2012年10月25日

拡散予想を初めて知ったかのようなマスコミ、全く人ごと、あなたまかせの地元住民

放射性物質、4原発で30キロ圏外への拡散予測読売新聞2012年10月24日(水)12:38
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放射性物質、4原発で30キロ圏外への拡散予測
(読売新聞)

 原子力規制委員会は24日、全国16か所にある原子力発電所で事故が起きた際、放射性物質がどれくらい拡散するかを予測した「拡散シミュレーション」を公表した。

 柏崎刈羽(新潟県)、浜岡(静岡県)、大飯(福井県)、福島第二(福島県)の4か所では、規制委が示した新防災指針案で重点区域とされた原発から半径30キロ圏を超え、7日間で100ミリ・シーベルトに達する結果が出た。国がこうした試算を公表するのは初めて。ただ予測は、気象条件だけをあてはめたもので、地形は考慮していない。

 福島第一原発事故では、放射性物質拡散予測システム「SPEEDI」の予測結果が公表されず、住民避難に生かされなかった。今回のシミュレーションは、地域防災計画を作る自治体の求めに応じ、福島第一原発を除く全国16の商業用原発を対象に参考情報として試算した。

 それぞれの原発で、〈1〉福島第一の事故と同量の放射性物質が漏れるケース〈2〉すべての原子炉の合計出力に応じた放射性物質が漏れる最悪ケース――で実施。原発から16方位の直線上に、国際原子力機関(IAEA)が避難を求める基準である7日間の積算 被曝 ( ひばく ) 線量が100ミリ・シーベルトに達する地点を地図上に示した。国際放射線防護委員会の推定では、100ミリ・シーベルトを一度に浴びるとがんなどで死亡するリスクが高まる


どこの原発のある自治体も大騒ぎですが、まあ特に有名な浜岡原発の報道を見てみます。

まず、浜岡原発の予想図。なにやら非常にちんけなシミュレーションです。なぜ、国民の税金を数百億も用いて作ったSPEEDI(地形も風向きもなにもかも全部シミュレーションとして含まれている)を使わずに、わざわざ独自の評価方法を使うのはなぜでしょうか。
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 プルトニウムファイルを見ていますと、同じ100mSvでも、長期にわたって低線量を浴び続けた方がリスクが高いと出ていますが、読売新聞の意見は全く逆です。こういったミスリードにはいつも非常に腹が立っています。

そして、この浜岡のシミュレーション結果についての地元民のコメント

浜岡原発:事故想定予測 防災計画策定へ本格化 農漁業関係者「風評心配」 /静岡毎日新聞 2012年10月25日 地方版
 中部電力浜岡原発(御前崎市)で事故が起きた際の放射性物質の拡散シミュレーション結果が24日、原子力規制委員会から発表された。原子力災害対策指針も月内に正式決定される見込みで、地域防災計画策定のための材料がそろう形となり、県は計画策定に向けた作業を本格化させる。一方、高い放射線量が予測された地元の農漁業関係者からは、「風評被害が起きないか心配だ」と不安の声も上がった。【樋口淳也、山本佳孝、小玉沙織、舟津進】
 シミュレーション結果は、浜岡原発の16方位で、国際原子力機関(IAEA)が定めている避難の判断基準(事故後1週間の内部・外部被ばくの積算線量が計100ミリシーベルト)に達する最も遠い地点を地図に表している。放射性物質は浜岡原発の東西を中心に広がる結果となった。
 県は、原発事故の際の避難範囲や方法について、具体的な内容を盛り込んだ地域防災計画の策定を目指す。シミュレーションはその際の重要な参考資料で、県は結果の速やかな公表を求めていた。
 海上に多くの放射性物質が広がると予測されたことについて、相良漁協(牧之原市片浜)の萩原徳治組合長(71)は、「結果を出すなら、放射性物質を拡散させない対策も一緒に出してくれないと不安になるだけ」と憤る。東京電力福島第1原発事故による「風評被害」の影響で茶葉の価格が下落したとして、東電に補償申請をしている掛川市内の茶農家の男性(64)も、「(同原発の)事故が解決していない中、実際に起こってみないと分からない仮定のことを発表するのにどれだけの意味があるのか。風評被害が心配だ」と疑問を呈した。
 一方、日本不動産研究所静岡支所の後藤雅文所長は、「浜岡原発は運転を停止しており、シミュレーション結果に現実感があるとは思わない。直ちに地価が変動することはないだろう。むしろ再稼働をするかしないかの方が影響が大きい」と指摘した。

