2012年05月15日

甲状腺乳頭癌−郡山から避難した30代女性 一例報告

 甲状腺乳頭癌−私には国試時代の知識しかありません。古い教科書を読み返してみました。


(この記述は、手元にある第一版)

 甲状腺癌の中でもっとも多く、30−50歳代の女性に好発します。比較的若年者の癌は予後が悪いように見えますが、本症の予後はきわめて良好で、10年生存率は80%以上とされています。被曝によって生じる甲状腺癌のほとんどは乳頭癌で、1986年のチェルノブイリ原子炉事件(ママ)のあとに好発しているのも本症です。また、特に10歳以前に頚部放射線照射を行うと、本症の危険度が増加することが指摘されています。
 本症の多くは硬い結節性甲状腺腫で発見され、主にリンパ行性に転移します。初診時に既に頚部リンパ節転移をしているケース、肺や骨などの臓器に転移しているケースもありますが、それでも発育が遅いために、その予後はそれほど悪くはありません。周囲への浸潤傾向はそれほど強くはありませんが、進行癌では反回神経麻痺(声がかれる)や食道への浸潤による嚥下困難を来すこともあります。

検査
 本症および濾胞癌という分化型の甲状腺癌はホルモンを産生しませんが、そのまねごとをします。そのために、血中のサイログロブリン値が上昇します。ただし、サイログロブリンの上昇は他の多くの疾患でも認められるために、それほど診断の足しにはなりません。
 頚部軟X線撮影を行うと、砂粒状石灰化psammoma body(砂のように細かい石灰化)が認められ、本症の特徴とされてきましたが、他の画像診断の進歩によって最近ではこの検査を行う機会はめっきり少なくなっています。代わって不可欠な検査の地位を占めたのは、超音波エコーです。超音波エコーでは腫瘤像を認め、その内部エコーは不均一で低く(黒く写り)、その辺縁は不整です。腫瘤にぶち当たった超音波は突き抜けることができないので、広報エコーは減弱ないし消失します。またしばしば内部に微細な石灰化による散在性の高エコー域を認めます。
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123Iまたは99mTcによる甲状腺シンチグラフィーを行うと、ホルモンを産生しない本症では取り込みが認められずにcoldになります。ただし、肺や骨などに臓器転移した場合には、この部位で取り込みが認められてhotになります。また、201Tl を用いたシンチグラフィーでは、腫瘍内への貯留時間が延長するために逆にhotになります。
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 穿刺吸引細胞診では、集団を形成した腫瘍細胞を多数採取することができ、細胞集団は乳頭状またはシート状の配列を示します。細胞内にはすりガラス状の核があり、その辺縁に位置する核小体が目玉のように目立ちます。また、細胞質が核内陥入して切れ込みを作り、封入体のように見えることもあります。(これを核内細胞質封入体と呼びます)
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治療
 外科的に摘出しますが、予後のよい本症ではどこまで摘出の範囲を広げるかをめぐって議論があります。甲状腺の摘出に当たっては、反回神経や上喉頭神経の損傷に注意しなければなりません。また、副甲状腺の摘出による低Ca血症にも配慮が必要です。
 本症では、腫瘍細胞はTSH依存性に発育していくと考えられています。従って、TSHを抑制する程度の合成T4製剤を投与し、腫瘍の縮小を狙うこともあります(この治療法については、その効果を疑問視する見解も強く、定説とはなっていません。)
 骨や骨に転移した場合には、甲状腺全摘後に131Iを用いた甲状腺シンチグラフィーを行い、取り込みが認められれば、大量の131Iを投与して腫瘍をたたきます。この際には被曝量の少ない123Iではなく、強烈なβ線を放出する131Iを使用します。また、先に甲状腺を全摘しておかないと、甲状腺に131Iが取り込まれてしまうために効果が半減してしまいます。


 以上は、医学生が知っておくべき知識であり、太字は国試で出るであろうキーワードとなります。

 郡山から西日本に避難された30代前半の方から、病院で乳頭癌と診断され、手術予定だと連絡がありました。ご本人の了解が得られましたので、ブログで紹介させていただきます。もちろん、この症例がフクシマによるものかどうかを結論づけることはできませんが、今後要注意であることだけは間違いないと思います。

