2012年11月13日

東電社員から、医師へ−あなたの知らないフクシマの事実

 以前、フクシマの医師会報に載った論文をこちらのブログに掲載しましたところ、著作権違反だと糾弾され、仕方なく削除したことがあります。著作権はたしかにやっかいです。現在自費出版をするべく準備をしていますが、この著作権には悩まされました。

 著作権の例外規定は、次の通りです
■無料・無許可でできる部分引用のルール
以下のルールの範囲内であれば、誰でも(新聞記者でも一般の方でも)、著作権者の許諾(許可・使用料の支払い)なく、勝手に引用して構いません。著作権法上、合法です。
■(1)部分的引用は無料 (必然・主従・「 」・出所 なら無料。 丸写しは有料)
部分的引用は著作権法で堂々と認められています。
報道、批評、研究などの正当な目的のために、その目的上正当な範囲内で引用できます。
1.そこを引用する「必然性」がある(どうしても必要だ・引用しないと自分の文章が成り立たない = 単に「面白い記事なので紹介したい」では必然性がない)、
2.質的にも量的にも、自分の文章が「主」、引用部分が「従」という関係にある(最高裁判例)
3.引用部分を「カギカッコ」などでくくり、どこからどこまでが引用か明らかにする
4. 出所の明示が必要。(出典。誰の何という文章か)
5.「正当な範囲内で」 = 引用しすぎてはいけない = 1〜4を守っても、大規模に使うと違法。著作権者の不利益になるため

同様の目的であれば,翻訳して引用しても構いません。

以上の引用原則は文章に限らず、写真・絵・音楽でも同様です。
本人は引用のつもりで、著作権を侵害していることが多いようです。上の引用ルールをマスターしましょう。


 そうはいっても面倒です。マンガなどで、歌詞の一部を引用しただけで、JASRACに使用料を払っているのはよく見かけるでしょう。文学についても同様で、日本文芸家協会なるものがあり、たとえ俳句一句でも使用料がかかると言われてしまいました。(小説「黒い雨」のごく一部を引用したかったのですが、この協会があるためにあきらめました)ブログでこのように書くのは、意外とストレスはありませんが、書籍にしようとするとこれは本当に大変でした。来週中にはこの書籍も出版できると思いますので、もうしばらくお待ちください(現在、最終原稿変更中)
 時々誤変換でおしかりを受けますが、現在の環境は、ATOK 2012 + 親指シフトです。かなり早く入力できるために、実は変換後の文章を確認することなくそのまま確定して、恥ずかしい変換が残ってしまっています。発見しましたら訂正しておりますので、コメント欄にでもご指摘いただけますと幸いです。

 前振りが長くなってしまいました。私は、東大を卒業して、東電の原発技術者をしたあとに、現在は熊本市内で開業しています。自分で言うのもなんですが、まるでウソのような経歴ですので、信じられないと主張する人たちがいます。他人からなんと言われようと全く気にしませんので、どうでもいいのですが、時々は証拠を出そうなどと考えています。

 今回は、今月号の医師会報に載った私の文章を紹介させていただきます。私としては著作権を放棄したつもりは毛頭ありませんので、ここに載せますし、転載は自由とします。ただし、引用元はきちんとお書きください。(それは、このブログ全般について当てはまります)
2012111110.jpg

