2012年12月01日

起立性調節障害−医師会のひねり出した「ぶらぶら病」の別名

 医師のつける病名・・診断が付いたと思って喜んでいるかも知れませんが、症状を単に病名にしただけのことはよくあります。

例えば・・・
過敏性腸症候群・・検査を行っても炎症や潰瘍など目に見える異常が認められないにもかかわらず、下痢や便秘、ガス過多による下腹部の張りなどの症状が起こる。
 これは、単に下痢が続いていることを病名にしただけ

機能性胃腸障害・・胃潰瘍や胃癌など器質的疾患がないのに、胃痛、胃のもたれ感、膨満感、食欲不振、むかつき、むねやけを症状とする疾患です。
 これも、胃部不快感を最もらしい病名にしただけ

 本態性○○という名前をもらったら、なんだか原因はわからないけれど、そんな状態。という意味です。例えば、本態性高血圧といいますと、原因不明の高血圧。

 さらに開き直った病名とも言えるのが、「不明熱
1961年、Petersdorf,Beesonにより「38.3℃以上の発熱が3週間以上続き、病院での1週間以上の入院精査でも診断がつかないもの」と定義された

 人間を人間が診るわけですから、ほとんどわからないのが実情なのです。今は、遺伝子工学が発達し、iPS細胞も作り上げ、人工授精も出生前診断も、癌の治療もなにもかも全知全能のように振る舞っていますが、実際のところはなんにも分かっていないのです。だからこそ、人工膝関節の手術をしているような時代であっても、鍼灸が重宝され、実際に直る人もいる。人間自身、生命の今回のことなど何もわかっていないのですから・・

 閑話休題。医師会員の元に毎週送られてくる病気についての患者啓発ポスターがあります。このポスターは、実は医師会員のための勉強であることは、論を待ちませんが、今週号にはいよいよやってきたなと思われる疾患が出てきました。(私自身は、このような病名を聞くのは初めてです。ヤブと言われるかも知れませんね)
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 これを読んで、ピンと来る人は多いでしょう。
 思春期(10〜16歳くらい)の子どもが、朝なかなか起きられず、いつまでもボーっとしている。起
き上がると立ちくらみや頭痛がひどくなり、また寝込んでしまう。
 夜はとても元気なのに、なぜ午前中だけ体がだるいの?イライラして、成績もさがってしまった。
学校が嫌なの?怠け者になってしまったの?
 こんなふうに感じたら、起立性調節障害かもしれません。

 起立性調節障害は、自律神経機能の乱れによって体と脳をめぐる血液の循環が悪くなり、朝、だるいなどの症状が出る病気です。
 「根性がない」や「怠けている」と思われがちですが、「さぼっている」などと批判せず、体の病気として理解することが大切です。


 肥田先生の主張されているぶらぶら病の概念

『内部被曝の脅威』(肥田舜太郎/鎌仲ひとみ著、ちくま新書、二〇一一年)から
「広島・長崎の原爆被害とその後遺症−国連事務総長への報告」
@ 被爆前は全く健康で病気ひとつしたことがなかったのに、被爆後はいろいろな病気が重なり、今でもいくつかの内臓系慢性疾患を合併した状態で、わずかなストレスによっても症状の増悪を現わす人びとがある(中・高年齢層に多い)
  【中略】
A 簡単な一般健診では異常が発見されないが、体力・抵抗力が弱くて「疲れやすい。」「身体がだるい。」「根気がない。」などの訴えがつづき、人なみに働けないためにまともな職業につけず、家事も十分にやってゆけない人びとがある
  (若年者・中年者が多い)
B 平素、意識してストレスを避けている間は症状が固定しているが、何らかの原因で一度症状が増悪に転ずると、回復しない人々がある。
C 病気にかかりやすく、かかると重症化する率が高い人びとがある


 どうでしょうか。ぶらぶら病の概念にぴったり当てはまりませんか。このようなポスターを見た医師達は、異口同音に「それは起立性調節障害と言って、思春期にはよくあることです。心配する必要はありません。その専門の先生もいます」と、先週知った知識を振りかざす様子が目に浮かびます。児童精神科を紹介されることとなるでしょう。

 仙台ではぶらぶら病が、うつ病として診断せざるを得ない状況を以前紹介しています。

「注記)患者は本日受診したが、不眠、食欲低下、強い倦怠感、気力・集中力の低下を訴えており、特に原因として思い当たる出来事も無いと訴えている。精神科的には抑うつ状態と言うべきものであり休養と抑うつ状態の薬物療法が必要と思われる。なお期間は、、」こういう診断書ばかり書いている日々。

地震直後は錯乱状態の人がしばしば。「うつ状態」は去年の秋くらいから冬にかけて、、「なんだかだるい」「仕事は好きで職場も好きなんだけど」という人は今年に入ってからぽつぽつと、、


 いったいいつまで、この大本営発表が続くのでしょうか。

◆関連ブログ
東北でぶらぶら病出現か。2012年03月28日
放射能と人体(3)核の本質−内部被曝2011年11月14日
タグ:ぶらぶら病
posted by いんちょう at 17:14| Comment(48) | 原子力
この記事へのコメント
いつも貴重な情報ありがとうございます。
昨夜TBSで放送されていた動植物の異変を見ていると、ぶらぶら病が出てきてもおかしくないと思います。
私の事ながら父が終戦時に広島にいました。
父は長男と言う事で食べ物は優先的に幼い妹(私にとって叔母)に与えられていたそうです。特に風邪を引いたら卵など栄養価の高い物は叔母が食べていたそうで、父は未だにそのことを根に持っているようです。
ただ、叔母の長女(私の従妹)は生まれつき心臓に穴があいていたり腎臓機能が弱く、小学生の頃までは入退院を繰り返していました。
次女は健康で風邪も引かない体質なのですが・・。
原爆投下時、爆心地から離れた島に住んでいましたが内部被曝の影響ではないかと思っています。
父はまだ健在ですが叔母は数年前に癌でなくなりました。
Posted by ゆう at 2012年12月01日 19:50
いや先生、全くの話です、ナニも判っていないってのは。
もう10年以上も前に凄い腰痛・足痛に襲われました。
30分位掛かる距離を歩くのに二三回休憩して、自分で両足を
マッサージしなけれはならない状態。

保険の効く外科医で腰を牽引してもらいましたが、全然駄目。
鍼灸医院で鍼灸治療しましたが、これも駄目。その他の病院も駄目。
腰骨のグリグリの位置が歪んでいるから、神経を圧迫して
足が痛くなるんですということは、判っていても。

長年お世話になっている歯科医の先生が僕もそれでゴルフが
できなくなったけど、マッサージで治りましたが騙されたと思って
行ってみますか? というアドバイス。

行かないわけがないでしょ! 当初は週二三回程度。十年後の現在も
ツキイチマッサージに通っています。完全に完治しました。

始めの頃は泣きたくなる程の激痛でした。現在ではウトウト状態で
マッサージを受けています。

でもキーボードの位置なんかが低いと首が下がりますから、後ろ首の
骨が出っ張って元に戻らなくなるんですね。そんな時は押し込んで
もらいますが「超激痛」。パソコン管理にも役立っています。
Posted by ハマの住人 at 2012年12月01日 20:47
クマムシ体質の母とカナリア体質の私
──────────────────
こんにちは、いつも貴重な情報をありがとうございます。

  
福井新聞に下記のような記事が載りました。
  
一酸化窒素で放射線に“免疫”福井大准教授が学会賞 (2012年12月1日)
「マウスにX線を照射し30日後、狭心症薬を投与しなかった場合の生存率は4割未満だったのに対し、投与したマウスは8割が生き残った」
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/38317.html


マウス実験の段階ですから、人間への影響はまだ何とも言えないと思います。

ですが、素人考えですが、ありうるかもと感じたのでコメントさせて頂きました。

 
私の身内に、心臓の悪い高齢者が何人かおり(母及び親戚)、全員が、311以前から、狭心症の薬を飲んでいます。
(親戚の方はステントが入っています)

 
親戚の方の食生活は、正確にはわからないのですが、外食が多いように聞いています。

 
母も食事にはあまり気を使っていません。
 

311以前から現在に至るまで、福島の宅配牛乳を飲み続けています。
一応安全性は確認されているようですが・・
http://www.rakuou-milk.co.jp/index.html


寿司や刺身などの海産物も食べていますし、関東在住なので、スーパでは普通に福島、群馬、茨城、栃木産の野菜果物が並んでいるので、躊躇なく買って食べているようです。

 
一応忠告しましたが、やめません。
高齢なので、食べたいものを好きに食べている感じです。


さらに、311直後から、庭仕事も頻繁に行い、
空間線量の高かった3月中も、自転車で走り回り、
この1年半の間に群馬や栃木への温泉旅行も3回位行っています。

それでも福島で暮らしている方に比べれば、被曝量は少ないのかもしれませんが。

 
こんなに無頓着なのに、心臓の悪い親戚も母も、震災前と健康状態に変化が見られず元気です。

 
それに引き換え、私はといえば、低線量被曝の影響か、体調不良や身体的変調があります。
(私は薬は飲んでいません)

 
これまでは、高齢ゆえに影響が出にくいのかと思っていましたが、この記事を読んで、もしかしたら、ありうることなのかも・・と思い、コメント致しました。
 

狭心症の薬を飲んでいる他の多くの方の事例がわからないので、あくまで憶測の域をでませんが。
 
Posted by カナリア娘 at 2012年12月01日 21:12
福井新聞に以下の記事がありました。
放射線治療の希望がでてきたのでしょうか。

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/38317.html

「一酸化窒素で放射線に“免疫” 福井大准教授が学会賞」
 放射線を浴びたヒトなどの細胞は、ある条件下で放射線に対する“免疫”を持つようになる―。あまり知られていない現象だが、福井大高エネルギー医学研究センターの松本英樹准教授(56)=放射線生物学=は、この現象の鍵が一酸化窒素であることを突き止め、大量被ばく時の救急処置薬への応用を研究している。一連の成果で、本年度の日本放射線影響学会(会員約1千人)学会賞を受賞した。

〜〜〜〜〜

「一酸化窒素で細胞が放射線に対する抵抗性を得るなら、人間そのものも守ることができるはず」と08年から、緊急被ばくの救急処置薬の研究を進めている。

〜〜〜〜〜
X線だけでなく中性子線でも同様の効果が得られるか確認するなどし、製品化を目指したい」と話している。




Posted by ricola at 2012年12月02日 00:49
院長先生、いつもありがとうございます。
起立性調節障害ですが、病名自体は以前からあります。(三年前に娘がそう診断されたことがあります。)
確かにぶらぶら病とかぶる部分があると思います。(娘は結局かかりつけ医には自律神経失調症と言われました。こちらもぶらぶら病に似てる症状があると思います。もし症状が出たのが震災後だったら、放射能の影響を疑っていたと思います。)
大阪のがれき焼却は止まらず、選挙もどこの政党に入れたらよいかわからず、悩ましい日々ですが、「いなごのように」頑張りたいと思います。
Posted by ひよこ at 2012年12月02日 01:21
とっても、タイムリーな話題です。 今日のYAHOOニュースの雑誌ランキングが凄いことになっています。
http://headlines.yahoo.co.jp/accr?ty=z

うつ病の原因は、専業主婦・腹痛・砂糖・会社・それともスマホでしょうか??

2012年12月01日
YAHOOニュース アクセスランキング:雑誌

1) 専業主婦が陥る鬱 一番苦しいのは「怒りの段階」〈週刊朝日〉(dot.) 11月11日 16時6分
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121111-00000007-sasahi-soci
2) 思春期の「腹痛」がカギ?うつ病発症を予測する身体症状(ダイヤモンド・オンライン) 10月26日 8時30分
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121026-00026890-diamond-soci
3)【連載:第2回 その「健康常識」は間違っている!】白砂糖の摂り過ぎは「うつ」を引き起こす!?写真(宝島) 10月19日 16時46分
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121019-00000301-takaraj-soci
4) 急に大きくなった会社は「社内うつ」が起きやすい写真(週プレNEWS) 10月24日 6時10分
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121024-00000886-playboyz-soci
5) モナやうの 東尾理子の長男出産祝いに来たママタレの思惑(NEWS ポストセブン) 11月21日 16時6分
6) スマホやネットが脳や精神に影響して病気になると指摘する書(NEWS ポストセブン) 10月28日(日)16時5分
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121028-00000014-pseven-soci
Posted by めぐ at 2012年12月02日 02:23
小野先生

以前、JRの車両内で、1.44μsv/hの放射線量を記録したとコメントさせていただきましたが、ノイズではなかった可能性があります。

他の方でも高線量を記録されているようです。
http://fukushima-diary.com/2012/12/express-2-49-%CE%BCsvh-in-kitakyushu-after-debris-incineration/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=express-2-49-%25ce%25bcsvh-in-kitakyushu-after-debris-incineration

雨上がり決死隊の宮迫さんも命にかかわる消化器系の病気のようですが、つい最近亡くなられた金子哲雄さんといい、働き盛りではありえない重病・死亡報道がこれから増えてきそうです。(有名人の避難者も増える)
宮迫さん報道
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2012/12/01/kiji/K20121201004679790.html

選挙なんかやっている場合じゃない緊急事態が続いていますが、大阪もガレキの試験焼却をやりましたし、正当防衛が成立するなら、連中を始末したいところですが、奴らは逆に法律で守られています。

ぽぽんぷぐにゃんラジオでも、大阪のガレキ焼却問題を言われていましたが、「橋下市長と公明党はなんなんでしょうか?」と。
日本を滅ぼそうとする邪教とその手下を何とかしなければなりません。

3月20日(春分の日)に起こった、私に対する殺人未遂事件(下ろしたてのオートバイに自動車で体当たり)ですが、邪教の手下である創価警察にまんまと嵌められ、相手が起訴猶予となる事が決定した旨、金曜日に検事さんから連絡がありました。

私の供述調書なるものは、全くのでっちあげで、検事さんの調書読み聞かせで初めてその衝撃事実を知りました。

名誉毀損に対して対象外になるようですので、所轄警察署を皆さんにお知らせします。(皆さんが被害に合わないよう公益を図る目的です)
10月に中学生をボコボコにした警察官のいる折尾警察署の事故捜査係の工作ですが、上からの指示だと思いますので、担当者名は伏せておきます。
…(公共の利害に関する場合の特例)…
第二百三十条の二  前条第一項の行為が公共の利害に関する事実に係り、かつ、その目的が専ら公益を図ることにあったと認める場合には、事実の真否を判断し、真実であることの証明があったときは、これを罰しない。

検察で調書の写しをもらって、警察に訴えに行こうとも思いましたが、起訴にならない場合は、刑事訴訟法で調書などの証拠の開示が出来ない事になっており、その点も巧妙に計算された悪質さです。

北九州市の看護師爪剥がしでっち上げ事件のドキュメンタリー番組はみていましたが、それが本当にある事で、それも実際に自分が経験するとは思いませんでしたが、創価警察も参加の私に対する集団ストーカー行為といい、悪党の手下の警察は、本来の仕事などほとんどやっていないようです。
警察にとって見返りのない、よく聞くストーカー被害届け出など動くはずもありませんし、動かなくて殺人事件になろうが、警察は処分らしい処分にもなりませんので、はなから対応に期待は無意味です。(数百万円差し出せば動くかも)
いっその事、暴力団にでもお金で相談した方が、ちゃんと処理してもらえそうです。

