2012年08月27日

博多55分 フクシマの真実と内部被曝講演会2012.8.26(日)

 保険医協会の九州地方会に呼ばれて、講演会を実施させていただきました。講演時間は55分



公演後の質問で、長崎の先生から、「被爆後には、奇形児は生まれていない。根拠のない数字(23.5%)をあげて、しかもある一定の確率で起こりうる奇形をセンセーショナルに取り上げて、スライドにすることは納得いかない。数万人ABCCの調査で奇形児は生まれていない。そのように取り上げることで、結婚出来ないなどの差別が起こった」と質問を受けました。
 福島でも同じような発言がありました。

生態系協会長、県民に「不適切発言」 29日対応報告
 福島市議会(粕谷悦功議長)は24日、公益財団法人日本生態系協会(東京都)の池谷奉文会長が県民に対し、不適切な発言をしたとして、29日に同市で記者会見し、発言に対する対応を報告すると発表した。
 同市議会などによると、7月9日に都内で開いた同協会主催の「日本をリードする議員の政策塾」で、講師を務めた池谷会長は「福島の人とは結婚しないほうがいい」「今後、福島での発がん率が上がり、肢体の不自由な子どもが発生する懸念がある」などと発言したという。講演会には、全国の地方議員65人が参加、同市議会会派「みらい福島」所属の4議員も参加していた。
 同会派は、到底容認できないとして、7月24日付で発言の真意と根拠の提示を求める確認書を池谷会長に送付。これに対し、池谷会長からは今月3日付で、内部被ばくリスクについての資料を参照してほしい旨の回答書が返送されたという。
 同市議会は一会派の問題ではないと判断。記者会見を開き、これまでの経緯と今後の対応を報告することを決めた。同協会の担当者は「池谷会長本人は発言していないとしている」と事実無根を主張。今後、弁護士と対応を検討するという。
(2012年8月25日 福島民友ニュース)


「ちょっと待った!再稼動」秋山豊寛氏6/14たねまきJ(内容書き出し)から
ただ問題は内部被ばくの問題。
これは政府もなかなか、ま、研究も進んでいないらしいしね、
水や食物を通じて体内が汚染されている問題。
で、体内に取り込まれた放射性物質自体が、
射程距離は短くてもね、ずーーっと体内で放射し続ける。
直ちに健康に影響は起こさないでしょうけれどもね、やっぱり数十年後。

もっと怖いのは染色体の異常が発生することですよ。
たとえば、私自身がチェルノブイリで見てきたウクライナの病院のね、標本のところに
ものすごい数の、体内で被ばくして、まともな形にならずに死産した子どもたちの標本ですよ。

ま、日本では、
取材したけれどそういうのは残酷だという事で放映できませんでしたけれどね、
僕の眼にはしっかり映っていますね、未だに、
目をつぶれば浮かんできますよ。
これがやがて福島で起こる可能性があるという、・・・
残酷な話ですよ


わたしの情報ソースは、次の映画です。非常に精緻に作られている映画だと思いますのでご覧になってください。
世界は恐怖する「死の灰の正体」 1957年 亀井文夫監督


 関連ブログも見ていただければ、私の言いたかったことがわかると思います。なぜ、長崎で奇形児がほとんど生まれていないという話しが表にしか出てこないのでしょうか。未だになぞです。

保険医新聞で取り上げていただきましたが、ものの見事に内部被曝の問題については触れていません。ちょっとあんまりだと私には思えます。
2012100409.jpg

歯科医師協会新聞の同じ講演記事
2012120308.jpg

 こちらの方がはるかにまともです。そして、私に質問をされたナガサキの医師の方は、MLで次のような発言をされておられました。

8月26日の保団連九州ブロック会議で同講演を聞きました。一点訂正させてください。
講演中、被爆者から生まれた子供に奇形児が多発したとのスライド解説がありました。そのような事実は全くありません。

出典を訊ねると、1957年(昭和32年)の記録映画とのこと。
見ましたが、途中に「長崎の林教授の調査によると、昭和24年から25年にかけて、被爆者から生まれた子供のうち22.3%が奇形だった」とのナレーションがあ
りました。常識で考えても、そのような高率に奇形が生まれるはずもなく、複数の長崎大学関係者に確認しましたが、そのような報告は記憶にないとのことでした。

