
私のブログには当初よりご登場いただいております。福島の安全安心を振りまくために、山下先生とともに日夜努力されています。

2011年10月4日 熊日夕刊
10人の甲状腺機能に変化 福島の子130人健康調査 2011年10月04日(火)
認定NPO法人日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)と信大病院(ともに松本市)が、福島県内の子ども130人を対象に今夏行った健康調査で、10人(7・7%)の甲状腺機能に変化がみられ、経過観察が必要と診断されたことが3日、分かった。福島第1原発事故との関連性は明確ではない。旧ソ連チェルノブイリ原発事故(1986年)の被災地では事故から数年後に小児甲状腺がんが急増しており、JCFは今後も継続的に検査が受けられるよう支援していく方針だ。
まったく同じデータを見て、異常なしと豪語したのが、この鈴木教授

甲状腺を専門とする福島医大医学部期間制御外科学講座の鈴木真一教授は「この結果を見る限り、一般の健康診断で測定される範囲内」と話す。
130人中7人で確認された甲状腺刺激ホルモンの上昇は「大人の場合は多いときには2割で基準値を超える人が確認される。特異なデータではない。仮に治療するとしても判断基準は数十という数値」と指摘。
そして、この教授は口裏を合わせる会議の先頭の旗振りまでしています。デパートの中に子どもの甲状腺検査コーナーまで作っていながら、大丈夫だとうそぶく神経には頭が下がります。私にはとても無理です。(だからこそ、今があるわけですが・・・)このように嘘で嘘を塗り固めているからこそ、批判が強まり、ついにこの教授が説明会を開くことになりました。
郡山で甲状腺検査説明会2012年11月05日
●住民からは疑問・異論
県民健康管理調査の一環として、18歳までの子どもすべてを対象にした甲状腺検査について、県立医大は4日、郡山市で住民への説明会を開いた。今年度中に県内10カ所程度での開催を予定している。
甲状腺検査は昨年10月に始まり、約36万人の検査を2014年3月までに一巡させる。すでに約11万5千人の検査を終え、結果の通知も始まった。しかし、「わかりにくい」との声が多く寄せられたため、説明会を開くことになった。
4日は、検査の責任者を務める県立医大の鈴木真一教授が、甲状腺がんの特徴や今回の診断基準を説明。甲状腺に小さなのう胞がある医大スタッフの男性を例に検査も実演し、「小さなしこりやのう胞はほとんど良性のもの。若いほど進行が遅いため、今回異常がなかった人の次の検査は2年後で問題ない」などと理解を求めた。
会場からは「心配ないとの結論に向かって話しているのではないか」「検査の間隔を短くするべきだ」といった異論が相次いだ。
説明会は、今月10日に福島市の県文化センター、18日に南相馬市のロイヤルホテル丸屋で開かれる。
最近は、IWJがこのような説明会は中継をしてくれています。私は直接は見ていなかったのですが、読者の一人から、教えていただきました。そこでとんでもない発言をしていました。
該当質疑応答部分のみ切り取らせていただきました。
「放射線の影響は、二十歳以上をすぎるとないんで、癌になりません。」と断言しています。つまり、被爆当時に選挙権があれば、放射能がそれを感知して甲状腺癌にはかからないようにしてくれる・・・なんともはや呆れ果てた話しです。医学部の教育では、様々な教科書的な疾患を勉強しますが、臨床をやっているとそのような一筋縄ではいかないことなど、医者ならば全員が知っていること。なぜ、このように断言したことが言えるのか。もはや、この教授は医師ではなく、結論が決まっていることをただ述べるだけのスポークスマンにすぎず、自然科学に対する敬虔な気持ちなど、これっぽっちもないことが明らかになりました。なぜ、この受け答えで納得するのか。そして、この次に質問している男性も論点ぼかしに一役買っています。