長くなりましたが言いたい事は、
日本の癌、諸悪の根源の公務員(国家・地方とも)を何とかしなければ、日本の再生はないでしょう。
Posted by 大庭孝広 at 2012年12月02日 06:13
311後少し経たのちに院長先生のブログを知り、ほぼ毎日拝読させて頂いております。たいへんに貴重な情報源であり正確な分析と日本を憂い、日本の子供たち、大人たちを思う気持ちに共感してまいりました。私は浜岡原発の風下20キロ圏で鍼灸指圧業を営む鍼医です。北に位置する隣接市はガレキの焼却に真っ先に手を挙げたご存知の市であり、浜岡という名前だと農産物が風評被害で売れないからと御前崎市に名前を変えた西の隣接市は文字通り浜岡原発が控えております。いまだ使用済み核燃料を6000余体も抱えるチョー危険プラントと隣り合わせの日々です。防潮堤や津波タワーを造る火事場泥棒の公共事業、ショックドクトリンを敢行推進する国ですが地元ではそんなもので津波に対処できないとみんな笑っています。津波は川から巻き込んで壁のない部分から浸水するだろうし、そもそも砂浜の地下を通るメインの取水パイプがおしゃかになれば一巻の終わりです。広瀬隆さんの指摘によれば次の大地震では2メートルクラスの地盤の隆起が起こるとも予想されています。2メートルの上下動に耐えられる柔軟で強靱な素晴らしいパイプなど開発されているのでしょうか?157気圧、300度の熱水が流れ続け厚さ2センチの特殊合金でできたパイプが20年ももたずに摩耗腐食してピンホールから熱水が噴き出した玄海原発の例もあります。原発は「パイプのお化け」とは元GEのエンジニア菊池洋一さんの弁ですが、500本近いパイプが熱膨張を考慮してゆるめに固定してあり、溶接箇所は2万5千箇所にものぼるというシロモノです。菊池さんが言うには地震の震動が共鳴して思わぬ圧力がパイプにかかることを考慮していないと言いますし、元日立系エンジニアの田中三彦さんも金属パイプの弾性限界については再三の指摘をされています。金属には自然治癒力はありませんから一度ひん曲がったり亀裂が入ればもうどうにもならないでしょう。海水が侵入しても同様と推測されます。通常運転においてクリプトン85やキセノン、ヨウ素などの希ガスがフィルターで除去できずに大気中に放出されていることは知られざる事実として専門家が指摘しておりますが、肥田俊太郎先生の御著書にも記載されているようにアメリカの研究者J.M.グールドの調査結果は実に衝撃的でした。原子炉を中心点として半径80キロ、直径160キロの円内の乳がん罹患率が円外の5〜6倍になるというものです。本国においてもこのような調査結果に対して御用学者から非難殺到のようですが、やはり原発立地の地元ではどこそこの地区にはガンが多いなどの噂は絶えません。つまり日本の戦後のガンの増加には原発が吐き出す放射能が一因しているとも推測できます。私は玄米食を中心にした栄養論を軸にした運動をする団体の講義で広島原爆の爆風に8歳の時に吹き飛ばされて幸いにも一命を取り留めた女性の講義を拝聴したことがあります。彼女は腕にケロイドが残り、いつまでもその部分の肉が盛り上がってくる症状に苦しんだそうですが、被曝直後に本能で梅干しを欲して食べ続けて助かったと述懐しておりました。その後、成人する頃に玄米食の運動を知り、その中でひとつの核心をつかんだと仰っていました。長崎原爆における生存者であり貴重な経験をお持ちの故・秋月辰一郎博士のことにも触れ、被曝を防御するうえでの食の重要性を説いて下さいました。細胞がゆるみ崩壊する放射能に対しては、その反対の細胞を引き締める作用をもつ食材を摂取するという至極シンプルな方法ですが、梅干しを本能で欲して生き抜いた女性の言葉には真実があると感じました。旧ソ連と日本の研究者は漢方薬の人参湯、補中益気湯、十全大補湯に放射線障害を防ぐ効能があると言っています。そのオタネニンジン(朝鮮人参)を含む薬方のどの成分が効くのかというとネバネバした多糖体であろうとの見解でした。粘性物質を含む食材では納豆、おくら、昆布ワカメ、里芋、ペクチンを含む果物類、干しぶどう、キクラゲなどがあがります。キクラゲは古代中国ではサルノコシカケとされています。汚染されていない食材の中から被曝に有効なものを選択して摂取するのも内部被曝を防御する一方策と思い実行しております。未曾有の被曝に立ち向かう知恵を身につけて今後も対策を講じようと日々あたまをひねっております。院長せんせいの情報はそのうえでもまことに貴重です。お忙しい診療活動の合間をぬっての啓蒙活動、ご自身のお身体もご自愛下さいますようお祈りしております。鍼灸按摩の日本における現在の立ち位置はまことに不甲斐ない有様ですがこれもひとえに明治維新のグローバル戦略の弊害と受け止めております。戦時にはドイツ医学しかなかったのです。漢方は外科にはいささか弱い側面がありますから。もっとも漢蘭折衷派の華岡青州は西欧よりも90年早く乳がんの全身麻酔手術を成功させております。内科は江戸期には本道(ほんどう)とされました。観血的な処置をせずに治すこと、いや、病気になる前に治すことこそが医の聖道かと思います。中国医学では最上の医療とは「未病治」です。いまだやまいならざる段階で適切な治療を施すことこそが真の医療です。これを上医といいます。中医は「已病治」、つまり病気になってから治療することであり、下医は病気を治せない医療です。ミトコンドリア病とブラブラ病は酷似しています。ミトコンドリア内は鉄イオンが充満して赤い色をしています。鉄イオンと置換されて取りこまれるのがウランやプルトニウムなどの核種ですし、ミトコンドリアは天然のミネラルの一時貯蔵庫の役目をしていますので、天然のミネラルと勘違いして取りこまれる放射性核種はすべてミトコンドリア内に侵入すると予想されます。ミトコンドリアが被曝しミトコンドリアがつぶれて機能不全になることで人体の動力源であるATPが産生不能となりブラブラ病が発症するのではと想像しています。ミトコンドリアの活性を維持することが被曝対策になりそうです。梅干しのクエン酸はミトコンドリア内のクエン酸回路を刺激します。それが広島原爆から生き延びた少女が獲得した本能だったと推測します。汚染されていない梅干しがあれば毎日食べたいものです。初めての書き込みなのにたいへんに長々と失礼致しました。
Posted by 養生法の探求 at 2012年12月02日 06:20
小野先生

大事な話を忘れていました。

最近、自宅周辺の放射線量が、ガレキ焼き始めの放射線量(高い時0.5〜0.6μsv/h)に比べ下がっていた(高くても0.35μsv/h)ので、実はもうガレキは焼いていないのではないかと思い、自宅近くの皇ヶ崎焼却場に確認に行きましたが、間違いなく焼いていました。

また、その時にバグフィルターのサンプルも見せてもらいましたが、イメージとしては、ジーパンの裾(足の部分)ぐらいの生地の厚さと径の布の筒でした。
ただ、ガスを抜かなければならず、ジーパンの生地に比べ、スケスケの布で、1μm程度の放射性物質が捕らえられるとは思えませんでした。
また、破れる事もあって、補修もするそうです。

運よく放射性物質が生地にくっつけばいいのですが、島田市で検証されていたように、多くの放射性物質が大気放出されていてもおかしくないような代物(フィルター)です。

こんな独裁者(行政)の横暴が、何とかして止められないのでしょうか?

確か、北九州市のガレキ反対運動をされている中に、弁護士さんがいたような記憶があるのですが。

私は九州南部に逃げますが、マスクすらしていない北九州市の子供たちの将来が心配です。
Posted by 大庭孝広 at 2012年12月02日 06:37
今日の新潟日報朝刊より

●11年県内救急出動 過去最多9万4千件
 医療機関収容 平均所要時間は微増

 2011年の県内の救急出動件数が過去最多の9万4072件に上がったことが1日までに、県の調べで分かった。出動要請から患者を医療機関に収容するまでにかかる平均時間は全国平均より2.4分ながい40.5分に成った。県は「搬送先を決める時間を短くするなど搬送の質を高めたい」としている。
 県が県内19消防局・本部にある計129の救急隊の実績をまとめたところ、出動件数は前年よりや約4千件増。搬送人数も8万5479人と前年を3千人以上上回り、過去最多となった。年齢区分別では65歳以上の高齢者が最も高く、4万9528人と全体の47.9%を占める。
(以下略)

・・・前年より3千人以上増えたって・・・!?
Posted by 新潟県民 at 2012年12月02日 09:05
起立性調節障害は、震災前からある病気ですね。
以前、知り合いがその病気になったので知っています。
その病気と判断するには、いくつかの条件があって、その条件(数が指定されていたと思いますが)に当てはまらないといけなかったと思います。

放射能で…どうなのでしょうか。
Posted by ひよ at 2012年12月02日 13:36
起立性調節障害、私も思春期に言われましたね。
自律神経失調症や、心の問題とか。
親は、いろいろな病院に連れていきました。
今から思えば、原因不明の体調不良が出て、当然です。
私は、原爆の怪しい灰が飛んできた距離で育った両親の、子供なのですから。
そこで作った野菜を食べ、海沿いなので、魚を多く食べる習慣もありました。

父も母も、病院と縁が切れない人生で、特に母は、難病患者。
祖母は、がんで早死にしました。

現在の私は、橋本病ですが、橋本病だけでは説明がつかないくらい、症状が重いと言われます。
体に痛い所があれば、線維筋痛症ではないか、体があまりにもだるいのは、慢性疲労症候群ではないか、と病名を出されますが、画期的な治療法はありません。

他人様から見れば、怠け者でしかないでしょう。
私は、時代を先取りしすぎました。
Posted by 橋本病患者 at 2012年12月02日 17:08
院長先生、初めての長い書き込みを表示して頂きありがとうございました。私は私なりに調べた結果、現在の人類が顕す疾患のベースに原発由来の放射性核種が存在すると確信している次第です。日本の長寿村としてかつて名を馳せた山梨県の旧棡原村には身長が140センチ以下の女性、150センチ以下の男性などたいへんに小柄な方が多かったのですが、82歳時に身長124センチ、体重35キロのあるお婆ちゃんは若い頃に子供を10人産み育てました。この集落の人々は多産で病気ひとつしないで天寿を全うすることで現代の桃源郷と呼ばれたことで有名で内科医の古守豊甫さんが村の侍医をされており著書がいくつか出版されていますが今は絶版となっている本が多いです。戦後になり外部へと通じる道路ができると一斉に都会から加工食品が入りこみ、今までの食習慣が崩れます。その結果、逆さ仏現象が起こり、壮年の子供たちが老齢の親を残し早死にすることが相次ぎます。お婆ちゃんは多産ですべて母乳で安産、娘は3人が限度、孫娘はひとりめから帝王切開で粉ミルクという周産期の変動を古守医師は人間の種としての退化であると喝破しております。これと同様の事象が日本全土に出現し少子高齢化が加速しているのですが、実はその真相背景にこそクリプトン85の卵巣濃縮があるのではと想像しています。茨城県東海村に日本最初の原発が立地して以来54基が吐き出した通常運転による放射性核種が日本の医療費を押し上げて現在の36兆円という馬鹿げた医療費を生みだしたのではと推測します。米の医学者であるアーネスト・スターングラス博士もほぼ同様の見解を示しています。見えないし感じない物質でありながら細胞内へと侵入すればミトコンドリア内へと侵入しヒトが動くためのエネルギー源であるATPの産生に狂いを生じさせる。実に悪しき物体です。細胞の数兆分の1という原子世界のパワーバランスを崩壊壊滅させるミクロの原子爆弾こそが放射性核種であると認識しています。起立性調節障害も、線維筋痛症も、易疲労性症候群も、自律神経失調症も、現象を説明しているだけの病名ですが、原因は不明でしょう。原因がわからない時には原因はストレス、遺伝、原因不明で済んでしまうので医療者にはこの3つの言葉はたいへんに便利なものです。恐らくはこれらの疾患の真因こそが細胞内被曝によるミトコンドリアの変調だと推測できます。ミトコンドリアがATPの95%を供給するのですからミトコンドリアの変調は直ちに身体全体へと影響します。ミトコンドリア病においては多用な愁訴を発現させますが、おおむねブラブラ病に酷似した様相を呈します。科学誌ニュートン12月号の小特集に最新のミトコンドリア事情がコンパクトにまとめてありますが、その中にミトコンドリアが機能低下して起こる現象が列記してあり、「けいれん、脳卒中、知覚低下、偏頭痛、精神症状、筋力低下、易疲労性、不整脈、心筋症、視力低下、肝機能障害、肝不全、尿細管機能障害、糖尿病、貧血、感音声難聴、下痢、便秘、発汗低下、低身長」と中枢症状から臓器の機能障害、感覚器の機能低下まで幅広く全身症状が出現することが確認できます。そして実にブラブラ病とだぶる症状が多いことに気づきます。ミトコンドリアは一部が変調してもバックアップする機能があり、正常なものが分裂増殖し糸状につながって正常値レベルを維持しますし、活性酸素を出し始めた不良品のミトコンドリアはアポトーシスの機序が働き自然消滅するか、オートファジー(自食作用)の一形態であるミトファジーによって選択的に分解されてしまいます。しかし正常なミトコンドリアが30%以下になるとそのバックアップ機構も功を奏さずに奈落の底へ落ちるように疾患が顕在化します。これをミトコンドリア・カタストロフィーなどと専門家は表現しています。もしも内部被曝によってミトコンドリアが機能低下することが真実ならば、内部被曝に対抗する方策とはミトコンドリアが賦活し続けることであり、正常なミトコンドリアの数を30%以上に保ち続けることが必須でありましょう。それにはタンパク質の修復や解体、合成を司るヒートショックプロテイン(HSP)の分泌、マクロファージを活性化する一酸化窒素(NO)の発現、βエンドルフィンなどの各種ホルモンの産生などが有効です。いずれも鍼灸按摩治療によって発現する物質です。人体には天然の治癒物質と呼べる物質が多く存在します。これをうまく引き出す治療が最良の治療であり古来ヒポクラテスの時代からそれは認識されておりました。「鉄(メス)で治せなければ火で治す、火で治せなければ不治である」、とはヒポクラテスの名言ですが、温熱を利用するのは東洋の灸治療だけではなく、西欧において焼灼法が古くから行われ世界の東西の地で温熱刺激により体内にHSPを分泌させることは通常医療でした。日本人は温泉好きですが40度から42度の湯につかるとHSP分泌が増してきます。HSP研究の第一人者は伊藤要子先生という女医さんです。一般向けの著書が2冊ほど刊行されています。パーキンソン症候群なども脳神経系のミトコンドリアの不調から起こる疾患のひとつとの定見もでてきています。戦後加速している認知症の増大にもミトコンドリアの変調があると思われます。身体を冷やさないのは今や免疫を維持するうえでの常識となっていますが、もう一歩踏み込んでミトコンドリアには温度依存性があること、抗酸化物質(ポリフェノール、レスベラトロール)、植物色素(アントシアニンなど)、ビタミンA、C、E、カルシウムをはじめとする天然のミネラル類、必須アミノ酸、特に植物性の脂肪酸、ブドウ糖もすべてミトコンドリアの栄養源となります。旧棡原村のお爺ちゃん、お婆ちゃんたちのミトコンドリアは半年間も食べ続けた主食かわりの里芋の味噌煮でいつも守られていました。里芋には粘性物質があり、味噌の乳酸菌と相まって絶妙な腸内賦活食でした。腸内細菌がビタミンを作るとも言われます。チェルノブイリのリクビダートル(除染作業員)に借り出された女性科学者のナタリア・マンズローヴァさんは高被曝地帯に侵入すると真っ先に「体内の有益なバクテリアが死滅する」と仰っております。腸内の有益なバクテリアが死滅するせいもあって下痢症状が起こるのかもしれません。腸内細菌を守るためにも故・秋月辰一郎博士が実践したお味噌汁の常食は有効策と言えそうです。体温の維持、深い呼吸で細胞内呼吸をするミトコンドリアへ酸素を十分に補給する、光合成細菌が祖先のミトコンドリアには日光浴も有効、先に挙げた必須の栄養素の摂取、皮膚からの物理的刺激(圧迫・NO、温熱・HSP、痛覚刺激・βエンドルフィンなどのモルヒネ様ホルモン)、腸内細菌を賦活する食による外来菌の補充などがミトコンドリアを賦活する方策です。長々と失礼しましたが何らかの参考になりますれば幸いです。
Posted by 養生法の探求 at 2012年12月03日 05:55
12/1までひらかれた今年の甲状腺学会は、どんな様子だったんでしょうね。昨年はかなり議論が活発(やや荒れ)だったと聞いていますが。
昨年も関西、今年は福岡での開催。「福島で開催しろ!」と思う人も多いですよね。
内輪でコソコソ危険性について話し合っていないで、匿名でいいから外部に情報発信していただきたいもんです。
長瀧重信、山下俊一など上層部は腐りきっていますが、良心が痛んでいる若手、いないのかなぁ?
Posted by いっしー at 2012年12月03日 07:38
リンパ球バンク

http://special.nikkeibp.co.jp/as/201207/healthpromotion/souron/index.html

詳しく知らないのですが、これって、
白血病に備えて前もって自分の造血細胞とっておくってやつではないですか?
フクシマ由来のガンをさっそくビジネスにしようとしている輩が・・・
Posted by いつも拝見しています at 2012年12月03日 16:02
ブログ内容とは少しずれますが、2011年の春に関東や東北などで、今までにない手足口病が流行したのが気になっています。太ももやお尻にまで発疹ができて、それが通常より大きく、しかも大人でもかかる人が続出していました。芸能人でもなっている人がいて、テレビでも取り上げられ、医師もコメントなどしていました。
他の地域ではどうだったのでしょう?
今思えば、あれは本当に手足口病だったのか?
被曝症状だったのでは?と思っています。