 そもそも、フクシマの事故は未だに収束しておらず、一週間で100mSvに何の意味があるのか。それ以外の箇所も土壌が汚染され、住めなくなるのはフクシマの事故を見れば簡単にわかりそうなものです。ところが、この漁協関係者は、「放射性物質を拡散させない対策を同時に」とふざけたコメントを平気に言っています。この発言は、将来に対して責任を持つべき大人の態度ではありません。自分の考えの及ぶところだけを考える幼稚園児なみといっては言い過ぎでしょうか。フクシマを見ればわかるとおり、原発を稼働しているかぎり、「放射性物質を拡散させない対策」などあり得ないのです。どうして、自分の仕事のことしか考えられないのでしょうか。本当に嘆かわしいかぎりです。
 そして、農家の男性も「課程のことを発表する」のは無意味と言っています。フクシマを見ておきながら、何の対策も立てないことでよしとする。こんな無責任な音なしかいないのでしょうか。
 そもそもこの浜岡の汚染自体、既に発表済のことです。クリックで動画ページに飛びます。
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これを見る限り、首都圏が1000mSvで汚染されるまでに10時間足らずだと言うことがよくわかります。今回、規制委員会が発表した地図など,あまちょろいもの。このSPEEDIを使えば、誰にだってわかるのに、なぜ出さないんでしょうね(出せないからですけど)

こちらにも若狭湾などのERI版SPEEDIの結果がのっています。(1枚だけ拝借)
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若狭湾に何かあったら、関西全滅は間違いありません。

 さて、今回フクシマが発生した福島県・・ニュースを見てびっくりしました。


なんと、福島県知事の支持率 40%
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事故が風化したと考えている人過半数以上
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このニュースのあとに、チッソで放射能希ガスであるクリプトンを水素爆発防止のために大気へ放出すると言うニュースがしれっと出ます。
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 こんなニュースを流しておきながら、風化したというこんな数字を出してくるなんて、テレビ局の情報操作の具合が見えてくると言うものです。

 原発の安全のことを人任せにせず、自分の頭で考えましょう。だれか偉い人が何かやってくれるとなどと放棄してはなりません。次世代に放射能汚染された日本をバトンせざるを得ない我々世代の最も大きな責任なのですから。

◆関連ブログ
原発立地自治体とは−玄海、川内で被害予想(400万アクセス)2012年05月02日
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posted by いんちょう at 21:13| Comment(22) | 原子力
この記事へのコメント

ほんと、SPEEDIでいいじゃん。ってことですよね。気象庁もシュミレーションしてたし。どっちも、事故直後は日本人には隠してましたけどね!全く役にたちませんでしたけどね!そのせいで、みんながめちゃ被曝しましたけどね!(税金返してください)
それに予測の基準が、SPEEDIの場合は『一歳児の甲状腺被曝(等価線量)100msv』でしたっけ?なぜそっちにしないのか。
なによりも、放射性物質が30kmより遠くに飛ぶなんて当たり前でしょうが!私は福島から200km離れた柏市から避難生活してるんです。田中俊一さん、まさか柏市に放射性物質が飛んでないなんて言いませんよね?柏市が汚染されてないなんて言うのは読売新聞ぐらいですもんね!
Posted by 怒るよ! at 2012年10月25日 22:11

福島にプルトニウムを導入し、福島の子ども達をわざと被曝させつづけている佐藤雄平を、40%もの県民が支持していると?世論調査を改竄したのだと思いたい。だって昨年佐藤雄平のリコール運動もあったし。そう思わなきゃ、やってらんないっす。
Posted by 史上最悪知事 at 2012年10月25日 22:21