2011年3月11日〜15日昼まで郡山市
(外に出る時はマスク着用、N95が当時手に入らず普通のマスク。
水道が止まり、水汲みやお風呂に入る為に外で並んだ。窓は開けなかったが、目張りはしなかった。
マンション1階居住。14日にイソジンを10mℓ摂取。15日にプルームが関東を覆ったが、その後を追うように、15日の昼に郡山を出発し、雨の中車で沼津へ。東北道が通行止めで、下道で15時間かかった。)

3月16日〜4月4日まで沼津。
普通に生活。21日のプルーム第2弾は雨だったので外には出ていない。

4月5日〜23日まで猪苗代や那須に滞在。
(自宅が半壊で住める状態ではなかったのと、当時線量が2μ位で戻るのは無理だと静岡にいた時から思っていた。)

4月24日〜9月*日まで会津**町に引越し。
(仕事を辞められなかった、辞めたくなかった為、線量の低い会津に引越し。当時で0.14μ位。ただ仕事で毎日仙台〜栃木まで高速道路で通行していた。80キロ圏内での仕事はしなかったが、会津から仙台〜栃木に行くには結局、郡山・福島を通っていた。)

9月*日〜2012年1月*日
沼津へ移住。

1月*日〜現在
大阪以西へ移住。

食事と水には相当気を付けていました。現在もです。
理研の尿検査(2012年2月21日〜22日)ではヨウ素・セシウム不検出(検出限界0.073)でした。

2011年7月*日A病院(会津若松市)
(喉が痛く、痰、下痢も止まらず、体重も減り、だるい、眠い、もしかして?と思い内分泌科を受診。エコーで5ミリの腫瘍発見。自分ではしこりは気が付かなかった。細胞診もしたが、細胞の量が少なく判定不能だったが、大丈夫と言われた。放射能が心配ですと言っても、影響ないと笑われた。)
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2011年12月→Bクリニック(静岡県)
紹介状を持参し、エコーと血液検査。腫瘍は6ミリ。7ミリ以上にならないと細胞診はしない、血液検査の結果は異状なし。半年〜1年の検査で十分と言われる。
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2012年4月*日→*へ避難者してきた方(私も含む)主催のイベントで無料のエコー検査があり、しこりがあるのは分かっていたが、無料だったのでD病院の医師に診てもらう。しこりの形が不整形だと悪性の可能が高いから、検査はこれからもちゃんと受けてと言われる。はじめて、しこりの形を指摘された。
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2012年4月→Cクリニックでカラーエコー、血液検査、細胞診、心電図、尿検査を受ける。
細胞診の結果は2週間後。診察で主治医の第一声が、「甲状腺癌では死にませんからね!!」。
たぶん、エコーである程度予想が付いていたんじゃないかと思う。この時から、覚悟はしていた。
脈拍が50しかなく、甲状腺機能も低下気味とのこと。思い当たる節は沢山あったが、移住や仕事のストレスだと思っていた。
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5月→Cクリニック2回目
細胞診の結果は偽封入の可能性もあって、微妙なので、もう一度細胞診をすることに。染色すると完全に判断出来ると言われる。2週間後に結果。

5月→Cクリニック3回目
2回目の細胞診の結果は2週間後だと言われていたが、4日後に電話が来て結果が出たので来て下さいと言われ、嫌な予感。乳頭癌の診断。甲状腺右側で6ミリ。細胞診画像見ながら説明を受けましたが、経験が浅い医師なら良性の判断をするとのこと。
C医師は被曝医療に尽くされている方で、チェルノブイリでも活動されています。福島にいたことも、その影響も理解してくれています。

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 非常に詳細に書かれた記録であり、ほぼそのまま報告させていただきました。私の手元にある資料はこれですべてであり、これ以上のことを質問されても、私には答えられませんので、ご了承ください。
 しかしながら、
・イソジン10mlを内服
・比較的早期に郡山から脱出
・サイログロブリン値には殆ど異常がない

を考えますと、今後の状況を見なければなりませんが、非常に厳しいことになるのではないかと思っています。

 甲状腺癌に関しては山下俊一先生が日本では一番の専門家と言ってよく、下記講演をされています。
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 これを見る限り、事故後3年間には増えないことになっています。

 また、甲状腺学会は、次のようなお触れを専門医に対して出しています。
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 見直しを図る必要はないのでしょうか。