このテキスト原稿

題名 東電社員から、医師へ−あなたの知らないフクシマの事実

 昨年の3月11日に、7メートルを超える津波を福島沿岸をおそったことをきいたときに、どうしようもない無力感に襲われ、3号機が爆発したときには家族の前で泣き崩れました。今の現実を見ると、心配しすぎのように思われるかもしれませんが、本当にそうでしょうか。
 私は1988年に東京大学を卒業し、−親方日の丸、楽してそこそこの生活−を夢見て、東京電力に入社。配属先は、福島第二原子力発電所で、5年間現場の技術者として勤務した後に1993年には本店原子力技術課安全グループに転勤となりました。当時の上司は、図らずも全員がテレビに出てくる有名人となってしまっていました。(事故当初に広報をしていた武藤栄副社長は、私の課長でしたし、福島第一原子力発電所の高橋毅所長は、私のグループ長、そして、現在広報を担当している尾野氏は、同じ課の同僚でした。)順当にいけば、構成員の一因になっていたのは間違いありません。
 本店勤めを始めて2年たった1995年−阪神大震災、オウム真理教の事件が起きた年−に会社を辞めました。その後、幸い熊大医学部に入学することができ、現在は医師を職業にしています。医学部に入学してからも、そして医師になってからも、「なぜ、あの東電を辞めてまで、医師になろうとしたのか。勉強が好きだからか。」といった質問を良くされました。最初のうちは「原子力は危険で、あのような仕事で飯を食っていたくなかった」と答えていたのですが、ほぼ全員から「だって原子力発電所は安全だと国もいっているし、そもそも原発がなければ、電気が足りないでしょう。」と言う反論を食らうのがオチでした。
 原子力の危険性によく知っていたはずなのに、全く周りに話してこなかったことを反省する意味も含めて、事故が起きてからはブログをほぼ毎日書いています。次のことご存じでしょうか。
・福島原発では50センチ以上の地盤沈下が起きた。3号機はその爆発の形状から使用済燃料プールの核爆発という説がある。
・放射能の飛散量は、チェルノブイリをはるかに超え、その影響は北アメリカ西海岸、アラスカ、シベリアまで及ぶ。海洋汚染は前例のない規模で、現在はハワイ沖にまで達している。
・広島原爆投下後に、骨などの奇形を伴う頭の小さい知的障害を持った子どもたち、が多数生まれており、原爆小頭児として現在も20名近くの方が存在している。
・今現在においてもフクシマからは、毎時1000万ベクレルの放射能が新たに放出されている(収束などしていない)
・原発立地点−大熊町−の汚染は、チェルノブイリの最汚染地域よりも40倍もひどい

・環境省が放射性物質汚染対処特措法に基づく汚染状況重点調査地域と指定しており、放射性ストロンチウムも検出されている石巻市のガレキが北九州で9月17日から焼却開始され、北九州のみならず、熊本でも鼻血、発熱、気管支喘息などの被曝の影響を否定しきれない症状を持つ子供が急増している。
・北九州のガレキ焼却開始以来、熊本でも降雨の時に県庁に設置してある線量が増加するようになった。
・昨年より日本全国で、虫、鳥の個体数の減少がみられ、本年はモロッコインゲンなどが結実しなくなっている(虫の減少により受粉がうまくできない)。虫の鳴き声も明らかにすくない。
等々、書き出せばきりがありません。こういった内容を日々書き連ねて、ブログのアクセスは600万を超え、ツイッターもときどきバトルをしながら、フォロワー28,000人となっています。
 放射能汚染は、残念ながら未来永劫つづく大変大きな問題です。微力ながら、私なりの方法で今後もその危険性を伝え続けていきたいと思っています。(ブログ http://onodekita.sblo.jp/

(写真の説明)実物よりも年に見えると言われるツイッターアイコン
@onodekita(フォロワー 約29,000人)


 私の記事を読まれた医師一名から、感想をいただきました。まわりの医師は、「じゃあおまえは、ディズニーランドに行けないな」という非常に恥ずかしい反応だったそうですが、一人の方でも見て、興味を抱いていただければ、望外の喜びです。

肥田舜太郎医師は、事故直後の4月に次のように埼玉保険医新聞に対するインタビューで話しています。
−例えば白血病などはどうでしょう。
肥田 白血病はまだでない。3年以降で、白血病はピークが5年、がんが7年だった。これは必ずピークは出る。医師は知っておいた方がいい。被災者のみんなが放射能障害を心配している中で、「心配しなくていいよ」という医者では通用しなくなる


 ツイッター上で流れているつぶやきを見ますと、通用しない医師ばかりのように私には思えます。本当に残念な話しです。「こんな話しをできるのは先生だけです。」と話しをされる患者さんが、います。なぜ、放射能に関しては結論を決めつける医師が大半を占めるのでしょう。生命に対する畏敬の念を持たなければ、医師である資格はないと思うのは、私が青臭いからでしょうか。。