電気新聞 大場恭子(東工大)インタビュー
http://www.shimbun.denki.or.jp/news/energy/20120920_03.html

事故直後から放射線の影響などについて情報発信をしたそうですが?
「私自身、福島に駆け付けて何かしたい思いは強かったのですが、4歳と2歳の子どもが地震で不安を感じている中、夫に任せて行っていいものか…。悩みました。その時できることとして始めたのが、ママ友のネットワークを使ったメールでの情報発信です。3月15日、約200人に向けて1通目を送信し、質問を受けながらほぼ毎日、1カ月余り続けました」「皆さん不安な日々を過ごしていて『東京の放射線量を見る限り、私は避難しない』『私は福島の野菜を食べている』と伝えると、『安心した』『質問できる相手がいてよかった』という返信がありました。『子ども思いの大場さんだから信じられる』と言われた時は、とてもうれしく思いました」

原子力ムラに住んでいる女性。同じ母親としてぜったいに許せない。

「『データは示しますが最後の判断は皆さんで』と言います。」

責任回避か!
Posted by 関西避難ママ at 2012年10月25日 22:33

教育TV「オトナへのトビラ」を観ていたら。国はこれから子どもへの癌教育に力を入れるらしい。「生きるの教室」って名づけたらしい。ふーん。そうですか。ふとイヤな予感が。次の瞬間、佐野市の中学生の前にあらわれたその白衣姿は!ぎゃーっ、中川恵一だぁ!
「君たちの半分は癌になるんです」おいおい。「検診は大切です」じゃあ子どもたちの甲状腺エコーは半年に一度にしろ。
Posted by 教育がヤバイことになってる at 2012年10月25日 22:59
先生、いつも貴重な情報をありがとうございます。
地雷地帯の真っただ中で、子供たちが遊び、1人また1人と脚や命を失っていくような状態ですね。無知な人は無知であることが平穏な日常を送る術なのか。もう東京はすっかり風化してますので、数年後の子供がどうなるか確率的に高く結果があらわれるのではないでしょうか。考えない人ほど拒絶するので助けようがありません。
Posted by 都内からです at 2012年10月25日 23:53
院長先生、

いつも、情報をありがとうございます。
40%も福島県知事支持率があること、原発事故が風化したと考える県民が52%もいるということにただただ驚くばかりです。
マスコミ(政府)の情報操作の巧みさもありますが、日本の教育の問題点でもあると思います。

大学の一部の教育を除き、自分で深く考えることや疑問を発して自ら行動するという教育はほとんどなく、国語の教科書の読解問題もただただ、文章から書きぬけば〇がもらえます。文部省の教育要項に従ったことだけを丸暗記し、従順にただ従うことが重要視されます。

米国での子供の教育を経験していますが、小学校の時点で自ら疑問を発して自分で考え、問題を解決することを教育しています。(学校のレベルによりますが)
今後の日本の将来はいろんな意味で暗いです。
(米国がすべていいとは思いませんが)


Posted by らくだ at 2012年10月26日 00:44
いやはや吃驚致しました。
昨日ご提示の全国の「線量測定のページ」です。
北海道・東北編に12箇所の福島各地の測定データが掲載してありますから拡大して見て驚きました。
左側のμSv/hの単位が間違っているのではないかと思いましたが、そうじゃないんですね。小数点以下じゃないどころの話じゃないんですね。

特に南相馬・富岡・大熊・双葉・浪江の各地の物凄さに腰を抜かしました。

福島TVは上記のいずれかの場所に移動して開局すべきだと思いました。

風化したなんて口が裂けても言えない筈です。
Posted by ハマの住人 at 2012年10月26日 06:23
将来、福1事故由来(といってもそれを正式には絶対に認めない)の癌患者や、それに伴う死亡者が増加するのを予測して、政府が、日本人の「死生観」その物を変えてしまおうと暗躍し始めたのかもしれませんね。これは悪質な冗談ですが、将来この国では、新興宗教を始めたら大儲けできるかもしれませんよ。
Posted by 新潟県民 at 2012年10月26日 07:11
SPEEDIのことを理解したかったらここをお読みになることを薦めます。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35339

