熊日 2011.12.30

熊日 2012.4.20

いずれも、野鳥が極端に減少していることが書かれています。そして、昨日私はスズメが路上で死んでいるのを見つけました。

その他、路上で死んでいるカラスを見かけたこともあります。
野鳥と言えば日本野鳥の会、素人の私でも気がつき、新聞記事にもなっているのに、今まで調査したという報告すら聞いていませんでした。
原発事故でツバメに影響? 野鳥の会が全国調査2012.5.9 18:38
日本野鳥の会は9日、生息数の減少が指摘されているツバメに、東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質の影響が出ていないかをみる全国調査を10日から始めると発表した。市民の参加を呼びかけている。
旧ソ連のチェルノブイリ原発事故後、ツバメの尾の変形や体の色素の異常が多くなったほか、産卵数やふ化率の減少も目立つようになったとの報告がある。第1原発近くのツバメの巣から高濃度の放射性セシウムも検出されており、国内でも影響が出ていないか調べる。調査は3年間の予定で、今年7〜8月ごろに中間結果を公表する。
同会のウェブサイトに10日から開設される特設ページから回答する。
俳優で同会会長の柳生博さんは記者会見で「ツバメは里山のシンボルだが、減っているとの声が多い。多くの情報をもらい、人と自然との関わり方を考え直すことにつなげたい」と話した。
私の知る限り、放射能を理由の一つに挙げたのは初めてです。すべて、今までは原因不明としか書かれていません。いよいよ日本の野鳥の会も・・と思われた方も多いはずですが・・・それにしては動きが鈍い・・なぜでしょう。

綺麗なホームページで、カネがかかっているのがわかります。しかも寄付は免税。何から何まで至れり尽くせり。予算を見ますと・・・
24年度の予算で 収入 約8億円 資産 約20億円
もある、非常に大きな組織です。では、どのような法人会員がいるのでしょうか。

では、この中から関連企業をざっと抜き出してみます
沖縄電力(株)
関西電力(株)
九州電力(株)
四国電力(株)
中国電力(株)
中電環境テクノス(株)
電源開発(株)
東京電力(株)
日本原子力発電(株)
北陸電力(株)
北海道電力(株)
これほどのスポンサーがいます。
一応こんなホームページはありますが・・