今はまだ序章で、これから健康被害の爆発的増加が起きるのだと思うと、怖いのですが、やれることをやっていくしかないですね!
あきらめず!
Posted by ソラマメ at 2012年12月03日 19:06
院長先生の人間が人間を診るのだから命の真相などわからない、という素直な告白とiPS細胞騒ぎにも踊らされないクールな視点に触発されて度々のコメントをさせて頂いています。ワトソンとクリックがDNAの二重螺旋構造を解明して以来、医学の世界は分子生物学的な部分に傾斜していき、ある現象を客観的に評価する場合には必ずその動態の起点になる分子を発見することが科学的なこととされてきました。それはそれで正しい流れであると感じていますが、分子という極小の世界からもう一度大きなマクロの生命現象を俯瞰する視点が欠落する傾向があるように感じます。人は目に見えないものを認識する能力は劣るようです。放射能に無頓着な者が多いのもそのせいでしょうか。分子世界のことなど分からないゆえに人は平気で不摂生な生活をするのですが、細胞内ではそのような乱れた生活によって細胞内小器官であるミトコンドリアがつぶされて変形し活性酸素を放出し病気の原因を作る事態が起こるのです。ミトコンドリアの祖先はαプロテオ細菌という光合成細菌と言われますが、この酸素と光でATPを生み出すタイプのバクテリアが無酸素で低温で生きていた嫌気性バクテリアと共生したからこそ生物は進化発展したといいます。徐々に酸素濃度が上がっていった原始地球で嫌気性バクテリアが生き残るには酸素をエネルギー源にし水と二酸化炭素に変換しATPを生みだしてくれる好気性バクテリアと共生するのは自然な道だったのでしょう。今や地球は院長先生が仰る通りに放射能濃度が高まりつつあります。酸素濃度の上昇には共生で適応した原始生命体ですが果たして我々人類は放射能濃度の上昇した現在の、いなこれからの未来の地球環境に適応していけるのだろうか?と一抹の不安が尽きません。私(40代)の孫にあたる世代が果たして普通に暮らせるのかは今のままでは未知数です。先に日本のかつての長寿村として山梨県旧棡原村の例を挙げましたが、小柄な体型に着目したのです。放射能は細胞を弛緩させ緩め拡げます。浸潤膨大という作用をもたらします。その作用自体が癌化を促進すると言えます。ガン細胞は浸潤膨大拡散の性質があるのはわかっています。細胞同士を接着するボンドのような役割をもつカドヘリンというカルシウムタンパク質の変性がガン細胞には起こっていることも指摘されています。カドヘリンが正常ならば細胞同士は密接にくっつき合い決して離ればなれにはなりません。しかしカドヘリンが活性を失うと細胞は散らばり始めます、これがガン化とカドヘリンの相関です。京都大学の岡田教授から引き継いだ竹市雅俊教授のグループが解明しています。そのような機序の解明からカルシウムの摂取の重要性を説く食養の指導家もおります。カルシウムはゴマに圧倒的に含まれていますのでゴマ塩やゴマ和えなどを常食することはガン化の抑制に対応すると思います。故・秋月辰一郎博士もゴマ塩は使ったはずです。故・桜沢如一の陰陽論をベースにした栄養論を軸に結核病棟を造り結核患者への食事法を研究しておりましたからゴマ塩の効能は実験済みであったと推測しています。旧棡原村で他地域と違う食習慣のひとつがコンニャクを良く食べることでした。コンニャクにも豊富なカルシウムがありマンナン類は便通を促進することは今や常識です。この村の小柄な体型とはカルシウムがちゃんと摂取されて骨のリン酸カルシウムが良質であり骨太体型で、すべての細胞が引き締まった状態であった証拠かと思います。放射能のような拡散因子に身体がさらされると身長が伸びて骨が細いやせ型の現代人のような体型になるのでしょう。戦後の日本人がスタイルが良くなったなどと浮かれておりますが実はそれは放射能や砂糖消費の増大、化学物質の大量使用など細胞を弛緩拡散崩壊させる因子の氾濫に一因する人類の種としての退化の徴候と推測します。お婆ちゃん世代は小柄でずんぐりむっくりだったが、孫娘はスタイルが良くでまるでモデルみたいだ、なんて言っているかもしれませんが骨盤が未発達で貧血気味では出産能力は望めません。医学や科学は一面では進歩しているのでしょうが、同時に退化している側面もあるのでしょう。分子世界ではなくただ現象をつぶさに観察し解析するだけでも多くの情報は得られると感じます。東洋医学はここ2000年のあいだ伝統医学という金看板にあぐらをかいて科学的説明を怠ってきました。気や経絡という用語は便利なものでこれで人を納得させようとは随分と不親切です。私は今はそのような伝統的に使われてきた東洋医学の特殊用語を科学的な分子生物学的な用語に置き換える作業を勝手に自主的に始めています。そうしなければ今後の東洋医学は生き残れないだろうとの危機感からです。西洋医学と東洋医学の共通用語を作ろうと尽力している医師も出現しています。私は日々ひと様の皮膚を触る臨床経験を通じて皮膚や筋肉など体壁筋肉系と中枢神経や脳、臓器が密接に連環していることを実感しています。その動態の起点には皮膚が分泌するホルモンや皮膚と血管壁が圧迫されることで発現する一酸化窒素や温灸や直接灸などの熱刺激によって出現するヒートショックプロテインが関与していると認識しています。なんだか分からないが効くのではなく、効く物質が出せる治療法だから効く、ということを世間が認知する日が来るように日夜自分のブログで東洋医学の情報を塗り替え更新しております。明治初期の医学史に残る一大謀略事件であった「漢洋の脚気相撲」から130年余、日本の医学界は漢方、鍼灸、現代医学が断絶した状態です。明治維新とは何を目的としたのか?そのあおりで日本の伝統医学であった和方医学がなぜ壊滅し今も停滞しているのか?その解明が成されていけばあらなたな統合的な医療観も醸成されていくと期待しています。民主党政府が掲げた西洋医学と東洋医学の融合などには反対の立場ですが、一般の人々がニュートラルな視点で東西の医術の相違に関わらずに両者から良いものを選択判断できる風潮は養わねばならないと感じます。もともと原始医学は東西の区別などなく手元にあるものを使って生き延びるスベであったのですから、放射能などという未知の脅威には東西医学の垣根などすっ飛ばして自分に必要な手法はどんどん試していくしかありません。昭和初期に活躍した故・代田文誌という鍼灸師の著書にはガン患者にコバルトを過照射した後遺症で白血球が激減し3000以下になった者に治を請われ半信半疑で鍼灸治療を開始したらわずか1カ月の治療で正常値の6000代に回復した例が2例報告されています。鍼灸治療においては治癒物質である一酸化窒素やヒートショックプロテイン、プロスタグランジンやエンドルフィン類などの鎮痛ホルモン類を分泌増大させますからそのような機序から骨髄造血能も向上したと推察されます。足裏を揉んだり、耳を引っ張ったり、揉める所は自分で揉むセルフ按摩などを励行することで一酸化窒素やヒートショックプロテインに満ちた身体を獲得するのも311後の養生法として推奨します。自分の身は自分で守る。これこそが万人が身につけるべき医療です。311事故を「身体自治」の契機と捉え情報強者に生まれ変わり日々良いと思われる方策を実践すれば希望が見えるかもしれません。
私も自分なりに生き残る道を探求実践しております。
Posted by 養生法の探求 at 2012年12月04日 06:11
同じく、ミトコンドリア活性とオートファジーに希望を託しています。

http://blog.livedoor.jp/gatt314/archives/51331234.html

http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/aging/doc2/doc2-01-2.html

http://inedia.jp/

食べなければ内部被曝を最小限にできますしね、
始めて4ヶ月になりますがすこぶる体調はいいです。
Posted by ももどん at 2012年12月04日 23:43
大阪で瓦礫の試験焼却が開始された翌日から2日間、高校生の子供が頭痛を訴え学校を休みました。子供の方から『お母さん、もしかして放射能じゃない?瓦礫いつから燃やしてるの?』と質問してきました。子供といっても高校生ともなれば自分の身体の事なので直感が働きます。今後も子供の体調の変化に気配りし、おかしな事は記録していきたいと思います。
追伸:先日は尼崎の講演に参加できてとても勉強になりました。小野先生、主催者の皆様、本当にありがとうございました。
Posted by まあ at 2012年12月05日 06:27
おっ、ももどんさん、同士の出現に欣喜雀躍です(笑)われわれ庶民が内部被曝を防ぐスベを身につけて3年後も5年後も10年後もいや今後の人生をずっと健康に過ごし笑って楽しんで天寿を全うすることがネオ731ヤマシタ部隊の鼻を明かすことであり原爆原発利権への最大のリベンジかと認識しています。知恵を絞り最善策を実践し決して病気にならない。ガンにも白血病にもならない。そうあるために医療者はそのための情報提供をする責務があります。曲がりなりにもいち医療者でありますから今後も徹底的に内部被曝を防御するスベを追及します。ももどんさんが挙げてくれた3番目のサイトに出てくる栄養学者の故・川島四郎博士は私を養生法の探求へと導いた導師とも言える方です。「陸軍兵食論」を著した実践の科学者であり、私が中学生の折りに亡父の書斎で手にした単行本がカルシウムなどの微量栄養素に目覚めたキッカケでした(笑)横尾忠則氏との対談などにとても面白い話しがでてきますのでまたそんなネタをもって参上します。オートファジーやミトコンドリア、HSPに関しては以下のサイトにうまくまとまっていましたのでご参考までに貼っておきます。

http://www.onnetsuryoho.jp/whyninchi.html
Posted by 養生法の探求 at 2012年12月05日 20:38
オートファジー活性にもユビキチン、プロテアソーム系活性にも酵素の働きを活発にすることが重要なのですね、
勉強になりました、ありがとうございます。
Posted by ももどん at 2012年12月05日 23:32
川島四郎博士は陸軍学校から成績優秀とのことで東大へと派遣され栄養と食べ物の研究を始めたのがキッカケで栄養学の道へと進みます。「本当に強い軍隊をつくるには兵隊そのものが元気で達者じゃなければいけない」との信念で、軍はそのような考えには懐疑的、否定的だったにも関わらずに信念を貫き、アメリカが負けたのは日本の歩兵隊の重機関銃の性能と兵隊がしょっていた食料だったとアメリカをして言わしめたカンパンなどのビタミン入り携行食を自作した異端異才の天才科学者こそが川島四郎博士です。今の綜合ビタミン剤などはすべて川島四郎博士のアイデアのパクリでもあるようです。夜戦用に夜間視力増強食を開発し、スケソウダラの目に含まれる成分を取りだして摂取する方法を考案し実践することでドイツ製の視力測定器で測ると普通の2.4倍も視力がアップする食品をも開発したそうです。残念ながら戦争が終わる4カ月前に完成したので実戦では使用されなかったようです。戦争前にすでに戦地になりそうな所にはすべて実地に赴き、どんな食料事情になるのかを想定したり現地人の食を研究したりもしたそうです。そのような経緯からか博士は常に実践のフィールドワーカーでした。アフリカへも何度も行かれ、現地人や野生動物の生態をつぶさに観察研究したことから帰納し、人間も動物に過ぎない、動物と同じような生活をすることが理想である、との見解に達します。人間の内臓とサルの内臓が解剖してみるとほとんど相違ないことにも着目して人間は頭でっかちに進歩しているが、内臓はまったく進化していないのだからサルと同じような食習慣でいい、とも語ります。博士は動物のマネをして朝から晩まで小腹が空いたと思えば少し何かをつまみ食いし、晩の9時半に1日のメインの食事を摂り、すぐにゴロッと横になり寝てしまうというライフスタイルを貫き95歳まで壮健で活躍されました。南雲式は川島博士がとっくに立証済みでした。すべて実際の生物界の生態を俯瞰しての博士流の養生法だったと推察します。人間の食はどうあるべきか?には歯の構成比に従うのがベストであるとの見解です。犬歯4本、あとは臼歯門歯が28本、これが人間の歯の構成比ですので動物性食1対植物性食7が人間の食の黄金律となります。かつて世界の3大長寿村と呼ばれたエクアドルのビルカバンバ、旧ソ連コーカサス地方、パキスタンのフンザ王国、新長寿村の4つのブルーゾーンである米カリフォルニア州ロマリンダ・セブンズデーアドベンティストの信徒、コスタリカのニコジャ半島のネイティブインディアン、イタリアのサルディーニャ島の現地民、日本の沖縄の長老たち、はみなこの食の黄金律を守ったからこその長寿と思われます。野菜や果物を良く食べて、肉類はハレの日に食べる程度の食習慣がこの長寿地帯に共通しています。サルディーニャ島の人々はよくワインを飲みますがワインにはご存知の長寿遺伝子サーチュインを活性化しミトコンドリアを増やすとされる抗酸化物質レスベラトロールが含まれています。沖縄の長老たちはサツマイモを多食しました。魚をよく食べると思われがちですが意外にも魚は本土から来た者が食べることのほうが多く、もっぱら芋類や野菜が多い食習慣であったのが沖縄の長老たちでした。ハレの日にブタや魚を食した程度だったのです。森下敬一博士などによれば人間の寿命は50歳代までの生活習慣に決定されると言います。そこまでが粗食で野菜穀類中心だったのなら長生きするということになりましょうか。ロマリンダのある心臓外科医は80歳を過ぎても手術に立ち会うほど元気ですが健康の秘訣はベジタリアンであり豊富な果物とナッツ類の常食にあると語ります。自身が患者たちの食習慣を聞き取り、血管の状態とつぶさに比較してみた結果、乱れた食習慣をすれば間違いなく血管の老化変性が起こっていることをナマの肉体から教えられたこの医師はそれまでは少しは肉類を摂取していたのですがそれ以降は自然に完全なベジタリアンになります。アーモンドなどを週に5日以上食べているセブンズデーの信徒たちは疫学的な大規模調査によって心疾患に罹患する率が一般よりも4割ほど低いことが判明しています。アーモンドには内部被曝で肺ガンになった故・スティーブマックイーンが病床で最後に頼った成分ビタミンB12(アミグダリン、レートリル)が含有されています。漢方薬の桃仁(とうにん)、アズキなどにも含まれる成分です。私も一時期よくアーモンドを食べましたがどうも食べ過ぎるせいで吹き出物ができてしまうので今はあまり食べていません。体質によるのでしょうが、1日に手のひら一杯くらいを食べ続けると老化が抑えられるとの見解も慶応大学の研究者から報告されています。川島四郎博士はヨーロッパの大地が海底が隆起してできたアルカリ土壌であるのに対し日本は火山が噴火して隆起して火山灰が降り積もった酸性土壌であることの違いに触れ、ヨーロッパのアルカリ土壌でできる作物はミネラルが豊富であるが日本ではそうはいかないとし、だからこそ日本ではよく海藻や海鮮を食べたのだと帰納して出来れば海の水を飲みたいと語ります。その日本の海の水は実は原発が垂れ流す汚暖水によって魚の卵の孵化率が低下し沿岸部の生態系は壊滅破壊されてきたのであり、今や太平洋全域をも汚染するフクイチ汚染水の浸食が世界規模で進行しているのです。川島博士は海の汚染を嘆き草場の蔭で泣いていることでしょう。泣いても嘆いても内部被曝だけは避けなければなりません。先に按摩のくだりで触れた「耳をひっぱる」という養生法は何も冗談ではなく、フランスの医師ポールF.M,ノジェ博士が長年に渡り検証立証した耳鍼治療を体系化し耳介医学へと昇華したエキスを抽出しての提案です。全身の臓器器官と耳介という耳殻部分はインタラクティブに相関しています。耳を刺激することで全身の臓器を刺激できます。迷走神経を介して内臓へと副交感神経が伝達していますからまんざらおかしな説でもありません。操体法を編み出した故・橋本敬三医師は著書で「腹ががたってムカムカした時には耳を触ったりして刺激しなさい」と仰っています。怒ると交感神経が働きますからそれを抑制する意味で耳の迷走神経を介して副交感神経を優位にしようとの方策だそうです。政府官僚電力屋の暴挙にはどうしてもカリカリしてしまいますのでたまには耳でも引っ張りましょうとの私なりのおせっかい策の提案でした。身体の一部分に身体全体の情報が投影されているという考えは足裏ゾーン療法、手のひら療法、耳鍼法、頭皮鍼、手掌鍼、舌診、脈診、腹診など伝統医学ではよく使われるメソッドです。ホログラムという考えに一致しています。実は皮膚は非常に可能性を秘めた治癒フィールドです。皮膚はもとは外胚葉由来であり脳神経系などと発生を同じくしますからどこを押しても揉んでもよく全身の臓器器官、脳神経を刺激しますから是非セルフ按摩、ストレッチなども励行し、体内を治癒物質で満たす生活も励行しましょう。なんでも自分でできることは実践するべきです。セルフ按摩、セルフマッサージ、ビタ一文もゼニはかかりません。ゼニもかけずに健康を獲得するのも311後の養生法の基本です。川島博士の思慕から随分と長くなってしまいました。ミトコンドリア活性、オートファジー活性、HSP&NO分泌は311後の希望です。
Posted by 養生法の探求 at 2012年12月06日 05:31
去年くらいに気づいたのですが、
足のすね辺りが丸く色が抜け、白くなっています。
何箇所もあって、それは加齢によるものといわれていました。

