
インド独立の父 マハトマガンディー。
「非暴力・不服従」
南アフリカで弁護士をする傍らで公民権運動に参加し、帰国後はインドのイギリスからの独立運動を指揮した。その形は民衆暴動の形をとるものではなく、「非暴力、不服従」(よく誤解されているが「無抵抗主義」ではない)を提唱した。この思想(彼自身の造語によりサッティヤーグラハすなわち真理の把握と名付けられた)はインドを独立させ、イギリス帝国をイギリス連邦へと転換させただけでなく、政治思想として植民地解放運動や人権運動の領域において平和主義的手法として世界中に大きな影響を与えた。特にガンディーに倣ったと表明している指導者にマーティン・ルーサー・キング・ジュニア、ダライ・ラマ14世等がいる。
ガンディーは、パキスタン、インドを大インドとして統一することを夢見ていたと思いますが、2つの国が独立してしまいました。この2カ国は常に国境紛争があり、両国ともに核兵器を持って互いに反目するという欧州列強が臨んだ「分割・統治」をまさに実現しています。
河童が覗いたインド (新潮文庫)

このお札を見てもわかるように、インドは文字も統一されておらず、すべての文化が共存する国といって良いでしょう。なぜ、イスラム教徒の国として、パキスタンが独立しなければならなかったのか。2つに分かれたことで一番得をしたのはだれか。を考えると、インドがなぜパキスタンを含んだかたちで統一できなかったのかが見えてくると思います。
インドの原発建設反対の住民運動

世界中で住民の反発が起きているのは間違いありませんが、ここまでの運動をしても止まるかどうかは定かではありません。それほど国家権力と結びついて、住民の意向など虫けら同然とされるのです。
7月6日に首都圏で行われました「再稼動反対デモ」 翌日の熊日朝刊は次の記事。さすが熊日といいますか、共同通信でしょう。これでは、一体どれだけの方が参加したのかさっぱりわかりません。この記事だけを見ると、たった一人の話をみんなが揃って聞いたとも誤解してしまいそうな気がします。

読売新聞記事の写真の方がまだまともでした。

とある方からの写真(17:45官邸前)

この写真を見比べると、報道操作とはどのようにされるのかがよくわかります。この日は雨。しかも前回のデモの時にものすごい人数が集まってしまったので、警察はなんと地下鉄の駅から、外に出さないように規制をはりました。日々雑感から