これだけのスポンサーがついているんです。今までまったく報告をあげていなかったことから、この日本野鳥の会が出す報告は、始まる前から結論が見えています。
日本野鳥の会よ、お前もか・・
とならなければいいのですが。
私の妄想する結論をここに書いておきます。
ツバメは全国的にやや減少傾向が見られるが、これはここ数年間みられている現象である。本年特に少なかった理由は、冬の気温が寒かったこと、春の訪れが遅かったためと思われる。今後注意深い観察が必要だ
程度か
◆関連ブログ
「虫や鳥や木が消え始めたら、次は人間が消えていく番だ」 2011年12月30日
ありがとうございます。
鹿児島ですが、やはり少ないです。
三年前に新居を構え、それから毎春、庭の大きな椿の木に来ていたメジロを本当に見ません。
近所の農家さんもやはり今年は少ないと言っていました。ただ、その方は、今年は山に餌になる実等が残ってるからだろう、だから里に降りてこないだけ、と話して気にする様子はありませんでしたが。
また、今年2月に志布志市のお寺に立ち寄った際、90歳を超えたおばあさまから、小さい頃からここに住んでいるけど、こんなに鳥が少ない年は初めて・・とお話を聞きました。
やはりおかしいのでしょうね。
実家が関東なので、そちらからも色々話を聞きますが、もちろん大小鳥が消えている話ばかりです。
以前、診察していただいた大津町に避難している者です。
今日の記事に意を同じくする点がありましたので初めてコメント致します。
住まいの近辺で、すずめやカラスがただ死んでいるのをこのひと月に3回見かけました。
火曜日に死んだすずめを拾いアパート敷地端に埋めました。
アパート隣の空き地に死んだカラス。
それと200メートル先くらいで車にひかれたカラス。
たまたまかも知れませんが。
近辺のハト・すずめ・カラスたちは基本的には元気そうです。
巣作りしようと我がアパートや周囲の家屋の軒下を狙っています。
でも、会員名簿の中にはJaifの会員名簿に名を連ねている会社も結構あり、ちょっと暗い気持ちになりました。
いつも興味深い内容のブログを読ませていただきありがとうございます。
小野先生、さすが。
津波が土地の表面を海にさらってしまった
のではないでしょうか?
ミミズや昆虫.ダンゴムシ地面の中の小さな虫がいなくなったら
小鳥達の食べる物は何処にあるのでしょうか?
細菌達のすみか・・・モグラ達は何処に?
豊かな土があってこそ自然は循環して行くのではと思ってます。
海も大気も大地をも汚染し続ける東電と日本政府は潰れてしまうのでしょうか?
野鳥の会の事、全く知りませんでした。驚きです。
こんな記事を見つけました。重複していたらごめんなさい。自然界の報道写真家宮崎学さんのwebsiteから「野鳥がいない」
http://gaku-blog.net/post1977.html
鹿児島、愛媛、静岡等全国から同様の声が。
わたしは横浜市南部在住ですが、自宅周辺でスズメは本当に見かけなくなりました。鳩、カラスは例年通りな気がします。
鎌倉には今年何度か出向き、今日も行ってきたのですが、ウグイスは(姿は見えませぬが)先月も今日もあちこちで啼いておりました。
自分は本州最西端の近くに住んでいるものですが、いつもなら春を待たずに庭の木の実がひよなどが食べてしまうのだが今年はぜんぜん?
鳥の声もいつもより…
昨年、庭にフクロウが落ちて死んでいました。カラスにでも襲われたか?と思いましたが外傷はありませんでした。
同じ時期、道路に鷹だかワシだか大きな鳥が
死んで転がっているのを見かけました。
また最近、小さなネズミが玄関先で死んでいました。
こんなに短い間に自然の生物が転がって死んでいるのを見たのは生まれて初めてです。
ここに引っ越してきて8年ですが、今までこのような経験はありません。
野鳥の会の会員で、本を出すほどの優秀な方でしたが、川辺川ダムについて、クマタカのことを質問したら、さっと顔色が変わって、話題を変えられたことがありました。なにか、あるな?と思っておりましたら、やはり、そうでしたか。これで状況が分かりました。自然を守らないといけない、自然を壊す脅威について一番に戦わないといけないはずなのに、動かないのは、こういう理由だったんですね。
(匿名希望)
現在山梨県八ヶ岳中腹にて物販飲食店経営ですが、
会長は自然界の異変についてなんらの反応も無し。
息子さんのNKH番組でも同様。
これでは寄付金維持のための「沈黙の春の黙殺」です。
自然界から利益を上げて、いざ保護しないのは浅薄経済観念。
今や経済界のお飾りという安全ひも付き会長なのだと納得。
