2012年05月31日

大飯原発再稼働−自分の意見を政府に

 フクシマの教訓は、いくら安全性を高めても事故は起きる。事故が起きた時にどう対処するのかまで、きちんと詰めた上で、原発を動かせ。だと私は思います。

しかしながら「川内原発停止求め提訴」の記事を読みますと、原告側はいまだに「絶対安全は不可能」と訴訟理由を挙げています。私は、事故が起きた場合の対応を取るのは不可能。運転するのならば、事故が起きた場合の補償費用など支払うことは不可能。といった理由を付け加えるべきだと強く思います。安全議論になりますと、裁判官は体制側の味方をします。事実、東芝に天下った最高裁判事がいます。議論が分かれるところであらそうべきではないのです。甲乙つけがたい場合、必ず司法は、原子力村に味方します。

原発産業と最高裁の不適切な関係――元判事が東芝に天下り 四国電力伊方原発一号炉と東電福島第二原発一号炉に対する設置許可処分取り消しを求めた二件の裁判(一九七二〜七五年にかけて提訴)で、最高裁第一小法廷が「国の設置許可に違法性はない」として住民側敗訴判決を下したのは九二年一〇月。その時の判事のひとり、味村治氏(故人)が、原発メーカー東芝の社外監査役に天下っていたことがわかった。(週間金曜日ニュースより)

世の中こんなもの。裁判官の就職先と引き替えに、判決を出されては、たまったものではありません。

 原子力規制庁の法案が審議入りするようです。

規制庁法案:首相「指揮権は不可欠」毎日新聞 2012年05月29日 22時08分(最終更新 05月30日 01時42分)
 原子力の安全規制を担う新たな組織を設置するため政府が提出した原子力規制庁設置法案は、29日の衆院本会議で、自民、公明両党の対案とともに審議入りした。野田佳彦首相は、原発事故などの緊急時に首相らに指揮権を与える政府案について「危機管理上、最低限、最後の手段であり、首相の指揮権は不可欠だ」と強調した。自公案は政治家の介入を排除し、専門家の原子力規制委員会に指揮権を委ねている。国民の安全を左右する緊急時の権限のあり方が、与野党の修正協議の最大の焦点となる

自公案は、政治の関わりを外すようにと主張していますが、民主党は反対。まあ、この世の中にすむ誰が首相になっても、原子力災害にきちんと対応するのは不可能でしょう。なぜ、規制庁に政治の役割が強く必要なのか。その答えの一つが昨日発表されました。
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 あれほど、安全でなければ稼働しない、需給問題と再稼動は関係ないと話していたにもかかわらず、最後は「政治決断」です。関西広域連合も予想したとおりに、再稼動黙認。これらの首長は住民の命よりも、経済の方が大事なようです。私は、ツイッターで次のように野田首相の政治目的をまとめました。(ツイッターは1文が140文字以内です)

「みんなで放射能を浴びて、原発を再稼働して毒物を作り、諸外国には原発を輸出し、TPPを推進して、国内をめちゃめちゃにして、増税したい」

 どうでしょうか?どこか間違っていますか?国民のためにならない政策をどんどんと発表して、民意がないままごり押しする政権。誰がこの国を支えているのか、まったくご存じないようです。

ネット上では、次のような写真が流れています。(@morinokuma3さん作成)
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どうでしょう?似ていますか?

