・「欲しがりません、勝つまでは」を彷彿とさせるように、『「我が子さえ良ければ」という発想はいかがなものか』と、一億総玉砕を進めたマスコミ
・放射能を怖がる人間を夫婦げんかをする女性にたとえたJAEA
放射能を危険視する人びとをバカにしているわけです。この本家本元と思われる調査が4月に発表されていますので、こちらで紹介いたします。
【仕事のエコノミクス】vol.31 【更新日:2012.04.16】
「放射能が怖いのは文系、低所得、非正規、無職」 ――慶応大の調査結果に、反響さまざま
東日本大震災や原発事故が「家計に与えた影響」について、慶應義塾大学が調査を続けている。このほど発表された結果が、意外な波紋を呼んで話題になった。
この調査は震災前と震災直後、さらに夏の節電を経験した後の家計行動の変化を追跡したものだが、そこではっきりと浮かび上がってきたのが、
「原発事故・放射能への不安や恐怖は、文系・低所得層・非正規雇用者・無業者ほど大きい」
という、動かしがたい統計的事実だったからだ。
調査は、同大学のパネルデータ設計・解析センターが全国の約6000世帯に対して、調査票を郵送して実施。回答から明らかになったのが、放射能恐怖と就労や所得のあいだの関係だった。調査には十分なサンプル数があり、有意差のある結果となっている。
◇
費用面の理由で、転居などの対策が取りづらさが理由
ところが、調査結果に対して、
「文系や低所得者をバカにしたものだ」
という、見事なまでに短絡的な反発が相次いだことで、盛り上がった。もはや慶応大の思うツボだろう。はからずも、反発している人間自身が、
「無前提に、文系や低所得者をバカにしている」
ということを証明している。
当然ながら、調査をした慶応大は冷静だった。これに対して、次のような至極もっともな分析を示し、余裕をみせている。
「原発事故・放射能汚染に対する恐怖・不安は、科学的知識が少ない文系出身者でより強かったと考えられる」
「低所得層や非正規雇用者・無業者で恐怖・不安が強かったのは、事故や放射能汚染が深刻化した際に、費用面の理由で、転居などの対策が取りづらいことに起因しているとも解釈できる」
調査結果によれば、原発や放射能への恐怖や不安は、震災直後に比べて、6月時点に増大したという。
また、恐怖や不安の強い人ほど、睡眠時間が減ったり、食料の買い溜めをしたりしていたそうだ。知人と繋がろうとする行動も顕著にみられたという。
さらに、こうした恐怖や不安感の強い人は、震災後、生活のストレスが増大したり、睡眠時間が減少したりしていた。
放射能が怖いだけでなく、幸福感も増した低所得層
ところで、この調査が浮かび上がらせた興味深いポイントが、もう一つある。震災後、低所得層や非正規雇用者ほど、
「生活満足度や幸福度は、震災後に高くなった」
ということが明らかになったのだ。
震災では、低所得層や非正規雇用者ほど、収入の減少やストレスの増大を経験している。だから、この結果は一見、矛盾するようにも見えるだろう。どう解釈したらよいのか。
ここでも慶応大は、次のような落ち着いた見方を示した。
「震災の負の影響は、低所得層や非正規雇用者で大きいが、『他人よりも自分のほうが相対的には悪くない』と思うことで、生活満足度や幸福度は高まった」
つまり、もともと「失うもの」が少なかった低所得層や非正規雇用者ほど、震災による悪影響について、「自分は他人よりはマシだ」と考えているらしいのだ。
「このような方々の恐怖心や不安を取り除くような施策や支援が求められる」
調査結果にもとづいて、慶応大はそう提言している。
慶応大の調査結果から(ホームページから消されそうなので、追加しておきます。コメント欄に面白い分析がしてあります)・・追記に転載しました

残念ながら、筆者の名前がありません。慶応大学の名前の調査で、放射能を怖がる人をバカにする記事を上から目線で書く。なかなか大したものです。この人にとっては、あの憧れの「慶応大学」が6000名もサンプルして書いた統計調査だから、信じるに足る。と考えていることが垣間見えますから、まず慶応に憧れていたが、入学できなかったであろうことが容易に想像できます。どのような大学であれ、もし入学して調査研究をしているのならば、大学の調査がいかに表層的なものであるかなど、よくよく知っているからです。例えば、私などは、あの「東大」の先生が何を言っても、最初からまったく信用していません(もう、最近は全員そうなっていると思いますが)。慶応に権威があると思っているこの筆者の立ち位置があらわになっています。