被爆者は長い間、このような風聞に苦しめられてきました。単なるナレーションを裏をとることもなくスライドにして、あたかも事実であったかにように解説する。
強い憤りを感じます。


 この先生は、ナガサキの黒い雨の実態解明を勧めておられると聞きます。核の問題は本当に奥が深いと思います。

◆関連ブログ
死の灰の正体−無脳児、単眼児の出産も2012年03月16日
内部被曝−ペトカウ効果と遺伝疾患2012年05月04日
タグ:講演会
posted by いんちょう at 20:30| Comment(13) | 原子力
この記事へのコメント
まずチェルノブイリで起こったことを直視するべきです。
そうすれば、差別とか風評被害などと言っている場合ではない段階に来ているという事が解る筈です。
とにかく福島をはじめとする近隣の地域の高い放射能汚染地域の住民をいますぐ避難させるべきです。
バンダジェフスキー氏はチェルノブイリ原発事故後の周辺地域住民の健康被害調査と研究から「チェルノブイリ事故後の甲状腺異常は、放射線ヨウ素だけでなく、生体内や甲状腺に持続的に取り込まれた放射性セシウムと、甲状腺ホルモンに結合するさまざまな免疫グロブリンの能力にも関連する」と述べています。つまり疾患の発病は事故が起きた時点の被曝による影響だけではなく、その後の内部被曝や、個々人の免疫抗体に係る能力の問題が関連すると云うことなのですから、福島の原発事故の場合も爆発事故当時に被曝してしまった場合であっても、その後の内部被曝を避け、極力、放射能汚染の少ない地域で健康的な生活をすることによって、後々の放射能による疾患の発症する可能性を低く抑えることができるのではないのだろうか、と思うのです。
いますぐ、子どもたちから順次、福島及び近隣の放射能汚染の高い地域から避難をはじめるべきです。このまま放射能汚染の高い地域に住み続けるのは危険です。同じ日本人として、いや人間として、チェルノブイリで起こった健康被害と同じ事が福島で起きるのを見たくありません。

【チェルノブイリの健康被害】
http://www.youtube.com/watch?v=4fCCVU4y7oE&feature=player_embedded
Posted by 肝澤幅一 at 2012年08月27日 22:55
「奇形児が生まれていない」とはずいぶんな断定ですね。発生率が通常に比して上がっていないという意味にしても。ABCCに政治的な問題があるのは明らかなので、書籍などを読んでもう少し当時の民草の声を聴いて頂きたいです。
稀な症例であっても一般的な症例であっても、スライドにすることはセンセーショナルに取りあげることにはなりません。そんなことを言っていたら、医学学会が成り立ちません。
医師は職務上患者さんを守ろうとするので、この長崎の医師も「被曝者が差別されるのが心配」という「親切」でおっしゃったのかもしれません。しかし差別を心配して真実を追求しない、認めないのは本末転倒ですし、親切が行き過ぎるのは自らがパターナリズムに陥っているのだと自覚はするべきだと思います。
Posted by Arzt at 2012年08月28日 06:23
私も子どもも友人も仕事仲間もみな、関東で程度の差はあれ初期被曝しています。たしかに「差別」は嫌ですが、「区別」は仕方がない。将来子どもとその配偶者に事実関係を説明する覚悟はできています。いまのところ周りの出産は、正常な出産が二分の一の確率。因果関係は分からない。とにかく、辛い事実でも本当のことが知りたい。隠されるのがいちばん嫌です!
Posted by 避難中 at 2012年08月28日 08:48
私の誕生日のサプライズプレゼントということで、夫がToshibaのラップトップを買ってきました。
私が東芝、日立、三菱重工の製品に対して不買を決めているって伝えてあるのに、忘れていたんですね。
『申し訳ないけど、私の意地や尊厳から、絶対に使う訳にはいかないから』と言いました。
今、夫はむっとしながら返却に行きました〜。
Posted by はすのうてな at 2012年08月28日 09:14
長崎の先生がそんな質問をするとは信じられない思いですね。兎に角我が国にとっては広島・長崎の原爆投下という何物にも代えがたい経験があったわけですし、其れに纏わる資料も決して少なくはありません。院長先生が様々な形で提出してくれています。