◆関連ブログ
甲状腺機能検査、報告のお願い2011年10月30日
甲状腺機能原発事故後に低下−群馬(甲状腺学会発表)2011年11月23日
福島−子どもの甲状腺にしこり(追加検査なし)2012年01月31日
タグ:甲状腺癌
posted by いんちょう at 20:40| Comment(19) | 原子力
この記事へのコメント
関西にある当院に、福島県某市からこられたお子さまを甲状腺エコーいたしました。
6月まで現地におられたそうです。
お母様がおっしゃるには、県から無料の検査をしますとの手紙が来たようですが、県外にいる人の検査態勢はまだらしく、現地で自費でいかなくては受けることができないと嘆いてらっしゃいました。
とにかく、一般の診療所でも出来るようにし、何か異常があれば基幹病院に紹介するように、と被爆者目線でやってほしいですね。データをとるより大事なことです。
Posted by 欠角 at 2012年05月15日 22:31
このC病院のお名前教えていただくことはできるでしょうか。わたしもこの方と似たような(もっとひどいかも)状況で避難し、嚢胞が確認されているので経過観察中ですが関西に再避難を検討しているのでそちらで見てもらいたいです。
Posted by こままこ at 2012年05月16日 00:52
希ガスによるサブマージョンを小佐古氏が指摘してましたが、あれも考慮に入れるべきかと。
漂った地域にいる感じですし。
Posted by KAT at 2012年05月16日 00:57
放射能の影響でないと信じたい気持ちでいっぱいです。
ただ可能性は追求すべきだと思います。放射線の影響かどうかの診断に遺伝子の傷を可視化する方法がありましたよね?可能であればそれを受けていただければと思います。
 通常の甲状腺癌にしては経過が急な気がしてなりません。
 もしこれが放射能の影響であるとすると、極めて厄介ですね。どのくらいの頻度で見るべきか問題ですね。
Posted by 中山憲 at 2012年05月16日 03:43
背筋が凍りました。単なる偶然であってほしいと祈ってしまいました。
疑いは必要です。ぜひ、組織の遺伝子検査をしていただいてください。遺伝子が傷ついているかを可視化する検査が文献でありましたよね?その施設に標本を送るように進めて下さい!お願いします!
Posted by 中山憲 at 2012年05月16日 03:50
今日の新潟日報朝刊より

●震災がれき試験焼却 住民不安根強く
 候補の栃尾地域「コメ風評被害困る」

 東日本大震災で発生した震災がれきの受け入れ候補地に栃尾地域を挙げた長岡市は14日夜から、焼却施設や処分場がある地区の代表らと意見交換を始めた。しかし住民の不安は根強く、受け入れに理解を得る難しさが浮き彫りになった。
 「生産するコメが風評被害を受けたら、補償はあるのか」。14日に栃尾支所で開かれた意見交換会には、試験焼却候補地の栃尾クリーンセンターに近い岩野、楡原、水沢、鴉ケ島の4地区の区長ら約15人が出席、厳しい発言が相次いだ。
 市内の焼却施設は栃尾のほか、旧長岡市の寿と三島地域の鳥越の3施設。参加者によると会合では、市が寿と鳥越がフル稼働しているのに対し、栃尾は稼働率が50%程度で余裕があるなどと説明した。1日3トン程度の処理を見込んでいるとも説明されたという。
 地元代表からは、受け入れに反対する声が続出。コメへの風評被害のほか、「安全なら山間地でなく、まずは市中心部の施設でやるべきだ」「センター隣の障害者施設への影響が心配だ」などの指摘が出た。
 元市長で水沢に住む杵渕衛さん(79)は「震災がれきは受け入れなければならないが、1地域で集中的に処理すべきではない。隣に住む人たちへの配慮も必要だ」と問題提起する。
 栃尾の施設が候補に上がった背景には、受け入れ能力のほか、最終処分場が屋根付きで雨水の侵入を防げるため、焼却灰に含まれる放射性セシウム水に溶け出すリスクを低減できることなどがある。
 ただ、住民から理解を得るためのハードルは高そうだ。長岡市では議会も、市民の安全・安心の確保などを条件に、がれきの早期受け入れを市に求める決議を可決している。意見交換会に出席した杵渕俊久市議は「被災地でがれきの山を目の当たりにすると早く何とかしてあげたいと思うが、放射性物質を心配する気持ちも分かる」と吐露。「総論は賛成でも各論になると難しい」と複雑な胸の内を語る。
 市環境部は「広域処理を受け入れるには1ヶ所に集約した方が効率がいい。余力のある栃尾の施設は技術的に見れば有力な候補。引き続き調査を進め検討する」としている。
Posted by 新潟県民 at 2012年05月16日 07:13
甲状腺乳頭癌では、サイログロブリン値が必ずしも上昇するわけではないのでしょうか?

