誘導の不手際で…日本選手団、聖火台点火に立ち会えず
ロンドン五輪の27日の開会式で入場行進を終えた日本選手団が、誘導の不手際から五輪スタジアムの選手エリアに入れず、終盤のクライマックスとなる聖火台への点火に立ち会えなかったことが31日、分かった。
大会組織委員会は選手の体調管理を考慮し、行進後にそのまま選手村に帰るルートも用意していた。約40人が参加した日本選手は多数が帰る予定だったが、誘導の混乱から最後まで参加を希望していた選手まで場外に出され、再び戻ることができなかったという。
選手団の橋本聖子副団長は「日本の選手が手違いで全員外に出されてしまった。何カ国かがそういう状況になったそうで、組織委から謝罪があった」と話している。
日本選手団によると、何人が参加を希望していたかは不明だが、選手から苦情はなく、同本部は「日本から組織委に対してどうこうするつもりはない」とした。(共同) [ 2012年7月31日 23:35 ]
もしミスだとするならば、直ちに問題視しなければなりませんが、国会議員でもある副団長がついていながら、何の文句も言わない。一体何のための副団長なんだか大いに疑問です。税金でロンドンまで行っていながら、何もしないのなら誰が言っても同じことです。そもそも、他の国でこのような退場を命じられたのはどことどこか。はっきりしてもらいたい。一生一度の開会式で有りながら、途中で無念にも出された選手も、なぜその場で文句を言わなかったのでしょう。
などと、公式な発表に文句をつけても始まりません。このような不可思議な事態が起きたときこそ、個人の理解能力が試されます。その試験としてはうってつけだと思いますので、解説します。
「どんな馬鹿でも真実を語ることはできる。だが、うまく嘘をつくことは、かなりの頭の働く人間でなければできない」★サミュエル・バトラー
このような攪乱する情報がたくさん出てきたときには、まず事実と解説とをきちんと分けなければなりません。事実とは、客観的な写真であり、また現場にいた人の証言です。
【事実】
退場の場面が記録された動画
確かに日本選手が退場していますが、アナウンサーなど何も知らされていない様子です
通せんぼしている写真(再掲)

テレビのインタビューで重量挙げの八木かなえさんが答えてました。開会式見ましたか?参加出来ましたが退場させられてその後全く見られなくって。宿舎で寝ようかなと思ったら外ですごい音がするので見てみたら花火があがっていた・・・・見られなくって残念と。
この証言が表に出てしまっているので、上記記事でも間違って全員を出してしまったと配信されています。
このすべてを満たす説明が、事実と考えればいいのです。ウソをついてくるときには、かならず権威をまとってきます。権威のあるところ−騙さないだろうと信用があるところ−の言葉こそ、疑わなければならないのは、私が散々言ってきたことでもあります。色々な証言を紹介します。
LondonのAP通信?の記者
ロンドン五輪組織委員会は開会式途中で日本チームが競技場を去ったことを認めた。それは日本チームの要求であった

これは、入場式に参加していた日本人選手の言葉と合いません。ですから、ウソ
松田公太@matsudakouta 7月31日 私も少し気になっていたので文科省・JOCに確認しました。オリンピック組織委員会のミスで日本選手団は全員「退場」させられたそうです。開会式を楽しみにしていた選手は可哀そう。しかし、ミスの多いオリンピックですね。 RT @tora6 対応できませんか? RT 日本選手団退場の謎

単なる説明であって事実ではありません。鵜呑みにしてはいけません。
【ロンドン五輪】日本選手団は開会式でどうして退場したのか? JOCに問い合わせたところ「誘導ミス」と判明この記事も共同通信と同じことしか書いてありません。
■日本選手団の途中退場について、JOCの回答
・最近の大会では途中退場(early departure)が認められており、事前に申し出れば途中退場が可能である。しかし日本選手団はこれを申し出ていなかった。組織委員会の誘導ミスで、日本選手団は退場することになってしまった。
・日本以外の国でも、誘導ミスがあった。途中退場するはずの国が、トラック内に誘導されたというケースもある。
・競技に影響を与えるものではないので、JOCは特に問題視しなかった。
少なくともロンドン在住のブロガーの人は、全体で途中退場した国はないと明言されています。誘導ミスがあった国が一体どこなのか、明らかにしないかぎりこの発表を信じられません。そして、それならなぜネットで騒ぎになるまで、ロンドンの取材記者がかき立てなかったのか。少なくともインドの入場トラブル(一名だけ一般人が紛れていた)よりも、はるかに重要なことでしょう。この途中退場を現地記者が配信できない理由があるとしか思えません。