更には1/4世紀前にチェリノブイリというこれまた得難い悪の実績が旧ソ連で起きました。そしてその影響は様々な形で報道されて、時間の経過と共にどんな影響が出るのかも映像などで報道されています。「チェリノブイリハート」という映画もリリースされました。レンタル店でも借りることが可能です。ご覧になることを薦めます。

日本にも同様な結果が二十数年後に起きないという保証なんか何処にもありません。パンダジェフスキー博士は既に警告しています。そしてその頃現在の責任を負うべき場所に居た連中はこの世に居ないか、居たとしても痴呆老人です。誰も責任は取ってくれません。

現在の世代の人々が後世に残される人達を守らなければならない責任と義務が残されているのは当然のことでしょう。
Posted by ハマの住人 at 2012年08月28日 09:50
私はいま40代ですが、チェルノブイリ事故後や、広島長崎の原爆投下後に、奇形の子供が生まれたという話は普通に聞いていました。本、テレビなどで。隠そう、隠そうとすると、余計に以前との情報の差異が異常な感じです。上からの圧力かもしれませんが、その長崎の先生は、良心の呵責に苛まれたりはしないのでしょうか。立場ある人間の一言が、この先、生まれる沢山の子供の命を生かしもするし、逆もありうる。日本はこれから、子供の安全を守るために全力を尽くすべきなのに。
Posted by 避難した母 at 2012年08月28日 09:56
差別と区別は違うということ、習わなかったんですかねぇ。
差別がないようにするためには、区別をしっかりするべき。放射能浴びた人にはそれなりの対応が必要。
日本独特な横並びの発想ですか?
Posted by あゆ at 2012年08月28日 10:06
逆にその長崎の先生に対して、
・被曝した結果遺伝子に異常が出ることを理解しているかどうか?
・遺伝子異常によって奇形が生まれる確率が上がることを理解しているかどうか?
・ABCCがどのような組織か理解しているかどうか?
などを質問してみたいですね。

発言からして、自分の頭で物事を考えて整理することができない人間のようですので、普段行っている医療行為もそのようにしているのでしょう。


Posted by lon at 2012年08月28日 13:29
その長崎の先生をちょっとだけ擁護すると、「結婚出来ないなどの差別が起こった」というのが、その先生にとって最も由々しき問題なのだと思います。差別を防ぎたいという考え自体は、批判できるものではなく、むしろ真っ当な考えであると皆さんも納得されるのではないでしょうか。

しかし、とにかく差別を防ぎたいということで動いていますので、それに繋がることは全て悪として、思考停止されているのではないかと思います。だから、事実として正しいことであっても、差別に繋がるような事実は認めたくない。そのような事実を他人に掘り返されたくない。

一人の人間としての立場で発言されているなら、十分に理解できる発言であるとは思います。

しかし、医師としての立場で発言しているならば、現実を直視できない甘チャンであり、全く擁護する気にはなれません。福島の市川陽子というのも、こんなんでしたよね。で、福島の似非専門家をどうしてくれようかと、また考えてしまいました。
Posted by 清盛 at 2012年08月28日 15:12
少し話題がずれ、申し訳ありません。
このような記事を見つけました。

http://news.nifty.com/cs/item/detail/jitsuwa-20120825-2689/1.htm
「水の過剰摂取で脳梗塞も」

「ごく普通の中年サラリーマンの方が、速足で歩くと動悸がして息苦しいと訴えてきた。診察すると不整脈の症状があるので、問診を続けていきますと、水の摂り過ぎと判明しました。暑いので氷を入れた冷たい水を一気状態で飲んでいたそうです」

速足で歩けば動悸もするのでは? というつっこみはさておき、水分のとりすぎについて。「氷を入れている」という文からペットボトルではなさそうですし、一気に飲むといってもせいぜいコップ1,2杯程度ではないかと思うのですが、それで動悸がしたりするものなのですか?