また、このような調査をしようと思った「慶応大学」、さすが初代学長がお札になっているだけのことはあります。大したものです。巷では、次のような会話が行われているのではないでしょうか。
「あら、奥様、あの慶応大学が、放射能を怖がるのは、低所得層だと発表されましたのよ。もしや、あなた低所得層ではございませんわよね?」
放射能が怖いというと、世間の人からバカにされる。バカにされるくらいなら、放射能のことなど怖くないと言っておこう。自分は、理系だし、高所得層なんだから。
と考える人間の嫌らしさが出てきそうです。
はて・・・この話・・・どこかで聞いたことがありますね。まわりからバカにされるから、見えたフリをする。
はだかの王様から

読んでいてあらためて思ったのだが、これは実に深いストーリーだ。
誰もが服など見えないのに、見えないと素直に言えば自分がうそつきかばかものだと思われる。
それを避けるために、見えるとうそをつく。
正直者とされていたはずの大臣を始め、側近のものも街の人も、そして王様自身もそう振る舞うのである。
しかし、実はそれこそがうそである。
見えないのに見えるとうそをつく。
つまりうそつきである。
だから見えない。
なんだか混乱するが、詐欺師の言う事は、実は詐欺とも言い切れない。
王様も大臣も家臣も街の人たちも、みんながみんな「見えない」と言い出せない。
周りの雰囲気に、素直な自分の意見を言い出せない。
それを破れたのは、まだ見栄や外聞などを気にしない素直な子供だった。
それを言ったらどうなるか、など考えないからこそ素直に言えた。
我々は果たして大人たちを笑えるだろうか。
突如現代の世に現れた「はだかの王様」、あなたは笑い飛ばすことができますか?
◆関連ブログ
2012年06月06日
戦時中と瓜二つのマスコミと世論(絆に騙されないために)
放射能を女性のヒステリーにたとえたJAEAと消されたページ2012年06月08日
肝沢幅一さんから
この結果は文章を読まずにデータだけを見て考えても良いのかもしれません。なぜなら「原発事故全般に対しての恐怖心・不安」に対しては、5月時点の世帯所得分位別では、全ての世帯での回答において「7割以上」が不安に感じていると数字(6月調査時点)は示しており、また「食料や水の放射性物質による汚染への恐怖心・不安」についても「6割?7割以上」が恐怖心や不安に感じていると答えています。この調査結果のデータは、放射能に対して危険を感じている人たちが「7割」もいると云う事と、「3割」ほどの馬鹿が、この国に存在しているという事を示しているとも考えられるのではないでしょうか。
どうやら3割の馬鹿のために、7割の一般の人たちまでが危険に晒されているのが、この国の実情のようです。
わさびさんから
独善的データ解析
まずは、このグラフの表示形式の問題がある。
50%あたりを0とする棒グラフになっていて、実は過半数が始めから怖がっていた事が隠れてしまっている。また、全ての数字が上昇していることから、「生活満足度や幸福度は高まった」根拠はない。
同様に、食品に関してのグラフでは、
震災直後から最近までの感覚の変化を見ると、金持ちも貧乏人も、伸びにほとんど差がなく、微妙ではあるが金持ちの方が時間経過と共に
恐怖心を持つようになっている。
第1分位 1.136倍
〃2 〃 1.127倍
〃3 〃 1.169倍
〃4 〃 1.224倍
〃5 〃 1.161倍
危険は収まっていないことを認識するまでに時間がかかり、金持ちが鈍感であるという推論も出来るかも。
また、被災地での伸びが大きいことから、当初は情報が届かなかった事がわかり、全国的に増えていることから、ごまかしや隠蔽がばれてきていることも伺える。
これこそ典型的な「統計の嘘」の使い方!