 そうはいっても、この国の首相であるのも事実です。今の我々にできることは何か。デモに行くには時間がない、しかし、決して許される行為ではない。黙って指をくわえていることはできない。
それこそ、民主主義の原点だと思います。自分の考えを相手に伝える方法は
・手紙
・電話
・FAX
・メール
たくさんあります。自分ができる方法で「民意」を示すしかありません。連絡先を書いておきます。

首相官邸内閣官房内閣広報室〒100-8968東京都千代田区永田町1-6-1
 電話:03-3581-0101 FAX:03-3581-3883

野田佳彦選挙事務所(東京) Tel:03-3508-7141 Fax:03-3508-3441
野田佳彦事務所(地元)
〒274−0077 船橋市薬円台6-6-8−202
Tel:047-496-1110 Fax:047-496-1222

枝野幸男〒330-0846 埼玉県さいたま市大宮区大門町2-108-5 永峰ビル2階
TEL:048-648-9124 FAX:048-648-9125
東京事務所〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第1議員会館804号室
TEL:03-3508-7448 FAX:03-3591-2249
この方はホームページにきちっと載せています。立派です。首相に比べてはるかに

細野豪志
■ 国会事務所
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館620号室
TEL 03-3508-7116 FAX 03-3508-3416
■ 三島事務所
〒411-0847 静岡県三島市西本町4-6 コーア三島ビル2F
TEL 055-991-1269 FAX 055-991-1270
■ 富士事務所
〒417-0035 富士市津田町109-2
TEL 0545-55-5411 FAX 0545-55-5412

仙谷由人
■東京事務所
〒100-8981 千代田区永田町2-2-1衆議院第一議員会館803号室
tel.03-3508-7235 fax.03-3508-3235
■徳島事務所
〒770-8053 徳島市沖浜東1-64
tel.088-626-1059 fax.088-655-9130

大飯町役場 
住所:〒919-2111 福井県大飯郡おおい町本郷第136号1番地1
電話:0770-77-1111 FAX:0770-77-1289

FAXをお持ちでない方、あるいは海外にお住まいの方は、下記のサービスがあります。写真のクリックでホームページにとびます
2012053103.jpg
是非よろしくお願いいたします。(注記。昨日まで登録不要サービスだったのですが、アクセスが集中したためか、登録が必要となってしまったようです。もうしわけありません)

肥田先生は、今月号のDAYS JAPAN のインタビューで次のように話されています。
「1975年にアメリカに行って放射能のせいだとわかるまでは、患者や家族に『助かるんでしょうか』と聞かれても、わからん、としか言えなかった。『今までの経験では助かった例がない。一生懸命やるが、病気が何かもわからない。私のやってることが不安だったら大きな病院に行ってください』と言うと『そう言うところはもう行ったんです。病気じゃないと言われました』。そうなると面倒見るしかない。それで30年診療を続け、説明できるようになった。僕はもう米軍に消されるつもりでいたけれど、地方に散らばった被爆者が長時間汽車に乗って僕のところに来るんです。万一、僕が米軍に捕まったりすると、自分の命を預けている医者が捕まえられたと大変な騒ぎになる。これは組織的な戦いと違って封じ込めにくいから、アメリカが一番嫌がる。『もうやめろ』と随分忠告も受けましたが、被爆者に支えられてここまで来ました。」
また、先日行われた西南学院大学で行われたサンデル教授の授業で
「震災の悲劇的な体験で若い世代の日本人は代わったのかもしれない。議論する姿勢があれば、復興の向こうに民主主義の活性化がある」
と結ばれました。

 リーダーの後ろに着いていくのをやめましょう。各人がそれぞれ、考えて行動する。それこそが、日本政府、ひいてはアメリカが一番嫌がる行動方式なのです。群れてその数を頼みに集団圧力をかけるのは、必ず潰されます。
 まだまだ色々なことが起こるでしょう。決してあきらめずに、自分はどう行動するべきかを考えて動けば、色々なやり方が見えてくるはずです。