選手村についてもこのような噂があります。本当かどうかよくわかりませんが。
イムラ @corpuscle127 ニュースで、『ロンドン五輪の秘密兵器!』とかいう煽りで日本人専用の選手村が紹介されてるのを見ました。酸素カプセル等の設備もあり。飛行機はエコノミーだったりするのに、わざわざ別施設用意するだなーとお金の使い方を不思議に思いました。
https://twitter.com/onodekita/status/230443105332117504
【ロンドン五輪】選手村を報道陣に公開 内村「申し分ない」2012.07.25
これを見る限りは、選手村は隔離されているようにも隔離されていないようにも思えます。
こんなツイートも流れてきました。

inoueque @inouequeIOCから事前に日本の文科省のに日本選手を隔離すると通知があった様子。もちろん公表はできず、日本選手村も別に設置で村ハズレ。
結局真相はどれか。皆さんも自分自身で考えてみてください。権威を外して、真実をつなげることで自分なりの結論を得ることが一番大事なのです。
受験勉強とはちがって、実社会においては巻末に答えが載ってはいません。自分でお探しください。
追記 ガレキメダルの写真(一体いくらのカネをかけたのでしょう)

ガレキメダルがもし退場の理由ならば、事前に話し合って入場式には持ち込まなければ、いい話です。
そして、こんなニュースも
席の不足理由に日本人観光客ら観戦できず 実際は大半が空席!?2012.8.3 11:23
サブコートで行われたビーチバレー男子の日本−スペイン戦を主会場の観客席から見下ろす日本の応援団。この後係員に制止された=2日、ホースガーズパレード(共同)
ロンドン五輪のビーチバレー男子で朝日健太郎選手(フォーバル)と白鳥勝浩選手(湘南ベルマーレ)の組が出場した2日の1次リーグ最終戦が、席の不足を理由に一般客の入場を認められず、応援に訪れた日本人観客らが観戦できないトラブルがあった。
◆関連ブログ
オリンピック−途中で退場させられていた日本人選手団のなぞ2012年07月31日
90万テラベクレルのウソ2012年05月30日
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全く合点のいかない誘導ミス説。
〉NHKで見てましたが、アナウンサーは事前に
知っていたのか、”ここで、騎手の吉田選手を
除いて、選手は一旦退場になります”的な
事をアナウンスしてましたよ。
生中継で『これはどうしたんでしょう?
全員退場してしまいました!』
って、アナウンスしたら、
もっと騒ぎが大きくなりますからね。
でも、普通ならそう言う筈です。
事前に知らされていたのは間違いないですね。
NHKは反原発デモもできる限り無視して、
原発事故や放射能に関しては一貫性がありますから、
今回の事はやはりそれ絡みなのでしょう。
「使っちゃいけない原稿」を思い出します。
NHKは東電の株を持ってなかったら、
もっとまともだったのか、
予算の承認をするのはお上だから、
やっぱりダメだったのか。
お金払いたくないなあ、、。
ただ他局も『誘導ミスで全員退場!!』と、
事実を伝えることすらほぼしてないので、
スルーするようにと圧力がかかったとしか思えません。
普通ならそれなりのインパクトがあるニュースです。
柔道の海老沼選手、体操の内村選手の件は、
テレビで大きく扱われていました。
体操でも日本のアピールが成功して
審議のシステムが正しく機能した、
というような一方的な伝え方ではなく、
審議にかなり時間を要している様子や
点数訂正後の会場のブーイングなども伝えています。
一方、ミスによる開会式全員退場が
ニュースでほとんど触れられない。
別にミスを責めるとか抗議すべきとかでなく、
取り上げられない、ということがヘンなのです。
IOCとJOCの行き違いみたいなことで
うやむやにしたいようだけど、
あれだけの人数で一人残らず途中退場希望なんて、
かなり異例なことだから、
普通なら何度も確認するようなこと。
ありえない。謝罪もないし。
数名だけが希望と違ってしまったなら
わかるけど、全員 はおかしい。
試合の時に接触するのも
迷惑がっている他国の選手がいると推測します。
でも確かにミスの多いオリンピックですね。
北朝鮮の選手の試合?の時に間違って韓国の旗を出し痛恨のミスをしています。。。
毎日違う競技を見ていてもいろいろミスが分かります。
どうなっているんでしょうね??