筆者の烏賀陽 弘道はこの記事以降数回に亘って関連記事を
書いています。精読に値します。

対談相手の松野元氏の著書「原子力防災」は再販されたようですが
アマゾンでも購入できます。こちらもお勧めの書です。
Posted by ハマの住人 at 2012年10月26日 08:04
朝起きると必ず喉が痛いです。

よその書き込みを見ると、近くの方のようで、夜になると線量が上がっているとのこと。

関西、もう燃やしてるのですね、きっと。

せめてと思い、昨日、HEPAフィルター搭載の空気清浄機買いました。
早めにフィルター交換あるいは買い替えしていけば、夜くらい被爆しないで眠れるかもしれません。

明日、もう1つ浄水器買って、3つを使って浄水始めることにします。

水源の一庫ダムがこれですもの・・・・。
http://news.search.yahoo.co.jp/search?p=%E4%B8%80%E5%BA%AB%E3%83%80%E3%83%A0&ei=UTF-8&rkf=1
Posted by 風 at 2012年10月26日 12:12
拡散予測などお構いなしの経団連がまた暴れだしましたね。

再稼働を歓迎=原発ゼロでは民主と溝―経団連
2012年 10月 26日 12:36 JST
..
 経団連の米倉弘昌会長は26日、東京都内のホテルで、民主党の新執行部と政策対話を行った。民主党側は短期的には原発を再稼働させる方針を改めて説明した。米倉会長は対話終了後、記者団に対して「非常に現実的な話を伺えた。電力供給不安もある程度緩和される」と歓迎する考えを示した。

 民主党の細野豪志政調会長は対話の中で、短期のエネルギー政策について「政府としては安全性が確認された原発は再稼働するという大方針を決めている」と強調し、「再稼働の判断を原子力規制委員会に丸投げしているというのは誤解だ」と釈明した。

 ただ、安住淳幹事長代行は中長期的な原発政策に関して「2030年代に原発ゼロを目指す」と明言、「原発ゼロ撤回」を求める経団連との溝は埋まらなかった。[時事通信社]

老い先短い鼻毛爺さんの話しか聞けない政治には何も期待するものがありません。
Posted by 陳 at 2012年10月26日 13:11
1000年ごとの大地震活動期に入った日本列島。次の原発事故がおきる可能性は高い。子どもや孫の命を守りたい者はもちろん、農業漁業関係者も、原発再稼動を是とする政党に票を入れてはならない。土地や海が汚染されてからでは遅いのだ。しかし農業漁業団体の主な支持政党は自民党。また、これまで原発立地関係者として金をもらっている団体もある(青森の大間が有名)
彼らは、今までと生き方を変えることができるだろうか?いや、私たちみんなが今までと違う行動をしなければ、日本全体が終わるのだが。
Posted by 身土不二 at 2012年10月26日 14:09
農家の方が将来起こることとして心配しなきゃいけないのは、「風評被害」でなくて「実害」ですね。
Posted by 現実をみてほしい at 2012年10月26日 14:29
報道ステーションで、牡鹿半島の近くの海で、かき養殖の再開に頑張ってる漁師さんの特集があってました。古館キャスター達が、久しぶりに明るい話題だと応援モードでしたが、牡鹿半島の辺は、ストロンチウム沢山降っていて、汚染度高かったんではなかったっけ、、?
世界中に輸出することを、目指して頑張ってますということでしたが、、。
海洋の汚染地図を見たらどうみても、セシウムは0ではないような。
少しでも汚染されたものを、世界の人にまで食べさせていいのでしょうか。マスコミって、国相手の再稼動とかは原発反対って言いやすいみたいだけど、被災者が相手となってしまう食品については、風評被害にならないように、一転して、放射能のことには決して触れずに、再開を応援してるように見えます。
政治もマスコミもその場の雰囲気で色を変えるカメレオンみたいです。げんなりです。
ドイツの海洋汚染の予想を見たら、あと4年したら、日本海や沖縄のほうまで汚染が広がってしまうようなので、もう日本は遅かれ早かれ、海産物は食べれない状況になっていくんだなと思いました。北橋市長もどのみち数年で汚染されるから、広域がれき焼却して、汚染焼却灰埋め立てしても、大差ないさ〜ってことでしょうかね。グリーンコープの検査で九州産の原木きのこからもセシウムが出だしてます。原材料はどこのかわかりませんが、佐賀で作られたビーフコンソメからも出ています。お菓子とかも、お客様相談センターに原材料の産地を聞くと、なれた調子でぺらぺら答えてくれます。放射能ですよね?とすぐに聞かれます。一年前とはぜんぜん応対の感じが違ってます。テレビのニュースでは食品の内部被爆はなかなか話題にしないけど、実際はみんな気にしてるんだなと思うこのごろです。
Posted by 福岡在住 at 2012年10月26日 17:49
院長先生、お忙しい中、詳細なブログ更新有り難うございます。