 なお、東電労組委員長は、既に国会議員に圧力をかけていることを報告して結びとします。
「裏切った民主議員に報いを」 東電労組トップが不満
 「裏切った民主党議員には、報いをこうむってもらう」。東京電力労働組合の新井行夫・中央執行委員長は29日(2012.5.29)、愛知県犬山市であった中部電力労働組合の大会に来賓として出席し、そうあいさつした。
 「脱原発」をかかげる民主党政権のエネルギー政策などに、支持団体トップが不満を示した発言。中部電労組の出席組合員約360人からは、どよめきが上がった。
 新井氏は東電の福島第一原発の事故について「(東電に)不法行為はない。国の認可をきちっと受け、現場の組合員はこれを守っていれば安全と思ってやってきた」と述べた。事故後の政権の対応を踏まえ、「支援してくれるだろうと思って投票した方々が、必ずしも期待にこたえていない」とも語った。


 東電、そしてその労組にここまで言われて、黙っておけば、Silent Majority として、殺されますよ。そして、関電の体質は東電よりもはるかに悪いこともお忘れなく。

FAXを複数の場所に送るには、パソコンにさせた方がはるかに便利です。アドレス帳を作れば、あとは勝手に送ってくれますし、話中の場合はまたあとで何回もかけ直してくれます。約3000円程度です。Windowsに付属の機能ですから、追加ソフトは不要

USB-FAXモデム 例えば


そしてセットアップのやり方
http://bit.ly/LHmR9t

これらを参考に、こちらも武器を持ちましょう。普通のFAXを使うよりもはるかに楽に送ることができます。

送る場合のFAXの注意点
・できれば手書きの大きな文字+イラストを
・必ず1枚にまとめる
・まったく同じ内容はFAXしない
組織票ではないところを見せつけなければなりません。

◆関連ブログ
目覚めるニッポン(原発全停止の朝)2012年05月06日
若狭湾の原発銀座−背後に山が迫る恐ろしい立地2012年04月15日
タグ:FAX 再稼動 大飯
posted by いんちょう at 06:53| Comment(14) | 原子力
この記事へのコメント
昨夜FAX入れました。
夜遅くだと意外とすんなり送れます。
Posted by とある読者 at 2012年05月31日 07:42
官邸に電話しました。

私「福島の結果責任とってない者が、大飯再稼働の責任とれるわけないでしょう。総理の責任とか私の責任とか、空虚な言葉で勝手な妄動をごまかすな、と総理に伝えてください。」
男性広報職員「解りました。ご意見ありがとうございます。」

私「官、姓名は?」職員「ただの事務員でーす」

対応のムードは、投げやり・お疲れ・おざなり、ですな。彼方に確信は無く、民百姓が踏ん張る意義はあります。
Posted by 佐藤 at 2012年05月31日 15:23
こんにちは! 院長の記事は、私のように頭が鈍いおばちゃんにも判りやすいので、とっても助かります。ありがとうございます。(全てのおばちゃんが、頭が鈍いと言う意味ではありませぬ。汗)

TVは、見ると腹が立つので、なるべく見ないようにしているのですが、ニュースを見てTV画面に向って夫と2人でバカヤロ〜と叫んでいます。原始人夫婦です・・。(汗)
でも、画面に向って叫ぶより、院長の書いてくださった方法が効果的ですね。がんばります!
「東電社員年収46万円アップ」だそうです。
http://www.asahi.com/national/update/0531/TKY201205310227.html
盗人猛々しいとは、この事ですね。
Posted by 桜丘の母 (東京在) at 2012年05月31日 16:23
内容と関係ないコメントで申し訳ございません。
ホットスポッ在住の親戚、知人の説得に四苦八苦しております。
先生のDVDを送って、観てもらおうと思っております。
誠に勝手な要望なのですが、5月19日の熊本学園の講演のDVDを作って頂けないでしょうか。(あくまでも私の勝手な願望です^^)
こちらのものが、3号機の核爆発や、奇形動植物、健康被害などが多く取り上げられていて、危険な状況だということが解りやすく、無関心な人にもダイレクトに伝わりやすいと感じました。

