2012年08月21日

モニタリングポストを設置してまで、ガレキ燃焼に走る北九州

 いよいよ北九州がさまざまな反対意見をもろともせずに、ガレキを燃やそうとしています。

北九州市のがれき処理、9月中旬にずれ込み
 宮城県石巻市の震災がれきの受け入れについて、8月下旬から受け入れを始めるとしていた北九州市の計画が、9月中旬にずれ込むことが分かった。北九州市と宮城県は今月31日、がれき処理の委託契約を結び、受け入れに向けた準備を進める。
 市は当初、8月中旬に契約を結び、下旬から3か所の施設で焼却を始める予定だった。しかし、船で輸送する際、がれきの収納を袋からコンテナに変更したことなどから、調整に時間がかかったという。
(2012年8月21日 読売新聞)


 なぜ、収納をコンテナにする必要があったのか。おそらく袋のままですと前回の試験焼却の際に見られたように空間線量が上がってしまうからでしょう。鉛遮蔽付きのコンテナで50センチ離して、線量は「完全に安全」と白々しく担当者が話している姿が目に浮かぶようです。そんなことをしたところで、実際に被害を受けるのはその担当者なんですが・・
 そして、放射能ガレキを燃やすことによる「風評被害」を避けるためと称して、なんと燃焼期間中だけ、噂のあるモニタリングポストを設置するようです。

空間線量を常時測定、北九州でモニタリングポスト運用開始
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運用が始まったモニタリングポスト
 宮城県石巻市の震災がれきを受け入れる北九州市で13日、空間放射線量を常時、測定するモニタリングポストの運用が始まった。受け入れが終わる2014年3月まで観測を続ける。
 市民の不安を解消し、風評被害を防ぐ目的で、北九州市が環境省に設置を要望。同省が10日、がれきを処理する焼却施設と最終処分場計4か所に近い市民センターの敷地内に設置した。総工費は約700万円。
 高さ1メートル50、直径50センチのプラスチック製の円筒に、空間放射線量を測定するセンサーを内蔵し、携帯電話回線で測定値を文部科学省のサーバーに送信。同省のホームページで公開し、他都市との比較もできる。
 同市小倉北区日明の日明市民センターでは正面玄関の横に設置され、13日午前9時40分からデータの送信を開始。付属の表示板には人体の影響のないレベルとされる「0・060」などの数値が表示された。
 同市は「数値を見ることで安全性を確認してほしい」としている。
(2012年8月14日 読売新聞)


あっ・・・と声を上げてしまいました。なんとこのモニタリングポスト、福島でも色々といわくつきのものだったのです。

_2940 ゆうぎり(子供の疎開に一票) 7月25日 福島県内には、モニタリングポストが仲良く2つ並んでいるのを、よく見かけます。写真左のポストは、数値を低く設定するように圧力がかかっても従わなかったため、契約解除された業者のポストです。この業者は提訴しているようです。 pic.twitter.com/2ShfPw3N
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どうです?右側のものとまったくおんなじで、役に立たないモニタリングポストです。

この左側のポストを納入した業者のことは、記事になっています。長いのですが、重要なので紹介します。

文科省「放射線量低く見せろ」要求応じず解約になったオンライン線量計
ここで週刊誌の話題から外れることをお許し頂きたい。これを読んでいただいている読者の中には、11月19日(土曜日)の朝刊で以下のような記事を目にした方もいるのではないだろうか。

「文部科学省は18日、福島県内の学校や公園で放射線量を計測する『オンライン線量計』を発注した業者との契約を解除したと発表した。測定精度が低く、結果の送信ができないなどのトラブルで納期が守られなかったためと説明している」(朝日新聞より)
東京新聞などは1面トップだった。この業者というのは東京都中野区にある「アルファ通信」(豊田勝則社長)で、社長は私もよく知っている。

簡単に経緯を書くと、福島の学校などに600台の線量計を設置する工事を「アルファ通信」が落札し、工事を始めたのが9月からだった。線量計を入れるカプセルの仕様が突然変更されたり、台風などもあったことで10月中旬の納期は双方了解して11月に延期した。次の納期は11月14日。600台のうち480台までは設置が完了したが、100台と少しが残ったのは事実である。文科省の契約解除の理由は納期遅れだけである。