前回も告知させて頂きましたが、再告知させて下さい。

※拡散希望
【お知らせ】

福島原発告訴団の締切が、10月31日(水曜日)に迫っています。
一口1000円の申し込み金にて、全国民が加入出来ます。
未成年のお子さんも被告人OK 。(申し込み金:無料)

福島原発告訴団
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2012/08/blog-post_8.html?m=1

東京新聞:責任追及への呼びかけ、福島原発告訴団
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20121027/CK2012102702000150.html

緊急署名の呼びかけ:いま、子どもが危ない!
(子どもたちを福島原発事故による被爆から守るため、集団疎開の即時実現を求める署名のお願い)
次の締切:11月25日(web 受付可能)

http://fukushima-syomei.blogspot.jp/2012/09/blog-post.html?m=1

※一人一人の力は微力でも、全国民が力を併せれば、何にも負けない「大きな力」になる筈です。
国民の力を結集させましょう!
皆様、ご協力お願い致します。
Posted by 思考 at 2012年10月27日 14:31
311以降、既に言い尽くされてる事だが、TV局も新聞社も持ってる大手マスコミが伝える話は、本当にそうなのか、また故意に伝えてない事はないのか、そう言った穿った目で、見聴きした方がいい。彼らは、東/関電から多額の広告宣伝費を貰ってるのだ。疑心暗鬼の方が、自分と家族の身を守る事となる。
組織の権益のためならば、日本では、
人は、同胞を平気で殺せるようになってしまった。この国では、もはや、“正義”と言う言葉は死語になってしまったような気がする。
次世代の事を考えての、“愛国心”にしても然り。
Posted by ちゃまいえ at 2012年10月27日 16:11
松崎道幸氏、中手聖一氏、松村昭雄氏シンポジウム『放射能による福島の子どもたちの健康被害』
http://www.ustream.tv/recorded/26417965
http://www.ustream.tv/recorded/26418809
http://www.ustream.tv/recorded/26419210
http://www.ustream.tv/recorded/26419368
● 現時点で、子供の甲状腺結節の状態はチェルノブイリ数年後と同じ
● 事故後1年半での子供の甲状腺嚢胞率を、福島とチェルノブイリで比較すると福島は5倍
● これまで政府が発表してきた放射線と癌の発症率に関するデータはでたらめであることが発覚
● 10mSv/年でも癌が増加することがデータで確認された
● 10mSv/年の外部被曝でがん死のリスクが3%ずつ増加する(数年の累積だととんでもないリスク)
● 福島市と郡山市では、癌発生が4.5〜6%増える累積被曝を既に受けている
● 国と福島県は、健康被害、健康状態の調査研究を規制している
● いわき市では4回も高濃度の放射能雲に襲われているため呼吸で大量に被曝
● 国はいわき市での大量被曝を知っていたから、最初の甲状腺スクリーニングをいわき市で実施
● マックスプランク研究所(ドイツ)の元所長や米国エネルギー省の元最高顧問が、日本政府が事故の規模を過小評価していることを理論的に厳しく指摘
● 日本の政府、政治家、国民の感覚は、国際社会が持つ危機感からはまったくずれている
● 今でも3000キロの範囲で強制避難が必要となる可能性がある
● ノーベル平和賞受賞者の医師が、5〜15年の間に子供だけで最低100万人が被害を受けると指摘
● 今週から来週にかけて、松村氏は政府幹部、与野党党首・幹部、国会議員、地方自治体の首長、経済団体幹部と会談を持ち、世界トップの科学者たちが持つ危機感を伝える
● 放射能の放出をとめるだけで50年以上かかり、それまで放射能は放出され続ける
Posted by だそうです。 at 2012年10月28日 04:35
大場恭子は、串間有紀子、小林容子、下尾関寛子と、いまや伝説の『婦人公論原子力ムラ対談』に出ていましたね。事故後母親の立場を前面に出して楽観論を広めていました。多摩大学文系学科卒にも関わらず「ヨウ素は空気より重いので風でもあまり飛ばない」と断言。あとで保安院の役人のように「文系だからわからなかった」とでも言い訳するつもりでしょうか。自分ではモノを考えずに、リスクコミュニケーションと称して原子力ムラの広報担当として口先で生活しているところなんかは、保安院役人と共通しています。最近ではこんな発言。「放射線の影響を気にする余り母親が精神的な余裕を無くし、子供の目を見ておはようと言えなくなったり、わざわざ遠くから野菜を取り寄せるなどの時間や労力を使うことで子供と向き合う時間が減ってしまう。子供は何が一番安心するのか。母としてそれをきちんと考えなければならない(要約)」とのことで、笑わせてくれます。
んで、対談の面々が所属するWIN-JapanのHPは要チェック。http://win-japan.org
原子力ジジイと仲良しの、気持ち悪い女性がわんさか出てきます。
こんなブログもあり。
http://d.hatena.ne.jp/tadanorih/20120506/1336316660
いやはや、母親っていっても、色々ですね。こんな悪質な人間がいるとは。自分の子どもだけでなく福島の子どもの健康を守ろうとするまっとうな母ちゃんもいるのにね。