と、
こちらも独善的に解析してみました。
何日付けだったか忘れましたが(5月8日?)の読売新聞に、原発がゼロになれば、原発関連の技術者だけで数万人が仕事を失う可能性がある、とか書かれてあったような記憶があります。
放射能が怖くない優秀な原発技術者が沢山おり、かつ、その方々の雇用が今後危なくなってきたとしても、心配にはおよびません。高給で雇ってくれるところがございます。皆様で福島にいらして働けばよいのです。
小出先生が仰っていましたよ。「今後、福島でも、チェルノブイリのように何万人もの労働者を投入して事態の収束を図らなければならない」と。
日本は、ラッキーです。なぜなら、ロシアがチェルノブイリの事故現場に投入したであろう労働者より、ずっと優秀な理系の技術者達が現場要員として控えているのですから。
わが国の理系は、放射能をも恐れませんから、さぞかし立派にお勤めを果たして下さることでしょう。その勇猛果敢さには、神風パイロットの姿と重なるものがあることでしょう。
もしものことがあれば、靖国に祀ってもらえるかもしれません。何しろ、国策に盲目的に従って原発を進めてきたのですし、技術者人生を賭けて来たであろう原発の事故現場で殉職できるのですから、これほど名誉なことはないはずです。
いつもありがとうございます。
分かりやすく面白く読ませてもらいます。
さて、記事の紹介です。
「不思議の国の NEO」の著者、斎藤賢爾さんが書いたものです。
「ホントに再稼働して大丈夫なのかな?」と漠然と思っている人にはもちろん、野田首相に激怒している人まで
広く読んでもらいたいと思いました。言い当てています。
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ギューッ』ってなってますから ─ 大飯原発再稼働に関わる首相演説に思う version 1.0
作成: 斉藤 賢爾 / Kenji Saito - ks91media 日時: 2012年6月10日 3:08
1. はじめに
2012年6月8日18:00からの首相官邸での会見で、野田首相(当時)は大飯原発の再稼働の必要性を国民に訴えました。
一国のリーダとして、自らが思うことを国民に対して伝えることは、どんどんおやりになった方がよいと思います。しかし、実際に大きな事故を起こした巨大技術の安全性を評価し、再びそれを積極的に利用していくことを決める上では、シンボリックな意味しか持たないし、また、それ以上の意味を持つべきではないと思います。
そして、一国のリーダが、自らが思うことを国民に対して伝えることにより、ある政策についての理解を得て、国全体が盛り上がるということも、あるのかも知れませんが、この演説については、残念ながら、正直申し上げて、私には「ここまでトンチンカンなことをおっしゃるか」という感覚が強く残りました。
特に、野田首相はこの会見の中で、「もし万が一すべての電源が失われるような事態においても、炉心損傷に至らないことが確認をされています」と述べていますが、この文言により、かえって不安が増大してしまった人も多いのではないでしょうか。東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、一般の市民も原発について相当の知識を持っている今の日本では、その言い方では、マジックにしか聞こえないからです。
このノートでは、私が「ここまでトンチンカンなことをおっしゃるか」と感じた理由を、比喩を用いながら、考えてみたいと思います。
2. 『ギューッ』ってなってますから
確か、笑福亭鶴瓶さんか、あるいはタモリさんだったと思うのですが、テレビでこんなエピソードを面白おかしく語っていました。もう20年以上前のことかも知れないので、正確には覚えていないのですが、大体、こんな内容です。
彼は、某航空会社の飛行機に乗っている時、どうしても、搭乗口の扉のことが気になって、客室乗務員を呼び止めて、こう聞いたのだといいます。
「あの扉はどういう仕組みで閉まってるのですか」
すると、聞かれた客室乗務員は、どこかに何かを確認しに行くと、戻ってきて、こう笑顔で答えたのだといいます。
「お客さま、ご安心ください。『ギューッ』ってなってますから」
この話が笑い話で済むのは、もちろん、飛行機の扉には確かな仕組みがあるだろうし、きちんと点検された上で飛行機は飛んでいると思うからです。もし、飛行中に何かの問題が生じたとしても、例えば上から酸素マスクは降りてくると思うし、ライフジャケットがどこにあるか知っているし、その膨らませ方も分かっています。それらはすべて、飛行機が飛ぶ前に乗客に説明されます。だから、たまたま大の大人に向かって、何の説明にもなっていない言葉で安心させようとした客室乗務員がいたとしても、トボけたアテンダントもいたものだなあ、という話で済みます。