しかし、文科省は会見で、記事にもあるように「測定精度が低く」てと計数管にあたかも欠陥があったように話しているが、これは事実とは異なる。いちばん文科省が問題にしたのは、「アルファ通信」の使用している計数管がアメリカ製であることだった。これはアメリで校正(検定のようなもの)をした国際標準の計数管である。

文科省がモニタリングポストなどで使っているのは、国内の日立系の会社の製品である。いまでは知られるようになってきたが、文科省が発表している放射線量は、モニタリングポストを高いところに据えたりして、市町村が発表している数値より低い。

子どもの背丈のところを測らないのでは意味がないという批判が巻き起こり、今回は地上50センチに設置することになった。しかし数値がモニタリングポストより高く出ることに怯えた文科省は、「アルファ通信」の線量計の数値が低く出るよう仕様変更することを強硬に要求してきたのである。

聞くところ、期限ギリギリになっても「アルファ通信」の技術者を丸一日缶詰にして、アメリカ標準ではなくここは日本なのだから日本標準にせよとの一点張りで、聞く耳を持たず。その結果、設置の仕事にも影響が出てしまったというのだ。

このことが指し示している最大の問題点は、文科省が発表している放射能の線量は人為的に操作され、低く出るようにせよとメーカー側に要求し、それを飲まなければ切るという理不尽とも思えるやり方をしていることである。「アルファ通信」側はこうした問題を含めて、記者会見を開く意向である。また、こうした官僚たちのいい分を、少しも検証することなく垂れ流す新聞にも猛省を促すつもりである。


 つまり、役人のいいなりに線量が低く出るように設置されたのが北九州のモニタリングポストなのです。ここまで、必死にやる国と北九州は一体何が目的なのでしょうか。そして、なぜこの不正が見られるモニタリングポストのことをマスコミが一切伝えないのはなぜでしょうか。

石巻の混合がれき 東京へ搬出
宮城県石巻市で大量に残されているがれきのうち、木材やガラス片が混ざったがれきの一部が、県外の自治体としては初めて東京都で処理されることになり、20日から運び出す作業が始まりました。
石巻市では、大量のがれきが市内の仮置き場に積み上がったままになっていて、このうち「混合がれき」と呼ばれる木材やガラス片、金属片などが混ざったがれきは、暑い時期を迎え、自然発火のおそれが出ています。
この「混合がれき」2万5000トンが、県外の自治体としては初めて東京都で処理されることになり、20日から運び出す作業が始まりました。
がれきは、金属片などを粗く取り除いたうえ、周辺の空気中の放射線量などを測定し、東京都が設けた基準値を超えていないことを確認したうえで、トラックに積み込まれました。
このがれきは、22日、東京・大田区の民間の処理施設に到着すると言うことです。
東京都環境局の山田裕彦課長は「処理を的確にスピードを持って進め、被災地の復興の手伝いをしていきたい」と話していました。
石巻市生活環境部の木村和雄次長は「震災から1年半が経つなかで、がれきの処理にもスピードが求められている。できるだけ早く処理して復興を進めたい」と話していました。
08月20日 12時20分


 この石巻のガレキは、かなり高濃度に汚染されています。

福島第一原子力発電所事故に伴うCs137の大気降下状況の試算
- 世界版SPEEDI(WSPEEDI)を用いたシミュレーション -
平成23年9月6日(独)日本原子力研究開発機構
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 これを見ますと、石巻は10,000-100,000Bq/m2 の汚染があります。この汚染は
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(右上に上記シミュレーションと同じ区分のスケールをつけています。)大気核実験がもっとも盛んだった月間降下量の100倍もの放射能がふっていることがわかりますか?(・・大気核実験の最盛期は、100-1,000Bq/m2です)
 このようにたっぷり放射能汚染されたガレキをなぜ東京や北九州で燃やそうとするのか。そこには、放射能をばらまくことだけを目的にしている環境省の存在と、私腹を肥やす企業達の姿が透けて見えます。

そして、このような汚染実態を知りながら、東北のガレキは安全と主張する中川恵一のような学者達
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被災地のガレキは放射能に汚染されている」というのが反対の理由のようですが、岩手や宮城のガレキの放射能が特に高いわけではありません。東北全体に対して「穢れ」のイメージを持っているのだとしたら許せません

 大事なのは、一人一人が自分の主体的な頭で行動すること。そうすれば、どんな反対運動だって行政は抑えることができません。仲間割れをする必要はありませんが、みんなで秩序だっていうことを聞く必要はありません。

