
下水汚泥等における放射能測定検査結果について
下水汚泥等における放射能測定については、平成23年度からこれまで、空間放射線量に大きな変化がなかったため、下水汚泥等における放射線測定は行っていませんでしたが、市民の安心・安全のため、今回、影響がない現状での測定を行いました。
結果は、健康に影響を与える数値ではありませんでした。
(1)委託検査機関
株式会社再春館安心安全研究所
※平成24年7月1日に社団法人熊本県薬剤師会医薬品検査センターから移行
(2)実施時期
平成24年7月24日から26日
(3)実施方法
検査地点
各浄化センターの流入水7検体、放流水7検体
各浄化センターの下水汚泥(脱水ケーキ)5検体
南部浄化センターの焼却灰1検体
合計20検体
※詳しくは、下記画像をクリックしてください(画像が拡大します)測定箇所

検査項目
ヨウ素131、セシウム134、セシウム137
検査方法
ゲルマニウム半導体検出器を用いるガンマ線スペクトロメトリーによる放射能測定法
検出限界1ベクレル/kg
(4)検査結果
流入水7検体、放流水7検体については、検出限界(1ベクレル/kg)未満を確認しました。
下水汚泥(脱水ケーキ)については、微量のヨウ素131のみを検出しました。
・中部浄化センター ヨウ素131 33ベクレル/kg
・東部浄化センター ヨウ素131 120ベクレル/kg
・南部浄化センター ヨウ素131 150ベクレル/kg
・西部浄化センター ヨウ素131 31ベクレル/kg
南部浄化センター焼却灰については、微量のヨウ素131とセシウム137を検出しました。
・ヨウ素131:11ベクレル/kg ・セシウム137:1ベクレル/kg
下水汚泥については、放射性ヨウ素に関する基準はありませんが、厚生労働省が事故後に定めた暫定基準値である「食品中の放射性物質に関する基準値」の飲料水・牛乳・乳製品でのヨウ素131の基準値は、300ベクレル/kgであり、今回検出された数値は、これ以下であることから、市民生活や健康に影響を及ぼす数値ではないと考えられます。
ヨウ素131が検出された要因としては、新聞報道や他都市の公表文献等を参考にすると、福島第一原子力発電所事故の影響によるものではなく、がん治療などの医療用として使用された物が患者の方から排出され、下水道に流れ込んだものではないかと考えられます。
ヨウ素が出ると、必ずこの医療用との言葉が入ってきます。現在、何人の患者がこのアイソトープ治療を受けているのかを全く調べることなく、医療用と断定していいのでしょうか。たしかに百メガベクレル単位のヨウ素131を治療に用いるようですが、複数の人間に本当に利用しているのか。誰も調べることもせず、医療用だと考えられるとのほほんと発表していいのですか?
この月の放射能降下量(非常にわかりにくい場所にあります)

ここで検出されていないから、影響がないかと言えばそんなことはありません。当然放射能は平等に降り注いでいます。
ふくおか放射線・放射能除法サイトから熊本県庁屋上のグラフ

9月17日から北九州で汚染ガレキを市民の反対意見を全く無視して焼却を開始しています。そのあとから雨が降るごとに空間線量が有意に増えていることが一目瞭然です。
熊本市の担当部署に電話をしましたところ、熊本が放射能汚染されているなんか全くご存じないようで、そのあとも三ヶ月に1回程度測定する予定のようでした(1回10万円)そして、上水道の検査はなし。
そんな悠長なことをしていたら、汚染が蔓延したときにはもう手遅れです。
この情報は、ツイッターで教えてもらいました。この時期の他府県の情報をご存じの方がおられましたら、コメント欄で教えていただけますと幸いです。
北九州ガレキ燃焼−報告され始めた被害と隠蔽工作2012年09月22日
ただし、本焼却後になってからのものはまだでていません。
本日までに見た中で水の放射能濃度検査が今年の7月に1回ありました。
・検査日:採取7月17日 測定7月20日 提出日7月26日
・測定し会社:中外テクノス株式会社関東環境技術センター(本社広島)
http://www.chugai-tec.co.jp/
検査項目 放射性ヨウ素 I-131 検出限界値:0.5
放射性セシウム Cs-134 検出限界値0.4
Cs-137 検出限界値0.4
・検査結果→北九州市の測定地域全てND
でした。
・I-131の半減期は短いので当初のものは1Bqも残っていない
という科学的法則があるので、
・多少の汚染ではない!!