こういう時こそ、「非暴力・不服従」の精神をもちましょう。なぜ、ここでこのような規制をしているのか、そしてそれが納得いく理由であるのかをきちんと問いただしましょう。嫌がらせを守る必要があるんでしょうか。
そして、このような記事も
【スクープ】「首相官邸前デモの参加者数、実は警視庁は発表していなかった」という謎オルタナ 7月7日(土)21時53分配信
今年3月から毎週金曜日、首相官邸前で開かれる「原発再稼働反対」デモの参加者数について、大手メディアが引用している「警視庁発表」の数字が実は存在しないことが明らかになった。
警視庁広報課は「各紙が持つ独自のルートで調べているのではないか」との見解を明らかにしたが、警視庁が発表していない数字を「警視庁発表」としたり、その数字の根拠が全く不明であるなど、報道モラルを大きく問われる事態に発展しそうだ。
首相官邸デモの参加者数については、直近の6月29日、7月6日の2回について、主催者側はそれぞれ「20万人、15万人」と発表した。
これに対して、大手新聞やテレビなど主要メディアは「警視庁発表」としてそれぞれ「2万人、2万1千人」と報じてきた。
メーデーなど大型デモの参加者数については、総じて主催者側が多めの数字を発表し、地元警察が少なめの発表をすることが多かった。
だが、一連の首相官邸前デモについて警視庁広報課は7月6日、「参加者数は安全面の問題から把握はしているが、一回も公表したことがない」ことを明らかにした
この話は、警視庁に直接問い合わせた人の回答と合致します。なぜ、このようなウソを振りまいて、不必要なデモの規制をやっているのか、一体警視庁の目的はなんなのでしょうか。
「K.V.ウォルフレン氏が予言した『首相官邸包囲デモ』の不気味な的中」週刊ポスト2012/07/20・27号 から
■「これは日本の転換点だ」
そうしたデモの広がりを政府側が恐れているのは間違いない。
政権幹部の一人は、
「このままでは原発問題が消費税や年金問題とも結び付き、全国的な運動になりかねない。労働組合や特定の政治団体が主催する”儀式的”なデモならば気にする必要はないが、今回は日増しに参加者が増えているうえに、相手が不特定多数だから(デモを収束させるための)交渉もできない」
そういって苦虫を噛み潰したような表情を浮かべた。
だが、手をこまねいて見ているばかりではないようだ。公安筋からはこんな声が聞こえてくる。
「抗議行動を抑える方法はある。カッとなりそうな者を挑発して、暴力的な行動を起こさせればいい。そうなれば、一般の参加者は普通のサラリーマンや学生だから”一緒にされたくない”と冷めていくはずだ。投げられたペットボトルを”火炎瓶の可能性がある”とマスコミにリークすることだって可能だ」
実際に、この火炎瓶報道は大飯原発でされています。(抗議行動から、一週間後といううさんくささたっぷりの報道)
原発反対派の発炎筒で警備員けが おおい町で再稼働に抗議中(2012年7月7日午前7時03分)
関西電力大飯原発3号機(福井県おおい町)の再稼働に抗議するため、6月30日におおい町に集まった反対派のメンバーが、原発周辺を警備していた民間の警備員に発炎筒を投げ、けがを負わせていたことが6日、分かった。県警が捜査している。
大飯3号機は1日夜、起動した。前日の30日から、おおい町には全国から反対派約650人(主催者発表)が集結し、集会やデモ行進で再稼働中止を訴えた。原発のゲート付近では100人以上が十数台の車で道路を封鎖し、作業員が出入りできないようにした。
県警や警備会社の関係者によると、県警の警察官は同町成和のオフサイトセンター付近でデモ行進などの警戒に当たっており、原発ゲート付近の道路を反対派が封鎖し始めたときは民間の警備員が警備に当たっていた。その際、一部の反対派が発炎筒を投げ、警備員が軽いけがを負ったという。
大飯原発の再稼働をめぐっては、これまでに反対派グループが県庁やおおい町で大規模な抗議活動を行い、県警ともみ合うなどの騒ぎが何度も繰り返された。これまでに県警から警告を受ける一部の反対派はいたが、逮捕者は出ていない。
細野豪志原発事故担当相と西川知事が県庁で会談した6月4日には、反対派の男性が県庁周辺で発炎筒をたいて歩いていた。
湯布院で講演会を行ったときにこられていた IWJ OITAの方にお聞きしましたが、機動隊員はUstream中継で見えていない場所にいる人間に対して、見えないように脇腹をたたき、それにたいして抗議活動をしていた人たちは手を挙げて応戦していたそうです。そのことを一切書かずに、一週間後に発煙筒をなげたとする報道。まさしく、上記であげた火炎瓶を使った過激派が、デモを仕切っているという政府発表そのものです。
今回のデモは、もはや主催者の手を離れてしまっています。デモというと暴力的にならざるを得ないという論調もよく見ますが、日本人が諸外国のデモに遭わせる必要は全くありません。自分たちでできることを作り上げる。それこそが、今の時代に求められているのだと私は思います。
デモに参加するかしないかは、自分の意志だけできめる。決してだれかの有力者の意見を聞いてはならない。