「被曝二世」その語られなかった日々と明日 時事出版 から
十二年あまりにわたる「折り鶴の会」の活動を通じて学び取ったものは、「自分で判断して、自分の意志で行動すること」だと真美さんは言う

 自分で判断して、自分の意志で行動しているか。もう一度、自分の胸に手を置いて考えてみましょう。

面白い動画がありましたので、ここで紹介します。
♡「 がれきの広域処理をピノキオで説明」


個人の誹謗中傷を行うことは、このブログの主旨ではありません。目的は、放射能の怖さを皆さんに知っていただくことです。一部の方に非常に不快な思いをさせてしまったとこをお詫び致します。今後ともよろしくお願いいたします。(2012.9.16記)

◆関連ブログ
細野「ヒ素・クロムなどの有害物質が含まれているガレキは直接処分させない。(だから燃やす)」2012年07月05日
拍手を禁ずる北九州市のガレキ受け入れ説明会2012年06月07日
戦時中と瓜二つのマスコミと世論(絆に騙されないために)2012年06月06日
タグ:ガレキ P
posted by いんちょう at 21:05| Comment(26) | 原子力
この記事へのコメント
まさしく、その通りと思います。
Posted by カッシー at 2012年08月21日 21:21
多くの人は、
従来ならば、がれきは、
福島第一に近い無人地帯に一箇所に集めて来て、
焼却炉なり深い地下孔を作って
処理するのが常識なのに、
それをやらずに、
こうして、がれきを全国に拡散する理由は、
「5〜10年後、健康被害が発生しても、
東北の一部でだけ、ガン・白血病・奇形が増えた場合は、福島のせいだとバレてしまうので、
それよりは、将来来る可能性のある、健康被害の発生増を全国で平準化させておいた方が、福島の事故に有意であると見なされないので、済むから、と(健康火が発生が増えたにしても、原因が特定できない)企てられているようですが、
こう言った悪徳な事を考える犯人は、
早く逮捕した方がいいと思います。
細野は、「全国は、がれきのバラ撒き処理に協力しろ」と言うだけで、「何故、国民が不安を持つ中、汚染がれきを全国にばらまくことなどせず、東北で、集中処理しないのか?その施設を福島第一近辺に作るために、全国の産廃業者を東北に派遣しないのか?それをやらないのは、産廃業者が、東北で手伝ったのですは、全国にバラまき処理するよりも利ザヤが薄いので、アホらしくて、
それをやらないのか?政府主導で、故意にそう言う社会構造にしているのか?」
と言うことには、何も答えていません。
そもそも、不倫屋など、やっていることに、元々、正義がないと見ます。
下記のような記事も出ています。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120821-00000114-jij-soci
これから、日本が前に進めるためには、放射線物資を東部本にばらまいたと言うのは、おなじような危険物であるサリンをより限定した範囲でばらまいたオウムと同罪ですので、原子力推進の悪玉、社長・会長を歴任してきた勝俣恒久はじめ、東電の幹部を根こそぎ逮捕した方がいいと思います。これをやって、始めて、原発推進・脱原発の議論が成り立ちます。彼らは、最高裁まで、引き回した上で、無期懲役を決めてあげると、(死刑では、その場で、苦しみは終わってしまうので、軽すぎます)みんなの胸がスカッとしていいでしょう。野田は早めに、東電を捕まえないと、日本は従来法治国家なのに、これを放棄し、税制で組もうとしている、今まで原発を推進して来た自民党まで庇っていると国民には捉えられてしまい、来るべき選挙では、惨敗してしまうどころか、政権を売り払うことになります。野田は、悪魔に魂を売って選挙で負けるのか、それとも、自民党にまで縄を打つ覚悟で東電を逮捕しにかかるのか(勝俣を逮捕したら、彼は、「自分は、自民党が政権を取っていた時代、『自分は、自民党議員や当時の閣僚が、原発をやれやれと言っていたので、原発を推進していたまでだ。その自民党の自分への後押し者は、○○、××、△△、だ』と、自らだけが有罪になりたくないが故の自分可愛さ故に・地獄に落ちるならば、友釣り的に、言うでしょう。)、ここのところ、早めに決断した方がいいと思います。野田は、「ここは、まあまあ。」ではなく、悪党を根絶やしにする位のことをやらないと、「悪党にすりよるのか。」と言うことになって、自らの地位が危うくなります。野田には、しっかりしてもらいたいです。
Posted by ちゃまいえ at 2012年08月22日 01:03
先生、いつもありがとうございます。東京から関西に母子避難し、今は主人の転勤先の山梨県におります。ここ山梨県は奇跡的に汚染が低く線量は堀場ラディで本当に低いと0.01!高くても0.07くらいです。東京全域でのガレキ処理、下は静岡県、いつ汚染されるか恐いです。
東京世田谷ではガレキを引き受けて、こんなことになってます。http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2086.html?no=2138