また夏には蚊に刺されたような発疹が体中にできました。
蚊と違う所は、いつまでも痒いのと、時にヒリヒリすること、治りが極めて悪くて、茶色い跡が残ります。それに外気にさらしていない所の方が多いのです。

また引っかき傷みたいに、
小さな小さな点々としたもの(かさぶたのようなもの)が一直線に並んで出ます。
最初は、爪でひっかいたのかな?と思っていましたが、何度も出るので違います。

また小さい真っ赤な点のようなものがぽつんと出ると、それは消えません。

外食しての帰り、
歩いていると、振っている手の先に痛みがあるのに気づきました。
よく見ると、爪が少し剥がれて、そこだけ深爪したようになっていました。
(物理的には、ただ手を少し振って歩いていただけです。)

ネットであれこれ見ているうち、
それら全て被爆と関係ある症状でした。

今は、有機ものを控えて、
関西中心に、九州ものも少し加えて食べています。

外食は本当に恐くなりました。

体が今欲しているのは、
味噌汁〈震災前の昆布粉を出汁にします。)と、なぜか里芋です。
異様に美味しいです。
私の身体は過敏なので、
もしかすると大切な要素が入っているのかもしれません。
震災直後はしいたけが異様にほしくなり、
でも1ヶ月もしないうちに全く受け付けなくなりました。
飲んでいた青汁も嫌になり、
それ以来飲んでいません。

身体の声についていこうと思います。

(声は海外へと言いますが、
それだけはちょっと・・・・・・。)
Posted by 風 at 2012年12月06日 12:45
アーモンドなどに含有する有益なビタミンはビタミンB17でした。ビタミンB12の表記は間違いです。お詫びして訂正いたします。「真理とは仮説である。その仮説によって現に知られているすべての現象を説明できれば、その仮説が真理である」とは実践科学者であったポアンカレの言葉ですが、内部被曝を防ぐ方策はあくまで仮説です。現に知られているデータの中から私が帰納的に類推して実践している仮説に過ぎませんが、この仮説が真理かどうかは今後の我が身の健康状態で証明されるでしょう。九州にはかつて原志免太郎博士という医師がおられみずからの身体に60年間もお灸をすえ続け108歳の長命を達成したことで有名なお灸博士です。ウサギの頭に灸をすえてビフォーアフターの血液像を調べることで白血球や赤血球を増加活性化するお灸の効能を発見立証したことで博士号を取得した希有な医学者でした。みずからの肉体への実践によって人体における灸のアンチエイジング効果を立証してみせました。江戸期には永田徳本という漢方医が118歳まで生きております。こちらが元祖アンチエイジングの生き神さまとなりましょうか。311後のほうがより厳しいチャレンジになりますがひとつ仮説を立証しようかと日夜研究実践の日々です。以上、訂正を兼ねてコメントさせて頂きました。
Posted by 養生法の探求 at 2012年12月06日 20:56
風さん、身体の声を聞く、とは素晴らしい表現です。それこそが養生法の要諦なのです。人は、いや、原始生命体からこっち約40億年間の生命史において地球上の生命体は常に身体の声を聞き、外部環境の声を聞き、内部環境がそれに応え、恒常性を維持することで命をつないできました。今はまさに放射能地獄の危機的な環境でありますが、その中ですら身体は適応しようと声をあげているはずです。自分の身体の専門家は自分しかいません。自分の主治医は自分です。自分が自分を守ってやらなければ誰も守ってはくれません。子供の身体は親が守らなければなりません。身体自治とはそういうことだと思います。医療者に依存するのではなくみずからの力で健康を獲得していく。そのような者が増えれば医療費36兆円という馬鹿げた数字は減っていくでしょう。日本の長寿村であった山梨県旧棡原村の主治医であった古守豊甫医師の本の中に里芋について書かれたくだりがあります。棡原村では秋の収穫から翌年の4月頃まで半年間ものあいだ晩に鉄鍋で味噌煮にした里芋を翌朝いろりで温めて朝食の主食として食べる習慣があったそうです。ここまでよく里芋を食べる習慣がある長寿村は他地区の長寿村には見られない習慣だそうです。それで里芋のネバネバした成分は粘性物質と言われ生化学的には多糖体、糖タンパクと呼ばれます。ナメコや昆布、山芋、里芋、おくら、じゅんさい、果物の果皮に含まれるペクチンなどは「植物性粘性物質」、納豆、酵母、サルノコシカケなどは「微生物性粘性物質」、ウナギ、どじょう、ナメクジなどは「動物性粘性物質」と呼ばれます。人体においてこの粘性物質は水分の保持や肌の弾力性を維持する成分として働いているのですが老齢化すると枯渇していき、シワや皮膚の枯燥の原因になります。旧棡原村の長老たちの肌が若々しくシミやシワが少なかったのは里芋の多食による粘性物質の補給が功を奏していたのだろうとは古守医師の見解です。人体の腸に棲まう常在菌である乳酸菌類は粘性物質でできた腸液のしみ出す部位にコロニーを作ることが腸内細菌研究の権威、光岡知足博士の本に記述されています。つまり粘性物質をよく摂取することは腸管常在菌をよく賦活することにつながります。風さんに届いている声はもしかしたら自身の腸内常在菌の声なのかもしれません。高汚染地帯・死のゾーンへと派遣された13人の科学者の唯一の生き残りであるチェルノブイリのリクビダートル(除染作業員)であった女性ナタリア・マンズローヴァさんの言にある如く被曝は人体に棲まう有益なバクテリアを死滅させるようです。腸管内には100兆個の常在菌、皮膚表面には1兆個の皮膚常在菌が棲み、外部環境から身を守る盾の役目や消化吸収やビタミンなどの物質合成を行い人体60兆個の細胞と共生してくれています。この小さな仲間であるバクテリアたちの声もちゃんと聞いてあげれば311後の生き残り戦術は見えてくるかもしれません。さらに60兆個の細胞内には共生体であるミトコンドリアがいます。その数は諸説ありますが1京8000兆個とも12京個とも言われます。とてつもない数の共生体がわれわれの活動を支えています。生命とは何なのか?この命題の答えはそう簡単には見つかりません。福岡伸一氏の著書ではシェーンハイマーの放射性同位元素をネズミのエサに混入してその元素がどうなるのか実験した結果が記述されていますが、アッという間に人体のあらゆる細胞にその放射性元素は取りこまれていくそうです。この高速で物質や情報を取りこみ、かつそれが常に新陳代謝していく動態を福岡氏は「動的平衡」と呼びました。毎秒1000万個の細胞が死に生まれ変わり、一晩で約1兆個の細胞、肉塊にして1キロの細胞がリモデリングされるのが人体なのです。変わり続けながら変わらなくあり続ける姿が生命です。古人は「流水は腐らず、戸枢は朽ちず」とも言いました。身体に良いものを摂取し続け、体内に侵入した毒素をデトックスし続けていけば、健康でいられるかもしれません。
Posted by 養生法の探求 at 2012年12月07日 04:52
養生法の探求さまへ

貴重なお話どうもありがとうございました。
身体の声、真剣に聴いていこうと思いました。

10月下旬に、異様にリンゴが食べたくなり、
でも東北のものしかないので、
ネットで探し回り、やっと西日本の物を手に入れ、食べていますが、皮も大切なのですね。
低農薬ものなので、丸ごと煮てみます。

どうもありがとうございました。



ところで、昨日、100均に行って気づきました。
日本製が増えていませんか?。

無添加ラップが、確かタイ製だったのが日本製に(装丁は同じ)、
カレー用のスプーンをと思ったのですが、
3種類全部日本製でした。

なんだか気持ち悪くて止めて普通のスーパーで購入しました。

たまたまならいいのですが・・・。
お気をつけください。
Posted by 風 at 2012年12月07日 14:19
風さん、こちらこそ貴重な経験談をお聞かせ下さりありがとうございます。身体の声についていく、ことの大切さを改めて認識した次第です。この国の民の健康を守った和方医(日本の漢方医)たちは中国、韓国を経由して日本に西暦400年初期に渡来した中国医学を徐々に日本化し洗練させ日本の文化風土になじませて発展させました。西暦982年に鍼博士の丹波康頼が朝廷に献上した203の中国の医書などから厳選した治療法や養生術の集大成が「医心方・いしんぽう」という書物ですが、この書が長らく半井家に秘蔵されており門外不出でしたが、安政時代に復刻版が出たりして日の目を見ることになり、現代の今年になってあるひとりの女性の40余念の努力でようやく全巻が翻訳解読されました。この丹波康頼の時代から日本医学としての和方医学が進化発展していくのですが、戦国時代をかいくぐった頃に近江多賀大社を拠点とした鍼術の一派である多賀法印流が医学界における革命的な思想を打ち立てます。これが「邪正一如」の思想です。「病気のみを治そうとすることは病人の首をかき切ることに等しい。その病気すらその者の命の輝きなのだ。病気を含めてその者のありのままを治し健康にすることこそが真の治療である。もしも病人の病気だけを取りだしてしまおうとするならば、それは病人の道具を奪いさることである。病は命なり、命は病なり」と高らかに宣言したこの思想こそが和方医学の金字塔であると私は思っています。病気や症状はすべて外部環境や内部環境に身体が適応する姿なのです。それは身体の声と言えるでしょう。内なるメッセージこそが症状や欲求です。その声に素直に従う時にはじめて治癒の道は開けるのだと思います。里芋や味噌汁を食べたいという欲求は、内なる言葉です。その言葉に従えば健康でいられると思います。先に触れた粘性物質の中の微生物性粘性物質に名前があがるサルノコシカケですが、現在の生薬では霊芝・レイシと呼ばれるキノコとされますが、まだ生薬学が体系化される前にはキクラゲが芝・シとされておりました。このキクラゲも粘性物質をよく含む最良の内部被曝防御食となると思い摂取することを実践しています。今夜もキクラゲの卵とじスープを頂きました(笑)おいしい、という感覚もまた内なる声なのですから素直に従えばいいのです。それほど被曝していなかった地区までまんべんなく被曝させるガレキの拡散という暴挙を政府は推進しています。先日、島田市に鯛焼き(笑)を買いに出かけた折にうっかり雨に打たれました。どういうわけかそれからノドが猛烈に痛む風邪をひき、治すのにひと苦労しました。ようやく全治した次第です。カミさんはじゃあみんな風邪ひいてるはずじゃん、なんて笑いますがカミさんも同様に風邪をひきましたし、子供もひいて、島田市に行かなかった実母も風邪をひきました。空はつながってるのですから隣の市の雨もこの市の雨もたいして違いはないのでしょう。同時期に風邪をひいた人が周辺でも多いことは確かでした。そんな時代です。身体の声に耳を澄まし、感覚を鋭敏にして養生法の探求に励もうと思っております。干しブドウの果皮や種にはレスベラトロールがありますから長寿遺伝子サーチュインを刺激しミトコンドリアを賦活すると仮説を立てて時折つまんでいます。リンゴの皮と実の間にあるペクチンはセシウムを排出するともいわれていますね。植物たちが我が身を守るためにつむぐ粘性物質を頂けばわれわれ人間もそれにより守られるようです。ゴマ塩には多くの効能がありますから常備薬として毎朝ご飯に少量かけて頂いています。小さなことの積み重ねがやがて健康という花を咲かせると期待して色々試しています。さて耳でも揉んで(笑)寝ます。
Posted by 養生法の探求 at 2012年12月07日 21:23
311後には内部被曝を防ぐ自主的な方法を提案するバブル期がありましたが、主流はやはり長崎原爆の爆心地にて多くの患者や病院スタッフから被曝症状を出さない方策を実践した故・秋月辰一郎博士のメソッドを参考に組み立てたものが多く見られました。味噌汁や玄米、ワカメ、カボチャ、塩分の補給などがその要旨でした。あるいは発酵食品のブームもその流れのひとつかと存じます。食事由来の乳酸菌などを摂取することで生きた乳酸菌が腸内へ入ってそこで外来性の菌が増殖するという説がまま見受けられるのですが私はこれには少し懐疑的です。胃酸は空腹時にはpH1.5〜2という強酸です。金属をも溶かす程の強い酸性を示し、胃液にはタンパク質分解酵素のペプシンが含まれますから胃液を取って手の甲につけるとヒリヒリして痛みそこで皮膚を消化分解してしまう威力を発揮します。つまり胃という臓器の役割は外来菌の殺菌とタンパク質の消化と食物の一時貯蔵庫なのです。ですから発酵食品や乳酸菌入りの食品や飲料に含まれる菌類も恐らくはことごとく胃内で殺菌されて死滅してしまうのではないかと予想されます。よしんば胃をかいくぐり腸内へと到達できてもそこはすでに100兆個の腸管常在菌がフローラという一群の花畑を形成しすでにいくつものコロニーがある先住菌のシマであるのですから、外部というよそから来た外来菌がそこで繁殖することはできません。もしもそのように外部から入った菌が腸内で常に繁殖するようなら人は常に下痢や赤痢やコレラに苦しまなければならないでしょう。そのような食事や飲料にのって入りこむ有害な雑菌を処理し無毒化するために消化液があり、ワルダイエル咽頭輪があり、腸扁桃パイエル板があるのです。このような免疫の関所と粘液である消化液などによる防御機構のお陰で外部から入った菌が内部で繁殖できないシステムが作られているのです。ですから発酵食品のブームはそれはそれでいいのですが、単純に食べた菌が体内で増えるなどということはないと思ったほうがいいでしょう。むしろ私は発酵による粘性物質の産生こそが常在菌の賦活になるだろうと予測しています。人の腸内常在菌は固有菌であり進化と共に人間の腸内に共生した菌です。赤ん坊の頃に空気中や母乳を介して棲みつきだし一生の間、わたしたちの腸内で活動し命を支える役目をします。ある者にはA菌が多く、ある者はA菌が少なくB菌が多い、という風に各人で固有菌のバランスは異なりそれは外来菌を摂取しても容易には変化しないといいます。腸内細菌にも個性がありIDが存在するのです。だから私が重視しているのはこの自分独自の固有菌を賦活する方法です。自分にもとからある常在菌を賦活する目的で発酵食品の粘性物質を摂取する、という狙いなら合目的的ですが、発酵食品に含まれる菌が自分の腸内で増えるからという狙いはストレートではなくカーブかもしれません。私の上記コメント中に乳酸菌に触れた箇所がいくつかありましょうが、私の菌に対する立場はあくまで常在菌の賦活という視点です。外来菌である食事飲料由来の乳酸菌がもしも腸内のマクロファージを増やし活性化するのならそれはあくまで免疫としての立場でマクロファージが働いた結果とみなせます。つまり外来菌を異物と判断しての応対です。体内にもとから存在しないタンパク質は異種タンパク質として免疫細胞が認識し排除分解消化の対象になります。ウイルスの殻も細菌の細胞壁も牛乳などに含まれるタンパク質もすべて異種タンパク質として認識され免疫の対象になります。その反応がスムースに進行すれば肝臓や腎臓やリンパ系で処理されて何らかの症状を発症しませんが、処理にてこずると熱が出たり、発疹や蕁麻疹になったりします。これがアレルギー反応です。ですから発酵食品などでもたまにアレルギーのような反応が起こる場合があるのです。胃が疲れていたり、体温が低下したりしていればうまく外来菌が処理できませんからそのような時には下痢したり花粉症のような症状や風邪のような感じになります。このような考察から私はそれほど発酵ブームには至っていません。どちらかというとネバネバブームは長く続いています。粘性物質には古代中国人も注目していたようで粘菌のたぐいである菌芝類にはひときわ熱い視線を送りその効能を利用していました。ブクリョウ、チョレイ、サルノコシカケなどはすべて粘性物質を含有する生薬です。ウクライナである日本人が作った生薬由来の煎じ薬を被曝で苦しむ患者に試し劇的な効果を発揮したことがウクライナのテレビ局のドキュメンタリーに記録されていますが、この成分のひとつがサルノコシカケです。いわゆる生薬の霊芝は通常はスーパーでは手に入りませんが同じサルノコシカケ科のマイタケならいつでも手に入ります。マイタケの制ガン作用も素晴らしくネズミを使ったある実験では98%の有効率を示しています。汚染フリーのマイタケを味噌汁に入れて頂けばスーパー×2防御食となりましょうか(笑)自分固有の常在菌も喜んでくれるでしょう。味噌も発酵により粘りがでていますから粘性物質として有効でしょうし、ビタミンB群も豊富でアミノ酸の宝庫です。被曝対応食として優れているのもうなずけます。漢方薬の起源は殷王朝の料理長が作った国王のための薬草スープです。食こそが薬でした。古代中国では食医がいちばん位が上です。その下に病医や傷医、獣医などが続きました。なんといっても命を養うのは食なのです。食薬一如。食を究めれば被曝を制することは可能かもしれません。では老婆心ながらの菌ブームと粘性物質の考察を終了いたします。
Posted by 養生法の探求 at 2012年12月08日 04:02
 こんばんは。小野先生、養生法の探求せんせい。どなたのブログかわからないくらい(笑)の丁寧なコメント、しっかり読ませていただきました。(平日は仕事がありゆっくり読めませんでした)
 水俣病は治らない病気ですが、そうはいっても患者さん、未認定患者さん、お一人お一人は少しでも症状を緩和するためにデトックスも含め、いろいろとご苦労されてきたと伺っています。これからの原発被曝病に苦しめられるわたしたちも、おそらく一人一人異なったかたちで発現するであろう未解明の病態を身を以て知り、それぞれが学び、工夫しながら生きていくことになるのでしょうね。そういう意味で、これまでの経団連誘導型医療体制からの脱却(彼らの好きそうな表現w)の契機とさせていただきました。ときどき、ブログを拝見させていただくことにいたします。