Posted by まっとうな母ちゃんが好きだ at 2012年10月28日 09:17
「日本の母性は利用される」と言った民俗学者がいたが、誰だっただろうか。アマテラスに関する考察だったか?思い出せないが、今回のような歴史的な出来事にはいつも当てはまると思う。
Posted by 翁 at 2012年10月28日 15:03
追記です。

私が読んでいる横浜版(首都圏版?)とネットの西部朝刊版とでは若干記載内容が異なるようです。

掲載日時も後者の方が早いようです。
Posted by ハマの住人 at 2012年10月29日 12:01
7日間100mSvの拡散シミュレーションに関して、取り上げる方が少ない事に驚きです。
マスコミも、風向きのデータのマチガイばかりを取り上げています。

でも、問題とすべきは、
重大事故の発生時、放出される放射性物質の濃度の高さと量の多さだと思います。

おっしゃるように、シミュレートそのものはSPEEDIがあるなら使えばいいでしょうが、
実際には事故発生時の、風向き次第です。
地上風は、昼夜によって結果は真逆になるでしょうし、季節によっても異なるでしょう。

そこで、この発表で注目すべきは、重大事故発生時の
放出される放射性物質の濃度と放出量に尽きると思います。

どの拡散シミュレーションを取った所で、
重大事故が起きたら、退避は国外退避を考慮せざるを得ず、
『地方自治体の避難計画の参考』とは空恐ろしい笑い話です。

原発を動かし、重大事故が起きれば、国土を放棄する事態になるというリスクを、政府自ら発表した好機を生かしきれていない様に思えてなりません。
Posted by でじたるコミック at 2012年12月10日 11:30
福島県の大部分は表面上は平穏そのものです
中通り南部や会津の生活は震災前に戻りました
若者の突然死などはちらりと耳にしますが
誰も原発で健康被害が出ている等と
思っていません

ですから新聞やテレビの報道を疑う人もいません
私の知り合いは皆真剣に風評被害が酷いと憤っています

なにやら原発事故による健康被害が何故露見しないのか不思議がる方が居ますが
ほとんどの人は身近な人に深刻な健康被害が出る人が大量に出ない限りテレビや新聞を疑うことはないで
しょう

福島県にきて皆の生活を見ればわかります
破局が訪れるまでほとんどの人はこの深刻な事態に気付きすらしないの
だということを

ちなみに私はもう色々と諦めてます
ポックリ死ねれば最高ですね
Posted by 福島県白河市近郊在住 at 2012年12月12日 12:28
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