日本人選手団が震災瓦礫でつくったメダルを子供達から贈られた、というニュース。そして、それに対する英語でのツイッター欄。賛否両論ありますが、特に瓦礫の放射能汚染への言及はありません。
国外での情報量は限られているので、一般の外国人にとって、「瓦礫が放射性物質である」という認識は薄いかもしれません。
また、日本の国内で、しかも汚染されている都内の壮行会で瓦礫メダルを授与されただけなら、問題は大きくないかもしれません。(若い運動選手に放射性物質を身体にまとわせるなんて、ぞっとしますがね。)
しかし、放射性物質であるメダルを、日本の代表団が国外に持ち出したとしたら、それは国際的に問題にされるべきでしょう。もし、放射性瓦礫メダルを身につけてオリンピック会場入りしたことが原因で、選手が退場させられたのであるならば、イギリス政府がその事実を公表してくれると良いと思います。
そうすれば、日本政府は、認識の甘さを突きつけられるでしょうし、国内での瓦礫拡散も違法かつ言語道断であることを少しは考えるかもしれません。
日本の常識は、世界の非常識。日本式の「お涙頂戴」は、国外では通用しないことを認識して頂きたいです。
係員が本当に誘導ミスをしたのだとします。
興奮している選手はともかく、副団長まで黙って誘導されるまま出口に向かったとしたら、間抜けすぎる。
そもそも、小学校の運動会でさえリハーサルがあるのだから、オリンピックという大舞台なら「トラックを2週したあと、丘のほうへ」など、事前のブリーフィングぐらいはありそうですが。それさえもしてもらえなかった?
誘導側にとっては、多数あるうちの1カ国、当日混乱して間違えることもあったとしても、日本側にとっては自国の大事な入場行進。
向うが間違えたら、なんで? と質問するぐらいの事はしてもおかしくないはず。制裁の意味で退場させたというのも含めて誤誘導だったとして、なぜ抗議しないのか。大人しい日本人だから? それにしては、体操の演技などでは抗議していますよね。
以下は勝手な推測です。
一部の有名選手もしくは数カ国から「原発事故国の人となるべく近づきたくない(実際、ドイツでそのような事件がありました)」「原発事故で世界に迷惑かけて平気な国と同席したくない」というようなクレームがIOCに上がっていた。
だからといってそれを理由に日本の参加自体を断るのは差別問題になるし(人種差別問題にしても、西欧諸国では内心差別意識を持っていたとしても、知識層では特にそれをあからさまに現すのは「レイシズム」だとして軽蔑されるので、表面はうまく隠そうとするように思います)、さらに日本は金づるでもあるし、また開催国イギリス自身、原発・核保有国でもあり、セラフィールド再処理工場で海洋汚染している立場でもあるので、何かと具合が悪い。
開会式参加を希望している日本選手もいるのに、無碍に断るのも軋轢を生む。
そこで、事前にJOCと「こういう理由で途中で退場してもらうが、そのかわりに○○(例:メダルをいくつか保障しよう)」というような裏取引をした。最初から開会式には全員不参加にすれば面倒はないけれど、「全員出席しないように」と前もって通達を出すと、日本選手側からも不満・不信の声があがる。ツイッター時代なので、うっかりつぶやく選手もいるかもしれません。「係員による誤誘導で中途退場」なら、うまくごまかせます。
よって、表向きは誘導ミスということにして、日本も抗議をしないことに決めた―。もちろん、選手はそんな事情はわからないので、間違って退場させられました、で終わりです。
日本はそれを知っていたから、総理も、石原都知事も、天皇陛下も参加していない。
以上妄想ですが、もし本当に日本人選手村だけ隔離されている(食事も別棟)というのなら、ありえない話ではないかも。隔離するけど、その代わり施設をデラックスにする等の条件つき?(本当に離れているかどうかぐらいは、報道人なら調べればすぐわかると思うのですが。)日本だって、新型インフルエンザの時、外国人まで成田のホテルに軟禁したんだから、やり返されたって不思議はないはず。
まあ、イギリスは几帳面なようでいて結構いいかげんみたいで、オリンピックもやる気なし、のようですから、本当に誘導ミスなのかもしれませんが。
でも、日本がクレイジーな原発事故対応をしていることは、今やツイッターやブログで世界にまで広まっていますし、日本(人)に対して良くないイメージを持っている国や選手が複数存在しても、おかしくはないですよね。
深刻な原発事故が現在も継続中であることに対して、国民がもっと危機意識を持たないといけないと思います。あまりに無関心、無邪気、無神経すぎる。
長文失礼いたしました。
ロンドン・オリンピックへ「魔法の砲丸」の提供を断念!