この男性の様子(どの地域に住んでいるか、太り気味か、日ごろから不整脈があるか、不摂生をしていないか、タバコをよく吸うか等)や、どのような種類の水(水道水か井戸水かミネラルウォーターか等)が、この記事からだけではわからないので何ともいえませんが、最近疑り深いもので、ひょっとして…と、いろいろかんぐってしまったりします。関東の水道水も初夏はまた怪しい様子でしたし。

宮城で心不全や脳卒中、肺炎が増えたのは、地震の揺れやストレスのせい、ときっぱり言い切るぐらいですから、今後どんなに癌や心疾患が増えても、国は「放射能が原因ではない」と言い張るでしょう。事実、原発作業員が心筋梗塞で死んでいても、関係性はない、と言っているぐらいです。食べて応援して”直ちに”ではなく、何年かたってから病気になっても、放射能とは関係ない、で補償もされないでしょうね。

自ら進んで情報を入手しないと、文字通り命取りな時代になってしまいました。来年あたりには、放射能に気をつけていた人とそうでない人との差が、そろそろ出てくるのではないかと思いますが、体調を崩したとしても、気にしない人は「なんか具合悪いな」と言いながら死んでいき、周りも死因をまるで疑わないのかもしれませんね…。
為政者にとったら、こんなに操りやすい国民はないでしょう。


ところで、「週刊ヤングジャンプ」などで活躍されていた漫画家の中野純子さんが、先月、45歳という若さで虚血性心疾患で急逝されたそうです。ご冥福をお祈りいたします。
Posted by YOKO at 2012年08月28日 17:27
貴重なこのビデオを英語字幕で見れたらいいのですが。
Posted by Akiko at 2012年08月28日 18:27
コピーが長くなりますが、これらの国では以下の食品が輸入禁止だそうですね。


【韓国】
福島
ほうれんそう、かきな等、梅、ゆず、くり、キウイフルーツ、米、原乳、きのこ類、たけのこ、青わらび、たらのめ、くさそてつ、こしあぶら、ぜんまい、わさび、わらび、コウナゴ、ヤマメ、ウグイ、アユ、イワナ、コイ、フナ、アイナメ、アカガレイ、アカシタビラメ、イシガレイ、ウスメバル、ウミタナゴ、ムシガレイ、キツネメバル、クロウシノシタ、クロソイ、クロダイ、ケムシカジカ、コモンカスベ、サクラマス、シロメバル、スケトウダラ、スズキ、ニベ、ヌマガレイ、ババガレイ、ヒガンフグ、ヒラメ、ホウボウ、ホシガレイ、マアナゴ、マガレイ、マコガレイ、マゴチ、マダラ、ムラソイ、メイタガレイ、ビスノガイ、キタムラサキウニ、サブロウ、エゾイソアイナメ、マツカワ、ナガヅカ、ホシザメ、ウナギ、飼料
群馬
ほうれんそう、かきな、茶、ヤマメ、イワナ、飼料
栃木
ほうれんそう、かきな、きのこ類、たけのこ、くさそてつ、さんしょう、こしあぶら、茶、たらのめ、ぜんまい、わらび、ウグイ、イワナ、飼料
茨城
ほうれんそう、かきな等、きのこ類、たけのこ、こしあぶら、茶、原乳、メバル、スズキ、ニベ、ヒラメ、アメリカナマズ、フナ、ウナギ、コモンカスベ、イシガレイ、飼料
宮城
きのこ類、たけのこ、くさそてつ、こしあぶら、ぜんまい、スズキ、ウグイ、ヤマメ、マダラ、ヒガンフグ、イワナ、ヒラメ、クロダイ
千葉
ほうれんそう、かきな等、きのこ類、たけのこ、茶
ほうれんそう、かきな等は3市町(旭市、香取市、多古町)のみが対象。
神奈川