おそらく、扉の仕組みを聞かれた客室乗務員は、誰かに聞きにいって、説明を受けたものの、自分が理解できなかったのでしょう。あるいは、説明をした人も、一般の乗客であれば、「『ギューッ』てなってますから」と言えば十分安心してもらえるだろうと思ったのでしょう。もし後者なら、それはそれで問題ですけど。(前者も問題か。)
3. 圧力容器も『ギューッ』ってなってますから
私たちは、今まで日本に住んできて、原子力発電所の安全性については、これまでずっと、「『ギューッ』ってなってますから」程度の説明しか受けてきませんでした。
それで済むためには、本当は、飛ぶ前に、事故が起きたときにはどうなるのか、どうする必要があるのか、説明を受けていなけれはならなかったのだと思います。
今、私たちが乗り込み、離陸を待っているジェット旅客機は、ひどい状況です。
もし事故が発生したとき、乗客の頭上から降りてくるはずの酸素マスク (原発で言えばヨウ素剤などの備え) は、まだほとんど配備されていません。ライフジャケットのありか、その膨らませ方、非常口や、その作動の仕方、スロープの滑り降り方 (原発で言えば避難経路や避難手順) も、乗客は知りません。そのいい加減さから考えると、もしかすると点検も十分には済んでいないかも知れません。
それどころか、この飛行機は、技術自体に欠陥があるかも知れず、その検証も終わっていないのです。この航空会社が運航していた、型が違う別の飛行機が、つい最近、大きな事故を起こしたばかりです。その事故の原因の検証が終わっておらず、型が違うからといって、あるいは運航年数が比較的短いからといって、同様の事故を起こさないとは言い切れません。問題は技術の欠陥に加えて航空会社のオペレーションにあったかも知れないのですから、なおさらです。
ところが、そんな状況の中、ひとりの客室乗務員が来て、こう言います。
「もし万が一、扉が吹き飛ぶようなことがあっても、機内の気圧が下がることはありません。当機は間もなく離陸します」
あなたならどうするでしょうか。
大抵の場合、フライトは無事に終わるのでしょう。しかし、万が一のとき、この飛行機では、たとえ大きな事故でなくても、満足のゆく対応が行われるとは思えません。万が一のとき、何が起きて、何が必要になるかを、乗務員たちは分かっていないように見えるからです。冒す必要のないリスクをとるよりも、私なら、すぐに飛行機を降ります。実際、降りる心づもりはしておいた方がよい気がします。
ただ、降りる前に、乗務員にも、まわりの乗客にも、これがおかしな状況であることを伝え、本当に、こんないい加減な準備で飛び立つつもりなのか、議論する必要はあるでしょう。今は、そんな状況だと思います。
4. 客室乗務員との対話
私は、客室乗務員に言います。
「この機体は、安全性の面で問題がありそうです。少なくとも、今、飛び立つべきではないのではないですか?」
客室乗務員はこう答えます。
「確かに、安全に絶対ということはありません。しかし、お客さまの安全を守ること、それだけが私の判断の基準です。当機を離陸させる決断を、今、しなければなりません」
私には、意味が分かりません。
「どういう意味ですか?この空港が、もうすぐ爆発するとでも?」
「いえ、お客さまの中に、病人がいらして、遠方の病院にすぐに運ばなければならないのです」
「そういうことですか。でしたら、いずれにせよこの飛行機が安全だとは思えないので、別の手段で運んではいかがでしょうか。少人数なら、より枯れた技術である小型のプロペラ機でも迅速に運べるでしょう。他の乗客は、この機体で安全性が確保されるまで待つ人もいるだろうし、私は、降りて、陸路で行こうかと思っています」
そこで客室乗務員は、ああ、と何かが分かったかのような表情をします。
「あの事故のことが記憶に残っていらっしゃるのですね。それはよく理解できます。しかし、私たちは、お客さまの日常の生活を守るため、急いで目的地に向けて飛び立たなければならないのです。お客さまの中には、そうしなければ、経済的な損失を被る方がいらっしゃいます」
私はあっけにとられて、でも、がんばって話を続けます。
「あの事故は、あなたにとって、忘れてもよい出来事なのですか?というか、記憶に残るって、どういうことですか。まだ事故の原因も検証されていないし、賠償だって済んでいないのですよ。もし、あなたの言うことが御社の公式な見解だとしたら、大きな問題だと思います。…しかし、それはそれとして、全員が目的地に向かって急いで行く必要はないでしょう。現に、私のまわりの乗客は、みんな待つと言っていますよ。クレーマーが何人かいるのは、私も気づいています。急いでいるのでしょう。しかし、そうした人々に、安全が確認されるまでは、決して飛行機は離陸しないと説明するのが、本来のあなたの役割ではないのですか?」
客室乗務員は、怪訝な顔をして、こう答えます。
「安全は確認されていますよ。先ほど、そう申し上げました」
私は、客室の天井を指差して言います。
「酸素マスクが準備されてないですよ。ライフジャケットもありません。万が一のときの脱出経路が載っている紙も客席にはありませんでした。シートベルトの締め方とか、そういった諸々のことを説明するビデオも上映されていません。あなたは、この飛行機の安全について、何の説明もしていないのですよ」