http://diamond.jp/articles/print/21500
記事では、他社が北京でポカをして日本製の信頼が落ちたので提供をやめた事になっています。しかし、長年超人気だった商品が他社のポカで急に発注停止になるとは考えにくい。放射能リスクによる忌避と考える方が自然です。
ところで、開会式事件が仮に被爆者差別だったとすると、ロンドンの北西500kmにあるセラフィールド再処理工場など、放射性物質拡散を推進する英政府の態度と矛盾しますね。
結局、フクシマを利用した日本差別というところでしょうか。まあ、3S愚民化政策の頂点であるオリンピックのイメージがちょっとだけ壊れて、日本民族の目覚めに一歩近づいたのかも。
記憶が全く定かでなくて申し訳ないのですが、先々週あたり(日本の選手団が英国入りする2~3日前だったような)の10時台のNHKラジオのニュース枠であったオリンピック前のロンドンの様子を伝える企画の中だったか、選手村での入村式が行われるようになっているという話のなかで「今までのは座って儀式につきあっているだけだったが、今回は選手も参加して場を盛り上げるような趣向があっておもしろかった」という旨の選手の談話が紹介されていました。そのような変わった趣向の入村式なら、日本の選手団が入村したときの様子も取材・報道されたりするような気もするのですが、そういう事例はあったのでしょうか(特にテレビにおいて)?
>¨放射能汚染瓦礫メダル¨も、少なからず影響したようですね。
これが表沙汰になると非常に趣深いことになるか?とも思ったりもしたのですが、古の『国際連盟脱退万歳!!』みたいなねじれた方向に突っ走ってしまう危険は大だなぁ、とか何とも悩ましい所ではあります
国際問題になっているんでしょうか?
国内では、ごまかせられるけれど
海外では引っかかるんだろね〜。
そして、放射能の基準値の違いについて
また語られるのだろう。
柔道、レスリング、水泳とかどうするんですか?
選手村は隔離するけど、試合は日本人選手と接触し放題ですか。
一部の有名選手もしくは数カ国から「原発事故国の人となるべく近づきたくない(実際、ドイツでそのような事件がありました)」というようなクレームがIOCに上がっていた。
−−−−と同じことを考えました。
メダルの数には考えが及びませんでした。 確かに「抗議しない」理由として納得がいく理由はそれだけですね。
http://www.asahi.com/digital/mediareport/TKY201207060365.html
4号機 爆発 40秒〜 TV9 - FOURTH NUCLEAR EXPLOSION AT THE FUKUSHIMA - JAPAN EARTHQUAKE
http://www.youtube.com/watch?v=gDXEhyuVSDk
外圧を利用するために
イギリス大使館前でデモをする
プラカードには、日本を差別するな
放射能は科学的に安全だ
食べて応援福島県
等々、気のふれた文字列を。
そんな事を妄想します。
http://onodekita.com/gm10japan.html
全国に展開するGM-10で計測をしている皆さんのデータが
ひと目で判るようになっています。
同一の機種ですから、機種間の誤差というものはない筈。
地域に依る数値の変動も殆ど無いことが確認できます。
先生お勧めのやり方であなたも測定してみましょう♪
オランダが報道したらしいです。
http://www.rnw.nl/english/bulletin/japan-athletes-win-tsunami-debris-medals
瓦礫メダルのデザインは、コシノジュンコ。
制作は、宮城県の石巻市と南三陸町の小中学生。
素材は、流木がれき。
(南三陸町志津川地区のもの)
環境省が主催らしいです。
http://promotion.yahoo.co.jp/fukkou_ouen2012/method07/index.php
環境省の広域瓦礫処理のクリーン作戦の一環なんでしょうか?