私も2月に、甲状腺のあたりが膨れている気がして内分泌科を受診。触診で甲状腺の少しの腫れと、エコーで右側に1cmのしこりが見つかり、血液検査、細胞検査をしました。

血液検査では全く異常なし。細胞も異常なし。

でも、この病院は糖尿病が専門のようだったので、ちょっと不安です。細胞検査なんて激痛で死ぬかと思いましたたし・・・。

熊本に帰ったら、Aクリニックを受診してみます。
Posted by 横浜の母 at 2012年05月16日 11:08
甲状腺がんって甲状腺被曝でそんなに早く影響が出ないのでは?
Posted by タモ太 at 2012年05月16日 13:53
結節性の変化がこんなに早期にかつ多数に見つかるとは思ってもいなかったので、
多分適当な言葉は見つからないが彼らはexciteしているだろうと思う。

まず第一声は「直ちに健康への被害は考えられない」だ。彼らは非常にexciteして
いて、出来れば早く生検をしてみたいはずだ。ただし彼らのコントロールで、、

彼らはそれをプロトコールと呼びたいところだろう。そして数年かけてデータを集積
したいところだろう。

「うまく」いけば、こんなに画期的な業績はないだろう。うまくいかないのは、余計
な移動を繰り返す人々、予想も出来ないところで検査を受ける人々、異論を唱え始め
る学者たちだろう、、国内だけではなく国外からも熱い視線を浴びているのだから。

という具合に、現地に近い医者ほど戦時下に沈黙するだろう、専門家ほど学会の「ガイ
ドライン」が出るまで犬のように「待て」のポーズをくずさないだろう。立派な業績が出
るためにはそれなりの「症例」数が必要になるのだろうから。

ま、ここまでいくと医者なのかメンゲレなのか区別はつきにくいが、、
もしノーベル賞でなく「メンゲレ賞」があれば日本には何人もノミネートされるだろう
Posted by コニー at 2012年05月16日 14:19
 内部被ばく検査として、より簡便な心電図をなぜ行わないのかと思います。私もバンダジェフスキー博士講演会にいきましたが、心臓の問題の大きさを強調していました。心筋変性が、電気活動の異常として、かなりの頻度でみられているとのことでした。原因をセシウムと特定するのはむつかしいでしょうが、少なくとも、突然死予備軍を検出できるんじゃないでしょうか。心電図異常があり、さらにWBCで高く出れば、間接的に因果関係を疑えるでしょう。
 約1年ぐらい前、チェルノブイリの内部被曝の実体が隠ぺいされているとネット上の議論の中で知るようになり、バンダジェフスキーの論文を探そうと、Pub Medで検索したところ、ほとんどヒットしませんでした。おかしいと思って、ヒットした論文中(C137と心電図異常、高血圧の関係のスイスの雑誌論文)にある引用文献から、心筋の組織変性の論文を、雑誌サイトからみつけようとしたとこと、あるべき雑誌の巻号のリンクが、抜け落ちているのを発見しました。

心筋変性論文
Bandazhevsky YI, Bandazhevskaya G. Incorporated caesium and cardiovasucular pathology. Int J Rad Med 2001;3:11-12

Journalサイト
http://www.physiciansofchernobyl.org.ua/magazine/eng/index.html
2000年から、2003年までがすっぽり抜けている。バンダジェフスキーが活動していた時期に相当すると思われる。