・当初のものではなく、後から出た。あるいは何かが崩壊してI-131に変わった。
という事になります。
あるいは、九州内の原発からだとシャレにならないですね。
熊本のお隣の県で医学部に通う学生です。
いつも先生のブログを拝見しております。
さて今回のブログでも書かれていますが、医師の中には癌などの放射線治療には何百メガベクレルもの放射性同位元素を用いて治療しているから、数〜数百ベクレル程度で騒ぐのは「放射脳」だ、ということを言うことを言います。
実際に乳がんの患者さんには骨への転移を調べるために700テラベクレルのテクネチウム同位体を用いています。
この検査を受けた女性も特別に癌になったり、子供が出来ても奇形児が生まれることはないと医師はいいますが、実際の所はどうなんでしょう。
私も被爆は出来るだけ避けるべきだと思うし、その中には医療被曝も含まれます。
治療や検査に用いられる放射性同位元素について、私もあまり詳しくないのですが、この件について食品の放射能汚染による内部被曝と医療による内部被曝の影響の違いについてご教示頂けたら幸いです。
私は、先生や私のような意見を持つ人を「放射脳」といって嘲笑する人は、何か意図的に重要なことを隠している確信犯のように思えて仕方ありません。
私も専門ではないので、詳しいことが分からないので、お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
福島の1年半経った焼却灰でもこれほど高い放射能ヨウ素が残っているかどうか疑われます。
いったいどこからやって来たのか?
私はそちらの方が気になります。
私は先月22日(土)から23日(日)にかけて、福岡市に滞在していたのですが、歯茎の腫れ、歯磨きの際の歯茎からの出血が、私と妻の両方に見られました。
文部科学省の放射線モニタリング調査を見てみると、先月22日から23日にかけての線量の上昇は、中国・四国地方以外に、東海・関東地方でも起きています。
先月22日から23日にかけて、北九州から出た放射能が、関東まで達したのか……とも考えましたが、熊本市の汚泥から(半減期の短い)ヨウ素131が検出されたことを考えると、福島第一原発由来の放射能雲が、今も散発的に、九州をはじめ、全国を覆っている(襲っている)のではないかと私は推測しています。
また、放射線モニタリング調査の数字を見ていると、放射線量はこのところ、平日よりも週末の方が高いように思えます。
北九州市は、平日よりも週末に、ガレキを大量に燃やしているのではないか……と疑いたくなります。北九州市職員はそのことを知っていて、週末は自宅でひっそり過ごしているのかもしれません。
骨シンチ、、のテクシウム
>700テラベクレルのテクネチウム同位体を用いています。
テクシウムの半減期は、たった6時間ですよ。1日たてば1/16になります。もう1日たてばさらに1/256です。
最初に同じ数のテクネシウムとセシウムがあっても、数日後に残っているBqは全然違うと思いますが、、、。
また、β線を放出せず適量のγ線のみを放つ 99mTcとβ崩壊するヨウ素131は同列に論じられるんでしょうか?