うんざり・・そして、悲しい。
ツイッターで、かなり広がっているそうです。
最初は半信半疑でしたが、こんなニュースもあるようで、「席の不足理由に日本人観光客ら観戦できず 実際は大半が空席!?」(http://sankei.jp.msn.com/london2012/news/120803/vol12080311250003-n1.htm ) やはり、先生のおっしゃるようなことなんだろうなと思いました。
入村式の様子が気になっていたのだが、今までにないショーアップされた物だっただけあって、ちゃんと取材されていたようである。
http://photo.sankei.jp.msn.com/essay/data/2012/07/0724olympic/
この記事中には
>日本選手団が入った選手村の宿舎は10階建ての二つの棟に分かれており、一方はシンガポール、台湾と共用する。
とあり、とりあえず日本選手団が隔離されているという事実はないようだ。どうせなら、こんな話は
>Posted by なな at 2012年08月03日 01:16
の人にでも書き込んでほしかった物だが。
>イギリス大使館前でデモをする
twitterでここの院長に絡んでるような手合いだと、外圧なんて考えずに素でやらかしそうだな。特に、エントリに追加された
>日本人観光客、観戦できず
みたいな事例がもう10件も重なれば、軽挙妄動して嫌悪するデモだって喜んで主催しそうだ(いわゆる『エア御用』現象からして軽挙妄動の産物みたいなもんだが)
http://fukushima-diary.com/2012/08/olympic-possibility-of-ioc-rejected-the-japanese-charm-made-of-debris/#.UBo8M97So4R.twitter
どなたかBBCの動画(がネット上にあれば)を聞き取れる方はいないでしょうか。
そうすれば上記の情報の真偽を確認できるのに。
ちなみに、私はこの「途中退場劇」の真相は次の理由(特にBがメインの理由)から開催国イギリスがIOCに働きかけたためではないかと妄想しています。
@放射能汚染された日本から来た選手団を嫌った。
A汚染されているかもしれない「がれきメダル」を、平気で自国に持ち込まれたことに対するイギリス及びIOCの抗議
B「国民を現在進行形で被爆にさらし、なおかつ(福島原発の処理を行えないせいで)世界に放射能汚染を広げている」日本政府に対する強烈な非難(外交的メッセージ)
ニュアンスとしては、旅先の京都で粗相をしてしまい「ぶぶづけ」を出されたようなかんじでしょうか(もちろん退場劇は、こんなに生易しいものではなく、非難を込めたメッセージ)。
こちら↓のブログ主さんも、似たような観点(ですが私よりずっと鋭い)で考察なさっています。
http://mkt5126.seesaa.net/archives/20120801-1.html
今回は、テレビで見ていただけではわかりませんでした。いつも、埋もれそうなテーマを取り上げて下さってありがとうございます。
柔道、レスリング、水泳とかどうするんですか?
クレームを入れたのが、柔道、レスリングなど直に体が接触するスポーツの選手とは限りません。テニスとか卓球、アーチェリー、バドミントンなどなら、少なくとも体自体の接触はありません。食堂でも、東洋人らしき人を避けて座れば、最低限の接触は免れますしね。
「放射性物質は拡散するな」が、一応(建前としても)世界のルールであるはず。
それなのに「高濃度汚染水を周辺諸国に連絡もなく垂れ流し」「瓦礫拡散」「食べて応援」「アメリカの学生を福島へ清掃ボランティアとして呼ぶ」
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201204183861/
など、愚かな事故処理を許している国への抗議(晴れの開会式で恥知らず国家と同席したくない)なのかもしれないし、少なくとも日本は非常識な国だとして、誰かに迷惑がられているかもしれないことは、頭に入れておいたほうがいいんじゃないでしょうか。情に流されて本質的な問題に目を向けないでいると、取り返しのつかないことになる。
もしこれが福島ではなく、アメリカや韓国や中国で大規模な地震のあと原発事故が起きていたとして、彼らが「食べて応援」といって国中に原発事故地の食物を流通させていたり、原発事故地に日本の高校生を瓦礫処理・除染ボランティアとして呼ぶプログラムを組んでいたり、日本に大勢で観光旅行に来て騒いでいたり、農・海産物が日本に輸出されてきたりしていたら、日本人はどうしていたでしょう。クレイジーだ、迷惑だ、と罵りませんでしたか?