この狂った国に捨てられるのではなく捨ててやりたい。

先生、ご存じかと思われますが、宮城県議会議員のガレキ反対の方のブログです。北九州とのガレキの話しをブログでたくさん書いて下さってます。
http://yushi-yokota.web3plus.net/modules/wordpress/index.php?p=523
Posted by きのこっこ at 2012年08月22日 01:17
北九州には、当初から、悪質な御用学者が入って洗脳工作していますねー。中央の官僚や企業に狙い打ちされた地域。気分わるい。
そこにカネでつられる地元の老害ジジイ。男に何も言えない老害ババア。九州地域の恥。
北九州の反対運動のやり方がおかしい、という噂は私も聞いたことがあります。
まぁ、初めは分からなくても、気づいたら真っ当な方法や仲間を求めて修正していくしかないでしょう。
これから、瓦礫だけでなく関東東北の激ヤバな高濃度焼却灰が入ってくるかも、という話しも。民間業者の動きも気をぬけません。
九州のみなさん!一人一人が、地道にさりげなく周りに危険性の話題を出しつづけましょう。それがいちばん効果的。
Posted by 九州他県より at 2012年08月22日 07:17
皆なさん、各々頑張りましょう。
今では、メルトダウンおこしていると言っても格納容器の健全性は保たれていないと言ってもウジが湧きません。
きっと近い将来には多くの人に放射能は有害で内部被曝は危険と言ってもウジが湧かなくなり放射能を避けるのが当然という日が来ます。
今ウジが湧くのはエー○○かな?
Posted by 放射能よりCO2 at 2012年08月22日 11:03
北九州海の幸山の幸を愛する会、という風評被害をなくすための会が、
食事会を開いたそうです。
もちろん北九州と近辺の食材ですが、
宮城県の水産品などを売るお店もでていたとか。
食べた人、大丈夫でしょうかね。
追跡調査してほしいものです。
Posted by あゆ at 2012年08月22日 14:30
北九州市に電話しました。
モニタリングポストは市民の不安解消のため、と市の担当者は言われましたが、モニタリングポストでは住民の不安は解消されません。
(院長先生が指摘されているインチキモニタリングポストでは尚更ダメです。)

まず、仮に北九州市が、電力会社が努力目標にしている「原発施設外での被曝を50μSv/年以下」を満たすかどうかを目標にしているとしても、モニタリングポストでは判断できません。

年50μSv→一時間辺り0.006μSv(外部+内部)
ですから、仮に外部被曝がそのうち半分を占めていたとしても、空間線量率は0.003μSv/時。
こんな小さな値、自然界の線量率の変動に紛れてしまいます。

そのために電力会社は排ガスの濃度で規制をかけているわけですが、北九州市の検出下限値では、測れないほど低濃度。

更には、そうやって規制しているにも関わらず、原発施設近くの住民の小児白血病の発病率は明らかに高い(仏では二倍)とか(独、仏の場合。日本のデータはどうなのでしょうか?)

問題は外部被曝よりも内部被曝なのだと、北九州市はいつになったら気付くのでしょうか。

本焼却、絶対に許してはなりません。
宮城県や鹿島にも電話していこうと思います。
Posted by あおみどり at 2012年08月22日 16:18
先生の素晴らしさと人間性は「数多」の人が知っています。
いろいろと妨害があると思います。
しかし、良心の1歩で停滞してしまうのは、人間の多数派なのは歴史が証明します。
遅い夏休みでリフレッシュされても良いのではないでしょうか。あまりムリをするのは得策ではないと思われます。

Posted by WL at 2012年08月22日 20:59
毎日新聞のニュースです。


こんなにひどい自家栽培の野菜・果物を食べた方はこれからどうなってしまうのでしょうか?