客室乗務員は、それでも満面の笑みで、こう言い放ちます。
「でも、機内の気圧は決して下がらないのですよ。たとえ、あの扉が吹き飛んでも」
私は、仕方なく、こう言って議論を終わらせるでしょう。
「おそらく、あなたは、誰かから説明を受けて、何かを間違えて覚えているか、誇張して表現しているのでしょう。…申し訳ないですが、あなたでは話になりません。あなたには、この飛行機の離陸を決める権限はないし、離陸できるかどうか、すべきかどうか語る資質があるようにも見えません。あなたには、確かに、乗客の安全を守る責任がありますが、安全についてのあなたの考え方は、一般の航空会社における考え方とは、かけ離れすぎています。飛行機の技術について、よく分かっている人か、少なくとも、安全について、業界の標準的な考え方に沿って話せる人を呼んでください」
5. おわりに
以上のお話は、もちろん、例え話で、例え話には、いろいろな落とし穴があるでしょう。上の話で言えば、飛行機は、果たして、原子力発電所の喩えなのか、それとも国家の喩えなのかも、揺らいでいます。
ですが、原子力発電の問題は、ともすれば、個人が実感をもって考えるためには、大きすぎると言えるのかも知れません。自分自身が現実感たっぷりに検証できるスケールで考えてみる必要はあると思います。このノートが、そのための助けになれば幸いです。
特に東京では放射能のこと言わないのが、オトナみたいな、暗黙の了解。これって、田舎もんの集まりだからみんな、人目ばっかり気にして。
大体、震災後、原発爆発して直ぐ外国に逃げたのは所得の超高い人。そして、フェイスBOOKやってる人が高所得者のインテリ層が、ほとんどとのことで、これは、パソコンで情報集めてる人と、同じと思ってかまわないとおもいます。ちなみに大阪の58さいくらいの人に瓦礫のことはなしたら、そんなん知らんかったー!TVでは、なんもやってへんっておこりまくってました。つまり、インターネットは層が決まってて放射能のこという人はバカだとはいえないはず。そんなん、ちょっと考えたらわかるのに、騙される人がいるなんて、みんなで、この事実広めないとだめですね!
我が家の優秀なお子ちゃまは来年慶應・早稲田を受験予定でしたが、あまりにもお粗末な考えに受験は辞めます。
もちろん合格しても行く気はありませんでしたが、受験することすらアホラシイデス。
あまり論理的な思考がおできにならない方のように見受けられますね。
基本的な調査手法が間違っているのではありませんか?
全国調査といっても、全国の世帯の何を代表させ標本を抽出するのでしょう?標本の定義がここでは世帯としか触れられていません。
また、郵送法とのことですが、誰宛に調査票を郵送するのでしょうか?世帯主ですかね?とすると世帯主に回答が偏りませんか?
そうでないとしたら、誰が回答するのでしょうね?誰が答えてよいかも判然としていません。
パネルデータ設計の具体的な説明もありません。そもそも統計的な標本抽出法なのでしょうか?
全国規模でパネルを無作為で、具体的にどうのように選べるのでしょうね。国が実施できるレベルでも難しい、というよりほぼ不可能でしょうね。
パネルというのは、いつも調査に回答している同じ対象者で、調査慣れしていることが、却って意識調査では、バイアスになるリスクが大いにあり得ます。その世帯にあるテレビの台数を答えてもらうのであれば、誰が答えてもそう違いはありませんけれど。
それに郵送法では有効回収率はどの程度あったのでしょうか?その点もここでは不明です。
かつて、国が実施していた全国の二十歳以上の個人三千人を対象に、主に住民基本台帳からの層化二段無作為抽出法で、訓練された調査員が対象者宅を個別訪し、調査票の質問文を読みあげる面接調査法で、その有効回収率は六割弱です。有効回答数は約千八百人です。多ければよいというものではありません。
調査には十分なサンプル数6000世帯だからといって、統計的な有意差があるといえる調査かはなはだ疑問です。
英米系の有名雑誌に載せることが科学の仕事だと思い込んでいる研究者、研究費をたくさんとることが仕事だと思っている教授、机上のエビデンス信奉者、こういう人たちは、放射能は、あまり怖くないかもしれない。山下教授は、この部類なのかと思う。
ひどく怖がっている女性が確かにいるのかもしれないが、それは、食品や乳幼児、妊娠など、女性的なものに非常に深く関連するからだろう。また、それは、安全性を宣伝する、官僚や御用学者の権威、父性が、裸にされてしまっていて、地に落ちていることの証拠でもあろう。
イソップのことはモデルの高校にはないフィクションでしょうけど、あの時代は、大気中核実験の影響を濃く受けているんですよね。学校が荒れていたことも関係あるのかな?
因みに、私の周りで同世代(院長先生とも同世代)の女性が、30代前半で蜘蛛膜下出血により亡くなっています。
では、病院で最も手を洗わないのは誰でしょう?