選挙権を持っていれば、なぜ放射性の癌にはかからないのか。私にはさっぱり理解出来ないのです。20歳+1日の人は癌にならず、19歳の人は癌になる可能性がある。そんなに素晴らしい知能を放射能が持っているとは私は浅学のためか、全く知りませんでした。私は、この仕組みを発見した鈴木教授には、是非ともノーベル医学賞を取っていただきたいとさえ思います。
私のところには郡山に住んでいた30代女性の甲状腺癌の報告が一例来ました。鈴木教授に言わせれば、30代だからこの甲状腺癌はもともとあったもので、原発の放射能ではないと一刀両断に切って捨てるのでしょう。
○○は放射能の影響ではないと言う理由を良く聞いてみると、
・その程度の短い潜伏期間で癌が起きるはずがない
・科学的には証明されていない
といった理由のみで、上記新聞にも書かれているとおりに、最初から結論を決めてしまっている非常に不遜な態度が目に見えます。
増補 放射線被曝の歴史―アメリカ原爆開発から福島原発事故まで―
第7に、ICRPのリスクの考えからは、リスクを「容認」するものにはどこまでもリスクが押しつけられる。この結果、とりわけ社会的に弱い立場にある人びとに放射線の被害が転嫁されることになる。原発で働く労働者の場合も、被害の告発が即解雇につながるような弱い立場にある下請けの労働者に被曝は集中し、被害もまた深刻なものとなる。ウラン鉱石が採掘されるアメリカやカナダのインディアン、オーストラリアの原住民、南アフリカの黒人なども同様である。原子力の施設が建てられるところは、大部分が経済的、社会的に差別れてきたちいきである。原子力産業は経済的な遅れにつけ込んで、札びらで頬をたたいて、、現地の住民に被曝のリスクを受忍せよと迫る。それらの人びとに被曝を強制した上に、被害が表れると、自分たちで過小評価しておいた放射線のリスク評価を用いて、「科学的」には因果関係が証明されないからその被害は原発の放射能が原因ではない、と被害を切り捨てる。
この本は1991年に書かれた本ではありますが、フクシマの現状を見事に書き抜いています。なぜ、このような理不尽な説明会が許されるのか。どうして、この程度の乱暴な意見であっても、医学界は黙っていられるのか。私にはどうしても理解出来ません。
補足)今回の登場人物は多彩に渡りますが、一つ一つの組織と名前をコツコツと抑えていきましょう。そうすると今まで見えなかった糸が見えてきて、理解が一掃深まります。表面的な言葉だけでなく、発言者をきちんと見ていくことで騙されなくなります。ああ、あいつか・・というように理解できれば、大きな進歩です。
◆関連ブログ
福島の子 甲状腺機能変化2011年10月05日
口裏を合わせる福島健康調査の闇2012年10月13日
甲状腺乳頭癌−郡山から避難した30代女性 一例報告2012年05月15日
放射能と人体(7)放射能安全神話の根拠2011年12月17日
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もし皆様の周りに安全デマに騙されている人を見かけたら、この専門機関で勉学に励む事を勧めて下さい。
最初はアホでも、5年ほど修練を積めば、こういう難しい本も理解できるようになるかもしれません。
http://publications.asahi.com/kagakuru2/
http://kids.gakken.co.jp/kagaku/mag_kagaku/risuuka/
子どもたちをおもうと、どうしても「なんで逃げないのか!」と思ってしまうけど、一番の敵はこの下劣なお爺さん達、だということを、忘れてはいけない。でも、今からでも逃げてほしい。。
都市の郡山市での出来事です。
郡山市内小中学校にクーラーを市の予算で