岩手
きのこ類、こしあぶら、ぜんまい、わらび、せり、たけのこ、マダラ、イワナ、ウグイ

【中国】
福島、群馬、栃木、茨城、宮城、新潟、長野、埼玉、東京、千葉(10都県)
全ての食品、飼料

【ブルネイ】
福島、東京、埼玉、栃木、群馬、茨城、千葉、神奈川(8都県)
全ての食品

【ニューカレドニア】
福島、群馬、栃木、茨城、宮城、山形、新潟、長野、山梨、埼玉、東京、千葉(12都県)
全ての食品、飼料

【クウェート】
47都道府県
全ての食品

【サウジアラビア】
福島、群馬、栃木、茨城、宮城、山形、新潟、長野、山梨、埼玉、東京、千葉(12都県)
全ての食品

【レバノン】
福島、群馬、栃木、茨城、千葉、神奈川(6県)


【シンガポール】
福島、群馬、栃木、茨城(4県)
食肉、牛乳・乳製品、野菜・果実とその加工品、水産物

【香港】
福島、群馬、栃木、茨城、千葉(5県)
野菜・果実、牛乳、乳飲料、粉ミルク

【マカオ】
福島
全ての食品
千葉、栃木、茨城、群馬、宮城、新潟、長野、埼玉、東京(9都県)
野菜・果物、乳製品

【台湾】
福島、群馬、栃木、茨城、千葉(5県)
全ての食品

【フィリピン】
福島
ヤマメ、コウナゴ、ウグイ、アユ

【米国】
福島
米、ほうれんそう、かきな、原乳、きのこ、イカナゴの稚魚、アユ、ウグイ、ヤマメ、ゆず、キウィフルーツ、牛肉製品、クマ肉製品、イノシシ肉製品、畑わさび、ふきのとう、わらび、こしあぶら、ぜんまい、たらのめ等
栃木
茶、牛肉製品、シカ肉製品、イノシシ肉製品、クリタケ、ナメコ、タケノコ、シイタケ、さんしょう、わらび、こしあぶら、ぜんまい、たらのめ
岩手
牛肉製品、タケノコ、シイタケ、せり、わらび、こしあぶら、ぜんまい、マダラ、ウグイ、イワナ
宮城
牛肉製品、クマ肉製品、シイタケ、タケノコ、こしあぶら、ぜんまい、ヒガンフグ、スズキ、ヒラメ、マダラ、ウグイ、イワナ、ヤマメ
茨城
茶、シイタケ、イノシシ肉製品、タケノコ、こしあぶら、ウナギ、シロメバル、ニベ、アメリカナマズ、スズキ、ヒラメ、ギンブナ
千葉
茶、シイタケ、タケノコ
群馬
茶、ウグイ、ヤマメ
神奈川


【ロシア】
福島、群馬、栃木、茨城、東京、千葉(6都県)
全ての食品

【ギニア】
47都道府県
牛乳及び派生品、魚類その他の海産物


さらに気になる、

「広がる内部被ばく
南相馬市立総合病院でおこなわれた内部被ばく検査の結果が15日、アメリカの医学誌に掲載された。子どもの16.4%、大人の37.8%から検出限界値をこえるセシウムが検出された。」

さらに、さらに気になる、
「妊婦の血液を調べるだけで、胎児にダウン症などの染色体異常があるかどうかがほぼ確実に分かる新しい出生前診断を、国立成育医療研究センター(東京)や昭和大(同)が9月にも導入する方針であることが29日、分かった。

 新しい診断法は、妊婦の腹部に細い針を刺す「羊水穿(せん)刺(し)」で羊水を採取する従来の方法に比べて安全にできるが、簡単な検査のため、異常が発見された際の人工妊娠中絶が大幅に増える懸念もある。  」



Posted by 風 at 2012年08月29日 16:25
聴衆を医師に限定した講演会。つなぎの話が医師向けになっており、小気味の良さに拍車がかかる。

北の首領様なんて心底軽蔑されているであろうに、敬語を使ったところでは苦笑してしまった。同時に、先生の、一見なんの関係もないような事を他の事に結びつけて考える姿勢と能力に感心した。