 小野先生、どのような診療をされておられるのか存じ上げませんが、日々のご発言などから、「こりかたまった権威」というイメージは浮かびません。日頃のご活動のみならず、医師としても勝手にリスペクトいたしております。でもお気になさらないでください。(ひとに期待するのが間違ってるのは重々承知しています)
 
Posted by マツダマツコ  at 2012年12月08日 22:25
マツダさん、仰る通りですね。デトックスなライフスタイルを確立するのは311後の狙いとしてストライクかと存じます。漢方薬においてはその効能は「汗吐下和温・カントゲワオン」という五文字に集約されます。汗は発汗することで塩分や老廃物や熱を揮発させること、吐は吐いて胃内に溜まった未消化の残留物である食滞(しょくたい)を吐き出すこと、下は下剤的に腸管内に溜まった宿便を出すこと、和は免疫細胞を活性化して細菌やウイルスを捕食する能力を高めること、温は文字通り身体を内側から温めてHSP分泌を高めミトコンドリア活性を促し、酵素反応を活発にすること。このような効能を知り尽くし使いこなしてきたのがアジアの伝統医学、生薬医学なのです。生薬医学はアラブ、インド、東南アジア、中国、韓国、日本などのアジア全域で広く栄えた医療かと思います。マダガスカル島の伝統的な治療師であるオンビアシーたちは患者の適薬に迷うとブラリと山野に散策にでかけるそうです。そして件の患者の病状や背景を思索しながら歩いているとフッとある植物が目に止まるそうです。その瞬間にあっ、この草を使えばあの患者が治ると確信しその薬草を採取し使用するそうです。進歩した現代科学の視点からみれば何を非科学的なと笑われましょうが、オンビアシーたちが「ミルク状の血の病」と呼ぶ白血病に使う生薬はマダガスカル・ニチニチソウなのです。スイスの製薬会社はそんな事も知らずに科学的な検証からニチニチソウをビンクリスチンという白血病の制ガン剤に使用しています。単なる偶然なのか?いいえ、そんなことはありません。人間と植物は古い付き合いがあるのです。かつては文字もなく辞書もなく薬物使用マニュアルもなく調子を崩した時には自然に何千種類とある山野の雑草の中から今の自分の症状に一番適切な草を選択して摂取し自分を治療していたはずです。野生のサルはお腹をこわすと、仲間のサルが黄連(生薬名・オウレン、鎮痛、消炎、止血、健胃作用を有する)の根を掘り採ってきてその病気のサルの口中に押し込むことが動物生態学者によって確認されています。サルですら生薬を使いこなしているのです。人間がサルから人へと進化したのならそのDNAには生薬のデータも書き込まれているはずです。オンビアシーたちはその鋭敏な感性で猿人時代の記憶をDNAから呼び出して植物と交信しているのかもしれません。草で楽(らく)になると書いて薬という文字が出来ます。私は草で楽しむと解釈して薬と思っています。草とは生薬全般を意味しますから草根木皮(そうこんもくひ)ですね。「草根木皮これ小薬、鍼灸これ中薬、飲食衣服これ大薬、身を修め心を収めるはこれ薬源なり」、という古い言葉にあるように、医療とは最後は哲学に行き着くと思います。身を修め、心を収めることができればこれが本当の医療であるとの教えでしょうか。今は被曝というショックで頭が回らないかもしれませんがクールに分析しあらゆる可能性を追及すれば希望は見えると信じたいです。サルですら生薬を使えるのです。文字で意思疎通ができネットで情報を伝播することも可能な人類がここであきらめるわけにはいきません。たとえばヨモギという草はお灸の原料ですが日本の風習では子供の節句の折に草餅として頂きます。ヨモギには駆虫作用があり、その強い香りは旧ソ連でスターリン医学賞を受賞したボリス・ペトロヴィチ・トーキン博士が研究したフィトン・チッド(植物の香りの殺菌作用)なのです。この薬草のもつ香気こそが中国医学で言う「気味・きみ」の気なのです。気とは目には見えないが分子として大気中に舞う香りとも捉えられます。ネギ、ニンニク、わさび、みかん類が人体に無害でかつ殺菌力の強力なフィトン・チッドとトーキン博士とそのグループは結論づけています。いずれもお馴染みのスパイスや薬味ですが、ニンニクは肉の香りつけ程度の使用にとどめた方が無難でしょう。ニンニクの成分はタンパク質の分解を促しますからヘタに食べ過ぎると赤血球まで崩壊させて貧血状態へと導きます。貧血気味の人は注意が必要でしょう。あとは普通にレモン、大根、ショウガ、ゴボウ、シソ、コショウ、玉ねぎ、さんしょう、などよく使うスパイスやハーブ類など香りの強い野菜や果物類はすべて人体の抗ウイルス性、抗感染性、抵抗力、免疫力を高めます。柿の葉ずし、チマキなども古人が経験的にフィトン・チッドの効用を知っていた証拠かと思われます。被曝による免疫の低下が視野に入った今、フィトン・チッドの効用は注目すべきアイテムかと存じます。畢竟すれば医学の歴史とは細菌やウイルスとの闘いでした。その中で人は植物の効能を知りそれを利用し外部環境と折り合いをつけて生き延びてきました。見えざる分子、いや、原子である放射性核種は言ってみれば気のたぐいかもしれません。悪しき気であるという意味では邪気(じゃき)でしょうか。中国医学の根底には「邪正闘争」の医学観があります。正気(せいき)である人体の体力、抵抗力が邪気である細菌やウイルスに勝れば病気に打ち勝つという闘争思想です。それを覆したのが多賀法印流の「邪正一如」でした。邪も正も共に生きる仲間なのだ。その仲間と共生することではじめて調和ある身体を獲得するのだと説くこの思想にもしも従うのなら最早、放射性核種とすら共存せざるを得ない現実が始まっていると言えるかもしれません。絶対に避けたい内部被曝ですが避けられない以上はデトックスに活路を見いだしていくのも一考かと存じます。いつも長くなり過ぎてしまうのですがまだまだ言い足りません。では今はこんなところで。
Posted by 養生法の探求 at 2012年12月09日 14:51
 養生法の探求様 レスポンスありがとうございました。小野先生すみません。。。

 たいへんなご博識に驚きながら拝見いたしました。よもぎはわたしが一時 滋賀県の草の根農業「小」学校というところで農の真似事をさせてもらった折に積んで持ち帰り野草料理の真似事をしたことがあって愛着があるのですが、311以後、身の回りでみるヨモギたちは色やかたちにおいてしっかり放射性物質の洗礼を受けてしまったようで、ショックを受けるとともに、ここ1年半、よもぎのおいしそうな菓子などは摂取できず悲しい思いをしていました。

 漢方薬の原料からもセシウムが検出されているとの発表もありましたし、なかなか厳しい状況ですが、産地を確認しつつ、入手して自己管理に取り入れさせていただこうと思えました。自分だけでなく、まわりの仲間にも伝えて、互いに支えあえるように働きかけていきますね。押し付けはしないけど。じつは、いま今朝逮捕され寒い拘置所などで闘っておられるもじもじさんたちを思いながらの投稿です。多くの命のために立ち上がってくれた方たちなので、ぜひとも体を壊されないようにいまから自分ができることを考えてイナゴ的に行動しようと思っています。参考にさせていただきます!
Posted by マツダマツコ at 2012年12月09日 23:09
浅学非才でありますがこの期に及んで黙っていることはいち医療者として許されない行為と思い、自分にできる事は何かと考え可能性のある仮説をこちらに投稿しております。かのキング牧師は「沈黙は裏切りである」と言っておりますし、マザーテレサは「愛の反対は無関心」と仰ったそうです。医療者が無関心を決め込み、沈黙し続けるのならこの悪魔の蛮行を止めることなどできないでしょう。ドイツにおいてヴァッカーズドルフの再処理工場が建設されたのちに稼働反対に立ち上がったのは医師の集団だったと聞きます。医師たちが放射能の恐ろしさを住民に懇切に説いていく啓蒙活動が実を結び全国規模の反核運動へと発展します。その運動が結果として完成なった再処理工場を一度も動かすことなく廃炉にし、ドイツ全土の原発施設が廃炉へと向かう舵をきることにつながったのです。ドイツも今の日本と同じく、いやそれ以上に閉鎖的で原子力ムラの力が強かった国なのです。その重く厚い壁を医師たちが大衆を導いて砕いたのです。ドイツがモデルとする自然と共生する持続的な循環型社会の原型は日本の江戸期の文化とも言われます。かつて江戸期や明治初期に来日した異邦人たちはその美しい国と心やさしい民族性に虜になりました。水夫たちはもう自分の国に帰りたくなくなりずっと日本にいたいと艦長を困らせ、ある画家は日本人を妻にめとり、ある者は手記にて日本を賛美し、英国大使夫人などは夫の仕事について来ただけで日本など最初は土人の国でイヤでイヤでたまらなかったのが日本について町を見聞するうちにガラッと態度が変わってしまいます。彼女は「生きていることがこんなにも嬉しいことなのか。涙がでそうだ」というニュアンスの言葉をも発し、日本の風土、日本人の人柄に心を打たれ感動するのです。江戸期の東京は世界一の田園都市でした。どこもかしこも大きな屋敷は緑の生け垣があり、少し郊外へと足を運べばそこはもうパラダイスでした。上下水道が完備されており、家庭排水は細かく水路に設けられたフィルターで浄水した後に大川へと流れ込むシステムでした。長屋の共同便所の肥だめはコメのとぎ汁をかけて発酵させて金肥として高く取引され大家の小遣いとなりました。それが肥沃な土壌を形成し豊かな作物を生みだしたのです。下田に上陸したグローバル資本の先遣隊たちは下田の町々をつぶさに見て驚嘆します。どこもかしこもキレイに整備され無駄なく作物が作られている。下層民であろう漁民たちはいつも礼儀正しく身なりもサッパリしている。なんと豊かな町、豊かな国なのかと。やがてそれが彼らをしてこんな独白を吐かせます。「おお神よ、私はこの国を愛し、この国民を愛してしまった。それなのに我々は西洋の悪しき文明を持ち込もうとしている。それがこの国をやがて破壊するであろうことが予見できてしまう。私は暗い気持ちにならざるを得ない」西洋列強というグローバル資本たちが明治維新という江戸日本の破壊を敢行してすでに130年近く経過しています。豊かな国土は経済発展の名のもとにことごとく破壊されてしまいました。ドイツはじめ欧州の民主化は江戸期に来日した異邦人たちが日本が絶対君主制でありながら民主的であることにヒントを得てその後の民主化運動へと至ったといいます。欧州のエコロジー運動もまた日本がモデルなのです。福沢諭吉が誤訳した印象派という言葉のもとはヤパン・インプレッションです。正確に訳すと日本版画派、日本浮世絵派なのです。そう訳さないところがまた洗脳ということになりましょうか。日本人の自信を削ぎ落とし、ことごとく明治前の文化をさげすむような教育、情報提供がメディアや官の行ってきた所業です。日本人が自信を持たないように伝統的な文化は上手に排除されてしまっています。日本の伝統医学である和方医学も例外ではありません。メディアが流す情報の万分の1も東洋医学に関する有益な情報は存在しません。メディアはひたすら西洋医学、現代医学の洗脳に勤しんでおります。それはグローバル資本の命令だからでしょうか。自治的な医療の発展は医薬産業にとっては目の上のタンコブなのです。ですから本当に有益な医療情報はまったく報道されない仕組みです。注意していればわかるはずです。イナゴ作戦で草の根、草餅を噛みしめながら情報を伝播していくしかありません(笑)身体にいい情報は錯綜しておりメディアが流すその手の情報はだいたいバックによからぬ勢力が介在し偏向しています。本当にいい情報だけを選択できる選択眼を養うことも必要でしょう。被曝防御の方策も百花繚乱を呈しています。その中から本流を抽出し情報提供するのも医療者の責務です。そうありたいと思いつつ投稿しています。フィトン・チッドの補足をと思いましたが次の機会にします。
Posted by 養生法の探求 at 2012年12月10日 05:07
養生法の探求様
いやー参りました!!お見事としか言いようがありません。他書からとはいえ
(これが「邪正一如」の思想です。「病気のみを治そうとすることは病人の首をかき切ることに等しい。その病気すらその者の命の輝きなのだ。病気を含めてその者のありのままを治し健康にすることこそが真の治療である。もしも病人の病気だけを取りだしてしまおうとするならば、それは病人の道具を奪いさることである。病は命なり、命は病なり」と高らかに宣言したこの思想こそが和方医学の金字塔であると私は思っています)
このお言葉はまさに究極の真実です。
 感激しましたので私が誰にも言わない言えないことを僭越ながら追加させて頂きます。がんセンターの所長がガンで死んだり、糖尿病センターの所長が糖尿病になったりします。専門医が自分の専門の病気で死んだりすることはまれではありません。
 これは病気というのが魂の修行の材料なのですが、外科医が勝手に切り取ったりして、その修行のチャンスを奪う罪から発生してしまうのです。
 私は心療内科ですのでいくらか罪が軽いかと勝手に思っていますが、その視点は忘れないようにしています。
 ちなみに私の父親は45歳ですでに手遅れのスキルス進行胃癌になり死にました。遺伝性の強い癌ですから私は33歳の時から霊芝を飲んでいます。63歳になりますが胃カメラは一度もしたことがありません。霊芝を飲んで胃癌になったらそれは本望です。もちろん多くの患者さんにも長い間使ってきましたが、その経験的結果は私にさらなる暗示効果を強化させています。私の使っている霊芝が放射線障害をマウスにおいて優位に回復させるという研究発表が12月に出ると聞いていますので首を長くして待っているところです。
 霊芝についてもよくご存じとは思いますが、マイタケじゃなくて出来れば霊芝を飲まれてください。
 