◆関連ブログ
私のバックグラウンド−30万アクセス2011年07月02日
放射能と人体(8)ブラブラ病以外の被曝症状とは?2011年12月22日
われわれは原発事故にどう対処すればよいか(肥田舜太郎氏)2011年06月26日
タグ:医師会
posted by いんちょう at 21:48| Comment(25) | 原子力
この記事へのコメント
細かい事ですが、「前例のない」が「前例の内」になっています。
Posted by 細かい人 at 2012年11月13日 22:11
> −例えば白血病などはどうでしょう。
> 肥田 白血病はまだでない。3年以降で、白血病はピークが5年、がんが7年だった。これは必ずピークは出る。医師は知っておいた方がいい。被災者のみんなが放射能障害を心配している中で「心配しなくていいよ」という医者では通用しなくなる。

 肥田先生の言葉は推測でなく広島の経験に基づいた事実を話されて
います。

 先般ご紹介したベラルーシとウクライナの人口減少も事実に基づいた
統計です。

はっきりしていることは、ナニが起きてどうなっていくのかは、これからの問題です。

世間大半の医者達も残念ながら、事実を知らないんですね。知らなくても
これまでの経験と知識から、推測して欲しいですよね。
教材はあるのですから。

日常の診療業務が忙しくて「ワシャ知らん」じゃ困りますよね。
Posted by ハマの住人 at 2012年11月13日 22:16
医師が医師に対し「ディズニーランド行けないな」と言った。これは驚くべき事です。

発言を聞いたのは、患者と違って騙し様のない相手(医師)なので、発言した医師は嘘は言っていないのでしょう。

という事は、発言した医師は放射線障害の知識が全くないという事を意味します。

私はてっきり、医師は全員知っているけど、嘘をついているものだと思っていました。

医師であれば、「それまでになかったもの」が生命体に悪い影響を与えるなど、簡単にわかりそうなものですが。
ちょっと、日本の医療が怖くなって来ました。
Posted by 日本人A at 2012年11月13日 22:57
先生、ほんとですね。命を大事に思えない医師たちは一体どんな意思をもって、医療者になりたいと思うのでしょうね。行政も医療者も。。。ほんとに原子力だけに関しては、無知というか知ろうとしないのです。先日、菅谷市長の医療者向けの講座に出たら、医師たちは、自然放射線のほうが大変じゃないですか?外国なんてとくに高いでしょう?って質問されていて、なかなか深刻だとお伝えされていたけど、伝わったのかな。。と心配になりました。真実を伝えるだけです。事態は深刻です。と何度も教えてくれているのに。。。
私は今の日本の状況を、ありの行列にお水か石を置いた状態だと思っています。生活環境で何か大変なことが起きた→なんかそのまま生活しても良さそうだ→もう疲れたから忘れよう→今まで通り行列で仕事をしよう。そんな感じなのです。松本市市長、菅谷医師、肥田先生、小野先生、松井先生、その他立ち上がってくれている医師がやはりこれからも、医療者向けの講演会をたくさんやってくれることが市民の命を支えます。先生もお忙しいことと思いますが、お体には気をつけて、これからも、みんなを支えてください。いつもありがとうございます!
Posted by peach at 2012年11月13日 23:59
あれから何十年経った。
環境汚染に曝露されて、2千以上の世界の核実験の時代に無防備に海で沢山遊んで、海に囲まれた日本でバクバク海の幸も頂いて、回遊魚の原理も知らなく美味しいもの沢山食べて、飛行機も沢山乗れるようになって、医療被曝も蓄積されて…、知識も得て、検査機関に依頼もできて危険を察する根拠で何が起きているか推測できる時代になった(医療被曝は生涯被曝率に加算出来ない一応、国のルールです。CTで発癌率顕著でもね…)。

感受性は明らかに、昔とは違う。
過去から学び、現状は現状の情報として、「過去」「現代」から色々な角度でアセスメントしないと、国が未だ作れない「現代のエビデンス」に繋がらない!!!
広島で人体実験したアメリカでさえも、「内部被曝」「低線量被曝」に関しては作れなかったから。