 私は、科学研究の発表には、政治的な圧力はないと思っていたので、このバンダジェフスキーの研究の抹消には、すくなからずショックを受けました。科学的事実をも、ねじまげるような、とてつもない政治的圧力が、この領域にあると実感した瞬間です。その後、名大名誉教授の沢田昭二先生の、IWJインタヴューから、セシウムの長期的な害の実証というのが、核兵器の人道性を脅かすことになるということから、核保有国の雑誌には、こういう研究はのせられないということでした。
 科学的な研究結果というのはNature,Scienceなど、英米系のIFの高い雑誌にのることで、その研究結果が「真実」であることが認識されるようになり、政府の安全員会などの諮問委員がレヴューする雑誌の対象にもなってきます。しかし、それらの国は、核保有国です。いまでもバンダジェフスキー論文を公開しているのが、スイスの雑誌というのも、永世中立国であるという、政治的な背景があるのでしょうか。
 しかし、実害が進行していっても、なかったことにされる、ストレスのせいにされるということが、山下俊一帝国だと、繰り返されるような気がします。日本が、これを機に、セシウム被曝から、国民を守る政策をつくるために、核の傘から抜け、永世中立国になれば、山下俊一を放逐し、セシウムの内部被ばくについて、世界最先端の研究業績をつみかさねることができ、核兵器、原発の非人道性を暴き、核のない世界を先導する救世主になることができるでしょう。(夢)

 
Posted by sarabande at 2012年05月16日 18:31
西日本初 がれき試験焼却決定!!
     5月23日〜24日 日明工場 48t

     5月24日〜25日 新門司工場 32t

本日、市長が定例会見で発表しました。
危険かどうかを調べる試験なのに、市内運動会の練習日と重なっています。
秘書課を通じ、北橋市長に伝えましたが何の回答もありません。
全国の皆様、どうか力をおかし下さい。暴走する北九州市に抗議下さい。

●北九州市 北橋市長への抗議 秘書室:093-582-2127
●環境局循環社会推進部循環社会推進課:093-582-2187
●北九州市教育委員会学務部学校保健課:093-582-2381

北九州市の北橋市長は民主党。元衆議院議員で岡田克也の側近。
全てが国のいいなり政策。地方自治を完全放棄。
Posted by 北九州市民 at 2012年05月16日 20:13
ひえ〜っ!北九州で汚染(疑)瓦礫焼却が始まれば、北九州・山口・愛媛の産物も食べられなくなる。これからは、どんどん食べられるものが減って行きますね。いよいよ本格ダイエット始まります。ああ・・・さようなら。日本食生活。
Posted by rienrikiriki at 2012年05月16日 20:56
北九州市民さん
同意者みんなで運動会をボイコットしましょう!
マスクをして見学でもおkですよ。
お子さんには、小野先生のDVDを見せて納得させて、そして学校の教員たちにも見せるべきです。
実際に九州内でそれをやっている人たちがいます。
Posted by kawasaki at 2012年05月17日 00:16
日本甲状腺学会、山下俊一氏の会員への指示手紙、要するに、ご自分達の名誉につながる甲状腺被爆影響の研究を進めるためには、一定サイズのしこりや腫瘍のある患者を追跡記録必要があるから、甲状腺疾患の症状を訴える患者が来ても治療するな、医療アドバイスも控えよ、患者のデータが長期にわたって入手できるように見守るだけにして、データを提供せよ、とおっしゃってるように見えます。

日本国内で毎日必死で放射能対策に悩まされながら生活していらっしゃる方々は、それだけで手がいっぱいで、山下俊一氏のような専門分野の医師にすがりつきたい心理の方も多く見抜けないかもしれませんが、海外にいる邦人、欧米人は、山下俊一と日本甲状腺学会の下心をはっきり読み取っています。

歴史にない莫大な被爆者を生みつつある福島原発事故ほど、そんな下心のある研究者にとっては絶好のリサーチ機会でしょう。何百万人のリサーチ・サブジェクトのデータがいとも簡単に手に入るのです。だから福島県や山下氏関連の医学団体も、福島被爆犠牲者に「心配ない、だいじょうぶだ、低レベル放射能は怖くない、引越しする必要などない、子供も普通に学校に行かせて塵あがる校庭でスポーツさせても心配ない」などと言うのです。

真に患者の健康を気にする良心ある医者なら、すぐに遠くに避難すべきだ、子供や女性は特に低放射能でも危険だ、甲状腺の異常は他の臓器に移転するまえに即座に医療手当てをしましょうとアドバイスするのではないでしょうか。低レベル放射能の悪影響は既に欧米リサーチで立証されてるのですから。それすら気にならないドクターは人の命を救うドクターではなく、いくら社会的地位があっても自分の懐や名誉だけ肥やしたい欺瞞者ではないでしょうか。