設置を求める請願は不採択になっています。
下記がその理由です。
1)除染モデル校のうち4校で調査したところ、窓を開放する前と開放した後の教
室内の線量を毎日、週1回測定して教育委員会・各学校のHP等で報告している。
2)窓を解放して授業しても保護者からのクレームは一切ない。
3)保護者からのエアコン設置の要望はない。
4)除染業者のお蔭で震災以前の郡山に戻った
5)節電が叫ばれている今エアコンで電力を使うのはいかがなものか。
6)今日の新聞で子供たちがプールで元気に泳ぐ姿を見てこれが本来の姿と思った。
7)外で自由に元気に運動して汗を流す姿が子供たちの健康にもつながる。
8)自然の気候の暑さ・寒さを体で感じる事も教育。
9)子どもの言いなりになってはいけない。我慢をさせるのも教育。
WBCがショッピングセンターに設置されるほど
放射能汚染が深刻な中、せめてエアコン設置で
校内被曝を低減をと声を上げた人達の
願いは叶いませんでした。
〜平成24年度郡山市の当初予算について
「復興元年」、「除染活動元年」に対応する予算
■1 「負けないぞこおりやま!元気いっぱいリーディングプロジェクト」
事業数 244事業 総事業費 481億6,649万円
■2 放射線除染に対応する予算
公共施設等除染事業 330億6,672万円 線量低減化活動支援事業 5億8,620万円
上記の様に、予算はあるが
郡山市内の小中学校にクーラー設置の
お金は回せないというのが、郡山市市議 達の判断だそうです。
毎日拝見しています。
自分はサラリーマンですが、日経メディカルからやってくるメールを毎日読んでいます。
津久井宏行先生が「ヨーロッパを旅して思った」と題してコメントされています。
「戦後、成功体験を重ねてきた日本人ですが、バブル崩壊後の迷走に加え、福島第一原発では大き過ぎる失敗を経験しました。その日本を他国はどう見ているのか。もっと世界に目を向け、考えなければならないと感じた旅でした。そのためにも、海外から日本を眺める機会をこれからも定期的に持つつもりです。」
http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/blog/tsukui/201211/527458.html
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/genpatsu/ukraine1.html
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/genpatsu/ukraine2.html
ウクライナとベラルーシの人口減少がどんな経緯を辿っているか、上記の
サイトをご覧下されば歴然としています。
いずれもチェリノブイリ事故直後から減少が始まったわけではありません。
事故後十数年を経てから急激に現象化しています。
これが彼の国の自然現象だと信ずる人がいたら、かなりオメデタイ?
甲状腺はほんの一例です。当然個人差がある筈です。
つまり日本でも現在はそんなに顕著な現象は起きていない筈です。
しかし既に特に福島の子供達には下地が形成されつつあるとみるべきです。
検査結果が其れを暗示しています。
そして他の地域にも拡大します。そして数年後に一気に爆発すると見るべき
です。
その頃大先生は泉下でお休みになられているか、大ボケかましてとぼけて
いるんでしょうね。そんなこと、僕は言ったかなぁ? なんちて。
しかしまだ残っている者は、何を考えているのか?ルーチンワークだけをこなし、大学がどれだけ非人道的な機関になってしまったか、考えもしないのか?
また、事故後に福島県立医大を受験した者、これから受験する者は、何を考えているのか?倫理には目をつぶって被曝医療に関わりたいのか?彼らの親は何を考えているのか?子どもが医者になりさえすればよいのか?