社会人経験と医療従事者に必要な多方向からのアセスメントは確かなエビデンスに繋がる。

ブログ叩きの視野は、明らかに狭い。はっきり言ってごめんなさい。狭い。狭い…。狭すぎて話にならない…。

肥田Dr. だって、そんなこと常識で知ってるはずだ。言うまでも無い!
Posted by 豆 at 2012年11月14日 00:57
世の中に数多くいる「先生」と呼ばれる立場の人をそのまま信用してはならないという教訓を3・11はっきりと示してくれましたが、専門的な知識や能力が必ずしもその人の人格とイコールではないという事はどうしてもつい忘れがちです。世の中が3・11と言うふるいにかけられた後ですから、小野さん(あえて先生とは呼ばず敬意をこめて)のような方の登場は必然性があり、そして多くの医師は単なる職業人であって、それ以上でも以下でもないことを示している中で、こうした社会的必然と小野さんの使命感たぎる人格は際立ってますよ。
著作の書籍化、楽しみにしてます。
Posted by タガメ at 2012年11月14日 09:02
多くの医者は被ばくの危険を知っていても
隠しているのだと思っていましたが
自然と人口の放射線が
人体に及ぼす影響は違うということを
知らないのだということがわかりました。
Posted by マーガレット at 2012年11月14日 10:06
小野俊一さま

こんにちは

精力的なご活動に頭が下がる毎日です

『東電社員から、医師へ−あなたの知らないフクシマの事実』http://onodekita.sblo.jp/article/60022370.html を引用元を記載の上で、拙ブログに転載させていただきます

朝夕冷え込むようになってまいりました

柿や秋刀魚(さんま)のおいしい季節ですね

昨秋から素直に喜べなくなってしまいました

残念です。。
Posted by @NAMAENAKIこと田島博之 at 2012年11月14日 15:49
千葉から避難した者です。健康な方はディズニーランドには行かず、お命大事にしてください。千葉県内の土壌汚染、ゴミ焼却による灰の汚染値を調べてみてください。新浦安は東京湾を埋め立てたところで海岸沿いにありますが、東京湾の汚染のピークももうすぐやってきます。小さな子どもを連れていくのはもってのほかです。私が住んでいた場所をこんなふうに言いたくないのですが、事実です。
自分で事実を調べない勉強不足の人ほど、他人を小馬鹿にした発言が多く困ります。そのお医者さんがこれから放射能汚染や内部被曝について勉強してくれますように。
Posted by ただただ悲しい at 2012年11月14日 16:46
医師のあいだでも温度差は激しいですね。所詮ただの人間です。勤務が忙しくてネット情報にたどり着きにくいこと、心カテや外科系検査治療で自分が大量の外部被曝に慣れてしまっていることもあり、本気で危機感を持っていない人もいますね。自分の子どもにも被曝対策していないし。。それが半分くらいでしょうか。あとの半分は、危機感はあるがそこまでは現実を直視したくない、ぼんやりとしか考えない、といった感じでしょうか。各学会の公式見解を鵜呑みにするのが習慣になっている人も多いかなぁ。そして本当に危機感のある数少ない人は、周りの医師に、表面上は同意されるけどおもいっきりスルーされます。(私もですW)
しかしなかには他人には安全と言い身内だけで危険と言っている腹黒医師もいるらしいと最近知り腹立たしいです。(ご存じ御用学会関連)
医師の狭い世界にいながら、小野先生がこうして情報を発信して下さること、並大抵のことではありません。尊敬します!

Posted by 女医ママ at 2012年11月14日 18:51
わあ、こんな奇跡のような人が日本に居るんだ。居てくれるんだ…というのが先生の第一印象でした。

東大。
東電。
医師。
そして、フクイチ事故後の発表では日本で一番放射能飛散量がすくなかった、熊本。

これだけのキーワードは、御用学者が持ちたくても持てないでしょう。工作員がやっかみたいほど見事なキーワードですから。先生の存在は邪魔でしょうがないんでしょうね。

小野先生が望んでおられるかどうかわかりませんが、何かに選ばれた方なのだと思います。神様が導いてくれたのでしょうか。これからの日本人の行方を左右する大変重要な方の1人なのだとを思います。

私は先生のブログを読むことによって、放射能・原発・原子力ムラのなんたるかを知りました。ここが無ければ平和ボケのまま、今でも安全デマに騙されていたと思います。とても感謝しています。

先生、どうかこれからも私たちにいろいろ教えてください。講演会続きでお忙しいと思いますが、お体にはくれぐれも気をつけてくださいね。お風邪なんかひきませんように…ご盛会を祈っています!






