者です。
若いのに優しく丁寧で仕事も早く、夜中でも嫌な顔をせずに病院へ駆け付けてくれたこともありました。
本当に良い先生でおばあちゃんも菅野先生の大ファンなのに、今回記事を見つけてやはり神奈川在住ママさん同様に胸が痛み、書きこみさせていただきます。
あげあしをとるようなコメントばかりで残念です。素敵な先生なのに。
菅野先生の公演を一度聞きにいってみてはいかがですか?
日野原重明先生と二人で5/19に東京で講演会があるみたいですよ。
Posted by みかん at 2012年04月27日 23:41
院長先生

貴重な情報とご意見、よく拝見させていただいております。
多くの医師が放射能の影響による症状でも、まともに患者を扱わない話を聞くにつけ、院長先生のような方がいらっしゃると、この狂った日本に光を見るような気がいたします。
毎日の診療の後に、こんなに充実した記事をおまとめになり、かなりお体に負担をかけられているのではとお察しいたします。
どうぞ、どうぞお体お大事になさってくださいませ。
Posted by 関西人 at 2012年04月28日 00:33
ヤマサキさま

神戸市民も、神戸のため、関西のためだけでなく、被災地、日本の国
そのもののために、是非、瓦礫受け入れに反対してください。
問題は、神戸が拒むことで、どこかよそで燃やされてしまうのか、
ということではありません。
比較的、汚染されていない地域を守らなければ食料・水が無くなります。
拡散させないことが、支援してくださった方々への一番のご恩返しだと思います。

特に六甲山系の水がやられてしまったら大変なことになります。メルトスルーによる地下水汚染で関東の水がいつまでもつのか、そのことを思うと、
関西まで水を汚してしまったら本当に本当に取り返しがつかないのです。

今年、食品を購入して、今まで生きてきて初めて奇形にあたりました。
カリフォルニア産のアーモンドと九州産のサラダ菜です。ぞっとしました。
こんなことをしていたら、本当に食料がなくなります。

被災地のためには、まず人々に避難していただいて、安全な水・食料の確保をすることなのです。
東電さえ、福島の木くずの受け入れを拒否しました。
www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20120403-OYT1T00566.htm
よく怖さを分かっているのだと思います。
私も同じ関西ですが、瓦礫拒否の署名しました。
ヤマサキさま、どうぞ気兼ねなく反対してください。
Posted by 関西人 at 2012年04月28日 00:59
今日の新潟日報朝刊社会面より

●三条市・震災がれき説明会
 住民の不安根強く 「安全性」認識に隔たり

 東日本大震災で発生した岩手、宮城両県のがれき受け入れを表明している三条市。受け入れ方針を示す県内5市中で最も早く、今月10日から処理施設周辺の自治会などを対象に住民説明会を開いているが、住民の不安は根強い。5月4日からは一般市民を対象にした学習会も開く予定。県が受け入れへの慎重姿勢を崩さない中、住民の理解をどう得るかが課題となっている。
 「低レベルとはいえ、放射性物質の濃縮が心配」「絶対安全ということはない。もっと慎重に進めるべきだ」今月10日、ごみ焼却場がある福島新田自治会での説明会。住民から不安の声が出た。市はこれまでに計4自治会を対象に説明会を実施。計137人が参加し、3時間半に及ぶ回もあった。 
 説明会は非公開で行われ、東光寺自治会の梅田勝志会長(63)は「とにかく放射能の影響が心配だとの声が多かった」と説明する。
 市は説明会で独自に作成した資料を配布。受け入れ基準とする放射性セシウム濃度1キログラム当たり100ベクレル以下のがれきは、一般ごみと同じレベルと強調。焼却灰も国の基準の80分の1の同100ベクレル以下とする考えだ。しかし安全性に対する市と住民の認識の隔たりは埋まらずにいる。
 受け入れに慎重な県と、安全だと繰り返す市の姿勢に戸惑いを隠せない住民もいる。市に対しては受け入れ先進地のデータなど積極的な情報開示を求める声も聞かれた。
 宗村里士・市民部長は「受け入れるがれきへの不安をまだぬぐい切れていない。繰り返し説明すれば必ず納得いただけるはず」とし、今後も粘り強く理解を求める姿勢を強調。5月から始まる市民学習会で幅広い市民の理解を得たいとして、専門家を講師に招く。宗村部長は「放射性物質の正しい知識を身に付けてもらい、冷静な判断を求めたい」とする。
 国定勇人市長は「(7月以降の)試験焼却までには時間がある。不安を拭い去る環境づくりに最大限努める」とし、受け入れの是非については「市全体の空気を総合的に勘案し判断したい」との考えを示した。


・・・説明会は非公開ということなので、住民からどのような不安や疑問が出たのか?それに対し市はどう答えたのか?が、今一つ具体的にわからないのが読んでいて歯がゆいですね。案外、実は住民側に院長先生並みの知識を持っている方がいて、市側が返答できないくらいの鋭い質問を連発していたりして・・・(笑)。
まぁ、今後市民学習会が始まれば、否応なしにそこら辺の事も話題になっていく事でしょう。逆にいえば、それによって、三条市民の知識のレベルが分かると。
あと、7月なんてあっという間に来ちゃいますよ。もしその段階になっても市民の理解が得られない場合、三条市は試験焼却をどう判断するのですかねぇ?
Posted by 新潟県民 at 2012年04月28日 06:57
>ガレキはいかなる場所であれ、燃やしてはならないのですが、
>環境省は減容のために燃やすしかないの一点張りです。

環境省は「減容のために燃やす」
としていますが、

>今回広域処理をお願いする災害廃棄物を既存の焼却施設で混焼した場合、
>その焼却灰の放射能濃度は8,000Bq/kgを大きく下回るものと考えられます

「混焼」した場合の放射能濃度は大きく下回る
としています。

混焼 = 10倍の一般ゴミと混ぜて薄める

環境省は
「減容のために燃やす」
としながら
「一般ゴミと混ぜて薄めて、増量する」
としているのです。

悪質な放射能ばら撒きと思えますが、
この放射能の希釈拡散を罰する法律などないものでしょうか?
Posted by すいか at 2012年05月16日 21:14
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