福島も宮城も、今まで見たことのないような多額のお金(復興予算)が入ってきて、地元のオッサン達は浮き足だっているんだろうなぁ。その陰で中央の官僚がほくそ笑んでる。「お前ら田舎者は、どうせ金に弱いんだろ」と嘲笑しながら。
福島と宮城のオッサン達の見境のなさのツケを、将来払わされるのは、福島と宮城の子どもたちだ。
そんな話題を、友人達に振っても
その場の雰囲気を損なったと
ひんしゅくものの反応が
悔しくてなりません。
TV新聞御用報道にしか触れない人とは、
認識の差があり過ぎ、上記の様な話題の
会話さえ成り立ちません。
せめて、そんな理不尽な事が有ったのかと
同じく子持つ立場としての反応が
あるならまだしも良いのですが。
無関心では無く、不安や恐れを直視したくない心理の裏返しなのだろうと思いますが、
そんな自分達の現状が悔しく、そして
悲しいです。
「それはおかしい」と村の人は気がつきはじめました。
おじいさんはそれを隠したくて、もっと大きな嘘をつきました。そのうちにどんどん嘘が大きくなって、おじいさんは初めに言ったことがわからなくなってしまいました。
…なんて日本昔話にありそうです。「強欲」は醜い人の象徴。今回は人の命がかかっているだけにタチが悪すぎます。
「福島県民です」さんのエアコンの話にも愕然としました。郡山市議はどこをみているのでしょうか。
鈴木真一教授は、医師であることの良心を悪魔(原子力ムラ)に売り渡してしまったのでしょうか。
原発事故は人の本性を露わにしますね。
体と心を休めて自分の力をたくわえておき、、いつの日か、福島で活躍する下劣なお爺さん達、中央の官僚、商人、政治家に強力なパンチをくらわせてやろう!
ちなみに、郡山市議といえば、昨年4月に「小学校の始業延期→被曝低減」を提案した良識ある議員もいたし、「風評被害をなくすために学校給食で地元の食材を使おう」とぬかしたオッサン議員もいたところじゃなかったか? そういう細かいことを、みんなでちゃんと覚えておこう。記録しておこう。
被災地も中央も、復興予算の使い道に関しては猛反省が必要。ついでに、復興と言えばなにをやっても許されてきたアホな状況もなくなってほしい。
なかでも「低線量被曝ワーキンググループ」のメンバーと、「県民健康管理調査検討委員会」のメンバーはA級戦犯だと思う。長瀧重信は刑務所に入っていただきたい。
本当に意味不明の発言ですね。
早急な福島県知事のリコール、福島医大の解体の必要性を感じます。
【拡散希望】双葉町町長さんからのメール
チェルノブイリより4倍も高い日本の避難基準
http://ameblo.jp/kodomotomirai/entry-11275541662.html
福島では「移住」という文字が入った行事には助成金が下りない
http://takumiuna.makusta.jp/e199955.html
福島県が15万人の避難者を20年度ゼロという目標を掲げる
http://takumiuna.makusta.jp/e200072.html
沖縄県による、福島原発被災者支援が今年中(12月末)となっています。
基地問題(オスプレイ等)を抱え、避難には最適とは言えませんが、原発が無い温暖な土地への移住他、被爆の低減化、デトックス、一時的な療養(ゆっくりと考える機会)等、ご検討頂ければ幸いです。
ふくしまのこどもを、まもりたい/避難先情報wiki
http://ameblo.jp/human1-cat1/entry-11111969019.html
東日本大震災に関する情報/沖縄県
http://www.pref.okinawa.jp/site/chijiko/koho/higasinihon.html
福島避難者のつどい/沖縄じゃんがら会
http://jangara.net/
福島県からの★自主避難者として生きる
http://ameblo.jp/human1-cat1/entry-11111969019.html
沖縄避難者の悲鳴、福島事故、ようやく東電が相談会(東京新聞)
http://www.pref.okinawa.jp/site/chijiko/koho/higasinihon.html
長文、大変失礼致しました。
福島では「移住」という文字が入った行事には助成金が下りない
http://takumiuna.makusta.jp/e192382.html
ふくしまのこどもを、まもりたい。/避難先情報wiki
http://www45.atwiki.jp/childreninfukushima/
沖縄避難者の悲鳴、福島事故、ようやく東電が相談会(東京新聞)
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-7270.html
※題名と違うURL を貼り付けてしまい、大変失礼しました。
上記、訂正させて頂きます。
統計とはなんなのか、医療とはなんなのか。専門家である、ということにプライドを持って欲しいと思います。
先生のように、良心のある方が増えてくれることを願います。