私は東京多摩地域に10年程いますが、九州とは逆に、今年の春から現在にかけて鳥は普通、メジロやシジュウカラ、ムクドリはむしろかなり多く感じられます。営巣も多く見受けられ、初めてシジュウカラの巣が、我が家にかけられました。ここ数年は聞いていなかったコジュケイの声も聞こえました。むしろこの、鳥が子孫を残そうとしている様に、何かあるのだろうか…とも思ってしまう程の勢いを感じます。他の関東地域の方々の例ももっとうかがってみたいですが、これが、激減する前の逆説的な前兆で無い事を、祈りたいです。
傷もなく綺麗な姿で死んでいるいるスズメを同じ日に二度見たのが気になっています。
一度目は山奥の駅のホームで、もうひとつは大きな街に出てから駅のベンチの上に転がっていました。
野生の鳥がそんなところで寝るように死んでいるのは不気味でした。
2013年3月12日 (火)
日本野鳥の会理事会−柳生会長ご立腹
珍しく柳生博会長がご立腹でした。それは、先日の3月7日にNHK総合テレビで放送された「ゆうどきネットワーク」で取り上げられた特集「野鳥の放射能汚染 その実態は?」です。この番組では、日本野鳥の会が野鳥が放射能の影響を受けていないか調査をしているという報告です。福島市では日本野鳥の会は東邦大学の桂川教授のもとに野鳥の放射線汚染状況を測定しています。チェルノブイリ原発事故では、部分白化現象のツバメが観測されるなどの野鳥に異常が確認されていますので、そのような現象が現れていないかの実態調査です。
番組では、シジュウカラからは1kgに換算すると10ベクレルと低レベルの汚染が確認されました。しかし、シジュウカラの巣材と思われるコケから1kg換算で129万ベクレルという高濃度の汚染が確認されました。番組を見て感じたのですが、ルリビタキは低濃度、シジュウカラも低濃度、やっと巣材に放射能が見つかったという感じの流れがありました。これは、事実なのですからしかたがないといえばしかたありません。
しかし、問題は番組の終わりにリポーターが「コケや土で作られた鳥の巣は危険。心配だったら行政や環境省に相談を」というコメントでしめたことです。すでに、日本野鳥の会にはシジュウカラ用の巣箱を撤去したという、報告も入っているといいます。
ですから柳生会長は「問題は鳥の巣が危険なのではなく、コケや土が汚染されていることが問題なのだ!」と、ご立腹なのです。たとえば、汚染された昆虫を食べることで身体のなかで放射能が圧縮され高濃度の汚染となる生物濃縮が起きているというのならば話はわかります。しかし、巣材は鳥が自然のなかにあるままに運んできます。たかだか小鳥が運ぶ量です。それを越えるはるかな量が、自然のなかに存在し汚染されていることになります。「巣材が汚染されているということは、そのまま自然状態のコケや土が汚染されていることであり、それを指摘しないでなんのための番組だ!」と、お怒りなのです。
さすが制作現場の経験の長い柳生会長だけに、ちゃんと見ているところは見ているのですね。まったく会長のおっしゃるとおりです。私は、ぼんやりと番組を見ていたので「シジュウカラが庭で巣を作ったと相談されても、福島市や環境省は困るだろうな」と思っただけでした。
会長の怒り、これからの日本野鳥の会の広報の仕方について良い教訓となりました。
http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2013/03/yagyuu-b104.html
http://www.wbsj.org/activity/spread-and-education/toriino/toriino-kyozon/miyagi2012_tsubame/
確かに昨年の冬は鳥が少なかった。でも、普段いない標高の高いところや北のほうでは、例年に増して鳥が多かったのです。
断片的な事象で全体を断ずるのはいかがなものでしょう?
法人会員がいれば、会はいいなりになるんですか?
野鳥の会というのは、それぞれの支部が独立してあり、そのとりまとめとして本部があります。本部があって下部組織に支部があるのではありません。
ですから、実際に動いているのは支部会員です。この記事は、自然を愛する会員を愚弄する物です。
もちろん、個人的に原発は大反対です。
風力発電で言えば、もうちょっと風力発電のことを勉強してから発言していただきたいですね。
もちろんバードストライクは大きな問題で、生態系の上位の鳥(ワシやタカ)が命を落とすだけで食物連鎖に影響し、自然全体の劣化に関わる問題ですし、風車を建てる場所、維持管理のための道路、電気を送る鉄塔などなど、自然に対する負荷は思っているより大きい。
一番問題なのは、故障が多く効率も良くないので、それこそ無駄な公共事業になりかねません。実用に問題が多すぎます。もっと改良が進んだ時点での導入が必要だと思います。
ご参考にサイトを紹介します。
http://no-windfarm.net/
自然に大いに関心のある方々が、クリーンなエネルギーと言われている風力発電に、なぜ反対するのか。問題点が書かれています。