Posted by tukimizaka at 2012年05月31日 18:01
FAX送りました!セブンイレブンのコピー機からです。
野田総理の千葉の事務所だけ、先方の機械都合により送付できませんでした(ーー;)首相官邸には届いたのでよしとします。
いつも、為になる情報をありがとうございます。
Posted by ゆきこ at 2012年05月31日 23:48
枝野大臣の選挙区なので
自分の住所明記して
とりあえず
枝野大臣の事務所にFAXしました。
「原発ぜんぶやめて!
放射能とめて!」とA4に
大きく書きました。
Posted by なない at 2012年06月01日 10:50
地元選出の議員のHPを探して電話やFAX、メールもいいですよ!(現職議員には東京の国会会館事務所がいいです。地元事務所は、政策に答えられない。ハイハイと言っているが、その後の動きはないようです)

・いつも先生を応援しています、投票には家族親戚、友人みんなで行っております。

・先生のHPやブログにはガレキ広域処理について見解が書いてないようなので、出来る限りでいいですから先生ご自身の見解を書いてくださるとありがたいです、これはお願いです。

・今、民主党と内閣支持率の低下を危惧しています。

・地元の自然と住民の健康を守ってください。

・政府は、環境・健康被害があっても責任は想定していないと言っています。

・水俣病などの公害、数々の薬害問題も全てが国は当初は安全だと言っていました。

・ガレキ問題も同様だと危惧しています。

・熊本の農産物とキレイな地下水を守ってください。

大概、事務員さんが電話に出られます。

ここまでで、キチンとした対応があった政治家は、
・熊本2区選出の松野信夫参議院議員は私が電話した翌日のブログ4月17日に「ガレキの広域処理について」と言う題目で、わざわざ九州まで運ぶことは無駄使いで、もっと別の貢献がある。
との内容を書いてくれました。(この議員さんは、弁護士で水俣病訴訟で力を尽くした方)

・幸山熊本市長、メールでの返事。(概要)
環境部にメールをしたのですが、私の文章を市長に上げてくれて、市長名義での返事がありました。内容的には、「東北支援はしなければならない。放射能は広げるのではなくて、閉じ込める事が大切。国からの要請は3月に来ているが、周辺の自治体の動向と試験焼却等のデータを元に慎重に対応したい」

・みんなの党(党本部)からのメールでの返事、
「今回は、貴重なご意見ありがとうございました。今後の党の政策運営の参考にしますので、今後も応援をお願いいたします」

以上です。

北九州市や津久見市のような「ガレキ焼却ありき」の返事では無かっただけマシですが、補助金はどこの自治体でも欲しい事は間違いないので、これで安心せずに、適時「反対の意思表明」をしていきます。

追記しますが、北九州や大分でも頑張っていらっしゃる方々もたくさんおられます。
寝る時間を、遊ぶ時間を、子どもと接する時間を犠牲にしても反対の意志表示に奔走されている方を知っています。

私も負けないように頑張らなくれはいけないと考えます。
そして、カンパやネット署名など出来る限りは応援しております。

ただし、頑張りすぎて心身を壊したら何にもなりません。

その時は、少し休みましょう。

・・・長文失礼しました・・・

Posted by kawasaki at 2012年06月01日 11:49
朝、日本時間の10時に、大飯町役場に電話しました。

呼び鈴が10回以上なってから繋がりました。「原発稼働についてご意見したいから、担当につないでくれ」と言ったら、「しばらくお待ちください。」

電話は、呼び鈴2回から3回までで取るのが礼儀だぞ、「『少々』ではなく『しばらく』お待ち」とはなんて態度だ、と思ったけれど、まあ、田舎だからのんびりしているのか、と。


さて、のんびりした大飯町は、ほんとうに原発稼働についてものんびり構えておられるようで、こちらはだんだん腹立たしくなり、顔がほっててきてしまいました。「のれんに腕押し」とは、このことか。以下、会話の流れです。細かいところまでは、記憶の容量が足らなくて書けません。あしからず。