 
Posted by ドクターK at 2012年12月10日 23:45
ドクターK先生、病気が魂の修行の機会、まことに貴重な言葉です。私も漏れ聞く所によると医師はよく自分の専門の病に倒れると聞いております。ある者はそれを細胞共鳴現象の結果と言います。細胞はそれぞれ固有の振動を発しており、病気の細胞はやはり異常な振動を発信している。その振動の伝わる範囲、おそらくは微弱な電気を人は皮膚から2メートル半径内に飛ばしているのでその範囲に入ればそれぞれの細胞振動が共鳴すると思われますが、医師は常に患者の2メートル範囲に入らざるを得ないのですから常に患者の振動に触れることになります。もしも自分の細胞振動が体調が良く強ければ影響は受けませんが、ほとんどの医師はハードワークで身心を酷使されておりますから影響は受けざるを得ないでしょう。結果として患者の振動に自分の細胞振動が同期してしまい専門の病気で倒れるという仮説もあります。しかしK先生のご指摘の「魂の修行のチャンスを奪う罪」はこれこそ真言であろうと拝察致します。私が引用した多賀法印流の言葉は少し私流にアレンジしてありますがおおむね100%主意はこの通りです。松田博公「日本鍼灸を求めて1」緑書房において鍼灸師、鍼灸ジャーナリストの松田さんが後書きとして論考を展開しているのですがその中に多賀法印流に触れたくだりが登場します。何気なく読み進めていくうちに多賀流の原文が出現しました。読んでいくうちに鳥肌が総毛立ち、転瞬の後に突き上げるものがあり嗚咽と共に涙が溢れてきました。医の真理に到達した瞬間でした。それは自分が患者さんの病気を治すんだ、というそれまでの高圧的な態度がとてつもなく恥ずかしいものに思えた瞬間でもありました。それ以降、やまいの捉え方がガラッと変わってしまいましたし、命の声が一層よく聞こえるようになったと感じております。K先生は長年の臨床経験からご自身が発見された真理です。私の場合はカンニングということにまりましょう。医業に携わる者はみな独自にそれぞれがみずからの力で自分固有の医療観を構築するものだと思います。貝原益軒の「医は仁術」ばかりが世に広まっていますが、別にそれだけでなくもっと多用な医学観はあるはずです。もっとも「医は仁術なり」はこれはこれで至言ではありますが。さて霊芝ですが試みに手元の漢方と免疫に関する書物を紐解くと実に興味深い記述が随所に見られます。霊芝であるサルノコシカケの化学成分は「多糖、多種アミノ酸、多糖アルカロイド、エルゴステロール、クマリン、有機酸、ビタミン」などで、中国古代の薬物マニュアルである「神農本草経」ではその効能を「心気を益し、中を補い、智慧を増す」「精気を益し、筋骨を堅くす」「久しく服せば、身を軽くして老いず延年す」とあり現代中国の臨床検証から判明しているのは、末梢血液中の白血球を著しく上昇させる作用、網内皮系を強化賦活し抗感染力を高め脾臓の殺菌能を増強する(これが多糖の有効作用の一部である)、副腎皮質機能を高め抗アレルギー体質へと変える、などこれでもほんの一部ですが実に免疫力を向上するスグレモノであることが伺えます。さらにマウスへコバルト60を照射する実験においても霊芝の投与群と比較群において致死量照射の影響は著しく投与群において死亡率が低く、かつ照射後にマウスの腹腔へ霊芝のエキスを注射した場合にも生存期間を顕著に延長したとも記載されています。すでに外部被曝に対してはマウス実験においても有効性は立証されているようです。臨床応用としては白血球減少症、喘息様気管支炎、気管支喘息、肝炎、血小板減少性紫斑病、慢性関節リウマチ、急性細菌性赤痢などで著明な実績があがっています。ことごとく被曝症状で発現する症状にマッチした生薬であることがこの記載からもよくわかります。K先生はすでに「久服」されておりますから「不老延年」の効果を立証されてしまったとも言えますね。草場の蔭で御尊父さまも喜んでおいでではないでしょうか。もしも私がある国の国王ですべての権限を与えられていたら、特別会計200数十兆円を毎年むさぼり食う官僚からそのお金を奪い返し、霊芝や朝鮮人参や里芋などの効能、多糖の抗被曝効果の研究へとその莫大なお金をつぎ込み、生薬エキスを混ぜた飲みやすいジューズのような抗ガン飲料を開発し学校給食の牛乳の替わりに飲ませます。とりわけ理不尽な被曝をこうむった地区には手厚い処方食を実施しすべての食材を汚染フリーにします。さらにできれば早急に疎開避難の手続きをしコミュニティーまるごと汚染の低い地区へと移設します。これができればどんなに良いかと思いますが私は国王でもなくただの貧民ですのでかなわぬ夢です。トーキン博士のフィトン・チッドの研究はこんな感じです。「樫の新鮮な葉をひとつかみ鋭利な刃物で傷つけて香りを発散させる。その横2、3センチの所に結核菌、腸チフス菌、コレラ菌、ジフテリア菌、アメーバ、原虫などが多数うごめく水滴をピペットで落とす。数分後にその液体を顕微鏡で調べるとすべての微生物は死滅しており菌の好む栄養を与えても生き返らない」この実験理論に触発されたある食養医は重症の結核患者をネギを多用した食事療法でわずか5日で治しています。自然農の先駆者である故・福岡正信翁の書「わら1本の革命」をもじって「ネギ1本の革命」と題してフィトン・チッドの効能を力説したのはこの私です(笑)今冬は放射能による免疫低下が原因し、ノロウイルス、RSウイルス、マイコプラズマ、インフルエンザなどの大流行が恐ろしいです。ネギをはじめとするフィトン・チッドたっぷりの野菜、果物、スパイス、薬味が私たちを守ってくれるはずです。K先生、うちの庭の桜の老木にいつも妙なキノコが発生します。おっ、これサルノコシカケかもよ、と私が言うと、妻は、じゃあアンタ食べてみな私は食べないから、って笑うんですがね。最高級の霊芝はウメの老木に生えるものとも白樺林で採取されたものとも聞きますが、鍼灸の中国起源説に一石を投じたスイスで発見された5300年前の40代男性ミイラであるアイスマンが実は白樺林で取れた霊芝を携行しておりました。霊芝と人類との歴史は恐らくは旧石器時代よりもさらに前と推定されます。マイタケを常食しつつウチのうば桜のヘンチクリンなキノコを食してみましょうかね(笑)
Posted by 養生法の探求 at 2012年12月12日 05:09
養生の探求様
またもや驚かされました。よく勉強されていますね。すべての文章で反論するところはありません。ただ細胞や臓器レベルでの共振現象で医者が病気になることはないと思います。やはり魂のレベルでの反跳現象と思います。そうでないと精神科医の脳はとてもまともではおれません。ただ本日ある精神科医と話をしましたが、「精神科医で精神のまともな人は3分の1だから、君と僕が同時にまともである確率は9分の1だ。」と言たので「9分の4の方ではありませんか」と私は言ってお互い笑いました。精神科や心療内科医もある面厳しい波動を受けているのは確かと思います。
 霊芝は神農本草経では上薬として6種類も挙げられています。上薬は長期に服用しても身体に害がありません。霊芝の効能の特徴はホメオスターシスの回復にあります。血圧の高い人は低く、低血圧の人は血圧を上げます。ガンのように免疫力の弱っている人は強化し、アレルギーの人は過剰な免疫反応を抑制します。人間元々病気と言うものはないのです。身体の機能が偏り過ぎて異常をきたしているに過ぎないのです。
 何年か前に長崎にある「アンデルセン」と言う喫茶店に行きました。そこには宇宙人のようなマスターがいて奇跡もどきのことをしてみんなをびっくりさせます。私も感動して、帰り際に私は彼に「私は医者ですが患者を治すパワーを下さい」と頼みました。そうすると彼は「病気はホメオスターシスから離れたものです。」と言いました。私はさすがに宇宙人は病気の事もよく理解しているなと思いました。それから彼はおもむろに手を大きくかざし、「ホウ、結構バランスとれていますね」と言いました。当たり前でしょホメオの霊芝を久服しているのだから。。。と心でつぶやきました。結局は患者を治すパワーはもらえなかったようですが、病気をホメオスターシスから外れたものであると知れば、治せない病気などありません。
 原発事故の被爆者を救うためには二百数十兆もいりません。1000億くらいで可能です。まず阿武隈山系に大きな井戸を多数ほり、花崗岩を打ち抜き花崗岩に取り込まれた何千年何億年前の水を飲用水とします。これだけでもデトックスと放射性同位元素の吸収を阻害することができます。次に微生物を使った液肥とこのミネラル豊富な地下水で太陽光利用型植物工場で完全無農薬無汚染の野菜を栽培します。それを福島県民が食べればよいのです。
 花崗岩の中の水はラドンを含んでいますので身体はアルファ線によりSODが産生され発癌を防ぎます。放射性同位元素の粒はあまりにも小さくそこから出されるアルファ線はホルミシス効果がありません。と言うか身体には感知されにくいのです。一方ラドンガスは多量に一気に全身を駆け巡り身体のあらゆるところに活性酸素を放出し、人体は慌ててSODを多量に増産させます。私は勝手にラジウムのガンマー線とラドンを善玉放射能、セシウム、ストロンチュウムやプルトニュウムの放射性同位元素を悪玉放射能と呼んでいます。私も福島にはチェルノブイリ法が適用されるべきかと思います。それは被ばくした人もしくはそう思っている人の自由意思が尊重されるものです。不安も消え自分の意志が発揮され補償もあります。ブログで集団疎開を進めていますが、色々事情もあり残らざるを得ない人も多くいると思いますます。私も国王でも総理大臣でもないので1000億の予算は動かすことができません。しかし、これ以上の健康対策の知恵はありません。もちろん漢方生薬も利用します。福島県民を救うのは実は福島県の自然に有るのです。阿武隈山系は花崗岩層なのです。
 人のブログで勝手に炎上してもなんですが、ここはアクセスが多いようなので、ガンの統合医療を実践しているものの知識が幾ばくかお役にたつかと思いあえて長文を書かせて頂きました。
 桜のへんちくりんなキノコはマンネンタケ(霊芝)ではなくコフキノサルノコシカケと思います。効能は変わりませんが、天然のものは雨に打たれ多糖体は流出しています。8月末に採取したものは胞子がピークで一番効能が期待できます。その点では人工栽培の物は旬に採られています。ただし無農薬原木栽培の物をお使いください。
 
Posted by ドクター at 2012年12月12日 23:17
坐骨神経痛の鍼治療をしていたであろう約5000年前の欧州人アイスマンと鍼術の起源や鍼治療と文身(入れ墨)との関わりはこちらの学術発表に詳しくまとまっておりますので、お目目汚し(笑)のエンタメとしてお楽しみ頂けますようにファイルを掲載しておきます。

http://jsam.jp/jsam_domain/journal/online/pdf/50-4-4.pdf

鍼治療は原始医学の主流であり、鍼治療によって旧石器時代、新石器時代の人類はその過酷な自然環境と折り合いをつけて疾病を予防し治療していたと推定されます。文字が統一された中国の漢時代に急速に体系化が進みますが、この発表で学者が述べておられるようにそれ以前に膨大な鍼術の治験の厚みがあったということでありましょう。皮膚を刺激することで体内が活性化することをまさに肌で感じたからこそ鍼治療は発展し永続してきたのです。近年になり民間の研究者である傳田光洋博士が革命的な皮膚科学の知見を提示しております。ご興味のある方は著書が3冊ほど出版されておりますのでご参照になりますればあらたな生命観が構築されると拝察致します。皮膚こそが外界を感知するもっとも重要な器官なのです。脳は単なる端末に過ぎません。世はいつぞやから「何でも脳科学いちだいキャンペーン」でありますし今や「iPS細胞ブーム」なのですが、そんな目くらましに騙されることなく皮膚というフィールドに目を向けるのも311後の養生法の探求としては最善策かと存じます。こちらのコメント欄にも放射線障害を軽減する一酸化窒素(NO)の効能のトピックを掲載して下さった方がおられますが、皮膚は押されることでNOを分泌します。指圧の心母心押せば命の泉湧く、の故・浪越徳治郎先生のキャッチフレーズが真実であったことが皮膚科学の最新知見で判明しており、かつ、放射能被曝すらももしかしたら指圧効果で軽減できる可能性が見えてきています。一酸化窒素は体内にあっては血管壁を拡げることで血圧を調整し血流を促進しており、細菌やウイルスと闘うマクロファージが一酸化窒素によって活性化することもわかっています。本来なら活性酸素の一種であり害こそあれ益などないと思われておりましたが近年になりNOの生化学的な役割が判明するにつれ人体にとって不可欠な成分であることがわかってきています。バイアグラはご存知の薬ですがこの薬理作用は一酸化窒素の継続的な補給です。それにより血管壁を拡げ続け目的を達成するのです。性機能の変調は肥田舜太郎先生もご指摘の通り内部被曝によって発症する症状です。男女ともに性生活にとって深刻な影響をもたらす危険性を内部被曝は潜在させております。日頃からNOあふれる生活を築くことは夫婦和合にとっても大事な養生かと存じます。性をタブーにするほどバカらしいことはありません。中国では「房中術」「房事」と表現して肉体を維持していく上で大事な部門に位置づけております。貝原益軒の「接して漏らさず」なる文言はよく人口に膾炙しておりますがこの言葉のもとは中国の医書「千金方」です。人の命は千金に値する、との思いを書名に込めているとも言われます。鍼博士・丹波康頼も自身の書「医心方」にて「房事」について解説しております。「医心方」の書名に込められた意味は文字通り「医にあたる者の心得」です。貴賎に関わらず、病者がおれば取る物も取りあえず駆けつけよ、そして家族同然にいたわり最善の処方をせよ、と説く「医心方」のこころを和方医は継承する義務があります。日本で医療を行う者はすべて和方医です。医療者が沈黙を破り情報を発信することが311後の世相を転換するキーです。ドイツに先を越されましたがエコの本家であった江戸日本をその祖先にもつ私たちが0原発を実現できないわけがありません。K先生に追記と思いつつ前置きが随分と長くなってしまいました。