Posted by hanna at 2012年11月14日 21:40
小野先生

すみません。
先ほどのコメントに追加です。

原子力規制委員会のメンバーに対する、原発マネーの記事です。
http://nekotoenpitu.blogspot.jp/2012/08/7_21.html

私は、以前から御用学者などに渡っている原発マネーの額に、「年間この程度のお金で魂が売れるの?」と呆れていましたが、原子力規制委員会の方々も同様です。

日本には、「武士は食わねど高楊枝」という言葉がありますが、皆さん日本人なのでしょうか?
Posted by 大庭孝広 at 2012年11月14日 22:11
北九州市の瓦礫焼却、いったいどうやったら止まるのでしょうか。私は今年4月に、神奈川から福岡に二歳の子供をつれて避難しました。こちらに来てからも体調が良くなく、特に、北九州市の瓦礫焼却以降、子供の原因不明の湿疹(治った後も、大きく痕が残っています)、今は、しばらく下痢が続いています。食べ物は、なるべく、放射能測定をしている生協で購入しています。子供と私の体調不良が、被曝によるものとは断定できない。でも、時期的に重なることもあり、不安です。いつも思います。どうやったら、瓦礫焼却は止まるのか。あの、狂った政治家達を、政治の世界から引きずり下ろせるのか。福島の人たちのTwitterを見ると、いかに、今の状況が過酷かわかります。助けたい、でも、自分も逃げてきて、体調もすぐれず、なにをどうやってよいか分かりません。本当に悔しいです。ある意味、何も考えず、以前と同じ生活をのほほんと続けられる人が羨ましいです。
Posted by 避難母 at 2012年11月14日 22:27
いつも大切な情報を分かりやすく発信して頂き、有難うございます。

海外から見た、福島及び日本の現状について、参考になるブログ記事を見かけました。

http://divayoshiko.blog63.fc2.com/blog-entry-219.html

この方は、オーストラリア在住の邦人の方ですが、久しぶりに帰国した時に、「政府の情報統制は非常によく機能していると肌で実感しました。」そうです。

Posted by nao at 2012年11月15日 01:06
院長先生、

本題の方ではなく前置きの著作権関連ですが、書いてくださった「著作権の例外規定」を頼りに(^^; 一部コピペ転載をしました。多くの津波の犠牲が出たあの件で↓

石巻市立大川小学校も「会社」、石巻市も「会社」
http://insidejobjp.blogspot.com.au/2012/11/blog-post_15.html

ついでに、上に書いていらっしゃる
>日本文芸家協会なるもの
は、公益社団法人だそうですが、しっかりちゃっかり出ましたよ。

The Japan Writers' Association
http://creditreports.dnb.com/webapp/wcs/stores/servlet/IballValidationCmd?storeId=11154&catalogId=71154&searchType=BSF&busName=The%20Japan%20Writers%27%20Association&state=&country=JP&cm_mmc=dnb-_-home-_-retail-_-lookup_-topbar#goTop

会社です。

「公益社団法人」には、税法等での保護
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E7%9B%8A%E7%A4%BE%E5%9B%A3%E6%B3%95%E4%BA%BA#.E7.A8.8E.E6.B3.95.E7.AD.89.E3.81.A7.E3.81.AE.E4.BF.9D.E8.AD.B7
もあるそうなんですが、変ですよね。

それから避難母さんの嘆き、関連で、先日岡山にいるメルトモから「線量が高い」とメールをもらいましたが、本当に心配です。

腐敗しきった連中に私たちの力を渡さず、
日本を私たちの手に取り戻さないといけません。
Posted by 千早 at 2012年11月15日 17:55
 いつもブログを拝見しております。私も医者の端くれで、我が国の放射能汚染による実害について危惧しております。17日の講習会には参加させていただこうと考えています。心療内科学会が福岡九州大学医学部にて開催されるのですが、それに出席した後に時間を合わせてお伺いする予定です。
 お忙しいのに、日々様々な情報収集とブログやツイッターなどでの情報発信にこころから感謝いたします。
Posted by anojan(Dr) at 2012年11月15日 21:38
千早さん、ありがとうございます。元々、九州にずっと住んでいる人達は、福島原発事故の昨年3月のフォールアウトの影響が無いため、今のところなんの症状も無いのだと思います。しかし、東北、関東から、昨年4月以降に避難してきた人達は、体内に放射能を溜め込み、既にキャパが無いため、多かれ少なかれ症状がでて、苦しんでいるのではと思います。北九州市の瓦礫焼却による放射能拡散が、本当に、Twitterなどで伝えられているくらいの酷い状況なら、いくら元々九州やその近辺に住んでいたとしても、影響が出るのは時間の問題だと思います。人間に影響があるなら、勿論、そこで育つ野菜や米にも影響がある。絶対に燃やしてはいけない。沢山の人が(私も微力ながら)、阻止活動を起こしたのに、それでも、いまだに止められていない。北九州市と、環境省、政治家、そして裏で蠢くなにか、相手は人間のはずなのに、既に「ひと」ではない気がします。恐らく、大金を目の前にして、人間の心が無くなってしまったのだと思います。
Posted by 避難母 at 2012年11月15日 22:33
はじめてコメントさせていただきます。
放射能について真実を知りたいと思い、先生のブログにたどり着きました。