答え-->医師
知識があるほど危険なものが危険でないと感じてしまうというパラドックスです。
危険度は変わらないのに。
この調査は、このパラドックスを綺麗に説明してくれます。
英語分かる人だけ見て聞いてください。
http://www.freakonomics.com/2012/01/19/what-do-hand-washing-and-financial-illiteracy-have-in-common-a-new-freakonomics-radio-podcast/
どうやら3割の馬鹿のために、7割の一般の人たちまでが危険に晒されているのが、この国の実情のようです。
某大学の同窓会組織に関係していたとき、突然、女性会長からいわれなきいやがらせを受け、理事会を追われました。
理由を探っていくと、原発に行き当たりました。
その女性会長が「夫は原子力に関係している。あなたはそういうのに反対するような人でしょ」と言ったことを思い出したのです。
私が直接、「原発反対」と言ったことはありません。ただあの9.11が起こったとき、「アメリカって怖い国だなあ」と何気なく言っただけ。それを聞いた彼女が、猛然と食ってかかってきたことが鮮明によみがえってきました。
たかが同窓会の理事、それを解任するほどのことなのかとずっと不思議に思っていましたが、3.11原発事故があってから、原子力ムラの住人は、その家族を含めて何か特別な神経を尖らせて暮らしているのだなと改めて思いました。
今、ネットでの情報は本当にありがたい。
いろんな方のご意見、欠かさず読んでいます。
まずは、このグラフの表示形式の問題がある。
50%あたりを0とする棒グラフになっていて、実は過半数が始めから怖がっていた事が隠れてしまっている。また、全ての数字が上昇していることから、「生活満足度や幸福度は高まった」根拠はない。
同様に、食品に関してのグラフでは、
震災直後から最近までの感覚の変化を見ると、金持ちも貧乏人も、伸びにほとんど差がなく、微妙ではあるが金持ちの方が時間経過と共に
恐怖心を持つようになっている。
第1分位 1.136倍
〃2 〃 1.127倍
〃3 〃 1.169倍
〃4 〃 1.224倍
〃5 〃 1.161倍
危険は収まっていないことを認識するまでに時間がかかり、金持ちが鈍感であるという推論も出来るかも。
また、被災地での伸びが大きいことから、当初は情報が届かなかった事がわかり、全国的に増えていることから、ごまかしや隠蔽がばれてきていることも伺える。
これこそ典型的な「統計の嘘」の使い方!
と、
こちらも独善的に解析してみました。
【宇宙の果てまで緊急大拡散】【★全国から北九州へ「瓦礫はNO」と陳情書を出そう!!★】締切6月14日(郵送の場合必着)●提出者は市内、市外の区別無し●市議会に直接意見を届ける最後のチャンスhttp://hinanohanasi.blogspot.com/2012/06/14-614-14-803-850111-httpwww.html?spref=tw
セシウム134、137は、同じアルカリ金属で性質が似ているカリウムと間違えられて体内に取り込まれますけど、ベクレルの単位で間違えられるのではなく、原子の単位で間違えられます。
カリウム40による内部被曝を受けているのは確かですけど、体内のカリウム40と同じだけの原子数があれば、セシウム137では被曝量はカリウム40による被曝量の約1億倍、セシウム134では約20億倍となります。
放射性のカリウム40は、全カリウムの1万分の1程度ですので、体内のカリウム原子(カリウム40に限らない)の1億分の1程度だけ放射性セシウムの原子を取り込んだだけでも(この程度は取り込み得ます)、セシウム134、137がほぼ等量(ベクレルで)とすると、被曝量は約10万倍になります。
自然放射線による被曝があるからと言って、その10万倍が安全であると言えるはずがありません。中途半端に理系を囓っている人ではなく、科学全体を見通せる真の理系であれば、ここまで余裕で分析できるんですけどね。
調査結果についての慶応大によるとされる「評価」の文章は低劣としか言いようがありませんが、「数字だけ」を見ると様々なものが見えてくると思います。例えば昨日にも書き込みさせて頂いたように、調査対象者全体の「7割」以上が、原発事故や放射能に対して恐怖心や不安を抱いているという、ごく当たり前の結果が出ています。これらの結果をExcelなどで円グラフを作成すると、より分かり易いと思います。(例えば、一項目ごとに、不安に感じる人の数値と、そうでない人の数値を入力して作成する、などが考えられます)
当然の結果ですが「未就学児あり」の世帯では79パーセントが原発事故に対する危機感を感じているという結果から、幼い子どもを持つ大多数の親が、子どもたちを守りたいという「正常な心」を持っているという事が判ります。