風さんの聞いた身体の声から里芋がクローズアップされ霊芝へと至っていますが多糖という粘液質に焦点を当てると食材はかなり広がります。粘性物質を摂取する目的で食事療法を組み立てるのも一考かと存じます。生薬を扱う上で重要なことは「象形薬理」です。これが中国の漢方や本草学のベースにある思想です。「植物や動物や鉱物のある部位は人体の同じような部位に効く、匂いがあるものは似た匂いの疾患に効く、色があるものは同じ色の器官や臓器や顔色の疾患に効く、カタチがそっくりならそのカタチの器官や疾患に効く」というのが象形薬理です。霊芝はまるで木に生える「でき物」です。老化した木に発生する癌のようです。だから人間のガンをよく抑制し治療するのです。単純と笑ってはいけません。その霊芝の薬理作用は驚くほどの免疫活性を促すことが現代中国の研究ですでに判明しているのです。K先生がすでに我が身で証明している通りなのです。粘液質の成分である多糖は人体にあっても粘液に相当する部位に効くと象形薬理で見立てることが可能です。人体の粘膜すべてを潤し、液体成分のすべてを活性化するということができるでしょう。水の4倍も粘調な血液が活性化するのです。血液の中には赤血球、白血球、血小板、血漿が存在します。人体細胞60兆個が依存する「大河」です。この河の質や流水状態により身体の健康は左右されます。被曝はあらゆる意味で危険ですが内部被曝によって血管壁も痛めつけられますし、血液中を流れながら血球成分と血漿をもさいなみます。大河の質を良くするためにも粘性物質をよく含む食材は有効かと存じます。「牛転草・ぎゅうてんそう」とは牛が反芻して吐き出した草で作った薬方ですが胃ガンの特効薬であると最後の漢方医・故・荒田正胤の著書で紹介されています。牛の唾液という粘液が人間の胃壁にも効くと象形薬理で解いたのです。濃い粘液を出すものはすべて311後の私たちを守ってくれそうです。漢薬名ヨクイニン、一般的にはハトムギも実はガンの特効薬とも言われます。癌はタネやコブやツブでもありますから小さなツブでありタネであるハトムギの種子もまたよくガンを制するのです。江戸期に118歳まで生きたアンチエイジングの神医・永田徳本翁が使いこなした生薬こそがハトムギなのです。こちらなどを非汚染地区で大々的に栽培し粉末にしてパンのようにすれば子供たちの給食に供給できます。いやはや、すみません、国王でないのでそんな権限はありませんでした。汚染地の野生のキノコは食べられませんが非汚染ものならばキノコ類はよくガン抑制効果を発揮する貴重な食材となります。木に寄生する癌のような生き物がキノコ類なのですから癌に効くのです。ユズもブドウもサンショウもゴマも玄米も霊芝もすべて「神農本草経」では命を養う第一級の上薬です。「久服」つまり「ずっと飲み続け、食べ続ける」ことで「不老、延年、増寿、軽身、長年」を誰でも達成できるのです。「一服」では効果はありません。長く信じて続けるからこそ効果があがるのです。古代の医書もまた311後の私たちにメッセージを送っています。上薬に属する生薬はすべて被曝症状を軽減する効能に合致しています。「不老」とはアンチエイジングです。内部被曝は身体成分をラジカル化し急速に老化を早めます。干しブドウをつまむ、里芋を食べる、味噌汁を頂く、霊芝を飲み続ける、そんな自分固有の養生法が身を守ることになると拝察致します。生薬学では米麹を神麹(しんきく)と称し胃腸疾患に適用しております。古代人も菌の産生する粘性物質の効用を肌で知っていたようです。キウイもまたサルモモとも羊桃とも言われ生薬でした。皮をむくと濃厚な粘液が手にまとわりつきます。このペクチンもまた人体の粘膜をよく保護し被曝症状を軽減するでしょう。身近にあるものを使って十分に自分流の処方箋を組み立てることは可能です。みなさん一緒に智慧を絞りましょう。

Posted by 養生法の探求 at 2012年12月13日 06:01
う〜ん、まさに脚下照顧、福島の足元にこそ被曝から救われる道があるのですね。まるでナウシカが地下の実験室に閉じこもり瘴気を吐き出す胞子類を栽培しそれが汚染されていない清らかな水で育てると毒素を放出しないことを立証したように、福島の大地の地下の花崗岩には億年単位で濾過されて凝縮したデトックス効果の高い聖水が存在しその聖なる水を飲料水とし農業用水とし土耕栽培ではなくハイポニカ栽培とし、その収穫物を頂けば放射能デトックスと癌抑制と60兆個の細胞賦活が可能であろうとの提案。まことに目が覚める方策です。「放射能がなくなっては困る」と言い放ちナノ純銀による放射能無毒化の予算を蹴飛ばしてひたすら無意味なぞうきん除染とガレキ放射能の移動拡散に明け暮れる統治機構にはこのようなアイデアの実現化はとても期待できませんし想像もつかないでしょう。そうだったらいいのにな、オレが国王だったらいいのにな、のフレーズが頭の中でこだましています。その昔、筑波万博に出展されたハイポニカ栽培の巨大なトマトの大樹には3万個ものトマトの実がつきました。この栽培法を成功させた御ひとはその木の芽が出た時にある情報を与えてあげると仰っておりました。それはトマトの芽に向かって「どんどん大きくなっていいんだよ」と心から声をかけてあげるだけだそうです。初期情報として与えられた言葉、意識?がやがてトマトを巨木にまで成長させるんだと氏は語っておられました。ポリグラフの第一人者であるクリーブ・バクスター氏もまたデスク脇のドラセナにポリグラフを設置し、植物にも意識が存在することを発見し長年に渡り様々な動物や植物や微生物にすら意識が存在することを証明しています。あらゆる電磁波をシャットアウトできる実験室においても生物間で見えざるコミュニケーションをとっている事もわかっています。氏はこの電磁波を介さない原始的な伝達様式をプライマリー・パーセプション(原初的知覚)と呼んでいます。地球で最初の生命体が生まれたのは約40億年前と言われますが原始的な地球は放射能濃度が高かったとも言われます。そのような危険で過酷な地球世界をも生き抜いて進化発展したのが現生の生物たちです。自然界に目を向ければいくらでも放射能から救われる道は残っているのかもしれませんね。バクスター氏の実験で私がもっとも興味深く感じているものは、ホスト(宿主)の口腔から採取した白血球をポリグラフに設置し、ホストは500キロ離れた地点まで移動すると、その移動の道中で起こるこもごものホストの感情の起伏がすべて検知器内の白血球にトレースされるというものです。白血球という身体の原始的な免疫細胞は500キロも物理的に距離が離れてもホストと交信できるのです。霊芝を飲むことは恐らくは自分の白血球との交信なのだろうと推察します。人類は猿人の時代から、いやもっと前の生命誕生からずっと万物と交信交流してきたのではないでしょうか。だからこそ地球に棲んでいられたのです。すべての生命体は見えざる原初的知覚を介して交信していると思われます。映画アバターの世界観です。異星人やオンビアシーだけでなく我々もまんざらではありません。普通の人間が自分の白血球と交信することはバクスター氏の検証からわかるように可能なのです。自己の細胞やミトコンドリアや常在菌ともっともっとお話すればおのずと希望の道は見えてきそうです。食養生や生薬治療もまた腸内細菌や免疫細胞や60兆個の細胞との会話です。うまく交流すれば身体の声はよりクリアに聞こえてくるでしょう。サンゴを食べてしまう海のやっかいものとして嫌われるオニヒトデを鯛と共生する形で養殖すると鯛の免疫力が上がりウイルス性の疾患に罹患する鯛がいなくなるそうです。オニヒトデが分泌する粘液質に含まれるサポニンが鯛の口中に取りこまれ鯛の免疫系を活性化するとのことです。サポニンという泡を形成する成分や多糖などの粘性質は生薬の朝鮮人参に含まれます。手元の漢方と免疫の書によれば、ニンジンの核酸とタンパク質合成に対する影響として、マウスの上皮細胞全般のDNA合成を促進し、放射線障害により傷ついた動物重層扁平上皮のDNA回復と合成を促進するとの記載が見られます。ニンジン成分のパナキシンとサポニンから作られたエキス剤の効能です。人参湯、補中益気湯、十全大補湯などのニンジンを含む薬方がマウス実験において外部被曝による放射線障害をよく防ぎ治療できることを発見したのは1960年旧ソ連のブレックマン博士とそのグループとされます。1988年初版の「漢方薬は効くか」にその記事がありますが、要旨は治療よりも予防効果が高いことです。外部被曝する前に注入されたマウスが顕著に生存率が高いとされます。内部被曝においてどれほどの効果が期待できるかは今後の我が身の実験検証にかかっていますが、私はやはり粘性物質を軸に食養生を組み立てていきます。以外にも干しブドウなどにペクチンは内包されていますし、味噌汁も麹菌(生薬名・神麹)が産生した粘性物質が混ざっています。果物全般はすべて粘性物質を含むと思われます。秦の始皇帝が垂涎の仙薬とは橘・キという薬物でありバナナともオレンジともパイナップルとも言われます。すべて芳香が強くフィトン・チッドに富む優良な免疫賦活剤です。熱帯性の果物をよく食べるセンテナリアン(100歳長寿者)が多いブルーゾーンはコスタリカのニコジャ半島のネイティブたちです。彼らはその昔アリューシャン列島を歩いて渡ったか、船で海路を進んだモンゴロイドの末裔です。私たちと同じような種族かと思います。電気を拒否し原始的な自給自足を守る素晴らしい一族ですがすでに絶滅危惧種かと思われます。人類の経験していない被曝に立ち向かう現生日本人もまたレッドデータブックにすでに登録済みです。ガレキ放射能の絨毯爆撃地区に住み続け果たして今後も健康でいられるかは未知数ですが叡智を絞り地球と交信し最善策を探します。
Posted by 養生法の探求 at 2012年12月14日 04:58
人参湯、補中益気湯、十全大補湯、人参エキスなどの朝鮮人参を含む漢方薬が放射線障害に対して有効であることをマウスにおける外部被曝実験によって証明したのは日本の大阪府立放射線中央研究所の米沢司郎(よねざわもりお)主任研究員とそのグループです。上記コメント中の旧ソ連のブレックマン博士の部分はお詫びして訂正します。正しくは「人参と放射線障害の関係は1960年にブレックマン博士たちがはじめて報告した」に留められておりますので、その旨をご了承下さい。洋風菓子や京都の名物おたべにも含まれるシナモンにも放射線障害を軽減する効能がありましたのでまた報告します。以上、取り急ぎ訂正のコメントをさせて頂きました。
Posted by 養生法の探求 at 2012年12月14日 13:38
浜松市と静岡市の二点間の距離は約70キロメートルでありその真ん中に島田市が存在する。この三箇所の自治体がすでにガレキを焼却したり試験焼却を開始した。その結果は以下の通りである。

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20121214/CK2012121402000066.html

想像以上に猛烈なスピードでガレキ焼却による放射性核種の散布が広範囲の人々に内部被曝をもたらし免疫低下を引き起こしていると見なされます。富士市、裾野市が順次、焼却予定です。静岡県は完全にガレキ拡散による被曝被害データを取るサンプリング県にロックオンされてしまいました。わけのわからん大臣がわけのわからん知事をひっぱてきた結果がこの有様です。近辺でもチラホラと吐き下しの風邪をひいた子供がいます。俯瞰すればノロウイルスが繁殖しているのではなく免疫低下の結果が常在ウイルスや常在バクテリアの繁殖を助長しているとの仮説が成立します。すべてをウイルスや細菌のせいにするのは間違いです。罹患する者とそうでない者がいるのですから起因はあくまで免疫の低下です。311直後の風にのって降り注いだ放射能、食材から知らぬ間に体内に侵入した放射能、ガレキ焼却による放射能散布とそれを吸入したことによる内部被曝、複合汚染の結果の免疫低下がノロウイルスを増長させているのでしょう。いずれにしろ細胞レベルでの臨戦態勢を築き、免疫のトリデを崩壊させないことは今後も健康で生きていたい者の必須課目となります。智慧を絞るしかありません。

さてシナモンについて少し触れておきます。シナモンはクスノキ科クスノキ属植物でその樹幹皮および樹枝支を薬用に用いますので、人間にあっては皮膚や関節や肉部分に効果を発揮し、木全体を骨のような物体と見なせば人間の骨髄や骨や中心部や脳神経にも効くと見立てることが可能です。これが単純にして奥が深い象形薬理というフラクタル解読です。万物はすべて相似形であり一体であるという認識から薬理を解読すると科学的な裏付けがなくとも素人でも食材から適薬を選択できます。そういう視点を身につけて欲しくてくどく解説しております。それで科学的な裏付けでは、免疫と漢方の書によればニッキの白血球、血小板に対する抗放射線作用として、ニッキの成分シナマールやそれを利用した成分である桂皮酸ナトリウムがウサギ白血球を増加することが判明しており、イヌに皮下注射しても同様の効果が確認されています。コバルト60の致死量照射後にマウスやイヌに桂皮酸ナトリウムを与えることなどにより生存率がアップすることもわかっており、また末梢血液中の白血球や血小板の増加も確認されている。臨床応用では気管支喘息、喘息様気管支炎、白血球減少症において著明な実績があがっている。「引経報使・いんけいほうし」とはある生薬が摂取された場合に身体のどこのルートを流れて当該臓器へと至るかを解読した説ですが、ニッキはすべてのルートへの先導役を果たす生薬のツアーコンダクターです。スウィーツ好きの女子はシナモン入りのお菓子などを選択すれば311後の養生法としてはベストです。桂皮はかの800歳まで生きた伝説の仙人・彭祖が「久服」した仙薬のひとつです。もうひとつは芝です。桂と芝の二種の生薬を久服して彭祖はアンチエイジングを達成しました。K先生はすでに芝を常用されておりますからあと340年は生きられます。私は少し出遅れましたがシナモンコーティングのアーモンドを毎日ひと粒頂いてあと360年生きます。これで芝も飲んだら800年ですからそんなには長生きしたくありません(笑)スーパーで売ってるお菓子にも仙薬はあるのです。みなさん自分独自の仙薬を見つけてガレキ放射能の世界を生き抜きましょう。
Posted by 養生法の探求 at 2012年12月15日 05:55
わたくし本日は娘の幼稚園の音楽発表会におきまして午後も休業を頂きまして、昼食後にはコーヒーをがぶ飲み致しましてカフェインにより血管壁が拡張しアドレナリンが脳細胞と副腎髄質と皮膚と腸管上皮から湧き出しまして目が冴えました。コーヒーにはクロロゲン酸という抗酸化物質がありますから被曝により体内に発生する活性酸素を中和し解毒しますし、アラブ世界においては放屁を促し脱糞作用を促進する効能がコーヒーにあるとも聞いております。象形薬理で解読するとコーヒー豆は腎臓によく似ているようにも見受けられます。腎臓機能を活性化するかもしれません。色は黒いのでやはり腎臓かもしくは肝臓でしょうか。味は酸味と苦味、甘味でしょうか。漢方医学では味は五味と称してそれぞれ配当される臓器が決まっております。酸味は肝臓と胆嚢に効くと申しますし、苦味は心臓と小腸、甘味は胃と膵臓です。なかなか多臓器を活性化することになりそうです。まあ、見立てのフラクタル解読ですがこれもひとつの有用な仮説です。まんざらでもないのでそんな知識も取り入れて頂けばより東洋医学的な柔軟な思考法で対処できるかと存じます。

それはともかくも健康に生きていくためにはきわめて厳しい環境になりつつありますのでできるだけ早急に被曝対策を実施できるようにアイデアを挙げてこちらにストックしておきたく思っております。各自でご参照頂きまして参考にするなり自己流にアレンジするなりして身を守る方策を実践できますれば幸いに存じます。