焼津に住んでおり、5歳と2歳の子供をもつものです。

うちの子供は生まれてから一度も鼻血を出したことがありません。記憶が定かではないのですが、9月終わりか10月初旬、外遊びをしている最中に上の子が鼻血をだし、その後あまり間をあけずに下の子も鼻血を出しました。それ以降は出ていません。

また近所のお友達2人(5歳)は鼻の粘膜の傷から血が出て、その傷がなかなか治らないと言っていました。もう数か月間もかさぶたが出来ては取れて、血が出るとのことです。

また別のお友達(5歳)はスカイツリー観光から帰ってきたその深夜に大量の鼻血と嘔吐をしたらしいです。鼻血を大量に飲み込んでしまい、嘔吐をしたとのことです。その後も体調が悪く2日間、幼稚園を休んでいました。

それらを放射能の影響かもしれないと言うと、主人からは過敏になりすぎたといわれています・・・そんな主人も東京出張から帰ってきた夜に嘔吐して、体調を崩していました。

幼稚園やご近所さんやお友達と放射能の話をしたいのですが、興味を持っている人が一人もいないのが現実です。

いまこうやってコメントさせていただいて、とても救われる気分です。

これからもツイッターも含め拝見させていただきます。いつもありがとうございます。
Posted by CoCo at 2012年11月16日 12:25
避難母さん、

お返事、ありがとうございました。

>今のところなんの症状も無いのだと

先にお話した岡山のメルトモは感受性が強いたちらしく、
仕事を休まざるを得ない日が続いたりと、結構苦しい思いをしているようでした。

>多かれ少なかれ症状がでて、

放射能は通常の毒(??)と違うのかどうかわかりませんが、ある意味「症状が出る」というのは溜め込まず(=あとでドサッと来る可能性があるかも?)毒を排除しているという肯定的な見方ができるものなのかも?とも思ったりしています。「薬をやめれば病気は治る」にあった主張、「症状は体が闘っている証」を当てはめたら、ですが。
#何事も程度問題だろうけど

>影響が出るのは時間の問題だと

晩夏に豊中の学校で子供たちが倒れて「熱中症だ」とごまかされたケースがありましたが、あれは北九州からのが怪しいのでは?と思いました。まだ、あの悪魔のような橋下の大阪では燃やしていないと思うが、どなたかあそこの予定をご存知でしょうか?

>絶対に燃やしてはいけない。

おっしゃるとおりです!

>阻止活動を起こしたのに、それでも、いまだに

ブログのどこかに書きましたが、あのイラク侵略の前に世界中でものすごい数の人々が反対を訴えて街に出たのに、まったく効果はありませんでしたよね。奴等は(どこの国も同じ)確信犯なので、市民がどう思おうと全然関係ないのです。

だからこそ(東京都は宇都宮氏に期待したいが)白紙投票で誰にも入れず=みんな「選挙中、甘い言葉で騙すだけ」という事実に目覚めないといけないし、「議会制民主主義」が全然「民主主義」などにはなっていないことに気づかなければいけない!と訴えています。

>そして裏で蠢くなにか、

はい、奴等の「会社」の株主とか
金や権力の亡者で、私たちが持つ倫理観などはカケラものこっていない連中ですね。
Posted by 千早 at 2012年11月16日 22:28
いんちょう先生
いつも鋭い目線とすぐれた情報収集力で他のブロガーとは違った情報提供をしていただき、ありがとうございます。