氷山の一角ですよね。

野放しの人体実験にさらされ国民はそれでも食べて応援するのでしょうか?狂っています。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120822-00000048-mai-soci
Posted by ひまわり at 2012年08月22日 21:04
いまだに「風評被害」という単語を振り回す愚政。

生命や健康よりカネにしか関心がない人びとに、
いつか必ず責任をとらせたい、、、

もしかするとコメント欄では既出かもしれませんが、
次リンク御参照下さい。

http://george743.blog39.fc2.com/blog-entry-1403.html
Posted by JP at 2012年08月22日 21:13
本日(8/22)また福島第一での現場で作業員の方一名が亡くなられたそうです。確かに暑いところでの作業で大変でしょう。しかし私は中東で45度以上の場所での工事を見ています。多い時には作業員が7万人以上が居ました(7千人ではありません)。世界最大の工事現場でした。しかし暑さで亡くなった作業員は居ません。一方福島では今日の方で4人目です。やはり放射能が何か悪さをしているのではと想像してしまいます。ただこれも暑さでの体調不良とされてしまうのではと残念ながら思っています。
Posted by 大久保 誠 at 2012年08月22日 23:23
小野先生 いつもありがとうございます。

そのアルファ通信の線量計を北九州市にも設置したいですね。。。

最近、麻痺してきて「またか・・・」と思うばかりでしたが、
久しぶりに原発放射能ネタで腹立たしくなりました。

Posted by とおりすがりーの at 2012年08月22日 23:41
「全農・全漁連等残念ながら信じれない。輸入なら良いと思っていたら、タイに日本が要求して日本ータイー日本に加工輸入される日本の食品は放射能検査免除になったらしい。だから、輸入だから安心はもう通らない。」という書き込み発見。
さらに、
「タイにつづきベトナムでも加工食品に対する放射能検査が廃止された!
要するに汚染した魚なんかを検査なしでベトナムへ輸出し、加工してばれないように日本へ逆輸入という事。」だとか・・・。
もう水産物とはさよならでしょうか。

熊本産の自然栽培米をネット購入中。
もう今回で最後になるのでしょうか。
滋賀産に切り替え検討。

生活クラブでは、ぞくぞく放射能汚染値が出てるのに、我が家近くのミニコープに貼ってある、ぶ厚い検査結果表のどこを見ても「不検出」。
検出限界値が高いのか?
何の役にもたってません。

「組織に狙われているという人は、北九州の反対派に多い。」とか。
どうぞお気をつけください。
ここは私の、心のオアシスです。

Posted by 風 at 2012年08月23日 15:44
毎日、小野先生のHPの線量計と全国のモニタリングポストを確認していましたが、そういうことだったのですね。

福岡県に関しては、環境省が新しく設置した4か所だけが高く、しかも日々乱高下。すでに瓦礫を燃やしている?と案じてましたが、このモニタリングポストでさえ数値を低く出す「役に立たない」タイプだったとは…怖ろしい。

北九州の震災がれきは絶対に阻止したいです。一度受け入れてしまったら、情報は途絶え、どんな瓦礫を持ってくるかもわからなくなります。
24時間2年間も燃やし続けるとのことで、風向き次第では九州全土、中国、四国まで汚染が拡散するでしょう。

さらに不安なことに、鹿児島県が「原発ゴミの最終処分場」に再び名乗りを上げたようです。

北は北九州、南は鹿児島。九州全土を総被ばく化?
今までは心のどこかで、まさか国はそこまではしないでしょう、自分たちの国土なんだから。と思っていましたが、いやいや、小野先生の日々のブログを読むたびに、日本という国が今までしてきた残忍さを知り、気を引き締めています。
政府は産業界・経済界を守るために、福島を切り捨て子供の命を無視し、日本中の大地を汚染させる気のようですね。
闘うしかないです。