話は変わって、アルファベット順に入場したとして、その通り広場でも並ぶのかどうかわかりませんが、日本の前後の国(近くに来る可能性のある国)がどこかというのを見てみるのも面白いかも。その国の経済状況、世界やIOC・イギリスでの重要度・影響度、日本との関係、原発の有無、日本からの食料輸入がどうなっているかなど。
http://www.jiji.com/jc/olympic?s=news&k=2012072800166
しかし、子供たちが言葉を書いたメダルに「皆の力でがれき処理」ですか…。給食やピーチプロジェクトといい、この国は「風評被害防止」とやらの面子のために、どこまで子供を利用するつもりなのでしょう。そもそも、こんなメダルを開会式に持ち込むのは、広告倫理上もどうなのかと…。
もし原発事故の際に政府が住民を適切に避難させ、全国に放射能が可能な限り拡散しない対策をし、マスコミが正しい情報を国民に流していたら、また違っていたのかもしれません。
そういえば7月29日の日比谷公園からのデモの時に似非右翼が「原発賛成」を叫んでいた姿を見ました。(約20名)この人たちは原発事故後の国やマスコミの対応の悪さが、日本と日本人全体の国際的な評価を下げ、明治以来の日本人たちの苦労を全て台無しにしているという事に気が付かないみたいですね。いや国際的評価なんていう問題以前に、日本人が同じ日本人を苦しめているという事実にも気が付いていないバカどもなのでしょう。それにしてもこの似非右翼にお小遣いを与えている奴らは何を考えているのか理解できません。なぜなら似非右翼がバカな行動を取れば取るほど、抗議行動に参加している人たちの「脱原発への意志」が強くなるに決まっているからです。
上のコメントの方へ
なるほど、愛国者を名乗りながら、汚染や原発を擁護するのは、原発反対者を煽るための、愛国精神だったのか!!
とでも思わずにはいられないほど、自称保守ブロガー達にキチガイが多いのは事実です。こいつらは、日本保守ではなく、原発保守です。
私は日本では極右に分類されるようですが、原発には反対ですし、ましてや汚染擁護するヤツは敵です。左翼が煽ろうが外国人が煽ろうが、反原発デモは正しい。正しい物は正しい。
むしろ愛国であり右翼であれば、国を汚染する原発など許さないのが本来の姿です。
と「日々雑感」に出ていました。
http://hibi-zakkan.net/archives/13445217.html
だんだん真相が見え始めてきました。
「恥を知れー」、とか
「アホー、これ以上恥をさらすな」とか、
「頭おかしいの」とかのコメントが。
3.11に対する日本政府の対応を的確に言い表しています。
放送時、がれきで作った何々・・・と説明は入りましたが、
そのとき既に映像は次のヨルダンに映っていて、
何のことか理解できなかったので。
改めて入場する日本選手団の映像を見たところ、
問題のメダルは見当たりませんでした。
置いてきたか外したか没収されたか、それはわかりませんが、
胸につけて行進したわけではないようです。
(これで、日本の中継でバッジが胸についているようならホラーなのですが・・・)
解説者の文言はこうです。
All of Japan's Olympic athletes have won medals before they got here made of wood and fashioned by school children from the tsunami ravaged north east. The wood from the debri found on the coast line.