私は医者(放射線の専門)ですが、子供が大事なため、仕事を捨てて関東地方を脱出し、非難しました。
友人(医師)を見ていると、結局、ある程度知識のある医者もみんな他の人と同じだということがわかりました。

開業しており、借金を抱えている
開業しており、患者さんを多数抱えている
大病院勤務で今のポジションが大事である
大学で今のポジションが大事である
子供が苦労して受験で私立の学校に入ったので転校させたくない。

という理由により、いくら放射能が危ない、子供がいる、子供により健康被害が起こる可能性があるとわかっていてもみなさん、最終的には今の仕事やお金(経済的な安定)のために 非難することはありません。放射能が原因で引っ越したのは数多くの知人の中でもほとんどおらず、私ともう一家庭のみです。

それが現状です。結局自分が避難できないとなるとまわりの患者さんにも”安全です!”と言わざるを得なくなります。(患者さんもいなくなっては困りますから。)
Posted by らくだ at 2012年11月17日 01:04
関東の医者が放射能の危険性を口にしない理由。例えば女性医師について。色々持ちすぎているからという理由もあります。(そのへんは、大企業の奥さまがたも同じです)しかしいちばんは・・優等生タイプが多いです。学会や周りに対して、否定的な自分の意見をはっきり言えない人が多いです。職場には仕事のことしか考えていない男性医師がいて、家庭に帰れば東京は安全だと叫ぶ夫がいる。子どもの通う私立学校の教師は原発推進派や保守派が多い。周りになかなか本音を言えないから、自分も安全だという考え方に傾いてきた・・・って感じ。
でも、子どもたちが線量計を首にぶら下げているのに!健康被害を予測して新しい病院が福島に建てられるのに!甲状腺エコーが2年ごとなんておかしくない?とメールしてもそこは無視して、うわっつらの会話をする元同級生たち。それでも医者なの?と思ってもそこまでは言えず、危険性を訴えるのみの私。悲しいです。

Posted by 女医ママ at 2012年11月17日 08:29
お医者さんたちが悩むように、教師も悩みます。東京だった修学旅行先が昨年は沖縄、今年は九州になり、「まったく別の理由」でそのまま固定されそうで安心しています。生徒たちは、再開されたディズニーランドにいきたいのですが、本当の理由を話してやると納得してくれます。「まったく別の理由」がなければ、同僚や保護者の大多数は多分何も考えず東京に戻すでしょう。近隣の中学校はそうなってきています。災害、資源、東北地方の学習で、あおっていると言われない程度に危険性を教えています。
日本原子力産業協会の原発立地地図では依然として、事故前のものを乗せています。それを授業で使っています。紀伊半島の南部の山中ですが、生徒たちは自分たちも危険であることに気づいてくれます。「福島の子どもたち」は高校入試の関係で3名のみの授業のときにいiPhoneで見せました。11名全員に見せたかったですが、おおっぴらにできないので、3名にでも見せられてよかったかなと思います。大事なことを伝えるのに、なぜおびえなくてはいけないのかと思います。
Posted by lunachan335 at 2012年11月17日 20:17
医療関係者が健康被害を減らすことに無関心なのも迷惑ですが、教育関係者、保育士や幼稚園の先生、学校の先生が無関心なのは実害がかなり大きいです。医療機関は選べますが、教育機関は(特に義務教育)選べません。関東から九州に移住しましたが、福島の子どものことを全然考えていない保育士さんや先生ばかりで、驚きます。事実を伝えると、同情はするけどあまり深く考えたくない〜触れたくない〜という感じです。なぜ子どもに関わる仕事をしているのか!と言いたくなります。北九州の元保育園園長は瓦礫焼却も容認していましたっけ・・・。医者なのに!保育士なのに!教師なのに!親なのに!大人なのに!・・・・ずっと、心の中で叫んでいます。
Posted by 避難母さん at 2012年11月18日 09:42
鯨が余っているので、給食に使われるそうです。
給食って、余った食材の処分場ですかぁ?

放射能廃棄物と化した食材も使ってるのでしょうか?(たぶん使ってますよね。)
Posted by 風 at 2012年11月19日 02:12
東電社員を責めても医者を責めても仕方ない。

国民全員の問題であることを認識しなければ。

本当に脱原発を考えるなら代替エネルギーも考えなければ。

問題は本当に山積みだ。
Posted by ぱろ at 2014年02月28日 05:16
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