■8月23日
鹿児島・南大隅町が原発ゴミ最終処分場の最有力として浮上
http://hibi-zakkan.net/archives/15090694.html

Posted by hanna at 2012年08月24日 00:42
もちろん、だいたいの避難者は、放射能リスクを減らすべく毎日生活しているのですが。ごくたまに、食品に関してなど安全だよという方向の話を吹聴して、周囲に「御用?スパイ?」と密かに疑われている人がいます。疲れていて安全だと信じたいだけかもしれないですが。話し合いや議論をしてみて、あまりにおかしい事が続いたら、その人から離れればよいだけ。
誰を信じたら良いか分からないと仰っていた方、「その人といて心地よいか、くつろいだ気分になれるか」を判断基準にしたらよろしいかと。今は自分の心をしっかり見つめる作業が必要ですね。
Posted by 九州他県より at 2012年08月24日 06:55
タッキー命さまへ
どうぞ人間不信にならないで下さい。私は熊本在住の年配の者ですが、避難者の方達が、自分の生活だけでも大変なのに、勇気を奮い起こして頑張ってくださっているのにとても感謝しているのです。集会やデモに顔を出した時に少しお話しできたり、ブログやツイッターなどを読んだりして、随分多くのことを教えていただいたし勇気づけられました。地元の者も移って来られた方達もない、向かうべき敵は同じですし。
色々食い違いが出てくるのは運動が活発に動いているからこそでしょう。しばらく様子を見ていたら自然と向かう方に向かい始めるのでは?私のように単独でトロトロして何もしていないような者でも、おや?と引っかかったり疑問に感じたりして、嫌になったり動けない時があります。そんな時はじっとしています。なんか山の遭難のような話ですね(笑)
北九州の金曜日の行動にはに私も行きたいのですが、熊本からはなかなか行けなくて申し訳なく思っています。色々な人間がおりますので、そしてエールを送っていますので、どうぞ一休みしたら元気を出してまた頑張って下さい。勝手な励ましですみません。


Posted by タナトリル at 2012年08月24日 21:49
宮城から大分に移住しましたが、いまだ百姓できる永住の土地が見つかりません。どの田舎も放射能汚染から避難した人間に対する理解はなく土地は譲られません。宮城から遠く大分まで逃れましたが、瓦礫が北九州で燃やされるなら、また宮城に戻った方がましなのでしょうか・・・?9つの息子の健康がただ心配です。
Posted by yukari at 2012年08月24日 22:01
yukariさん、私は熊本への移住者です。放射能に関して勉強が足らず、防御に理解がない人間が多いのは、九州だけでなく東北関東も同じ。いや、避難を感情的に責める人間の割合は、東北関東の方が多いと思いませんか?
理解してくれない人はうまくスルーして(私もけっこう出会いましたから悲しくなる気持ちは分かります)、子どもと丁寧に楽しく毎日生活することに集中しましょう。
しばらくして元気になったら、避難者の集まりや地元のイベントなどに顔をだせば、そのうち避難仲間の友人も、地元の友人もできますよ。
就農している知り合いもたくさんいます。いきなり土地を探さなくてもまず、ウーファーなどしてみたらどうかな?どんどん人とつながります。
万が一瓦礫が焼却されてしまっても、そこの地区を除けば宮城よりはマシと思います。今のようなひどい社会状況下では頭が混乱しがちですが、落ちついて考えてくださいね。がんばりましょう!


Posted by 避難ママ at 2012年08月25日 06:40
小野様

石巻市から北九州市へ広域処理されようとするガレキについて、宮城県議会では全会一致で「森の防潮堤プロジェクトに使うべきだ!」で決議という話でしたが、結局その県議会は9月の議会で、契約変更の議案を通し、鹿島JVと北九州市の2重契約問題を解決し、つつがなく事を進めるという茶番でした。

北九州市議会では、共産党を含めて、ガレキの受入を全会一致で賛成したのに、宮城県議会は全会一致で反対というのはどう考えてもおかしいと思っていました。

行政の人間を信用できないのはしょうがないとしても、利権やしがらみとは無縁のはずの宮城県民(岩手県民)は、これだけ各地でガレキ広域処理反対運動が起こっているのに、「宮城県(岩手県)としてこんな恥ずかしい事はやめろ!」とか、「私たちが放射能で苦しんでいる思いを 他の地の方に味合わせるな!」のような反対運動は起こっていないのでしょうか?

いつもの報道規制で、私に聞こえてこないだけかもしれませんが、ネット上でも見受けられません。

これから予定通りに北九州市でのガレキ受入・処理がはじまり、近い将来北九州市民に健康被害が出るような事があれば、北九州市民と宮城県民の交流は断絶となるでしょうし、その他のガレキ受入する各地と、汚染ガレキを押しつけた形になる宮城県・岩手県との関係は断絶状態になるでしょう。