開会式の中で、すでに環境省が主導したとばれている瓦礫メダルが、BBCによってコメントされていることが重要だと思います。
「みんなのちからでがれき処理」などというばかげたスローガンを掲げて行進されたらたまったものではありません。メダルは無機的な造りでで、こどもの手作りとは呼べないものでした。
初めて動画を見たときには、「日本の扱いはどんなものかな」と軽い気持ちで着見ただけでした。アナウンサーが「日本選手はすでにメダルを勝ち得ている。子供達が震災瓦礫で作ったメダルだ。」と述べたときには、なんだか違和感を感じました。でも、「まあ、そう来るか。ハイチの入場のときは、ハイチ大地震について、被害規模を具体的な数字で出したけれど、日本については、あるストーリーを出すのも、バライティに富んで面白いかもね。」と思ったのでした。
一方、なにか言葉にならない違和感を感じたのは、何故だったのだろう、としばらく考えておりました。そして「瓦礫メダルって、放射能汚染されているんじゃないかな?」と思うに至り、それがイギリスに持ち込まれたかもしれない、と知ったときは、開いた口が塞がりませんでした。
昨日、動画を見直したときは、子供も同席させました。私が聞き漏らしていることがあるかもしれず、見落としていることもあるかもしれないので、注意力と英語力に問題のない子供にも一緒に見てもらったのです。そして、アナウンサーが、「日本人選手団がメダルを持ってきた」とまでは言及していないこと、また、映像を見る限り、日本選手団は瓦礫メダルを身に付けていないことをも確認しました。
さて、「メダルは見えなかった」さんが書き起こされたアナウンサーの文言(これは、ネット上のニュース記事と同じものですが)を我が家の外国人の夫と子供に読ませ、確認の意味で聞きました。「入場行進の場面において流れたこのアナウンスを読んで、メダルがイギリスに持ち込まれたという印象を受けるか否か。」彼らの答えは、"Neutral!"(どちらとも言えない。)
物事を曖昧にする、というのは、日本の特徴と思われるかもしれません。ところがどっこい、欧米人だって繊細なことになるとボカした言い方をします。長い長い文化を持つイギリス人は、アメリカ人よりも遥かに狡猾というか、含みを持たせると言うか...この映像は、BBCのものだそうですが、イギリスは、「日本人選手が瓦礫メダルをもらっている」との言及にとどめ、あとは、視聴者が勝手に考えろということでしょうね。
話は変わって、瓦礫メダルについて、外人の夫と子供にコメントを求めたら、「なにそれ?放射性物質をあちこちに持って行くってこと?バカか!?日本がダメってことは、政治家がダメってことよ。」と、それはそれは冷たく言われました。「放射性物質ワイフ兼マザー」としてポイされるのも近いかも?と思った程の冷ややかさでした。
瓦礫メダルを美談に仕立てたとのことで非難の嵐を受けた細野大臣。彼は、環境大臣ですよね。お勉強が足らず、国内の環境問題さえ扱えそうにないことは、以前、院長先生がアップして下さった動画でわかりました。その大臣に、国外の人間が何を思うかまで考えよ、と求めるのはあまりにも酷なのでしょうね。
でも、それでは困るのです。日本は大国とはいえ、大国らしいプレゼンスは残念ながらございません。国外の報道を見ても、日本に関する情報は本当に少ないのです。(皮肉なことに、ここ最近、日本に関する報道が多くなったとしたら、それはフクシマのおかげです。)
国外在住になって長いのですが、年を追うごとに、日本を誇りに思うことよりも憂うことが多くなりました。褒められることよりも、心配されること、お悔やみを言われることが多くなりました。「日本の首相は代わってばかりいる。リーダーが頻繁に代わってばかりで日本は大丈夫なのか?」と、若くてちょっと間抜けそうな気のいい銀行員のお兄ちゃんに言われたときは、本当に情けなかったです。こんな子にまで日本は心配されているのかと。
細野大臣のフェイスブックへの書き込みにある女性がこう仰っていました。「在外邦人をすべて敵に回したわね。覚悟せよ。」在外邦人は、良くも悪くも、家の外に一歩出れば、日本を背負って生活しています。「臨戦態勢」と言ってもいいかもしれません。自分の言動の一つ一つで、「だから日本人は」と言われます。そして、悔しくて悲しいけれど、祖国の政策の近視眼的なおかげで、在外邦人は、肩身が狭い思いをしているのです。
「がんばれ日本!」と、私は、オリンピック選手にではなく、日本の政治家に申し上げたいです。