また、ヨウ素131は、体内で甲状腺に集まるためと、半減期が短いために、甲状腺に大きな影響を与えるのだと理解しています。
シンチグラフィで検索したんですが、ヨウ素131を使うのは、腎シンチとか副腎シンチとか、マイナーな検査で、本当に医療用放射性ヨウ素が原因なのかと思います。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120930-00000023-fminpo-l07
東電福島第1原発事故を受け、福島県と福島医大が取り組む創薬研究事業の全容が29日、明らかになった。複数の薬品メーカーと連携し、研究費用を抑えて抗がん剤の新薬を開発する。10月中にも福島市中心部に暫定的な研究拠点を設け、遺伝子解析などの専門家ら約40人を常駐させる。
危険な地域に子どもらを縛りつけて、薬の開発をする。天下り、異常な高給取りと元々問題のあった医薬品メーカーの倫理観に、またひとつ疑問符がついた。
遺伝子異常ではないでしょうか。
↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121003-00000526-san-soci
「頭の部分はオスで、体はメスという珍しいクワガタムシが茨城県で見つかり…」
http://www.pref.niigata.lg.jp/gesuido/1347224561323.html
小野先生、いつも感謝しております。
全く放射能が無かった土地が、目に見えて汚染されていく様子を目の当たりにしてぞっとしました。もともと上京して親戚にあげるために買ったエアカウンター、使ってみたのはほんの気まぐれからでした。九州の私たちもエアカウンター必要ですね。ちなみに東京の親せき宅は0.12のようです。冬に上京したらまた計測してみます。
遠く九州に逃げても無駄なこと、と思わせるために、全国の原発で何らかの方法でベントを随時行う、という恐ろしい妄想がわきます。
どなたか、ベントは簡単にはできない構造なのだと安心させてください。
今日のテーマとは関係ありませんが、1]は余りに酷いので投稿しました。
2]はコメント欄を視てほっとしました。
1] 福島県の「秘密会議」と出席した人たちの犯罪性 [武田邦彦先生]
http://takedanet.com/2012/10/post_eba7.html
2]「福島で新たな差別が」 江川紹子さん講演 (佐賀新聞)
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/644.html
なぜ熊本の汚泥からヨウ素131が検出されたのか…市内全域から、ということで医療用とはとても思えず気になります。上水道はどうなっているんでしょうか。
100%ミネラルウォーターを自負している熊本市には、ぜひとも早急な検査と情報開示をお願いしたい!(市役所に電話してみます)
更に恐ろしいことに、環境省は省令改正を行おうとしてますね。
このパブコメも難しい〜;;
よくわからないので何度も何度も読みこんでみたのですが、平たく言えば
「汚染の少ないクリーンな地域には、廃棄物を積極的に送りこむよう省令を改める」ってこと?
対象地域等を見直す、ってまんべんなく日本を汚染させるということ?
なんだか怖ろしい計画が影で着々と進行しているんですね。
昨年311直後に、食品の暫定基準値や廃棄物基準が早々に変わったときには、私は放射能への知識がなかったので
「国はまず法律を変えてから国民に知らせるんだなあ。事故直後なのになんでそんなに細かい数字を確定できるんだろ」くらいにしか思っていませんでした。。
で、その後は何が起こっても「基準値内なので安全です」「法律に沿って処分してます」のオンパレード。
この省令改正が行われたら、比較的汚染の少ない西日本をターゲットにがんがん廃棄物が送り込まれるのではないでしょうか。「法律のもとに」という大義名分で。
締め切りは明日なので、なんとか皆でパブコメを送ってみませんか。
■放射性物質汚染廃棄物処理のパブコメhttp://www.env.go.jp/press/press.php?serial=15654
「放射性物質により一定程度に汚染された廃棄物の多量排出が今後見込まれないと考えられる都道府県については 特定一般廃棄物 特定産業廃棄物の対象地域から外すことを基本として 要件の見直しを行う」
ときどき読ませて頂いています。
記事を読んでいてどうも納得できないことがありコメさせて頂きました。
というのはヨウ素の検出についてです。なぜなんでしょうか。他の方が発信していないのも気になっています。
福島から来ているということなんでしょうか。
院長先生は、多くの知見をお持ちだと思いますが、
先のコメント(医学生のもえちゃんさん)にもありましたが、医療分野に使用される放射線検査、放射線治療等を非常に懸念します。
「原子力の平和利用」と称し、原発(発電)以外、医療(ガン治療等)や食品への放射線照射(殺菌、鮮度維持)等に放射線が使用されています。
食品への放射線照射は、国内では、北海道士幌町のじゃがいも(発芽防止)のみですが、今後、生レバーやスパイス等へも検討、研究されているようです。
海外で最も多く使用されているのが、スパイス類。
アメリカは、青果物や鳥豚牛肉等へも使用。
有機(オーガニック)食品は、使用していないとの事です。
「原子力の平和利用」の元、権力者に非常に都合の良いものとなっているようです。
以下、よろしければご参考に。
田中利幸書き下ろし論文:核兵器と原子力の犯罪性
http://peacephilosophy.blogspot.jp/2012/07/blog-post_31.html?m=1
核兵器をめぐる情報
http://www1.odn.ne.jp/hikaku/kaku-info/kaku-info-110413.htm
悪魔の猛烈発ガン作戦、危ない放射線治療
http://hon42.com/iryou/hou.php