私 「福島の事故で、東日本がだめになりました。私の実家は千葉県ですが、ホットスポットだし、東京の知人たちだって心穏やかに暮らしていけなくなりました。大飯町で事故があれば、西日本がダメになりますよ。その覚悟がありますか?覚悟のうえで、原発を動かすのですか。」

大飯町職員(以下「大」) 「...はあ、千葉県ですか...ちなみに今はどちらからお電話されてます?」

私 「香港からです。」

大 「香港?!」

私 「そう、香港からです。今や、原発の問題は、国内だけの問題ではないのですよ。私は、東日本がだめになったうえに、今後、西日本がだめになってしまってはいけない、と思って心配しているのです。大飯町は、国から圧力かけられて、原発再稼働しようとされているようですが、事故があったら、大飯町は一発でダメになるし、西日本に影響が及ぶのですよ。」


大 「...国から圧力ではなく、要請です。」

私 「は?圧力ではなく、要請?」

大 「そうです、要請です。」

私 「まあ、要請だとしても、大飯町で事故が起きたときの覚悟は出来ているのですか。住民にヨウ素を配る手配はしてありますか。」

大 「....」

私 「ヨウ素を配る用意がありますか?! 大飯住民にはすぐに被害が及ぶのです w)。住民を守る責任のある立場の役場として、ヨウ素の手配はしてありますか!』

大 「はあ..まあ...あのヨウ素の用意はしていませんねえ...」

私 「役場として、責任感があるとは思えませんね。ちなみに、事故が起きたら、どこがどう責任を取るのでしょうね?」

大(ちょっと元気に) 「国です。」

私 「国?! あなたは、そんなことを真面目に信じているの?福島の事故の後、国がどう責任を取って来たと思うのですか。取っていませんよ。福島の人たちは、住む場所も仕事も、みんな奪われたのですよ。実家の近所にも、福島の人たちが逃げて来ています。『逃げて来た先がホットスポットだったなんて...」と仰っていますけどね。あの人たちは、もう福島に帰れないんですよ。国がどのように責任を取っていると思いますか。大飯町で事故が起きたら、あなたたちが同じ目に遭うのですよ。その覚悟があるのですか!」

大 「....はあ、ですから、あの、安全対策をしてから(再稼働を)やるということで....」

私 「安全対策っていったってね、福島の事故で原発の安全神話は崩れたのですよ。そのことをわかっていますか?多重防御システムがあるからとかいったって、うまくいかなかったってこと、わかっています?大飯の原発だって、安全対策は万全なはずはないし、新しい原発ではないでしょう?」

大 「....」

私 「大飯町で動かすのであれば、原発について勉強されていなければならないはずです。原発の危険性とか、欠陥とか、放射能の影響とか。無事に運転できているときであっても、どれほどの放射能物質が排出されていて、それで住民がどれほどの影響を受けるとか。奇形児だって生まれる可能性が高まるのですよ。あなた、担当者なんでしょ?一応、責任がある立場ですよね。これまで、どんな勉強をされてきましたか。どんな本を読み、どんな記事を読んできましたか。仰ってみて下さい。勉強されてきたんでしょ?!」

大 「....」

しばらく沈黙が続く。まあ、電話を切られるよりはマシか...と独りごちる私。あんまり沈黙が長いのでイライラしました。なにせ国際電話!

私 「勉強してきたんでしょ?読んだ文献を言って下さい、と言っているのです。何を読みましたか。」

大 「.....はあ、ええっ・u桙ニ...」

私 「読んでいないのですか?」

大 「はあ..」

私 「じゃあ、少なくとも、福島の役場と情報交換はしてますよね?福島でどのようなことが起こり、どう対応したか、知っておくべきですものね。福島の役場から情報をもらいましたか?!」