「被曝二世」時事通信社発行から
この1年で学び取らなければいけない一番重要なことは、「自分で判断して、自分の意志で行動すること」(被曝二世折り鶴会の活動で学んだこと−真美さん)
自分をしっかり持たない限り、現代の世では生きていくことはできないのです。
◆関連ブログ
大飯再稼働とヨウ素剤内服非公式マニュアル(自己責任で)2012年07月02日
タグ:デモ
本当にその通りです。
自分の責任で行動することです。
今までより大変ですが、すっきりしますね。
地下鉄の「国会議事堂前」駅の3番出口で、警察による規制により、上記の写真のように、地上に出るまでに30分ぐらい待たされました。6時半過ぎのことでした。3番出口以外から外に出られないにも規制していました。
地上に上がってみたら、警察が言うほどには混んでいませんでしたが。
3番出口を出ると、「財務省上」方向→六本木通り→内閣府南の交差点→六本木通りの反対側に渡って再度「財務省上」の交差点へ、と警察と主催者により誘導されました。
「財務省上」の交差点を、国会議事堂側に渡ろうとすると、警察により、これ以上国会に近づけませんと言って、渡るのを阻止されました。しかたなく、そこで、しばらく反対の声を上げていました。
そのうちに、もっと国会に近づこうと思い、いったん北上して「国会前」交差点に行き、六本木通りを国会側に渡り、それから「国会正門前」交差点に向かい、そこで最後まで、反対の声を上げていました。
結局、抗議参加者は、首相官邸や国会から離れる方向に誘導されていたのだと思います。
ですので、7月13日の抗議に参加するときには、
首相官邸前周辺の地図を持参した方が良いでしょう。国会議事堂近辺は、東西南北に道が走っていないので迷いやすく、注意すべきです。
また、降りる駅としては、「国会議事堂前」以外にも、「桜田門」や、「半蔵門」、「麹町」などの少し遠い駅を利用してもいいのではないか、と思いました。
さらに、主催者である「首都圏反原発連合」のHPには、首相官邸前抗議について、以下のように説明されています。
http://coalitionagainstnukes.jp/?page_id=28
『「デモ行進」ではありません。したがって、どこかに向かって歩いていくというものではないので、無理に前進しないでください。』
ですから、一参加者としては、警察の誘導に従ってどこまでもどこまでも歩かされる必要はないのではと感じました。
またできたら、首相官邸前から離れたところで抗議をせざるを得なくなったときのために、メガホンや鳴り物をもっていくと良いと思いました。
以上、抗議に参加されるときの参考にしてください。
私も毎週金曜日、仕事帰りにデモに参加していますが、主催者が誰で、というようなことは、参加者のほとんどがわかっていないか、どうでもいいと考えているように感じます。政治家に任せてはおけないという、その一心で集まっているのでは? 私もそうですが、再稼働を阻止するために、何ら具体的な手段を持たない庶民ができることは、あのデモに参加することくらいしかないのです。・・あとは新聞社やテレビ局などに、クレームや応援のメールをすることくらいしかありません。
確かに7月6日は、警察が地下鉄の出口規制をしていたため、地上に出るまでにかなり時間がかかりました。なので、地下鉄構内で「再稼働反対!」を叫ぶことに。でもそれもまた抗議の方法だと思うのです。
ただ、何百人もの人間が満員電車のような地下鉄構内に閉じ込められる状況というのは、万が一何かあったら(例えばそれこそ火炎瓶が投げ込まれるとか、単純に将棋倒しになるとか)非常に怖いと思いました。
さて、明日、13日の金曜日(?!)はどうなることやら。
私たちの目的の一つは政治家たちに「これだけ多くの国民が原発に反対している」という意思表示を見える形で示すことだと思います。それから私が大事だと思っているのが「何のためのデモなのか」と言うことを常に意識しつづける事です。デモを次の本来の目的につながっていくことを目指すことが大切です。私たちには憲法16条で認められた請願権があります。この運動が「脱原発法(原発廃止法)の制定」につなげることができれば目的に近づくことができるのではないかと思っています。それと同時に脱原発を次の選挙の争点に持ち込むことも重要です。デモの一番の目的はあくまでも「原発の廃止」なのですから。
それから地下鉄の駅は永田町を利用するのが良いのではないかと思っています。万が一、出口が封鎖されていたら、地下道で赤坂見附までつながっていますので、そこから地上に出ることができます。
デモに子供を連れて参加することを参加者に進めてみてはどうでしょうか?
この戦いは30年ぐらいの長い戦いです。
私たちがいなくなった時、誰かが次いでくれるよう、後継者を育てた方がいいんじゃないでしょうか?
また、反抗期の中学生などには、親子の会話のきっかけができるのではないでしょうか?
警察側は、デモが過激化して、一般市民が怖くて参加しなくなることを狙っています。
でも、ベビーカーのお子さんなどがいれば、過激化するのが難しくなるんじゃないでしょうか。
私はもうツイターで呼びかけました。