内部被曝を防ぐ方策は解のない方程式です。内部被曝を無視し研究しないことで原発利権は今まで核を推進してきたのですからどこにも内部被曝を防ぐ公式データもエビデンスもありません。ですが、曲がりなりにも私はいち医療者でありますので今までに発表された少ないデータや文献から帰納してそれなりの防御仮説を提案するのは義務なのですからこうして連投しています。え〜と、私はこういう事を他でも今までにやってきてまして以前は友人のブログにメインに出没して被曝軽減策を連投しておりました。その癖がありまして連投し出すととことん連投してしまいますので、飽きずに読んで頂ければまた幸いです(笑)書く側のネタが一通り出揃いますれば今に私も飽きますのでその時にはコメが自然に止まります。それまでの辛抱ですのでひとつよろしくお願い申しあげます。

手元にある漢方と免疫の本から最近はネタを拾っておりますが『著者・駱和生、訳者・丁宗鉄「免疫と漢方」谷口書店』という書物です。特に医師の方が読んでも恐らくは読み応えがあると思いますので僭越ながら紹介させて頂きました。中国医学界における生薬と免疫に関する臨床研究の成果が生薬別に記載されており、最後に総括的にマトメの論考も掲載されております。生薬は全部で34種類、もちろん朝鮮人参をはじめサルノコシカケ科の霊芝、雲芝、猪苓も掲載されておりますし、食材としてお馴染みのシイタケ、ヤマイモ、インゲン豆もまた生薬として登場しております。いずれも優れた免疫活性を促しますので食材としてもご活用下さりますようお願い申しあげます。現代中国の医学界における臨床データ、文献から拾った知見がよくまとめられております。抗放射線作用など喫緊の課題によく対応する本です。医療関係者の方々にも広くご参照頂き被曝対策に御利用頂きますればまた幸いに存じます。

日本のかつての長寿村として名高かった山梨県は旧棡原村については何度も触れておりますが、この村の長老たちの腸内細菌を研究した結果がまた興味深いのです。通常は40代を境に腸内細菌のバランスもエイジングを始めます。ヒトの腸内固有菌は40代までは、いわゆる善玉菌である乳酸菌群が多く、ウェルシュ菌などの悪玉菌が少ないという特徴があるのですが、40代以降は徐々にそのバランスが崩れてウエルシュ菌が優勢、乳酸菌が劣勢という腸内細菌バランスの逆転が生じます。これが自然な老化現象のようですが、棡原村の老人達は40をとっくに過ぎて80を越えても40代以前の腸内細菌バランスを保ち続けたのです。つまり多糖体である粘性物質を豊富に含む里芋と粘性物資を産生して麹菌が豆を発酵させた味噌を一緒に調理した「里芋の味噌煮込み」を半年も主食として食べ続けた習慣がよく棡原村の長老たちの腸内常在菌である固有乳酸菌群を賦活し続けたことが伺えます。固有の腸内細菌は外部から侵入する外来菌と区別して定住菌とも呼びます。被曝はもとから定住する腸内細菌たちの固有バランスを崩壊させ下痢症状を誘発すると思われます。リクビダートルだったナタリアさんの言にある如く被曝により有益な体内外のバクテリアが死滅するのですから当然のこと腸内細菌の固有バランスも崩されます。

結論としましては、やはり多糖体を多く含む食材を「久服」する事はよく腸内の常在バクテリアを賦活し健康で長寿を達成するといえそうです。腸内アンチエイジングのためにも是非に多糖体のご活用をして頂きたく存じます。当家では里芋を茹でて甘味噌だれを付けたり、塩や醤油で味をつけて頂くことを始めております。昨今はノロウイルスなる激しい胃腸症状を誘発するウイルスがパンデミック寸前という世相ですから多糖体やフィトン・チッドの摂取は何よりの防衛策になると確信し実践しております。ネバネバしたものは体内にあっては腸管上皮をくまなく守り、眼や耳や生殖器、肛門などの粘膜が外部に露出する部分をも良く守ると推察できます。両生類や魚類にあっては体表を覆う粘膜が身を守るシールドです。人間も同じく粘膜により守られています。細胞においても多糖体は細胞膜をカバーするシールドの役目を担っています。細胞膜が容易に破壊されることは低線量被曝では常識です。ペトカウ効果こそが細胞膜破壊を立証しています。

では、多糖体、フィトン・チッドあふれる生活と生薬食材を取り入れた食養生があなたの身を守ることをお祈りしております。



Posted by 養生法の探求 at 2012年12月15日 17:34
 小野先生のこの記事欄どこへ行くのかとても楽しみ。すみません、先生のブログで勝手に。

 しばらく前にシナモンの産地を植物辞典(情報はふるいかもですが)で調べたら、日本では和歌山か九州とあったのでOKフードと勝手に認定していたのでうれしくなりました。同じく、キノコがもはや菌床栽培であってもおがくずの産地までわからないし、と去年の夏くらいからは日本産は口にしないようにして、その代わりに割と容易に手に入る乾物の海外産シイタケやきくらげをいただいています。これは続けていけばよいのかと思いました。

 養生法の探求さまの何日か前のコメントの中に、「我が身の実験検証」というご表現がありました。わたしたちひとりひとりが山下某やIAEA/WHO/軍隊の研究者たちの実験材料になるくらいなら、自ら古からの教えや経験則に学びつつ自分で実験しちゃう方がスッキリ。わたしたちは大自然に対し謙虚に学ぶことから生きなおしていくことが精神衛生上も益となるように思えました。

 ひとつ気になったのは、心療内科医のドクターさまがご指摘になった「阿武隈山系の花崗岩層」からくみ上げる飲用水なのですが、この水脈にメルトスルーしてしまった恐ろしい量の放射性物質が悪さをしないのでしょうか。それがなければ、わたしも国王であれば賛成!!なんですが。やはり、汚染のひどいところから集団なりで移住していただいてあたらしく、生きなおせればいいなと心から思っています。

「おれたちは科学的なんだ!」って妄言言ってる推進派にこのような態度で対峙できるなんて!!と、本来怒るべきところで元気になってしまいました。 効用いただきました。まわりの人も元気にしたいです。福島県や周辺地域の方たちと違って少しだけ猶予を頂けてるからこんなことが言えるのです。(どうか、なんとか 退避願いたいです)

 養生法の探求さまが 医の真理に到達されたという書物(2010 10月刊行と意外と新しいご本)、滋賀県内にも1冊蔵書されているということでリクエストしてみました。医のどしろうとですが、ぜひ拝見したいと思いました。
Posted by マツダマツコ at 2012年12月15日 18:04
マツダさん、鍼灸師、鍼灸ジャーナリストの松田博公さんの書いたものは非常にいいですよ。恐らくは普通の一般の方が読んでもたいへんに示唆を受けると思いますので楽しんで読んで下さい。もちろん鍼灸コミュニティー独特の用語も頻出しますが、対談の記録でもありますし、皮膚科学者や医師も登場しますから飽きずに読めますし、好きな所、興味のわいた所だけ読んでもいいです。その他に一般書店で手に入る松田さんの「鍼灸の挑戦」も優れた本です。小冊ですが内容は濃いです。版を重ねており静かなブームが到来している予兆も感じます。岩波新書かと思います。

日本においてはテレビも新聞もほとんど真面目に東洋医学を報じません。それは色々な陰謀が錯綜しておりますが唯一言えるのはすでに人々の心の中から東洋医学が遊離してしまっていることが私は一番悲しく思っております。もちろんこの業界の閉鎖的な姿勢も糾弾されるべきですし、アッピール不足、プレゼン能力の欠如は言うまでもありません。でもやはり大きな陰謀がこのような情報偏差をもたらしていることは確かだろうとこの業界に20年余在籍した者は感じております。ほんのひとりでも東洋医学に対する意識が変化していくことは私には望外の喜びです。東洋医学と西洋医学という呼び方がすでに陰謀なのです。分断統治、双頭戦略は乗っ取りの手口なのです。両者をかみ合わせて団結力を削ぎ混乱に乗じて支配権を奪取するのは常套手段です。二者択一を迫り選択肢がないと思わせる。いや実は選択肢は無限にあるのです。そう思われては困るから圧倒的な情報を一方的に投下し思考能力を喪失させてしまうのです。それがテレビなどのメディアのお仕事です。政治も医療もまったく構造はかわりありませんので注意すれば何を狙っているのか明察できます。

陰謀論はともかく医学はもっと柔軟で多用なのです。なのにいつも東洋医学と西洋医学という対立構造だけを喧伝するから両者には接点がなく戦後の日本の医学界は進行してまいりました。しかし、その中でも心ある西洋医たちが東洋医学界に多大なる貢献をして下さいました。GHQが鍼灸を全面的に廃止しこの国の鍼灸史が途絶する危機を救ったのは華岡青州を曾祖父にもつ西洋医の故・石川日出鶴丸博士でした。その御子息の太刀雄博士は731部隊の生き残りでしたが京都大学の生理学教室においてウサギやガマガエルを長年実験し、皮膚や筋肉と内臓がインタラクティブに相関していることを解明しました。現代におけるツボの科学的な発見をした嚆矢である「体表内臓反射、内臓体壁反射」を確立し、皮膚の電気抵抗が低下するポイントをツボと見立てる「皮電点」の理論を確立されております。

私が勝手に師匠として尊敬しているのはやはり京都帝国大学を卒業され博士号を取得しております外科医だった故・間中善雄博士です。間中博士は後半生をほとんど東洋医学の研究発展に貢献して下さいました。その中でも気という意味不明の用語を情報という言語に置き換えて冒険的な思索を展開する数少ない一般書「からだの中の原始信号」はカウンターメディスンのバイブルと呼んでいいできばえです。東西医学を突き抜けた思想をカウンターメディスンといいます。大脳生理学者の故・品川嘉也博士、操体法の創始者の故・橋本敬三医師、触手療法の創始者である元は世界的な心臓外科の権威であった心臓外科医から指圧療法に転じた故・福増廣幸医師、お灸博士であり現代の徳本翁、灸アンチエイジングの立証者である故・原志免太郎博士など枚挙にいとまがないほど実は西洋医たちは東洋医学界に貢献して下さっています。311後には肥田舜太郎先生が内部被曝における正しい啓蒙をして下さり、こちらの小野先生が今や原発事故の真相と健康被害の予測にかけてはピカイチの正確な情報提供でまた我々を導いて下さっています。

そしてこのコメント欄で交流頂いたK先生からも多大なる示唆を今頂いている次第です。ですからほんの少しでもこうやって交流する場を与えて頂いている恩に報いるためにも早急に私なりの内部被曝対策のコンプリートマニュアル仮説を提示してしまいます。先に触れた漢方と免疫の本にはヤマイモが小児の慢性下痢を治すとの記載があります。ヤマイモにもサポニンがあり、また多糖のマンナンを内包しております。サポニン、多糖はよく免疫を活性化し、また良く腸内細菌を賦活すると言えそうです。免疫の70%を腸扁桃パイエル板が担いますからいかに腸環境が大事かが分かります。けっこうアイテムはそろいつつあります。ご活用頂き、常在ウイルスや常在バクテリアをものともしない肉体を獲得できますれば幸いに存じます。
Posted by 養生法の探求 at 2012年12月16日 06:33
上記コメ中の石川博士の曾祖父は華岡青州の門弟です。華岡青州が石川博士の曾祖父ではありません。まだコメが表示されていませんが間違っていたらと思いまして予備で先回りして訂正しておきます。
Posted by 養生法の探求 at 2012年12月16日 07:53
何か私の手違いでマツダさんあてのコメがひとつ抜けてしまっていますので、また分かるようにコメし直します。取り急ぎでした。
Posted by 養生法の探求 at 2012年12月16日 13:29
院長先生、ご掲示頂きありがとうございました。もうじきまとめたいと思っておりますのでその旨でご了承下さいませ。いままで長々としたコメを快く表示して頂きありがとうございました。ではもう少し補足事項を挙げに来ますのでよろしくお願いします。
Posted by 養生法の探求 at 2012年12月16日 13:53
駆け足で内部被曝に対する防衛マニュアル仮説を提示して参りましたが暫定的にマトメをします。こちらでの交流で浮き上がってきた有効物質は粘性物質の多糖体、サポニン、フィトン・チッドでしたので、今はこの三種を一押しと致します。また自身のブログにて以前に記事にしましたインゲン豆の有効成分のフィトヘマグルチニンについては以下に転載します。

「インゲン豆に含有される成分である植物性血球凝集素フィトヘマグルチニン(PHA)の効用。
1,骨髄造血機能を刺激し、白血球を活性化する。
2,マクロファージの貪食機能を高める。
3,インターフェロンを誘発産生し、ウイルス感染を防ぎ、ウイルスによって殺傷された細胞を破壊する。
4,以上により生体の抗感染能力および抗腫瘍能力を増加すると言える。
5,アレルギー反応を抑制する。
6,ガンに対する高い抑制作用を有する。
7,肝炎および肝硬変に一定の効果をもつ。
8、白血球減少症、リウマチ様関節炎、小児ウイルス性肺炎などにも有効。」

そして私が重視し普段から摂取を心がけている生薬的効能を有する食材群は下記です。

「キウイ、キクラゲ、マイタケ、インゲン豆、トマト、ナメコ、おくら、ヤマイモ、里芋、長芋、大和芋、納豆、味噌汁、漬けもの、梅干し、岩塩、天然の味噌、醤油、酢、ごま塩、高野豆腐、こんにゃく、蕎麦、しじみ、干しぶどう、アーモンド、ナッツ類、青菜類、カボチャ、大根、とうもろこし、豆腐や油揚げなどの大豆製品、乾物(切り干し大根、干しイモ)、海苔、柑橘類、キウイ、バナナ、オレンジ、パイナップル、など非汚染地産の果物、国内産のなるべく汚染されていない産地の新鮮な果物や野菜、ネギや生姜などの香りの強い薬味類、菌類を含む発酵食品。」

風邪の予防法については手前味噌で恐縮ですがこんな策もあります。
http://kouhakudou.blog.fc2.com/blog-entry-306.html

長々しいコメにお付き合い下さりありがとうございました。それなりの情報は提供できたかと存じます。交流頂きました皆さん、よい刺激を受けました。ありがとうございます。また何か言いたくなりましたら登場します。それまでは自身のブログにて情報発信に努めます。院長先生、コメ欄をお借りしまして本当にありがとうございました。
Posted by 養生法の探求 at 2012年12月16日 21:18
 今日の選挙結果。といってもマスメディアからの情報をとるのは気分が悪いので小野先生のツィートなどから知った程度ですが、さらなるストレスの上乗せにかなりまいってしまいました。。からだは元気なんですけど。

 悟りを開いてのびやかに向き合えるといいんですが、おそらく、明日の昼休みのNHK定時ニュースで血圧が倍加するのは確実。ww。

 マスコミ だいっきらいっ!あの戦争好きのやつらと同じくらい。
 ここでさきに吐き出させてもらってちょっとでも楽にさせてもらいました。ごめんなさい。

 実のところ、日本に未練を感じていません。前から。ただし、海外で生きるスキルなんてなんも開拓してこなかったので、いよいよというまでは脱出は考えていません。拠点を変えるための準備は少しずつしてるんですが、実際のところ、備えのあまさが自分でもわかっているくらいの程度のものです。放射能の防御がなんとかできてさらに、不服従ゆえの拘束などが現実味をおびない限りはここにいてできることをしようと思っています、小野先生や、探求先生などのご発言を糧に。(最後まで戦えるヒーローキャラではないんです カッコよくないです、服従はしない諦めの悪いキャラでもあります)

探求先生のブログも少しずつ拝見しております。ドラスティックに日本が変わる局面、あらたなうねりがさらなる負荷をわたしたちに求めてきますが、どうかしばらくおつきあいくださいませ。
Posted by マツダマツコ at 2012年12月17日 00:11
誰だか知らねーが、なげぇよ!
Posted by シード at 2018年09月20日 15:52
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