大 「....ええっと、やってません...」

私 「では、ぜんぜん勉強してきていないのですね。」

大 「.......あのう、、、勉強不足は認めます。」

私 「勉強不足っていっても、あなたは責任のある立場ですよね。町長をサポートすべき立場ですよね。町長さんは、なにかとお忙しいから、まずスタッフが勉強して、町長に進言しなければならないはずですよね。それとも、町長さんは、お一人で勉強されているの?小さい役場のはずだから、町長さんの動きは見えるはずですよね。町長さんは、なにか専門書とか読んでます?町長さんのために、アマゾンとか丸善とかに本の注文をしたことがありますか?そういうことは、部下がやるはずですものね。町長さんが、自分で本屋に連絡なんてしないもの。」

大 「...」

私 「町長さんに文献を取り寄せて差し上げたことがあるのですか?」

大 「...ええっと...まあ、職員は何人かいるので...」

私 「じゃあ、あなたは?あなたは、町長さんに本を取り寄せたことがありますか?」

大 「...ありません。」

私 「じゃあ、町長さんも勉強されてないかもしれないってことですよね。」

大 「それは...でもまあ、町長だって専門家ではありませんから..」

私 「専門家であろうとなかろうと、自分の町、自分の子供や孫を守ろうとするならば、必死に勉強してきているはずですよ。あなたたちは、どうして勉強しないのですか。大飯町が再稼働のターゲットになってから、何ヶ月経っていると思っているのですか?これまで、何をしてきたのですか。原発稼働でお金をもらえるから、経済的にはいいかもしれないけれど、自分たちの命や生活がかかっているのですよ。どうしてなにも勉強しようとしないのですか?!」

大(かなり疲れてしまったらしい) 「あのう、ご意見を頂いたと言うことは上にあげますので...これまでにも沢山のご意見を頂いて来ていて....」・u桷タ錫鮠錫鮠私(こちらも草臥れた)「これまでに沢山のご意見を頂いて来ているなら、なぜこれまで何の勉強もなさらなかったのでしょうね。勉強してください!福島のようになっても構わないという覚悟があるなら、原発を動かしたらいいでしょう。」



大飯町は、原発再稼働について、なーんにも考えていないようです。自分たちの町に起こりうる危険も、日本全体に及ぶであろう影響についても、なんにも考えていないのです。驚いたことに、福島のことについても、なんにも知らないようです。会話の中で「あなたたちは、福島のことは人ごとだと思って暮らして来たのでしょう?遠いことのように思って来たのでしょうね。自分たちだって、生活が奪われるかもしれなくなるのに。」と思わず、言ってしまったほどです。(上の会話には書きませんでした。上記は会話の要約ですし、どこで言ったのか、失念してしまったので。)


こんな無責任で勉強不足の町役場と町長に、原発再稼働の要請に同意するか否かが突きつけられているなんて、あまりにも情けなくなりました。なんで真剣にならないのでしょうね。(まあ、政府は、国民はすべからくおバカであることを望んでいるようですから、おバカな大飯町に白羽の矢を立てたのかもしれませんが。)ショックが大きくて食欲がなくなりました。まあ、ダイエットにはいいか!


長文失礼しました。

ご報告まで。お返事は不要です。


院長先生、これからも頑張って、ブログに講演にと日本人を啓蒙してください。

お体に大切に。
Posted by 香港の主婦です at 2012年06月01日 18:50
今日6月2日もFAXしました。
枝野大臣 野田総理 西川福井県知事へ。
合計6枚。昨日の3倍。
継続は力なり。
20枚もFAXしたという院長先生には及びませんが
コツコツと頑張り続けます。
Posted by なない at 2012年06月02日 14:55
私は先日政府のホームページから「大飯原発再稼動絶対反対」と書いたメールを官邸に送信しました。

送信フォーマットにチェック欄があって各省庁に送れるようになっていたのでこれはいいと思い、官邸だけでなくて全ての省庁に一括送信で「大飯原発再稼動絶対反対」と送信しました。