その部分も、日本国を弱体化し支配しようとする勢力の狙いなのかもしれません。

以上
Posted by 大庭孝広 at 2012年08月25日 11:30
院長先生こんにちは。昨日の北九州での山本節子氏の講演会は中継と録画で観ました。広域処理に関係する数々の法律の話は まさにタイムリーで、目からウロコが10枚くらい落ちました!(主催して下さったネットワークの方々本当にありがとうございます。IWJさんにもいつも感謝です。)
「行政が何かをやるには法律が根拠となっているから、市民が同じような知識を持てば必ずピンホールができる。一生懸命勉強してほしい。」と法律の勉強を強く勧める山本先生。この無法国家日本で自分の身を守ろうと思ったらまず自分で勉強、ってことですね。頭痛がしてくるような法律の文の数々に自分の頭の回らなさが嘆かれるけれども、3・11以後はそんなことは言っていられませんね。山本先生の著書がいくつかあるようなので読んでみます。


Posted by タナトリル at 2012年08月27日 16:05
>なぜ、収納をコンテナにする必要があったのか。おそらく袋のままですと前回の試験焼却の際に見られたように空間線量が上がってしまうからでしょう。

この回答は、輸送費です。
最初は、がれきをフレコンバックに入れ、ひとつひとつに管理タグをつける約束でした。
それだと経費が膨大になってしまうため、急遽コンテナに変更したのです。

それでも、輸送費を合わせた処理費はトンあたり9万円以上。驚く程高額です。
実際にがれきを受け入れている東京では、トン4万円ちょっとでしょう。

最初、北九州市は「がれきは船で運んでくるので、全体の処理費用は陸送で運んでいる東京よりむしろ安くなる」と豪語していたのですが、とんでもないことでしたね。

測定は、コンテナの上から、ほんの三箇所計測するだけです。
費用も高いし、計測も杜撰。
なにもいいところのない広域処理です。

鹿島JVが石巻ブロックのがれきを全量引き受けていますが、処理費用はトン3万円です。
宮城県は、今後 鹿島JVと契約変更して、3倍以上も税金をかけて北九州市にがれきを持ってくるのでしょうか?そこに全く合理性はありません。
http://hinanohanasi9494.blogspot.com/2012/08/blog-post_21.html
Posted by 名無し at 2012年08月29日 02:52
タッキー命様。私は避難してきたので心底必死です。自分の良いと思う事をやるだけです。自分で自分のやりたいようにやってみるとよいと思います。
Posted by kana at 2012年08月29日 07:19
北九州の新規分は富士電気製です。下のグラフの通り、県庁のアロカよりずっと高めの表示です。 http://ma-04x.net/5_l.html  数値もとりあえず正確です。http://donaxradio.blogspot.jp/2012/09/blog-post_6.html?m=1 因みに県庁の日立アロカも像影剤に反応して7μ出ましたからちゃんと動いてますよ。
Posted by donax at 2012年09月08日 13:16
はじめまして。
北九州在住です。

5月の試験焼却の時の話ですが・・・

それより少し前(4月の市政便りだったとおもいます)に常時の空間線量の測定値が載っていたので、試験焼却2日目の夕方に担当部署に電話して「試験焼却中の値はどうなっているか」を質問したところ
「今回の試験焼却中は測ってないし、計る予定もない」
と言う返答でした。

でも、後日の市政便りには試験焼却初日からの測定値が載せてありました。
測ってない値が測定値として・・・

モニタリングポスト自体も信用できないと読んでさらにガッカリです。

自分の住んでいる北九州市が本当に信用できません。
Posted by 北九州市民 at 2012年09月13日 12:59
おかしいじゃないかwすぐ分かるじゃないかw
ロケットランチャーが北九州から出た後だぞw

在日民主党から暴力団に金が渡るようにして
金が韓国に流れるように道筋を作った
って事だろ。

中国も韓国も日本の甘い汁を吸いたい
と考えるだろ。技術も提供したしな
Posted by 決まってる at 2012年10月01日 21:39
院長せんせいお疲れ様です。

ざまあみやがれいさんのブログでも文科省のモニポスが非常に低い値がでるように設定されているとの情報が出ていましたので、既に知っておられるかもしれませんが、ご参考まで。
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65826859.html
確かに文科省のHPに出ている値がちょっと低すぎないか?とは思っておりましたが、以前、先生が納入業者を契約違反で再入札したブログを書かれていたので、やっぱりかと確信しました。
リンクする話ではないのかもしれませんが、福島に旅行斡旋する大手旅行代理店が多いという話も聞きます。
入市被曝と食べて応援を援護しているのは多業種にわたりそうですね。
Posted by 陳 at 2012年10月09日 09:57
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