(汚染状況の画像を指し示しながら)先生「ここの独裁者、亡くなられたんですよ。」

(場内の笑い声)「ハハハ....」

私の勝手な想像だが(そして、おそらく当たっていると思うのだが)、聴衆の方々は、先生のことを「何だコイツ。アホなことを言っている」と思われたのではないか。

続けて先生は仰った。その言葉に場内は、しーんとしてしまった。

先生「笑われてますけど、私、これ関係していると思うんですよ。酒飲みで、不規則な生活をして、治療がうまく行ってない糖尿病の方はね、熊本でもね、何人も亡くなられています。原因不明でね...」
 
日本のかつての教育は、「暗記ばかりの詰め込み」と批判を受けた。でも、何事であれ暗記は、子供達が幼いころに徹底的にさせるべきだと思う。語彙や知識は、思考の土台だからだ。日本の「暗記教育」がうまくなかったとしたら、それは、多くの事柄を暗記したにもかかわらず、それらを結びつけて考える訓練機会がなかったからであろう。(ちょっと突拍子のないことを言うと、「アンタ、おかしいんじゃないの?」と言われるしね。)

教育改革では、「豊富な基礎知識に基づいて思考力を伸ばすことを目的とする。そのために作文、発表、討論の機会を多く設ける。」として欲しかった。しかしながら、アジア諸国が国力アップのために教育水準をどんどん上げる中、日本では、ゆとり教育を導入した。そのため、日本人は、まずます考えなくなり、受け身になったのではないか。アメリカの思うつぼだ。

一例として挙げられるのは、先日の福島の赤い羽根募金絡みで行われた講演会。こんないい加減な内容で騙されてしまう人たち。ああ、なんと素直なんだろう。講演会後にインタビューを受けていた純朴な高校生達をみると、その日本語の貧弱さには悲しみさえ覚えてしまう。話す内容が薄いどころか、文法さえ覚束ない。これぞ、ゆとり教育の賜物か。

もう一つ例として挙げたいのは、細野大臣の国民の皆様へのお手紙だ。一国の大臣ともあろう方の日本語がかくも幼く拙いとは。しかし、彼が意図的にこのレベルの日本語を書いたとしたら、計算高い悪者だ。オツムが悪くなってしまった国民の皆様のレベルにご親切にも合わせてくれて、優しいお手紙を書いてくれて、あげくの果てに洗脳しようとしているのだから。

ネットで情報を読む限り、日本の将来に絶望しか覚えないのだが、それでも希望を与えてくれる凄い人はいらっしゃる。大阪のモジモジ先生だ。同氏の質疑を拝聴して舌を巻いてしまった。どれほどの勉強を積み上げられたのだろう。鋭く追求する姿勢は、どこで訓練され体得されたのだろう。説明会後のモジモジ先生のお話からは学ぶべきことが多い。先生曰く、

「僕が発言した一言一言は全部教えてくれた人がいます。
僕はこのがれきの問題は去年の秋から一年近く関わることになりますが、
その間に名刺が400枚ぐらい無くなりましたというw感じですね。
本当に沢山の人にあって、いろんな人と一緒に抗議をし、
そういう事が積み重ねられて本当にひとりでは到底調べられないことばかりだと思います。
これは役に立つ情報なのかな、無いのかな?という事をみんな迷いながら、
みんなで持ち寄った内容を検討しながら、
そういう積み重ねがあって、、本当に沢山の人に教えられながら僕の昨日の質問ができています。
僕が話した一つ一つの内容は、誰にどんな場面で教えてもらったという事を思い出すこともできます。」

(「みんな楽しくHappyがいい」の内容書き出しから一部引用させて頂きました。)


大阪市がれき広域処理説明会 8月30日 モジモジ先生質疑

http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2290.html

がれき広域処理 正確な報道をしないメディアと不当な強制退去

http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2300.html


一人でも多くの人に、疑問に思うことを大切にして欲しい。疑問に思ったら、調べて考えて欲しい。考えたらその考えを他の人たちと分かち合って欲しい。人と話すことで、また別の事が見えてくるということを大切にして欲しい。そういう姿勢を持たなければ、ただただお上のいうままに日本全国が汚染されて行くばかりだ。外から日本を見ていると、福島だけが人体実験の場所ではなく、すでに日本全体が、食品流通や学校給食や瓦礫処理により、人体実験の場所になっていると思われる。
Posted by 香港の主婦 at 2012年09月03日 18:17
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