効果の程は分かりませんが、経済産業省以外の多くの省庁では原発利権とは直接関係はなく再稼動すると主にリスクだけを被るはずなので賛同する人もいるのではないかと私は見ています。
Posted by soeksuser at 2012年06月04日 23:34
今日の読売新聞朝刊新潟版より

●再稼動手続きを柏崎市長が批判

 政府が関西電力大飯原発の再稼動への手続きを進めていることに対し、東京電力柏崎刈羽原発が立地する柏崎市の会田洋市長は5日の記者会見で、「再稼動を巡る動きは非情にわかりにくい」と苦言を呈した。
 会田市長は「福島の事故を検証している途上であり、原子力規制庁の姿も見えない中の議論だ。原発の安全確認のステップを積み上げていくことが安全安心に結びつく。国の責任でしっかりとやってほしい」と注文をつけた。
 新潟市の篠田昭市長も4日の記者会見で「福島第一原発事故の根本的な総括が欠かせないのに、電機が足りないという理由で突き進むのは非常に問題がある。柏崎刈羽原発に対しては今回のようなやり方は認められない」と批判した。

・・・大飯原発再稼動に関しては、泉田知事が以前から吼えておりますが、瓦礫受け入れに関しては正反対な立場である柏崎と新潟の市長も、これについては知事と同じ考えだというのが興味深いです。
Posted by 新潟県民 at 2012年06月06日 13:00
大飯原発再稼働には、原発輸出ということも関係しているのかも・・・。危険と自ら認めるものは輸出できない。→大変な損害
Posted by 原発輸出 at 2012年06月15日 15:16
今日の新潟日報朝刊より

●電力不足解消を優先
 「柏崎」との違い鮮明
 東電に余力  再開要請は白紙
 知事も慎重  まず福島検証を

(前略)
 東電が柏崎刈羽原発の再稼動を要請するにはハードルがある。福井と本県では、知事の姿勢に開きがあるからだ。
 福井県の西川一誠知事は細野豪志原発事故担当相と4日に面会し、「首相による国民への説明」を政府に求めるなど、再稼動議論のテーブルには着いてきた。
 一方、泉田裕彦知事は「福島原発事故の検証が先」との姿勢を貫き、再稼動手続きにすら言及していない。政府の事故調査・検証委員会は7月に福島事故の最終報告書を公表するが、柏崎刈羽原発の安全性を検討する県技術委員会の審議を含むと、検証が終わる時期は見通せない。
 東電側も慎重だ。次期東電会長の下河辺和彦氏ら首脳部は「地元理解が大前提」と説明。再稼動を地元に要請する時期は「全く白紙」(柏崎刈羽原発報道部)と繰り返す
          
 政府が大飯原発の再稼動を急いだのは、野田首相が「計画停電や電力料金の大幅な高騰など日常生活への悪影響を避ける」と語ったように、今夏の電力需給の厳しさがある。柏崎刈羽原発は需給状況を根拠に、政府から再稼動を求められる可能性は低い。
 14.9%と大幅な供給不足が予想された関電に比べて、東電管内は柏崎刈羽原発が停止中でも、4.5%の余力がある。東日本大震災で被災した広野(福島県)など、大規模な火力発電所が復旧したためだ。
 ある本県職員は「安全が大前提なのに事故の検証もなく、電力不足だから動かすというのは筋が違う。東電は事故を起こした会社でもある」と東電に厳しい視線を送る。           
Posted by 新潟県民 at 2012年06月17日 09:56
つまらんですな^!
大飯原発でも 何処の原発でも なにはともあれ辞めよというのは 感情論です。断層が有っても日本の建設学で 克服するような 対策での
30m暑さの耐震構造物を作って 対策すれば 対応できるでしょう。

何はとまれ 原子力反対は いかんともしがたい
敗北しゅぎでしょう!

Posted by ながまつ at 2012年12月30日 00:22
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