放射能や原発の研究者の方たちが、この機会に今までなかった規模の研究をしようとお考えになるのは理解できます。しかし、今現実、何万人もの日本国民が生活のあらゆる面で被爆問題に直面して苦しんでいるときに、自分の名声をあげるためにすでに実行できる医療ケアを遅れさせたり、人々に役立つ研究成果の発表をわざと控えたりするのは、人道的に間違ってると思います。

Crime against humanity 人道罪です。もし私達一般人に国連の人道罪のノミネートが許されるなら、山下俊一氏と環境庁細野大臣、首相、東京電力の経営幹部全員をためらわずノミネートしたい。
Posted by MichiganMom at 2012年05月17日 00:38
≪拡散下さい≫
どう考えてもおかしいでしょ?北九州!http://hinanohanasi.blogspot.jp/

【抗議行動】17日(木):12時50分北九州市役所ロビー集合。小倉北区城内1番1号  13時に環境局に抗議行動!人数は多ければ多いほどいいです。

私も僕もレッツゴー!ツイッター、FBで拡散下さい!誰でも熱烈歓迎大募集中。http://hinanohanasi.blogspot.jp/

瓦礫より人を受け入れて!全国から抗議を!
●北九州市 北橋市長への抗議  秘書室093-582-2127
●環境局循環社会推進部循環社会推進課093-582-2187
●北九州市教育委員会学務部学校保健課093-582-2381

★特に北橋市長・市長秘書室に集中抗議お願いします
Posted by 北九州 at 2012年05月17日 00:38
北九州のみなさん ご苦労様です。

以下より共産党市議団に意見を述べました。

http://www11.ocn.ne.jp/~jcpksigi/

大分県の者ですが、津久見市でがれき受け入れがちゃくちゃくと進んでいます。

北九州と同様に、共産党市議を含む全会一致の決議が出発点でした。
決して恨み事というわけではありませんが、決議では「通常の廃棄物」という言葉が使われています。たとえクリアランスレベル以下であっても、受け入れ前と後で数値が変わればそれはもはや「通常の廃棄物」とはいえないと考えます。

アメリカの民間機関や民間人(ガンダーセン氏)が、日本から持ち帰った土壌の中には、ウランやコバルト60のような政府がほとんど測定していない核種が検出されています。それもセシウムと比較してそう低くない比率でありますから、焼却した場合にクリアランスレベルを超える可能性が大いにあります。

試験焼却用の木くずに含まれるウラン各種、コバルト60の測定を北九州市に強く求めていただきたいと思います。
また被災地の、宮城、岩手の両県へも党本部を通じて測定を求めていただきたく要望いたします。
Posted by KS at 2012年05月18日 05:33
すでにご存知かと思いますが、電離放射線被曝したことを示す甲状腺癌の遺伝子変化、遺伝子マーカー、いわゆる「放射線被曝指紋」の論文です。
Hess, J. et al Gain of chromosome band 7q11 in papillary thyroid carcinomas of young patients is associated with exposure to low-dose irradiation. Proceeding of the National Academy of Sciences USA (PNAS)
これで黒なら被曝の証拠になりうるのではないでしょうか?
Posted by 中山憲 at 2012年05月22日 04:04
サイログロブリンの数値が44の私は甲状腺に、のうほうがあります計画観察です福島に5カ月いました。身体がだるいのは当たり前で毎日、生きているのか死んでいるのかわからない毎日です助けて下さい
Posted by 福島 at 2012年06月04日 00:38
院長先生
現在米国西海岸在住ですが、こちらの線量は0.08-0.14μsv(地上一メートル、室内)です。

福島事故後、3-4ヶ月に一度日本に一週間ほど帰国していました。帰国するたびに喉がイガイガし、米国に戻っても甲状腺あたりの腫れが半年以上治まらない状態が続いていました。年に一度の健康診断で甲状腺ホルモンに異常値がでて、エコー検査した結果、6ミリの嚢胞が見つかり、昨日針生検を受けました。今は検査結果待ちです。

看護婦さんも事故後放射能の影響が心配で政府の放射線量webをチェックしてたらいつの間にか削除されたとか。私のケースは偶然かもしれませんが、日本だけでなく、米国西海岸でも今後甲状腺患者が増えるのではないかと心配です。
Posted by 匿名 at 2013年11月09日 13:15
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