それから被災3県では、震災直後において全国平均より放射能を不安に思っていた人が比較的低い(と言っても過半数以上が不安に思っていますが)のは、やはり津波の衝撃が、あまりにも大きすぎたからだと考えられます。去年の5月に、被災地(宮城県)へボランティアをしに言った際、避難所では、まだ敷き布団もなく、また高台に住んでいたお陰で助かったという人からも親戚や知人、友人を津波で亡くしたという話を聞くことがありました。つまり、この頃の被災地では放射能の事を考える余裕すらなかった人が多かったという事を、このデータが示しているのでしょう。
それと世帯所得分位別の一番のハイクラス(所得金額が不明なのが腑に落ちません)が、他の4段階の所得分位より不安に思う人が少ないのは、もう家には幼い子どもがいなくて、本人も放射能の影響を受けにくい年齢になっているという認識からか、もしくは以下のリンクの本の内容からの可能性が考えられます。
http://www.junkudo.co.jp/detail.jsp?ID=0113765524 (丸善&ジュンク堂書店のwebページにリンクします)
veteranstoday.com の5月30日付けの Michael Shrimptonによる「Japan Attack, German Terror-Intel Group Complicit...」です。 院長殿、長い記事ですがただちに読んで下さい。 英文ですが、朝日や毎日の日本人記者の書いた気取った下手くそ英語(風変わりな表現と日本の参考書で勉強した間違い文法からなる)よりは、読み易いはずです。
記事によると、オリンピック攻撃に使うはずだった核爆弾を積んだドイツ製の潜水艦model21が日本に向い6月8日に地球丸とランデブー。 6月22日に六ヶ所村の秘密プルトニウム保管所を、フクイチ攻撃と同じ方法で、つまり人工地震で攻撃。 8月17日に再度の攻撃をかけ、日本を破壊しアメリカと韓国に放射能の雲をばら撒くと言う計画。
素人のいい加減な情報ではなく、著者(政治家、弁護士、Pentagon のfrequent visitor,機密・諜報の専門家)については顔写真入りで彼の豊富な経歴が書かれています。 一部の犯人達の名前まで暴露してあり、著者は、記事によって陰謀取り消しとなればいいと願うが、韓国からの返事は無しで、中国からは、「お前は殆ど正しいが、完全に間違い」と言う返事があり理解に苦しんでいるとか。
未来館で「世界のおわり」とかいう物騒な展示があったそうですが、これと関係があるのでは?
東大、京大、慶大出以外の人も、取るにたりない存在ですって?
わたくし、東大、京大、慶大、一ツ橋大出なんかのビジネスマンに英語教えた事ありますけど(その昔、ドイツでネ)。
the so-called 一流大学出が、3流大(?)出での、しかも社会学専攻の私から英作文の添削を受けたって事は、どういう事なんでしょうね。 一流大出の方、教えて下さいな!!
そういえば、その昔、京大出の私の生徒のお父さんですが、ビデオカセットが機械の中にはまってしまい、自分で取り出せなくて、一ヶ月以上もほって置き、結局、Quelle(店の名) に持って行き、100 DM 払って出して貰ったっんですが、それどういう事ですか? 一流大出の方答えて下さいナ。
(ドライバー1本あれば、中学生にだってできる事なのに!!)
https://twitter.com/shanghai_ii/status/212357741539364864
すでにご存知でしたらお手数をおかけしましたということでご容赦ください。
みんな「放射能は怖い」と言い出せない。
周りの雰囲気を読むことが大事と、教育されてきたから。
そのルールを破って本当のことを言うとどうなるか。
かつては「子供っぽい人」「成長しきれていない人」と呆れられた。
最近は「KY(空気読めない)」とさげすまれる。
それでみんな黙ってしまう。空気読めている大人の振りをしている。
素直だった子供までも 大人たちの姿をみて
空気を読み、本当のことを言わなくなった。
本当のことを言う子供は自閉症・ADHDとか
病名つけられて 精神科の介入を受ける。
KYな大人は、最初は変人扱い、そのうち
発達障害、統合失調症と病名つけられ
薬漬けにされる。
最近の院長先生の記事の中で、ロシアで抗議している中年女性に後ろから鎮静剤注射・・・という動画が紹介されていた。あまりのおぞましさに
体が凍り付いてしまった。
あまりにも安易に精神病薬を使いすぎ。
日本でも「原発反対」「放射能こわい」と言ったら注射される日がくるような気がする。
日本では以前、多少の変わり者でも社会の中で生きていくことができたのではなかったか。
本当のことを言う人も いえない人も
話し合って いたのではないか。
いつから、こんな息苦しい世の中になったのだろう。話し合いは 空気の読みあいに終始し
変わり者は(精神病の世界へ)排除される。
放射能怖いという人々に昨年の事故当初から
放射能恐怖症という病名をつける輩がいた。
自分たちと異なる感性を持つものを精神病病みにするのは、常套手段なのだろう。
あんな爆発事故を起こしても原発にこだわる人々は「原発なしでは生きていけない」原発中毒
か原発依存症。はたまた「合理的ではないとわかっていても、原発を動かさずにはいられない」強迫神経症。それとも 放射能についての何等かの認知の障害?。と私もむりやり病名つけてみました。おそまつ。
1)若くて再就職が比較的容易な人
2)博士号を持っていて海外で通用する実績がある人
3)小さな子供がいて放射能に対する危機感が強い人
4)御用といえるほどの給料や地位を貰っていない人
5)上司にはっきり物が言える人
確かに使命感で残っている人もいますが、結局、彼らも御用の下で働いています。 首都圏では、放射能汚染に関して、政府の都合のいい結果を発表をする学者ばかりだし(注:上になるほど酷い)、メディアも都合のいい調査だけ取り上げます。 この調査、「読む値打ちなし」です。
そういや今日の新潟日報朝刊読者投稿欄に、自称新潟市在住60代「元放射線技師」の方の、知事は闇雲に不安を煽って瓦礫受け入れの邪魔をしている、との批判意見が掲載されておりました。知事や県の言っている事は別に「闇雲に」不安を煽っているわけではないのは、勉強していれば分かる事なんですけどね。
これについてはすでに何人かのまっとうな科学者の方々が統計学的な問題点を指摘しています。たとえば、神田外語大学の中山幹夫さんが、統計学的に有意とは言えないということを指摘して、慶応大学にも公開で質問を投げかけ、返答があったはずです。もし院長先生がまだそれをご覧になっていないなら参考にされると良いと思います。
http://approaches.blog135.fc2.com/blog-entry-18.html
中山さんは、早くから誠実に放射能の安全神話に対する科学的な反論をされ、非常に読みやすい資料を公開されています。こちらもまだの方は必読です。
http://www.nakayama-lab.com/essay/atm.html
風評はやっかいだ。なかなか消えない。福島原発の事故で、東北は今も農家や漁師、観光業者などが風評被害に苦しんでいる。対策は、根気よく説明し、理解を広げるしかない。
▼きょう、中越沖地震から5年を迎えた。あのとき、私たちも広く、長く吹き続ける風評の威力を知った。「何だかよく分からないが、怖い」「近づかないのが一番」という「負の連想」は、火災が起きた柏崎刈羽原発の映像から始まった
▼地震で漏れた放射能は微量だったが、「日本海は汚染された」というイメージが国内外を駆けめぐった。この年の7、8月は県内海水浴場の客が前年の半分に。柏崎市など中越では7割も落ち込んだ
▼原発のトラブルは軽視できない。当然だ。しかし、郷土の海が疎んじられるのはつらかった。「もっと冷静に」「安全が確かめられたら、また来て」−。観光業者だけではなく県民の多くがそう願った
▼東日本大震災で、放射能の不安をまき散らした責任は国と東電にある。厳しく向き合わねばならない。それと同時に、何の落ち度のない被災地の痛みを軽減するにはどうしたらいいのか。私たち一人一人があらためて考えたい時だ
▼県内5市は岩手県大槌町のがれきを受け入れる準備を進めている。碇川豊町長が本紙に語っていた。「心配であれば自治体や町内会関係の方々に来ていただきたい」。説明に耳を傾け、納得できるまで疑問をただす。不安が解消したら一歩を踏み出す。そんな手順を踏んで、お隣の群馬でも岩手県宮古市のがれき受け入れが始まった。
・・・最近なんか静かだと思っていた新潟日報。読者投稿欄も、瓦礫関連の投稿が載らなくなってましたし。しかし、中越沖地震5周年を機にまた始めましたか(苦笑)。だいたい、中越沖地震の柏崎刈羽の事故と、今回の福1の事故を同等に扱って風評うんぬんと語ること自体、論理が破綻していると思うのですが。それとも、三条市福島新田甲地区や柏崎市山本町内会の方々をはじめとする反対派の事を「妄執に取り付かれたバカ」とでも言いたいのですかねぇ(汗)。
それに、風評のやっかいさを語るのなら、海水浴シーズンという観光客のかき入れ時に試験焼却を行なおうとしている柏崎市や、水と土の芸術祭なんてイベントをやっている最中に試験焼却を行なうつもりである新潟市はそれこそ、「学習能力のないバカ」だと思うのですが(笑)。
"U. of Chicago Hires High-Ranking Japanese Geneticist to Work on Anticancer Drugs"
http://chronicle.com/article/U-of-Chicago-Hires/130409/#disqus_thread